JP3121405U - プレートキャッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】構造を複雑化することなく、比較的厚いプレートから非常に薄いプレートまで、自由な厚みのものを着脱自在に取付け保持できるプレートキャッチを提供する
【解決手段】取付面を有するベース2と、該ベース2の取付面に横たわるように取り付けられるコイルスプリング3とを備え、コイルスプリング3の軸方向中途部にプレートを差し込んで保持するプレートキャッチ1において、前記コイルスプリング3の取付面側ではコイルスプリング3を形成する巻線同士を密着させ、その反対側では隣接する巻線の間に隙間を形成させる。
【選択図】図2
【解決手段】取付面を有するベース2と、該ベース2の取付面に横たわるように取り付けられるコイルスプリング3とを備え、コイルスプリング3の軸方向中途部にプレートを差し込んで保持するプレートキャッチ1において、前記コイルスプリング3の取付面側ではコイルスプリング3を形成する巻線同士を密着させ、その反対側では隣接する巻線の間に隙間を形成させる。
【選択図】図2
Description
本考案は、種々の肉厚のプレートを着脱自在に取付け保持し得るプレートキャッチに関するものである。
例えば、パチンコホールにおいては、パチンコ台やパチスロ機等の遊戯台の上方に、その機種がどのメーカーの製品であるかという情報や、サービス期間(いわゆる「フィーバー時」など)であるかという情報を、絵や文字が表示されたプレートを差し込むことによって表示している。
当該プレートを着脱自在に保持する従来のプレートキャッチとしては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
登録実用新案第3044551号公報
この従来のプレートキャッチは、ほぼコ字状のプレート支持部材の両腕部にコイルバネ両端を係止させることによって、コイルバネを若干広げ、コイルバネの軸方向中途部に肉厚1mm前後の厚めのプレートを容易に抜き差しできるようにしている。
しかし、近年、遊技場において、肉厚0.3mm程度の非常に薄手のプレートが使用されることがあり、上記従来のプレートキャッチではコイルバネに形成された隙間よりもプレート肉厚の方が小さくなるため保持できない。
そこで、本考案は、構造を複雑化することなく、比較的厚いプレートから非常に薄いプレートまで、自由な厚みのものを着脱自在に取付け保持できるプレートキャッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、次の技術的手段を講じた。
即ち、本考案は、取付面を有するベースと、該ベースの取付面に横たわるように取り付けられるコイルスプリングとを備え、コイルスプリングの軸方向中途部にプレートを差し込んで保持するプレートキャッチにおいて、前記コイルスプリングの取付面側ではコイルスプリングを形成する巻線同士が密着し、その反対側では隣接する巻線の間に隙間が形成されていることを特徴とするものである。かかる本考案のプレートキャッチによれば、コイルスプリングのベース側の方は密着し、その反対側は開き気味にしてコイルスプリングをベースに取付けているので、プレートの導入側(ベースの反対側)ではコイルスプリングが開いているため厚めのプレートも差し込みが容易であり、隙間よりも大きな肉厚のプレートでも、ある程度の力で押し込むことにより差し込み可能である。また、コイルスプリングのベース側は密着しており、プレートを押し込んでいくにしたがってコイルスプリングの隣接する巻線の隙間が狭くなされているので、プレート導入側に形成された隙間よりも小さな肉厚の薄いプレートの場合であっても、該プレートが保持されるまで奥側(ベース側)に差し込むことによって取付け保持される。コイルスプリングの周方向一側部であるベース反対側をスプリングの弾性変形によって巻線同士を離反させているので、ベースの取付面側では反力によって高い保持圧力が得られ、薄いプレートでも落下するおそれが大きく低減される。また、コイルスプリングの大きな張力を左右側板で支持する必要もなく、ベースにさほど大きな剛性(強度)が必要ではないため、ベースの大幅なコスト低減を図ることもできる。
上記本考案のプレートキャッチにおいて、ベースにはコイルスプリングの軸方向両端部が挿通保持される取付穴が設けられ、該取付穴に対するコイルスプリング両端部の挿入方向を規制することによって、コイルスプリングの取付面側でコイルスプリングを形成する巻線同士を密着させ、その反対側で隣接する巻線の間に隙間を形成させているものとすることができる。これによれば、コイルスプリングの両端を規制することでコイルスプリングを上記のように反った状態とすることができ、ひいては構造の簡素化、コスト低減を図ることができる。なお、取付穴は、コイルスプリングの両端を規制できればよく、穴の周方向一部が開口していても良い。
