JP2007156511A - 画像データ送信システム、および画像データ送信システム用プログラム - Google Patents

画像データ送信システム、および画像データ送信システム用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者が指定したパス名の中に、ユーザープロセスでのみ正しく認識可能な文字列が含まれている場合でも、システムプロセスが正しくファイルにアクセスして、画像処理デバイスへのデータ伝送ができる画像データ送信システムとプログラムの提供。
【解決手段】PC1は、同報通信ファイルのパス名について、利用者が指定したパス名の先頭に「~(チルダ)」が付いていた場合(S310:YES)、環境変数からホームディレクトリを示す文字列を取得して(S320)、「~」を、ホームディレクトリを示す文字列に変更する(S330)。また、利用者が指定したパス名の先頭に「/(スラッシュ)」が付いていない場合(S340:NO、S350:YES)、環境変数からカレントディレクトリを示す文字列を取得して(S360)、カレントディレクトリを示す文字列をパス名の先頭に挿入する(S370)。この変換後のパス名がコマンドライン中のパラメータとしてシステムプロセスに渡される。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンピュータから画像処理デバイスへ画像データを送信するために前記コンピュータに設けられる画像データ送信システムと、この画像データ送信システムを構成するためのプログラムに関する。
従来、UNIX(登録商標)系のOSが搭載されたコンピュータにおいて、CUPS(Common UNIX(登録商標) Printing System;共通UNIX(登録商標)印刷システム)と呼ばれる印刷システムが利用されている(下記非特許文献1参照)。
このCUPSにおいては、コンピュータ上で機能する複数のプロセスが連携して順にデータ処理を行うことにより、コンピュータから画像処理デバイスへ画像データが送信される仕組みになっている。例えば、アプリケーションプロセスから印刷データを出力した場合、その印刷データは、CUPS LPRコマンドプロセス、CUPSスプールシステム、CUPSバックエンドプロセス等を経由して、画像処理デバイスであるプリンタやファクシミリ装置へと送信される。
マイケル・スウィート(Michael R. Sweet)著、株式会社沖データCUPSプロジェクト訳、「CUPS:共通Unix印刷システム 新世代の印刷システムを利用する」、初版、株式会社ピアソン・エデュケーション、2002年8月20日
ところで、上記CUPSを利用して画像処理デバイスへ画像データを送信する場合、送信対象となるデータは、例えば標準入出力を利用することによって、データ伝送方向上流側のプロセスから下流側のプロセスへと伝送することができる。また、画像データが既にファイルに格納されている場合は、ファイルのパス名を指定してCUPSが備えるスプーラシステムへと渡すこともでき、そのファイルから読み出されるデータをスプーラシステムよりも下流側のプロセスへと伝送することもできる。ただし、さらに他のデータをも伝送したい場合があるので、そのような場合には、コマンドライン中のパラメータとしてデータそのものを渡すことがある。また、より大きいデータを渡したい場合には、そのデータをファイルに格納した上で、コマンドライン中のパラメータとしてファイルのパス名を渡し、パス名を受け取った側のプロセスでファイルにアクセスしてデータを取得する、といったことも行われる。
しかし、上記CUPSにおいて機能する複数のプロセスは、一部がユーザーアカウントで機能するプロセス(以下、ユーザープロセスともいう。)となっており、また、別の一部がシステムアカウントで機能するプロセス(以下、システムプロセスともいう。)となっている。そのため、主たるデータである画像データ以外のファイルについては、例えば、利用者がコマンドライン中のパラメータとして指定したファイルのパス名の中に、ユーザープロセスでのみ正しく認識可能な文字列が含まれていたり、そのパス名がユーザープロセスにとってのカレントディレクトリを基準にした相対パスであったりすると、システムプロセスがファイルにアクセスしようとしてエラーになることがあった。
以下、より具体的な例を挙げて説明すれば、例えば、コンピュータから同報通信機能を有するファクシミリ装置へ、ファクシミリ画像となる画像データと複数のFAX番号を送信することにより、複数の送信先へ同一のファクシミリ画像を送信する場合に、CUPSを利用してコンピュータからファクシミリ装置へデータを伝送することがある。この場合に、ファクシミリ画像となる画像データについては標準入出力を利用して、データ伝送方向上流側から下流側へと伝送することができ、既にファイルに格納された画像データであればファイルのパス名で画像データを指定することもできる。また、複数のFAX番号については、ファイルに格納して、そのファイルのパス名をコマンドライン中のパラメータとして指定することで、そのパラメータをデータ伝送方向上流側から下流側へと伝送することができる。
しかし、UNIX(登録商標)系のOSでは、例えば、ユーザーのホームディレクトリを示す「~(チルダ)」や、カレントディレクトリを示す「.(ピリオド)」等がパス名の一部に使われることがある。そのため、画像データ以外のファイルに関しては、これらの文字(あるいは文字列)が利用者の指定したパス名中に含まれていると、システムプロセスは、ユーザーが意図したディレクトリとは絶対パスが異なるディレクトリにファイルが存在するものと認識してしまうため、ファイルアクセスの際にエラーが発生してしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、利用者が指定したパス名の中に、ユーザープロセスでのみ正しく認識可能な文字列が含まれている場合でも、システムプロセスが正しくファイルにアクセスして、画像処理デバイスへのデータ伝送ができる画像データ送信システムと、この画像データ送信システムを構成するためのプログラムを提供することにある。
以下、本発明において採用した構成について説明する。
請求項1に記載の画像データ送信システムは、画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されており、前記第1のプロセスは、処理すべきファイルのパス名を取得するパス名取得手段と、前記パス名取得手段が取得したパス名の少なくとも一部として用いられた文字列に対応づけられたディレクトリのパス名を特定するディレクトリパス名特定手段と、前記パス名取得手段が取得したパス名の少なくとも一部として用いられた文字列を、前記ディレクトリパス名特定手段が特定したディレクトリのパス名に変換するパス名変換手段と、前記パス名変換手段が変換したパス名を、前記第2のプロセスへと提供する変換済みパス名提供手段と、処理すべき画像データを前記第2のプロセスへと提供する画像データ提供手段とを備え、前記第2のプロセスは、前記第1のプロセスから提供されるパス名を取得する変換済みパス名取得手段と、前記変換済みパス名取得手段が取得したパス名で特定されるファイルに格納されたファイルデータを読み込むデータ読込手段と、前記第1のプロセスから提供される画像データを取得する画像データ取得手段と、前記データ読込手段が読み込んだファイルデータおよび前記画像データ取得手段が取得した画像データを用いて、前記画像データに関する処理を実行するデータ処理手段とを備えたことを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システムによれば、第1のプロセスにおいては、処理すべきファイルのパス名の少なくとも一部として用いられた文字列が、特定のディレクトリのパス名に対応づけられた文字列であった場合に、用いられた文字列が特定のディレクトリのパス名に変換され、その変換後のパス名が第2のプロセスへと提供される。そのため、第2のプロセスでは、第1のプロセスが持っているディレクトリのパス名と文字列との対応関係を認識できないにもかかわらず、処理すべきファイルへのアクセスを適切に実行することができる。したがって、第2のプロセスにおいて、処理すべきファイルから読み込んだファイルデータおよび第1プロセスから取得した画像データを用いて、画像処理デバイスへのデータ送信処理を含む画像データに関する処理を、適正に実行することができる。
請求項2に記載の画像データ送信システムは、前記第1,第2のプロセスは、前記文字列に対応するディレクトリのパス名を記憶する環境変数を、各プロセス毎に参照可能に構成され、前記ディレクトリパス名特定手段は、前記第1のプロセスが備える環境変数を参照することにより、前記パス名取得手段が取得したパス名の少なくとも一部として用いられた文字列に対応づけられたディレクトリのパス名を特定することを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システムによれば、第1のプロセスにおいては、処理すべきファイルのパス名の少なくとも一部として用いられた文字列が、特定のディレクトリのパス名に対応づけられた文字列であった場合に、第1のプロセスが備える環境変数を参照して、用いられた文字列が特定のディレクトリのパス名に変換され、その変換後のパス名が第2のプロセスへと提供される。そのため、第2のプロセスでは、第1のプロセスが備える環境変数を参照できないにもかかわらず、処理すべきファイルへのアクセスを適切に実行することができる。したがって、第2のプロセスにおいて、処理すべきファイルから読み込んだファイルデータおよび第1プロセスから取得した画像データを用いて、画像処理デバイスへのデータ送信処理を含む画像データに関する処理を、適正に実行することができる。
請求項3に記載の画像データ送信システムは、前記画像処理デバイスは、前記コンピュータから送信されてくる画像データを、FAX番号で指定された送信先へ送信可能なファクシミリ装置であり、前記第1のプロセスが備える前記パス名取得手段は、前記ファイルデータとして前記FAX番号が格納されたファイルのパス名を取得し、前記第2のプロセスが備える前記データ処理手段は、前記データ読込手段が読み込んだ前記FAX番号を送信先として、当該送信先へ前記画像データ取得手段が取得した画像データを送信せよとの指令を、前記画像処理デバイスに与える処理を実行することを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システムによれば、第1のプロセスにおいては、処理すべきファイルのパス名の少なくとも一部として用いられた文字列が、特定のディレクトリのパス名に対応づけられた文字列であった場合に、用いられた文字列が特定のディレクトリのパス名に変換され、その変換後のパス名が第2のプロセスへと提供される。そのため、第2のプロセスでは、第1のプロセスが持っているディレクトリのパス名と文字列との対応関係を認識できないにもかかわらず、処理すべきファイルへのアクセスを適切に実行することができる。したがって、第2のプロセスにおいて、「処理すべきファイルから読み込んだFAX番号を送信先として、当該送信先へ第1プロセスから取得した画像データを送信せよとの指令を画像処理デバイスに与える処理」を適正に実行することができる。
