JP2018044454A - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

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勝治 和田
祐一郎 村田
Yuichiro Murata
祐一郎 村田
智子 森田
Tomoko Morita
智子 森田
隆史 木本
Takashi Kimoto
隆史 木本
雄一 松尾
Yuichi Matsuo
雄一 松尾
浩樹 竹折
Hiroki Takeori
浩樹 竹折
宗和 木村
Munekazu Kimura
宗和 木村
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【課題】ドライバによる運転態様によらず安定して還元処理の実行に伴う燃費の悪化を抑制できる内燃機関の排気浄化システムを提供すること。【解決手段】排気浄化システムは、運転モードをリーンバーン運転及びストイキ運転で切り替える運転モード切替手段と、リーン雰囲気で排気中のNOxを捕捉し、リッチ雰囲気で捕捉したNOxを還元浄化するLNT触媒と、NOx吸着量を推定するNOx吸着量推定手段と、NOx吸着量が閾値Th_finalを超えた場合には、LNT触媒における排気をリッチ雰囲気にする還元処理を開始する還元制御手段と、を備える。還元制御手段は、ストイキ運転の実行中は、リーンバーン運転の実行中に参照される基本閾値Th_leanよりも小さな基本閾値Th_stoicを参照することにより、閾値Th_finalをリーンバーン運転の実行中よりも小さく設定する。【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化システムに関する。より詳しくは、リーン雰囲気で排気中のNOxを捕捉し、リッチ雰囲気で捕捉したNOxを還元浄化するNOx浄化触媒を備える内燃機関の排気浄化システムに関する。
リーンバーン運転が可能なリーンバーンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関の排気を、リーンNOx浄化触媒を用いて浄化する排気浄化システムは広く実用化されている。リーンNOx浄化触媒は、排気の空燃比がリーン雰囲気であるときには排気に含まれるNOxを捕捉し、その下流に排出しないようにし、排気の空燃比がリッチ雰囲気であるときにはそれまでに捕捉しておいたNOx及び新たに流入する排気に含まれるNOxを還元浄化する機能がある。
リーンNOx浄化触媒で捕捉できるNOxの量には限りがある。このため、リーンNOx浄化触媒を備えた排気浄化システムでは、リーンNOx浄化触媒における排気を所定期間にわたってリッチ雰囲気に維持し、リーンNOx浄化触媒におけるNOxの還元浄化を促す還元処理が適宜行われる(例えば、特許文献1参照)。
ところで還元処理では排気の空燃比をリッチ雰囲気まで下げる必要があるため、還元処理には余分な燃料の消費が伴う。またこの還元処理に伴う余分な燃料の消費量は、還元処理を行う際における排気の空燃比が高いほど多くなる。そこで特許文献1の排気浄化システムでは、内燃機関における燃料噴射量が所定燃料増加率以上の増加率で所定燃料増加量以上増加した場合、すなわち内燃機関の運転状態が加速運転状態である場合に、還元処理を実行する。特許文献1の排気浄化システムでは、このような運転状態、すなわち排気の空燃比が低くなる状態を選んで還元処理を実行することにより、還元処理に伴う燃料の消費量を抑制する。
特開2008−38626号公報
しかしながら特許文献1の排気浄化システムのように、特定の運転状態でのみ還元処理を実行すると、還元処理の1回当たりの余分な燃料消費量を抑制できるものの、短時間の還元処理の実行頻度が増えてしまい、かえって燃費が悪化する場合もある。また特許文献1の排気浄化システムでは、燃料噴射量の増加率に着目しているため、例えば登坂時のような加速後の高負荷運転時は、還元処理に伴う燃費の悪化度合いが低いにも関わらず、還元処理が実行されない場合もあるため、燃費の悪化を十分に抑制できないおそれもある。
本発明は、ドライバによる運転態様によらず安定して還元処理の実行に伴う燃費の悪化を抑制できる内燃機関の排気浄化システムを提供することを目的とする。
