JP2007160953A - ワイヤハーネスの支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の車体と可動部材との間に架け渡すワイヤハーネスに外装する支持装置において、該支持装置を構成する部品点数を低減すると共に、組立作業性を向上させる。
【解決手段】車体と、該車体に可動自在に連結される可動部材との間に架け渡して配索されるワイヤハーネスを支持する装置であって、車体あるいは/および可動部材に回転自在に取り付けられる回転筒部材と、回転筒部材に、該回転筒部材の回転軸に対して直交方向にスライド自在に取り付けられると共に、回転筒部材と共に回転する両端開口のスライド筒部材を備え、ワイヤハーネスを回転筒部材とスライド筒部材の中空部を通して配線しており、ワイヤハーネスの移動に応じて、スライド筒部材が回転筒部材の回転軸に対して直交方向にスライドすると共に回転筒部材の回転軸回りに回転し、このスライド筒部材の回転と共に回転筒部材が回転してワイヤハーネスに追従可能な構成としている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワイヤハーネスの支持装置に関し、詳しくは、車体とスライドドアやバックドア等の可動部材との間に架け渡すワイヤハーネスの架け渡し部分に外装して支持するものであり、可動部材の作動にワイヤハーネスと共に追従可能としたものである。
自動車のドアにはパワーウインドやドアロック等の電装品が搭載されており、これら電装品には常時給電するためのワイヤハーネスが接続され、該ワイヤハーネスは車体側へと配索されて、車体側で電源側のワイヤハーネスと接続されている。
このように自動車の車体とドアとの間に架け渡すワイヤハーネスを外装保護し、かつ、ワイヤハーネスと共にドアの作動に追従させる外装保護材として、特開2004−40862号公報(特許文献1)では図15に示すケーブルガイド1が提案されている。該ケーブルガイド1は、複数のリンク部材2を軸着して互いに回転自在に連結したものであり、ワイヤハーネスを貫通させると共に、その両端を車体とスライドドアに固定している。よって、スライドドアを開閉すると各リンク部材2が所要方向に回転して、ワイヤハーネスと共にケーブルガイド1がスライドドアの作動に追従する。
しかしながら、ケーブルガイド1は複数のリンク部材2を連結したものであるため、部品点数が多くなると共に、リンク部材2を1つ1つ連結していかなければならず、ケーブルガイド1の作製に手間がかかりコスト高になる問題がある。
特開2004−40862号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、自動車の車体と可動部材との間に架け渡すワイヤハーネスに外装する支持装置において、該支持装置を構成する部品点数を低減すると共に、組立作業性を向上させることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車体と、該車体に可動自在に連結される可動部材との間に架け渡して配索されるワイヤハーネスを支持する装置であって、
前記車体あるいは/および可動部材に回転自在に取り付けられる回転筒部材と、
前記回転筒部材の外面側に、該回転筒部材の回転軸に対して直交方向にスライド自在に取り付けられると共に、前記回転筒部材と共に回転する両端開口のスライド筒部材を備え、
前記ワイヤハーネスを前記回転筒部材の中空部を軸線方向に挿通させて引き出した後に前記スライド筒部材の一端開口より中空部を通して他端開口へと引き出して配線しており、
前記ワイヤハーネスの移動に応じて、前記スライド筒部材が前記回転筒部材の回転軸に対して直交方向にスライドすると共に前記回転筒部材の回転軸回りに回転し、このスライド筒部材の回転と共に前記回転筒部材が回転して、ワイヤハーネスに追従可能な構成としていることを特徴とするワイヤハーネスの支持装置を提供している。
