JP2007161471A - シート搬送装置、シート処理装置、及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、シート処理装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タブ紙やZ折りなどのシートに対しても高精度で姿勢を補正することができるようにする。
【解決手段】シートを搬送する搬送ローラ4,5,6,9,10,11,12,18と、前記搬送ローラによって搬送されるシートの姿勢を補正するレジストローラ7を備えたシート搬送装置において、前記搬送ローラ18は、前記シートが前記レジストローラ7を通過した後、反対方向にシートを搬送してシート後端を前記レジストローラ7に突き当ててシートの姿勢を補正する。その際、レジストローラ7は前記搬送ローラ18では搬送できない位置、言い換えれば搬送ローラ18にニップに挟持されない位置まで逆方向に搬送する。
【選択図】図3

Description

本発明は、転写紙、記録紙、用紙、フィルム状シートなどのシート状記録媒体(本明細書では単に「シート」と称する)を搬送するシート搬送装置、このシート搬送装置を備えたシート処理装置、前記シート搬送装置又はシート処理装置を備えた画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置から排出された用紙の姿勢を補正して、搬送方向と直交する方向のズレを検出、修正した後、穿孔するパンチ機能を備えた後処理装置が主流となってきている。後処理装置とは、パンチ以外に綴じ、仕分け、さらには、中綴じ、中折り等の機能を有する、フィニッシャと呼ばれるもので、1台の装置にそれら全ての機能を盛り込んだものが多い。
一般的にパンチ機能はフィニッシャの入口部に配置されており、パンチされた用紙はその後、複数の搬送経路に搬送され綴じあるいは仕分け、クリア排出等される。すなわち、フィニッシャ内でどのような処理がなされる場合でも、まず最初にパンチをしておくことで、その後の処理(綴じ、仕分け等)に関わらず、パンチができなくなることがなくなる。
画像形成装置から排出された用紙はフィニッシャの入口ローラにその先端が突き当てられてスキューが補正され、その後、用紙の搬送方向と平行な端面の位置を検知して用紙のズレを測定する。ズレた分、パンチユニットをスライドさせて穿孔する。この動作を行うことでパンチ穴位置の精度が向上し、複数枚の用紙のパンチ穴揃え精度が向上する。
なお、特許文献1には、給紙手段で用紙を搬送しながらレジストローラ対を逆回転させ、この状態で用紙の先端をレジストローラ対のニップ部へ突き当てながら給紙手段により用紙を過剰送りして用紙全体のずれを強制する発明が開示されている。
また、特許文献2には、用紙先端がレジストローラ対に到達後、任意の距離シート搬送方向に対してシートを搬送し、その後レジストローラ対とタイミングローラ対の間のシートに第1の湾曲を形成し、下流に第2の湾曲が形成されてから、レジストローラ対を逆転させることにより、シート先端を均一にレジストローラ対のニップ線上に当接させておくことで、厚みや種類により剛性の高いシートであっても、スキュー補正を行う発明が開示されている。
特開2001−253595号公報 特開2003−072982号公報
ところで、前述のフィニッシャにおいて、近年、タブ紙やZ折りなどでも高精度なパンチ穴精度を期待する市場からの要求が増えてきている。しかしながら、タブ紙において、レジストローラに用紙先端突き当てによる用紙の姿勢を補正する場合、用紙先端側にタブインデックス部分があると、レジストローラのニップ部に対して用紙先端が当接することができないため、スキュー補正を行えず、高精度なパンチ穴精度を達成することができない。一方、折り紙においても、用紙先端側に折り部分があると、用紙先端をレジストローラに突き当てても、折り目先端側のズレの影響を受けるため、折り先端の傾斜が残ったままパンチ穿孔を行うことになる。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、その目的は、タブ紙やZ折りなどのシートに対しても高精度で姿勢を補正することができるようにすることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシートの姿勢を補正する補正手段を備えたシート搬送装置において、
前記搬送手段は、前記シートが前記補正手段を通過した後、反対方向に搬送してシート後端を前記補正手段に突き当ててシートの姿勢を補正することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記補正手段によって前記シート後端の突き当てによる補正が行われた後、前記補正手段の下流に位置する前記搬送手段では前記シートを搬送しえない位置まで搬送することを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記補正手段で補正されるシートの搬送方向の最大長さよりも、前記補正手段の搬送方向1つ上流側の搬送手段と1つ下流側の搬送手段との距離の方が大きくなるように設定されていることを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段において、前記補正手段のシート搬送方向上流側に位置し、最も前記補正手段に近いシート検知手段によってシート後端が通過した後のシート移動距離を制御することを特徴とする。
