JP4624013B2 - クリップの取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、クリップの取付け構造に関し、特に2部材を取付け固定するために使用するクリップの取付け構造に関するものである。
従来のクリップの取付け構造としては、図6に示すような2部材(一方の部材101,他方の部材102)を取付け固定するために使用するクリップ104の取付け構造において、先端に開口部104a1を有する挟着片104aとこの挟着片104aの基部に設けられた挟着片支持部を有し、且つ一方の部材101に一体形成されたクリップ104と、クリップ104の挟着片104aに挟着する紡錘形状または円柱形状の挟着用軸体105aとその挟着用軸体105aの中央部を支持する軸体支持部105bとからなる他方の部材102に形成された取付け部105で構成され、挟着片104aの開口部104a1を挟着用軸体105aに押圧して挟着するものであった。(例えば、特許文献1参照)
実開平6−47717号公報(実施例、図面)
このように、従来の2部材(一方の部材101,他方の部材102)を取付け固定するために使用するクリップ104の取付け構造は、挟着用軸体105aにクリップ104を挟着するためクリップ104の挟着片104aの開口部104a1を押圧し、その押圧力によって挟着片104aを弾性変形させて挟着するものであったので、適正な押圧の仕方(力や方向)で実施しなければ、所望の位置よりもずれて挟着されたり、場合によっては、押圧時にそのまま挟着用軸体105aの端面より脱落し挟着できないなど取付けが容易なものではなかった。
また、取付け後もクリップ104に生じる外力によって挟着用軸体105aの端面より脱落し易く、取付け強度も低いものであった。
したがって、本発明は、取付けが容易で取付け作業性もよく、また、長期にわたり取付け固定の保持が確実で取付け強度も高いクリップの取付け構造を提供することを課題とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するためのものとして、請求項1に係る発明は、先端に開口部を有する挟着片と該挟着片の基部に挟着片支持部を有し、且つ該挟着片支持部の後端が一方の部材に一体又は接合可能に設けられたクリップと、該クリップの挟着片によって挟着される挟着用軸体と該挟着用軸体の周面を中空に浮かせ保持するように該挟着用軸体を支持する軸体支持部からなる他方の部材の取付部より構成され、該開口部を該挟着用軸体に押圧して該挟着用軸体を該挟着片に挟着するクリップの取付け構造であって、該軸体支持部該挟着用軸体の軸方向端面に設けられ、該挟着用軸体にクリップ挟着した状態で前記軸体支持部のうち前記挟着片の両側面に対向する面は、該挟着片の側面に平行に形成され、前記軸体支持部は、前記挟着用軸体の断面形状よりも拡径に形成されて前記挟着用軸体の全周に亘って突出するクリップの取付け構造を提供する。
請求項2に係る発明は、請求項1のクリップの取付け構造において、該挟着片の側面の平行部であって、該挟着片の先端が基本形状に閉塞した状態で該開口部より内方に向うにつれ閉塞する位置へ、該軸体支持部に接するR状突起部を設けたクリップの取付け構造を提供する。
請求項3に係る発明は、先端に開口部を有する挟着片と該挟着片の基部に挟着片支持部を有し、且つ該挟着片支持部の後端が一方の部材に一体又は接合可能に設けられたクリップと、該クリップの挟着片によって挟着される挟着用軸体と該挟着用軸体の周面を中空に浮かせ保持するように該挟着用軸体を支持する軸体支持部からなる他方の部材の取付部より構成され、該開口部を該挟着用軸体に押圧して該挟着用軸体を該挟着片に挟着するクリップの取付け構造であって、該挟着片の先端より内方に延びる溝部を該挟着片に設け、該挟着用軸体にクリップを挟着した状態で該挟着片の該溝部に係合し、且つ、該挟着用軸体の周面より突出形成された突状プレート部を設けたクリップの取付け構造を提供する。
請求項4に係る発明は、請求項3のクリップの取付け構造において、該軸体支持部を該挟着用軸体の軸方向端面に設け、該軸体支持部が挟着用軸体の断面形状よりも拡径に突出して形成され、且つ、該挟着用軸体にクリップを挟着した状態で該挟着片の側面に対向する面を該挟着片の側面に平行に形成されたクリップの取付け構造を提供する。
請求項5に係る発明は、先端に開口部を有する挟着片と該挟着片の基部に挟着片支持部を有し、且つ該挟着片支持部の後端が一方の部材に一体又は接合可能に設けられたクリップと、該クリップの挟着片によって挟着される挟着用軸体と該挟着用軸体の周面を中空に浮かせ保持するように該挟着用軸体を支持する軸体支持部からなる他方の部材の取付部より構成され、該開口部を該挟着用軸体に押圧して該挟着用軸体を該挟着片に挟着するクリップの取付け構造であって、該開口部の両側に位置する一方の挟着片と他方の挟着片の剛性が異なるように両方の挟着片の形状を異ならせて形成したクリップの取付け構造を提供する。
請求項6に係る発明は、請求項5のクリップの取付け構造において、該軸体支持部を該挟着用軸体の軸方向端面に設け、該軸体支持部が挟着用軸体の断面形状よりも拡径に突出して形成され、且つ、該挟着用軸体にクリップを挟着した状態で該挟着片の側面に対向する面を該挟着片の側面に平行に形成されたクリップの取付け構造を提供する。
