JP2007155950A - 液晶装置、液晶装置の製造方法及びプロジェクタ - Google Patents

液晶装置、液晶装置の製造方法及びプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】液晶分子の配向を規制する配向規制力と所定のプレティルト角とを同時に得ることができる液晶装置、液晶装置の製造方法及びプロジェクタを提供すること。
【解決手段】配向膜16、22が、第1の凸部51と、当該第1の凸部51よりも寸法が小さく長手方向が液晶分子50aの配向方向に沿うように設けられた第2の凸部52とを有する無機材料からなるので、第1の凸部51及び第2の凸部52の2種類の凸部によって液晶層50を構成する液晶分子50aの配向を規制することができる。これにより、液晶分子50aの配向規制力を高めることができる。また、液晶分子50aの配向規制力を高めることによって、所望のプレティルト角を容易に得ることが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶装置、液晶装置の製造方法及びプロジェクタに関する。
スクリーン上に画像を投射するプロジェクタ等の投射型表示装置には、光源からの光を変調する光変調素子として、液晶装置が用いられている。このような液晶装置は、通常、液晶分子の配向を規制するとともに、所定のプレティルト角が得られるように設計された配向膜を有している。
配向膜を形成するには、基板上に成膜されたポリイミドなどの高分子化合物や無機化合物などの薄膜をレーヨンなどの布で一定方向に擦ってラビング処理をする手法が知られている。一方で、ラビング処理を行った場合、静電気が発生して埃などの不純物が付着しやすくなってしまい、表示の信頼性が低下してしまうという問題があった。
これに対して、例えば基板上に無機材料膜や多孔質膜などの薄膜を形成し、当該薄膜にイオンビームを照射することで、配向膜を形成する手法が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2005−77925号公報 特開2005−31196号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の手法では、薄膜にイオンビームを照射する回数が1回のみであるため、この1回の照射で配向規制力及び所定のプレティルト角を同時に得ることは困難である。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、配向膜にラビングすることなく、液晶分子の配向を規制する配向規制力と所定のプレティルト角とを同時に得ることができる液晶装置、液晶装置の製造方法及びプロジェクタを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る液晶装置は、対向する一対の基板と、前記一対の基板に挟持される液晶層と、前記一対の基板の前記液晶層側に設けられ、前記液晶層を構成する液晶分子の配向を規制する配向膜とを具備し、前記一対の基板のうち少なくとも一方の基板に設けられた配向膜は無機材料からなり、前記配向膜は第1の凸部と、第2の凸部とを有し、前記第2の凸部は、当該第2の凸部の長手方向が前記液晶分子の配向方向に沿うように設けられ、且つ前記第2の凸部の長手方向の寸法が前記第1の凸部の長手方向の寸法よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、配向膜が、第1の凸部と、当該第1の凸部よりも長手方向の寸法が小さく当該長手方向が液晶分子の配向方向に沿うように設けられた第2の凸部とを有する無機材料からなるので、第1の凸部が液晶分子のプレティルト角に対してより強い配向規制力を有し、第2の凸部が液晶分子を一軸方向により強く配向させる配向規制力を有することになる。このように2種類の凸部によって液晶層を構成する液晶分子の配向を規制することができるため、所望のプレティルト角と一軸方向の配向規制力を同時かつ容易に得ることが可能となる。
また、前記無機材料が酸化アルミニウムであることが好ましい。
無機材料のうち酸化アルミニウムによって形成した薄膜は安定性に優れ、液晶装置の配向膜としての特性に優れている。本発明によれば、無機材料が酸化アルミニウムであるため、信頼性に優れた液晶装置を得ることができる。
本発明に係る液晶装置の製造方法は、対向する一対の基板に液晶層が挟持される液晶装置の製造方法であって、前記一対の基板に無機材料膜を形成する工程と、前記無機材料膜に第1の角度で第1のイオンビームを照射する工程と、前記無機材料膜に前記第1の角度とは異なる第2の角度で第2のイオンビームを照射する工程とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、基板上に形成した無機材料膜に、まず、第1の角度で第1のイオンビームを照射し、続いて第1の角度とは異なる第2の角度で第2のイオンビームを照射するので、無機材料膜の表面に形成される凸部の傾斜の方向を精緻に形成することができる。例えば第1のイオンビーム照射によって無機材料膜表面を荒く形成し、第2のイオンビーム照射によって形状を細かく調整する、というように、第1のイオンビーム照射と第2のイオンビーム照射とを目的に応じて使い分けることも可能となる。このように、無機材料膜の表面に角度を変えながら複数回に分けてイオンビームを照射することによって、液晶分子の一軸方向の配向を規制する配向規制力と所定のプレティルト角とを同時に有する配向膜を形成することが可能となる。また、ラビング処理を行う必要が無いため、液晶装置に埃などの不純物が付着することが無い。これにより、表示品質を維持することが可能となる。