第5の手段は、第1の手段において、前記補正手段を正逆両方向に選択的に回転駆動する駆動手段を備え、前記駆動手段は前記シートの後端突き当て時には、前記補正手段を停止状態とすることを特徴とする。
第6の手段は、第1の手段において、前記補正手段を正逆両方向に選択的に回転駆動する駆動手段を備え、前記駆動手段は前記シートの後端突き当て時には、前記補正手段をシート搬送方向と逆の方向に前記補正手段を駆動することを特徴とする。
第7の手段は、シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシートの姿勢を補正する補正手段を備えたシート搬送装置において、前記補正手段が第1及び第2の2つの補正手段からなり、前記搬送手段によって前記シートが前記第1の補正手段を通過した後、反対方向に搬送してシート後端を前記第1の補正手段に突き当ててシートの姿勢を補正する第1の補正モードと、前記シート先端を前記第2の補正手段に突き当ててシートの姿勢を補正する第2の補正モードとを有することを特徴とする。
第8の手段は、第7の手段において、前記第1の補正手段によってシート後端突き当てによるシートの姿勢の補正が行われた後、前記第1の補正手段の下流に位置する前記搬送手段ではシートを搬送しえない位置まで搬送することを特徴とする。
第9の手段は、第8の手段において、前記第1の補正手段又は前記第2の補正手段で補正される前記シートの搬送方向の最大長さよりも、前記第1の補正手段又は前記第2の補正手段のシート搬送方向において1つ上流側の搬送手段と1つ下流側の搬送手段との距離の方が大きくなっていることを特徴とする。
第10の手段は、第7の手段において、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段の間に位置するシート検知手段、又は前記第1の補正手段のシート搬送方向において上流側に位置するシート検知手段によってシート後端が通過した後のシート移動距離を制御することを特徴とする。
第11の手段は、第7の手段において、前記第1の補正手段を正逆両方向に選択的に回転駆動する駆動手段を備え、前記駆動手段は前記シートの後端突き当て時には、前記第1の補正手段を停止状態とすることを特徴とする。
第12の手段は、第7の手段において、前記第1の補正手段を正逆両方向に選択的に回転駆動する駆動手段を備え、前記駆動手段は前記シートの後端突き当て時には、前記第1の補正手段をシート搬送方向と逆の方向に前記第1の補正手段を駆動することを特徴とする。
第13の手段は、第1ないし第12のいずれかの手段において、前記シートが、タブ紙又は折り紙であることを特徴とする。
第14の手段は、シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシートの姿勢を補正する補正手段を備えたシート搬送装置において、前記補正手段を正逆両方向に選択的に回転駆動する駆動手段を備え、前記駆動手段により前記補正手段を搬送方向とは逆方向に回転させてシートを突き当ててシートの姿勢を補正する際に、前記補正手段の逆回転時間及び逆回転速度の少なくとも一方を選択的に制御することを特徴とする。
第15の手段は、第14の手段において、シートサイズ、紙厚、生産性、スキュー量、カール方向の少なくとも1つに応じて前記補正手段の前記逆回転時間及び逆回転速度の少なくとも一方を変更することを特徴とする。
第16の手段は、第15の手段において、シートサイズ、紙厚、スキュー量、カール方向が検知できない場合には、前記補正手段の逆回転時間を一定の時間に設定することを特徴とする。
第17の手段は、第15の手段において、前記生産性を考慮しない場合には、前記補正手段の逆回転時間を一定の時間に設定することを特徴とする。
第18の手段は、第14の手段において、前記シートがタブ紙であってシート先端にタブインデックス部がある場合には前記正手段を搬送方向とは逆方向に回転させてシートを突き当ててシートの姿勢を補正する補正制御は行わないことを特徴とする。
第19の手段は、第14の手段において、前記シートが折り紙であってシート先端に折り部がある場合には前記正手段を搬送方向とは逆方向に回転させてシートを突き当ててシートの姿勢を補正する補正制御は行わないことを特徴とする。
第20の手段は、第14の手段において、前記補正手段を搬送方向とは逆方向に回転させることに代えて、搬送方向に回転させ、前記補正手段の正方向回転時間及び正方向回転速度の少なくとも一方を選択的に制御することを特徴とする。
第21の手段は、第1ないし第20のいずれかの手段において、前記シートに対して穿孔する穿孔手段を備えていることを特徴とする。
第22の手段は、第1ないし第21のいずれかの手段に係るシート搬送装置をシート処理装置が備えていることを特徴とする。
第23の手段は、第1ないし第21のいずれかの手段に係るシート搬送装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第24の手段は、第22の手段に係るシート処理装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
本発明によれば、シートが補正手段を通過した後、反対方向に搬送してシート後端を補正手段に突き当ててシートの姿勢を補正するので、あるいは、シートが第1の補正手段を通過した後、反対方向に搬送してシート後端を第1の補正手段に突き当ててシートの姿勢を補正する第1の補正モードと、シート先端を第2の補正手段に突き当ててシートの姿勢を補正する第2の補正モードとを有するので、さらには、補正手段を搬送方向とは逆方向に回転させてシートを補正手段に突き当ててシートの姿勢を補正する際に、補正手段の逆回転時間及び逆回転速度の少なくとも一方を選択的に制御するので、タブ紙やZ折りなどのシートに対しても高精度で姿勢を補正することができる