請求項1のクリップの取付け構造においては、該軸体支持部を該挟着用軸体の軸方向端面に設け、該軸体支持部挟着用軸体の断面形状よりも拡径に形成されて前記挟着用軸体の全周に亘って突出し、且つ、該挟着用軸体にクリップを挟着した状態で該挟着片の側面に対向する面を該挟着片の両側面に平行に形成しており、該挟着片の開口部を該挟着用軸体へ押圧する際に、両端の該軸体支持部によって該挟着用軸体の軸方向へのずれが抑制されるので、この軸方向へのずれを気にすることなく押圧による取付けを実施することが可能となる。したがって、取付けが容易で取付け作業性が良いものとすることができる。
また、取付け後も、該軸体支持部によって、クリップに生じた外力による軸方向へのずれや脱落を防止することができ、長期にわたって取付け固定の保持が確実で取付け強度も高いものとなる。
特に、該挟着片の側面と軸体支持部との間隔を0.1〜0.2mm程度とするのが望ましく、この間隔が、0.1mmより小さくなると、取付け時に該挟着片の両側面と該軸体支持部との接触抵抗が生じ易くなり、また、0.2mmより大きくなると、取付け時および取付け後のがたつきが生じ易くなる。
請求項2のクリップの取付け構造においては、請求項1で用いる該挟着片の側面の平行部であって、該挟着片の先端が基本形状に閉塞した状態で該開口部より内方に向うにつれ閉塞する位置へ、該軸体支持部に接するR状の突起部を設けており、このR状の突起部の位置は、軸体支持部の両側面が挟着され始める際、案内になる位置がもっとも好ましい位置となる。このため、該挟着片の開口部を該挟着用軸体へ押圧する際に、開口部が弾性変形によりさらに拡大し開口後、その反力により該挟着用軸体の周面に沿って縮小し復元し始めてから、該軸体支持部にR状突起部が案内として働き、軸方向へのズレを防止しながら摺接し始めるので、該挟着用軸体の軸方向の位置決めが自動的になされ、該挟着片の弾性変形の反力による挟着効果が得られるので、位置ずれを気にすることなく挟着がスムーズになされる。したがって、請求項1と同様な効果が得られ、更に一層取付けが容易で取付け作業性の良いものとなる。
また、取付け後も、該クリップの両側面でR状突起部が軸体支持部に接触した状態となるので、該クリップに生じる外力による該クリップの倒れ防止効果を発揮するものとなり、請求項1と同様な効果が得られ、更に一層長期にわたる取付け固定の保持が確実で取付け強度も高いものとなる。
請求項3のクリップの取付け構造においては、該挟着片の先端より内方に延びる溝部を該挟着片に設け、該挟着用軸体にクリップを挟着した状態で該挟着片の該溝部に係合し、且つ、該挟着用軸体の周面より突出形成された突状プレート部を設けたので、該挟着片の開口部を該挟着用軸体へ押圧する際に、該溝部と該溝部に係合された該突状プレートによって挟着用軸体の軸方向のずれが抑制されるとともに、該挟着用軸体の周面に沿った回転方向へのずれも抑制される。また、倒れ防止のためには該挟着片の幅を大きくする必要があり、幅を大きくすると取付け時の押圧力を大きくする必要があるが、2分割することでこの取付け時の押圧力を大きくする必要がなく、倒れ防止効果も得られる。したがって、これらの位置ずれや倒れを気にすることなく適切な押圧力による取付けを実施することができるので、取付けが容易で取付け作業性のよいものとなる。
また、取付け後も同様な抑制効果があるので、長期にわたる取付け固定の保持が確実で取付け強度も高いものとなる。
さらに、該軸体支持部を該挟着用軸体の両端部に配置し、且つ突状プレートを該挟着用軸体の中間部に配置し他方の部材に連接するように設けた場合には、取付け時の該挟着片の開口部の該挟着用軸体への押圧による該挟着用軸体の撓みが生じにくくなるので、押圧力を効率良く挟着のために使用でき、さらに一段と取付けが容易で取付け作業性が良いものとなる。
また、請求項4のように請求項3のクリップ取付け構造において、さらに該軸体支持部を該挟着用軸体の軸方向端面に設け、該軸体支持部が挟着用軸体の断面形状よりも拡径に突出して形成され、且つ、該挟着用軸体にクリップを挟着した状態で該挟着片の側面に対向する面を該挟着片の側面に平行に形成されると、請求項3と同様な効果が得られ、更に一層取付けが容易で取付け作業性の良く、且つ長期にわたる取付け固定の保持が確実で取付け強度も高いものとなる。
請求項5のクリップの取付け構造においては、該開口部の両側に位置する一方の挟着片と他方の挟着片の剛性が異なるように両方の挟着片の形状を異ならせて形成したので、該挟着片の開口部を該挟着用軸体へ押圧する際に、剛性の高い側の挟着片は変形せず、剛性の低い側の挟着片のみが弾性変形するため、常に剛性の高い側の挟着片を基準にし、剛性の低い側の挟着片のみを弾性変形して挟着がなされるようになる。したがって、常に一定の安定した挟着がなされるので、取付けが容易で取付け作業性の良いものとなる。
