JP2007160385A - アーク溶解炉装置及び該溶解炉に用いる鋳型 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属材料を溶解する溶解炉を備えるアーク溶解炉装置において、従来よりも効率的に金属材料の攪拌作業を行うことにより均一な合金化が可能となり、鋳型上で成形を行う場合に成形品の歩留まりを向上することのできるアーク溶解炉装置及び該溶解炉に用いる鋳型を提供する。
【解決手段】鋳型30が装着された水冷鋳型と、該水冷鋳型が下面に密着し、密閉容器となる溶解室20と、前記水冷鋳型上の金属材料を溶解可能なエネルギー熱源とにより溶解炉6を形成する溶解炉装置100において、前記溶解炉6が取り付けられ、少なくとも左右前後方向に傾動自在に設けられた架台5と、前記架台5に設けられたハンドル部8とを備え、作業者が前記ハンドル部8を操作して前記架台5に取り付けられた前記溶解炉6を揺動させることにより、前記エネルギー熱源により溶解された金属材料Mが攪拌され、均一な合金化成形が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶解炉において金属材料を溶解するアーク溶解炉装置及び該溶解炉に用いる鋳型に関する。
アークの熱エネルギーを使用して鋳型内に収容された金属材料を溶解するアーク溶解は従来から広く知られている。このアーク溶解には消耗型アーク溶解と非消耗型アーク溶解とがある。そのうち非消耗型アーク溶解は、減圧アルゴンの雰囲気内で直流アーク電源を用いてタングステン電極を陰極とし、水冷鋳型上に置いた金属材料(陽極)との間で直流アークによる熱エネルギーによって金属材料を溶解するものである。
図10に、従来の非消耗型アーク溶解炉の構成例を示す。図示するアーク溶解炉200において、溶解室210の下面に銅鋳型201が密着し、溶解室210は密閉容器となされている。また、銅鋳型201の下方には、冷却水が循環する水槽202が設けられ、銅鋳型201は水冷鋳型となされている。
また、図示するように棒状の水冷電極203が、溶解室210の上方から室内に挿設され、陰極としてのタングステンが形成されたその先端は、ハンドル部204の操作によって溶解室210を上下、前後、左右に移動できるようになされている。
このアーク溶解炉200において金属溶解し合金生成する場合、秤量した金属材料が銅鋳型201上に置かれる。そして、水冷電極203のタングステン電極(陰極)と銅鋳型201上の金属材料(陽極)との間でアーク放電が発生させられ、その熱エネルギーにより複数異なる金属材料が溶解し合金化される。
尚、前記したようなアーク溶解炉については、特許文献1(特開2000−317621号公報)に開示されている。
ところで前記したようなアーク溶解炉を用いた合金生成方法にあっては、比重の大きい金属は合金された材料の底部に溜まりやすいため、合金が溶湯状態のときによく攪拌する必要があった。しかしながら、水冷鋳型上で金属材料を溶解しても、鋳型に接する溶湯底面は冷却されるため、底部がすぐに液相から固相に変化し、全体的に充分な攪拌が出来ないという技術的課題があった。
そこで従来は、前記課題を解決するため、溶解した合金材料Mを冷却後、図11に示すように反転棒205を用いて銅鋳型201上で反転し、再び溶解し、その後続けて冷却、反転、溶解のプロセスを複数回繰り返すことによって攪拌を行い、材料Mを合金化する方法が用いられている。
特開2000−317621号公報
しかしながら、前記のように冷却、反転、溶解のプロセスを繰り返し行う方法では、作業ステップ数が多くなり、エネルギーロスと作業時間のロスが大きいという課題があった。
さらに、鋳型上で溶解から成形までを行う場合、同一鋳型上での反転溶解プロセスの繰り返し法以外に、成形用鋳型の近傍で溶解し、成形用鋳型に落とし込む方法があるが、水冷鋳型との接触部付近は溶湯が固相化しやすいため、溶湯が成形用鋳型の内部全体に入り込まない場合や、表面に湯皺の発生等を起こすことがあり、その結果、不定形な成形体が出来上がり、歩留まりが低下するという課題があった。