前記可動部材を車体に対して移動させると、車体から可動部材に架け渡すワイヤハーネスの配索方向と配索距離が変化する。例えば、可動部材がスライドドアの場合、スライドドアを前方位置から後方側へとスライド移動させると、車体側から引き出したワイヤハーネスは初めはスライドドアが位置する前方側へと配索されているが、スライドドアの後方への移動に追従してワイヤハーネスが車体側からスライドドアが位置する後方側へと配索されるように変化する。これがワイヤハーネスの配索方向の変化である。また、スライドドアが移動するとワイヤハーネスの車体からの引き出し位置とスライドドアとの距離も変化する。これがワイヤハーネスの配索距離の変化である。
本発明のワイヤハーネスの支持装置では、これらワイヤハーネスの配索方向の変化と配索距離の変化の2つの変化に追従させるため、動きの異なる回転筒部材とスライド筒部材の少なくとも2種類の部材を用いている。即ち、ワイヤハーネスの配索方向の変化に対しては回転筒部材が回転することにより、ワイヤハーネスの配索距離の変化に対してはスライド部材がスライドすることにより、支持装置をワイヤハーネスの変化にスムーズに追従させている。
詳細には、回転筒部材が回転することにより回転筒部材に取り付けたスライド筒部材の突出方向を変化させている。また、スライドドアが移動することによってワイヤハーネスの配索距離が長くなる場合には、スライド筒部材がスライドドア側へ引き出される一方、ワイヤハーネスの配索距離が短くなる場合には、スライド筒部材が車体側へ押し込まれる。
前記のように、本発明のワイヤハーネスの支持装置によれば、動きの異なる回転筒部材とスライド筒部材を用いることにより支持装置を可動部材の作動にスムーズに追従させることができる。
また、従来のように複数のリンク部材を連結したケーブルガイドに比べ、部品点数を大幅に低減できると共に、組立作業も容易にできるため、支持装置のコストを低減することができる。
前記回転筒部材の外面に筒状の保持部を突設し、該保持部で前記スライド筒部材をスライド自在に保持している。
前記構成によれば、前記回転筒部材に設けた筒状の保持部内をスライド筒部材がスライドすることにより、支持装置をワイヤハーネスの配索距離の変化に追従させることができる。
例えば、前記可動部材がスライドドアの場合、前記スライド筒部材は軸線方向を水平方向として、その他端側がスライドドアに対して摺動自在に取り付けられる一方、前記回転筒部材は車体に対して回転軸を垂直方向として回転自在に取り付けられ、前記回転筒部材の開口から引き出されるワイヤハーネスを湾曲させて前記スライド筒部材の一端側の開口へと挿通させている。
また、前記可動部材がバックドアの場合、前記回転筒部材は軸線方向を水平方向として前記車体に取り付けられる一方、前記スライド筒部材は他端側がバックドアに対して回転自在に取り付けられ、前記回転筒部材の開口から引き出されるワイヤハーネスを湾曲させて前記スライド筒部材の一端側の開口へと挿通させている。
前記のように、本発明のワイヤハーネスの支持装置は、車体への取り付け方によって、車体とスライドドア等のサイドドアとの間に取り付けたり、車体とバックドアとの間に取り付けたりすることができる。
また、前記箇所に限らず、車体とスライドシートとの間にも取り付けることができる。
前記スライド筒部材を複数備え、これらスライド筒部材同士を回転継手部材により回転自在に連結してもよい。
前記構成によれば、車体と可動部材との間に架け渡したワイヤハーネスの複雑な動きにも支持装置を追従させることができ、様々な箇所に適用できる。
前述したように、本発明によれば、動きの異なる回転筒部材とスライド筒部材の少なくとも2種類の部材を用いているため、可動部材を作動させたときのワイヤハーネスの配索方向の変化と配索距離の変化の2つの変化に追従でき、支持装置をワイヤハーネスの変化にスムーズに追従させることができる。
また、従来のように複数のリンク部材を連結したケーブルガイドに比べ、部品点数を大幅に低減できると共に、組立作業も容易にできるため、支持装置のコストを低減することができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図8は、本発明の第1実施形態を示し、本発明のワイヤハーネスの支持装置10(以下、支持装置10と称す)は、図1に示すように、車体100とスライドドア101との間に架け渡すワイヤハーネスW/Hの架け渡し部分を支持する装置である。
