JP2003328209A - 装身用パッド - Google Patents
装身用パッドInfo
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Abstract
くものであるのは勿論のこと、保形性が良く、バストア
ップやバストの形状を理想的な形状に近づける補整機能
を同時に発揮させることが可能なブラジャー等のパッド
を提供することを課題とする。 【解決手段】 女性の身体に装着する装身用パッドにお
いて、前記装身用パッドは、保形性を有する素材からな
る表面側のパッド層と、低反発性の弾性体からなる裏面
側のパッド層とを備えるように構成して課題を解決し
た。
Description
着等の胸部位置などに装着するブラジャー等の装身用パ
ッドに関し、特に、肌当たりがよく、しかも保形性に優
れたブラジャー等の装身用パッドに関するものである。
どに装着する装身用パッドとしては、通常、ウレタンフ
ォームからなるものが多く用いられており、このウレタ
ンフォーム製のパッドは、カット性や成形性に優れ、か
つ材料費も低廉のため、製造コストが安いといった利点
を有している。
は、カット性や成形性に優れているものの、モールド成
形等によって成形されると、弾性率が高くなるため、女
性のバストに接触する部分が変形しにくく、外力に対す
るもどりが速いため、肌当たりが悪く、着用感の点で満
足のいくものではないという問題点があった。
しては、例えば、実用新案登録第3072995号公報
に開示されたものが既に提案されている。
に係るブラジャー用カップは、ふくらんだ部分を厚さ方
向に親指と人差指とではさんで、一杯に圧縮し、次いで
手放した時、押さえの時に生じたくぼみが消失する時間
が1秒以上6秒位の値を示す遅行弾性回復のブラジャー
用カップである。
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記実用新案登録第3072995号公報に係
るブラジャー用カップの場合には、ふくらんだ部分を厚
さ方向に親指と人差指とではさんで、一杯に圧縮し、次
いで手放した時、押さえの時に生じたくぼみが消失する
時間が1秒以上6秒位の値を示す遅行弾性回復のブラジ
ャー用カップであるが、遅行弾性回復の発泡体は、一般
的に保形性が悪く、保形性を必要とするブラジャー等の
装身用パッドとしては、それ自体でパッド体を構成する
ことができないという問題点を有している。
号公報に係るブラジャー用カップの場合、遅行弾性回復
の発泡体は、飽くまで脂肪層を含む乳房体の役割を果た
すに止まり、女性の乳房の若さや、形状を保つ表皮(皮
膚層)の役割を果たすことができず、バストアップやバ
ストの形状を理想的な形状に近づける補整機能を発揮さ
せることができないという問題点を有している。
点を解決するためになされたものでり、その目的とする
ところは、肌当たりが良く、着用感の点で満足のいくも
のであるのは勿論のこと、保形性が良く、バストアップ
やバストの形状を理想的な形状に近づける補整機能を同
時に発揮させることが可能なブラジャー等のパッドを提
供することにある。
載された発明は、女性の身体に装着する装身用パッドに
おいて、前記装身用パッドは、保形性を有する素材から
なる表面側のパッド層と、低反発性の弾性体からなる裏
面側のパッド層とを備えていることを特徴とする装身用
パッドである。
裏面側のパッド層の表面に、剛性を有する表面側のパッ
ド層を積層した状態で配置するとともに、前記表面側の
パッド層の表面を、女性用衣料の製品を形成する表面地
で覆ったことを特徴とする請求項1記載の装身用パッド
である。
求項1又は2に記載の装身用パッドにおいて、前記裏面
側のパッド層の容積を、女性の乳房体の移動容積に順応
する量に設定したことを特徴とする装身用パッドであ
る。
請求項1乃至3のいずれかに記載の装身用パッドにおい
て、前記表面側のパッド層又は裏面側のパッド層の少な
くとも一部を、スライス方式で創出したことを特徴とす
る装身用パッドである。
1乃至3のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、前
記表面側のパッド層を、単独又は裏面側のパッド層を含
めモールド成形により形成したことを特徴とする装身用
パッドである。
項1乃至3のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、
前記表面側のパッド層の面積を、裏面側のパッド層より
小さくなるように設定したことを特徴とする装身用パッ
ドである。
項1乃至3のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、
前記装身用パッドを、当該装身用パッドが使用される女
性用衣料の製品の表地と一体的に形成したことを特徴と
する装身用パッドである。
求項1乃至7のいずれかに記載の装身用パッドにおい
て、前記装身用パッドがヒップパッドまたはデルタパッ
ドのいずれかであることを特徴とする装身用パッドであ
る。
ついて図面を参照して説明する。
用したブラジャーを示すものである。
ラジャーを示すものであり、このブラジャー1は、女性
の左右のバストをそれぞれ覆う左右のバストカップ部
2、3を備えている。これらの左右のバストカップ部
2、3は、当該左右のバストカップ部2、3の下方から
側方にわたって設けられる身頃体4と一体的に縫着され
ている。上記ブラジャー1は、身頃体4の背面側に位置