本発明は、前記したような事情の下になされたものであり、金属材料を溶解する溶解炉を備えるアーク溶解炉装置において、従来よりも効率的に金属材料の攪拌作業を行うことができ、鋳型上で成形を行う場合に成形品の歩留まりを向上させ、金属を均一に溶解合金化できるアーク溶解炉装置及び該溶解炉に用いる鋳型を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係るアーク溶解炉装置は、鋳型が装着された水冷鋳型と、該水冷鋳型が下面に密着し、密閉容器となる溶解室と、前記水冷鋳型上の金属材料を溶解可能なエネルギー熱源とにより溶解炉を形成するアーク溶解炉装置において、ベース台と、前記ベース台に設けられた傾動手段と、前記溶解炉が取り付けられ、前記傾動手段により前記ベース台に対し少なくとも左右前後方向に傾動自在に設けられた架台と、前記架台に設けられたハンドル部とを備え、前記ハンドル部を操作して前記架台に取り付けられた前記溶解炉を傾動させることにより、前記エネルギー熱源により溶解された金属材料が揺動し攪拌されることに特徴を有する。
このように構成すれば、ハンドル部の操作により溶解炉を傾動させることができるため、鋳型上で溶解された金属材料(溶湯)を揺動させて、その固相化を抑制し、さらに揺動の傾斜を大きくすることにより効果的に金属材料を攪拌することができる。これにより、従来よりも作業ステップ数が少なくなり、エネルギーロスと作業時間のロスを小さくすることができる。
また、前記傾動手段は、前記ベース台上に設けられ上下方向に伸縮自在な複数のスプリングと、前記複数のスプリング上に設けられ前記架台を支持する板部材と、前記ベース台と前記板部材との間に設けられ板部材の傾動の支点となる支点部材とを有し、前記支点部材の高さ位置が調整されることにより前記板部材の最大傾動角度が設定されることが望ましい。
このように構成することにより、溶解炉を傾動させることができると共に、溶解する金属材料の融点、粘度、溶解量、鋳型の形状等の種々の条件に応じた最大傾動角度を設定することができる。
また、前記溶解室において、前記水冷鋳型上で前記エネルギー熱源により溶解された金属材料に対し金型で型押しするチルド成形手段を備えることが望ましい。
このように構成すれば、溶湯状態の金属材料に対し固相化の前に一様なチルド成形を行うことができる。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係る鋳型は、前記アーク溶解炉装置に用いられる鋳型であって、板状の鋳型本体と、前記鋳型本体の上面に横並びに形成された少なくとも二つの溶解用凹部と、前記二つの溶解用凹部の間に形成された堰とを有し、前記溶解炉が傾動することによって、前記エネルギー熱源により溶解された金属材料が前記二つの溶解用凹部の間を前記堰を越えて移動し揺動、攪拌されることに特徴を有する。
このような鋳型によれば、堰が設けられることにより効果的に金属材料を反転させることができ、金属材料を充分に揺動、攪拌することができる。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係る鋳型は、前記アーク溶解炉装置に用いられる鋳型であって、板状の鋳型本体と、前記鋳型本体の上面に横並びに形成された溶解用凹部及び成形用凹部と、前記溶解用凹部と前記成形用凹部とを連通する通路堰とを有し、前記溶解炉が傾動することにより、前記溶解用凹部で溶解された金属材料が前記通路堰を通って前記成形用凹部に流され、金属材料が成形されることに特徴を有する。
このような鋳型によれば、固相化のない溶湯状態の金属材料をすぐに成形用凹部に流し込むことができ、成形品の歩留まりを向上することができる。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係る鋳型は、前記アーク溶解炉装置に用いられる鋳型であって、板状の鋳型本体と、前記鋳型本体の上面に横並びに形成された二つの溶解用凹部と、前記二つの溶解用凹部を連通する通路堰とを有し、前記通路堰の容積は、前記二つの溶解用凹部の夫々の容積よりも小さくなるよう細く形成されていることに特徴を有する。
