JPH0421727A - チタン鋳塊の製造方法および装置 - Google Patents

チタン鋳塊の製造方法および装置

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JPH0421727A
JPH0421727A JP12378390A JP12378390A JPH0421727A JP H0421727 A JPH0421727 A JP H0421727A JP 12378390 A JP12378390 A JP 12378390A JP 12378390 A JP12378390 A JP 12378390A JP H0421727 A JPH0421727 A JP H0421727A
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hearth
melting
ingot
titanium
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English (en)
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Susumu Hiratake
平竹 進
Hiroyuki Yamada
博之 山田
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は純チタン又はチタン合金の鋳塊を製造する方
法及び装置に関する。特に、航空機の分野において要求
されている、極めて純度が高く組織が均一なチタン鋳塊
、あるいは合金成分が均一に混ざり合ったチタン合金の
鋳塊の製造方法及び装置に関する。向上記純チタンは外
部胴板や内部桁材用であり、Ti−6AI−4V合金は
エンジンの耐熱部品用であり、Ti−5AI−2,5S
n合金は300℃以下で用いられる板や桁材用である。
〔従来の技術〕
上記のような鋳塊の製造は、例えば第5図に示されるプ
ロセスで行なわれている。即ち、先ず粒状のチタン原料
51をプレス機52でブリケット53状に圧縮成形する
。圧縮成形された複数のブリケット53を不活性雰囲気
に維持した密閉室54の中でT!Gまたはプラズマ溶接
機により溶接して連結させ、柱状物55(次工程の電極
となるため電極という)とする、得られた柱状物55を
真空アーク炉56の消耗電極として用い、真空下におい
て水冷モールド57内でアーク加熱により溶解し、電極
55の消耗に゛従って水冷モールド内に鋳塊58が積層
するやり方で溶解鋳造する。得られた鋳塊58は、成分
の均一化、不純物の除去、内部の緻密化、表面の円滑化
のため、再びこれを消耗電極58として真空アーク炉5
9で再溶解する。航空機用チタン、チタン合金鋳塊の製
造では高度な品質水準をクリヤするため真空アーク炉5
9による溶解を合計3回以上繰返して、即ち多重溶解を
行なって最終鋳塊60を得る。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来の方法では、原料にタングステン等の重密度不
純物が含まれていると、その不純物は最後まで残って製
品の品質を低下させる問題点がある。また上記不純物は
上記溶接工程において混入する可能性のある問題点もあ
る。
上記のような問題点の解決を目差して、発明者は上記原
料をハース内において電子ビームで熔解する手段を試み
たが、原料としてスポンジチタンを用いると放出ガス量
が多くて安定な操業が困難となる為、解決策としては利
用が困難であるという問題点があった。
本発明は上記従来技術の問題点(技術的課H)を解決す
る為になされたもので、チタン原料をプラズマアークに
より前辺って溶解させることによリ、原料としてスポン
ジチタンの利用を可能にできると共に、ハース内での電
子ビームによる溶解が可能となって、重密度不純物が除
去されしかも均質なチタン鋳塊を製造すことができるよ
うにしたチタン鋳塊の製造方法および装置を提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に、本願発明は前記請求の範囲記
載の通りの手段を講じたものであって、その作用は次の
通りである。
〔作用〕
粒状のチタン原料は先ずプラズマアークにより熔解され
る。この溶解により上記原料中のガスとなる成分が除去
される。次に上記溶解の工程を経たものは、ハース内に
おいて電子ビームにより溶解される。この溶解により均