(1)内燃機関の排気浄化システム(例えば、後述の排気浄化システム2)は、少なくともリーンバーン運転及びストイキ運転が可能な内燃機関(例えば、後述のエンジン1)と、ドライバ要求及び前記内燃機関の運転状態に基づいて前記内燃機関の運転モードを前記リーンバーン運転及び前記ストイキ運転で切り替える運転モード切替手段(例えば、後述のECU7)と、前記内燃機関の排気通路(例えば、後述の排気管11)に設けられ、リーン雰囲気で排気中のNOxを捕捉し、リッチ雰囲気で捕捉したNOxを還元浄化するNOx浄化触媒(例えば、後述の下流触媒コンバータ32及びLNT触媒)と、前記NOx浄化触媒におけるNOx捕捉量を推定するNOx捕捉量推定手段(例えば、後述のECU7)と、前記NOx捕捉量(例えば、後述のNOx吸着量ΣNOx)が閾値(例えば、後述のリッチ判定閾値Th_final)を超えた場合には、前記NOx浄化触媒における排気をリッチ雰囲気にする還元処理を開始する還元制御手段(例えば、後述のECU7)と、を備える。前記還元制御手段は、前記ストイキ運転の実行中は前記リーンバーン運転の実行中よりも前記閾値を小さく設定することを特徴とする。
なお本発明でリーン雰囲気とは、NOx浄化触媒における排気中の酸素濃度が炭化水素や一酸化炭素等の還元成分の濃度に対して相対的に高い状態をいう。このリーン雰囲気は、具体的には、例えば内燃機関における空燃比をストイキよりリーンにすることによって実現される。また本発明でリッチ雰囲気とは、NOx浄化触媒における排気中の酸素濃度が上記還元成分の濃度に対して相対的に低い状態をいう。このリッチ雰囲気は、具体的には、例えばアフター噴射等を行うことによって内燃機関の空燃比をストイキよりリッチにしたり、ポスト噴射を行ったり排気管に設けられた燃料インジェクタで排気中に燃料を噴射したりすることでNOx浄化触媒へ未燃燃料を供給することによって実現される。
(2)この場合、前記還元制御手段は、前記ストイキ運転の実行中でありかつ前記内燃機関の運転状態が過渡状態である場合には、前記NOx捕捉量が前記閾値を超えても前記還元処理を開始しないことが好ましい。
(1)本発明の排気浄化システムでは、内燃機関の運転モードをドライバ要求に応じてリーンバーン運転とストイキ運転とで切り替えながら、NOx浄化触媒におけるNOx捕捉量を推定し、このNOx捕捉量が閾値を超えた場合にはNOx浄化触媒における排気をリッチ雰囲気にする還元処理を開始する。また本発明の排気浄化システムでは、ストイキ運転の実行中はリーンバーン運転の実行中よりも、上述のNOx捕捉量に対する閾値を小さく設定する。これにより本発明では、還元処理の実行に伴う燃費の悪化度合いが比較的低いストイキ運転の実行中は、還元処理の実行に伴う燃費の悪化度合いが比較的高いリーンバーン運転の実行中よりも、還元処理が実行されやすくなるため、還元処理の実行に伴う燃費の悪化を防止できる。また本発明では、上述のように運転モードに応じて閾値を持ち替えることにより、リーンバーン運転の実行中はストイキ運転の実行中よりも還元処理が実行されにくくなるものの、それでもNOx捕捉量が閾値を超えた状態が継続することはないため、リーンバーン運転が長時間にわたり継続して行われた場合でもNOx浄化触媒によるNOx浄化性能が過度に低下することはない。また特許文献1の排気浄化システムでは、燃料噴射量の増加率に高くなる特定の運転状態を選んで還元処理を実行することにより、後に図10を参照して説明するように、加速中に還元処理に伴う燃費の向上に十分に寄与しない領域(より具体的には、リーンバーン運転が実行される領域)で還元処理が実行される場合もあるが、本発明では運転モードに応じて閾値を持ち替えることにより、このような燃費の向上に寄与しない領域における還元処理の実行を極力抑制できる。
(2)本発明の排気浄化システムでは、ストイキ運転の実行中でありかつ内燃機関の運転状態が過渡状態である場合、すなわち内燃機関の燃料噴射量や車速の増減が大きい場合には、NOx捕捉量が閾値を超えていても還元処理を開始しない。後に図10を参照して説明するように、運転状態が過渡状態である場合、還元処理を開始する時点では内燃機関の運転モードがストイキ運転であっても、その後一時的にリーンバーン運転に切り替わる場合がある。この場合、還元処理を開始した後、還元処理を実行している間に運転モードがリーンバーン運転に切り替わることにより、還元処理による燃料の消費量が結果として増加するおそれがある。これに対し本発明の排気浄化システムでは、ストイキ運転の実行中でありかつ運転状態が過渡状態である場合には、還元処理の開始を禁止することにより、上述のようにその後運転モードが切り替わることによる燃費の悪化を抑制できる。