このような鋳型によれば、例えば融点差の大きい二種類の金属を合金化する場合に、夫々、溶解用凹部を分けて溶解し、鋳型を傾動させることにより前記通路堰を介して少量ずつ混合することができる。即ち、混合量を徐々に多くすることによって効果的に合金化を行うことができる。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係る鋳型は、前記アーク溶解炉装置に用いられる鋳型であって、板状の鋳型本体と、前記鋳型本体の上面に横並びに形成された溶解用凹部及び成形用凹部と、前記溶解用凹部と成形用凹部とを連通する通路堰とを有し、前記溶解炉が傾動することにより、前記溶解用凹部で溶解された金属材料が前記通路堰を通って前記成形用凹部に流されて移動し、前記チルド成形手段により金属材料が型押しされ成形されることに特徴を有する。
このような鋳型によれば、溶湯状態の金属材料に対し固相化の前に一様なチルド成形を行うことができる。
本発明によれば、金属材料を溶解する溶解炉を備えるアーク溶解炉装置において、従来よりも効率的に金属材料の攪拌作業を行うことができ、鋳型上で成形を行う場合に成形品の歩留まりを向上させ、金属を均一に溶解合金化できるアーク溶解炉装置及び該溶解炉に用いる鋳型を得ることができる。
以下、本発明にかかる実施の形態につき、図に基づいて説明する。図1は、本発明に係る溶解炉装置の全体構成を示す側面図、図2はその正面図である。
図示するように溶解炉装置100は、容易に移動することができるように、キャスタ付の移動ベース1(ベース台)上に形成されている。この移動ベース1上には、スプリング2及び上方に露出した球を有する回転球受部3(支点部材)を介して方形状の板部材4が設けられ、板部材4上には、架台5が設けられ支持されている。図2に示すように架台5は2本の脚部5aにより板部材4の一辺両端上に立設され、脚部5aの上部には溶解炉取付板5bが設けられている。また、溶解炉取付板5bには溶解炉6が取り付けられている。
図1、図2に示すように、スプリング2は板部材4の四隅と移動ベース1との間に夫々設けられ、回転球受部3は、溶解炉6の重心位置に配置されている。即ち、板部材4は、回転球受部3を支点として、少なくとも前後左右方向に傾動可能になされており、その上方に設けられた溶解炉6も板部材4に連動して傾動するように構成されている。このように、スプリング2、板部材4、回転球受部3は移動ベース1上に設けられた傾動手段として機能している。
また回転球受部3は、移動ベース1に設けられた揺動角調整機構7によって、その高さ位置が任意に調整可能になされている。即ち、回転球受部3の高さ位置により板部材4の最大傾斜角度が決定され、溶解する金属材料の融点、粘度、溶解量、鋳型の形状等の種々の条件に応じて回転球受部3の高さ位置が調整される。尚、この揺動角調整機構7の高さ位置調整動作は好ましくはモータ等の駆動源を用い、図示しないペダル等による操作により行われる。
また、架台5において溶解炉取付板5bの上部には、溶解炉揺動ハンドル8(ハンドル部)が設けられ、この溶解炉揺動ハンドル8を操作することにより、任意の方向に溶解炉6を傾斜させ、揺動することが可能になされている。
また、図1に示すように移動ベース1上において、溶解炉6が取り付けられた架台5に隣接して架台9が設けられ、この架台9には排気系装置10が取り付けられている。図1に示すように、排気系装置10と溶解炉6とは排気通路となる蛇腹状のベロージョイント11により接続され、溶解炉6における溶解作業中において排気作業が可能になされている。また、ベロージョイント11を取り付けるためのフランジ面内には、ベローの動きを可動範囲内で調整するためのガイドストッパーネジ棒12が取り付けられている。