支持装置10は、車体100に回転自在に取り付けられる回転筒部材11と、該回転筒部材11に対してスライド自在に取り付けられるスライド筒部材12とを備えている。
回転筒部材11は、下端の開口と側面の開口11dに連通する中空部を有する円筒状の筒本体11aと、該筒本体11aの外面にスライド筒部材12を保持するためのコ字状の保持部本体11bを備えている。該保持部本体11bは筒本体11aの軸方向に対して直交方向の両端を開口とすると共に、先端も開口とし、この先端開口側にロック枠11cを複数設けている。保持部本体11bにスライド筒部材12を収容した後、保持部本体11bのロック枠11cに平板状の蓋13に設けたロック片13aを挿入係止して、該蓋13により保持部本体11bの先端開口を閉鎖し、これら保持部本体11bと蓋13とで矩形筒状の保持部としている。
前記回転筒部材11は、車体固定部材14を介して車体100に取り付けている。該車体固定部材14は、車体にボルト締め固定する平板状のブラケット14aと、ブラケット14aの中央に突設した円筒状の保持部14cとからなる。ブラケット14aには保持部14cの両側にボルト挿通用の貫通孔14dを穿設している。一方、保持部14cは側面の開口14bと上端の開口14eに連通する中空部を有し、外周面には筒長さ方向の中央に回転筒部材11を位置決めするためのリブ14fを周設している。保持部14cの外径は回転筒部材11の筒本体11aの内径よりも若干小さく、保持部14cに筒本体11aを回転自在に外嵌し、筒本体11aの下端面を保持部14cの外周面に設けたリブ14fの上面に当接させて筒本体11aを所要高さで保持している。
一方、支持装置10のスライド筒部材12は、両端開口で両端の開口に連通する中空部を有する矩形筒状としている。該スライド筒部材12のスライドドア101への取付側となる一端側には軸部12bと該軸部12bの先端に設けた円盤状の係止板部12cからなるスライド突起12aを突設している。図6(B)に示すように、係止板部12cの径は軸部12bの径よりも大径としている。また、スライド突起12aから所要の間隔をあけた位置とスライド筒部材12の他端の外周面に抜け防止用のフランジ12dを突設している。スライド筒部材12の外形は、フランジ12d以外の部分は回転筒部材11の保持部本体11bと蓋13とで形成される空間よりも小さくする一方、フランジ12dの外形は前記空間よりも大きくしている。これにより、スライド筒部材12が回転筒部材11の保持部本体11bと蓋13により保持されてスライドし、かつ、フランジ12dが保持部本体11bと蓋13により形成された開口周縁に当接して、スライド筒部材12の保持部本体11bからの抜けが防止される。
前記支持装置10には、車体100とスライドドア101との間に架け渡すワイヤハーネスW/Hを貫通させている。詳細には、図4及び図5に示すように、車体側のワイヤハーネスW/Hを車体固定部材14の開口14bから保持部14cの中空部内に引き込み、保持部14cの中空部と回転筒部材11の筒本体11aの中空部を貫通させて、筒本体11aの開口11dより引き出している。さらに、回転筒部材11から引き出したワイヤハーネスW/Hを湾曲させてスライド筒部材12のスライドドア101への取付側と反対側の開口からスライド筒部材12の中空部内に引き込み、該中空部を貫通させてスライド筒部材12のスライドドア101への取付側の開口から引き出し、該開口周縁にテープT巻き固定している。
前記のように、支持装置10にワイヤハーネスW/Hを貫通させた状態で、車体固定部材14のブラケット14aに穿設した貫通孔14dにボルト(図示せず)を通して車体固定部材14を車体100にボルト締め固定すると共に、スライド筒部材12のスライド突起12aをスライドドア101に設けたガイドレール102にスライドかつ回転自在に取り付けている。
スライドドア101のガイドレール102は、図6(A)に示すように、スライドドア101の長さ方向に延在させて配置しており、図6(B)に示すように、矩形筒状として、下面にガイドレール102の長さ方向に延在するスリット102aを設けている。該スリット102aにスライド筒部材12のスライド突起12aの軸部12bを通すと共に、係止板部12cをガイドレール102の中空部内に配置することにより、スライド突起12aがガイドレール102のスリット102aに沿ってスライドする構成としている。
