JP2009274319A

JP2009274319A - 画像形成装置、その制御方法及びその制御プログラム。

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Publication number: JP2009274319A
Application number: JP2008127375A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Kaneda; 健金田
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2008-05-14
Filing date: 2008-05-14
Publication date: 2009-11-26
Anticipated expiration: 2028-05-14
Also published as: US8610919B2; US20090284783A1; JP5180676B2

Abstract

【課題】ジョブを画像形成装置から他の画像形成装置へ転送する際に、ユーザの使い勝手を向上させること。
【解決手段】ネットワークを介して複数の他の画像形成装置と接続された画像形成装置であって、画像形成装置から転送しようとする転送ジョブの要求機能を提示する機能提示手段と、転送ジョブの要求機能と前記他の画像形成装置が備えている機能とを比較し、前記複数の他の画像形成装置の中で、前記転送ジョブの要求機能を備えているものを検索して提示する転送先候補提示手段と、転送ジョブの要求機能の一部を削減した場合に、残りの要求機能を備える他の画像形成装置を提示する転送先候補再提示手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図５

Description

本発明は、画像形成装置において、ジョブを他の画像形成装置へ転送する技術に関する。

印刷クライアントである情報処理装置が印刷データを画像形成装置へ送信後、転送済みの画像データを何らかの理由で別の画像形成装置へ転送したい場合がある。このような転送印刷に関する文献として、特許文献１がある。

特許文献１ではユーザが情報処理装置から第１の画像形成装置へ印刷データの送信処理を行った後、第１の画像形成装置のスプーラからジョブを選択し、第２の画像形成装置のアイコンへドラッグする。

情報処理装置のユーティリティソフトは、ユーザがドラッグしたジョブを第２の画像処理装置で出力可能か判定するため、印刷ジョブの属性情報と第２の画像形成装置の属性情報とを比較する。そして、ドラッグ先の第２の画像形成装置で印刷できない場合は画像形成装置のアイコンをグレーアウトさせ、ユーザに利用不可能であることを通知する。これにより、ユーザは代替印刷可能な画像形成装置を容易に検索することができる。

特開２００５−１６５７７３公報

上述のような再転送で、同一ネットワーク上に第１の画像形成装置と同等以上の機能を有する画像形成装置が存在しない場合、ユーザが転送印刷を利用することができない。

本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ジョブを画像形成装置から他の画像形成装置へ転送する際に、ユーザの使い勝手を向上させることにある。

上記目的を達成するため、本発明に係る装置は、
ネットワークを介して複数の他の画像形成装置と接続され、入力されたジョブを前記他の画像形成装置に転送可能な画像形成装置であって、
ジョブの処理に係る要求機能を含むジョブを入力する入力手段と、
前記入力手段で入力したジョブに含まれる要求機能を提示する機能提示手段と、
前記機能提示手段で提示した要求機能と前記他の画像形成装置が備えている機能とに基づき、前記複数の他の画像形成装置の中で、前記入力手段で入力したジョブの要求機能を備えているものを検索して前記入力手段で入力したジョブの転送先候補として提示する転送先候補提示手段と、
前記入力手段で入力したジョブの要求機能の一部を削減した場合に、残りの要求機能を備える他の画像形成装置を、前記入力手段で入力したジョブの転送先候補として再提示する転送先候補再提示手段と、
を備えることを特徴とする。

上記目的を達成するため、本発明に係る方法は、
ネットワークを介して複数の他の画像形成装置と接続され、入力されたジョブを前記他の画像形成装置に転送可能な画像形成装置の制御方法であって、
ジョブの処理に係る要求機能を含むジョブを入力する入力工程と、
前記入力工程で入力したジョブに含まれる要求機能を提示する機能提示工程と、
前記機能提示工程で提示した要求機能と前記他の画像形成装置が備えている機能とに基づき、前記複数の他の画像形成装置の中で、前記入力工程で入力したジョブの要求機能を備えているものを検索して前記入力工程で入力したジョブの転送先候補として提示する転送先候補提示工程と、
前記入力工程で入力したジョブの要求機能の一部を削減した場合に、残りの要求機能を備える他の画像形成装置を、前記入力工程で入力したジョブの転送先候補として再提示する転送先候補再提示工程と、
を含むことを特徴とする。

上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、前記画像形成装置の制御方法に含まれる各工程をコンピュータに実行させるプログラム。