質な溶湯が得られると共に、重密度不純物はハースの下
層に沈降する。
上記ハース内の上層の溶湯がモールド内に受けられてそ
こで凝固されることより、均質でしかも重密度不純物が
除去された高品質なチタン鋳塊が得られる。
〔実施例〕
以下本願の実施例を示す図面について説明する。
第1図にはチタン鋳塊の製造工程のうちの第1の工程、
即ちプラズマアークにより粒状のチタン原料を溶解させ
る工程の実施の為に用いられるプラズマ積層凝固溶解炉
Aが示される。プラズマ積層凝固溶解炉Aは水冷の中空
の炉体1を有する。炉体1には複数のプラズマトーチ2
が取付けである。
これらのプラズマトーチ2は例えばタングステン製の非
消耗電極を有する耐久性の高いものである。
炉体1にはまたチタン原料を投入する為のホッパ3が取
付けてあり、該ホッパ3には原料フィーダ4がシュート
5を介して接続しである。向原料フィーダ4は密閉容器
6内にコンベア7を備えて構成され、上記密閉容器6が
シュート5を介してホッパ3に接続されている。従って
炉体lの内部空間の圧力(例えば減圧状態)を崩すこと
なく原料8の供給を行うことができる。上記炉体1の下
部には水冷モールド10が連結されている。該モールド
】0はその下部に鋳塊引下機構11を備えている。
このようなプラズマ積層凝固溶解炉へによる上記第1の
工程の実施は以下の通りである。炉体1の内部空間1a
を20〜250Torr程度のアルゴンの減圧雰囲気乃
至は大気圧にした状態においてプラズマトーチ2が作動
される。一方チタン原料8はコンベア7の作動によりシ
ュート5に投入され、そのシュート5を介してホッパ3
に送られる。ホッパ3内に送り込まれた上記原料8はそ
のホッパからモールド10内に投入される。投入された
原料はプラズマトーチ2からのプラズマアーク2aによ
り溶解され、モールド10内において溶湯12aとなる
上記原料8は、海綿状で粒状のチタン原料(スポンジチ
タンと称される)やチタンの切削屑等である。上記スポ
ンジチタンはチタン鉱石(丁102)を塩素化して塩化
チタンとした後、マグネシウム又はナトリウムで還元し
て得られる精製された原料である。尚アルミニウムやバ
ナジウム等の含まれるチタン合金の鋳塊を製造する場合
には、上記チタン原料の他に上記合金を作る為の粒状金
属片が添加される。
上記原料8の溶解の過程においてはチタン原料に含まれ
るマグネシウムや塩素等のガスとなる成分の多くが放出
され、上記溶湯12aに対するそれらの混入量は少なく
なる。又炉体1内の空間1aの圧力が比較的高い為、上
記原料に合金の為の金属が含まれている場合、それらの
蒸発は生じないと共に、上記溶湯12aにおいてはそれ
らの金属がチタンと良好に混じり合う。
上記のような原料8の供給とその溶解が順次継続すして
モールド10内の溶湯が増えるに従い、下層の溶湯はモ
ールド10に熱を奪われ冷えて凝固する。
鋳塊引下機構11はその凝固したものを順次引き下げる
。その結果柱状の鋳塊12ができあがる。
次に第2図にはチタン鋳塊の製造工程のうちの第2の工
程即ち上記第1の工程を経たものを電子ビームにより溶
解させる工程と、第3の工程即ち電子ビームにより溶解
された溶湯をモールド内で凝固させて鋳塊にする工程の
実施の為に用いることのできる電子ビーム溶解炉Bが示
される。この溶解炉Bは水冷の炉体15を有し、その内
部には水冷のハース16が備わっている。/%−ス16
の上方の炉体15には上記鋳塊12を原料として吊り下
げ状に支持する為の支持装置17が備わっている。この
支持装置17は上記鋳塊12を順次下降させ得るように
構成しである。またハース16の上方の炉体15には電
子銃18が取付けである。電子銃18は極めて高エネル
ギー密度の電子ビームを走査のw4御性良く照射するこ
とができる。炉体15内においては、上記ハース16に
隣接させて水冷モールド20が備わっている。該モール
ド20は下部に鋳塊引下機構21を備える。モールド2
0の上方における炉体15には電子銃22が取付けであ
る。
上記電子ビーム溶解炉Bによる上記第2の工程及び第3
の工程の実施は以下の通りである。炉体15の内部空間
15aが高真空状態例えば10−3〜1O−4Torr
乃至はそれよりも高真空の状態にされ、その状態におい
て電子銃18.22が作動される。支持装置17によっ
て吊り下げ状に支持された鋳塊12は電子銃18からの
電子ビーム18aにより溶解され、ノ1−ス16内に溶
11124としてたまる。尚電子ビーム18aは上記鋳