なお、一方の挟着片と他方の挟着片の剛性を異ならせるには、一方の挟着片の先端部から一方の挟着片との接点である挟着片支持部の一方の端部までの長さと他方の挟着片の先端部から他方の挟着片との接点である挟着片支持部の他方の端部までの長さを異ならせる、すなわち、挟着片開口部中心と挟着時の挟着用軸体の中心に相当する挟着片の中心点を結ぶ直線に対して、挟着時の挟着用軸体の中心に相当する挟着片の中心点と一方の挟着片との接点である挟着片支持部の一方の端部および他方の挟着片との接点である挟着片支持部の他方の端部を結ぶ直線が平行ないしは同方向に傾斜するように設けたり、また一方の挟着片および他方の挟着片の厚さを異ならせることによって容易に可能である。
また、請求項6のように、請求項5のクリップ取付け構造において、さらに該軸体支持部を該挟着用軸体の軸方向端面に設け、該軸体支持部が挟着用軸体の断面形状よりも拡径に突出して形成され、且つ、該挟着用軸体にクリップを挟着した状態で該挟着片の側面に対向する面を該挟着片の側面に平行に形成されると、請求項3と同様な効果が得られ、更に一層取付けが容易で取付け作業性の良く、且つ長期にわたる取付け固定の保持が確実で取付け強度も高いものとなる。
本発明によるクリップの取付け構造の最良の形態として、限られた取付けスペースや過酷な環境に置かれている自動車部品の取付けに用いられるクリップの取付け構造の一つであって、例えば、オイルレベルゲージガイドに接合されるクリップとインレットウォーターに設けられた取付け部からなり、該クリップを該取付け部に押圧して取付けるクリップの取付け構造を例にとって、以下に図面に基づいて説明する。なお、本実施例では、自動車部品の取り付けに用いられるクリップについて、一例として説明するが、本発明によるクリップの取付け構造としては、これに限るものではなく、2つの部材の取付けに用いられるクリップの取付け構造全般に適用可能なものである。
図1乃至図5は、本発明のクリップの取付け構造の一実施形態を例示したものであり、図1は、側面図、図2は、クリップ部の拡大分解側面図、図3は、クリップおよび取付け部の拡大上面図、図4は、一実施形態における第三の変形例を示したクリップおよび取付け部の拡大上面図、図5は、クリップの拡大側面図である。このうち、図3(A)は、一実施形態を示したクリップおよび取付け部の拡大上面図、図3(B)は、一実施形態における第一の変形例を示したクリップおよび取付け部の拡大上面図、図3(C)は、一実施形態における第ニの変形例を示したクリップおよび取付け部の拡大上面図、また、図5(A)は、一実施形態を示したクリップの拡大側面図、図5(B)は、一実施形態における第四の変形例を示したクリップの拡大側面図である。
図1に示したように、本発明のクリップの取付け構造は、金属製の管体よりなるオイルレベルゲージガイド1に対して、その下端であるOリング9を固定したオイルレベルゲージガイド一端1aをオイルパン7に通ずるエンジン本体3の連通孔8に挿入して保持し、上部側をクリップ4を介してエンジン本体3に付随する部材であるインレットウォーター2に設けた取付け部5に挟着して取付けた構造であり、とくに、一方の部材であるオイルレベルゲージガイド1に接合可能に設けられたクリップ4と他方の部材であるインレットウォーター2に設けられた該取付け部5からなり、該クリップ4を押圧して該取付け部5に取付け固定した構造である。なお、ここでは、連通孔8はエンジン本体3に設けられているが、直接オイルパン7に設けた場合でもよい。オイルレベルゲージガイド1は、金属材のもの以外にも、樹脂材などでもよく、所望の強度と形状保持性をもつものであればその他の材質のものでもかまわない。また、クリップ4は、樹脂材などの粘弾性を有する材質が望ましい。クリップ4を保持するエンジン本体3に付随する部材として、本実施形態においてはインレットウォーター2を使用したものとなっているが、アウトレットウォーター,シリンダヘッドカバー,サージタンク,インテークマニホールド,エキゾーストマニホールドなどでも良い。また、取付け部の形成が容易となる点より、樹脂材であるのが好ましい。なお、クリップ4は、前記した材質に限定するものではなく、エンジン本体3に付随する部材についても前記したものに限定されるものではない。
次に該クリップ4を押圧してインレットウォーター2に設けられた該取付け部5に取付け固定した構造の詳細について説明する。図1、図2および図3(A)に示すように、クリップ4は、先端に開口部4a1を有する挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)と該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の基部に挟着片支持部4bとさらに該挟着片支持部4bに一方の部材であるオイルレベルゲージガイド1に接合可能とするクリップ他端4cを有している。該クリップ他端4cは、オイルレベルゲージガイド1を挟着する挟着片4dを有しており、該オイルレベルゲージガイド1に突状に設けられた上側ストッパー6aと下側ストッパー6bとの間に挟着して固定する。これに対し、他方の部材であるインレットウォーター2には、該クリップ4の挟着片4aの開口部4a1を押圧して挟着するための取付け部5が設けられている。