なお、スライドドア101に対してスライド筒部12がスライド移動することによって生じるスライドドア101内でのワイヤハーネスW/Hの伸縮は、ワイヤハーネスW/HをU字状に屈曲させて余長部を設け、該余長部でワイヤハーネスW/Hの余長を吸収することにより行っている。
次に、スライドドア101の開閉に伴う前記支持装置10の作動について説明する。
図7は前後方向に開閉するスライドドア101及び該スライドドア101の開閉に伴なって作動する支持装置10の概略平面図、図8は支持装置10の作動を順に示した平面図である。
スライドドア101は、閉鎖した状態から開放する場合、車体100に対して一旦斜め後方に引き出された後、後方に真っ直ぐにスライドされ、開放状態から閉鎖する場合はその逆方向に移動される。このように移動されるスライドドア101に対して、支持装置10のスライド筒部材12に設けたスライド突起12aをスライドドア101のガイドレール102に回転かつスライド自在に取り付けているため、スライドドア101の移動に伴って支持装置10が図7及び図8に示すように作動する。
詳細には、図8(A)に示すスライドドア101の閉鎖状態から、図8(D)に示すスライドドア101を所要幅開放した段階までは、回転筒部材11の車体100への取付位置とスライド筒部材12のスライドドア101への取付位置(スライド突起12aの位置)が近接していくため、回転筒部材11が平面視反時計回り方向に回転すると共に、スライド筒部材12が車体100側に引き込まれるようにスライドする。
さらに、図8(D)に示す状態から図8(G)に示すスライドドア101の全開状態までは、回転筒部材11の車体100への取付位置とスライド筒部材12のスライドドア101への取付位置が離反していくため、回転筒部材11が平面視反時計回り方向に回転すると共に、スライド筒部材12がスライドドア101側に引き出されるようにスライドする。
逆に、図8(G)に示すスライドドア101の全開状態から閉鎖する場合、図8(G)から図8(D)までは、回転筒部材11が平面視時計回り方向に回転すると共に、スライド筒部材12が車体100側に引き込まれるようにスライドし、図8(D)から図8(A)までは、回転筒部材11が平面視時計回り方向に回転すると共に、スライド筒部材12がスライドドア101側に引き出されるようにスライドする。
このように、回転筒部材11の車体100への取付位置とスライド筒部材12のスライドドア101への取付位置間の距離に略一致する架け渡し部分のワイヤハーネスW/Hの配索距離はスライドドア101が移動するに従って変化する。このワイヤハーネスW/Hの配索距離の変化に対しては支持装置10のスライド筒部材12が前記のようにスライドすることによって対応可としている。
また、車体100からスライドドア101へ架け渡すワイヤハーネスW/Hの配索方向もスライドドア101が移動するに従って変化するが、このワイヤハーネスW/Hの配索方向の変化に対しては支持装置10の回転筒部材11が前記のように回転することによって追従可としている。
前記構成によれば、車体100とスライドドア101との間に架け渡すワイヤハーネスW/Hを貫通させる支持装置10が動きの異なる回転筒部材11とスライド筒部材12の2種類の部材を備えているため、スライドドア101を作動させたときのワイヤハーネスW/Hの配索方向の変化と配索距離の変化の2つの変化に追従でき、支持装置10をワイヤハーネスW/Hの変化にスムーズに追従させることができる。
また、複数のリンク部材を連結したケーブルガイドに比べ、部品点数を大幅に低減できると共に、組立作業も容易にできるため、支持装置のコストを低減することができる。
図9及び図10は、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態では、第1実施形態の支持装置10を車体100と上端ヒンジを支点として上下方向に回転作動するバックドア103との間に架け渡すワイヤハーネスW/Hの支持装置として用いている。