する両端部を、フックやアイ等の係止具によって連結す
ることにより、当該身頃体4は、人体骨格の全周を覆う
ように輪状に形成されている。通常ブラジャーにおいて
は、乳房輪郭(バスト基底)を以ってバストカップ及び
身頃体の区分をしている。しかし、当該バストカップ
は、より人体の立体性とバストカップ部並びに身頃部切
替線が人体に与えるゴロツキ感(抵抗)を解消、さらに
はバストアップ力、バスト寄せ力を高めるために、バス
ト周辺身頃を一体設計したデザインパターンまで含むバ
ストカップ又はバストパッドである。当該バストカップ
体は、ボディアームピット部において身頃と接続され
る。なお、上記身頃体4は、その背面側を構成する素材
に伸縮性を持たせるとともに、当該身頃体4を円筒状に
形成することによって、フックやアイ等からなる係止具
を使用しないように構成しても良い。図1中、5、6は
左右の肩にかける肩紐部材としてのストラップを示すも
のである。
ッドとしてのバストパッドは、女性の身体に装着する装
身用パッドにおいて、前記装身用パッドは、保形性を有
する素材からなる表面側のパッド層と、低反発性の弾性
体からなる裏面側のパッド層とを備えるように構成され
ている。
としてのバストパッドは、裏面側のパッド層の容積を、
女性の乳房体の移動容積に順応する量に設定するように
構成されている。
ッド11は、図1に示すように、保形性を有する素材か
らなる表面側のパッド層12と、低反発性の弾性体から
なる裏面側のパッド層13とから構成されている。上記
表面側のパッド層12は、例えば、発泡ウレタン等をモ
ールド成形することによって、所定の湾曲形状で均一な
肉厚に形成されている。また、上記裏面側のパッド層1
3は、例えば、ウレタンフォームやシリコンゴム等から
なる低反発性の発泡体などの弾性体によって形成されて
おり、この裏面側のパッド層13における低反発性の程
度は、乳房の老化度や表皮の弾性度によりまったく異な
るが、例えば、指で強く押さえた後に、元通りに復元す
るまでの時間が、1秒以上60秒未満程度に設定されて
いる。さらに、この裏面側のパッド層13は、図1に示
すように、表面側のパッド層12の所定位置に、縫着乃
至接着等の手段によって固着されている。
ように、人体のバストの容積をカバーし、ボリュームを
アップさせる機能を果たすため、その容積は、女性の乳
房体の移動容積に順応する量、例えば、乳房の老化度や
皮脂の弾性度により、20%レベルから殆ど100%近
くまで移動するものであり、容積の移動は、年代的美的
観点から必要とするシルエット形状に準じてデザインさ
れ、寧ろこの容積を補充する方向のものである。よっ
て、上記裏面側のパッド層13の容積は、女性乳房の理
想とするシルエットに対し、人体乳房の必要容積量を付
加補充、移動させるパッド容積であることが望ましい。
また、上記裏面側のパッド層13の内面側の形状は、図
1(b)に等高線で示すように、人体のバストの下端部
に相当する部分が高く設定されており、人体のバストの
容積をカバーし、ボリュームをアップさせる機能を果た
すとともに、バストアップ機能をも果たすように設定さ
れている。
表面側のパッド層12が、ブラジャー1の左右のバスト
カップ部2、3に縫着されるとともに、当該バストパッ
ド11の内面は、左右のバストカップ部2、3の内面を
覆う布地によって被覆されるように構成されている。但
し、上記バストパッド11は、ブラジャー1の左右のバ
ストカップ部2、3そのものを構成するように構成して
も良いし、全く独立体とし挿入パッドとしても良い。
る装身用パッドを適用したブラジャーにおいては、次の
ようにして、肌当たりが良く、着用感の点で満足のいく
ものであるのは勿論のこと、保形性が良く、バストアッ
プやバストの形状を理想的な形状に近づける補整機能を
同時に発揮させることが可能となっている。
に示すように、保形性を有する素材からなる表面側のパ
ッド層12と、低反発性の弾性体からなる裏面側のパッ
ド層13とから構成されているので、女性のバストに接
触する部分は、低反発性の弾性体からなる裏面側のパッ
ド層13であり、肌当たりが良く、着用感の点で満足が
いくものとなっている。しかも、上記表面側のパッド層
12は、保形性を有する素材からなるため、バストパッ
ド11自体の外形状を所定の形状に保持して、理想とす
るバスト形状に創出することが可能であるとともに、低
反発性の弾性体からなる裏面側のパッド層13と相俟っ
て、当該裏面側のパッド層13がバストアップ等の補整
機能を果たしても、裏面側のパッド層13は、表面側の
パッド層12の裏面側に固着されているため、不本意に
移動することがなく、バストアップ等の補整機能を十分
に果たすことが可能となっている。
をそれぞれ示すものであり、前記実施の形態と同一の部
分には同一の符号を付して説明すると、図 に示す実施
の形態では、裏面側のパッド層の表面に、剛性を有する
表面側のパッド層を積層した状態で配置するとともに、
前記表面側のパッド層の表面を、女性用衣料の製品を形
成する表面地で覆うように構成されている。
ッド11は、図3に示すように、保形性を有する素材か
らなる表面側のパッド層12が、薄い合成樹脂等の保形
性を有する素材から構成されているとともに、裏面側の
パッド層13よりも小さい形状に形成されている。ま
た、上記表面側のパッド層12と裏面側のパッド層13
は、女性用衣料の製品としてのブラジャー1の左右のバ