請求項4に記載の画像データ送信システムは、画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されており、前記第1のプロセスは、処理すべきファイルのパス名を取得するパス名取得手段と、前記パス名取得手段が取得したパス名に基づいて、当該パス名を持つファイルに格納されたファイルデータを読み込むデータ読込手段と、前記データ読込手段によって読み込まれたファイルデータを、前記第2のプロセスへと提供するファイルデータ提供手段と、処理すべき画像データを前記第2のプロセスへと提供する画像データ提供手段とを備え、前記第2のプロセスは、前記第1のプロセスから提供されるファイルデータを取得するファイルデータ取得手段と、前記第1のプロセスから提供される画像データを取得する画像データ取得手段と、前記ファイルデータ取得手段が取得したファイルデータおよび前記画像データ取得手段が取得した画像データを用いて、前記画像データに関する処理を実行するデータ処理手段とを備えたことを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システムによれば、第1のプロセスにおいては、処理すべきファイルのパス名の少なくとも一部として用いられた文字列が、特定のディレクトリのパス名に対応づけられた文字列であったとしても、そのようなパス名を持つファイルにアクセスすることは容易であり、そのファイルに格納されたファイルデータを読み出して、そのファイルデータを第2のプロセスへ提供することができる。また、第2のプロセスでは、第1のプロセスが持っているディレクトリのパス名と文字列との対応関係を認識できないが、第1のプロセスから提供されるファイルデータを取得することができるので、ファイルへのアクセスを行う必要がない。したがって、第2のプロセスにおいて、第1のプロセスから取得したファイルデータおよび第1プロセスから取得した画像データを用いて、画像処理デバイスへのデータ送信処理を含む画像データに関する処理を、適正に実行することができる。
請求項5に記載の画像データ送信システムは、前記文字列に対応するディレクトリのパス名を記憶する環境変数を、各プロセス毎に参照可能に構成され、前記データ読込手段は、前記第1のプロセスが備える環境変数を参照して、前記パス名取得手段が取得したパス名を持つファイルを特定して、特定したファイルに格納されたファイルデータを読み込むことを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システムによれば、第1のプロセスにおいては、処理すべきファイルのパス名の少なくとも一部として用いられた文字列が、特定のディレクトリのパス名に対応づけられた文字列であったとしても、第1のプロセスが備える環境変数を参照することにより、そのようなパス名を持つファイルにアクセスすることは容易であり、そのファイルに格納されたファイルデータを読み出して、そのファイルデータを第2のプロセスへ提供することができる。また、第2のプロセスでは、第1のプロセスが備える環境変数を参照できないが、第1のプロセスから提供されるファイルデータを取得することができるので、ファイルへのアクセスを行う必要がない。したがって、第2のプロセスにおいて、第1のプロセスから取得したファイルデータおよび第1プロセスから取得した画像データを用いて、画像処理デバイスへのデータ送信処理を含む画像データに関する処理を、適正に実行することができる。
請求項6に記載の画像データ送信システムは、前記画像処理デバイスは、前記コンピュータから送信されてくる画像データを、FAX番号で指定された送信先へ送信可能なファクシミリ装置であり、前記第1のプロセスが備える前記パス名取得手段は、前記ファイルデータとして前記FAX番号が格納されたファイルのパス名を取得し、前記第2のプロセスが備える前記データ処理手段は、前記ファイルデータ取得手段によって取得された前記FAX番号を送信先として、当該送信先へ前記画像データ取得手段が取得した画像データを送信せよとの指令を、前記画像処理デバイスに与える処理を実行することを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システムによれば、第1のプロセスにおいては、処理すべきファイルのパス名の少なくとも一部として用いられた文字列が、特定のディレクトリのパス名に対応づけられた文字列であったとしても、そのようなパス名を持つファイルにアクセスすることは容易であり、そのファイルに格納されたFAX番号を読み出して、そのFAX番号を第2のプロセスへ提供することができる。また、第2のプロセスでは、第1のプロセスが持っているディレクトリのパス名と文字列との対応関係を認識できないが、第1のプロセスから提供されるFAX番号を取得することができるので、ファイルへのアクセスを行う必要がない。したがって、第2のプロセスにおいて、「第1のプロセスから取得したFAX番号を送信先として、当該送信先へ第1プロセスから取得した画像データを送信せよとの指令を画像処理デバイスに与える処理」を適正に実行することができる。
請求項7に記載の画像データ送信システムは、画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されており、前記第1のプロセスは、処理すべきファイルのパス名を取得するパス名取得手段と、前記パス名取得手段が取得したパス名を持つファイルを複製元、前記第2のプロセスからアクセス可能なパス名を持つファイルを複製先として、ファイルを複製するファイル複製手段と、処理すべき画像データを前記第2のプロセスへと提供する画像データ提供手段とを備え、前記第2のプロセスは、前記第1のプロセスにおいて複製された複製先ファイルに格納されたファイルデータを読み込むデータ読込手段と、前記第1のプロセスから提供される画像データを取得する画像データ取得手段と、前記データ読込手段が読み込んだファイルデータおよび前記画像データ取得手段が取得した画像データを用いて、前記画像データに関する処理を実行するデータ処理手段とを備えたことを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システムによれば、第1のプロセスにおいては、処理すべきファイルのパス名の少なくとも一部として用いられた文字列が、特定のディレクトリのパス名に対応づけられた文字列であったとしても、そのようなパス名を持つファイルにアクセスすることは容易であり、そのファイルを複製元、第2のプロセスからアクセス可能なパス名を持つファイルを複製先として、第1のプロセスにおいてファイルを複製することができる。また、第2のプロセスでは、第1のプロセスが持っているディレクトリのパス名と文字列との対応関係を認識できないが、第1のプロセスにおいて複製された複製先ファイルにアクセスすることはできるので、複製元ファイルへのアクセスを行う必要がない。したがって、第2のプロセスにおいて、複製先ファイルから読み込んだファイルデータおよび第1プロセスから取得した画像データを用いて、画像処理デバイスへのデータ送信処理を含む画像データに関する処理を、適正に実行することができる。
請求項8に記載の画像データ送信システムは、前記文字列に対応するディレクトリのパス名を記憶する環境変数を、各プロセス毎に参照可能に構成され、前記ファイル複製手段は、前記第1のプロセスが備える環境変数を参照して、前記パス名取得手段が取得したパス名を持つファイルを特定して、特定したファイルを複製元、前記第2のプロセスからアクセス可能なパス名を持つファイルを複製先として、ファイルを複製することを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システムによれば、第1のプロセスにおいては、処理すべきファイルのパス名の少なくとも一部として用いられた文字列が、特定のディレクトリのパス名に対応づけられた文字列であったとしても、第1のプロセスが備える環境変数を参照することにより、そのようなパス名を持つファイルにアクセスすることは容易であり、そのファイルを複製元、第2のプロセスからアクセス可能なパス名を持つファイルを複製先として、第1のプロセスにおいてファイルを複製することができる。また、第2のプロセスでは、第1のプロセスが備える環境変数を参照できないが、第1のプロセスにおいて複製された複製先ファイルにアクセスすることはできるので、複製元ファイルへのアクセスを行う必要がない。したがって、第2のプロセスにおいて、複製先ファイルから読み込んだファイルデータおよび第1プロセスから取得した画像データを用いて、画像処理デバイスへのデータ送信処理を含む画像データに関する処理を、適正に実行することができる。
請求項9に記載の画像データ送信システムは、前記画像処理デバイスは、前記コンピュータから送信されてくる画像データを、FAX番号で指定された送信先へ送信可能なファクシミリ装置であり、前記第1のプロセスが備える前記パス名取得手段は、前記ファイルデータとして前記FAX番号が格納されたファイルのパス名を取得し、前記第2のプロセスが備える前記データ処理手段は、前記データ読込手段によって読み込まれた前記FAX番号を送信先として、当該送信先へ前記画像データ取得手段が取得した画像データを送信せよとの指令を、前記画像処理デバイスに与える処理を実行することを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システムによれば、第1のプロセスにおいては、処理すべきファイルのパス名の少なくとも一部として用いられた文字列が、特定のディレクトリのパス名に対応づけられた文字列であったとしても、そのようなパス名を持つファイルにアクセスすることは容易であり、そのファイルを複製元、第2のプロセスからアクセス可能なパス名を持つファイルを複製先として、第1のプロセスにおいてファイルを複製することができる。また、第2のプロセスでは、第1のプロセスが持っているディレクトリのパス名と文字列との対応関係を認識できないが、第1のプロセスにおいて複製された複製先ファイルにアクセスすることはできるので、複製元ファイルへのアクセスを行う必要がない。したがって、第2のプロセスにおいて、「複製先ファイルから読み込んだFAX番号を送信先として、当該送信先へ第1プロセスから取得した画像データを送信せよとの指令を画像処理デバイスに与える処理」を適正に実行することができる。
