JP2007162505A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Abstract

【課題】加速時における内燃機関のレスポンスを向上させつつ、エミッションの悪化を抑制することを可能な内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の制御装置は、モデルに従ってスロットル開度や燃料噴射量の制御を行う。詳しくは、遅延抑制制御手段は、加速時における遅延制御の実行を抑制して、スロットル開度をアクセル開度に対して追従させるための制御を行い、燃料増量制御手段は、加速時において空燃比がリッチとなるように、燃料噴射量を増量させるための制御を行い、2次空気供給制御手段は、ストイキに対して不足する空気量を算出し、不足する空気量を補うために2次空気の供給を実行する。これにより、加速時における内燃機関のレスポンスを向上させることができると共に、エミッションの悪化を適切に抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、空燃比を精度良く維持するための制御などを行う内燃機関の制御装置に関する。
従来から、アクセル開度の変化に対して所定の遅延時間後にスロットル開度が追従するように制御し、このスロットル開度に基づいて推定される吸入空気量の算出結果により燃料噴射量を決定する技術(以下、このような制御において用いられる理論を、単に「モデル」と呼ぶ。)が知られている。このようなモデルを用いて制御を行う理由は、主に、精度良くA/F(空燃比)を制御するためである。
例えば、特許文献1には、上記した遅延時間をエンジン回転数に応じて変化させることにより、アクセル操作に対する内燃機関のレスポンスを改善する技術が記載されている。また、特許文献2には、アクセル操作に対して所定の遅延時間後にスロットルを駆動し、対応する燃料量を噴射する技術が記載されている。
特開2003−120404号公報 特公平7−33781号公報
しかしながら、上記した特許文献1及び2に記載された技術では、運転者から加速要求があり、アクセル開度が大きく変化した際にも、アクセル開度の変化に対してスロットル開度を遅れて変化させているため、加速要求に対する内燃機関のレスポンス(例えばトルクの上昇)が遅れる傾向にあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、精度良く空燃比が維持されるように制御を行う内燃機関の制御装置において、加速時における内燃機関のレスポンスを向上させつつ、エミッションの悪化を抑制することが可能な内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、アクセル開度の変化に対して所定の遅延時間後にスロットル開度を追従制御すると共に、前記スロットル開度に対する追従制御に基づいて推定される吸入空気量から決定された燃料噴射量を噴射する遅延制御を行う内燃機関の制御装置は、車両の加速時に、前記遅延制御の実行を抑制して、スロットル開度をアクセル開度に対して追従させるための制御を行う遅延抑制制御手段と、前記遅延抑制制御手段による制御が行われた際に、空燃比がリッチとなるように、燃料噴射量を増量させるための制御を行う燃料増量制御手段と、前記遅延抑制制御手段による制御が行われた際に、ストイキに対して不足する空気量を算出し、前記不足する空気量を補うために2次空気の供給を制御する2次空気供給制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記の内燃機関の制御装置は、モデルに基づいてスロットル開度や燃料噴射量などの制御を行う。具体的には、内燃機関の制御装置は、アクセル開度の変化に対して所定の遅延時間後にスロットル開度を追従制御すると共に、スロットル開度に対する追従制御に基づいて推定される吸入空気量から決定された燃料噴射量を噴射する遅延制御を行う。しかしながら、上記した遅延制御を常に行った場合には、例えば運転者からの急な加速要求があった際も、アクセル開度の変化に対してスロットル開度を遅れて変化させるため、加速要求に対する内燃機関のレスポンスが遅れてしまう場合がある。