該取付け部5は、該クリップ4の挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)によって挟着される円柱状の挟着用軸体5aと該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)を挟着するために該挟着用軸体5aの周面を中空(宙空)に保持するように該挟着用軸体5aの両端を支持するように設けられた軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)とからなる。挟着片4(4b)の挟着される部分の幅は、両端に設けられた軸体支持部5bの内面間の幅に対し、装着を容易にするため0.1〜0.2mm程度小さくしており、また、挟着片4(4b)の先端部は傾斜してさらに小さな幅となっている。なお、挟着片4(4b)の先端部に傾斜を設けない形状としても良いが、先端部に傾斜を設ける場合には、その傾斜角度は、1°〜45°とするのが望ましい。
また、該軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)は、該挟着用軸体5aの円形の断面形状よりも拡径に突出して成形され、且つ該挟着用軸体5aに該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)を挟着した状態で、挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の両側面のそれぞれに対向する該軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)の部分が平行で、挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の両側面を覆い隠すように形成されている。
さらに、該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)には、先端の挟着片4aの開口部4a1より内方へ延びる一方の挟着片4a2の溝部4a41と他方の挟着片4a3の溝部(図示されていない)が一方の挟着片4a2および他方の挟着片4a3のそれぞれに設けられており、該挟着用軸体5aに挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)を挟着した状態で該それぞれの挟着片4a2,4a3の溝部4a4(一方の挟着片の溝部4a41,他方の挟着片の溝部)に合され、且つ該挟着用軸体5aの周面より突出し、他方の部材であるインレットウォーター2に一体となるように延びて形成された突状プレート11が設けられている。
一方、該クリップ4の該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の形状については、図5(A)に詳細に示されているように、該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)が該挟着用軸体5aに挟着された状態における該挟着用軸体5aの円形の断面の中心点Xと挟着片4aの開口部4a1の開口中間点Yとを結ぶZ軸に対して対象で、且つ一方の挟着片4a2と他方の挟着片4a3それぞれの側面の平行部であって、該挟着片4a2,4a3の先端が基本形状に閉塞した状態で該挟着片4a2,4a3の開口部4a1から内方に向うにつれ閉塞される位置へ、一端側軸体支持部5b1に接する一端側上部のR状突起部10aと一端側下部のR状突起部10bおよび他端側軸体支持部5b2に接する他端側上部のR状突起部10cと他端側下部のR状突起部(図示されていない)が設けられている。
さらに、一方の挟着片4a2と他方の挟着片4a3は剛性が異なるように形成されており、一方の挟着片4a2の先端部から一方の挟着片4a2との接点である挟着片支持部の一方の端部4b1までの長さが他方の挟着片4a3の先端部から他方の挟着片4a3との接点である挟着片支持部の他方の端部4b2までよりも長く、長さが異なった形状となっている。すなわち、これは、挟着片支持部4bが、挟着片の開口部4(4a1)の開口中心点Yと挟着時の挟着用軸体の中心点Xに相当する挟着片の中心点とを結ぶZ軸に対して、挟着時の挟着用軸体の中心点Xに相当する挟着片の中心点と一方の挟着片4a2との接点である挟着片支持部の一方の端部4b1および他方の挟着片4a3との接点である挟着片支持部の他方の端部4b2を結ぶ直線が平行ないしは同一方向に傾斜し、一方の挟着片4a2との接点である挟着片支持部の一方の端部4b2の傾斜角θ1が0°以上で、他方の挟着片4a3との接点である挟着片支持部の他方の端部4b2の傾斜角θ2が30°以上で、θ1<θ2となるように設けられた形状となっている。