以下、図面を参照し、本発明の最良の実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の実施形態に係るシート処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システムのシステム構成を示す概略構成図である。同図において、このシステムは画像形成装置PRと、画像形成装置PRから排紙され画像形成済みの記録紙、転写紙、OHPシートなどのシートに対して所定の処理を施すシート後処理装置としてのシート処理装置FRとから構成されている。なお、図では、画像形成装置PR自体は公知の構成のものであれば特に限定しないので、排紙側の外形だけ示す。なお、システム構成としては画像形成装置PRとシート処理装置FRとの間に他の種類の用紙処理を行うシート処理装置を設けることもあり、当該シート処理装置が複数段にわたることもある。図1は最もシンプルなシステム構成例である。
本実施形態に係るシート処理装置FRは、画像形成装置PRから搬送されてくる用紙を受け取って穿孔するための穿孔手段を備えたシート処理装置である。このシート処理装置FRは、搬入された用紙をそのまま後段に搬送する、あるいは排紙するストレート搬送路R1と、穿孔処理を行う用紙処理搬送路R2とを備え、分岐爪3によって両搬送路R1,R2の切り換えが行われる。シート処理搬送路R2は正面視略U字状に形成され、下端部にパンチ15を含むパンチユニット8が設けられ、その下部にパンチ屑ホッパ17が設置され、穿孔されたパンチ屑16が集積される。また、搬送路R1に沿って入口ローラ2と排紙ローラ3が、搬送路R2に沿って複数のローラ4,5,6,7,9,18,10,11,12が、用紙位置を検出するための複数のセンサS1,S2,S3,S4がそれぞれ設けられている。
大略、前記のような構成要素を備えたシート処理装置FRでは、画像形成装置PRの本体排紙ローラ1から排紙された用紙は入口センサS1を通過して入口ローラ2に受け渡される。その後、パンチ処理を行わない場合は、図示時計方向に回動した分岐爪3を通過し、開放されたストレート搬送路R1に搬送され、水平ローラ14、排紙ローラ13を経て下流の後処理装置に排紙される。パンチ処理を行う場合は、分岐爪3が時計方向に回動し、用紙は分岐爪3の下面によって偏向され、シート処理搬送路R2に導入され、縦搬送ローラ4、5,6によって搬送される。分岐爪3の切り換えは図示しないDCソレノイドあるいはステッピングモータによって行われる。
普通紙に対して縦搬送ローラ6の下流に配置されているレジストローラ7に用紙先端が突き当たって適正量の撓みが形成されると、用紙先端のスキューが補正される。ここで、レジストローラ7と本体排紙ローラ1との距離はスキュー補正を行う(パンチを行う)最大用紙サイズよりも長くなるように設定されており、このため画像形成装置PR本体から完全に用紙が排出された状態でレジストローラ7に突き当てることができる。このように、スキュー補正しているときは、本体排紙ローラ1にその用紙が狭持される状態になっていないため、レジストローラ7が回転し始めて本体と同一線速になるまで、回転し続ける本体排紙ローラ1によって用紙の撓みが増え続けることはない。このような寸法設定により過度の撓み量にならない。そのため用紙にシワ、折れ等のダメージを与えることがない。なお、この実施形態では、レジストローラ7が補正手段を構成している。
図2は、用紙の搬送動作の動作手順示すフローチャートである。用紙を搬送し、穿孔処理を行う場合には、まず、各部を初期化し(ステップS101)さらにイニシャル動作を行った(ステップS102)後、ジョブの開始を待つ(ステップS103)。画像形成装置PR側でジョブが開始される、入口ローラ2を駆動し(ステップS104)、次いで、縦搬送ローラ4,5,6を駆動する(ステップS105)。そして、入口センサS1がオンになり用紙がシート処理装置内に搬入されたことが検知され(ステップS106)、用紙先端がレジストローラ7に到達すると(ステップS107)、レジストローラ7の駆動を開始する(ステップS108)。レジストローラ7への到着はレジストセンサS2が用紙先端を検知したことにより判断される。すなわち、レジストセンサS2で検知した時点から所定タイミング遅れた時点で用紙先端がレジストローラ7のニップに到着することになる。所定タイミング遅れた時点は、用紙の搬送速度から容易に検出することができる。このレジストローラ7位置で一旦用紙先端を撓ませて用紙先端を揃え、用紙を送り出すことになる。これがステップS108の動作である。
次いで、用紙先端が横レジストセンサ(以下、横レジセンサと称す)S3を通過すると(ステップS109)、パンチ後搬送ローラ9の駆動を開始し、(ステップS110)、さらに縦搬送ローラ10,11,12の駆動を開始する(ステップS111)。次いで横レジ検知処理が行われる(ステップS112)。ステップS112の横レジ検知処理は横方向(搬送方向に対して直交する方向)のずれを検知するもので、用紙の搬送方向と直交する方向の位置をCCDで読み取り(ステップS131)、初期位置からのずれ量に基づいてパンチユニット8の移動量を算出する(ステップS132)。これにより搬送方向と直交する方向にずれが生じていたとしても、用紙の設定位置に精度良く穿孔することができる。