続いて、図3に基づき溶解炉6の説明をする。図3は、溶解炉6の縦断面図である。図示するように溶解炉6は、下方が開口した溶解室20と、溶解室20の下方開口に密着されたプレート状の銅鋳型30(鋳型)とを有し、それらにより溶解室20は密閉容器となる。銅鋳型30は、水槽22の上面に装着されて水冷鋳型とされ、水槽22には図示しない冷却水循環手段により常に冷却水が循環し、銅鋳型30の温度を一定に調整するようになされている。尚、銅鋳型30は、溶解室20と水槽22との間にボルト固定等により設けられており、必要に応じて交換可能になされている。
また、溶解室20の頂部には、陰極保持用の保持管24が設けられ、保持管24内に設けられたユニバーサルジョイント(図示せず)によって、水冷電極23が溶解室20内を上下、前後、左右に移動可能になされている。水冷電極23の上部にはハンドル25が設けられ、作業者は溶解室20に形成された明かり窓、覗き窓(図示せず)を利用し、目視により確認しながらハンドル25により水冷電極23を操作することができる。
尚、水冷電極23の先端には、タングステン(陰極)23aが設けられ、銅鋳型30上の金属材料を陽極としてアーク放電を発生可能になされている。即ち、このアーク放電を熱エネルギー源として金属を溶解するようになされている。
また、ハンドル25の操作により水冷電極23の先端、即ちタングステン(陰極)23aは、銅鋳型30上の任意の場所に移動できるようになされている。したがって、銅鋳型30上に置かれた金属材料は、どの位置であってもハンドル25の操作によりすぐに溶解することができる。
また、図示するように溶解室20内には、内部にユニバーサルジョイント(図示せず)を有する保持管26を介して材料ハンドリングスティック27が挿設され、室内を上下、前後、左右に移動可能になされている。この材料ハンドリングスティック27の先端にはフック27aが設けられ、銅鋳型30上で溶解した金属材料の反転、移動を補助するために用いられる。
また、溶解室20内には、内部にユニバーサルジョイント(図示せず)を有する保持管28を介してチルド成形スティック29(チルド成形手段)が挿設され、室内を上下、前後、左右に移動可能になされている。このチルド成形スティック29の先端には金型29aが設けられ、銅鋳型30上で溶解した金属材料上に金型29aを被せることによってプレス成形することも可能な構成となされている。
このように構成された溶解炉装置100においては、銅鋳型30上に例えば溶解すべき複数の異なる金属材料が置かれ、溶解室20内が減圧アルゴン雰囲気となされる。そして、水冷電極25のタングステン(陰極)23aと銅鋳型30上の金属材料(陽極)との間でアーク放電が発生させられ、その熱エネルギーにより複数異なる金属材料が溶解され混合される。
作業者は、アーク溶解電極25を作動させ、溶解を継続しながら、さらに架台5に設けられた溶解揺動ハンドル8を操作し、溶解炉6を揺動する。これにより銅鋳型30上の金属材料(溶湯)も揺動し、水槽22によって冷却される銅鋳型30に接し固相状態に移行しつつある金属材料の底面部が反転する。したがって、金属材料底部の固相化が抑制され、金属材料は全体的にその液相状態が維持される。また、溶解炉6の傾動角度を大きくすれば、銅鋳型30が大きく傾斜し溶湯の金属材料を銅鋳型30上で回転させることができる。これにより、金属材料内部を繰り返し反転させることができ、金属材料を効果的に揺動、攪拌することができる。
また、前記したように、銅鋳型30は交換することが可能である。このため、用途に応じた銅鋳型30を使用することができる。
続いて、その銅鋳型30として使用可能な形態について説明する。先ず、図4、図5に基づいて、合金生成の際に効果的に攪拌を行うことのできる銅鋳型30について説明する。図4は銅鋳型30の平面図、図5は図4のA−A矢視断面図であって、銅鋳型30の傾斜による金属材料の移動を示す図である。