塊12の下端部並びにハース16内の溶湯24に向くよ
う走査される。従って、上記鋳塊12の溶解とハース1
6内の溶湯24の加熱とが並行的に行われる。ハース1
6内においては、高エネルギー密度でしかも走査の制御
性の良い電子ビーム18aの照射により、ハース16内
の溶湯24は極めて均質に溶解される。また内部空間1
5aが高真空であるが故に、溶湯に含まれる酸素や窒素
等の不純物が能率良く除去される。更に、例えばタング
ステンのような重密度不純物は、密度が太き(、又溶融
温度がチタンとは異なる為、ハース16内の下層に沈降
する。従って溶湯24のうち上層の部分は上記重密度不
純物が除かれたものとなる。上記鋳塊12の溶解が進ん
でハース16内の溶湯24の量が増えると、不純物が除
去されしかも均質となった上層の溶湯24aは、ハース
16をオーバーフローしてモールド20内に流れ込む。
モールド20内においては、溶湯の場面の全域(モール
ド20のきわまで)に電子銃22からの電子ビーム22
aが照射されて均一な溶融状態に維持されると共に、溶
湯のうち下層に至ったものから順にモールド20に熱を
奪われて凝固する。鋳塊引下機構21はモールド20内
の溶湯が増えるにしたがい上記凝固したものを順次引き
下げる。
その結果柱状のチタン鋳塊25ができあがる。
このチタン鋳塊25は上記のようにノ\−ス16内にお
いて重密度不純物や酸素或いは窒素等の不純物が除去さ
れている為、極めて純度の高いものであり、又ハース1
6内において上記のように再溶解されその後凝固された
ものである為、均質化が進んでいる。更に又、モールド
20内においても電子ビーム22aの照射によりその場
面を溶融状態に保った状態において下層から順に凝固さ
せたものである為、上記均質性はより一層良好なものと
なっている。
上記のようにして得られたチタン鋳塊25は、溶解炉B
において真空状態での溶解が既に1回なされている為、
その後前記の如き真空アーク炉59による再溶解が例え
ば2回以上行われて最終製品の鋳塊60となる。
次に第3図にはチタン鋳塊の製造装置Cが示される。こ
の製造装置Cは内部の密封及び減圧が可能な溶解炉31
を有する。溶解炉31はその中間部に仕切部材の一例と
して示す開閉自在の仕切扉32を備え、この仕切扉32
によって溶解炉31の内部空間が第1溶解室33と、第
2溶解室34に区分されている。第1溶解室33は前記
第1の工程を実施する為のもので、内部にはるつぼ35
が備わっている。このるつぼ35は傾動装置36により
支持体37を中心に傾動可能となっている。該傾動装置
36は第1溶解室33内の溶湯を第2溶解室34内のハ
ース16eに移す為の手段として機能する。向上配装W
ICが有するその他の部材は、機能上前記第1.2図の
ものと同−又は均等構成と考えられるものである為、そ
れらには第1.2図と同一の符号にアルファベットのe
を付して重複する説明を省略する。(また次回のものに
おいても同様の考えでアルファベットのrを付して重複
説明を省略する。)上記構成の製造装置cにおいては、
第1溶解室33内を20Torr程度の減圧乃至は大気
圧のアルゴン雰囲気にした状態において、原料8eがホ
ッパ3eからるつぼ35内に投入され、そこにおいてプ
ラズマアーク2aeにより溶解される。溶解されてでき
た溶湯38は仕切j132を開き、傾動装置36により
るつぼ35を傾動させることによってハース16e内に
移送される。
第2溶解室34ではそこを10−4Torr前後乃至は
それ以上の高真空にした状態で、電子ビーム18aeを
ハース16e内に移された溶湯に照射して加熱及び溶解
が行われる。そして溶解が進んだ溶湯24eのうちの上
層の溶湯24aeがモールド2Oe内に流し込まれて鋳
塊25eとなる。
上記溶湯の移送が行われる場合の操作を更に詳しく説明
する。先ずプラズマトーチ2eの作動が停止される。そ
の後第1溶解室33内が第2溶解室34と同程度まで減
圧される。次に仕切132が開かれる。
然る後るつぼ35が傾動されて、溶湯38がるつぼ35
における排出口35aからハース16e内においてモー
ルド20eとは離れた場所の側に静かに流し込まれる。
この流し込みにより、ハース16e内において既に溶解
が進んだ溶湯24eのうち上層の溶湯24aeがハース
16eをオーバーフローしてモールド20e内に流れ込
む、上記るつぼ35からハース16への溶湯の流し込み
が終了するとるつぼ35は元に戻され、仕切扉32が閉