本発明によれば、ジョブを他の画像形成装置へ転送する際に、ユーザの使い勝手を向上させることができる。

以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。

図１は、本発明の一実施形態としての画像形成装置を用いたネットワーク構成図である。この図１では、一例として、ネットワーク１００に、情報処理装置としての印刷クライアント１０１、画像形成装置１０２〜１０７までの処理能力の異なる６台の画像形成装置が接続されている。印刷クライアント１０１には画像形成装置１０５に対応したプリンタドライバがインストールされている。各装置の印刷設定を吹き出しに示している。印刷クライアント１０１が印刷データを生成し、画像形成装置１０５に転送すると、画像形成装置１０５は、印刷データを解析し、印刷処理を行う。また、何らかの理由で印刷処理を継続できない場合は、ユーザに他の画像形成装置へ印刷ジョブを転送する。

本実施の形態では、最初に印刷クライアント１０１から画像形成装置１０５にジョブを送信後、画像形成装置１０５のＵＩ画面上で転送済みのジョブを選択し、転送先の検索リストを生成し、検索リストから画像形成装置１０７を転送先として選択する。そして、最後に、印刷属性（ジョブに設定された要求機能）を画像形成装置１０７にあわせて再設定し、転送処理を行う。

図２は、図１に示した画像形成装置が対応可能な印刷属性（画像形成装置が備えている機能）を管理する管理テーブル２００、２１０を示す図である。図３は、画像形成装置１０２〜１０７のそれぞれが備えているソフトウェアの構成を示す図である。

ＵＩ画面制御部３０１はタッチスクリーン型の操作パネルへＵＩ画面を描画し、転送条件判定部３０２と連携して、転送先の画像形成装置の検索及び転送ジョブの印刷属性の選択・変更操作を受け付ける。ユーザが代替の印刷属性を選択した場合は、その変更内容を印刷ジョブ管理部３０６へ通知する。

転送条件判定部３０２は、対応属性管理部３０３が保持している図２に示す管理テーブル２００と、選択されたジョブの属性情報とを比較し、ユーザが選択した画像形成装置へジョブを転送可能か判断する。そのまま転送可能である場合は、印刷ジョブ管理部３０６へ転送を指示する。転送先が見つからない場合は、現在選択している画像形成装置では対応不可能な印刷属性をＵＩ画面制御部３０１へ通知する。同時に代替属性の変換テーブルを検索し、代替の属性のリストをＵＩ画面制御部３０１へ通知する。

対応属性管理部３０３は、対応属性受信部３０５が受信した、他の画像形成装置の対応属性情報を図２に示す管理テーブル２００及び、各画像形成装置間の代替属性を検索するための管理テーブル２１０として保持し、転送条件判定部３０２からの参照に対応する。これらの管理テーブル２００、２１０は、ネットワークからのマルチキャストメッセージ６００（図６）を受信すると、対応属性管理部３０３と対応属性受信部３０５で処理を行い、常に最新状態に更新される。

図２において、管理テーブル２００の１０１'の列は転送対象の印刷ジョブの属性（要求機能）を示す。要求機能としては、図に示されているように、ＳＳＬ通信やセキュアジョブといったデータ転送方式や認証方式、ＬＩＰＳ、ＰＤＦ、ＰＳといったフォーマット形式、用紙サイズ、カラー・モノクロ、両面・片面、透かしやコピーガードが含まれる。更に後処理（finishing）として、２穴・４穴パンチ、ソート（ステイプル有無）、製本などを要求するか否かが、ジョブに含まれ、図２のテーブルにおいて管理される。「○」は、印刷クライアントからの転送ジョブで該当属性が使用されていることを示す。１０２〜１０７の列は、画像形成装置１０２〜１０７がサポートする印刷属性を示し、それぞれの画像形成装置からのマルチキャスト通知によって更新される。「○」が記載されている項目は、その画像形成装置が対応可能な印刷属性であることを示している。該当ジョブを特定の画像形成装置に転送可能か否かは、列１０１'と各画像形成装置の列１０２〜１０７を比較し、列１０１'に○が付けられた属性の全てが○となっている画像形成装置に対して、転送処理を行う。ここでは画像形成装置１０５のみがマッチしており、他の画像形成装置は、ジョブ１０１'に含まれる何れかの印刷属性に対応できない機能構成となっている。したがって、そのマッチしない属性が、ジョブ１０１'から解除されない限り、ジョブ１０１'を転送されても印刷できない。

１０１''列は、本実施の形態においてユーザが、転送ジョブの印刷属性をＵＩ操作画面から再設定したときの設定例を示す。この例では、カラー印刷、コピーガード、２穴パンチ、という３つの要求が削除され、画像形成装置に求められる機能条件が緩和されたため、画像形成装置１０５だけでなく、画像形成装置１０７でも印刷可能となる。