図4に示すように、銅鋳型30は、円板状(板状)の鋳型本体31を有している。この鋳型本体31の上面には、横並びに形成された二つの溶解用凹部31aと、それら二つの溶解用凹部31aの間に形成された堰31bとが二組設けられている。尚、図示においては二組としたが、鋳型本体31上には何組設けられてもよい。
作業者は、図5(a)に示すように先ず一つの溶解用凹部31aの中で金属材料Mを溶解し溶湯状態とした後、溶解炉6を傾動することにより図5(b)に示すように銅鋳型30を少し傾斜させ、堰31b側部に金属材料M(溶湯)の溜まりを形成する。尚、この状態においても溶湯と水冷電極23とが同時移動できるため、水冷電極23を作動し溶湯の状態とすることによって金属材料M(溶湯)が揺動し攪拌される。
そして、さらに銅鋳型30の傾斜を大きくし、水冷電極23の先端を堰31b側と反対側の金属材料M(溶湯)の端部に当てると、図5(c)に示すように金属材料M(溶湯)が堰31bを越えて他方の溶解用凹部31aに移動する。このとき金属材料M(溶湯)が反転(回転)し、その上部と下部とが入れ替わる。
また、続けて銅鋳型30を反対方向に傾斜させると(図示せず)、金属材料M(溶湯)は堰31b側部に溜まり、さらに傾斜させると堰31bを越えて他方の溶解用凹部31aに移動する。即ち、再度、金属材料M(溶湯)の上部と下部とが入れ替わる。
このようにして、銅鋳型30の傾斜方向を交互に変えることにより、金属材料M内部の上部と下部とが連続して反転し、金属材料Mを効果的に攪拌し、均一合金化、成形することができる。
また、溶解炉6内で(一次)成形まで行う場合には、前記した鋳型30に代えて、例えば図6に示す銅鋳型40を使用することができる。図6(a)はその銅鋳型40の平面図、図6(b)は図6(a)のB−B矢視断面図である。
図6(a)に示すように、この銅鋳型40は、円板状(板状)の鋳型本体41を有している。この鋳型本体41の上面には、横並びに形成された溶解用凹部41a及び成形用凹部41bと、それらを連通する通路堰41cとが設けられ、それを一組とすると、鋳型本体41上には、それらが二組設けられている。さらに、横並びに形成された溶解用凹部41d及び成形用凹部41eと、それらを連通する通路堰41fとが一組設けられている。
この銅鋳型40においては、先ず溶解用凹部41a、41dにおいて金属材料Mが溶解されて溶湯とされ、その後、銅鋳型40は、成形用凹部41b、41eが下方となるように傾斜される。これにより溶解用凹部41aから成形用凹部41bに、溶解用凹部41dから成形用凹部41eに夫々通路堰41c、41fを通って、溶湯である金属材料Mが一気に流し込まれる。即ち、溶湯の状態の金属材料Mを一気に様々な鋳型形状に対し流し込むことができるため、1回の溶解で一次成形加工品を得ることができ、最終加工品までの工程が簡略化されコストを低減することができる。
また、融点の異なる金属材料M(例えば高融点と低融点の金属)を合金化する場合には、前記した鋳型30に代えて、例えば図7に示す銅鋳型50を使用することができる。図7(a)はその銅鋳型50の平面図、図7(b)は図7(a)のC−C矢視断面図である。
図7(a)に示すように、この銅鋳型50は、円板状(板状)の鋳型本体51を有している。この鋳型本体51の上面には、横並びに形成された二つの溶解用凹部51a、51bと、それらを連通する通路堰51cとが設けられ、それらが三組設けられている。尚、溶解用凹部51aと溶解用凹部51bとを結ぶ通路堰51cは、溶解用凹部51a、51bの容積に対し小さい容積となるよう細く形成されている。
この銅鋳型50においては、溶解用凹部51aと溶解用凹部51bにおいて夫々融点の異なる金属材料Mが溶解されて溶湯とされる。そして、銅鋳型50がそれら凹部51a、51bの並び方向に沿って、傾動方向が交互に変更される。溶解用凹部51aの金属材料Mと溶解用凹部51bの金属材料Mとは夫々通路堰51cを通って少量ずつ混合され、最終的に全体が充分に混合される。