ステップS112でパンチユニット8の移動量が算出されると、パンチユニット8の移動処理が実行される(ステップS113)。ステップS113におけるパンチユニット8の移動処理はステップS141に示すように算出された移動量だけパンチユニット8を移動させるというものである。
そして、用紙後端が穿孔位置に到達すると(ステップS114)、パンチ後搬送ローラ9が停止し(ステップS115)、さらに、用紙サイズに応じて搬送ローラ10,11,12も停止する(ステップS116)。次いで、穿孔処理が行われ(ステップS117)、穿孔後、パンチ後搬送ローラ9、縦搬送ローラ10,11,12、排紙路ローラ13の駆動が開始される(ステップS118,S119,S120)。用紙が搬送され、排紙センサS4がオン(ステップS121)、排紙センサS4がオフとなって用紙が排紙センサS4通過すると、画像形成装置PR側に用紙があるか否かをチェックし(ステップS123)、用紙がなく、ジョブが終了していれば、ステップS102に戻り、用紙があれば、ステップS104に戻って用紙受け入れ動作を繰り返す。
図3はスキュー補正機構近傍の構成を示す図である。レジストローラ7のニップの前後には撓みを形成するためのスペース7aが設けられ、縦搬送ローラ6側からレジストローラ7のニップに当接する場合も、縦搬送ローラ18側からレジストローラ7のニップに当接する場合も前記スペース7a部分で用紙の撓みを許容する。図4はレジストローラ7に用紙が突き当たる際、レジストローラ7が停止状態の場合の制御手順を示すフローチャート、図5はレジストローラ7が回転している状態の場合の制御手順を示すフローチャートである。
図4において、搬送ローラ6上流より用紙が搬送され、搬送ローラ6に用紙が到達する前に、搬送ローラ6は正転駆動しておく(ステップS201)。センサS2によって用紙先端が到達したことを確認すると(ステップS202)、タブ紙や折り紙でない場合は(ステップS203−No)、そのままレジストローラ7に突き当てて(ステップS215)、その後、レジストローラ7と搬送ローラ18を正転駆動して(ステップS214)用紙搬送を行う。
一方、ステップS203のチェックで用紙がタブ紙や折り紙であった場合には、レジストローラ7と搬送ローラ18を正転駆動し(ステップS204)、センサS2によって用紙後端を検知後(ステップS205)、距離α搬送する(ステップS206)。ここでαは用紙後端がレジストローラ7を通過することを満足する値であり、同時に用紙サイズに依存する値である。用紙後端がレジストローラ7を通過したことを確認した後は、レジストローラ7と搬送ローラ18を停止し(ステップS207)、搬送ローラ18を逆回転させ(ステップS208)、用紙を搬送方向とは反対方向に距離β搬送して(ステップS209)、用紙後端をレジストローラ7に突き当ててスキュー補正を行う(ステップS210)。ここで距離βは、用紙後端がレジストローラ7に到達した際に、適度な撓みを形成されるような値であり、同時に用紙サイズに依存する値である。
用紙後端がレジストローラ7に到達する際、レジストローラ7が停止状態の場合(ステップS210)は、スキュー補正完了後、レジストローラ7を逆回転駆動させる(ステップS211)。ここで、搬送ローラ18に狭持されなくなるまで用紙を搬送するために、センサS2によって用紙後端を検知する(ステップS212)。これは、搬送ローラ18に用紙が保持されていると、その位置でのスキューが残ってしまい、レジストローラ7によるスキュー補正効果が失われるためである。このため、搬送ローラ6とレジストローラ7との距離は用紙の搬送方向の最大長さよりも大きくしている。その後、レジストローラ7と搬送ローラ18を停止させ(ステップS213)、レジストローラ7と搬送ローラ18を正転駆動して用紙を搬送する(ステップS214)。
一方、図5に示すように用紙後端がレジストローラ7に到達する際、レジストローラ7が用紙搬送方向に対して、逆回転状態の場合は、スキュー補正完了後、レジストローラ7を停止しそのまま逆回転駆動させる。すなわち、ステップS204でレジストローラ7が正転し、ステップS206で距離α搬送し、用紙がレジストローラ7を通り過ぎて搬送ローラ18が停止し(ステップS207a)、搬送ローラ18が逆回転し(ステップS208)、用紙後端がレジストローラ7に到達する際、レジストローラ7は用紙搬送方向に対して逆回転状態となる。正転しているレジストローラ7に用紙後端を突き当て(ステップS210a)、レジストローラ7が停止し(ステップS210b)、さらに逆方向に送って(ステップS211)センサS2で用紙後端を検知した後(ステップS212)、図4のフローチャートのレジストローラ7が停止状態の時に用紙後端を突き当てる場合と同様に、搬送ローラ18に用紙が狭持されないようにする。その後、レジストローラ7と搬送ローラ18を停止させ(ステップS213)、レジストローラ7と搬送ローラ18を正転駆動して用紙を搬送する(ステップS214)。
スキュー補正された用紙は横レジセンサ3によって用紙の横方向のズレが検知され、横レジ検知処理で横方向のズレに応じてパンチユニット8が移動し、その移動した位置でパンチ穿孔が行われる。
このように本実施形態においては用紙先端と用紙後端両側でスキュー補正を行うにあたってひとつのレジストローラ7で用紙の姿勢の補正を行うことができるようになっている。これにより、タブ紙や折り紙などに対しても精度良く穿孔することができる。
以上のように本実施形態によれば、
1)用紙がレジストローラ7を通過した後、反対方向に搬送して用紙後端をレジストローラ7に突き当てて用紙の姿勢を補正することで、用紙後端側の用紙の姿勢を補正することが可能となる。
