JP2007162147A - 装身用パット及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリウレタン発泡体等の合成樹脂発泡体からなるパットの利点と、不織布等からなるパットの利点を併せ持ち、成型性や保形性に優れているとともに、女性の胸の下側等の汗をかきやすい所望箇所の通気性を向上させることが可能な装身用パット及びその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】人体の所望箇所に装着する装身用パットにおいて、前記装身用パットは、互いに素材又は特性の異なる第1のパット部材と第2のパット部材とを互いに接合して構成して課題を解決した。
【選択図】図1

Description

この発明は、ブラジャー、ブラスリップ、ボディスーツ、オールインワン、ボディシェイパー、スーツ、ジャケット、ドレス等の衣料用乳房パットや衣服用肩パット、女性用水着に使用する水着用パット、運動用衣服に使用する肩当て、胸当て、肘当て等の各種運動用パット、更にはサポーター等に使用される保護用パット等の各種の衣服に取り付けられて使用される装身用パット及びその製造方法に関するものである。
特開平5−263303号公報
従来、この種の装身用パットは、ブラジャー、ブラスリップ、ボディスーツ、オールインワン、ボディシェイパー、スーツ、ジャケット、ドレス等の衣料用乳房パットや衣服用肩パットなどのように、女性用や男性用の衣料や衣服などの一部を構成するものとして、広く使用されている。これらの装身用パットは、乳房や肩などの形を整えたり、プロポーションを美しく見せるため、ブラジャーやボディスーツ、あるいはスーツやジャケット等の女性用や男性用の衣料や衣服などの胸部や肩部トうに、モールド成型などにより成形された乳房パットや肩パットとして装着されるように構成されている。
そして、このような装身用の各種パットとしては、例えば、ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリ塩化ビニル発泡体等の種々の合成樹脂発泡体をそのまま所定の形状にモールド成型等により成形したものや、これらの合成樹脂発泡体で成形した芯体の表面を適当な生地等からなる表地で被覆したもの、あるいは不織布用の繊維であるファイバーフィルのシート体を芯体として所定の形状にモールド成型等により成形したものなどが使用されている(特開平5−263303号公報など)。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記従来の装身用パットのうち、前者のポリウレタン発泡体等の合成樹脂発泡体をそのまま所定の形状にモールド成型(圧縮熱成型)等により成形した装身用パットの場合には、成型性や保形性は良好であるものの、ポリウレタン発泡体等の合成樹脂発泡体が、圧縮されているため、通気性がなく、特に夏季の蒸し暑い時期には、女性の胸の下側に汗をかきやすく、不快感を招くという問題点を有していた。
一方、上記従来の装身用パットのうち、後者の不織布用の繊維であるファイバーフィルのシート体を芯体として所定の形状にモールド成型等により成形した装身用パットの場合には、ポリウレタン製のパットと比較して、通気性に優れているが、保形性が低いため、使用している間に、型崩れしやすく、美しいバストカップを創出することが困難であるという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ポリウレタン発泡体等の合成樹脂発泡体からなるパットの利点と、不織布等からなるパットの利点を併せ持ち、成型性や保形性に優れているとともに、女性の胸の下側等の汗をかきやすい所望箇所の通気性を向上させることが可能な装身用パット及びその製造方法を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、人体の所望箇所に装着する装身用パットにおいて、
前記装身用パットは、互いに素材又は特性の異なる第1のパット部材と第2のパット部材とを互いに接合して構成したことを特徴とする装身用パットである。
この発明では、例えば、人体の所望箇所に装着する装身用パットにおいて、
前記装身用パットは、加熱加圧成型された合成樹脂発泡体からなる第1のパット部材と、不織布からなる第2のパット部材とを互いに接合して構成される。
本発明の基本的な構成としては、ブラジャ−等のバストを保形又は補正するパッド体を、必要な領域(第1のパット部材と第2のパット部材など)にデザイン区分をし、当該求める機能領域に必要且つ適切な、組成又は組織を備えた素材によって構成した装身用パットである。
ここで、必要な領域とは、1)バストシルエットを保持又は補正する等の機能を構成する領域と、生理的な通気性や吸汗性機能を構成する領域、2)通気性、弾力性又はソフト性機能を構成する領域と剛性等の相反する機能を構成する領域、3)発泡体の肌理が細かい領域と、通気性を備えた肌理が荒い領域、4)肉厚の薄い領域と、肉厚の厚い領域、5)以上の前者を第1の領域、後者を第2の領域としたとき、当該第1の領域と第2の領域を接続するか又は機能を中和する第3の領域などを意味する。
