JP2007160330A - 配管の閉止装置及びその方法 - Google Patents

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隆 北原
Yukinori Sakota
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慎 村田
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Abstract

【課題】放射性物質等で汚染された配管の閉止及び撤去に関わる作業を、汚染されている配管内面を外気に触れさせることなく実施することができる配管の閉止装置及びその方法を提供するを提供する。
【解決手段】本発明によれば、配管の閉止装置を構成する配管押潰装置10によって、配管12の閉止箇所13を第1の押し金型18、20及び第2の押し金型26、28によって押し潰して塑性変形させ、この後、押し潰された閉止箇所13の内面が密着するように、閉止装置を構成する溶接装置50によって密着接合する。これにより、配管12の内面を外気に接触させることなく、この後に切断手段によって行われる配管12の撤去作業を実施することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流体や粉体の流路として用いられる配管の局所を閉止して遮断する配管の閉止装置及びその方法に関し、特に開口された際に配管内面を外気に触れさせたくない配管、配管内部に残存している流体等の物質を配管内部から除去することが困難な配管、及び弁等の遮断手段を設けていない配管を緊急的に閉止したい際に、配管内部の物質を極力漏洩させることなく配管を閉止することが可能な配管の閉止装置及びその方法に関する。
原子力関連設備の放射性物質の移送手段として用いられた配管の撤去、更新等の工事に際しては、その配管内部に残存する放射性物質を極力抜き取った後で作業を行うことが望まれている。
しかしながら、その配管には金属内部まで浸透した放射線が存在するため、配管撤去の作業領域は外部から隔離する必要がある。このため、配管を覆うように密閉室が仮設され、この密閉室に十分な換気を行う換気設備が設けられるとともに、この換気設備の末端に、放射性物質を大気開放基準以下まで取り除くフィルタ装置が設けられている。また、密閉室に出入りする作業員は、十分な防護服の着用が義務づけられるとともに、放射線被曝量が管理されるため、一定時間毎に交代しながら作業を行う。このため、多くの人手が必要であった。
一方、配管の撤去作業に際しては、前述の密閉室内で、鋸刃切断等の機械的手段により配管を切断し、配管の切断部位に十分な隙間ができるように配管を移動させ、この後、配管の断面形状に合わせたキャップを切断した開口部に被せ、溶接や接着等の接合手段により開口部を閉止する。
このように末端開口部が閉止された配管は、外部に放射線漏洩がないことが確認されると、除染を行う場所に移送されたり、保管設備に移送されたりする。
この作業では、配管の切断からキャップを溶接接合するまでの間、配管内部が長い期間、外気に露呈されることから、換気設備の容量は多大なものとなっていた。また、撤去前の配管は、放射性物質を取り除いた後、養生用として窒素ガス等の養生ガスを封入して管理しているが、配管切断後、露呈時間が長いため養生ガスが抜ける場合があり、この場合には、キャップ閉止後に養生ガスを再度封入し直す必要があった。
一般的に、原子力関連設備の熱交換器に使用される直径数十mm以下程度の銅パイプ又はアルミニウム配管では、外力により配管の閉止箇所を押し潰し、この押し潰された閉止箇所をカッタによって切断する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平11−109095号公報
しかしながら、特許文献1の配管の閉止方法では、比較的小口径の塑性変形し易いアルミニウム製配管に対しては有効であるが、例えばステンレス製の外径50mm前後の配管に対して金型の荷重を開放すると、弾性力(スプリングバック現象)によって形状が若干復元するために、完全な閉止は困難であり管内面に大きめの隙間が残るという問題があった。