2)レジストローラ7によって用紙後端突き当てによるスキュー補正が行われた後、レジストローラ7の下流に位置する搬送ローラ18では用紙を挟持しえない位置まで搬送することで、搬送ローラ18に用紙が保持されていると、その位置における用紙の傾斜(スキュー)が残り、レジストローラ7によるスキュー補正効果が失われるという問題を解決することができる。
3)レジストローラ7で補正される用紙の搬送方向の最大長さよりも、レジストローラ7の1つ上流のローラと1つ下流のローラとの距離の方が大きくなるように設定したので、レジストローラ7によるスキュー補正効果が失われるという問題を解決することができる。
4)レジストローラ7の1つ用紙搬送方向上流側に位置するセンサS2によって用紙後端が通過した後の用紙移動距離を制御するので、良好に用紙の姿勢を補正することが可能となる。
等の効果を奏する。
<第2の実施形態>
本実施形態は第1の実施形態における撓みスペース7aを図6に示すように第1及び第2のレジストローラ6,7の間に形成した(撓みスペース7b)もので、本実施形態では、第1の実施形態における縦搬送ローラを第1のレジストローラ6として機能させ、また、第1の実施形態におけるレジストローラ7を第2のレジストローラ7として機能させている。その他、全体的な構成は第1の実施形態において説明した図1及び図2と同等なので、図示及び説明は省略し、本実施形態特有の点についてのみ説明する。
図6は本実施形態に係る撓みスペース7b形成部近傍の構成を示す図で、前記撓みスペース7bは図1における縦搬送ローラに対応する第1のレジストローラ6と、図1におけるレジストローラに対応する第2のレジストローラ7との間に形成される。
このような個所に撓みスペース7bを設けたときの用紙の搬送動作の動作手順を図7及び図8のフローチャートに示す。図7はレジストローラ7に用紙が突き当たる際、レジストローラ7が停止状態の場合の制御手順を示すフローチャート、図5はレジストローラ7が回転している状態の場合の制御手順を示すフローチャートである。なお、後述の説明において、第1の補正手段とは第1のレジストローラ6とその撓みスペース7bを、第2の補正手段とは第2のレジストローラ7とその撓みスペース7bを示している。
図7においてレジストローラ6上流より用紙が搬送され、レジストローラ6に用紙が到達する前に、レジストローラ6は正転駆動しておく(ステップS301)。センサS2によって用紙先端が到達したことを確認すると(ステップS302−Yes)、タブ紙や折り紙でない場合は(ステップS303−No)、そのままレジストローラ7に突き当てて(ステップS315)、その後、レジストローラ7とレジストローラ18を正転駆動して用紙搬送を行う。
ステップS303のチェックでタブ紙や折り紙であった場合(ステップS303−Yes)は、レジストローラ7を正転駆動し(ステップS304)、センサS2によって用紙先端を検知後(ステップS305)、レジストローラ6を停止させ、距離γ搬送する(ステップS306)。ここでγは用紙後端がレジストローラ6を通過することを満足する値であり、同時に用紙サイズに依存する値である。
用紙後端がレジストローラ6を通過した後は、レジストローラ6,7を停止し(ステップS307)、レジストローラ7を逆回転させ(ステップS308)、用紙を搬送方向とは反対方向に距離δ搬送して(ステップS309)、用紙後端をレジストローラ6に突き当ててスキュー補正を行う(ステップS310)。ここで距離δは、用紙後端がレジストローラ6に到達した際に、適度な撓みを形成されるような値であり、同時に用紙サイズに依存する値である。
用紙後端がレジストローラ6に到達する際、レジストローラ6が停止状態の場合は、スキュー補正完了後、レジストローラ6を逆回転駆動させる(ステップS311)。ここで、レジストローラ7に狭持されなくなるまで用紙を搬送するために、センサS2によって用紙先端を検知するまで(ステップS312)レジストローラ6を逆回転する。これは、レジストローラ7に用紙が保持されていると、その位置でのスキューが残ってしまい、レジストローラ6によるスキュー補正効果が失われるためである。このためレジストローラ6とレジストローラ7との距離は用紙の搬送方向の最大長さよりも大きくしている。
その後、レジストローラ6とレジストローラ7を停止させ(ステップS313)、レジストローラ6とレジストローラ7を正転駆動して用紙を搬送する(ステップS314)。
一方、用紙後端がレジストローラ6に到達する際、レジストローラ6が用紙搬送方向に対して逆回転状態の場合(ステップS308a−図5)は、スキュー補正完了後(ステップS310a)、レジストローラ6を停止し(ステップS310b)そのまま逆回転駆動させる(ステップS311)。その際、レジストローラ6が停止状態の時に用紙後端を突き当てる場合と同様に(ステップS310)、センサS2で用紙先端を検知し(ステップS312)、レジストローラ7に用紙が狭持されないようにする。その後、レジストローラ6とレジストローラ7を停止させ(ステップS313)、レジストローラ6,7を正転駆動して用紙を搬送する。
本実施形態では、二つのレジストローラ6,7を備え、搬送方向に対して手前側のレジストローラ6では、タブ紙や折り紙のスキュー補正を行い、奥側のレジストローラ7ではそれ以外の用紙をスキュー補正するような構成になっている。また、様々な紙種においても、ふたつの前記レジストローラ6,7と撓みスペース7bとからなる第1及び第2の補正手段を有することを特徴とする。その際、2つのレジストローラ6,7が1つの撓みスペース7bを共用していることも特徴となる。これにより、搬送系の簡略化と用紙搬送の高安定化を実現することができる。