請求項10に記載の画像データ送信システム用プログラムは、画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されたシステムが備える前記コンピュータ上で、前記第1のプロセスを機能させるためのプログラムであり、前記コンピュータを、処理すべきファイルのパス名を取得するパス名取得手段と、前記パス名取得手段が取得したパス名の少なくとも一部として用いられた文字列に対応づけられたディレクトリのパス名を特定するディレクトリパス名特定手段と、前記パス名取得手段が取得したパス名の少なくとも一部として用いられた文字列を、前記ディレクトリパス名特定手段が特定したディレクトリのパス名に変換するパス名変換手段と、前記パス名変換手段が変換したパス名を、前記第2のプロセスへと提供する変換済みパス名提供手段と、処理すべき画像データを前記第2のプロセスへと提供する画像データ提供手段として機能させることを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システム用プログラムによれば、請求項1に記載の画像データ送信システムを構成する第1のプロセスを、コンピュータ上で機能させることができる。したがって、このプログラムを、残る他のプロセスをコンピュータ上で機能させるためのプログラムとともに利用することにより、請求項1に記載の画像データ送信システムを構成することができる。
なお、請求項10に記載の画像データ送信システム用プログラムは、請求項2または請求項3に記載の画像データ送信システムを構成する第1のプロセスを、コンピュータ上で機能させるためのプログラムとして構成されていてもよい。
請求項11に記載の画像データ送信システム用プログラムは、画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されたシステムが備える前記コンピュータ上で、前記第2のプロセスを機能させるためのプログラムであり、前記コンピュータを、前記第1のプロセスから提供されるパス名を取得する変換済みパス名取得手段と、前記変換済みパス名取得手段が取得したパス名で特定されるファイルに格納されたファイルデータを読み込むデータ読込手段と、前記第1のプロセスから提供される画像データを取得する画像データ取得手段と、前記データ読込手段が読み込んだファイルデータおよび前記画像データ取得手段が取得した画像データを用いて、前記画像データに関する処理を実行するデータ処理手段として機能させることを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システム用プログラムによれば、請求項1に記載の画像データ送信システムを構成する第2のプロセスを、コンピュータ上で機能させることができる。したがって、このプログラムを、残る他のプロセスをコンピュータ上で機能させるためのプログラムとともに利用することにより、請求項1に記載の画像データ送信システムを構成することができる。
なお、請求項11に記載の画像データ送信システム用プログラムは、請求項2または請求項3に記載の画像データ送信システムを構成する第2のプロセスを、コンピュータ上で機能させるためのプログラムとして構成されていてもよい。
請求項12に記載の画像データ送信システム用プログラムは、画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されたシステムが備える前記コンピュータ上で、前記第1のプロセスを機能させるためのプログラムであり、前記コンピュータを、処理すべきファイルのパス名を取得するパス名取得手段と、前記パス名取得手段が取得したパス名に基づいて、当該パス名を持つファイルに格納されたファイルデータを読み込むデータ読込手段と、前記データ読込手段によって読み込まれたファイルデータを、前記第2のプロセスへと提供するファイルデータ提供手段と、処理すべき画像データを前記第2のプロセスへと提供する画像データ提供手段として機能させることを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システム用プログラムによれば、請求項4に記載の画像データ送信システムを構成する第1のプロセスを、コンピュータ上で機能させることができる。したがって、このプログラムを、残る他のプロセスをコンピュータ上で機能させるためのプログラムとともに利用することにより、請求項4に記載の画像データ送信システムを構成することができる。
なお、請求項12に記載の画像データ送信システム用プログラムは、請求項5または請求項6に記載の画像データ送信システムを構成する第1のプロセスを、コンピュータ上で機能させるためのプログラムとして構成されていてもよい。
請求項13に記載の画像データ送信システム用プログラムは、画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されたシステムが備える前記コンピュータ上で、前記第2のプロセスを機能させるためのプログラムであり、前記コンピュータを、前記第1のプロセスから提供されるファイルデータを取得するファイルデータ取得手段と、前記第1のプロセスから提供される画像データを取得する画像データ取得手段と、前記ファイルデータ取得手段が取得したファイルデータおよび前記画像データ取得手段が取得した画像データを用いて、前記画処理手段として機能させることを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システム用プログラムによれば、請求項4に記載の画像データ送信システムを構成する第2のプロセスを、コンピュータ上で機能させることができる。したがって、このプログラムを、残る他のプロセスをコンピュータ上で機能させるためのプログラムとともに利用することにより、請求項4に記載の画像データ送信システムを構成することができる。
なお、請求項13に記載の画像データ送信システム用プログラムは、請求項5または請求項6に記載の画像データ送信システムを構成する第2のプロセスを、コンピュータ上で機能させるためのプログラムとして構成されていてもよい。
請求項14に記載の画像データ送信システム用プログラムは、画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されたシステムが備える前記コンピュータ上で、前記第1のプロセスを機能させるためのプログラムであり、前記コンピュータを、処理すべきファイルのパス名を取得するパス名取得手段と、前記パス名取得手段が取得したパス名を持つファイルを複製元、前記第2のプロセスからアクセス可能なパス名を持つファイルを複製先として、ファイルを複製するファイル複製手段と、処理すべき画像データを前記第2のプロセスへと提供する画像データ提供手段として機能させることを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システム用プログラムによれば、請求項7に記載の画像データ送信システムを構成する第1のプロセスを、コンピュータ上で機能させることができる。したがって、このプログラムを、残る他のプロセスをコンピュータ上で機能させるためのプログラムとともに利用することにより、請求項7に記載の画像データ送信システムを構成することができる。
なお、請求項14に記載の画像データ送信システム用プログラムは、請求項8または請求項9に記載の画像データ送信システムを構成する第1のプロセスを、コンピュータ上で機能させるためのプログラムとして構成されていてもよい。
請求項15に記載の画像データ送信システム用プログラムは、画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されたシステムが備える前記コンピュータ上で、前記第2のプロセスを機能させるためのプログラムであり、前記コンピュータを、前記第1のプロセスにおいて複製された複製先ファイルに格納されたファイルデータを読み込むデータ読込手段と、前記第1のプロセスから提供される画像データを取得する画像データ取得手段と、前記データ読込手段が読み込んだファイルデータおよび前記画像データ取得手段が取得した画像データを用いて、前記画像データに関する処理を実行するデータ処理手段として機能させることを特徴とする。
このように構成された画像データ送信システム用プログラムによれば、請求項7に記載の画像データ送信システムを構成する第2のプロセスを、コンピュータ上で機能させることができる。したがって、このプログラムを、残る他のプロセスをコンピュータ上で機能させるためのプログラムとともに利用することにより、請求項7に記載の画像データ送信システムを構成することができる。
なお、請求項15に記載の画像データ送信システム用プログラムは、請求項8または請求項9に記載の画像データ送信システムを構成する第2のプロセスを、コンピュータ上で機能させるためのプログラムとして構成されていてもよい。
なお、以上説明した各発明において、第1,第2のプロセスは、それぞれの機能を実現する処理単位であるが、各プロセスが単一のプロセスにより構成されるか、複数の小さなプロセスが協働することにより全体として各プロセスとしての機能を実現しているかは、どちらでもよい。具体例を交えて説明すれば、例えば、第1のプロセスの機能を実現する上で、親プロセスが一部の機能を実現する子プロセスを生成して、それら親プロセスと子プロセスが協働して第1のプロセスとして機能する場合、それら親プロセスおよび子プロセスが本発明でいう第1のプロセスに相当するのであり、第1のプロセスが単一のプロセスとなっている必要はない。この点は、第2のプロセスも同様である。
また、本発明でいう「ディレクトリのパス名との対応関係を持つ文字列」は、1文字だけの文字列でも、2文字以上の文字の並びからなる文字列でもよい。
次に、本発明の実施形態について、具体的な例を挙げて説明する。
(1)第1実施形態
以下、第1実施形態について説明する。
[画像データ送信システムを備えたPCおよびファクシミリ装置の構成]
図1は、パーソナルコンピュータ1(以下、PC1と略称する。)と、このPC1と通信可能なファクシミリ装置2のブロック図である。
PC1は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク装置14(以下、HDD14と称する。)、操作部15、表示部16、LANインターフェース17等のハードウェアを備え、これらのハードウェアを制御するためのOS(Operating System)として、Linux(登録商標)を搭載したものである。
CPU11は、ROM12やHDD14に記憶された各種プログラムを実行するプロセッサであり、RAM13は、CPU11が各種プログラムを実行する際、HDD14に記憶されたプログラムを記憶するエリアや、変数などを一時記憶するワークエリア等を有するランダムにアクセスできるメモリである。
HDD14は、比較的記憶容量が大きい不揮発性の記憶装置であり、OSであるLinux、CUPS(Common UNIX(登録商標) Printing System;共通UNIX(登録商標)印刷システム)、CUPSなどの機能を使用してファクシミリを送信する機能を有するFAXドライバ、その他各種アプリケーションなどのプログラムファイル、および、ファクシミリ装置2により送信させる複数の送信先などを記憶する同報通信ファイルなどが記憶されている。
