JP2007160365A - カシメ部材およびこれを用いた締結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】カシメ部材に軸や軸受けなどの支持機能を持たせる。
【解決手段】カシメ部材10はヘッド12と、ヘッドに続く軸部14を有し、ヘッド12は軸部14とは反対側に開口した凹部16を備える。2枚の板材40、44に設けた穴にカシメ部材10の軸部14を差し込んだ状態で、軸部14を上型U1でつぶすことにより、軸部14の端部が拡径部18となり、2枚の板材40、44が締結される。(c)に示すように、ヘッド12の凹部16に他の機能部品の軸Fの端部を支持することができ、その軸方向および軸直角方向の移動を規制可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数部材を貫通して当該部材同士を締結するカシメ部材およびこれを用いた締結構造に関する。
従来のカシメ部材50は、図5の(a)に示すように、ヘッド52に続いて中実丸棒状の軸部54を有する単純中実ピン形状をなしており、例えば2枚の板材40、44に設けた穴に軸部54を差し込んで、図5の(b)に示すように、カシメ部材50を上型Uと下型Sで挟んでヘッド52に対して反対側に突出した軸部54の端部をつぶすことにより拡径して、両板材40、44を締結する。
ところで、上述のように互いに締結される板材40、44は、単に締結されることが目的である場合は少なく、締結部位の近傍で他の軸や軸受けなどを支持する構造壁をなす例が多い。
そのため、軸や軸受けなどを直接支持するハウジングなどの別部材を設定して、板材に組み付けることが行われるが、これらの別部材が多くなるとその部品管理が煩雑となるほか、組み付け加工に多くの治具や型を必要とする。さらにはその配置がカシメ部材と干渉したり、あるいは、別部材の組み付けが溶接の場合にはその熱によって別部材自体が歪み、その寸法精度を低下させてしまうおそれもある。
したがって本願発明は、上記の問題点にかんがみ、カシメ部材が上記のような構造壁の面上に露出する点を利用して、軸や軸受けなどの支持機能を持たせたカシメ部材およびこれを用いた締結構造を提供することを目的とする。
このため、本発明は、カシメ部材がヘッドと該ヘッドに続く軸部とからなり、複数の部材を貫通する穴に軸部を差し込んで複数の部材を締結し、少なくともヘッド側に開口する軸方向の凹部を有しているものとした。
カシメ部材がヘッド側に開口する凹部を備えているので、当該凹部に機能部品の軸など他部材を支持することができるので、当該他部材を支持するためのハウジングなどを別途設定する必要がなく、干渉や精度低下のおそれある部品の点数を減らすことができ、簡素な構成が実現される。
次に本発明の実施の形態を実施例により詳細に説明する。
図1は第1の実施例を示す断面図である。
図1の(a)に示すように、カシメ部材10は径D1の円盤状のヘッド12と、ヘッド12に続く中実丸棒状の軸部14を有している。ヘッド12は軸部14とは反対側に開口した凹部16を備えている。凹部16は軸方向から見た平面形状が円で、軸部14の径よりも小さい径となっている。凹部16は座ぐり加工で形成でき、その深さはヘッド12の軸方向の厚み近傍とすることができる。
図の(a)は2枚の板材40、44に設けた穴42、46にカシメ部材10の軸部14を差し込んだ状態を示している。
図1の(b)に示すように、下型S1上に(a)に示した状態の板材40、44とカシメ部材10を載置して、板材44から突出した軸部14を上型U1でつぶすことにより、軸部14の端部が拡径部18となり、2枚の板材40、44が締結される。
なお、下型S1はヘッド12の断面形状と整合する断面を有するが、カシメ部材10の載置や取り外し時の作業性を良くするため、ヘッド12との各対向面との間にはわずかな間隙を設定するのが好ましい。後掲の他の実施例においても同様である。
以上のように板材40、44を締結したカシメ部材10は、図1の(c)に示すように、ヘッド12の凹部16に他部材としての機能部品の軸Fの端部を支持することができ、その軸方向および軸直角方向の移動を規制可能である。
本実施例は以上のように構成され、カシメ部材10のヘッド12に凹部16を備えて、機能部品の軸Fの端部を支持することができるので、当該軸Fを支持するためのハウジングなどを別途設定する必要がなく、干渉や精度低下のおそれある部品の点数を減らすことができ、簡素な構成が実現されるという効果を有する。
図2は第2の実施例を示す断面図である。
第2の実施例は、図2の(a)に示すように、カシメ部材20のヘッド12Aの高さを第1の実施例のヘッド12よりも大きくしたものである。
凹部16Aの深さは、第1の実施例と同様に、ヘッド12Aの厚み近傍まで深くすることができる。
図の(a)は2枚の板材40、44に設けた穴42、46にカシメ部材20の軸部14を差し込んだ状態を示している。
図2の(b)に示すように、ヘッド12Aの断面形状と整合する断面を有する下型S2上に、(a)に示した状態の板材40、44とカシメ部材20を載置して、板材44から突出した軸部14を上型U1でつぶすことにより、軸部14の端部が拡径部18となり、2枚の板材40、44が締結される。
これにより、第1の実施例と同じ効果を有するとともに、図2の(c)に示すように、カシメ部材20はヘッド12Aの凹部16Aに他の機能部品の軸FAの端部を第1の実施例よりもとくに長い範囲で支持することができる。