その他、特に説明しない各部は、前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
以上のように本実施形態によれば、
1)用紙がレジストローラ6を通過した後、反対方向に搬送して用紙後端をレジストローラ6に突き当てて用紙の姿勢を補正する第1のモードと、用紙先端をレジストローラ7に突き当てて用紙の姿勢を補正する第2のモードを有するので、用紙の形状に対して選択的に用紙の先端あるいは後端において用紙の姿勢を補正することができる。
2)レジストローラ6によって用紙後端突き当てによる用紙の姿勢の補正が行われた後、レジストローラ6の下流に位置するレジストローラ7で用紙を挟持しえない位置まで搬送するので、レジストローラ6下流に用紙が保持されていた場合にその位置における用紙の傾斜(スキュー)が残り、レジストローラ6によるスキュー補正効果が失われるという問題を解決することができる。
3)レジストローラ6もしくはレジストローラ7で補正される用紙の搬送方向の最大長さよりも、それぞれのレジストローラ6,7の1つ上流のローラと1つ下流のローラとの距離の方が大きくなるように設定したので、レジストローラ6によるスキュー補正効果が失われるという問題を解決することができる。
4)レジストローラ6とレジストローラ7の間に位置するセンサ、またはレジストローラ6の上流に位置するセンサによって、用紙後端が通過した後の用紙移動距離を制御するので、良好に用紙の姿勢を補正することができる。
5)レジストローラ6によって、タブ紙または折り紙の用紙の姿勢を補正することができる。
等の効果を奏する。
<第3の実施形態>
この実施形態は、第2の実施形態の構成に対し、第2の実施形態における第1のレジストローラ6は第1の実施形態における搬送ローラ6と同じ機能を有し、第2の実施形態における第2のレジストローラ7がレジストローラとして機能する。ただし、レジストローラ7の用紙搬送方向上流側に撓み形成スペース7bが設けられているのは第2の実施形態と同様である。全体的な構成は第1の実施形態において説明した図1及び図2と同等なので、図示及び説明は省略し、本実施形態特有の点についてのみ説明する。
図9は本実施形態に係るシート処理装置の制御手順を示すフローチャートである。この実施形態では、図9において搬送ローラ6上流より用紙が搬送され、搬送ローラ6に用紙が到達する前に、搬送ローラ6は正転駆動しておき(ステップS401)、センサS2によって用紙先端の到達を確認する(ステップS402)。このとき用紙がタブ紙や折紙などで、用紙先端部分にタブインデックス部や折部がある場合は、ステップS409に飛び、レジストローラ7によって用紙の姿勢を補正しないで、そのまま通過させる。それ以外の場合は、用紙サイズ、紙厚、生産性、スキュー量、カール方向を検知し(ステップS404)、検知されればレジストローラ7を逆回転させるが、逆回転の際の逆回転時間T及び逆回転速度Vを検知内容に応じて選択し(ステップS405)、検知できなければ逆回転の際の逆回転時間T及び逆回転速度Vは予め設定されている一定値として(ステップS406)、それぞれ距離α搬送させ(ステップS407)、レジストローラ7と搬送ローラ18を停止させてレジストローラ7に用紙先端を突き当てる(ステップS408)。距離αは用紙がレジストローラ7にちょうど到達するように設定した値であり、また同時に用紙サイズに依存する値である。用紙先端をレジストローラ7のニップに突き当てて用紙の傾きを補正した後、レジストローラ7と搬送ローラ18を正転させて用紙を搬送する(ステップS409)。
なお、用紙先端がレジストローラ7に到達し、レジストローラ7を制御する際、レジストローラ7の逆回転時間T、あるいは、逆回転速度Vを選択できるように設定する。逆回転時間T及び逆回転速度Vを同時に選択できるようにすることもできる。また、レジストローラ7を逆回転駆動させなくてもよい場合も選択できるようにする。逆回転時間Tと逆回転速度Vは用紙サイズ、紙厚、生産性、スキュー量、カール方向に対応し定められた最適な値とする。例えば、生産性が高く紙間が短い場合には逆回転時間Tは短い時間しか設けられないが、生産性が低く紙間が長い場合は逆回転時間Tを長くすることができる。一方、逆回転速度も同様で逆回転時間Tが長ければ逆回転速度Vも大きな値にすることができ、逆に逆回転時間Tが短ければ逆回転速度Vは小さな値にしかできなくなる。カール方向は本体の構造によって決まる場合は、本体信号を元にカール方向を決定する。
例えば、図10に示すように、樹脂製のローラ19とゴム製のローラ20でレジストローラ7が構成されている場合などでは、搬送されてきた用紙先端が突き当たる方向がカール方向によって違うため、用紙先端が樹脂側に突き当たるかゴム側に突き当たるかにより、レジストローラ7の逆回転時間Tと逆回転速度Vの最適な値が異なる。
スキュー量は、レジストローラ7より手前にCCDなど用紙のスキュー量を測定できる装置を備えていた場合において、用紙がスキューしていなかった場合はレジストローラの逆回転制御を行わず、またスキューがあまりに大きく、その後の後処理機構(例えばパンチなど)で後処理を行うことに問題がある場合にもレジストローラの逆回転制御を行わない、などの例が挙げられる。さらに、用紙サイズ、紙厚、スキュー量、カール方向を検知できない場合や生産性を考慮しない場合(生産性を落としてもいい場合)は、逆回転時間T及び逆回転速度Vは自由に定められるようにする。このようにして、レジストローラの逆回転時間及び逆回転速度を、用紙の種類、サイズ、紙厚、生産性、カール方向に応じて最適な値にすることによってレジストローラ7のスキュー補正効果を最大限に引き出すことが可能となる。