そのため、上記の内燃機関の制御装置は、遅延抑制制御手段と、燃料増量制御手段と、2次空気供給制御手段と、を備える。具体的には、遅延抑制制御手段は、遅延制御の実行を抑制して、スロットル開度をアクセル開度に対して追従させるための制御を行う。これにより、加速時における内燃機関のレスポンスの低下を抑制することが可能となる。また、燃料増量制御手段は、空燃比がリッチとなるように、燃料噴射量を増量させるための制御を行う。これにより、加速時における内燃機関のレスポンスを向上させることができる。一方、2次空気供給制御手段は、ストイキに対して不足する空気量を算出し、不足する空気量を補うために2次空気の供給を実行する。これにより、遅延制御を停止することによって発生し得る、エミッションの悪化を抑制することができる。詳しくは、2次空気を触媒に対して導入することによって、触媒による燃料の未然成分の酸化を促進させて、触媒の浄化作用を向上させることができる。以上より、上記の内燃機関の制御装置によれば、加速時における内燃機関のレスポンスを向上させることができると共に、エミッションの悪化を適切に抑制することができる。
上記の内燃機関の制御装置の一態様では、前記遅延抑制制御手段は、前記遅延制御において用いられる前記遅延時間を短縮する。遅延制御時には、アクセル開度の変化から概ね遅延時間の経過後に内燃機関のレスポンスが開始するが、上記の内燃機関の制御装置によれば、アクセル開度の変化から上記の遅延時間よりも短い時間の経過後に、内燃機関のレスポンスを開始させることができる。
好ましくは、前記遅延抑制制御手段は、前記遅延制御において用いられる前記遅延時間を概ね「0」に設定する。これにより、加速時における内燃機関のレスポンスを効果的に向上させることができる。
上記の内燃機関の制御装置の他の一態様では、前記2次空気供給制御手段は、前記燃料増量制御手段によって増量された燃料噴射量と、前記遅延制御において推定される前記吸入空気量とに基づいて、ストイキに対して不足する空気量を算出する。
この態様では、2次空気供給制御手段は、ストイキに対して不足する空気量を、増量された燃料噴射量と、遅延制御において精度良く推定される吸入空気量とに基づいて算出する。このように、高精度に算出された不足する空気量を供給することにより、エミッションの悪化を効果的に抑制することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係る内燃機関の制御装置が適用されたエンジンの概略構成を示す図である。なお、図1では、実線の矢印がガスの流れの一例を示し、破線の矢印が信号の入出力を示している。
エンジン(内燃機関)6には、吸気通路3が接続されており、吸気通路3を通過した吸気が供給される。この場合、エンジン6に供給される吸気の量(以下、「吸入空気量」とも呼ぶ。)は、吸気通路3上に設けられたスロットルバルブ4によって制御される。スロットルバルブ4は、電子スロットルバルブとして構成され、ECU50から供給される制御信号S4によって開度(スロットル開度)が制御される。また、エンジン6には、燃料噴射弁5から噴射された燃料が供給される。この燃料噴射弁5は、ECU50から供給される制御信号S5によって、噴射すべき燃料量(燃料噴射量)が制御される。
エンジン6は、燃焼室6a内で吸気と燃料を爆発させることによって、車両に付与する動力を発生する。この場合、ピストン6bの往復運動がコンロッド6cを介してクランクシャフト(不図示)に伝達されて、クランクシャフトが回転されることによって動力が伝達される。また、エンジン6の燃焼室6aには、吸気弁7と排気弁8が設けられている。この場合、吸気弁7が開弁することによって燃焼室6aへの吸気及び燃料の供給が行われると共に、排気弁8が開弁することによって燃料室6a内のガスの排出が行われる。
更に、エンジン6には排気通路9が接続されており、燃焼によって生じた排気ガスは排気通路9に排出される。そして、排気ガスは、排気通路9上に設けられた触媒10によって浄化される。触媒10は、三元触媒などによって構成され、排気ガス中のNOxやSOxを浄化する。また、触媒10の上流側の排気通路9には、排気通路9に対して空気(2次空気)を供給する2次空気通路11及び2次空気供給装置12が接続されている。2次空気供給装置12は、ポンプなどによって構成され、車両の外部などに存在する大気を2次空気として排気通路9へ導入する。この場合、2次空気供給装置12は、ECU50から供給される制御信号S12によって、排気通路9に対して導入する2次空気の量が制御される。