次に本発明によるクリップの取付け構造における取付け手順について以下に示す。クリップ4の挟着片4aの開口部4a1をインレットウォーター2に設けられた取付け部5の挟着用軸体5aに接触させ、押圧する。押圧により、該挟着片4aの開口部4a1は該挟着用軸体5aの周面に沿い、且つ挟着片4aの溝部4a4(一方の挟着片の溝部4a41,他方の挟着片の溝部)は突状プレート11に沿って、該挟着片4aの開口部4a1をさらに拡径するように挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)が弾性変形して挟着が開始される。このとき、他方の挟着片4a3に比べて長く形成された一方の挟着片4a2は、その剛性が該他方の挟着片4a3よりも低いため、該他方の挟着片4a3を基準にして該一方の挟着片4a2のみが弾性変形して該挟着片4aの開口部4a1が拡大しさらに開口される。また、該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の両側面は、一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2に対して所望の余裕度を有しており、挟着用軸体5aの軸方向への該クリップ4のずれが所望の値以上とならないように、一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2によって抑制されながら、挟着が開始される。
このようにして挟着が開始され、さらにそのまま押圧が進み該挟着片4aの開口部4a1が該挟着用軸体5aの中心点を超えると、該挟着片4aの開口部4a1が縮小し復元しながら挟着がなされ、それまでの挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の弾性変形によって生じる復元力も作用して挟着がなされる。この際、R状突起部10(一端側上部のR状突起部10a,一端側下部のR状突起部10b,他端上部のR状突起部10c,他端下部のR状突起部(図示されていない))が、該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の側面の平行部であって、該挟着片4a2,4a3の先端が基本形状に閉塞した状態で該挟着片4aの開口部4a1から内方に向うにつれ閉塞する位置となる該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)が該挟着用軸体5aに挟着された状態における該挟着用軸体5aの円形の断面の中心点Xより内方に設けられているので、この該挟着片4aの開口部4a1が縮小し復元がなされるときに始めて、該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の両側面に設けたR状突起部10(一端側上部のR状突起部10a,一端側下部のR状突起部10b,他端上部のR状突起部10c,他端下部のR状突起部)は、それぞれ対向している軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)と摺接することとなり、この後の挟着においては、挟着用軸体5aの軸方向に対して位置決めされた状態で押圧方向に摺接しながら挟着がなされることとなる。
以上のように構成された本発明のクリップの取付け構造は、該軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)を該挟着用軸体5aの軸方向の端面に設け、該軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)が該挟着用軸体5aの断面形状よりも拡径に突出して形成され、且つ、該挟着用軸体5aにクリップ4を挟着した状態で該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の両側面それぞれに対向する面を該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の側面に平行に形成したので、該挟着片4aの開口部4a1を該挟着用軸体5aへ押圧する際に、該軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)によって該挟着用軸体5aの軸方向への該クリップ4のずれが抑制されるので、この軸方向へのずれを気にすることなく押圧による取付けを実施することが可能となる。したがって、取付けが容易で取付け作業性が良いものとすることができる。
また、取付け後も、該軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)によって、クリップ4に生じた外力による該挟着用軸体5aの軸方向へのずれや脱落を防止することができ、長期にわたって取付け固定の保持が確実で取付け強度の高いものとなる。
なお、実施例1では、該挟着片4aの側面に該R状突起部10(一端側上部のR状突起部10a,一端側下部のR状突起部10b,他端上部のR状突起部10c,他端下部のR状突起部)を設けた形状であったので、該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の側面と該軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)との余裕度をその分設ける必要があったが、該R状突起部10(一端側上部のR状突起部10a,一端側下部のR状突起部10b,他端上部のR状突起部10c,他端下部のR状突起部)がない場合には、この余裕度を小さくすることで、クリップ4に加わる外力による倒れがより生じにくく、長期にわたって取付け固定の保持がより確実で取付け強度がより高いものとすることが可能である。