本実施形態では、支持装置10の回転筒部材11とスライド筒部材12にワイヤハーネスW/Hを貫通させ、回転筒部材11の回転軸が水平方向となるように回転筒部材11を車体100に回転自在に取り付けると共に、スライド筒部材12のドア側端部をバックドア103に回転自在に連結している。
バックドア103を開閉すると、回転筒部材11はバックドア103の回転方向と同一方向に回転すると共に、バックドア103を開放するときにはスライド筒部材12がバックドア103側に引き出される一方、バックドア103を閉鎖するときにはスライド筒部材12が車体100側に引き込まれる。
このように、本発明の支持装置10は車体100とバックドア103との間に架け渡すワイヤハーネスW/Hを支持する装置としても適用できる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図11乃至図14は、本発明の第3実施形態を示す。
本実施形態のワイヤハーネスの支持装置20(以下、支持装置20と称す)は、第1実施形態の車体固定部材14と同様の固定部材24A、24Bを介して回転筒部材11A、11Bを車体とスライドドア(共に図示せず)の両方にそれぞれ回転自在に取り付け、各回転筒部材11A、11Bにスライド筒部材22A、22Bをスライド自在に取り付けている。車体側に設けたスライド筒部材22Aとスライドドア側に設けたスライド筒部材22Bはそれぞれ端部に取り付けた回転継手部材25A、25Bを介して回転自在に連結している。なお、本実施形態では、車体側に取り付けた回転筒部材11Aの回転軸とスライドドア側に取り付けた回転筒部材11Bの回転軸を直交させている。
スライド筒部材22Aは、図12に示すように、樋形状の筒本体22aと平板状の蓋22bとを組み付けてなる。筒本体22aは回転継手部材25Aを取り付ける側の一端を閉鎖する一方、他端を開口としてワイヤハーネスの引出口としている。筒本体22aの前記閉鎖端側には部分的に上壁部22cを設け、該上壁部22cに回転継手部材保持用の凹部22dを円弧状に切り欠いて設けている。一方、蓋22bの端部にも回転継手部材保持用の凹部22eを円弧状に切り欠いて設けている。また、筒本体22aに係止爪22fを設ける一方、蓋22bに係止溝22gを設けて、筒本体22aと蓋22bとをロック結合する構成としている。
前記スライド筒部材22Aに取り付ける回転継手部材25Aは、基部25aに円弧部を有する電線引出部25bを切り欠いて設け、該電線引出部25bの周縁から一方側に向けて保持部25cを突設し、該保持部25cの外周面に嵌合溝25dを周設している。また、基部25aの両端から他方側に向けて一対の連結片25eを突設し、該連結片25eの中央に真円形状の貫通孔25fを穿設している。
スライドドア側のスライド筒部材22Bは、前記スライド筒部材22Aと同様の構成としている。また、スライド筒部材22Bに取り付ける回転継手部材25Bはスライド筒部材22Aに取り付ける回転継手部材25Aと略同様の構成としているが、図14に示すように、回転筒部材25Bでは貫通孔25fにかえて連結片25eの外面に断面真円形状のピン状突起25gを突設している。
前記回転継手部材25A、25Bの嵌合溝25dを蓋22bの凹部22eの周縁と筒本体22aの凹部22dの周縁に嵌合させた状態で、筒本体22aの係止爪22fを蓋22bの係止溝22gに係止させて筒本体22aと蓋22bをロック結合し、同時に回転継手部材25A、25Bをスライド筒部材22A、22Bに取り付けている。
スライド筒部材22Aに取り付けた回転継手部材25Aの貫通孔25fとスライド筒部材22Bに取り付けた回転継手部材25Bのピン状突起25gとを嵌合させて、これら回転継手部材25A、25Bを介してスライド筒部材22Aと22Bとを回転自在に連結している。
前記構成によれば、車体とスライドドアの両方にそれぞれ回転筒部材11A、11Bとスライド筒部材22A、22Bを設け、かつ、これらスライド筒部材22A、22Bを回転継手部材25A、25Bを介して回転自在に連結しているため、ワイヤハーネスW/Hの複雑な角度変化等にも支持装置20を追従させることができる。