さらに、コイルスプリングの軸方向両端部に、軸方向外方に延び且つコイルスプリングの巻線方向に沿う方向に傾斜する取付部を設け、該取付部が取付穴に挿通保持されているものとすることができる。これによれば、取付穴にコイルスプリングの両端取付部を挿通する際に、取付部同士を周方向に相対的に移動させるようにコイルスプリングを変形させることは容易であるので、一方の取付部を取付穴に挿通した後、他方の取付部を周方向に位置調整しながら対応する取付穴に挿通可能であり、コイルスプリングの取付け作業の迅速化・容易化が図られる。
また、コイルスプリングの軸方向両端部には、軸方向外方に延びる取付部が設けられ、両取付部はいずれもベース側に配置され、コイルスプリングの取付面側でコイルスプリングを形成する巻線同士を密着させ、その反対側で隣接する巻線の間に隙間を形成させるように、両取付部を押さえ込む押さえがベースに設けられているものとすることもできる。ここで、押さえは、上記取付穴が設けられたものであってもよく、また、鈎状の部位であってもよい。かかる構成によっても、コイルスプリングの両端を規制することでコイルスプリングを上記のように反った状態とすることができ、ひいては構造の簡素化、コスト低減を図ることができる。
また、ベースの取付面のコイルスプリングが接触する範囲には、コイルスプリングの軸方向に沿って凸状の曲面が形成されており、該曲面にコイルスプリングを押さえつけることによって、コイルスプリングの取付面側でコイルスプリングを形成する巻線同士を密着させ、その反対側で隣接する巻線の間に隙間を形成させているものとしてもよい。曲面にスプリングを押さえ付ける方法としては、例えば、スプリングが曲面に押しつけるように、コイルスプリング両端部を規制保持する押さえ乃至取付穴をベースに設けてもよく、また、コイルスプリングのコイル部の両端近傍を規制保持する保持部をベースに設けても良い。
また、上記取付穴乃至押さえと、上記凸状曲面との双方によって、コイルスプリングを反った状態に取付け保持することもできる。
本考案によれば、簡単な構造でありながら、薄いプレートから厚いプレートまで自由な厚みのプレートを容易かつ確実に着脱自在に取付け保持することができる。
以下、本考案の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本考案の一実施例に係るプレートキャッチ1を示し、コイルスプリング3の取付面を有するベース2と、該ベース2の取付面に横たわるように取り付けられるコイルスプリング3とを備え、コイルスプリング3の軸方向中途部にプレートを差し込んで保持し得るように構成されている。ベース2は底板と該底板の左右両端から上方に延びる側板4とからなり、底板の上面が前記取付面である。側板4はコイルスプリング3の軸方向両側方を覆うことによりコイルスプリング3を保護している。なお、側板4の上端部を左右内方に折曲げていても良い。該プレートキャッチ1を遊戯台等の上方に取付けるには、ベース2の底板の裏面に強力な粘着両面テープ等を貼り、遊戯台に固定してもよく、またネジ止めなどの方法によって固定してもよい。
コイルスプリング3の軸方向両端部には、軸方向外方に延びる取付部6が設けられている。両取付部6はいずれもベース2側に配置され、コイルスプリング3の取付面(図2において下方)側でコイルスプリング3を形成する巻線同士を密着させ、その反対側(図2において上方)で隣接する巻線の間に隙間を形成させるように、両取付部6を押さえ込む押さえ5がベース2の底板に設けられている。該押さえ5には、取付部6が挿通保持される取付穴が設けられ、該取付穴に対する取付部6の挿入方向が規制されることによって、コイルスプリング3の軸方向中央部が上方に凸となるように反った状態となされている。
なお、取付部6の位置がコイルスプリング3本体部(コイル部)に密着していると、複数枚のプレートをコイルスプリング3の軸方向中途部に差し込んだ場合に余裕がなくなり取付部6の位置で規制されてしまい、プレートをコイルスプリングの末端迄差し込めず、途中で止まった状態となり不安定な支持状態となる。したがって、取付部6は、軸方向外方に延設させてその先端部を取付穴に挿通保持し、コイル部が軸方向に伸長できるようにしておくか、或いは、図5に示すようにコイルスプリング3のコイル部から軸方向外方に離反するように少し外側に拡げた状態とするのが好ましい。
図3は本発明の別の実施例に係るプレートキャッチ1を示し、上記実施例と同様の構成については同符号を付して詳細説明を省略し、異なる構成、作用効果について説明する。
本実施例では、ベース2の底板の取付面のコイルスプリング3が接触する範囲には、コイルスプリング3の軸方向に沿って凸状の曲面が形成されており、該曲面にコイルスプリング3を押さえつけることによって、コイルスプリングの取付面側でコイルスプリングを形成する巻線同士を密着させ、その反対側で隣接する巻線の間に隙間を形成させている。かかる構成によれば、押さえ5の取付穴が取付部6に対して多少ルーズであっても、コイルスプリング3を上記のように反った状態とすることができる。なお、曲面の幅や大きさはコイルスプリング3の軸方向全長にわたるものであってもよく、コイルスプリング3の軸方向中央部のみに当接するような突起状のものであってもよい。