さらに、これに加えて、該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の側面の平行部であって、該挟着片4a2,4a3の先端が基本形状に閉塞した状態で該挟着片4aの開口部4a1より内方に向うにつれ閉塞する位置へ、該軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)に接するR状突起部10(一端側上部のR状突起部10a,一端側下部のR状突起部10b,他端上部のR状突起部10c,他端下部のR状突起部)を設けたので、該挟着片4aの開口部4a1を該挟着用軸体5aへ押圧する際に、該挟着片4aの開口部4a1が弾性変形によりさらに拡大し開口後、その反力により該挟着用軸体5aの周面に沿って縮小し復元し始めてから、該軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)にR状突起部10(一端側上部のR状突起部10a,一端側下部のR状突起部10b,他端上部のR状突起部10c,他端下部のR状突起部)が摺接し始めるので、該挟着用軸体5aの軸方向への位置決めが自動的になされながら、該挟着片4(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の弾性変形の反力による挟着効果が得られるので、位置ずれを気にすることなく挟着がスムーズになされる。したがって、より一層取付けが容易で取付け作業性の良いものとなっている。このときの該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の側面と該軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)との間隔dと、R状突起部の高さhについては、該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の側面と軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)との間隔が小さいと挟着時の押圧がスムーズになされなく、また該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の側面と軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)との間隔dが大きくなると挟着時および挟着後のクリップ4の倒れ、脱落に対する効果が薄れるので、0.1〜0.2mmの間隔とするのがより好ましく、R状突起の高さhについては、高さが低いと位置決め効果が薄れ、高いと挟着がスムーズになされなくなるので、0.1〜0.5mmの締め代とするのが好ましく、〔d+0.1〕mmの高さとするのがより好ましい。
また、取付け後も、該クリップ4の該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の両側面でR状突起部10(一端側上部のR状突起部10a,一端側下部のR状突起部10b,他端上部のR状突起部10c,他端下部のR状突起部)が該軸体支持部5bに接触した状態となるので、該クリップ4に生じる外力による該クリップ4の倒れ防止効果を発揮するものとなり、より一層長期にわたる取付け固定の保持が確実で取付け強度が高いものとなっている。
該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)が該挟着用軸体5aに挟着された状態における該挟着用軸体5aの円形の断面の中心点Xと挟着片4aの開口部4a1の開口中間点Yとを結ぶZ軸に対して対象となる位置に該R状突起部10(一端側上部のR状突起部10a,一端側下部のR状突起部10b,他端上部のR状突起部10c,他端下部のR状突起部)が設けられているので、取付け時および取付け後の安定性がよく、この点からも取付けが容易で取付け作業性の良いものとなっている。なお、この観点から、図5(A)に点線で示したZ軸上の位置に一端側Z軸上のR状突起部10e,他端側Z軸上のR状突起部(図示していない)を設けてもよい。
該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の先端より内方に延びる挟着片4aの溝部4a4(一方の挟着片の溝部4a41,他方の挟着片の溝部)を該挟着片4a(一方の挟着片4a1,他方の挟着片4a2)に設け、該挟着用軸体5aにクリップ4を挟着した状態で該挟着片4aの溝部4a4(一方の挟着片の溝部4a41,他方の挟着片の溝部)に係合し、且つ、該挟着用軸体5aの周面より突出して形成された突状プレート11を設けたので、該挟着片4aの開口部4a1を該挟着用軸体5aへ押圧する際に、該挟着片4aの溝部4a4(一方の挟着片の溝部4a41,他方の挟着片の溝部)と該挟着片4aの溝部4a4(一方の挟着片の溝部4a41,他方の挟着片の溝部)に係合された該突状プレート11によって該挟着用軸体5aの軸方向への該クリップ4のずれが抑制されるとともに、該挟着用軸体5aの周面に沿った回転方向への該クリップ4のずれも抑制される。したがって、これら両方の位置ずれを気にすることなく押圧による取付けを実施することができるので、取付けが容易で取付け作業性のよいものとなっている。