管内面に大きめの隙間が残った場合には、切断後の閉止箇所をキャップによって閉止することも考えられるが、配管内部が外気に触れた場合には、充填した養生ガスが逃げるため好ましくない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、放射性物質等で汚染された配管の閉止及び撤去に関わる作業を、汚染されている配管内面を外気に触れさせることなく実施することができる配管の閉止装置及びその方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の装置発明は、前記目的を達成するために、配管の閉止する閉止箇所を、少なくとも一対の金型によって押し潰す押潰手段と、押潰手段によって押し潰された前記閉止箇所の内面が密着するように接合する接合手段とを備え、前記押潰手段は、前記閉止箇所を押し潰す第1の金型と、前記第1の金型によって押し潰された前記閉止箇所を逆方向に押し潰して変形させることにより塑性変形させる第2の金型とから構成され、前記第1の金型は、円弧状の凸状面が形成された雄金型と円弧状の凹状面が形成された雌金型とからなり、前記第2の金型は、平坦面が形成された金型と前記閉止箇所を略線状に支持する金型とからなることを特徴とする。
請求項4に記載の方法発明は、前記目的を達成するために、配管の閉止する閉止箇所を、少なくとも一対の金型によって押し潰す押潰工程と、押潰工程によって押し潰された前記閉止箇所の内面が密着するように接合する接合工程とを備え、前記押潰工程は、前記閉止箇所を、第1の金型によって押し潰す第1の押潰工程と、前記第1の金型によって押し潰された前記閉止箇所を、第2の金型によって逆方向に押し潰して変形させることにより塑性変形させる第2の押潰工程とから構成され、前記第1の押潰工程は、円弧状の凸状面が形成された雄金型と円弧状の凹状面が形成された雌金型とからなる前記第1の金型によって、前記閉止箇所を断面略くの字状に押し潰し、前記第2の押潰工程は、平坦面が形成された金型と前記閉止箇所を略線状に支持する金型とからなる前記第2の金型によって、前記閉止箇所を前記第1の押潰工程とは逆方向に押し潰して塑性変形させることを特徴とする。
請求項1、4に記載の発明によれば、配管の閉止箇所を少なくとも一対の金型によって押し潰して塑性変形させ、この後、押し潰された閉止箇所の内面が密着するように接合手段によって接合する。これにより、配管内面を外気に接触させることなく、この後に行われる配管の撤去作業を実施することができる。
ところで、特許文献1の閉止方法に類似した方法で配管の閉止箇所を押し潰した場合、どの程度まで配管内面の隙間を減少させることができるか、幅15mm平面を持つ押し金型を用い、ステンレス管の加圧圧着を実験にて試みた。その結果、約196kN程度で配管内面は密着するが荷重を開放すると、0.3mm程度の隙間が配管内面に生じることが確認された。更に、約686kN程度まで加圧荷重を増加させても、荷重開放後の隙間は0.25mm程度であり、大した変化はないという結果であった。
このように変形した閉止箇所において、本発明の接合手段による溶接を試みると、隙間0.25mmの状態で配管閉止箇所外表面から溶接した場合、入熱側の配管母材は孔が開くほど溶融するが、大きな内部隙間に起因して対向側の母材に熱が伝わらず、溶着しないという問題が発生した。よって、溶接により閉止箇所を密着させる場合には、内部隙間を無くす又は溶着可能な隙間まで閉止箇所を塑性変形させることが重要となる。
そこで、請求項1、4に記載の発明によれば、まず、第1の金型によって閉止箇所を押し潰す。この場合、金型の荷重を開放すると、閉止箇所の配管内面の隙間が、スプリングバック現象によって溶接不可能な隙間に広がる。次に、第1の金型によって押し潰された閉止箇所を、第2の金型によって逆方向に押し潰して変形させる。これにより、閉止箇所が第2の金型によって繰り返し荷重を受けるため閉止箇所が疲労変形し塑性変形する。よって、ステンレス製の外径50mm前後の配管に対しても、閉止箇所の配管内面の隙間を溶着可能な隙間にすることができる。
また、請求項1、4に記載の発明によれば、円弧状の凸状面が形成された雄金型と円弧状の凹状面が形成された雌金型とからなる第1の金型を使用することにより、第1の押潰工程において閉止箇所を円滑に押し潰すことができる。また、平坦面が形成された金型と閉止箇所を略線状に支持する金型とからなる第2の金型を使用することにより、第2の押潰工程において押し潰された閉止箇所を円滑に塑性変形させることができる。また、第1の金型及び第2の金型の組み合わせによって、閉止箇所の配管内面の隙間を略ゼロに近づくまで減少させることができる。
請求項2に記載の装置発明は、請求項1において、前記接合手段は、前記閉止箇所に沿って溶接トーチを移動させながら閉止箇所を溶接する溶接手段であることを特徴とする。
請求項5に記載の方法発明は、請求項4において、前記接合工程は、前記閉止箇所に沿って溶接トーチを移動させながら溶接することを特徴とする。