本発明の一実施形態に係るエンジン及びその排気浄化システムの構成を示す図である。 LNT触媒の還元制御処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 LNT触媒の還元制御処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 ストイキ運転条件判断処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 運転モード決定マップの一例を示す図である。 基本閾値マップの一例を示す図である。 吸着量補正係数マップの一例を示す図である。 初期設定処理の具体的な手順を示す図である。 目標空燃比設定マップの一例を示す図である。 許容空気量設定マップの一例を示す図である。 図4の運転モード決定マップに、車両の加速時に経由すると思われる3つの運転ポイントをプロットした図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る内燃機関(以下、「エンジン」という)1及びその排気浄化システム2の構成を示す図である。排気浄化システム2は、エンジン1の排気ポートから延びる排気管11に設けられた触媒浄化装置3と、これらエンジン1及び触媒浄化装置3を制御する電子制御ユニット(以下、「ECU」との略称を用いる)7と、を備える。
エンジン1は、燃焼空燃比をストイキよりもリーンとする所謂リーンバーン運転を基本とし、アクセルペダルが大きく踏み込まれた時などの高負荷運転時には燃焼空燃比をストイキ近傍とする所謂ストイキ運転を間欠的に行うもの、より具体的には例えばディーゼルエンジンやリーンバーンガソリンエンジン等であるが、これに限るものではない。エンジン1には、各シリンダに燃料を噴射する燃料噴射弁17が設けられている。この燃料噴射弁17を駆動するアクチュエータは、ECU7からの制御信号に応じて電磁的に接続されている。ECU7は、図示しない燃料噴射制御の下で燃料噴射弁17からの燃料噴射量や燃料噴射時期を決定し、これが実現されるように燃料噴射弁17を駆動する。
触媒浄化装置3は、それぞれ排気管11に設けられた上流触媒コンバータ31と、下流触媒コンバータ32と、温度センサ33と、空燃比センサ35と、エアフローメータ36と、クランク角度位置センサ37と、アクセル開度センサ38と、を備える。
上流触媒コンバータ31は、フロースルー型のハニカム構造体を基材として、この基材にPdやPt等の貴金属を含む三元触媒を担持して構成される。三元触媒は、排気の空燃比がストイキ近傍に制御されると、排気に含まれるHC,CO及びNOxを三元浄化反応によって合せて浄化する。また三元触媒は、排気の空燃比がリーン雰囲気に制御されると、排気に含まれるHC及びCOを酸化することによってこれらを浄化する。
下流触媒コンバータ32は、フロースルー型のハニカム構造体を基材として、この基材に排気中のNOxを浄化するNOx浄化触媒としてのLNT触媒を担持して構成される。LNT触媒は、排気の空燃比がリーン雰囲気であるときに排気に含まれるNOxを吸着し、排気の空燃比がリッチ雰囲気であるときに排気中のHCやCOを還元剤として、リーン雰囲気時に吸着しておいたNOx及び新たに流入するNOxを還元することによってこれを浄化する。
このリーン雰囲気においてLNT触媒で吸着できるNOxの量には限りがあり、またNOx吸着量が多くなるほど、LNT触媒におけるNOxの吸着効率も低下する傾向がある。そこでECU7では、後に図2A及び図2B等を参照して説明するように、LNT触媒における排気の空燃比を所定時間にわたり継続してリッチ雰囲気にする還元処理を間欠的に実行しており、これによりLNT触媒におけるNOxの吸着効率を高く維持している。
温度センサ33は、例えば、排気管11のうち下流触媒コンバータ32の上流側に設けられる。温度センサ33は、下流触媒コンバータ32に流入する排気の温度を検出し、検出値に応じた信号をEC7に送信する。ECU7では、この温度センサ33の出力信号に基づいて、下流触媒コンバータ32に担持されているLNT触媒の温度(以下、単に「触媒温度」ともいう)を算出する。
空燃比センサ35は、例えば、排気管11のうち上流触媒コンバータ31の上流側に設けられる。空燃比センサ35は、上流触媒コンバータ31に流入する排気の酸素濃度(空燃比)に略比例した検出信号をECU7へ送信する。空燃比センサ35には、その出力信号が、検出箇所における空燃比に略比例したリニアな特性を有する所謂LAFセンサが用いられる。
エアフローメータ36は、エンジン1の吸気管12に設けられ、吸気管12を流れる吸気の流量に応じた信号をECU7へ送信する。ECU7では、このエアフローメータ36の出力信号に基づいて、エンジン1に新たに供給される空気の量(以下、「吸入空気量」ともいう)を算出する。
クランク角度位置センサ37は、エンジン1のクランク軸の回転角度を検出するとともに、所定のクランク角ごとにパルスを発生し、そのパルス信号をECU3に送信する。エンジン1の回転数NEは、このパルス信号に基づいてECU7により算出される。アクセル開度センサ38は、車両の図示しないアクセルペダルの踏み込み量を検出し、検出値に略比例した検出信号をECU7へ送信する。ECU7は、これらアクセルペダルの踏み込み量及びエンジン回転数NEに基づいて、エンジン1に対する要求トルクTRQを算出する。