じられ、第1溶解室33は再び元の圧力に戻されて原料
の投入並びにその投入された原料のプラズマアーク2a
eによる溶解が行われる。上記の過程において電子銃1
8e、22eからの電子ビームの照射は継続して行われ
る。尚ハース15eFi傾動装置39によって傾動させ
得るようにしても良い、そうすることによって、ハース
16e内において充分に溶解がなされた上層の溶湯24
aeをモールド20eに流出させる操作を、上記溶j1
38の流し込みとは独立して行うことができる。
次に第4図には第3図とは異なる構造のチタン鋳塊の製
造装置りが示される。この製造装置りは内部の密封及び
減圧が可能な溶解炉41を有する。
溶解炉41はその中間部に仕切部材の他の例として示す
隔壁42を備え、この隔壁42によって溶解炉41の内
部空間が第1溶解室33fと、第2溶解室34fに区分
されている。上記隔壁42はその下部に透孔45を有し
ており、その透孔45を貫通してノ\−ス46が第1溶
解室33f及び第2溶解室34fに跨がって設けられて
いる。上記隔壁42における透孔45の上縁は堰47と
なっている。この堰47はハース46の深さ方向の中程
度の高さに位置している。
上記構成のものにあっては、第2溶解室34f内は高真
空(10−4Torr前後乃至それ以上)にされる為、
溶湯24fは図示の如く吸い上げられて場面が高くなっ
た状態となる。上記第2溶解室34fの高真空と第1溶
解室33fの比較的高い圧力(例えば20〜250To
rr乃至大気圧)との圧力差は、第1溶解室33fの溶
湯を第2i9解室34fのノ1−ス16f内に移す為の
手段として機能する。
溶解中においては、第1溶解室33f側の/S−ス46
a内での原料8fの溶解が進んで溶湯48の量が順次多
くなるに従い、その溶湯48は透孔45を通って第2溶
解室34f側のハース46 b  (16f)に流れ込
む。
この場合、堰47がある為、上記溶湯48は第2溶解室
34f側のハース46b内において既に溶解が進んだ溶
湯24fの下層部分に混入する。この流れ込みにより上
記ハース46b内における上層の溶湯24afはハース
46bをオーバーフローしてモールド20fに流入する
〔発明の効果〕
以上のように本願発明にあっては、粒状のチタン原料8
をプラズマアーク2aにより熔解させ、上記プラズマア
ークによる溶解の行程が済んだ原料をハース16内にお
いて電子ビーム183により溶解させ、上記ハース16
内の上層の溶湯24aをモールド20内に受けてそこで
凝固させて、チタン鋳塊25を製造できるは勿論のこと
、 上記のようにして得られる鋳塊25は、上記ハース16
a内での溶解によって重密度不純物は沈降させ、重密度
不純物の無い上層の溶湯24aをモールド20に受けて
凝固させたものであるから、高品質のものとなる効果が
ある。
しかも本願発明は、チタン原料を先ず一度溶解してガス
を放出させてしまい、その工程を経たものを、高真空雰
囲気下で作動する電子ビーム18aにより溶解させるも
のであるから、溶解を行う場所を高真空の状態にして溶
解作業を行い得る特長がある。このことは、高真空であ
るが故に溶湯から酸素や窒素等の不純物を除去できてチ
タンの純度を高め得ると共に、走査の制御性が高くエネ
ルギー密度の高い電子ビームにより溶湯を隅々まで良好
に加熱できて溶湯を均質にすることができ、極めて良品
質の溶湯24aを次のモールド20に供給できて、鋳塊
の品質を高め得る効果がある。
その上本願発明は上記の如く電子ビーム18aによる溶
解によって品質の高い溶湯を得ようとするものであって
も、電子ど一ム18aによる溶解の為にチタン原料8を
前辺って溶解する場合は、プラズマアーク2aによって
それを行うから、そのプラズマアーク2aによる溶解の
場所を比較的高い圧力にして溶解作業を行い得る特長が
ある。このことはチタン原料8としてスポンジチタンの
利用を可能にできる(ガスの放出が多(でも溶解作業に
支障を来すことがない)効果があると共に、チタン合金
の鋳塊を製造する場合、合金成分の蒸発を防止できて所
定の成分を確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図はプラズマ積
層凝固溶解炉の略示縦断面図、第2図は電子ビーム溶解
炉の略示縦断面図、第3図はチタン鋳塊の製造装置の一
例を示す略示縦断面図、第4図はチタン鋳塊の製造装置
の他の例を示す略示縦断面図、第5図は従来のチタン鋳