請求項2、5に記載の発明によれば、溶接トーチによって閉止箇所を完全に閉止することができるので、開口された際にその配管内面を外気に触れさせたくない配管、内部に残存している流体等の物質を配管内部から除去することが困難な配管、及び弁等の遮断手段を設けていない配管を緊急的に閉止したい際に好適である。
請求項3に記載の装置発明は、請求項2において、前記閉止箇所を挟んで対向設置された前記溶接トーチは、互いに溶接線を一定の間隔でずらして形成できるように移動されることを特徴とする。
請求項7に記載の方法発明は、請求項5において、前記閉止箇所を挟んで対向設置された前記溶接トーチを、互いに溶接線を一定の間隔でずらして形成できるように移動させることを特徴とする。
請求項3、7に記載の発明によれば、閉止箇所の両面から同時に幅を広く溶着代を形成させることが可能となる。
請求項6に記載の方法発明は、請求項4又は5において、前記接合工程によって内面が密着された配管の前記閉止箇所を切断する切断工程を備えたことを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、完全に閉止された閉止箇所を切断することにより、配管を設備から撤去することができる。
本発明に係る配管の閉止装置及びその方法によれば、配管の閉止箇所を少なくとも一対の金型によって押し潰して塑性変形させ、この後、押し潰された閉止箇所の内面が密着するように接合手段によって接合するので、配管の内面を外気に接触させることなく、この後に行われる配管の撤去作業を実施することができる。
以下添付図面に従って、本発明に係る配管の閉止装置及びその方法の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、実施の形態の閉止装置を構成する配管押潰装置10の構造を示した全体斜視図である。この配管押潰装置10は、図2に示すように既設の撤去対象の配管12に着脱自在に取り付けられ、配管12の撤去作業時に、フレーム状に構成された装置本体14のレバー16を、図2の如く開放することにより装置本体14の側口15が開放され、この側口15を介して装置本体14が配管12に配置される。なお、レバー16は、配管12が装置本体14に配置された後、逆方向に回動されて図1の如く装置本体14に閉じられる。
装置本体14には、配管12の外周を左右から挟む一対の押し金型(金型)18、20が着脱自在に装着される。押し金型18、20は、各々その上部に把手19、21が取り付けられており、この把手19、21を利用した手作業にて押し金型18、20が装置本体14に着脱される。
押し金型18、20のうち、一方の押し金型(雄金型)18は、配管12を挟んで装置本体14の図1上で右側方に装着され、他方の押し金型(雌金型)20は、配管12を挟んで装置本体14の左側方に装着される。また、押し金型18の平坦な背面18Bは、圧着力を発揮する油圧シリンダ22のピストン24(図3(A)参照)に当接され、ピストン24の伸縮動作により押し金型20に向けて進退移動される。したがって、実施の形態の配管押潰装置10は、不図示の油圧ポンプから油圧シリンダ22に油圧による押圧力が付与されると、一対の押し金型18、20によって配管12の閉止箇所13を図3(A)の如く挟み込んで押し潰すことができる。
一対の押し金型18、20は、装置本体14に対して着脱可能な構成であるため、予め用意された異なる形状の複数の押し金型と差し替えることができる。実施の形態では、図3(B)、(C)の如く配管外面方向に円弧状の凸状面18A及び円弧状の凹状面20Aが形成され、一対でそれぞれ凹凸形状とした第1の押し金型18、20と、図4(A)、(B)の如く平坦面26A及び凸状部28Aが形成され、平坦面26Aと凸状部28Aとによって閉止箇所13を幅狭に線状に挟圧押潰する第2の押し金型26、28との組み合わせのものが用意されている。なお、押し金型26の断面は台形形状、押し金型28の断面は三角形形状である。
配管押潰装置10を使用した配管12の閉止箇所13の圧着閉止作業は、まず、図3(B)、(C)に示した一対の押し金型18、20によって図3(A)の如く加圧圧着した後、押し金型18を図4(A)の押し金型26に差し替え、押し金型20を図4(B)の押し金型28に差し替え、図4(C)の如く再度加圧圧着する。これにより、例えばSUS304、40A、sch20の配管12は、内面隙間がほとんど目視では確認できない大きさ(0.03mm)まで圧着される。これは、図3(B)、(C)の一対の押し金型18、20によって、配管12の閉止箇所13が外力を受けて断面が略くの字状に略押し潰され、この後、図4(A)、(B)の一対の押し金型26、28によって逆方向に押し潰されることにより、繰り返し変形により疲労変形されるからである。すなわち、弾性力のスプリングバック現象が大幅に低減されるからである。逆方向に押し潰さなければ、閉止箇所13を隙間なく押し潰すことはできない。