操作部15は、アルファベットや数字や記号などに対応する複数のキーを有し、文字や記号を入力することができるキーボードと、表示部16に表示されるカーソルを任意の位置に設定したり、アイコンなどをクリックするなどして操作を行うことができるポインティングデバイス(例えばマウス等)とを備えている。
表示部16は、例えば液晶により構成される表示器であって、CPU11によりプログラムが実行されるとユーザにより種々の値などが設定される設定画面や、設定された値などに基づいて形成された画像などが表示されるものである。
LANインターフェース17は、LAN(Local Area Network)ケーブルや無線LANを介して周辺機器や他のコンピュータやサーバと通信を行うためのインターフェースであり、このLANインターフェース17を介して、ファクシミリ装置2に接続され、送信を行う送信情報をPC1からファクシミリ装置2へ送信したり、ファクシミリ装置2が受信した受信情報を、ファクシミリ装置2からPC1へ送信することができる。
ファクシミリ装置2は、PC1から受信した画像情報をPC1により指定される送信相手へ送信したり、受信した画像情報をPC1へ送信したりするファクシミリ機能と、PC1から受信した画像情報を印刷するプリンタ機能などを有する装置である。このファクシミリ装置2は、CPU21、ROM22、RAM23、ハードディスク装置24(以下、HDD24と称する。)、操作部25、表示部26、LANインターフェース27、不揮発性メモリ28、記録部29、読取部30、モデム31等を備えている。
CPU21は、ROM22に記憶されたプログラムに従って、ファクシミリ装置2各部に対する制御および演算を実行する装置である。
ROM22は、読み出し専用のメモリであり、ファクシミリ装置2を制御するために必要なプログラムやデータを記憶している。
RAM23は、読み書き可能なメモリであり、主にCPU21による演算に伴って発生する各種データを記憶している。また、不揮発性メモリ28やHDD24よりもアクセス速度が速いことから、ファクシミリ装置2の稼働時には、不揮発性メモリ28やHDD24に記憶されたデータの一部は、RAM23に転送してから利用される。
HDD24は、比較的サイズが大きいデータを記憶するために用意された装置で、ファクシミリ機能によって送受信される画像データ(読取部30で読み取った画像データ、モデム31を介して受信した画像データ等)が一時的に蓄積される。
操作部25は、利用者がファクシミリ装置2に各種指令を与えるために操作する入力装置である。
表示部26は、液晶ディスプレイによって構成されている。
LANインターフェース27は、LAN7側との通信制御を行う装置である。
不揮発性メモリ28は、ファクシミリ装置2の電源スイッチを切ったときにも、内蔵する電池によって記憶内容を保持するように構成されたメモリである。この不揮発性メモリ28には、アドレス帳データや各種設定データ等が記憶される。
記録部29は、シート状の媒体(例えば記録用紙)に対して画像データの表す画像を記録(印刷)する装置で、ファクシミリ機能による受信画像の印刷の他、プリンタ機能による画像の印刷、コピー機能によるコピー画像の印刷等を行う際にも作動する。
読取部30は、原稿から画像を読み取り、その画像を表す画像データを生成するもので、ファクシミリ機能による送信画像の読み取り等を行う際に作動する。
モデム31は、公衆回線を介してファクシミリ画像の送受信を行ったり、音声通信を行うための装置である。
[PCが備える画像データ送信システムの構成]
図2は、PC1において各種機能を提供するプロセスないしシステムの中から、画像データ送信システムに関連するプロセスないしシステムのみを抜粋して示したブロック図である。PC1では、これら複数のプロセスないしシステムが連携して順にデータ処理を行うことによって画像データ送信システムが機能し、PC1からファクシミリ装置2へ画像データが送信されるようになっている。
より詳しくは、本実施形態において、画像データ送信システムは、FAX送信システムとして構成されたものであり、アプリケーション/コマンドライン入力部41、フロントエンド部42、CUPS LPRコマンド部43、CUPS スプールシステム部44、CUPS バックエンド部45、ネットワーク制御部46などによって構成される。
アプリケーション/コマンドライン入力部41は、各種アプリケーション等に相当するプロセス、もしくは、コマンドライン入力を受け付けるプロセスによって構成される。アプリケーションは、例えば、ファクシミリ画像となる文章や図表のデータを編集して、そのデータを下位のプロセス(フロントエンド部42)へと出力する機能を備えた各種エディタ等のソフトウェアである。アプリケーションからは、出力先となるフロントエンド部42を指定して、印刷データそのものをデータストリームとしてフロントエンド部42へ出力することができる。また、コマンドライン入力は、OSの機能として提供されるものであり、例えば、各種エディタ等で事前に編集されてファイルに格納されたデータについて、そのファイル名(パス名)をコマンドライン中のパラメータ(引数)として入力することで、そのファイル名を下位のプロセス(フロントエンド部42)へと伝達する機能や、標準出力への出力データをパイプによって下流側のプロセスの標準入力につなげることで、データストリームを下位のプロセス(フロントエンド部42)へと伝達する機能を備えている。このようにアプリケーションとコマンドライン入力とでは、機能的に若干異なる部分があるが、処理すべき各種データをフロントエンド部42に渡すという点では同等な役割を果たすので、本実施形態においては、両者をアプリケーション/コマンドライン入力部41と総称する。なお、以下の説明においては、ファクシミリ画像となる画像データが、あらかじめエディタ等によって作成され、ポストスクリプト(登録商標)形式のデータとしてファイルに格納されており、アプリケーション/コマンドライン入力部41は、ファイルに格納された画像データを入力して、入力した画像データをデータストリームとしてフロントエンド部42へと出力するものとして、以下の説明を続ける。ただし、上述の通り、この段階では、画像データが格納されたファイルのパス名をフロントエンド部42へ渡すこともできる。
フロントエンド部42は、アプリケーション/コマンドライン入力部41からデータを受け取るとともに、さらにCUPSバックエンド部45部での処理において必要となる情報の収集やデータの加工を行って、それらのデータをCUPS LPRコマンド部43へと送るプロセスによって構成される。本実施形態において、フロントエンド部42からCUPS LPRコマンド部43へは、アプリケーション/コマンドライン入力部41から入力したデータストリームが出力されるとともに、ファクシミリ画像の送信先となるFAX番号またはそのファックス番号を格納したファイルのパス名がコマンドラインデータとして送り出される。なお、画像データを格納したファイルのパス名が、アプリケーション/コマンドライン入力部41からフロントエンド部42へ渡されている場合には、そのファイルのパス名が、フロントエンド部42からCUPS LPRコマンド部43へ渡されることになる。
CUPS LPRコマンド部43は、上位プロセス(本実施形態の場合は、フロントエンド部42)からの印刷指令を受け付けて、上位プロセスから受け取ったデータストリームをCUPS スプールシステム部44へ送ることにより、FIFOで順に処理される印刷ジョブを作り出すプロセスである。なお、画像データを格納したファイルのパス名が、フロントエンド部42からCUPS LPRコマンド部43へ渡されている場合には、CUPS LPRコマンド部43においてファイルから画像データが読み出され、読み出された画像データが、データストリームとしてスプールシステム部44へ送出されることになる。
CUPS スプールシステム部44は、LPRコマンド部43から受け付けた印刷指令に基づいて生成された印刷ジョブの管理を行うシステムである。
CUPS バックエンド部45は、スプールシステム部44から順に送り出される印刷データを入力するととともに、そのデータの示すファクシミリ画像をファクシミリ装置2に送信させるため、ファクシミリ装置2の仕様に適合したFAX送信データ(PDL化した画像データ(PDL:Printer Description Language))を作成するプロセスである。なお、本実施形態の場合、出力先がファクシミリ装置2となっているので、このCUPS バックエンド部45において、画像データがFAX送信データに変換されるが、出力先がプリンタ等であれば、そのプリンタの仕様に適合したデータがCUPS バックエンド部45において作成されることになる。
ネットワーク制御部46は、CUPS バックエンド部45において形成されたFAX送信データを、LANを介して送出するためにパケット化するプロセスである。
以上説明したように、このFAX送信システムは、CUPSシステム上に構築されており、入力データとしてポストスクリプト(登録商標)データを扱う。このポストスクリプトデータの入力は、フロントエンド部42においてなされる。利用者は、アプリケーションにフロントエンドプログラムを登録することにより、アプリケーションが作成したポストスクリプト(登録商標)形式の印刷データを印刷することができる。また、既に作成されたポストスクリプト(登録商標)データを印刷する場合には、コンソール画面より、コマンドラインにて、ポストスクリプト(登録商標)データを引数として、このフロントエンドをコールすることにより、印刷することができる。
以上説明した複数のプロセスないしシステムの内、アプリケーション/コマンドライン入力部41、フロントエンド部42、およびCUPS LPRコマンド部43を構成する各プロセスは、ログインユーザーのアカウントで機能するプロセスとなり、一方、CUPS スプールシステム部44、CUPS バックエンド部45、ネットワーク制御部46を構成する各プロセスは、CUPS(システム)のアカウントで機能するプロセスとなる。そのため、例えば、フロントエンド部42においては、ユーザーアカウントで機能するプロセス固有の環境変数を参照できるものの、CUPS バックエンド部45においては、ユーザーアカウントで機能するプロセス固有の環境変数を参照することができない。これに対処するため、フロントエンド部42は、後から詳述する処理の中で、ユーザーアカウントで機能するプロセス固有の環境変数を参照しないと扱うことができないデータを、ユーザーアカウントで機能するプロセス固有の環境変数を参照しなくても扱うことができるデータに変換し、これにより、CUPS バックエンド部45において適正な処理を実行できるようにしている。