上記第1の領域及び第2の領域の素材としては、次のような種々のものが挙げられる。
第1に、a:発泡(組成は問わないが被膜を備えたもの)シート体及び成型体(熱プレスによって通気性に欠ける)又はスライスシート体(被膜を取った通気性のあるシート体)、b:独立気泡体(難黄変タイプ)と連続気泡体(通常のポリウレタン系)、c:ポリウレタン又はポリエチレン又はエステル系発泡体(独立気泡)、ダブルラッセルシート(トリコット編、丸編等)、d:上記発泡体とファイバーフィル(エステル系を主とするが組成は問わない)ものが挙げられる。
第2に、a:ストレッチ性発泡シート又は成型体と、非ストレッチ性発泡シート、b:上記発泡体と上記ダブルラッセルシート(中空糸又は編組織が硬い等)、b:上記発泡体とファイバーフィル(ハード加工)などが挙げられる。ここでは、発泡シートには、低反発性のものも含むものである。
第3に、a:ポリエチレン、ポリウレタン、エステル系を含む発泡密度の高いスキンシート体と、ポリエチレン、ポリウレタン、エステル系を含む連続発泡体の密度の粗いシート体、b:エラスティックシート体と非伸縮性発泡シート又は発泡成型体、c:上記の各素材と、当該素材のコーティング体(コーティング素材並びに編織等の組織は問わない)などが挙げられる。
第4に、a:シート及び成型体とシート体、b:上記素材と、当該素材のコーティング体、c:発泡シート及びダブルラッセルシートと、成型体及び合成体などが挙げられる。
第5に、a:ストレッチ領域、準ストレッチ領域、非ストレッチ領域、b:ソフト領域、準ソフト領域、ハード領域、c:薄手領域、準薄手領域、厚手領域、d:チェスト領域(フレキシブル)、トップバスト領域(セミフレキシブル)、バストアンダーサイド領域(コントロール)などからものが挙げられる。
また、上記第1のパット体及び第2のパッド体などの成型方法としても、1)シート体とシート体、2)シート体と成型体、3)成型体とシート体、4)発泡体と発泡体、5)発泡体と非発泡体、6)非発泡体と非発泡体など、種々の組み合わせが可能である。
更に成型方式にしても、1)成型と成型、2)成型と非成型、3)非成型、非成型と成型等、様々な組み合わせが可能である。
更には、スライスによって製造できる部材(チェスト部が硬く厚くならないため)と、ノンスライス部材(カップ周りは多少ハード化する方が良いことから必要な厚みに圧縮ができる)との組み合わせも可能である。
その際、第1のパット体は成型で、第2のパッド体はシート体で形成することが可能である。
かかる請求項1に記載された発明によれば、加熱加圧成型された合成樹脂発泡体などからなる第1のパット部材によって、成形性や保形性を確保することができるとともに、不織布などからなる第2のパット部材によって通気性を発揮させることができる。
また、請求項2に記載された発明は、前記第2のパット部材は、第1のパット部材よりも厚く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装身用パットである。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記第1のパット部材と第2のパット部材は、縫い糸を用いて縫着することによって互いに接合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装身用パットである。
又、請求項4に記載された発明は、前記装身用パットは、女性のバストに装着する乳房パットからなり、前記第2のパット部材は、第1のパット部材よりも厚く形成されているとともに、当該第2のパット部材は、少なくとも女性のバストの人体外側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装身用パットである。
更に、請求項5に記載された発明は、前記第2のパット部材は、第1のパット部材よりも厚く形成されているとともに、当該第2のパット部材は、少なくとも女性のバストのとも人体外側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の装身用パットである。
また、請求項6に記載された発明は、人体の所望箇所に装着する装身用パットの製造方法において、
合成樹脂発泡体からなる第1のパット部材を加熱加圧成型する工程と、
不織布からなる第2のパット部材を成形する工程と、
前記第1のパット部材と第2のパット部材を互いに接合する工程とからなることを特徴とする装身用パットの製造方法である。
この発明によれば、ポリウレタン発泡体等の合成樹脂発泡体からなるパットの利点と、不織布等からなるパットの利点を併せ持ち、成型性や保形性に優れているとともに、女性の胸の下側等の汗をかきやすい所望箇所の通気性を向上させることが可能な装身用パット及びその製造方法を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図1はこの発明の実施の形態1に係る装身用パットを適用した女性用衣料(下着)としてのブラジャーを示すものである。