管理テーブル２１０は、各画像形成装置が対応する印刷属性がどの代替属性グループに分類されるかを整理したものである。この値はマルチキャストメッセージ６００の＜ＡｌｔｅｒｎａｔｉｖｅＣｏｄｅ＞タグによって定義されたコードである。このコードが共通の印刷属性は、代替機能として利用できることを示している。例えば、画像形成装置１０５は２穴パンチ属性に対応しており、一方で画像形成装置１０７は４穴パンチ属性に対応している。どちらも＜ＡｌｔｅｒｎａｔｉｖｅＣｏｄｅ＞は１３１０である。転送条件判定部３０２は、対応属性管理部３０３の管理テーブル２１０を参照し、転送元と転送先の機能を比較する。転送元で指定されている属性と完全に一致する属性が見つからない場合、他の対応属性で＜ＡｌｔｅｒｎａｔｉｖｅＣｏｄｅ＞が共通の代替属性を検索する。代替属性が見つかった場合は、ＵＩ画面制御部３０１を通じてユーザに確認し、代替属性を使うか決定する。

対応属性通知部３０４は、自分自身の対応属性情報を、ＳＯＡＰ制御部３０７を通じて図６に示すＳＯＡＰ形式のマルチキャストメッセージ６００へ変換し、同一のネットワーク上の画像形成装置へ通知する。

対応属性受信部３０５は、同一ネットワークの他の画像形成装置から通知されたＳＯＡＰメッセージ形式の対応属性情報を取得する。ＳＯＡＰメッセージの解析・取得処理はＳＯＡＰ制御部３０７と連携して行う。取得した内容は対応属性管理部３０３へ通知する。

印刷ジョブ管理部３０６は、印刷クライアントから転送された印刷データをＴＣＰ／ＩＰプロトコル制御部３０９、印刷データ制御部３０８と連携して受信し、内部バッファにスプールする。スプールが完了したジョブは、リストデータでＵＩ画面制御部３０１へ通知する。次に、内部バッファに蓄積した印刷ジョブを先着順にプリント制御部３１０へ渡す。プリント制御部３１０はプリンタドライバ３１２を通じてプリンタエンジンを動作させ印刷処理を行う。ユーザがＵＩ画面から内部バッファ上のジョブを選択し、転送指示を出すと、印刷ジョブ管理部３０６は、印刷データ制御部３０８とＴＣＰ／ＩＰプロトコル制御部３０９を介して他のデバイスへ印刷ジョブの転送処理を行う。また、印刷ジョブ管理部３０６は、ユーザがＵＩ画面制御部３０１から印刷ジョブの属性情報変更を指示した場合、ジョブの印刷属性を書き換えて、転送処理を行う。

図４を用いて画像形成装置のハードウェア構成について説明する。図４は画像形成装置１０２〜１０７に共通するハードウェアの構成を示す図である。ただし、プリント機能のみでスキャナを搭載しない１０２，１０３は、スキャナエンジン４０１、スキャナエンジン制御部４０２を備えず、タッチパネルについても入力機能を省いた表示用の小型液晶画面となる。

４０２はスキャナエンジン４０１を制御するスキャナエンジン制御部、４０３はＣＰＵ、４０４はブートプログラムが可能されているＲＯＭ、４０５はＲＡＭメモリ、４０９はパネルから設定された値を保持しておくための不揮発性のＲＡＭ（ＮＶＲＡＭ）である。４０８はプリンタエンジン４０７を制御するエンジン制御部、４０６はＨＤＤ、４１１はスピーカやタッチパネルやボタンやランプといったユーザインタフェース４１２を制御するＩ／Ｏ制御部である。また、４１０はＮｅｔｗｏｒｋＩ／Ｆ制御部で、それぞれがバス４００に接続している。

デバイスを制御するプログラムはＨＤＤ４０６内に格納されており、電源が投入されるとＣＰＵ４０３はＲＯＭ４０４からブートプログラムを読み出し、ブートプログラムの制御にしたがって、デバイスのブートを実行する。ＣＰＵ４０３はブートプログラムに従い、ＨＤＤ４０６からデバイス制御プログラムをＲＡＭ４０５に展開し、ＲＡＭ４０５上に展開されたデバイス制御プログラムを読み出すことによって、デバイスの制御を実行する。