ECU(Engine Control Unit)50は、図示しないCPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インタフェイスなどを含んで構成される。ECU50は、主に、アクセル開度センサ25が検出するアクセル開度に対応する検出信号S25を取得し、前述したスロットルバルブ4、燃料噴射弁5、及び2次空気供給装置12に対して制御信号S4、S5、S12を供給することによって、これらに対する制御を行う。
ここで、ECU50が行う制御方法の基本概念について説明する。
基本的には、ECU50は、A/Fが精度良く維持されるように、モデルに基づいてスロットル開度や燃料噴射量の制御を行う。具体的には、ECU50は、アクセル開度の変化に対して所定の遅延時間後にスロットル開度を追従制御すると共に、スロットル開度に対する追従制御に基づいて推定される吸入空気量から燃料噴射量を決定し、決定された燃料噴射量を噴射させる制御を行う。以下では、このような制御を「遅延制御」とも呼ぶ。しかしながら、上記したモデルに基づいて遅延制御を行った場合には、例えば運転者からの急な加速要求があった際(即ちアクセル開度が大きく変化した際)にも、アクセル開度の変化に対してスロットル開度を遅れて変化させるため、加速要求に対する内燃機関のレスポンス(具体的にはトルクの立ち上がりなど)が遅れてしまう場合がある。
したがって、EUC50は、車両の加速時、例えば急な加速要求があった際には、上記したモデルに基づいた制御の実行を停止し、以下の制御を実行する。まず、ECU50は、遅延制御の実行を抑制して、前述した遅延制御において用いられる、アクセル開度の変化に対するスロットル開度の変化の遅延時間を短縮する制御(以下、「遅延抑制制御」とも呼ぶ。)を行う。即ち、ECU50は、スロットル開度をアクセル開度の変化に即座に追従させるための制御を行う。このような遅延抑制制御を行うことにより、加速時におけるエンジン6のレスポンスの低下を抑制することが可能となる。
更に、ECU50は、A/Fがリッチになるように、燃料噴射量を増量する制御(以下、「燃料増量制御」とも呼ぶ。)を行う。燃料噴射量は基本的にはアクセル開度変化によって推定される吸入空気量から求められるが、ECU50は、加速時には、このようにして得られる燃料噴射量を増量した燃料が噴射されるように制御を行う。上記した燃料増量制御を行うことにより、加速時においてA/Fがリッチとなるため、加速時におけるエンジン6のレスポンスを向上させることができる。
また、ECU50は、遅延抑制制御が行われた際に、ストイキ(理論空燃比)に対して不足する空気量を算出し、不足する空気量を補うために排気通路9に対して2次空気を導入する制御(以下、「2次空気供給制御」と呼ぶ。)を行う。詳しくは、ECU50は、アクセル開度に対応する実際の吸入空気量を算出し、算出された吸入空気量と増量された燃料噴射量とに基づいて、ストイキに対して不足する空気量(以下、「不足空気量」と呼ぶ。)を算出する。そして、ECU50は、算出された不足空気量が、2次空気供給装置12から排気通路9に対して供給されるように制御を行う。上記した遅延抑制制御及び燃料増量制御によって、言い換えるとモデルに従った制御を停止することによって、空燃比が目標値(良好なエミッションが得られるような値)からずれてしまうが、2次空気供給制御によって不足空気量を排気通路9に対して供給することにより、モデルに従った制御を停止することによって発生し得る、エミッションの悪化を抑制することができる。詳しくは、2次空気を触媒10に導入することによって、触媒10による燃料の未然成分の酸化を促進させて、触媒10の浄化作用を向上させることができる。また、2次空気供給制御では、精度良く算出される排気空燃比から必要な不足空気量を高精度に算出し、この不足空気量を排気通路9に対して供給するため、エミッションの悪化を効果的に抑制することが可能となる。