なお、ヘッド12Aの凹部16A開口端側の高さ範囲H2の外径D2は、軸FAに対する軸直角方向の支持力を発揮できる範囲で、板材40との当接側の所定範囲H1の外径D1よりも小さくすることができ、これにより、締結部近傍の他の部材との干渉回避が一層容易となる。
図3は第3の実施例を示す断面図である。
第3の実施例は、図3の(a)に示すように、カシメ部材30のヘッド12Bから軸部14Bにわたって貫通穴32を設けたものである。
この実施例では、貫通穴32は全長にわたって一定径としている。
その他の構成は第1の実施例と同じである。
図の(a)は2枚の板材40、44に設けた穴42、46にカシメ部材30の軸部14Bを差し込んだ状態を示している。
図3の(b)に示すように、下型S3上に、(a)に示した状態の板材40、44とカシメ部材30を載置する。
下型S3は、ヘッド12Bの外形形状と整合するとともに、カシメ部材30の貫通穴32と同軸に当該貫通穴に対応する突軸受入れ部mを有する。
一方、上型U3はカシメ部材30の貫通穴32と整合する突軸Vを備える。突軸Vは、上型U3が軸部14Bの先端に当接して軸部14Bをつぶし始める位置において、貫通穴32の全長にわたって差し込まれている状態となるように、その長さが設定されている。
この上型U3の突軸Vを板材44から突出した軸部14Bの貫通穴32に差し込んだ状態で、当該軸部14Bをつぶすことにより、軸部14Bの端部が拡径部18となり、2枚の板材40、44が締結される。
上型U3が軸部14Bの先端をつぶす間、上型の突軸Vが軸部の貫通穴32の全長にわたって差し込まれているので、つぶしにより貫通穴32が縮径することなく、貫通穴32は一定径を保持する。
これにより、図3の(c)に示すように、カシメ部材30はその貫通穴32に他の機能部品の軸FBの端部を長い範囲で支持することができる。
本実施例は以上のように構成され、カシメ部材30のヘッド12Bから軸部14Bにわたって貫通穴32を設けたので、第1の実施例と同じ効果を有するとともに、とくに、軸FBを支持してその軸方向スライドを可能にしながら、軸直角方向の移動を規制できる。
つぎに、第3の実施例のカシメ部材30を用いた他のカシメ態様を示す。
ここでは、図4の(a)に示すように、ヘッド12Bの外形形状と整合するとともに、カシメ部材30の貫通穴32と整合する突軸Tを備える下型S4上に、図3の(a)に示した状態の板材40、44とカシメ部材30を載置する。
下型S4の突軸Tの長さはカシメ部材30の全長よりも短く、図4の(a)において、カシメ部材の貫通穴32に差し込まれた突軸Tの上端は、カシメ部材30の軸部14Bの先端(上端)よりも低い位置となっている。
板材44から突出した軸部14Bの端部を上型U1でつぶすことにより、図4の(b)に示すように、軸部14Bの端部が拡径部18となり、2枚の板材40、44が締結される。同時に軸部14Bには突軸Tの上端より上部においてその内径が縮小した縮径部19が生じる。下型S4の突軸Tが差し込まれている区間の貫通穴は一定径を保持する。
これにより、図4の(c)に示すように、カシメ部材30はその貫通穴32にヘッド12B側開口から他の機能部品の軸FCの端部を受け入れて、長い範囲で支持することができる。そして、第1、第2の実施例と同様に、軸FCの軸直角方向の移動を規制するとともに、縮径部19によって軸方向の移動も規制可能である。
なお、各実施例では、複数の部材として2枚の比較的薄い板材40、44をカシメ部材10、20あるいは30により締結する例について説明したが、複数の部材は薄板材に限らず、またその枚数も2枚に限定されるものではない。
また、凹部16、16Aの深さや径、あるいは貫通穴32の径はそれぞれ例示に過ぎず、支持すべき軸や軸受け等の特性に応じて任意に設定することができる。
さらには、凹部16、16Aの平面形状や貫通穴32の断面を円形としたが、支持すべき軸や軸受け等に応じて多角形その他の形状とすることができる。
第1の実施例を示す図である。 第2の実施例を示す図である。 第3の実施例を示す断面図である。 第3の実施例の他のカシメ態様を示す図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
10、20、30 カシメ部材
12、12A、12B ヘッド
14、14B 軸部
16、16A 凹部
18 拡径部
19 縮径部
32 貫通穴
40、44 板材
42、46 穴
F、FA、FB、FC 軸
S1、S2、S3、S4 下型
T、V 突軸
U1、U3 上型

Claims (4)

  1. ヘッドと該ヘッドに続く軸部とからなり、複数の部材を貫通する穴に前記軸部を差し込んで前記複数の部材を締結するカシメ部材であって、
    少なくとも前記ヘッド側に開口する軸方向の凹部を有していることを特徴とするカシメ部材。
  2. 前記凹部が、前記ヘッドから軸部の全長にわたる貫通穴であることを特徴とする請求項1記載のカシメ部材。
  3. 請求項2のカシメ部材を用いた締結構造であって、カシメ部材の前記貫通穴が他部材をスライド可能に支持することを特徴とするカシメ部材を用いた締結構造。
  4. 請求項2のカシメ部材を用いた締結構造であって、カシメ部材の前記貫通穴の軸部先端側を縮径させて、前記貫通穴が他部材を支持するとともに、当該他部材の軸方向の移動を規制可能としたことを特徴とするカシメ部材を用いた締結構造。
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