また、取付け後も同様な抑制効果があるので、長期にわたる取付け固定の保持が確実で取付け強度が高いものとなっている。
さらに、該軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)を該挟着用軸体5aの両端部に配置し、且つ突状プレート11を該挟着用軸体5aの中間部に配置しインレットウォーター2に連接するように設けているので、取付け時の該挟着片4aの開口部4a1の該挟着用軸体5aへの押圧による該挟着用軸体5aの撓みが生じにくくなるので、押圧力を効率良く挟着のために使用でき、さらに一段と取付けが容易で取付け作業性が良いものとなっている。
突状プレート11の形状については、図3(B)に示すような該挟着用軸体5aの中間部に配置しインレットウォーター2に連接しないような形状であってもよい。また、図3(C)に示すような突状プレート11を挟着用軸体5aを支持する軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)を兼ねるような強度を有し、該挟着用軸体5aの中間部に配置しインレットウォーター2に連接するように形成し、該軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)を専用に有しないように形成してもよい。これら形状についても、上記したような取付けが容易で取付け作業性がよく、長期にわたる取付け固定の保持が確実で取付け強度が高い効果を奏するものとすることができる。
該挟着片4aの開口部4a1の両側に位置する一方の挟着片4a2と他方の挟着片4a3の剛性が異なるように、他方の挟着片4a3の先端部から他方の挟着片4a3との接点である挟着片支持部の他方の端部4b1までの長さよりも一方の挟着片4a2の先端部から一方の挟着片4a2との接点である挟着片支持部の一方の端部4b1までの長さを長くして挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の形状を異ならせて形成、すなわち、これは、挟着片支持部4bを、挟着片の開口部4(4a1)の開口中心点Yと挟着時の挟着用軸体の中心点Xに相当する挟着片の中心点とを結ぶZ軸に対して、挟着時の挟着用軸体の中心点Xに相当する挟着片の中心点と一方の挟着片4a2との接点である挟着片支持部の一方の端部4b1および他方の挟着片4a3との接点である挟着片支持部の他方の端部4b2を結ぶ直線が平行ないしは同一方向に傾斜して設けたので、該挟着片4aの開口部4a1を該挟着用軸体5aへ押圧する際に、剛性の高い側の他方の挟着片4a3は変形せず、剛性の低い側の一方の挟着片4a2が弾性変形するため、常に剛性の高い側の他方の挟着片4a3を基準にし、剛性の低い側の一方の挟着片4a2のみを弾性変形して挟着がなされるようになる。したがって、常に一定の安定した挟着がなされるので、取付けが容易で取付け作業性の良いものとなっている。また、特に挟着片支持部の一方の端部4b1の傾斜角θ1と挟着片支持部の他方の端部4b2の傾斜角θ2がθ1<θ2で、一方の挟着片4a2との接点である挟着片支持部の一方の端部4b1の傾斜角θ1が0°以上で、他方の挟着片4a3との接点である挟着片支持部の他方の端部4b2の傾斜角θ2が30°以上となるように挟着片支持部4bを設けるのが好ましい形状であり、挟着片支持部の一方の端部4b1の傾斜角θ1を0°よりも大きくすることで、取付け時の押圧により一方の挟着片4a2が変形して開き、他方の挟着片4a3は変形せず開かない状態とすることが可能となり、挟着片支持部の他方の端部4b2の傾斜角θ2が30°よりも大きな傾斜角に配置されると、他方の挟着片4a3の根本部に押圧時の応力が集中し破断が生じ易くなる。
該挟着片4a(一方の挟着片4a2,他方の挟着片4a3)の形状については、図5(B)に示すような他方の挟着片4a3よりも一方の挟着片4a2の厚さを薄く形成したものでもよい。このように、厚さを変えることで、剛性を異ならせても、前記のような常に一定の安定した挟着がなされ、取付けが容易で取付け作業性の良いものとすることが可能である。特に、一方の挟着片4a2の厚さT1と他方の挟着片4a3の厚さT2としたときの厚さ比T1/T2=0.4〜0.7とするのが好ましく、0.4よりも小さくなると、剛性の低い一方の挟着片4a2への取付け時の押圧力が集中し破断を生じ易くなり、逆に、0.7よりも大きくなると、剛性の低い一方の挟着片4a2の取り付け時の押圧による変形が生じにくく、大きな押圧力が必要となる。
該取付け部5の形状として、これまでは他方の部材であるインレットウォーター2より突出して形成されたものを示してきたが、図4に示すようなインレットウォーター2に取付け溝12を設け、該取付け溝12の側壁を軸体支持部5b(一端側軸体支持部5b1,他端側軸体支持部5b2)とし、該取付け溝12内に挟着用軸体5a、突状プレート11を設けた形状としてもよい。このように形成した場合でも、前記してきたような同様な効果をもつものが実現可能である。