本発明の第1実施形態のワイヤハーネスの支持装置の使用箇所を示す図面である。 ワイヤハーネスの支持装置の分解斜視図である。 ワイヤハーネスの支持装置の斜視図である。 ワイヤハーネスの支持装置にワイヤハーネスを貫通させた状態を示す斜視図である。 ワイヤハーネスの支持装置にワイヤハーネスを貫通させた状態を示す正面図である。 (A)はスライドドアの平面図、(B)はA−A線断面図である。 スライドドアとワイヤハーネスの支持装置の作動を示す図面である。 (A)〜(G)はスライドドアの開閉に伴うワイヤハーネスの支持装置の作動を示す図面である。 本発明の第2実施形態のワイヤハーネスの支持装置の使用箇所を示す図面である。 バックドアとワイヤハーネスの支持装置の作動を示す図面である。 ワイヤハーネスの支持装置の平面図である。 スライド筒部材と回転継手部材の斜視図である。 一方の回転継手部材を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 他方の回転継手部材を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は左側面図である。 従来例を示す図面である。
符号の説明
10 ワイヤハーネスの支持装置
11 回転筒部材
11b 保持部本体
13 蓋
12 スライド筒部材
14 車体固定部材
25A、25B 回転継手部材
100 車体
101 スライドドア
102 ガイドレール
103 バックドア
W/H ワイヤハーネス

Claims (5)

  1. 車体と、該車体に可動自在に連結される可動部材との間に架け渡して配索されるワイヤハーネスを支持する装置であって、
    前記車体あるいは/および可動部材に回転自在に取り付けられる回転筒部材と、
    前記回転筒部材の外面側に、該回転筒部材の回転軸に対して直交方向にスライド自在に取り付けられると共に、前記回転筒部材と共に回転する両端開口のスライド筒部材を備え、
    前記ワイヤハーネスを前記回転筒部材の中空部を軸線方向に挿通させて引き出した後に前記スライド筒部材の一端開口より中空部を通して他端開口へと引き出して配線しており、
    前記ワイヤハーネスの移動に応じて、前記スライド筒部材が前記回転筒部材の回転軸に対して直交方向にスライドすると共に前記回転筒部材の回転軸回りに回転し、このスライド筒部材の回転と共に前記回転筒部材が回転して、ワイヤハーネスに追従可能な構成としていることを特徴とするワイヤハーネスの支持装置。
  2. 前記回転筒部材の外面に筒状の保持部を突設し、該保持部で前記スライド筒部材をスライド自在に保持している請求項1に記載のワイヤハーネスの支持装置。
  3. 前記可動部材はスライドドアで、前記スライド筒部材は軸線方向を水平方向として、その他端側がスライドドアに対して摺動自在に取り付けられる一方、前記回転筒部材は車体に対して回転軸を垂直方向として回転自在に取り付けられ、
    前記回転筒部材の開口から引き出されるワイヤハーネスを湾曲させて前記スライド筒部材の一端側の開口へと挿通させている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの支持装置。
  4. 前記可動部材はバックドアで、前記回転筒部材は軸線方向を水平方向として前記車体に取り付けられる一方、前記スライド筒部材は他端側がバックドアに対して回転自在に取り付けられ、
    前記回転筒部材の開口から引き出されるワイヤハーネスを湾曲させて前記スライド筒部材の一端側の開口へと挿通させている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの支持装置。
  5. 前記スライド筒部材を複数備え、これらスライド筒部材同士を回転継手部材により回転自在に連結している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの支持装置。
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