なお、以上説明した複数のプロセスないしシステムの内、CUPS LPRコマンド部43、およびCUPS スプールシステム部44は、CUPSが備える標準機能に相当する部分となるので、その機能を任意に変更するようなことはできないが、フロントエンド部42、およびCUPS バックエンド部45はについては、ファクシミリ装置2の機種や機能に適合するプログラム等を任意に実装することができる。
[フロントエンド部の処理]
次に、フロントエンド部42で実行される処理(フロントエンド処理)について、図3に基づいて説明する。
この処理を開始すると、PC1は、まず、アプリケーション/コマンドライン入力部41から渡されたコマンドライン中に宛先(ファクシミリ画像の送信先)があるか否かを判断する(S110)。具体的には、S110の処理では、コマンドライン中に、オプション文字列「fax-broadcast=」またはオプション文字列「fax-number=」が含まれているか否かを判断し、これらいずれかのオプション文字列が含まれている場合には、宛先があると判断して(S110:YES)、宛先を取得するための処理(後述するS120〜S230の処理)をスキップする一方、どちらのオプション文字列とも含まれていない場合には、宛先がないと判断して(S110:NO)、宛先を取得するための処理(後述するS120〜S230の処理)へと移行する。
宛先を取得するための処理(後述するS120〜S230の処理)へと移行した場合、PC1は、まず、図4に示すダイアログ51を表示して(S120)、入力待ちになる(S130)。ダイアログ51には、利用者が入力したFAX番号、もしくは、同報通信による送信先となるFAX番号が格納されたファイルのパス名を表示する送信先表示窓52と、FAX番号と同報通信ファイルのいずれを使ってFAX送信を実施するのかを指定するラジオボタン53と、数字や記号を入力するテンキー54と、OKキー55と、CANCELキー56とが表示されている。ラジオボタン53は、表示されている2つの丸窓のいずれかにマウスを操作してカーソルを合わせ、クリックすることにより選択することができる。また、テンキー54、OKキー55、CANCELキー56については、マウスを操作してカーソルを合わせ、クリックすることにより、その機能を設定することができる。OKキー55は、送信先の入力が完了したことを指示するキーであり、このOKキー55が操作されると、後述する処理により、送信する画像データがスプールファイルに記憶される。スプールファイルに記憶される画像は、ポストスクリプト(登録商標)形式で記憶される。FAX番号を入力する際には、ラジオボタン53のFAX番号を指定し、テンキー54または操作部15のキーボードに備えられているテンキーを使用してFAX番号を入力する。同報通信を行う場合は、ラジオボタン53の同報通信を指定し、キーボードに備えられているキーを使用して同報通信ファイルのパス名を入力する。
続いて、PC1は、S130の処理においてダイアログ51またはキーボードから入力された入力データを取り込んで(S140)、取り込んだ入力データがOKキー55であるか否かを判断する(S150)。
S150の処理において、取り込んだ入力データがOKキー55ではないと判断された場合は(S150:NO)、CANCELキー56か否かを判断する(S160)。取り込んだ入力データがCANCELキー56である場合は(S160:YES)、このフロントエンド処理を終了し、取り込んだ入力データがCANCELキー56ではない場合は(S160:NO)、次に、取り込んだ入力データが、ラジオボタン53の切り替えを指示するものか否かを判断する(S170)。取り込んだ入力データが、ラジオボタン53の切り替えを指示するものである場合は(S170:YES)、ラジオボタン53の切り替えを行い(S180)、取り込んだ入力データが、ラジオボタン53の切り替えを指示するものではない場合は(S170:NO)、数字または文字データが入力されたものと考えられるので、送信先表示窓52に表示を行う(S190)。S180またはS190の処理を終了した場合は、S140の処理に戻る。
一方、S150の処理において、取り込んだ入力データがOKキー55であると判断された場合は(S150:YES)、ラジオボタン53が、FAX番号に設定されているか同報通信に設定されているかを調査する(S200)。ラジオボタン53が、FAX番号に設定されている場合は(S200:FAX番号)、送信先のFAX番号が送信先表示窓52に表示されているので、次に続く文字列がFAX番号であることを示すオプション文字列「fax-number=」を作成する(S210)。
一方、ラジオボタン53が同報通信に設定されている場合は(S200:同報通信)、同報通信の送信先が記載されたファイルのパス名が送信先表示窓52に表示されているので、次に続く文字列が同報通信ファイルのパス名であることを示すオプション文字列「fax-broadcast=」を作成する(S220)。
そして、S210の処理またはS220の処理を終了した場合は、次に、送信先表示窓52に表示された文字列をオプション文字列に追加する(S230)。
以上説明したS120〜S230の処理が、ダイアログ(図4参照)を利用して宛先を取得する処理となり、これら一連の処理により、オプション文字列が作成されることになる。一方、オプション文字列は、利用者がコマンドライン中で直接指定することもあり、この場合は、上記S110の処理で、既に宛先があると判断している(S110:YES)。
そこで、S230の処理を終了した場合、または、S110の処理で肯定判断がなされた場合には(S110:YES)、引き続いて、ファイル情報変換処理を実行する(S240)。このファイル情報変換処理は、オプション文字列中に含まれるファイルのパス名が、「各プロセス毎に別のディレクトリを意味する可能性がある文字列」を含む第1の記述形式となっている場合に、そのパス名を「各プロセス毎に別のディレクトリを意味する可能性がある文字列」を含まない第2の記述形式に変換する処理である。このS240の処理は、詳しくは図5に示すような処理となる。
すなわち、ファイル情報変換処理を開始すると、PC1は、まず、コマンドライン中に「fax-broadcast=~」があるか否かを判断する(S310)。ここで、「fax-broadcast=」に続けて記述された文字列は、同報通信ファイルのパス名に相当する文字列であるが、その先頭にディレクトリ名として「~(チルダ)」が含まれている場合、「~(チルダ)」は、ユーザーのホームディレクトリを示している。しかし、ユーザーのホームディレクトリがどこなのか(=どのような絶対パスを持つディレクトリなのか)は、ユーザープロセスからのみ参照可能な環境変数として記憶されている。そのため、先頭にディレクトリ名として「~(チルダ)」が記述されているパス名をそのままシステムのプロセスに引き渡しても、システムプロセス側では、個々のユーザーの環境変数を参照することができず、そのようなパス名を持つファイルにアクセスすることができない可能性がある。
そこで、S310の処理において、コマンドライン中に「fax-broadcast=~」がある場合(S310:YES)、PC1は、環境変数からホームディレクトリを示す文字列を取得し(S320)、コマンドライ中の文字列「fax-broadcast=~」の「~」をホームディレクトリ文字列に変更して(S330)、図5に示したファイル情報変換処理を終了する。
これらS320,S330の処理は、例えば、同報通信ファイルのパス名として「~/address-list」が指定された場合に実行され、この場合、環境変数として記憶されているホームディレクトリのパス名が「/home/aaa」であれば、S320,S330の処理により、パス名が「/home/aaa/address-list」に変更されることになる。
さて一方、S310の処理において、コマンドライン中に「fax-broadcast=~」がない場合(S310:NO)、PC1は、コマンドライン中に「fax-broadcast=/」があるか否かを判断する(S340)。「fax-broadcast=」に続けて記述された文字列は、既に説明した通り、同報通信ファイルのパス名に相当する文字列なので、その先頭にディレクトリ名として「/(スラッシュ)」が含まれている場合、パス名が絶対パスで記述されているものと判断することができる。ファイルのパス名が絶対パスで指定されている場合、ユーザープロセスであるかシステムプロセスであるかを問わず、どのプロセスからでも、そのようなパス名を持つファイルにアクセスすることができる。
そこで、S340の処理において、コマンドライン中に「fax-broadcast=/」がある場合は(S340:YES)、パス名を変更することなく、図5に示したファイル情報変換処理を終了する。このような処理は、例えば、同報通信ファイルのパス名として「/home/aaa/address-list」が指定された場合に実行され、この場合、パス名は「/home/aaa/address-list」のままとなる。
さらに一方、S340の処理において、コマンドライン中に「fax-broadcast=/」がない場合(S340:NO)、PC1は、コマンドライン中に「fax-broadcast=」があるか否かを判断する(S350)。ここで、コマンドライン中に「fax-broadcast=」がある場合、パス名がカレントディレクトリからの相対パスで記述されているものと判断することができる。しかし、ユーザープロセスのカレントディレクトリがどこなのか(=どのような絶対パスを持つディレクトリなのか)は、ユーザープロセスからのみ参照可能な環境変数として記憶されている。そのため、相対パス名をそのままシステムのプロセスに引き渡しても、システムプロセス側では、個々のユーザーの環境変数を参照することができず、そのような相対パス名を持つファイルにアクセスすることができない可能性がある。
そこで、S350の処理において、コマンドライン中に「fax-broadcast=」がある場合は(S350:YES)、環境変数からカレントディレクトリを示す文字列を取得して(S360)、コマンドライン中の「fax-broadcast=」の直後にカレントディレクトリを示す文字列を挿入して(S370)、図5に示したファイル情報変換処理を終了する。