その他、特に説明しない各部は前述の第1及び第2の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
以上のように、本実施形態によれば、
1)レジストローラ7を搬送方向とは逆方向に回転させて用紙を突き当てて用紙の姿勢を補正する際に、前記レジストローラ7の逆回転時間を選択的に制御するので、各用紙に対して最適な条件下で用紙の姿勢を補正することができる。
2)レジストローラ7を搬送方向とは逆方向に回転させて用紙を突き当てて用紙の姿勢を補正する際に、前記レジストローラ7の逆回転速度を選択的に制御するので、各用紙に対して最適な条件下で用紙の姿勢を補正することができる。
3)レジストローラ7を搬送方向とは逆方向に回転させて用紙を突き当てて用紙の姿勢を補正する際に、前記レジストローラ7の逆回転時間及び逆回転速度を選択的に制御するので、各用紙に対して最適な条件下で用紙の姿勢を補正することができる。
4)用紙サイズ、紙厚、生産性、スキュー量、カール方向に応じてレジストローラ7の逆回転時間と逆回転速度を変更するので、各用紙の各条件に対して、最適な条件下で高精度に用紙の姿勢を補正することができる。
5)用紙サイズ、紙厚、スキュー量、カール方向が検知できない場合や生産性を考慮しない場合は、レジストローラ7に用紙を突き当てる時間を一定の時間に定めることで、用紙の条件が検知できない場合でも一定のスキュー補正能力を保持することが可能となり、安定した精度で用紙の姿勢を補正することができる。
6)用紙がタブ紙や折り紙である場合に用紙先端にタブインデックス部や折り部がある時は、レジストローラ7の逆回転制御を行わないようにするので、用紙を安定して搬送することができる。
7)前記補正手段が逆回転しない場合を選択できるようにしたので、汎用性の向上を図ることができる。
等の効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係るシート処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システムのシステム構成を示す概略構成図である。 第1の実施形態におけるシート処理装置の用紙の搬送動作の動作手順示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるスキュー補正機構近傍の構成を示す図である。 レジストローラに用紙が突き当たる際、レジストローラが停止状態の場合の第1の実施形態における制御手順を示すフローチャートである。 レジストローラに用紙が突き当たる際、レジストローラが回転状態の場合の第1の実施形態における制御手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る撓みスペース形成部近傍の構成を示す図である。 レジストローラに用紙が突き当たる際、レジストローラが停止状態の場合の第2の実施形態における制御手順を示すフローチャートである。 レジストローラに用紙が突き当たる際、レジストローラが回転状態の場合の第2の実施形態における制御手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るシート処理装置の制御手順を示すフローチャートである。 樹脂製のローラとゴム製のローラでレジストローラが構成されている場合のカール方向を示す図である。
符号の説明
4,5,6,7,9,10,11,12,18 搬送ローラ
6,7 レジストローラ
7a,7b 撓みスペース
8 パンチユニット
19,20 ローラ
FR シート処理装置
PR 画像形成装置
R1,R2 搬送路
S2 センサ
S3 横レジセンサ

Claims (24)

  1. シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシートの姿勢を補正する補正手段を備えたシート搬送装置において、
    前記搬送手段は、前記シートが前記補正手段を通過した後、反対方向に搬送してシート後端を前記補正手段に突き当ててシートの姿勢を補正することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記補正手段によって前記シート後端の突き当てによる補正が行われた後、前記補正手段の下流に位置する前記搬送手段では前記シートを搬送しえない位置まで搬送することを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記補正手段で補正されるシートの搬送方向の最大長さよりも、前記補正手段の搬送方向1つ上流側の搬送手段と1つ下流側の搬送手段との距離の方が大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項2記載のシート搬送装置。
  4. 前記補正手段のシート搬送方向上流側に位置し、最も前記補正手段に近いシート検知手段によってシート後端が通過した後のシート移動距離を制御することを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  5. 前記補正手段を正逆両方向に選択的に回転駆動する駆動手段を備え、