図5は、配管押潰装置10によって押潰された配管12の斜視図であり、閉止箇所13が押潰されている状態が示されている。これにより、後に行う閉止箇所13の溶接の接合性が良好となる。
一例であるが、最大荷重W=294kNの油圧シリンダ22を使用し、幅15mm、長さ72mmの閉止箇所13を図3(B)、(C)の一対の押し金型18、20によって押し潰す場合、その押潰面積A=1.08×10-32 (0.072m×0.015m)であるので、閉止圧力P(最終)=W/Aの式から、P=272.2MPaとなる。
この後、図4(A)、(B)の一対の押し金型26、28によって逆方向に押し潰す場合、閉止箇所13の中央部の幅5mm程度に集中荷重がかかるので、閉止圧力P(最終)≒816.6MPaとなる。
また、この状態で気体や低粘度の液体の閉止は困難なものの、油等の高粘度の液体においては十分に閉止可能である。このように内面隙間(0.03mm)まで圧着された配管12の閉止箇所13は、閉止装置を構成する図6の溶接装置50によって隙間無く密着接合される。
溶接装置50の本体52は門形形状の外形を呈しており、配管12を跨ぐようにして配管12に装着される。
配管12の本体52への固定は、図7に示すように本体52に取り付けられる一対のクランプ金具54、54によって行われる。一対のクランプ金具54、54は、本体52にねじ56、56によって固定される支持板58に取り付けられ、また、ねじ58は、本体52から水平方向に突設されたプレート60の長孔62を介して支持板58に螺着されるため、長孔62に対するねじ58の位置を調整することにより、本体52に対するクランプ金具54、54の水平方向位置が調節される。更に、クランプ金具54、54は、ねじ64、64を介して支持板58に取り付けられており、ねじ64、64を締結する方向に回すことにより、配管12がクランプ金具54、54によって挟持される。これにより、配管12がクランプ金具54、54を介して溶接装置50の本体52に固定される。また、双方のねじ64、64の締め込み量を変えることにより、本体52に対する配管12の水平方向位置の微調整が可能となる。
また、本体52には、傘形形状の押さえ板66がねじ68を介して設けられている。この押さえ板66は、ねじ68によって上下位置が調整されるとともに、クランプ金具54、54によって挟持された配管12の閉止箇所13の近傍の上面に当接される。また、押さえ板66は、ねじ68の先端に揺動自在に設けられ、図1の後述する溶接トーチ70、70に対する配管12の位置微調整時に配管12とともに移動(揺動)される。
また、溶接装置50は、配管12の閉止箇所13を挟むように対向して設置された一対の溶接トーチ70、70を把持し、その溶接トーチ70、70を長孔71、71に沿って、すなわち閉止箇所13に沿って上下移動させる移動装置と、開始点、停止点、及び溶接条件変更点を検出する位置センサ(フォトセンサ)72、72が、長孔73の昇降範囲で配置自在に設定できるようになっている。
対向設置された溶接トーチ70、70は、互いに溶接線を一定の間隔でずらして形成できるようにトーチ位置の調整部74、74を介してトーチシャフト76、76に連結されている。これにより、両面から同時に幅を広く溶着代を形成させることが可能となる。
実施の形態の溶接装置50で溶融閉止された配管12は幅7〜10mmの溶着閉止代を有しており、その後、不図示のバンドソー等による切断手段の機械的切断代(0.8〜1.5mm)を除いても、切断後の配管12の閉止箇所13を図8の如く密封し、半永久保持することができる。
溶接トーチ70、70を上下させる移動装置は、1台のモータ78、一対の送りねじ機構80、80、モータ78の動力を一対の送りねじ機構80、80に伝達する動力伝達機構82から構成される。
送りねじ機構80、80は、上下に配設されたねじ棒84と直動ガイド86とから構成され、トーチシャフト76、76が取り付けられたブロック体88、88が、ねじ棒84に螺合されるとともに直動ガイド86に上下移動自在にガイドされている。
動力伝達機構82は、ベルト駆動式の機構であり、モータ78によって回転されるプーリ90にベルト92が巻き掛けられ、このベルト92は、一方の送りねじ機構80のねじ棒84に固定されたプーリ94に巻き掛けられている。また、プーリ94と同軸で同サイズのプーリ96にはベルト98が巻き掛けられ、このベルト98は、他方の送りねじ機構80のねじ棒84に固定されたプーリ100に巻き掛けられている。したがって、モータ78が駆動されると、その動力がベルト92を介して一方の送りねじ機構80のねじ棒84に伝達されるため、また、ベルト98を介して他方の送りねじ機構80のねじ棒84に伝達されるため、トーチシャフト76、76が上下方向に連動して移動する。これにより、閉止箇所13が溶着される。なお、図6の符号102はTIG溶接電源であり、符号104はArボンベであり、符号106は、モータ78の回転速度等を制御するコントローラである。