図4はコイルスプリング3の一実施例であり、多重に巻線を巻回してなるコイル部の両端に軸方向外方に延びる取付部6が設けられている。この取付部6はコイル部を形成する巻線の両端部によって形成されている。両取付部6はいずれもコイル部の周方向の同じ位置に設けられている。また、本実施例では、取付部6は、その外端側がコイルスプリングの中心軸に向かうように傾斜されており、該取付部6を上方から押さえつけることによって、コイルスプリング3を容易に上記のように反らせた状態とすることが可能になっている。
図5はコイルスプリング3の別の実施例であり、コイルスプリングのコイル部の軸方向両端の取付部6は、軸方向外方に延び且つコイルスプリングの巻線方向に沿う方向に傾斜されている。これによれば、ベースの取付穴にコイルスプリングの両端取付部6を挿通する際に、取付部6同士を周方向に相対的に移動させるようにコイルスプリング3を変形させることは容易であるので、一方の取付部を6取付穴に挿通した後、他方の取付部6を周方向に位置調整しながら対応する取付穴に挿通可能であり、コイルスプリングの取付け作業の迅速化・容易化が図られる。
なお、コイルスプリング3の素線にブラスト処理を予め施すか、巻き上げた後表面を若干荒らす処理を施せば、コイルスプリング3の取付穴からの抜けをより防止できる。また、コイルスプリング3の前後への転動を防止する保持部をベースに設けることもできる。
1 プレートキャッチ
2 ベース
3 コイルスプリング
4 側板
5 取付穴を有する押さえ
6 コイルスプリングの端部(取付部)
2 ベース
3 コイルスプリング
4 側板
5 取付穴を有する押さえ
6 コイルスプリングの端部(取付部)
Claims (5)
- 取付面を有するベースと、該ベースの取付面に横たわるように取り付けられるコイルスプリングとを備え、コイルスプリングの軸方向中途部にプレートを差し込んで保持するプレートキャッチにおいて、前記コイルスプリングの取付面側ではコイルスプリングを形成する巻線同士が密着し、その反対側では隣接する巻線の間に隙間が形成されていることを特徴とするプレートキャッチ。
- ベースにはコイルスプリングの軸方向両端部が挿通保持される取付穴が設けられ、該取付穴に対するコイルスプリング両端部の挿入方向を規制することによって、コイルスプリングの取付面側でコイルスプリングを形成する巻線同士を密着させ、その反対側で隣接する巻線の間に隙間を形成させていることを特徴とする請求項1に記載のプレートキャッチ。
- コイルスプリングの軸方向両端部には、軸方向外方に延び且つコイルスプリングの巻線方向に沿う方向に傾斜する取付部が設けられ、該取付部が取付穴に挿通保持されていることを特徴とする請求項2に記載のプレートキャッチ。
- コイルスプリングの軸方向両端部には、軸方向外方に延びる取付部が設けられ、両取付部はいずれもベース側に配置され、コイルスプリングの取付面側でコイルスプリングを形成する巻線同士を密着させ、その反対側で隣接する巻線の間に隙間を形成させるように、両取付部を押さえ込む押さえがベースに設けられていることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のプレートキャッチ。
- ベースの取付面のコイルスプリングが接触する範囲には、コイルスプリングの軸方向に沿って凸状の曲面が形成されており、該曲面にコイルスプリングを押さえつけることによって、コイルスプリングの取付面側でコイルスプリングを形成する巻線同士を密着させ、その反対側で隣接する巻線の間に隙間を形成させていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプレートキャッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006001185U JP3121405U (ja) | 2006-02-21 | 2006-02-21 | プレートキャッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006001185U JP3121405U (ja) | 2006-02-21 | 2006-02-21 | プレートキャッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3121405U true JP3121405U (ja) | 2006-05-18 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006001185U Expired - Fee Related JP3121405U (ja) | 2006-02-21 | 2006-02-21 | プレートキャッチ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3121405U (ja) |
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2006
- 2006-02-21 JP JP2006001185U patent/JP3121405U/ja not_active Expired - Fee Related
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