ストカップ部2、3を構成する表面地14で一体的に覆
われるように構成されている。なお、上記表面地14
は、ストレッチ製を有する素材で構成しても良い。
トパッド11は、図4に示すように、裏面側のパッド層
13が、女性のバストのトップ部の上部から下端部に掛
けて覆うのではなく、女性のバスト全体を覆うように構
成されており、当該裏面側のパッド層13は、女性のバ
ストのトップ部の上部から上端部までが、その肉厚を極
薄くするなどして、フレキシブルに形成されている。さ
らに、この実施の形態では、保形性を有する素材からな
る表面側のパッド層12が、裏面側のパッド層13の下
端部から、女性のバストのトップ部の上部までを覆うよ
うに構成されている。なお、上記表面側のパッド層12
は、裏面側のパッド層13に接着又は縫着等の手段によ
って固着されている。
側のパッド層12が、女性のバストトップを境にして、
上半分の部分12aと、下半分の部分12bとに分割し
て構成されており、当該パッド層12の上半分の部分1
2aは、保形性を有する素材によって構成されており、
例えば、ウレタンの成形品や裏面側のパッド層13に対
するコーテイング、あるいはプレス成形などによって、
裏面側のパッド層13と一体的に成形されている。ま
た、上記パッド層12の上半分の部分12aは、フレキ
シブルな素材によって形成されており、下半分の部分1
2bに対して別部材となっているため、バストの移動を
助ける機能を有していて、女性のバストの形状をいっそ
う理想的な形状に近付けることができるとともに、肌当
たりがよりいっそう良好なものとなっている。このパッ
ド層12の上半分の部分12aは、ブラジャー1の左右
のバストカップ部2、3に縫着又は接着等によって固着
されており、又、下半分の部分12bとも、必要に応じ
て、縫製等によって連結されている。
と同様であるので、その説明を省略する。
としてバストパッドに適用した場合について説明した
が、これに限定される訳ではなく、装身用パッドとし
て、ヒップパッドまたはデルタパッドに適用しても良い
ことは勿論である。また更に、上記装身用パッドとして
は、肩パッドやプロテクター、並びに各種ボーンと人体
接点のクッション効果(当たりを緩和)を果たすパッド
としても適用可能である。
肌当たりが良く、着用感の点で満足のいくものであるの
は勿論のこと、保形性が良く、バストアップやバストの
形状を理想的な形状に近づける補整機能を同時に発揮さ
せることが可能なブラジャー等のパッドを提供すること
ができる。
パッドとしてのバストパッドを示す構成図である。
パッドを適用したブラジャーを示す構成図である。
用パッドとしてのバストパッドを示す構成図である。
用パッドとしてのバストパッドを示す構成図である。
用パッドとしてのバストパッドを示す構成図である。
ップ部、4:身頃体、11:バストパッド、12:表面
側のパッド層、13:裏面側のパッド層。
Claims (8)
- 【請求項1】 女性の身体に装着する装身用パッドにお
いて、前記装身用パッドは、保形性を有する素材からな
る表面側のパッド層と、低反発性の弾性体からなる裏面
側のパッド層とを備えていることを特徴とする装身用パ
ッド。 - 【請求項2】 前記裏面側のパッド層の表面に、剛性を
有する表面側のパッド層を積層した状態で配置するとと
もに、前記表面側のパッド層の表面を、女性用衣料の製
品を形成する表面地で覆ったことを特徴とする請求項1
記載の装身用パッド。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の装身用パッドに
おいて、前記裏面側のパッド層の容積を、女性の乳房体
の移動容積に順応する量に設定したことを特徴とする装
身用パッド。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の装身
用パッドにおいて、前記表面側のパッド層又は裏面側の
パッド層の少なくとも一部を、スライス方式で創出した
ことを特徴とする装身用パッド。 - 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の装身
用パッドにおいて、前記表面側のパッド層を、単独又は
裏面側のパッド層を含めモールド成形により形成したこ
とを特徴とする装身用パッド。 - 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれかに記載の装身
用パッドにおいて、前記表面側のパッド層の面積を、裏
面側のパッド層より小さくなるように設定したことを特
徴とする装身用パッド。 - 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれかに記載の装身
用パッドにおいて、前記装身用パッドを、当該装身用パ
ッドが使用される女性用衣料の製品の表地と一体的に形
成したことを特徴とする装身用パッド。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の装身
用パッドにおいて、前記装身用パッドがヒップパッドま
たはデルタパッドのいずれかであることを特徴とする装
身用パッド。
Priority Applications (3)
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2004
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