図５は、印刷ジョブの転送処理に関するプリンタ検索及び属性変更の為のＵＩ画面である。画面は５つのステップから構成されており、それぞれのＵＩ画面を５００，５１０，５２０，５３０，５４０に示す。

画面５００は、印刷クライアントから画像形成装置へ転送されたスプーラ内部の印刷ジョブをリスト表示したものである。このリスト一覧から他の画像形成装置へ転送する印刷ジョブを選択し、「転送プリント」ボタンを押下する（Ｓ５０１）。押下によって、選択したジョブの属性を編集するための画面５１０へ遷移する
画面５１０は、Ｓ５０１で選択したジョブに関する画面である。ステップＳ５１１では、クライアントから指定されたジョブの要求機能を、機能提示手段としての「ジョブ属性」エリアに表示する。このままの状態でＳ５１２で示す「プリンタ検索」ボタンを押下すると、ステップＳ５１３で、転送先候補提示エリアに検索結果が表示される。ここでは、Ｓ５１１で指定された印刷属性では、転送プリント先として指定できる画像形成装置が１台も存在しないことを示している。そこで、Ｓ５２１で、印刷クライアントが指定した印刷属性（要求機能）のうち「カラー印刷」、「ＣＯＰＹガード」、「２穴パンチ」の３つを解除し、再度「プリンタ検索ボタン」を押下する。どの印刷属性を解除し、どの属性を残すかはユーザが指定する。解除後の要求機能によって検索した検索結果が、転送先候補再提示エリアに表示される（Ｓ５２２）。この例では、新たに２台１０４／１０７が転送先として選択可能となる。

なお、ここでは、ユーザが、複数の要求機能から、削減すべき要求機能を選択したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、転送先候補エリアに表示された画像形成装置上にカーソルを合わせると、それぞれの画像形成装置で対応可能な要求機能が示されるように構成されていても良い。その場合、ユーザは、それぞれの画像形成装置にカーソルを合わせていき、ユーザが考える必要最低限の要求機能を全て備えた画像形成装置をそこから選んでも良い。この場合、要求機能を選んで削減する必要はなくなる。

次に画面５３０のＳ５３１においてユーザは画像形成装置１０７を選択する（どちらを選択するかは任意）。Ｓ５３１の選択結果を踏まえて、転送条件判定部３０２は、画像形成装置１０７が対応する印刷属性の情報と、印刷クライアント１０１が投入した印刷ジョブの属性情報を比較する。この結果、ユーザがＳ５２１で解除した印刷属性であっても「カラー印刷」のように対応可能な属性であれば、再度有効にする。「ＣＯＰＹガード」や「２穴パンチ」のような対応不可能な属性については、それぞれ画像形成装置１０７に代替の印刷属性がないか管理テーブル２１０の検索を行う。転送条件判定部３０２は画像形成装置１０７'の＜ＡｌｔｅｒｎａｔｉｖｅＣｏｄｅ＞を参照し、「ＣＯＰＹガード」属性の代替手段としての「透かし印刷」属性、「２穴パンチ」の代替属性として「４穴パンチ」属性をＵＩ画面制御部３０１へ通知する。ＵＩ画面制御部３０１は、これら代替属性のポップアップ表示を行い、ユーザに使用するか確認を行う。

図６は、各画像形成装置が印刷属性情報の対応項目を同一ネットワーク上の他の画像形成装置へ通知するＳＯＡＰメッセージ例である。メッセージ６００は対応属性通知部３０４で生成し、ＳＯＡＰ制御部３０７及びＴＣＰ／ＩＰプロトコル制御部３０９を通じてマルチキャスト送信する。またこのマルチキャスト送信されたメッセージは受信側の画像形成装置において、ＴＣＰ／ＩＰプロトコル制御部３０９及びＳＯＡＰ制御部３０７を経由し対応属性受信部３０５へ渡る。対応属性受信部は、メッセージ６００をＳＯＡＰ／ＸＭＬデータから内部データ形式に変換し、対応属性管理部へ通知する。マルチキャスト通知は対応属性通知部３０４により定期的に行われる。これにより、同一ネットワーク上の存在する全画像形成装置の情報が共有される。

メッセージ６００は、管理テーブル２００の印刷対応属性一覧表と対応している。メッセージは印刷ジョブの転送に関わる転送属性６１０、印刷データのフォーマットに関わるフォーマット属性６２０、印刷処理に関わる印刷属性６３０、Ｆｉｎｉｓｈｉｎｇ処理に関わる後処理属性６４０の４分類から構成される。各詳細属性の表記をいくつかの例に基づき説明する。