図1において、1は女性用衣料(下着)としてのブラジャーを示すものであり、このブラジャー1は、女性のバストをそれぞれ覆う左右のバストカップ部2、3を備えている。これらの左右のバストカップ部2、3は、当該左右のバストカップ部2、3の下端縁の内側に縫着された中央部連結布4によって、互いに一体的に連結されているとともに、当該左右のバストカップ部2、3の下端縁の外側には、側布5、6がそれぞれ縫着されている。また、上記左右の側布の外側には、女性の体の背面側で互いに係止されるバック布7、8がそれぞれ縫着されており、これら左右のバック布7、8の先端部には、フックやアイ等からなる図示しない係止具が、縫着等の手段によって取り付けられている。また、上記左右のバストカップ部2、3の下端縁には、必要に応じて、略U字形状に形成されたボーン9が縫着されるようになっている。なお、図示例では、左右のバストカップ部2、3が女性のバストの略1/2を覆う、ストラップレスのハーフカップ(1/2)タイプとなっているが、これに限定されるものではなく、左右のバストカップ部2、3の上端部にそれぞれストラップを備えた3/4タイプのカップ等であっても良いことは勿論である。
上記左右のバストカップ部2、3は、図2に示すように、装身用パットとしての乳房パット10と、この乳房パット10の表面を覆う表地11と、乳房パット10の裏面を覆う裏地12とからそれぞれ構成されている。
ところで、この実施の形態では、人体の所望箇所に装着する装身用パットにおいて、前記装身用パットは、加熱加圧成型された合成樹脂発泡体からなる第1のパット部材と、不織布からなる第2のパット部材とを互いに接合して構成されている。
また、この実施の形態では、前記第2のパット部材は、第1のパット部材よりも厚く形成されている。
すなわち、この実施の形態に係る乳房パット10は、図1及び図2に示すように、モールド成型(加熱加圧成型)された合成樹脂発泡体としてのポリウレタン発泡体からなる第1のパット部材13と、不織布からなる第2のパット部材14とから構成されている。上記第1のパット部材13は、ハーフカップ(1/2)として構成されたバストカップ部2、3の全体を構成するものではなく、図3に示すように、当該バストカップ部2、3の上側略2/3を構成するように形成されており、その下端縁15は、下側に向けて凸状に湾曲した曲線を形成するようになっている。
上記第1のパット部材13は、通常のポリウレタン発泡体からなるパットと同様に、モールド成型工程によって製造されるが、上述したように、当該第1のパット部材13は、その形状が通常のポリウレタン発泡体からなるパットと異なっている。
つまり、上記第1のパット部材13は、ハーフカップ(1/2)として構成されたバストカップ部2、3の上上側略2/3のみを構成するように形成されている。そのため、この第1のパット部材13は、上端縁16がテーパー状に徐々に薄肉となるように形成されているとともに、バストトップ部17が突出した形状であって、下端縁15が本来のパット全体を略2/3の部分でカットした形状に形成されている。この第1のパット部材13は、図3に示す形状に成型しても勿論よいが、当該第1のパット部材13としては、通常のハーフカップ(1/2)として構成されたバストカップ部に対応して形成されたパットを、略2/3の部分でカットするように構成しても良い。
こうすることによって、従来のポリウレタン発泡体からなるパットをそのまま利用することができ、又、第2のパット部材14のみを替えることによって、種々のサイズの乳房パットに対応することができ、製造コストを大幅に削減することが可能となる。
一方、上記第2のパット部材14は、図4に示すように、不織布からなるブロック体20を、略三日月形状のパット部材14にカットして構成されている。この不織布製のブロック体20は、その厚さが成型後の第1のパット部材13の下端縁15よりも厚く設定されている。この不織布からなる第2のパット部材14は、平面形状が略三日月形状になるように形成されているが、その肉厚は、一定の厚さに設定されている。
上記不織布からなる第2のパット部材14は、図5に示すように、第1のパット部材13の下端縁15と縫い糸21を用いて縫着することによって一体的に接合されるが、場合によっては、接着等の手段で一体的に接合しても良い。その際、上記第1のパット部材13は、肉厚が薄くならないように、第2のパット部材14と縫着され、この第2のパット部材14は、第1のパット部材13と縫着されることによって、当該第1のパット部材13と同程度の厚さとなる。
また、上記不織布からなる第2のパット部材14は、図5に示すように、その下端縁18にそって縫い糸21を用いて縫着されることによって、乳房パット10の下端縁の構成する薄肉となるように構成されている。
上記不織布からなる第2のパット部材14は、図6に示すように、女性のバストBの下端縁に沿った位置に配設されるようになっている。その際、上記女性のバストBの形状は、図6に示すように、年齢や体型等によって異なる(変化する)ため、当該女性のバストBの形状に合わせて、第2のパット部材の形状(厚さや幅、あるいは湾曲形状など)を複数異なったものを用意するのが望ましい。