ECU7は、センサの検出信号をA/D変換するI/Oインターフェース、後述の図2A、図2B、図3及び図7等に示すフローチャートに沿った処理を実行するCPU、この処理の下で決定した態様で各種デバイスを駆動する駆動回路、及び後述の図4、図5、図6、図8、及び図9のマップ等の各種データを記憶するRAMやROM等で構成されるマイクロコンピュータである。
図2A及び図2Bは、LNT触媒の還元制御処理の具体的な手順を示すフローチャートである。図2A及び図2Bの処理は、例えば、イグニッションスイッチがオンにされエンジンが始動したことに応じてECUにおいて所定の制御周期毎に実行される。
図2A及び図2Bの還元制御処理の具体的な手順について説明する前に、本実施形態に係る還元制御処理において用いられる2つのフラグについて説明する。図2A及び図2Bの還元制御処理では、ストイキモードフラグF_stoicと還元リッチフラグF_richとの2つのフラグが規定されている。
ストイキモードフラグF_stoicとは、現在選択されているエンジンの運転モードを規定するフラグである。また本実施形態では、エンジンの運転モードとしてストイキ運転とリーンバーン運転との2つの運転モードが規定されている。そして以下で説明するように、現在選択されている運転モードがストイキ運転である場合、フラグF_stoicは1にセットされ、現在選択されている運転モードがリーンバーン運転である場合、フラグF_stoicは0にセットされるようになっている。
また還元リッチフラグF_richとは、現在、LNT触媒の還元処理が要求されている状態であること及びLNT触媒の還元処理が実行中であることを示すフラグである。以下で説明するように、現在、還元処理が要求されている場合及び還元処理が実行中である場合には、フラグF_richは1にセットされ、それ以外の場合にはフラグF_richは0にセットされるようになっている。
始めにS1では、ECUは、ストイキモードフラグF_Stoicを更新するストイキ運転条件判断処理を実行し、S2に移る。
図3は、ストイキ運転条件判断処理の具体的な手順を示すフローチャートである。
始めにS31では、ECUは、LNT触媒が活性状態に達しているか否かを判別する。より具体的には、ECUは、LNT触媒の触媒温度TLNTを取得し、取得した触媒温度TLNTがLNT触媒の所定の活性温度以上であるか否かを判別することによって、LNT触媒が活性状態に達しているか否かを判別する。S31の判別がNOである場合、ECUは、運転モードとしてストイキ運転モードを選択し、LNT触媒よりも上流側に設けられた三元触媒を用いて排気を浄化するべくフラグF_stoicの値を1にセットし(S32参照)、図3の処理を終了する。
S31の判別がYESである場合、ECUは、ドライバによるアクセルペダルの踏み込み量に応じて定められるエンジン要求トルクTRQ及びエンジン回転数NEを取得し、これらを用いて、例えば図4に示すような運転モード決定マップを検索することにより、エンジンの運転領域が、リーンバーン運転に適したリーンバーン領域内であるか否かを判定する(S33参照)。図4の例では、エンジンの全運転領域において、リーンバーン領域は低回転かつ低負荷の領域に定義されており、ストイキ領域はリーンバーン領域に対し高回転の領域、高負荷の領域、及び高回転かつ高負荷の領域に定義されている。S33の判別がYESである場合、ECUは、運転モードとしてリーンバーン運転を選択し、LNT触媒を用いて排気のNOxを浄化するべくフラグF_stoicの値を0にセットし(S34参照)、図3の処理を終了する。S33の判別がNOである場合、ECUは、運転モードとしてストイキ運転を選択するべく、S32に移り、フラグF_stoicの値を1にセットし、図3の処理を終了する。
なお、図示しない燃料噴射制御では、上述のストイキ運転条件判断処理においてフラグF_stoicの値が0にセットされた場合には、エンジンにおける空燃比をストイキよりリーンにし、三元触媒及びLNT触媒にはリーン雰囲気の排気を供給するリーンバーン運転が実行される。またこの燃料噴射制御では、フラグF_stoicの値が1にセットされた場合には、空燃比センサの出力を利用したフィードバック制御を実行することによって、三元触媒における排気の空燃比をストイキ雰囲気にするストイキ運転が実行される。