また、前記第1の角度及び前記第2の角度が前記基板面の法線方向に対する角度であり、前記第2の角度が前記第1の角度よりも大きいことが好ましい。
本発明によれば、凸部を荒く形成する第1のイオンビームを無機材料膜に対して深く照射することができ、凸部を細かく形成する第2のイオンビームを無機材料膜に対して浅く照射することができる。これにより、無機材料膜の表面を容易に形成することができる。
また、前記無機材料膜が多孔質膜であることが好ましい。
本発明によれば、無機材料膜が多孔質膜であるため、第1のイオンビーム照射及び第2のイオンビーム照射によって照射されるイオンビームが無機材料膜表面の原子を弾き飛ばしやすくなる。すなわち照射されたイオンや弾き飛ばされた分子が多孔質膜の空孔部を埋めていくため、配向膜の形成が容易になる。
また、前記第2のイオンビームを照射する工程では、前記第2のイオンビームを加速する加速電圧が前記第1のイオンビームを加速する加速電圧よりも小さいことが好ましい。
本発明によれば、第2のイオンビームを加速する加速電圧を第1のイオンビームを加速する加速電圧よりも小さくすることによって、第1のイオンビームのエネルギーよりも第2のイオンビームのエネルギーを小さくすることができる。すなわち、イオンビームのエネルギーに強弱をつけることができる。これにより、例えばエネルギーの大きい第1のイオンビームによって無機材料膜表面を荒く形成し、エネルギーの小さい第2のイオンビーム照射によって傾斜の角度を細かく調整する、という使い分けが可能となる。
また、前記第2のイオンビームを照射する工程では、前記第2のイオンビームの電流密度が前記第1のイオンビームの電流密度よりも小さいことが好ましい。
本発明によれば、第2のイオンビームの電流密度を第1のイオンビームの電流密度よりも小さくすることによって、加速電圧を異ならせた場合と同様に、第1のイオンビームのエネルギーよりも第2のイオンビームのエネルギーを小さくすることができ、イオンビームのエネルギーに強弱をつけることができる。
本発明に係るプロジェクタは、上記の液晶装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、液晶分子の配向を規制する配向規制力と所定のプレティルト角とを同時に得ることができる液晶装置を備えているので、表示の信頼性が高いプロジェクタを得ることができる。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
本実施形態では、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor, 以下、TFTと略記する)を画素スイッチング素子として用いたTFTアクティブマトリクス方式の液晶装置を例に挙げて説明する。
(液晶装置)
図1は、本実施形態に係る液晶装置の構成を示す図である。図1(a)は、同液晶装置の平面構成図、(b)は(a)図のH−H’線に沿う断面構成図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態の液晶装置100は、TFTアレイ基板(アクティブマトリクス基板)10と、対向基板20とが平面視略矩形枠状のシール材42を介して貼り合わされ、このシール材42に囲まれた領域内に液晶層50が封入された構成になっている。液晶層50としては、例えば正の誘電率異方性を有する液晶材料が用いられている。シール材42内周側に沿って平面視矩形枠状の周辺見切り53が形成され、この周辺見切りの内側の領域が表示領域11となっている。
画素表示領域11内には、画素領域12がマトリクス状に設けられている。当該画素領域12は、画素表示領域11の最小表示単位となる1画素を構成している。シール材42の外側の領域には、データ線駆動回路101及び外部回路実装端子102がTFTアレイ基板10の1辺(図示下辺)に沿って形成されており、この1辺に隣接する2辺に沿ってそれぞれ走査線駆動回路104が形成されて周辺回路を構成している。
TFTアレイ基板10の残る1辺(図示上辺)には、表示領域11の両側の走査線駆動回路104間を接続する複数の配線105が設けられている。また、対向基板20の各角部においては、TFTアレイ基板10と対向基板20との間の電気的導通をとるための基板間導通材106が配設されている。本実施形態の液晶装置100は、透過型の液晶装置として構成され、TFTアレイ基板10側に配置された光源(図示略)からの光を変調し、対向基板20側から画像光として射出するようになっている。