画像形成装置が「ＳＳＬによる印刷ジョブの転送」をサポートしていることを示すのが６１１の＜Ｓｕｐｐｏｒｔ＞タグである。一方、＜ＡｌｔｅｒｎａｔｉｖｅＣｏｄｅ＞タグが１００１であることから、この印刷属性は分類１００１に属する。これは、転送先の画像形成装置を探すときに、＜ＡｌｔｅｒｎａｔｉｖｅＣｏｄｅ＞が１００１に分類されている＜ＳＳＬＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎ＞以外の印刷属性で代用可能であることを示す。

ＰｒｉｎｔＳｐｅｃ７３０に示されているＳｕｐｐｏｒｔＰａｐｅｒＳｉｚｅＡ３（６３１）とＳｕｐｐｏｒｔＰａｐｅｒＳｉｚｅＡ４（６３２）は同一の＜ＡｌｔｅｒｎａｔｉｖｅＣｏｄｅ＞１２１０である。他の画像形成装置がメッセージ６００を生成した画像形成装置へジョブを転送する場合、転送ジョブに埋められた＜ＰａｐｅｒＳｉｚｅ＞の＜ＡｌｔｅｒｎａｔｉｖｅＣｏｄｅ＞が１２１０であれば、Ａ３かＡ４のいずれかのサイズを代替属性として選択できる。

ＰｒｉｎｔＳｐｅｃに含まれる印刷属性６３０、地紋印刷６３３と地紋による印刷制限６３４は同一の＜ＡｌｔｅｒｎａｔｉｖｅＣｏｄｅ＞を有することから、お互いを代替属性として利用できる。

同様に、ＦｉｎｉｓｈｉｎｇＳｐｅｃに含まれるシフトソート６４２、９０度回転ソート６４３、ステイプルソート６４４も同一の＜ＡｌｔｅｒｎａｔｉｖｅＣｏｄｅ＞を有することから、お互いを代替属性として利用できる。

図７は、転送処理時に転送条件判定部３０２が行う処理をフローチャートで示したものである。

ステップＳ７０１において、印刷クライアントは、画像形成装置へ印刷ジョブを転送する。印刷ジョブは画像形成装置のスプーラに蓄積され、印刷待ちのリストとしてＵＩ画面に表示される。

ステップＳ７０２では、画像形成装置の操作画面で印刷待ちのリストから１つのジョブの選択を受け付け、転送印刷を指示する。ステップＳ７０３で転送指示を受けたジョブ（転送ジョブ）の要求機能としての印刷属性１０１'と、管理テーブル２００の画像形成装置が備えている機能とを比較し、転送可能な画像形成装置を検索する。検索の結果、ステップＳ７０４で代替の画像形成装置が見つかれば、ステップＳ７０６へ進み、見つからない場合は、ステップＳ７０５へ進む。ステップＳ７０５では、画面５１０／５２０を表示して転送先へ適用する印刷属性の削減を行う。削減後はステップＳ７０３へ戻り、再度転送画像形成装置の検索を行う。ステップＳ７０３〜Ｓ７０５の操作を繰り返し、転送先の画像形成装置が複数見つかったら、ステップＳ７０６で１つ転送先の画像形成装置を決定する。次にステップＳ７０７へ進み、ステップＳ７０５で削減した印刷属性のうち、ステップＳ７０６で決定した画像形成装置で利用可能な印刷属性があるか判断し、利用可能な場合は再度有効にする（Ｓ５４１／Ｓ７０８）。次に、Ｓ７０７で削減した印刷属性（要求機能）のうち、転送先の画像形成装置が代替となる印刷属性を持つか、管理テーブル２１０を検索して判定し、代替属性が見つかった場合は、ＵＩ画面に表示を行い（Ｓ５４１／Ｓ７１０）ユーザの判断を得る。

以上、述べてきたように、転送印刷の代替印刷先の検索処理において、印刷先が見つからない場合は、属性情報を削減するだけでなく、削減した属性の代替属性をユーザに提示することでユーザが求めていた形に近い印刷処理を容易に指定することができる。

転送設定時の画像形成装置検索画面において印刷ジョブ属性の「絞込み」と「代替属性の提案表示」を行い、代替画像形成装置の能力が限られた環境においても、できる限りユーザの意図に近い転送印刷を実現する。