図2A及び図2Bに戻り、S2では、ECUは、リッチ還元フラグF_richが1であるか否かを判別する。S2の判別がNOである場合、ECUは、S3に移り、ストイキモードフラグF_stoicが0であるか否か、すなわち現在実行中の運転モードがリーンバーン運転であるか否かを判別する。S3の判別がYESである場合、ECUは、S4に移り、エンジン要求トルクTRQ及びエンジン回転数NEを用いて、例えば図示しないマップを検索することにより、前回制御周期から今回制御周期までの間にLNT触媒に流入したNOx量に相当するフィードNOx量Feed_NOxの値を算出し、S5に移る。S5では、ECUは、LNT触媒の触媒温度TLNTを取得し、取得した触媒温度TLNTを用いて、例えば図示しないマップを検索することにより、LNT触媒におけるNOx浄化率ηNOx(より具体的には、リーンバーン運転時におけるLNT触媒のNOx吸着率)の値を算出し、S6に移る。
S6では、ECUは、フィードNOx量Feed_NOxに浄化率ηNOxを乗算することによって、前回制御周期から今回制御周期までの間にLNT触媒で吸着されたNOxの量に相当する新規吸着量ΔNOxを算出し、これを積算することにより、LNT触媒におけるNOx吸着量ΣNOxの値を算出し、S7に移る。換言すれば、ECUは、NOx吸着量ΣNOxの前回制御周期時における値に新規吸着量ΔNOxを加算することにより、NOx吸着量ΣNOxの値を更新する。
S7では、ECUは、要求トルクTRQ及びエンジン回転数NEを用いて、例えば図5に例示する基本閾値マップを検索することによって後述のリッチ判定閾値Th_finalに対する基本値となるリーンバーン運転時基本閾値Th_leanの値を算出し、S8に移る。
図5は、基本閾値マップの一例を示す図である。なお図5では、縦軸をNOx吸着量ΣNOxと同じ次元を有する物理量である基本閾値Th_lean(又は後述のTh_stoic)とし、横軸を要求トルクTRQとした例を示す。基本閾値のエンジン回転数NEに対する特性は、基本閾値の要求トルクTRQに対する特性とほぼ同じであるので、図5では図示を省略する。図5に例示するマップによれば、基本閾値Th_leanは、要求トルクTRQが大きくなるほど、或いはエンジン回転数NEが大きくなるほど、小さな値に設定される。
S8では、ECUは、LNT触媒の触媒温度TLNTを取得し、取得した触媒温度TLNTを用いて、例えば図6に例示する吸着量補正係数マップを検索することにより、上記リーンバーン運転時基本閾値Th_leanに対する無次元の補正係数に相当する吸着量補正係数Ktempの値を算出し、S9に移る。
図6は、吸着量補正係数マップの一例を示す図である。図6に例示するマップによれば、補正係数Ktempは、触媒温度TLNTに対し下に凸の特性がある。すなわち図6のマップによれば、補正係数Ktempは、触媒温度TLNTが図6における中温領域では、この中温領域より低温の低温領域又はこの中温領域より高温の高温領域よりも小さな値に設定される。これはLNT触媒で吸着できるNOxの量(以下、「NOx吸着可能量」とも言う)は、触媒温度によって変化するとともに、このNOx吸着可能量は触媒温度に対し下に凸の特性があることを反映させたものである。すなわち、LNT触媒の還元処理は、LNT触媒におけるNOx吸着量がこのNOx吸着可能量を超えてしまう前に行わなければならない。そこで、図6のマップでは、低温領域や高温領域と比較してNOx吸着可能量が少なくなる中温領域では、補正係数Ktempの値を低温領域や高温領域よりも小さな値に設定し、リーンバーン運転時基本閾値Th_leanを小さな値へ補正し、これにより中温領域ではNOx還元処理が実行されやすくなるようにしている。
S9では、ECUは、リーンバーン運転時基本閾値Th_leanに補正係数Ktempを乗算することにより、リッチ判定閾値Th_finalの値を算出し、S10に移る。S10では、ECUは、NOx吸着量ΣNOxがリッチ判定閾値Th_finalより小さいか否かを判定する。S10の判別がYESである場合、ECUは、まだLNT触媒の還元処理を開始する時期に達していないと判断し、図2A及び図2Bの処理を終了する。またS10の判別がNOである場合、ECUは、LNT触媒の還元処理を開始する時期に達したと判断し、S12に移る。S12では、ECUは、還元処理の実行に必要な各種パラメータの値を設定する初期設定処理(図7参照)を実行した後、還元処理を開始するべく図2AのS22に移る。
図7は、初期設定処理の具体的な手順を示すフローチャートである。
始めにS51では、ECUは、現在のNOx吸着量ΣNOxを用いて、例えば図8に例示するような目標空燃比設定マップを検索することにより、これから開始する還元処理の実行中における排気の空燃比の目標値に相当する目標リッチ空燃比AF_Rの値を算出し、S52に移る。図8に示すように、目標リッチ空燃比AF_Rは、ストイキよりリッチの範囲内で設定される。また図8のマップによれば、現在(還元処理を開始する直前)のNOx吸着量ΣNOxが少ないほど、還元処理を短時間で終了できるように目標リッチ空燃比AF_Rは小さな値に設定される。