上記の如く構成される乳房パット10は、例えば、合成樹脂発泡体からなる第1のパット部材13を加熱加圧成型する工程と、不織布からなる第2のパット部材14を成形する工程と、前記第1のパット部材13と第2のパット部材14を縫い糸21によって互いに接合する縫製工程とによって製造される。
以上の構成において、この実施の形態1に係る装身用パットは、次のようにして、ポリウレタン発泡体等の合成樹脂発泡体からなるパットの利点と、不織布等からなるパットの利点を併せ持ち、成型性や保形性に優れているとともに、女性の胸の下側等の汗をかきやすい所望箇所の通気性を向上させることが可能となっている。
すなわち、この実施の形態1に係る装身用パットとしての乳房パット10は、図1及び図2に示すように、乳房パット10として成型性及び保形性が重要視される部分を、ポリウレタン発泡体からなる第1のパット部材13によって形成するとともに、女性のバストの下部に相当する汗をかきやすい部分に、不織布からなる第2のパット部材14によって形成し、これらを一体的に接合することによって、当該乳房パット10が型崩れするのを防止して、美しいバストカップを創出することができ、しかも、汗をかきやすい部分は、不織布からなる第2のパット部材14で構成しているので、通気性にも優れて、着用感が極めて良好な乳房パットを提供することができるようになっている。
なお、上記実施の形態1では、図3に示すように、第1のパット部材13と、第2のパット部材14とを互いに縫着した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図11に示すように、第1のパット部材13と、第2のパット部材14とを互いにシート状の接着剤を介して、互いに接着するように構成しても良い。この場合には、図12に示すように、第1のパット部材13の接合面と、第2のパット部材14の接合面との間に、熱溶融性の素材からなるシート状の接着剤30を介在させ、これら第1のパット部材13の接合面と第2のパット部材14の接合面とを、図13に示すように、熱溶融性の素材からなるシート状の接着剤30を介して密着させ、接合部をアイロン等で加熱して、熱溶融性の素材からなるシート状の接着剤30を溶融させることによって、第1のパット部材13と第2のパット部材14とを接合させるように構成しても良い。
このように構成した場合には、接合面が表に響かないとともに、裏面つまり肌側に縫い目があたらないため、自然な感じで気にならず、又痛くないという効果を有している。
実施の形態2
図7はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、第2のパット部材の形状及び/又は配置が、前記実施の形態1と異なるように構成されている。
すなわち、この実施の形態2では、図7に示すように、第2のパット部材14の形状が前記実施の形態1と異なるように構成されている。この第2のパット部材14は、左右のバストカップ部2、3の下側略1/3を構成するのではなく、当該左右のバストカップ部の中央部の略下側略1/3の位置31から、当該左右のバストカップ部の下側、及び左右のバストカップ部の体側寄りを所定の一定の幅にわたって、バストカップ部の体側寄りの上端部32までを覆うように、略カタカナの「ノ」の字形状に形成されている。
このように、上記第2のパット部材14の形状を設定することによって、当該第2のパット部材14によって女性のバストBを下側及び外側から寄せて上げる効果をも発揮させることができ、しかも、女性の胸の下側等の汗をかきやすい所望箇所の通気性を向上させることが可能となっている。
図8は発明の実施の形態2に係る装身用パットの変形例を示すものである。
この装身用パットとしての乳房パット10は、図8に示すように、硬くて厚みのある第2のパット部材14が、左右のバストカップ部2、3の体側寄りのサイドにのみ設けられている。この第2のパット部材14は、密度が前記実施の形態1に係る不織布よりも高く、硬度が高く設定された硬い不織布を用いており、しかも、当該第2のパット部材14の厚みを、前記実施の形態1よりも厚く設定することによって、女性のバストBを寄せて上げる効果をより一層発揮するように構成されている。
図9は発明の実施の形態2に係る装身用パットの更なる変形例を示すものである。
この装身用パットとしての乳房パット10は、図9に示すように、第2のパット部材14を、左右のバストカップ部2、3の上端縁にのみ設けるように構成されている。この実施の形態では、図6に示すように、年齢が高くなるにつれて女性のバストBの垂下が進行していくとともに、バストB上部のチェストと呼ばれる部分が痩せた状態となる。そこで、この実施の形態では、左右のバストカップ部2、3の上端縁に第2のパット部材14を設けることによって、チェスト部分のボリュームを出すことが可能となっている。なお、この実施の形態においても、同時に、左右のバストカップ部2、3の下端縁に沿って第2のパット部材14を設けても良いことは勿論である。