これにより精度よい合金化が困難な、融点差が大きい金属材料の合金化も容易に行うことができる。
また、大口径材料を作成する場合には、水冷電極23(1極)を2極、3極と増やすことによって可能となる(図示せず)。使用する鋳型は、前記した鋳型30に代えて、例えば図8に示す銅鋳型60を使用することができる。図8(a)はその銅鋳型60の平面図、図8(b)は図8(a)のD−D矢視断面図である。
図8(a)に示すように、この銅鋳型60は、円板状(板状)の鋳型本体61を有している。この鋳型本体61の上面には、その略全面に亘り溶解用凹部61aが形成されている。
この銅鋳型60においては、溶解用凹部61a上で例えば大型板等を作成するための大量の金属材料Mが溶解されて溶湯とされ、所定の形状に加工される。即ち、従来、材料が大きいために、冷却、反転、溶解のプロセス及びその繰り返し作業が困難である場合でも容易に金属材料Mを所定の大口径材料とすることができる。但し、大きさにより、水冷電極23を2極、3極と増やすことも可能である。
また、前記したチルド成形スティック29を用いて金属材料Mをチルド成形する場合、前記した鋳型30に代えて、例えば図9に示す銅鋳型70を使用することができる。図9(a)はその銅鋳型70の平面図、図9(b)は図9(a)のE−E矢視断面図である。
図9(a)に示すように、この銅鋳型70は、円板状(板状)の鋳型本体71を有している。この鋳型本体71の上面には、横並びに形成された溶解用凹部71a及び成形用凹部71bと、それらを連通する通路堰71cとが設けられ、それらが二組設けられている。
この銅鋳型70においては、先ず溶解用凹部71aにおいて金属材料Mが溶解されて溶湯とされ、その後、銅鋳型70は、成形用凹部71bが下方となるように傾斜される。これにより溶解用凹部71aから成形用凹部71bに、通路堰71cを通って溶湯である金属材料Mが流し込まれる。そして、成形用凹部71bに移動した金属材料M(溶湯)の上面に対し、チルド成形スティック29の金型29aにより型押しがなされチルド成形される。
このように従来は溶解(合金化)後の困難であった成形作業を、溶解炉装置100において、この銅鋳型70を用いることにより容易に行うことができる。
以上のように、本発明に係る実施の形態によれば、溶解炉6を少なくとも前後左右に傾動させることができるため、銅鋳型30上で溶解された金属材料M(溶湯)を揺動させて、その固相化を抑制し、さらに揺動の傾斜を大きくすることにより効果的に金属材料Mを攪拌、合金化することができる。これにより、従来よりも作業ステップ数が少なくなり、エネルギーロスと作業時間のロスを小さくすることができる。
また、銅鋳型30を取り替えることにより、様々な用途に対応することができ、従来困難であった成形作業において精度よい成形品を作成することができ、均一な合金化が可能となり、歩留まりを向上することができる。
本発明は、熱源としてアークの高エネルギー源を使用して鋳型内に収容された金属材料を溶解する溶解炉に関するものであって、該溶解炉の製造業及び該溶解炉を用いた製造業において好適に用いられる。
図1は、本発明に係る溶解炉装置の全体構成を示す側面図である。 図2は、図1の溶解炉装置の正面図である。 図3は、図1の溶解炉装置が備える溶解炉の縦断面図である。 図4は、図3の溶解炉に用いる銅鋳型の平面図である。 図5は、図4の銅鋳型のA−A矢視断面図である。 図6は、図3の溶解炉に用いる銅鋳型の他の形態を示す図である。 図7は、図3の溶解炉に用いる銅鋳型の他の形態を示す図である。 図8は、図3の溶解炉に用いる銅鋳型の他の形態を示す図である。 図9は、図3の溶解炉に用いる銅鋳型の他の形態を示す図である。 図10は、従来の溶解炉の断面図である。 図11は、図10の溶解炉において金属材料を反転させる様子を示す図である。
符号の説明
1 移動ベース(ベース台)
2 スプリング
3 回転球受部(支点部材)
4 板部材
5 架台
6 溶解炉
7 揺動角調整機構