S52では、ECUは、要求トルクTRQ及びエンジン回転数NEを取得し、これらを用いて、例えば図9に例示するような許容空気量設定マップを検索することにより、還元処理の実行が許可される吸入空気量の範囲に相当する還元時空気量下限値Qair_L及び還元時空気量上限値Qair_Hの値を算出し、S53に移る。還元処理の実行中は、空燃比センサを用いたフィードバック制御によって排気の空燃比が目標リッチ空燃比AF_Rに制御される。このため、吸入空気量が要求トルクTRQ及びエンジン回転数NEによって定められる量に対し過剰に多い状態や少ない状態で還元処理を実行すると、ドライバの要求に反して大きなトルクや小さなトルクが発生するトルクショックが発生する場合がある。そこでこのようなトルクショックの発生を抑制するため、後にS22〜S23において説明するように、還元処理は、吸入空気量Qairがこれら下限値Qair_Lと上限値Qair_Uとの間にある場合にのみ実行される。図9のマップによれば、要求トルクTRQ又はエンジン回転数NEが大きくなるほど、これら還元時空気量上限値Qair_U及び還元時空気量下限値Qair_Lは大きな値に設定される。
S53では、ECUは、還元リッチフラグF_richの値を1にセットし、図7の処理を終了する。
図2A及び図2Bに戻り、S3の判別がNOである場合、ECUは、S14に移り、要求トルクTRQ及びエンジン回転数NEを用いて、例えば上述の図5に例示する基本閾値マップを検索することによってリッチ判定閾値Th_finalに対する基本値となるストイキ運転時基本閾値Th_stoicの値を算出し、S15に移る。なお、リーンバーン運転の実行中である場合にはフィードNOx量Feed_NOx及びNOx浄化率ηNOxの値を算出し、これらを用いてNOx吸着量ΣNOxの値を更新したが(上述のS3〜S6参照)、ストイキ運転の実行中は、排気中のNOxの殆どは三元触媒によって浄化されるので、NOx吸着量ΣNOxの値は前回制御周期時からほぼ一定に維持されるため、NOx吸着量ΣNOxを更新する必要はない。
図5に例示するマップによれば、ストイキ運転時基本閾値Th_stoicは、要求トルクTRQが大きくなるほど、或いはエンジン回転数NEが大きくなるほど、小さな値に設定される。また図5に示すように、ストイキ運転時基本閾値Th_stoicは、リーンバーン運転時基本閾値Th_leanよりも小さな値に設定される。これは、ストイキ運転の実行中における排気の空燃比はリーンバーン運転の実行中における排気の空燃比よりも低いため、これを反映させたものである。すなわち、排気の空燃比が低くなるほど、還元処理を実行するために排気の空燃比をリッチ雰囲気にするために必要な燃料の量が少なくなるため、ストイキ運転時基本閾値Th_stoicをリーンバーン運転時基本閾値Th_leanよりも小さな値にし、還元処理を実行しやすくした方が、燃費の面で有利であることを反映させたものである。
S15では、ECUは、LNT触媒の触媒温度TLNTを取得し、取得した触媒温度TLNTを用いて、上述の図6に例示する吸着量補正係数マップを検索することにより、吸着量補正係数Ktempの値を算出し、S16に移る。S16では、ECUは、ストイキ運転時基本閾値Th_stoicに補正係数Ktempを乗算することにより、リッチ判定閾値Th_finalの値を算出し、S17に移る。S17では、ECUは、NOx吸着量ΣNOxがリッチ判定閾値Th_finalより小さいか否かを判別する。S17の判別がYESである場合には、ECUは、まだLNT触媒の還元処理を開始する時期に達していないと判断し、図2A及び図2Bの処理を終了する。
またS17の判別がNOである場合、ECUは、現在のエンジンの運転状態が過渡状態であるか否かを判別する(S18参照)。ここで過渡状態とは、エンジンの運転状態を特定するパラメータが大きく変動している状態をいい、具体的には例えばアクセルペダルの踏み込み量が急激に増加した直後の加速状態や、アクセルペダルの踏み込み量が急激に減少した直後の減速状態等をいう。ECUは、例えば前回制御周期から今回制御周期までの間における燃料噴射量の増加率の絶対値を算出し、この絶対値が予め定められた閾値より大きい場合には、現在のエンジンの運転状態は過渡状態であると判断し、この絶対値が上記閾値以下である場合には、現在のエンジンの運転状態は過渡状態でないと判断する。なお、S18の判別では、燃料噴射量の増加率の絶対値の他、要求トルクTRQの増加率の絶対値や、車速の増加率の絶対値等を用いてもよい。S18の判別がYESである場合には、すなわち、ストイキ運転の実行中でありかつエンジンの運転状態が過渡状態である場合には、ECUは、NOx吸着量ΣNOxがリッチ判定閾値Th_finalを超えていても、LNT触媒の還元処理を開始する時期に適していないと判断し、図2A及び図2Bの処理を終了する。またS18の判別がNOである場合には、ECUは、LNT触媒の還元処理を開始する時期に達したと判断し、S12に移り、上述のように初期設定処理を実行した後、還元処理を開始するべく図2AのS22に移る。