図10は発明の実施の形態2に係る装身用パットの更なる変形例を示すものである。
この装身用パットとしての乳房パット10は、図10に示すように、硬い不織布からなる三日月形状に形成された第2のパット部材14を、左右のバストカップ部2、3の上端縁にわたって設けることにより、垂下した女性のバストBをしっかりサポートすることによって、バストBの下側のみならず、内外の側面にわたって第2のパット部材14を設けることによって、バストBのボリュームアップを図りつつ、通気性を一層向上させるように構成されている。
図14は発明の実施の形態2に係る装身用パットの更なる変形例を示すものである。
この変形例では、図14に示すように、第2のパット部材14を、バストの体側寄りの部分14aと、バストのセンター寄りの部分14bとから構成し、バストの体側寄りの部分14aによって、サイドからバストを寄せる機能を発揮しつつ、バストのセンター寄りの部分14bによって、バストを下から持ち上げることができ、2つの効果を同時に発揮することができる。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
なお、本発明の応用例としては、成型方式による帽子や、ヒップパッド、サポーター(医療用を含む)ウェストベルト(ダブルラッセル等のストレッチ性素材など)などが挙げられる。
図1はこの発明の実施の形態1に係る装身用パットとしての乳房パットを適用したブラジャーを示す構成図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る装身用パットとしての乳房パットを適用したブラジャーのカップ部を示す断面図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係る装身用パットとしての乳房パットを示す平面構成図及び断面構成図である。 図4はこの発明の実施の形態1に係る装身用パットとしての乳房パットの製造工程を示す説明図である。 図5はこの発明の実施の形態1に係る装身用パットとしての乳房パットの製造工程を示す構成図である。 図6は女性のバスト形状の変化を示す説明図である。 図7はこの発明の実施の形態2に係る装身用パットとしての乳房パットを適用したブラジャーを示す構成図である。 図8はこの発明の実施の形態2に係る装身用パットとしての乳房パットを適用したブラジャーの変形例を示す構成図である。 図9はこの発明の実施の形態2に係る装身用パットとしての乳房パットを適用したブラジャーの変形例を示す構成図である。 図10はこの発明の実施の形態2に係る装身用パットとしての乳房パットを適用したブラジャーの変形例を示す構成図である。 図11はこの発明の実施の形態1に係る装身用パットとしての乳房パットの変形例を示す構成図である。 図12は図11の乳房パットの製造工程を示す説明図である。 図13は図11の乳房パットの製造工程を示す説明図である。 図14はこの発明の実施の形態2に係る装身用パットとしての乳房パットを適用したブラジャーの他の変形例を示す構成図である。
符号の説明
1:ブラジャー、2、3:バストカップ部、10:乳房パット、13:第1のパット部材、14:第2のパット部材。

Claims (6)

  1. 人体の所望箇所に装着する装身用パットにおいて、
    前記装身用パットは、互いに素材又は特性の異なる第1のパット部材と第2のパット部材とを互いに接合して構成したことを特徴とする装身用パット。
  2. 前記第2のパット部材は、第1のパット部材よりも厚く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装身用パット。
  3. 前記第1のパット部材と第2のパット部材は、縫い糸を用いて縫着することによって互いに接合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装身用パット。
  4. 前記装身用パットは、女性のバストに装着する乳房パットからなり、前記第2のパット部材は、第1のパット部材よりも厚く形成されているとともに、当該第2のパット部材は、少なくとも女性のバストの人体外側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装身用パット。
  5. 前記第2のパット部材は、第1のパット部材よりも厚く形成されているとともに、当該第2のパット部材は、第1のパット部材の人体外側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の装身用パット。
  6. 人体の所望箇所に装着する装身用パットの製造方法において、
    合成樹脂発泡体からなる第1のパット部材を加熱加圧成型する工程と、
    不織布からなる第2のパット部材を成形する工程と、
    前記第1のパット部材と第2のパット部材を互いに接合する工程とからなることを特徴とする装身用パットの製造方法。
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