これらS360,S370の処理は、例えば、同報通信ファイルのパス名として「address-list」が指定された場合に実行され、この場合、環境変数として記憶されているカレントディレクトリのパス名が「/home/aaa/cur」であれば、S360,S370の処理により、パス名が「/home/aaa/cur/address-list」に変更されることになる。また、同報通信ファイルのパス名として「../address-list」が指定された場合にもS360,S370の処理が実行され、この場合、環境変数として記憶されているカレントディレクトリのパス名が「/home/aaa/cur」であれば、S360,S370の処理により、パス名が「/home/aaa/cur/../address-list」に変更されることになる。なお、「..(ピリオド2つ)」はカレントディレクトリの一つ上位のディレクトリを意味する文字列であり、「/home/aaa/cur/../address-list」は「/home/aaa/address-list」と同義である。この他、「.(ピリオド1つ)」はカレントディレクトリを意味する文字列であり、パス名として「./address-list」が指定されると、そのパス名は「/home/aaa/cur/./address-list」に変更されるが、これは「/home/aaa/cur/address-list」と同義となる。
なお、S350の処理において、コマンドライン中に「fax-broadcast=」がない場合は(S350:NO)、処理対象となる「同報通信ファイルの指定」そのものがコマンドライン中に存在しないことになるので、そのまま図5に示したファイル情報変換処理を終了する。
以上のようなファイル情報変換処理を終了すると、図4に示したS240の処理を終了したことになるので、引き続いて、PC1は、S240の処理で処理済みのオプション文字列をLPRコマンドに付加して(S250)、以降のデータ処理をCUPS LPRコマンド部43へと渡し、フロントエンド処理を終了する。
[CUPS バックエンド部の処理]
次に、CUPS バックエンド部45で実行される処理(バックエンド処理)について、図6に基づいて説明する。
この処理を開始すると、PC1は、まず、LPRコマンドのコマンドラインのオプションを解析し(S410)、FAX番号リスト作成処理を実行する(S420)。このFAX番号リスト作成処理は、フロントエンド部42で実行されたファイル情報変換処理と対になる処理を行うことにより、CUPS バックエンド部45側において同報通信によるファクシミリ画像の送信先となるFAX番号のリストを作成する処理である。このS420の処理は、詳しくは図7に示すような処理となる。
すなわち、FAX番号リスト作成処理を開始すると、PC1は、まず、コマンドラインにオプションとして送信先のFAX番号が付加されているか否かを判断する(S510)。コマンドラインにオプションとして送信先のFAX番号が付加されている場合は(S510:YES)、そのFAX番号をFAX番号リストに記憶する(S520)。このFAX番号リストは、例えばRAM13のテンポラリエリアに記憶される送信先リストである。
コマンドラインにオプションとして送信先のFAX番号が付加されていない場合(S510:NO)、またはS520の処理を終了した場合は、次にコマンドラインにオプションとして同報通信ファイルのパス名が付加されているか否かを判断する(S530)。コマンドラインにオプションとして同報通信ファイルのパス名が付加されている場合は(S530:YES)、同報通信ファイルに格納されているFAX番号を読み出して、そのFAX番号をFAX番号リストに追加する(S540)。S540の処理でアクセスされる同報通信ファイルのパス名は、ファイル情報変換処理(図5参照)における変換対象となったパス名である。したがって、S540の処理では、ユーザープロセス固有の環境変数を取得しなくても、絶対パス名にて同報通信ファイルにアクセスすることができる。
なお、コマンドラインにオプションとして同報通信ファイルのパス名が付加されてい場合(S530:NO)、またはS540の処理を終了した場合は、図7に示したFAX番号リスト作成処理を終了する。
こうしてFAX番号リスト作成処理を終了すると、図6に示したS420の処理を終えたことになるので、続いて、PC1は、テンポラリエリアに記憶されたFAX番号リストが、空であるか否かを判断する(S430)。FAX番号リストが空である場合は(S430:YES)、送信先の指定がなされていないことになるので、バックエンド処理をエラー終了する。
一方、S430の処理でFAX番号リストが空ではないと判断された場合は(S430:NO)、次にFAX番号リストに記憶された送信先のFAX番号を記載したヘッダ情報を作成し(S440)、次に、スプールファイルから読み出したポストスクリプト(登録商標)形式で記述された送信データをPDLに変換して出力し(S450)、最後にフッタを出力して、バックエンド処理を終了する。これらS440〜S460の処理により、CUPS バックエンド部45からネットワーク制御部46経由でファクシミリ装置2へFAX番号リストとファクシミリ画像となる画像データが送信されるので、以後は、ファクシミリ装置2側において同報通信機能によるファクシミリ画像の送信が実行されることになる。
[第1実施形態の効果]
以上説明したように、上記第1実施形態のPC1が備える画像データ送信システムによれば、利用者が任意に指定する同報通信ファイルのパス名が、各プロセス毎に別のディレクトリを意味する可能性がある文字列を含む記述形式(例えば、相対パス、「~(チルダ)」から始まるパス等)で指定されたとしても、フロントエンド部42は、フロントエンド部42側で参照可能な環境変数に基づいて、上記記述形式で指定されたパス名を、プロセス毎に別のディレクトリを意味する可能性がある文字列を含まない記述形式(絶対パス)に展開し、そのパス名がCUPS バックエンド部45へと伝送されるので、CUPS バックエンド部45では、フロントエンド部42側で参照可能な固有の環境変数を参照できなくても、利用者が意図した通りのディレクトリに存在する同報通信ファイルに対するアクセスを行うことができ、その同報通信ファイルに格納されたFAX番号を参照して、「そのFAX番号が示す送信先への画像データの送信」をファクシミリ装置2に対して指令する処理を、適正に実行することができる。
(2)第2実施形態
以下、第2実施形態について説明する。ただし、第2実施形態は、上記第1実施形態において実行されていたファイル情報変換処理(図5参照)と、FAX番号作成処理(図7参照)が、第1実施形態とは異なる処理となるが、これら以外の処理やハードウェアの構成等については、第1実施形態と同様になる。そこで、以下の説明においては、第1実施形態との相違点となる部分についてのみ詳細に説明することにし、第1実施形態と同様となる部分については、第1実施形態と同じ符号を用いることにして、その詳細な説明を省略する。
[フロントエンド部において実行されるファイル情報変換処理]
まず、フロントエンド部42において実行されるファイル情報変換処理(図3に示したS240の処理)について、図8に基づいて説明する。第2実施形態におけるファイル情報変換処理は、第1実施形態におけるファイル情報変換処理とは異なり、コマンドラインの中にファイルのパス名が含まれていたら、そのファイルに格納されたデータをファイルから読み出して、読み出したデータそのものをコマンドラインの中に展開する処理となる。
すなわち、ファイル情報変換処理を開始すると、PC1は、まず、コマンドライン中に「fax-broadcast=」があるか否かを判断する(S610)。ここで、コマンドライン中に「fax-broadcast=」がない場合は(S610:NO)、処理対象となる同報通信ファイルが指定されていないことになるので、そのまま図8に示すファイル情報変換処理を終了する。
一方、コマンドライン中に「fax-broadcast=」がある場合は(S610:YES)、「fax-broacast=」に続く文字列がパス名となるファイル(同報通信ファイル)を開き(S620)、ファイル中のFAX番号を取得する(S630)。そして、ファイルから取得したすべてのFAX番号を、「 , (カンマ)」で区切った一連の文字列に変換して(S640)、その先頭にオプション文字列「fax-number=」を付与することにより、LPRコマンドに渡すオプション文字列を生成する(S650)。さらに、利用者が指定したオリジナルのコマンドライン中にも「fax−number=」があれば、それもS650の処理で生成したオプション文字列に追加し(S660)、図8に示すファイル情報変換処理を終了する。
第2実施形態においては、以上のようなファイル情報変換処理が、図3に示したS240の処理として実行される。
[CUPS バックエンド部において実行されるFAX番号リスト作成処理]
次に、CUPS バックエンド部45において実行されるFAX番号リスト作成処理(図6に示したS420の処理)について、図9に基づいて説明する。
この処理を開始すると、PC1は、まず、「fax-number=」に続く文字列を取得する(S710)。このS710の処理で取得される文字列は、上記S640の処理によって展開された文字列である。続いて、PC1は、S710の処理で取得した文字列を対象にして、「,」で区切られた各FAX番号を分割することにより、個々のFAX番号とし、そのFAX番号をFAX番号リストに追加して(S720)、図9に示したFAX番号リスト作成処理を終了する。
第2実施形態においては、以上のようなFAX番号リスト作成処理が、図6に示したS420の処理として実行される。
[第2実施形態の効果]
以上説明したように、上記第2実施形態のPC1が備える画像データ送信システムによれば、利用者が任意に指定する同報通信ファイルのパス名が、各プロセス毎に別のディレクトリを意味する可能性がある文字列を含む記述形式(例えば、相対パス、「~(チルダ)」から始まるパス等)で指定されたとしても、フロントエンド部42では、フロントエンド部42側で参照可能な環境変数に基づいて、上記記述形式でパス名が指定された同報通信ファイルにアクセス可能であり、フロントエンド部42において、指定された同報通信ファイルに格納されたFAX番号を読み出してから、そのFAX番号がコマンドラインに展開されてCUPS バックエンド部45へと伝送されるので、CUPS バックエンド部45では、フロントエンド部42側で参照可能な固有の環境変数を参照できなくても、利用者が意図した通りのディレクトリに存在する同報通信ファイルから読み出されたFAX番号を取得することができ、そのFAX番号を参照して、「そのFAX番号が示す送信先への画像データの送信」をファクシミリ装置2に対して指令する処理を、適正に実行することができる。
(3)第3実施形態
以下、第3実施形態について説明する。ただし、第3実施形態も、上記第1実施形態において実行されていたファイル情報変換処理(図5参照)と、FAX番号作成処理(図7参照)が、第1実施形態とは異なる処理となるが、これら以外の処理やハードウェアの構成等については、第1実施形態と同様になる。そこで、以下の説明においては、第2実施形態についての説明同様、第1実施形態との相違点となる部分についてのみ詳細に説明することにし、第1実施形態と同様となる部分については、第1実施形態と同じ符号を用いることにして、その詳細な説明を省略する。
[フロントエンド部において実行されるファイル情報変換処理]