図2Aに戻り、S2の判別がYESである場合、ECUは、NOx吸着量ΣNOxが所定の終了判定値Th_end以下であるか否かを判別する(S20参照)。S20の判別がYESである場合、すなわち後述の還元処理(S24参照)を複数の制御周期にわたり実行することにより、LNT触媒に吸着されていたNOxが十分に還元浄化されたと判断できる場合には、ECUは、S21に移り、還元リッチフラグF_richの値を1から0にリセットし、図2A及び図2Bの処理を終了する。
S20の判別がNOである場合、ECUは、エアフローメータの出力を用いて吸入空気量Qairを取得し、取得した吸入空気量Qairが上述のS52において設定された還元時空気量下限値Qair_Lより小さいか否かを判別する(S22参照)。このS22の判別がNOである場合、ECUは、取得した吸入空気量Qairが上述のS52において設定された還元時空気量上限値Qair_Uより大きいか否かを判別する(S23参照)。S22及びS23の判別のうち何れかがYESである場合、すなわち吸入空気量Qairが下限値Qair_Lから上限値Qair_Uの範囲外である場合には、ECUは、還元処理を実行することによって発生するトルクショックを抑制するため、以下の還元処理の実行を一時的に中断するべく、図2A及び図3Aの処理を終了する。
またS22及びS23の判別が何れもNOである場合には、ECUは、アフター噴射やポスト噴射等を実行することにより、LNT触媒に流入する排気の空燃比をリッチ雰囲気にし、LNT触媒に吸着されているNOxの還元浄化を促す還元処理を実行し(S24参照)、S25に移る。より具体的には、ECUは、LNT触媒に流入する排気の空燃比がS51において設定した目標リッチ空燃比AF_Rになるように、空燃比センサを用いたフィードバック制御を行う。
S25では、ECUは、LNT触媒におけるNOx吸着量ΣNOxを更新し、図2A及び図2Bの処理を終了する。より具体的には、S25では、ECUは、上記S24の還元処理を実行することによって前回制御周期から今回制御周期までの間でLNT触媒において還元浄化されたNOxの量に相当する新規浄化量dNOxを算出し、これをNOx吸着量ΣNOxの前回制御周期時における値から減算することにより、NOx吸着量ΣNOxの値を更新する。なお、還元処理の実行時における排気の空燃比が低くなるほど、LNT触媒ではより多くのNOxが還元浄化されることから、この新規浄化量dNOxは、目標リッチ空燃比AF_Rが小さいほど大きな値になる。
本実施形態の排気浄化システム2によれば、以下の効果を奏する。
(1)排気浄化システム2では、エンジンの運転モードをドライバ要求に応じてリーンバーン運転とストイキ運転とで切り替えながら、LNT触媒におけるNOx吸着量ΣNOxを推定し、このNOx吸着量ΣNOxがリッチ判定閾値Th_finalを超えた場合にはLNT触媒における排気をリッチ雰囲気にする還元処理(S24参照)を開始する。また排気浄化システム2では、ストイキ運転の実行中には、リーンバーン運転の実行中に参照される基本閾値Th_leanよりも小さな値に設定された基本閾値Th_stoicを用いて上記リッチ判定閾値Th_finalを設定する。すなわち、ストイキ運転の実行中に参照されるリッチ判定閾値Th_finalを、リーンバーン運転の実行中に参照されるリッチ判定閾値Th_finalよりも小さな値に設定する。これにより、還元処理の実行に伴う燃費の悪化度合いが比較的低いストイキ運転の実行中は、還元処理の実行に伴う燃費の悪化度合いが比較的高いリーンバーン運転の実行中よりも、還元処理が実行されやすくなるため、還元処理の実行に伴う燃費の悪化を防止できる。また排気浄化システム2では、上述のように運転モードに応じてリッチ判定閾値Th_finalを持ち替えることにより、リーンバーン運転の実行中はストイキ運転の実行中よりも還元処理が実行されにくくなるものの、それでもNOx吸着量がリッチ判定閾値Th_finalを超えた状態が継続することはないため、リーンバーン運転が長時間にわたり継続して行われた場合でもLNT触媒によるNOx浄化性能が過度に低下することはない。
ここで、図10を参照しながら、本実施形態の排気浄化システム1の特許文献1の排気浄化システムに対する利点について説明する。