    前記駆動手段は前記シートの後端突き当て時には、前記補正手段を停止状態とすることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  6. 前記補正手段を正逆両方向に選択的に回転駆動する駆動手段を備え、
    前記駆動手段は前記シートの後端突き当て時には、前記補正手段をシート搬送方向と逆の方向に前記補正手段を駆動することを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  7. シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシートの姿勢を補正する補正手段を備えたシート搬送装置において、
    前記補正手段が第1及び第2の2つの補正手段からなり、
    前記搬送手段によって前記シートが前記第1の補正手段を通過した後、反対方向に搬送してシート後端を前記第1の補正手段に突き当ててシートの姿勢を補正する第1の補正モードと、前記シート先端を前記第2の補正手段に突き当ててシートの姿勢を補正する第2の補正モードとを有することを特徴とするシート搬送装置。
  8. 前記第1の補正手段によってシート後端突き当てによるシートの姿勢の補正が行われた後、前記第1の補正手段の下流に位置する前記搬送手段ではシートを搬送しえない位置まで搬送することを特徴とする請求項7記載のシート搬送装置。
  9. 前記第1の補正手段又は前記第2の補正手段で補正される前記シートの搬送方向の最大長さよりも、前記第1の補正手段又は前記第2の補正手段のシート搬送方向において1つ上流側の搬送手段と1つ下流側の搬送手段との距離の方が大きくなっていることを特徴とする請求項8記載のシート搬送装置。
  10. 前記第1の補正手段と前記第2の補正手段の間に位置するシート検知手段、又は前記第1の補正手段のシート搬送方向において上流側に位置するシート検知手段によってシート後端が通過した後のシート移動距離を制御することを特徴とする請求項7記載のシート搬送装置。
  11. 前記第1の補正手段を正逆両方向に選択的に回転駆動する駆動手段を備え、
    前記駆動手段は前記シートの後端突き当て時には、前記第1の補正手段を停止状態とすることを特徴とする請求項7記載のシート搬送装置。
  12. 前記第1の補正手段を正逆両方向に選択的に回転駆動する駆動手段を備え、
    前記駆動手段は前記シートの後端突き当て時には、前記第1の補正手段をシート搬送方向と逆の方向に前記第1の補正手段を駆動することを特徴とする請求項7記載のシート搬送装置。
  13. 前記シートが、タブ紙又は折り紙であることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  14. シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシートの姿勢を補正する補正手段を備えたシート搬送装置において、
    前記補正手段を正逆両方向に選択的に回転駆動する駆動手段を備え、
    前記駆動手段により前記補正手段を搬送方向とは逆方向に回転させてシートを前記補正手段に突き当ててシートの姿勢を補正する際に、前記補正手段の逆回転時間及び逆回転速度の少なくとも一方を選択的に制御することを特徴とするシート搬送装置。
  15. シートサイズ、紙厚、生産性、スキュー量、カール方向の少なくとも1つに応じて前記補正手段の前記逆回転時間及び逆回転速度の少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項14記載のシート搬送装置。
  16. シートサイズ、紙厚、スキュー量、カール方向が検知できない場合には、前記補正手段の逆回転時間を一定の時間に設定することを特徴とする請求項15記載のシート搬送装置。
  17. 前記生産性を考慮しない場合には、前記補正手段の逆回転時間を一定の時間に設定することを特徴とする請求項15記載のシート搬送装置。
  18. 前記シートがタブ紙であってシート先端にタブインデックス部がある場合には前記正手段を搬送方向とは逆方向に回転させてシートを突き当ててシートの姿勢を補正する補正制御は行わないことを特徴とする請求項14記載のシート搬送装置。
  19. 前記シートが折り紙であってシート先端に折り部がある場合には前記正手段を搬送方向とは逆方向に回転させてシートを突き当ててシートの姿勢を補正する補正制御は行わないことを特徴とする請求項14記載のシート搬送装置。
  20. 前記補正手段を搬送方向とは逆方向に回転させることに代えて、搬送方向に回転させ、前記補正手段の正方向回転時間及び正方向回転速度の少なくとも一方を選択的に制御することを特徴とする請求項14記載のシート搬送装置。
  21. 前記シートに対して穿孔する穿孔手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし20のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  22. 請求項1ないし21のいずれか1項に記載のシート搬送装置を備えていることを特徴とするシート処理装置。
  23. 請求項1ないし21のいずれか1項に記載のシート搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  24. 請求項22記載のシート処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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