まず、フロントエンド部42において実行されるファイル情報変換処理(図3に示したS240の処理)について、図10に基づいて説明する。第3実施形態におけるファイル情報変換処理は、第1,第2実施形態におけるファイル情報変換処理とは異なり、コマンドラインの中にファイルのパス名が含まれていたら、そのファイルをシステムプロセスからアクセス可能な特定ディレクトリにコピーして、コピー先ファイルへのアクセスにより、コピー元ファイルと同じファイルデータを取得可能にする処理となる。
すなわち、ファイル情報変換処理を開始すると、PC1は、まず、コマンドライン中に「fax-broadcast=」があるか否かを判断する(S810)。ここで、コマンドライン中に「fax-broadcast=」がない場合は(S810:NO)、処理対象となる同報通信ファイルが指定されていないことになるので、そのまま図10に示すファイル情報変換処理を終了する。
一方、コマンドライン中に「fax-broadcast=」がある場合は(S810:YES)、「fax-broacast=」に続く文字列がパス名となるファイル(同報通信ファイル)を、特定ディレクトリAにコピーする(S820)。特定ディレクトリAは、どのプロセスからでも同じディレクトリを特定可能となるようなパス名を持つディレクトリであれば、具体的なパス名等は任意であり、例えば、あらかじめ取り決められた絶対パス名を持つディレクトリであればよい。
そして、同報通信ファイルをコピーしたら、PC1は、「fax-broadcast=」に続く文字列中のディレクトリ部分を削除し(S830)、図10に示すファイル情報変換処理を終了する。
第3実施形態においては、以上のようなファイル情報変換処理が、図3に示したS240の処理として実行される。
[CUPS バックエンド部において実行されるFAX番号リスト作成処理]
次に、CUPS バックエンド部45において実行されるFAX番号リスト作成処理(図6に示したS420の処理)について、図11に基づいて説明する。
この処理を開始すると、PC1は、まず、コマンドライン中にFAX番号があるか否かを判断する(S910)。コマンドライン中にFAX番号がある場合は(S910:YES)、そのFAX番号をFAX番号リストに追加する(S920)。
コマンドライン中にFAX番号がない場合(S910:NO)、またはS920の処理を終了した場合は、次にコマンドラインにオプションとして同報通信ファイルのパス名があるか否かを判断する(S930)。コマンドラインにオプションとして同報通信ファイルのパス名が付加されている場合(S930:YES)、そのパス名は、上記S830の処理でディレクトリ部分が削除されたものであり、ファイル名の部分だけとなっている。また、そのファイル名と同じファイル名のファイルが、上記特定ディレクトリAにコピーされている。
そこで、PC1は、特定ディレクトリAに存在する同報通信ファイル(コピー先ファイル)を開いて(S940)、その同報通信ファイルに格納されているFAX番号を読み出して、そのFAX番号をFAX番号リストに追加する(S950)。
コマンドラインにオプションとして同報通信ファイルのパス名が付加されてい場合(S930:NO)、またはS950の処理を終了した場合は、特定ディレクトリAにコピーされた同報通信ファイルを削除して(S960)、図11に示したFAX番号リスト作成処理を終了する。
第3実施形態においては、以上のようなFAX番号リスト作成処理が、図6に示したS420の処理として実行される。
[第3実施形態の効果]
以上説明したように、上記第3実施形態のPC1が備える画像データ送信システムによれば、利用者が任意に指定する同報通信ファイルのパス名が、各プロセス毎に別のディレクトリを意味する可能性がある文字列を含む記述形式(例えば、相対パス、「~(チルダ)」から始まるパス等)で指定されたとしても、フロントエンド部42では、フロントエンド部42側で参照可能な環境変数に基づいて、上記記述形式でパス名が指定された同報通信ファイルにアクセス可能であり、その同報通信ファイルを複製元、CUPS バックエンド部45からアクセス可能なパス名を持つファイルを複製先として、フロントエンド部42側の処理により同報通信ファイルが複製されるので、CUPS バックエンド部45では、フロントエンド部42側で参照可能な固有の環境変数を参照できなくても、複製先ファイルに対するアクセスを行うことができ、その複製先ファイルから読み出されたFAX番号を取得することができ、そのFAX番号を参照して、「そのFAX番号が示す送信先への画像データの送信」をファクシミリ装置2に対して指令する処理を、適正に実行することができる。
[変形例等]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態においては、画像データに関する処理として、ファクシミリ装置2に同報通信を指令する処理を例示するとともに、画像データとは別のデータとして、同報通信の宛先となるFAX番号をファイルに格納して、そのファイルのパス名を下位のプロセスへと伝達する例を示したが、画像データに関する処理は、ファクシミリ装置2に同報通信を指令する処理以外の処理でもよく、当然ながら、その場合は、ファイルに格納するデータの内容は、FAX番号に限られるものではない。すなわち、画像データに関するデータ処理を行うに当たって必要となる各種データをファイルに格納して、そのパス名を下位のプロセスへと伝達する場合には、本発明の構成を採用することができる。
より具体的な例を挙げれば、例えば、画像データをカラープリンタへと送信する際に、キャリブレーションデータをファイルに格納して、そのパス名を下位のプロセスへと伝達することで、そのキャリブレーションデータを参照したカラー印刷処理を、システムプロセスからプリンタへと指令する構成とすることができる。この場合でも、ユーザープロセスで指定されたファイルのパス名が、そのままではシステムプロセスから参照できないようなパス名になっていたとしても、本発明の構成を採用したことにより、システムプロセス側でファイルアクセスができるようになる。
また、上記実施形態では、画像データとしてポストスクリプト(登録商標)形式のデータを伝送する例を示したが、画像データの具体的な形式については、データを伝送するプロセス間あるいは機器間で任意に取り決めたデータ形式であればよく、例えば、PDF(Portable Document Format)形式のデータなどを伝送するようにしてもよい。
PCとファクシミリ装置の構成を示すブロック図。 PCが備える画像データ送信システムに関連するプロセスないしシステムの構成を示すブロック図。 フロントエンド処理のフローチャート。 ダイアログの説明図。 第1実施形態におけるファイル情報変換処理のフローチャート。 バックエンド処理のフローチャート。 第1実施形態におけるFAX番号リスト作成処理のフローチャート。 第2実施形態におけるファイル情報変換処理のフローチャート。 第2実施形態におけるFAX番号リスト作成処理のフローチャート。 第3実施形態におけるファイル情報変換処理のフローチャート。 第3実施形態におけるFAX番号リスト作成処理のフローチャート。
符号の説明
1・・・パーソナルコンピュータ(PC)、2・・・ファクシミリ装置、11,21・・・CPU、12,22・・・ROM、13,23・・・RAM、14,24・・・ハードディスク装置(HDD)、15,25・・・操作部、16,26・・・表示部、17,27・・・LANインターフェース、28・・・不揮発性メモリ、29・・・記録部、30・・・読取部、31・・・モデム、41・・・アプリケーション/コマンドライン入力部、42・・・フロントエンド部、43・・・CUPS LPRコマンド部、44・・・CUPS スプールシステム部、45・・・CUPS バックエンド部、46・・・ネットワーク制御部、51・・・ダイアログ、52・・・送信先表示窓、53・・・ラジオボタン、54・・・テンキー、55・・・OKキー、56・・・CANCELキー。

Claims (15)

  1. 画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、
    前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されており、
    前記第1のプロセスは、
    処理すべきファイルのパス名を取得するパス名取得手段と、
    前記パス名取得手段が取得したパス名の少なくとも一部として用いられた文字列に対応づけられたディレクトリのパス名を特定するディレクトリパス名特定手段と、
    前記パス名取得手段が取得したパス名の少なくとも一部として用いられた文字列を、前記ディレクトリパス名特定手段が特定したディレクトリのパス名に変換するパス名変換手段と、
    前記パス名変換手段が変換したパス名を、前記第2のプロセスへと提供する変換済みパス名提供手段と、
    処理すべき画像データを前記第2のプロセスへと提供する画像データ提供手段と
    を備え、
    前記第2のプロセスは、
    前記第1のプロセスから提供されるパス名を取得する変換済みパス名取得手段と、
    前記変換済みパス名取得手段が取得したパス名で特定されるファイルに格納されたファイルデータを読み込むデータ読込手段と、
    前記第1のプロセスから提供される画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記データ読込手段が読み込んだファイルデータおよび前記画像データ取得手段が取得した画像データを用いて、前記画像データに関する処理を実行するデータ処理手段と
    を備えたことを特徴とする画像データ送信システム。
  2. 前記第1,第2のプロセスは、前記文字列に対応するディレクトリのパス名を記憶する環境変数を、各プロセス毎に参照可能に構成され、
    前記ディレクトリパス名特定手段は、前記第1のプロセスが備える環境変数を参照することにより、前記パス名取得手段が取得したパス名の少なくとも一部として用いられた文字列に対応づけられたディレクトリのパス名を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像データ送信システム。
  3. 前記画像処理デバイスは、前記コンピュータから送信されてくる画像データを、FAX番号で指定された送信先へ送信可能なファクシミリ装置であり、
    前記第1のプロセスが備える前記パス名取得手段は、前記ファイルデータとして前記FAX番号が格納されたファイルのパス名を取得し、
    前記第2のプロセスが備える前記データ処理手段は、前記データ読込手段が読み込んだ前記FAX番号を送信先として、当該送信先へ前記画像データ取得手段が取得した画像データを送信せよとの指令を、前記画像処理デバイスに与える処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像データ送信システム。
  4. 画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、