図10は、図4の運転モード決定マップに、車両の加速時に経由すると思われる3つの運転ポイントP1,P2、P3をプロットした図である。例えば、エンジンの運転状態がリーンバーン領域内における運転ポイントP1にある状態から、ドライバによってアクセルペダルが踏み込まれることにより、車両が加速した場合を想定する。アクセルペダルが踏み込まれた直後は、要求トルクTRQは急激に上昇するものの、車両慣性によってエンジン回転数は緩やかに上昇する。このため、エンジンの運転状態は、運転ポイントP1から、P1よりも高負荷側かつやや高回転側のストイキ領域内に定められた運転ポイントP2に移行する。また運転ポイントがP2に移行した後は、P2よりも低負荷側かつ高回転側のストイキ領域内に定められた運転ポイントP3へ移行する。この際、領域10a及び10bで示すタイミングでは、エンジンの運転モードとしてリーンバーン運転が選択される。
以上のように加速時は、エンジンの運転ポイントがP1からP3に至るまで、燃料噴射量は常に増加すると考えられる。ここで特許文献1の排気浄化システムでは、燃料噴射量の増加率が高くなる運転状態を選んで還元処理を実行することから、運転ポイントがP1からP3に至るまでの全てのタイミングで還元処理が実行され得る。したがって特許文献1の排気浄化システムによれば、還元処理に伴う燃費の向上に十分に寄与しないリーンバーン運転が選択される領域10a及び10bでも還元処理が実行され得る。このため、特許文献1の排気浄化システムによれば、還元処理に伴う燃費を十分に向上できない場合がある。これに対し本実施形態の排気浄化システム2では、リーンバーン運転の実行中とストイキ運転の実行中とでリッチ判定閾値Th_finalを持ち替えることにより、上述のような加速の過程において、十分に燃費の向上に寄与しない領域10a及び10bにおける還元処理の実行を極力抑制できる。
(2)排気浄化システム2では、ストイキ運転の実行中でありかつエンジンの運転状態が過渡状態である場合、すなわち燃料噴射量や車速の増減が大きい場合には、NOx吸着量ΣNOxがリッチ判定閾値Th_finalを超えていても還元処理を開始しない(S18参照)。運転状態が過渡状態であり、例えば図10に示すようにエンジンの運転ポイントがP1からP3へ移行するような場合、還元処理を開始する時点では運転モードがストイキ運転であっても、その後一時的にリーンバーン運転に切り替わる場合がある。この場合、還元処理を開始した後、還元処理を実行している間に運転モードがリーンバーン運転に切り替わることにより、還元処理による燃料の消費量が結果として増加するおそれがある。これに対し排気浄化システム2では、ストイキ運転の実行中でありかつ運転状態が過渡状態である場合には、還元処理の開始を禁止することにより、上述のようにその後運転モードが切り替わることによる燃費の悪化を抑制できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限らない。
1…エンジン(内燃機関)
2…排気浄化システム
32…下流触媒コンバータ(NOx浄化触媒)
7…ECU(運転モード切替手段、NOx捕捉量推定手段、還元制御手段)
Th_final…リッチ判定閾値(閾値)
Th_lean…リーンバーン運転時基本閾値
Th_stoic…ストイキ運転時基本閾値

Claims (2)

  1. 少なくともリーンバーン運転及びストイキ運転が可能な内燃機関と、
    ドライバ要求及び前記内燃機関の運転状態に基づいて前記内燃機関の運転モードを前記リーンバーン運転及び前記ストイキ運転で切り替える運転モード切替手段と、
    前記内燃機関の排気通路に設けられ、リーン雰囲気で排気中のNOxを捕捉し、リッチ雰囲気で捕捉したNOxを還元浄化するNOx浄化触媒と、
    前記NOx浄化触媒におけるNOx捕捉量を推定するNOx捕捉量推定手段と、
    前記NOx捕捉量が閾値を超えた場合には、前記NOx浄化触媒における排気をリッチ雰囲気にする還元処理を開始する還元制御手段と、を備える内燃機関の排気浄化システムであって、
    前記還元制御手段は、前記ストイキ運転の実行中は前記リーンバーン運転の実行中よりも前記閾値を小さく設定することを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 前記還元制御手段は、前記ストイキ運転の実行中でありかつ前記内燃機関の運転状態が過渡状態である場合には、前記NOx捕捉量が前記閾値を超えても前記還元処理を開始しないことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112156646A (zh) * 2020-08-27 2021-01-01 昆明理工大学 一种用于以硝酸盐为原料的铜基载氧体/催化剂前驱体煅烧过程原位脱硝的分时段进气装置

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