図1(b)に示すように、TFTアレイ基板10の内面側(液晶層側)に、複数の画素電極9が配列形成されており、これら画素電極9を覆うように配向膜16が形成されている。対向基板20の内面側には、周辺見切り53及び遮光膜23が形成され、その上に平面ベタ状の共通電極21が形成されている。そして、共通電極21を覆うように配向膜22が形成されている。
図2は、上記の液晶装置の等価回路図である。
同図に示すように、液晶装置の表示領域11には、複数の画素領域12がマトリクス状に配置されており、これら画素領域12には、それぞれ画素電極9が配置されている。また、その画素電極9の側方にはTFT素子30が形成されている。TFT素子30は、該画素電極9への通電制御を行うスイッチング素子である。このTFT素子30のソース側にはデータ線6aが接続されている。各データ線6aには、例えばデータ線駆動素子から画像信号S1、S2、…、Snが供給されるようになっている。
また、TFT素子30のゲート側には走査線3aが接続されている。走査線3aには、例えば走査線駆動素子から所定のタイミングでパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmが供給されるようになっている。また、TFT素子30のドレイン側には画素電極9が接続されている。
走査線3aから供給された走査信号G1、G2、…、Gmにより、スイッチング素子であるTFT素子30が一定期間だけオンにされると、データ線6aから供給された画像信号S1、S2、…、Snが、画素電極9を介して画素領域12に所定のタイミングで書き込まれるようになっている。
画素領域12に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、画素電極9と後述する共通電極との間に形成される液晶容量で一定期間保持される。なお、保持された画像信号S1、S2、…、Snがリークするのを防止するため、画素電極9と容量線3bとの間に蓄積容量17が形成され、液晶容量と並列に配置されている。このように、液晶に電圧信号が印加されると、印加された電圧レベルにより液晶分子の配向状態が変化する。これにより、液晶に入射した光源光が変調されて、画像光が生成されるようになっている。
次に、液晶装置100に設けられた配向膜16、22の構成を説明する。
図3は、配向膜16、22の構成を示す図である。図3(a)は、配向膜16、22の表面を拡大して撮影した写真である。図3(b)は、配向膜16、22の表面の形状を模式的に表した図である。
配向膜16、22は、液晶層50を構成する液晶分子の配向を規制する膜である。当該配向膜16、22は、例えばAlなどの無機材料によって多孔質状に形成されており、当該配向膜16、22の膜厚tは約100nmになっている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、配向膜16、22の表面は、第1の凸部51と、第2の凸部52とが形成されている。第1の凸部51及び第2の凸部52は、少なくとも画素表示領域11を含む領域に形成されている。第1の凸部51は、基板面の法線方向に対して一定の方向に傾斜するように形成されている。第2の凸部52は、第1の凸部51よりも寸法が小さく、第1の凸部51の表面及び当該第1の凸部51の間の領域に形成されている。第1の凸部51及び第2の凸部52の長手方向の寸法は、各凸部によってわずかに異なってはいるが、平均的な寸法は、第1の凸部51が約200nmであり、第2の凸部52が約80nmである。第2の凸部52は、液晶層50を構成する液晶分子50aの配向を規制する方向に長手方向が形成されている。液晶分子50aは、第1の凸部51と第2の凸部52との2種類の凸部によって第2の凸部52の長手方向に沿うように配向が規制されると共に、第1の凸部51の傾斜に沿うようにプレティルト角が保持されている。
(液晶装置の製造方法)
次に、本発明の液晶装置100の製造工程について説明する。図4は、液晶装置100の製造工程を示すフローチャートである。本実施形態では、大面積のマザー基板を用いて複数の液晶装置を一括して形成し、切断することによって個々の液晶装置100に分離する方法を例に挙げて説明する。
液晶装置100は、対向側マザー基板及びTFTアレイ側マザー基板を形成し、両基板を貼り合せて切断することによって形成する。なお、TFTアレイ側マザー基板は、TFTアレイ基板10となる複数の矩形の表示領域を含む大判の基板であり、対向側マザー基板は、対向基板20となる複数の矩形の表示領域を含む大判の基板である。
まず、TFTアレイ側マザー基板の形成工程について説明する。
ガラスや石英等の透光性材料からなる大判の基材に走査線、データ線等の配線を形成し、画素電極9及びTFT素子30を形成する(ST1)。走査線やデータ線等の配線については、例えば基材の表面全体にアルミニウム等の金属をスパッタし、これをエッチングすることによって、各表示領域に対して一括的に形成することができる。
次に、TFTアレイ側マザー基板に配向処理を施す(ST2)。配向処理について、図5、図6を参照して具体的に説明する。図5は配向処理の工程を示すフローチャートである。図6は、配向処理の様子を示す図である。