    前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されており、
    前記第1のプロセスは、
    処理すべきファイルのパス名を取得するパス名取得手段と、
    前記パス名取得手段が取得したパス名に基づいて、当該パス名を持つファイルに格納されたファイルデータを読み込むデータ読込手段と、
    前記データ読込手段によって読み込まれたファイルデータを、前記第2のプロセスへと提供するファイルデータ提供手段と、
    処理すべき画像データを前記第2のプロセスへと提供する画像データ提供手段と
    を備え、
    前記第2のプロセスは、
    前記第1のプロセスから提供されるファイルデータを取得するファイルデータ取得手段と、
    前記第1のプロセスから提供される画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記ファイルデータ取得手段が取得したファイルデータおよび前記画像データ取得手段が取得した画像データを用いて、前記画像データに関する処理を実行するデータ処理手段と
    を備えたことを特徴とする画像データ送信システム。
  5. 前記第1,第2のプロセスは、前記文字列に対応するディレクトリのパス名を記憶する環境変数を、各プロセス毎に参照可能に構成され、
    前記データ読込手段は、前記第1のプロセスが備える環境変数を参照して、前記パス名取得手段が取得したパス名を持つファイルを特定して、特定したファイルに格納されたファイルデータを読み込む
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像データ送信システム。
  6. 前記画像処理デバイスは、前記コンピュータから送信されてくる画像データを、FAX番号で指定された送信先へ送信可能なファクシミリ装置であり、
    前記第1のプロセスが備える前記パス名取得手段は、前記ファイルデータとして前記FAX番号が格納されたファイルのパス名を取得し、
    前記第2のプロセスが備える前記データ処理手段は、前記ファイルデータ取得手段によって取得された前記FAX番号を送信先として、当該送信先へ前記画像データ取得手段が取得した画像データを送信せよとの指令を、前記画像処理デバイスに与える処理を実行する
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像データ送信システム。
  7. 画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、
    前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されており、
    前記第1のプロセスは、
    処理すべきファイルのパス名を取得するパス名取得手段と、
    前記パス名取得手段が取得したパス名を持つファイルを複製元、前記第2のプロセスからアクセス可能なパス名を持つファイルを複製先として、ファイルを複製するファイル複製手段と、
    処理すべき画像データを前記第2のプロセスへと提供する画像データ提供手段と
    を備え、
    前記第2のプロセスは、
    前記第1のプロセスにおいて複製された複製先ファイルに格納されたファイルデータを読み込むデータ読込手段と、
    前記第1のプロセスから提供される画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記データ読込手段が読み込んだファイルデータおよび前記画像データ取得手段が取得した画像データを用いて、前記画像データに関する処理を実行するデータ処理手段と
    を備えたことを特徴とする画像データ送信システム。
  8. 前記第1,第2のプロセスは、前記文字列に対応するディレクトリのパス名を記憶する環境変数を、各プロセス毎に参照可能に構成され、
    前記ファイル複製手段は、前記第1のプロセスが備える環境変数を参照して、前記パス名取得手段が取得したパス名を持つファイルを特定して、特定したファイルを複製元、前記第2のプロセスからアクセス可能なパス名を持つファイルを複製先として、ファイルを複製する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像データ送信システム。
  9. 前記画像処理デバイスは、前記コンピュータから送信されてくる画像データを、FAX番号で指定された送信先へ送信可能なファクシミリ装置であり、
    前記第1のプロセスが備える前記パス名取得手段は、前記ファイルデータとして前記FAX番号が格納されたファイルのパス名を取得し、
    前記第2のプロセスが備える前記データ処理手段は、前記データ読込手段によって読み込まれた前記FAX番号を送信先として、当該送信先へ前記画像データ取得手段が取得した画像データを送信せよとの指令を、前記画像処理デバイスに与える処理を実行する
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像データ送信システム。
  10. 画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されたシステムが備える前記コンピュータ上で、前記第1のプロセスを機能させるためのプログラムであり、
    前記コンピュータを、
    処理すべきファイルのパス名を取得するパス名取得手段と、
    前記パス名取得手段が取得したパス名の少なくとも一部として用いられた文字列に対応づけられたディレクトリのパス名を特定するディレクトリパス名特定手段と、
    前記パス名取得手段が取得したパス名の少なくとも一部として用いられた文字列を、前記ディレクトリパス名特定手段が特定したディレクトリのパス名に変換するパス名変換手段と、
    前記パス名変換手段が変換したパス名を、前記第2のプロセスへと提供する変換済みパス名提供手段と、
    処理すべき画像データを前記第2のプロセスへと提供する画像データ提供手段
    として機能させることを特徴とする画像データ送信システム用プログラム。
  11. 画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されたシステムが備える前記コンピュータ上で、前記第2のプロセスを機能させるためのプログラムであり、
    前記コンピュータを、
    前記第1のプロセスから提供されるパス名を取得する変換済みパス名取得手段と、
    前記変換済みパス名取得手段が取得したパス名で特定されるファイルに格納されたファイルデータを読み込むデータ読込手段と、
    前記第1のプロセスから提供される画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記データ読込手段が読み込んだファイルデータおよび前記画像データ取得手段が取得した画像データを用いて、前記画像データに関する処理を実行するデータ処理手段
    として機能させることを特徴とする画像データ送信システム用プログラム。
  12. 画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されたシステムが備える前記コンピュータ上で、前記第1のプロセスを機能させるためのプログラムであり、
    前記コンピュータを、
    処理すべきファイルのパス名を取得するパス名取得手段と、
    前記パス名取得手段が取得したパス名に基づいて、当該パス名を持つファイルに格納されたファイルデータを読み込むデータ読込手段と、
    前記データ読込手段によって読み込まれたファイルデータを、前記第2のプロセスへと提供するファイルデータ提供手段と、
    処理すべき画像データを前記第2のプロセスへと提供する画像データ提供手段
    として機能させることを特徴とする画像データ送信システム用プログラム。
  13. 画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されたシステムが備える前記コンピュータ上で、前記第2のプロセスを機能させるためのプログラムであり、
    前記コンピュータを、
    前記第1のプロセスから提供されるファイルデータを取得するファイルデータ取得手段と、
    前記第1のプロセスから提供される画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記ファイルデータ取得手段が取得したファイルデータおよび前記画像データ取得手段が取得した画像データを用いて、前記画像データに関する処理を実行するデータ処理手段
    として機能させることを特徴とする画像データ送信システム用プログラム。
  14. 画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されたシステムが備える前記コンピュータ上で、前記第1のプロセスを機能させるためのプログラムであり、
    前記コンピュータを、
    処理すべきファイルのパス名を取得するパス名取得手段と、
    前記パス名取得手段が取得したパス名を持つファイルを複製元、前記第2のプロセスからアクセス可能なパス名を持つファイルを複製先として、ファイルを複製するファイル複製手段と、
    処理すべき画像データを前記第2のプロセスへと提供する画像データ提供手段
    として機能させることを特徴とする画像データ送信システム用プログラム。
  15. 画像処理デバイスと通信可能なコンピュータ上で、少なくとも第1,第2のプロセスを含む複数のプロセスが連携してデータ処理を行うことにより、前記コンピュータから前記画像処理デバイスへデータを送信するように構成され、前記第1,第2のプロセスでは、パス名の少なくとも一部として用いられる文字列がディレクトリのパス名として特定されるとともに、前記第1のプロセスと前記第2のプロセスとでは、前記文字列が同一文字列であっても各プロセス毎に異なるパス名として特定されるように構成されたシステムが備える前記コンピュータ上で、前記第2のプロセスを機能させるためのプログラムであり、
    前記コンピュータを、
    前記第1のプロセスにおいて複製された複製先ファイルに格納されたファイルデータを読み込むデータ読込手段と、
    前記第1のプロセスから提供される画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記データ読込手段が読み込んだファイルデータおよび前記画像データ取得手段が取得した画像データを用いて、前記画像データに関する処理を実行するデータ処理手段
    として機能させることを特徴とする画像データ送信システム用プログラム。
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