また、実施の形態では、放射性物質の移送に使用された配管12を対象としたが、これに限定されるものではなく、配管の内面に放射性物質の付着は無く、特に六フッ化ウラン等の加熱すると有毒ガスを発生する付着物は取り除かれ、金属内部に残留放射線がある配管の閉止、撤去も対象としてよい。
以上のような配管押潰装置10及び溶接装置50によって配管12の閉止作業を行えば、換気を必要とする密閉室の構築は必要最小限で済む。
実施の形態に係る配管押潰装置の全体構成を示した斜視図 図1の配管押潰装置を配管に装着する状態を示した説明図 図3(A)は、第1の押し金型によって配管の閉止箇所を押潰している状態を示した説明図、図3(B)は、第1の押し金型を構成する雄金型の斜視図、図3(C)は、第1の押し金型を構成する雌金型の斜視図 図4(A)は、第2の押し金型を構成する一方の金型の斜視図、図4(B)は、第2の押し金型を構成する他方の金型の斜視図、図4(C)は、第2の押し金型によって配管の閉止箇所を押潰している状態を示した説明図 配管押潰装置によって閉止箇所が押潰された配管の斜視図 溶接装置の構造を示した全体斜視図 図6の溶接装置の内部機構を示した説明図 切断手段によって切断された閉止箇所の断面図
符号の説明
10…配管押潰装置、12…配管、13…閉止箇所、14…装置本体、18、20…第1の押し金型、22…油圧シリンダ、24…ピストン、26、28…第2の押し金型、50…溶接装置、52…本体、54…クランプ金具、66…押さえ板、70…溶接トーチ、72…位置センサ、78…モータ、80…送りねじ機構

Claims (7)

  1. 配管の閉止する閉止箇所を、少なくとも一対の金型によって押し潰す押潰手段と、
    押潰手段によって押し潰された前記閉止箇所の内面が密着するように接合する接合手段とを備え、
    前記押潰手段は、
    前記閉止箇所を押し潰す第1の金型と、
    前記第1の金型によって押し潰された前記閉止箇所を逆方向に押し潰して変形させることにより塑性変形させる第2の金型とから構成され、
    前記第1の金型は、円弧状の凸状面が形成された雄金型と円弧状の凹状面が形成された雌金型とからなり、
    前記第2の金型は、平坦面が形成された金型と前記閉止箇所を略線状に支持する金型とからなることを特徴とする配管の閉止装置。
  2. 前記接合手段は、前記閉止箇所に沿って溶接トーチを移動させながら閉止箇所を溶接する溶接手段であることを特徴とする請求項1に記載の配管の閉止装置。
  3. 前記閉止箇所を挟んで対向設置された前記溶接トーチは、互いに溶接線を一定の間隔でずらして形成できるように移動されることを特徴とする請求項2に記載の配管の閉止装置。
  4. 配管の閉止する閉止箇所を、少なくとも一対の金型によって押し潰す押潰工程と、
    押潰工程によって押し潰された前記閉止箇所の内面が密着するように接合する接合工程とを備え、
    前記押潰工程は、
    前記閉止箇所を、第1の金型によって押し潰す第1の押潰工程と、
    前記第1の金型によって押し潰された前記閉止箇所を、第2の金型によって逆方向に押し潰して変形させることにより塑性変形させる第2の押潰工程とから構成され、
    前記第1の押潰工程は、円弧状の凸状面が形成された雄金型と円弧状の凹状面が形成された雌金型とからなる前記第1の金型によって、前記閉止箇所を断面略くの字状に押し潰し、
    前記第2の押潰工程は、平坦面が形成された金型と前記閉止箇所を略線状に支持する金型とからなる前記第2の金型によって、前記閉止箇所を前記第1の押潰工程とは逆方向に押し潰して塑性変形させることを特徴とする配管の閉止方法。
  5. 前記接合工程は、前記閉止箇所に沿って溶接トーチを移動させながら溶接することを特徴とする請求項4に記載の配管の閉止方法。
  6. 前記接合工程によって内面が密着された配管の前記閉止箇所を切断する切断工程を備えたことを特徴とする請求項4又は5に記載の配管の閉止方法。
  7. 前記閉止箇所を挟んで対向設置された前記溶接トーチを、互いに溶接線を一定の間隔でずらして形成できるように移動させることを特徴とする請求項5に記載の配管の閉止方法。
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