このように、本実施形態では、車両が加速時にあるときには、遅延抑制制御、燃料増量制御、及び2次空気供給制御(以下、これらをまとめて「加速時制御」と呼ぶ。)を実行する。これにより、加速時におけるエンジン6のレスポンスを向上させることができると共に、レスポンスを向上させたことに起因するエミッションの悪化も効果的に抑制することができる。以上のように、ECU50は、本発明に係る内燃機関の制御装置として機能し、遅延抑制制御手段、燃料増量制御手段、及び2次空気供給制御手段として動作する。
図2は、遅延制御を行ったときのスロットル開度変化と、本実施形態に係る加速時制御を行ったときのスロットル開度変化を示す。図2(a)〜(c)は、それぞれ横軸に時間を示している。図2(a)は、加速時におけるアクセル開度の変化を示している。図2(b)は、図2(a)に示すアクセル開度の変化に対して、遅延制御を行ったときのスロットル開度の変化を示している。図2(c)は、図2(a)に示すアクセル開度の変化に対して、本実施形態に係る加速時制御を行ったときのスロットル開度の変化を示している。
図2(b)より、遅延制御においては、アクセル開度の変化に対してスロットル開度を遅延させているため、アクセル開度の変化とスロットル変化との間には遅延時間Dが発生する。例えば、遅延時間Dは32(ms)程度に設定されている。一方、図2(c)に示すように、本実施形態に係る加速時制御においては、ECU50は、アクセル開度の変化に対するスロットル開度の遅延を抑制する。具体的には、ECU50は、遅延時間を概ね「0」にする。したがって、アクセル開度の変化とスロットル変化との間には、遅延時間がほとんど発生していないことがわかる。そのため、本実施形態に係る加速時制御によれば、加速時におけるエンジン6のレスポンスを向上させることができる。
[加速時制御]
次に、図3を用いて、本実施形態に係る加速時制御を具体的に説明する。図3は、加速時制御を示すフローチャートである。なお、この制御は、ECU50によって所定の周期で繰り返し実行される。
まず、ステップS101では、ECU50は、アクセル開度変化が基準値以上であるか否かを判定する。ここでは、運転者から加速要求があったか否かを判定している。具体的には、ECU50は、アクセル開度センサ25から供給される検出信号S25に基づいて判定を行う。アクセル開度変化が基準値以上である場合(ステップS101;Yes)、処理はステップS102に進み、アクセル開度変化が基準値未満である場合(ステップS101;No)、処理は当該フローを抜ける。
ステップS102では、ECU50は、モデルによる遅延制御を停止し、アクセル開度によって規定されるスロットル開度に即追従させる。例えば、ECU50は、遅延制御における遅延時間を概ね「0」にして、遅延抑制制御を実行する。この場合、ECU50は、スロットルバルブ4に対して制御信号S4を供給することによって遅延抑制制御を実行する。このような制御を行うのは、遅延制御に起因する加速時におけるレスポンスの低下を抑制するためである。以上の処理が終了すると、処理はステップS103に進む。
ステップS103では、ECU50は、A/Fがリッチになるように、想定される燃料噴射量を増量する制御を実行する。即ち、ECU50は、アクセル開度変化によって推定される吸入空気量から求められる燃料噴射量(以下、「基本噴射量」とも呼ぶ。)に対して、増量した燃料を噴射させる制御(燃料増量制御)を実行する。例えば、ECU50は、エンジン6の運転状態などから規定されるマップ、又は演算式を用いて、基本噴射量から増量すべき燃料の量を決定する。また、他の例では、ECU50は、基本噴射量の2割増し又は3割増しの量を、増量後の燃料噴射量として決定する。ステップS103に係る制御は、ECU50が燃料噴射弁5に対して制御信号S5を供給することによって実行される。このように、A/Fがリッチになるように燃料を増量するのは、加速時におけるエンジン6のレスポンスを向上させるためである。以上の処理が終了すると、処理はステップS104に進む。
ステップS104では、ECU50は、モデルを用いて吸入空気量を算出する。この場合、ECU50は、エンジン6の気筒に実際に流入した吸入空気量を算出する。このようにして算出された吸入空気量は、後述するステップS105の2次空気供給制御において用いられる。以上の処理が終了すると、処理はステップS105に進む。