以上詳しく説明した通り、本発明によって、取付けが容易で取付け作業性もよく、また、長期にわたり取付け固定の保持が確実で取付け強度が高いクリップの取付け構造を提供することができる。
本発明のクリップの取付け構造の一実施形態を示した側面図(実施例1) 本発明のクリップの取付け構造の一実施形態を示したクリップ部の拡大分解側面図(実施例1) 本発明のクリップの取付け構造の一実施形態および第一、第二変形例を示したクリップおよび取付け部の拡大上面図(実施例1) 本発明のクリップの取付け構造の一実施形態における第三の変形例を示したクリップおよび取付け部の拡大上面図(実施例1) 本発明のクリップの取付け構造の一実施形態および第四の変形例を示したクリップの拡大側面図(実施例1) 従来のクリップの取付け構造を示した拡大分解斜視図(従来例1)
符号の説明
1 オイルレベルゲージガイド
1a オイルレベルゲージガイド一端
2 インレットウォーター
3 エンジン本体
4 クリップ
4a 挟着片
4a1 開口部
4a2 一方の挟着片
4a3 他方の挟着片
4a4 溝部
4a41 一方の挟着片の溝部
4b 挟着片支持部
4b1 挟着片支持部の一方の端部
4b2 挟着片支持部の他方の端部
4c クリップ他端
4d 挟着片
5 取付け部
5a 挟着用軸体
5b 軸体支持部
5b1 一端側軸体支持部
5b2 他端側軸体支持部
6 ストッパー
6a 上側ストッパー
6b 下側ストッパー
7 オイルパン
8 連通孔
9 Oリング
10 R状突起部
10a 一端側上部のR状突起部
10b 一端側下部のR状突起部
10c 他端側上部のR状突起部
10e 一端側Z軸上のR状突起部
11 突状プレート
12 取付け溝



Claims (6)

  1. 先端に開口部を有する挟着片と該挟着片の基部に挟着片支持部を有し、且つ該挟着片支持部の後端が一方の部材に一体又は接合可能に設けられたクリップと、該クリップの挟着片によって挟着される挟着用軸体と該挟着用軸体の周面を中空に浮かせ保持するように該挟着用軸体を支持する軸体支持部からなる他方の部材の取付部より構成され、該開口部を該挟着用軸体に押圧して該挟着用軸体を該挟着片に挟着するクリップの取付け構造であって、
    該軸体支持部該挟着用軸体の軸方向端面に設けられ、
    該挟着用軸体にクリップ挟着した状態で前記軸体支持部のうち前記挟着片の側面に対向する面は、該挟着片の両側面に平行に形成され
    前記軸体支持部は、前記挟着用軸体の断面形状よりも拡径に形成されて前記挟着用軸体の全周に亘って突出するクリップの取付け構造。
  2. 請求項1のクリップの取付け構造において、該挟着片の側面の平行部であって、該挟着片の先端が基本形状に閉塞した状態で該開口部より内方に向うにつれ閉塞する位置へ、該軸体支持部に接するR状突起部を設けたクリップの取付け構造。
  3. 先端に開口部を有する挟着片と該挟着片の基部に挟着片支持部を有し、且つ該挟着片支持部の後端が一方の部材に一体又は接合可能に設けられたクリップと、該クリップの挟着片によって挟着される挟着用軸体と該挟着用軸体の周面を中空に浮かせ保持するように該挟着用軸体を支持する軸体支持部からなる他方の部材の取付部より構成され、該開口部を該挟着用軸体に押圧して該挟着用軸体を該挟着片に挟着するクリップの取付け構造であって、
    該挟着片の先端より内方に延びる溝部を該挟着片に設け、該挟着用軸体にクリップを挟着した状態で該挟着片の該溝部に係合し、且つ、該挟着用軸体の周面より突出形成された突状プレート部を設けたクリップの取付け構造。
  4. 請求項3のクリップの取付け構造において、該軸体支持部を該挟着用軸体の軸方向端面に設け、該軸体支持部が挟着用軸体の断面形状よりも拡径に突出して形成され、且つ、該挟着用軸体にクリップを挟着した状態で該挟着片の側面に対向する面を該挟着片の側面に平行に形成されたクリップの取付け構造。
  5. 先端に開口部を有する挟着片と該挟着片の基部に挟着片支持部を有し、且つ該挟着片支持部の後端が一方の部材に一体又は接合可能に設けられたクリップと、該クリップの挟着片によって挟着される挟着用軸体と該挟着用軸体の周面を中空に浮かせ保持するように該挟着用軸体を支持する軸体支持部からなる他方の部材の取付部より構成され、該開口部を該挟着用軸体に押圧して該挟着用軸体を該挟着片に挟着するクリップの取付け構造であって、
    該開口部の両側に位置する一方の挟着片と他方の挟着片の剛性が異なるように両方の挟着片の形状を異ならせて形成したクリップの取付け構造。
  6. 請求項5のクリップの取付け構造において、該軸体支持部を該挟着用軸体の軸方向端面に設け、該軸体支持部が挟着用軸体の断面形状よりも拡径に突出して形成され、且つ、該挟着用軸体にクリップを挟着した状態で該挟着片の側面に対向する面を該挟着片の側面に平行に形成されたクリップの取付け構造。


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