8 溶解炉揺動ハンドル(ハンドル部)
9 架台
10 排気系装置
20 溶解室
30 銅鋳型(鋳型)
31 鋳型本体
31a 溶解用凹部
31b 堰
40 銅鋳型(鋳型)
41 鋳型本体
41a 溶解用凹部
41b 成形用凹部
41c 通路堰
50 銅鋳型(鋳型)
51 鋳型本体
51a 溶解用凹部
51b 溶解用凹部
51c 通路堰
60 銅鋳型(鋳型)
61 鋳型本体
61a 溶解用凹部
70 銅鋳型(鋳型)
71 鋳型本体
71a 溶解用凹部
71b 成形用凹部
71c 通路堰
100 溶解炉装置
M 金属材料

Claims (7)

  1. 鋳型が装着された水冷鋳型と、該水冷鋳型が下面に密着し、密閉容器となる溶解室と、前記水冷鋳型上の金属材料を溶解可能なエネルギー熱源とにより溶解炉を形成するアーク溶解炉装置において、
    ベース台と、前記ベース台に設けられた傾動手段と、前記溶解炉が取り付けられ、前記傾動手段により前記ベース台に対し少なくとも左右前後方向に傾動自在に設けられた架台と、前記架台に設けられたハンドル部とを備え、
    前記ハンドル部を操作して前記架台に取り付けられた前記溶解炉を傾動させることにより、前記エネルギー熱源により溶解された金属材料が揺動し攪拌されることを特徴とするアーク溶解炉装置。
  2. 前記傾動手段は、前記ベース台上に設けられ上下方向に伸縮自在な複数のスプリングと、前記複数のスプリング上に設けられ前記架台を支持する板部材と、前記ベース台と前記板部材との間に設けられ板部材の傾動の支点となる支点部材とを有し、
    前記支点部材の高さ位置が調整されることにより前記板部材の最大傾動角度が設定されることを特徴とする請求項1に記載されたアーク溶解炉装置。
  3. 前記溶解室において、前記水冷鋳型上で前記エネルギー熱源により溶解された金属材料に対し金型で型押しするチルド成形手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたアーク溶解炉装置。
  4. 前記請求項1または請求項2に記載のアーク溶解炉装置に用いられる前記鋳型であって、
    板状の鋳型本体と、前記鋳型本体の上面に横並びに形成された二つの溶解用凹部と、前記二つの溶解用凹部の間に形成された堰とを有し、
    前記溶解炉が傾動することによって、前記エネルギー熱源により溶解された金属材料が前記二つの溶解用凹部の間を前記堰を越えて移動し揺動、攪拌されることを特徴とする鋳型。
  5. 前記請求項1または請求項2に記載のアーク溶解炉装置に用いられる前記鋳型であって、
    板状の鋳型本体と、前記鋳型本体の上面に横並びに形成された溶解用凹部及び成形用凹部と、前記溶解用凹部と前記成形用凹部とを連通する通路堰とを有し、
    前記溶解炉が傾動することにより、前記溶解用凹部で溶解された金属材料が前記通路を通って前記成形用凹部に流され、金属材料が成形されることを特徴とする鋳型。
  6. 前記請求項1または請求項2に記載のアーク溶解炉装置に用いられる前記鋳型であって、
    板状の鋳型本体と、前記鋳型本体の上面に横並びに形成された二つの溶解用凹部と、前記二つの溶解用凹部を連通する通路堰とを有し、
    前記通路堰の容積は、前記二つの溶解用凹部の夫々の容積よりも小さくなるよう細く形成されていることを特徴とする鋳型。
  7. 前記請求項3に記載のアーク溶解炉装置に用いられる前記鋳型であって、
    板状の鋳型本体と、前記鋳型本体の上面に横並びに形成された溶解用凹部及び成形用凹部と、前記溶解用凹部と成形用凹部とを連通する通路堰とを有し、
    前記溶解炉が傾動することにより、前記溶解用凹部で溶解された金属材料が前記通路堰を通って前記成形用凹部に流されて移動し、前記チルド成形手段により金属材料が型押しされ成形されることを特徴とする鋳型。
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