ステップS105では、ECU50は、燃料噴射量に対してストイキに足らない分の空気(不足空気量)を、2次空気の導入によって補正する。具体的には、ECU50は、ステップS104で算出された吸入空気量と、ステップS103において増量された燃料噴射量とに基づいて、不足空気量を算出する。そして、ECU50は、不足空気量に対応する2次空気が、2次空気供給装置12から排気通路9に対して供給されるように制御(2次空気供給制御)を行う。また、ECU50は、このような2次空気の供給を排気工程において行う。このような制御を行うのは、上記した遅延抑制制御及び燃料増量制御によって発生し得る、エミッションの悪化を抑制するためである。言い換えると、2次空気を触媒10に導入することによって、触媒10による燃料の未然成分の酸化を促進させて、触媒10の浄化作用を向上させるためである。なお、ステップS105の制御は、ECU50が2次空気供給装置12に対して制御信号S12を供給することによって実行される。以上の処理が終了すると、処理は当該フローを抜ける。
このように、本実施形態に係る加速時制御によれば、加速時におけるエンジン6のレスポンスを向上させることができると共に、エミッションの悪化を適切に抑制することができる。
[変形例]
なお、上記した遅延抑制制御においては、アクセル開度の変化に対するスロットル開度の変化の遅延時間を「0」とすることが好ましいが、完全に「0」としなくても、通常の遅延制御で用いる遅延時間よりも十分にも短くすれば、エンジン6のレスポンスの遅れを改善することができる。よって、本発明における遅延抑制制御は、アクセル開度変化に対するスロットル開度変化の遅延時間を「0」とする場合のみならず、通常の遅延制御時における遅延時間に対して十分に短くする場合を含むものとする。
本発明の実施形態に係る内燃機関の制御装置が適用されたエンジンの概略構成図である。 遅延制御と本実施形態に係る加速時制御との比較を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る加速時制御のフローチャートである。
符号の説明
3 吸気通路
4 スロットルバルブ
5 燃料噴射弁
6 エンジン
9 排気通路
10 触媒
12 2次空気供給装置
25 アクセル開度センサ
50 ECU

Claims (4)

  1. アクセル開度の変化に対して所定の遅延時間後にスロットル開度を追従制御すると共に、前記スロットル開度に対する追従制御に基づいて推定される吸入空気量から決定された燃料噴射量を噴射する遅延制御を行う内燃機関の制御装置であって、
    車両の加速時に、前記遅延制御の実行を抑制して、スロットル開度をアクセル開度に対して追従させるための制御を行う遅延抑制制御手段と、
    前記遅延抑制制御手段による制御が行われた際に、空燃比がリッチとなるように、燃料噴射量を増量させるための制御を行う燃料増量制御手段と、
    前記遅延抑制制御手段による制御が行われた際に、ストイキに対して不足する空気量を算出し、前記不足する空気量を補うために2次空気の供給を制御する2次空気供給制御手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記遅延抑制制御手段は、前記遅延制御において用いられる前記遅延時間を短縮することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記遅延抑制制御手段は、前記遅延制御において用いられる前記遅延時間を概ね「0」に設定することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記2次空気供給制御手段は、前記燃料増量制御手段によって増量された燃料噴射量と、前記遅延制御において推定される前記吸入空気量とに基づいて、ストイキに対して不足する空気量を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
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JP2016164385A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 富士重工業株式会社 内燃機関の制御装置

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