（他の実施形態）
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。

上記実施形態中の画像形成装置とは、プリンタに限定されるものではなく、画像を形成する機能を有するあらゆる装置を適用できる。例えば、ＭＦＰやコピー機などがこれに含まれる。また、印刷機能を持たない装置において、印刷ジョブ以外のジョブを入力した場合に同様の処理を行うようにしてもよい。例えば、他の装置への送信を実行する送信ジョブを入力し、当該装置で何らかの障害でジョブを実行できないときに他の装置に転送して送信ジョブを実行させるようにするような場合にも適用できる。

なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。

その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、ＯＳに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。

プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー（登録商標）ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクがある。また、ＭＯ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−ＲＷ、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭ、ＤＶＤ（ＤＶＤ−ＲＯＭ，ＤＶＤ−Ｒ）などがある。

その他、クライアントＰＣのブラウザを用いてインターネットサイトに接続し、本発明に係るプログラムそのもの、若しくは更に自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードするという利用方法もある。また、本発明に係るプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムを複数のユーザに対してダウンロードさせるＷＷＷサーバも、本発明の範疇に含まれる。また、本発明に係るプログラムを暗号化してＣＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体に格納してユーザに配布してもよい。所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。

また、プログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているＯＳなどが、実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。

さらに、ＰＣの機能拡張ユニットに備わるメモリに本発明に係るプログラムが書き込まれ、そのプログラムに基づき、その機能拡張ユニットに備わるＣＰＵなどが実際の処理の一部又は全部を行なう場合も、本発明の範疇に含まれる。

画像形成装置を含むネットワークの構成図である。印刷属性を管理するためのテーブルを示す図である。画像形成装置のソフトウェア構成を示す図である。画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。転送印刷時に画像形成装置に表示されるグラフィカルユーザインタフェースを示す図である。画像形成装置が対応可能な機能を通知するマルチキャストSOAPメッセージの一例を示す図である。転送条件の判定処理を示すフローチャートである。

Claims

ネットワークを介して複数の他の画像形成装置と接続され、入力されたジョブを前記他の画像形成装置に転送可能な画像形成装置であって、
ジョブの処理に係る要求機能を含むジョブを入力する入力手段と、
前記入力手段で入力したジョブに含まれる要求機能を提示する機能提示手段と、
前記機能提示手段で提示した要求機能と前記他の画像形成装置が備えている機能とに基づき、前記複数の他の画像形成装置の中で、前記入力手段で入力したジョブの要求機能を備えているものを検索して前記入力手段で入力したジョブの転送先候補として提示する転送先候補提示手段と、
前記入力手段で入力したジョブの要求機能の一部を削減した場合に、残りの要求機能を備える他の画像形成装置を、前記入力手段で入力したジョブの転送先候補として再提示する転送先候補再提示手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
前記入力手段で入力したジョブの要求機能の一部を削減する指示をユーザから受け付ける手段と、
前記転送先候補再提示手段で転送先候補を再提示する際に、削減された要求機能のうち、再提示した転送先候補が備える要求機能を表示する手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
前記削減された要求機能の何れかについて、代替となる機能を提示する手段を更に備えることを特徴とする請求項１又は２に記載の画像形成装置。
前記ジョブは、データ転送方式、認証方式、又はその他の通信に関する情報を前記要求機能として含むことを特徴とする請求項１乃至３の何れか１項に記載の画像形成装置。
前記ジョブは、データのフォーマット形式を前記要求機能として含むことを特徴とする請求項１乃至４の何れか１項に記載の画像形成装置。
前記ジョブは、後処理に関する機能を前記要求機能として含むことを特徴とする請求項１乃至５の何れか１項に記載の画像形成装置。
ネットワークを介して複数の他の画像形成装置と接続され、入力されたジョブを前記他の画像形成装置に転送可能な画像形成装置の制御方法であって、
ジョブの処理に係る要求機能を含むジョブを入力する入力工程と、
前記入力工程で入力したジョブに含まれる要求機能を提示する機能提示工程と、
前記機能提示工程で提示した要求機能と前記他の画像形成装置が備えている機能とに基づき、前記複数の他の画像形成装置の中で、前記入力工程で入力したジョブの要求機能を備えているものを検索して前記入力工程で入力したジョブの転送先候補として提示する転送先候補提示工程と、
前記入力工程で入力したジョブの要求機能の一部を削減した場合に、残りの要求機能を備える他の画像形成装置を、前記入力工程で入力したジョブの転送先候補として再提示する転送先候補再提示工程と、
を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
請求項７に記載の画像形成装置の制御方法に含まれる各工程をコンピュータに実行させるプログラム。