塊の製造プロセスを示す図。 2a・・・プラズマアーク、8・・・粒状のチタン[L
4.16・・・ハース、18a・・・電子ビーム、20
・・・モールド、25・・・チタン鋳塊。 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粒状のチタン原料をプラズマアークにより溶解させ
    る工程と、上記プラズマアークによる溶解の工程を経た
    原料をハース内において電子ビームにより溶解させる工
    程と、上記ハース内の上層の溶湯をモールド内に受けて
    そこで凝固させて鋳塊にする工程とを有することを特徴
    とするチタン鋳塊の製造方法。 2、中空の溶解炉の内部空間は、仕切部材によって第1
    溶解室と第2溶解室とに区分されており、上記第1溶解
    室には、粒状のチタン原料をプラズマアークにより溶解
    させる為のプラズマトーチが備えられ、上記第2溶解室
    には、溶湯を上層から排出させ得るようにしたハースと
    、上記ハース内において原料を電子ビームにより溶解さ
    せる為の電子銃と、上記ハースから排出した溶湯を凝固
    させて鋳塊にする為のモールドとが備えられ、更に上記
    第1溶解室内で溶解された溶湯を上記第2溶解室内のハ
    ース内に移す為の手段を備えることを特徴とするチタン
    鋳塊の製造装置。 3、仕切部材が隔壁であり、ハースは上記隔壁に設けた
    透孔を貫通して両溶解室に跨がって設けてあり、上記透
    孔の上縁となっている隔壁は、第1溶解室におけるハー
    ス内の溶湯と第2溶解室におけるハース内の上層の溶湯
    との間を遮る為の堰を構成していることを特徴とする請
    求項2記載のチタン鋳塊の製造装置。 4、仕切部材が開閉自在の仕切扉であり、第1溶解室に
    は溶湯を入れる為のるつぼが傾動自在でしかも傾動によ
    って溶湯を上記仕切扉を通して第2溶解室に流出させう
    るよう上記仕切扉の上方の位置に設けられており、一方
    第2溶解室におけるハースは上記るつぼから流出された
    溶湯を受け得るよう上記仕切扉の下方の位置に設けられ
    ていることを特徴とする請求項2記載のチタン鋳塊の製
    造装置。 5、請求項2記載のチタン鋳塊の製造装置を用いてチタ
    ン鋳塊を製造する方法において、上記方法は、第1溶解
    室内を20〜250Torrのアルゴン雰囲気にした状
    態において、チタン原料を上記プラズマトーチからのプ
    ラズマアークにより溶解させ、次にその溶解によって出
    来た溶湯を第2溶解室内のハース内に移すと共に、第2
    溶解室を10^−^4Torr前後の高真空状態にした
    状態において、上記ハース内の溶湯を電子銃からの電子
    ビームによって溶解させ、次に上記ハース内における上
    層の溶湯をモールド内にとって凝固させて鋳塊にするこ
    とを特徴とするチタン鋳塊の製造方法。 6、プラズマトーチが取付けられた中空の炉体の下部に
    、鋳塊引下機構を備えるモールドが連結されているプラ
    ズマ積層凝固溶解炉と、中空の炉体内に、溶湯を上層か
    ら排出可能なハースと、ハースの上方において鋳塊を支
    える為の支持装置と、電子ビームを照射可能な電子銃と
    、ハースから排出した溶湯を凝固させて鋳塊にする為の
    モールドとが備えられている電子ビーム溶解炉とを準備
    し、粒状のチタン原料を上記プラズマ積層凝固溶解炉に
    おいてプラズマトーチからのプラズマアークにより溶解
    させた後その溶湯を該炉におけるモールドにより凝固さ
    せて鋳塊にし、然る後その鋳塊を上記電子ビーム溶解炉
    における支持装置により支えた状態において、上記電子
    銃からの電子ビームにより溶解させて上記ハース内に溶
    湯を形成し、次に上記ハース内における上層の溶湯を該
    炉における上記モールドにとって凝固させ鋳塊にするこ
    とを特徴とするチタン鋳塊の製造方法。 7、溶湯をモールドに受けて凝固させ鋳塊とする工程の
    後、その鋳塊を真空アーク炉における消耗電極として用
    いて再溶解させ再び凝固させて鋳塊とする工程を、複数
    回繰り返すことを特徴とする請求項1記載のチタン鋳塊
    の製造方法。
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