まず、TFTアレイ側マザー基板の周囲の圧力を約4×10−3Pa程度に減圧した状態で、TFTアレイ側マザー基板上に多孔質のAl膜(無機材料膜)を蒸着法によって約100nmの膜厚に形成する(ST201)。
次に、図6(a)に示すように、TFTアレイ側マザー基板54上に形成した無機材料膜55の表面にアルゴンイオン56(Ar)のイオンビーム(第1のイオンビーム)を照射し、無機材料膜55表面をミリングする(ST202:第1のイオンビーム照射工程)。このとき、TFTアレイ側基板の法線方向に対して45°の角度(第1の角度)でイオンビームを入射させる。また、イオンビームの入射方向成分が所望する液晶のダイレクタ方向と一致するようにイオンビームの入射方向を設定する。イオンビーム射出時の引き出し電圧は1kV、照射エネルギーは1keV、電流密度は1mA/cm、イオンビーム照射時間は約4分である。また、イオンビーム照射の際にはTFTアレイ側マザー基板54の周囲の圧力を3×10−2Pa程度に減圧する。
無機材料膜55の表面にイオンビームが照射されると、図6(b)に示すように、アルゴンイオン56によってAl構成する原子(アルミニウム原子及び酸素原子)57が弾き飛ばされ(スパッタされ)、イオンビームの照射方向に溝が形成される、すなわち、無機材料膜55の表面がイオンビームの射出方向に削られた状態になる。このように無機材料膜55の表面を削ることにより、所定の傾斜を有する第1の凸部51(図3(a)、図3(b)参照)を形成する。また、照射されたアルゴンイオン56や弾き飛ばされたAl分子57は、無機材料膜55の空孔部58に付着し、当該空孔部58を埋めていく。
次に、図6(c)に示すように、第1のイオンビームが照射された無機材料膜55の表面にアルゴンイオン56のイオンビーム(第2のイオンビーム)を照射し、無機材料膜55の表面を更にミリングする(ST203:第2のイオンビーム照射工程)。第2のイオンビーム照射工程では、第1のイオンビーム照射工程とはイオンビームの照射条件が異なっている。第2のイオンビーム照射工程では、TFTアレイ側基板の法線方向に対して75°の角度(第2の角度)でイオンビームを入射させる。イオンビーム射出時の引き出し電圧は700V、照射エネルギーは700eV、電流密度は0.6mA/cm、イオンビーム照射時間は約40秒である。また、イオンビーム照射の際にはTFTアレイ側マザー基板54の周囲の圧力を3×10−2Pa程度(第1のイオンビーム照射工程と同条件)に減圧する。
第2のイオンビーム照射工程では、無機材料膜55の表面に形成された第1の凸部51及び当該第1の凸部51の間の領域にアルゴンイオン56が衝突する。ただ、イオンビーム射出時の引き出し電圧、照射エネルギー、電流密度が第1のイオンビーム照射工程よりも小さく、照射時間も少ないため、第2のイオンビーム照射工程では、第1のイオンビーム照射工程に比べてイオンビームのエネルギーが弱くなっている。したがって、1つのアルゴンイオン56によって弾き飛ばされる原子も少なく、形成される溝も小さくなる。したがって、アルゴンイオン56の衝突によって、第1の凸部51及び当該第1の凸部の間の領域には、第1の凸部51よりも寸法の小さい第2の凸部52(図3参照)が形成される。
このような手順によって、無機材料膜55に第1の凸部51及び第2の凸部52を形成して、配向膜16を形成する。
次に、TFT側アレイ基板にシール材42を形成する(ST3)。各画素表示領域の周縁部に当該画素表示領域を囲むようにエポキシ樹脂等からなるシール材42を矩形枠状に形成する。このシール材42は、例えばディスペンサ等を用いて、表示領域11の角部を開始点として一筆書きで閉環状に形成される。
次に、対向側マザー基板の形成工程について簡単に説明する。
TFTアレイ側マザー基板の場合と同様に、ガラスや石英等の透光性材料からなる大判の基材の各表示領域に共通電極21を形成し(ST4)、当該共通電極21上に配向膜22を形成する(ST5)。配向膜22の形成方法は、上述した配向膜16の形成方法と同様の方法によって行うことができる。
次に、上記の各工程で形成したTFTアレイ側マザー基板と対向側マザー基板とを貼り合わせる(ST6)。両基板を近接させ、対向側マザー基板がTFTアレイ側マザー基板上のシール材42に接着させるようにする。TFTアレイ側マザー基板と対向側マザー基板とを貼り合わせた後には、シール材42に紫外線(UV)を照射して硬化させる(ST7)。
その後、TFTアレイ側マザー基板及び対向側マザー基板にスクライブ線を形成し、当該スクライブ線に沿ってパネルを切断し、切断された各液晶パネルの洗浄を行う。そして、洗浄した各液晶パネルに液晶を封入し、例えばACFを介してフレキシブル基板を実装して、液晶装置100が完成する(ST8)。
ここで、無機材料膜55に第1のイオンビーム照射工程のみ行った場合及び第2のイオンビーム照射工程のみ行った場合について説明する。
無機材料膜55に第1イオンビーム照射工程のみ行った場合、無機材料膜55の表面は図7(a)及び図7(b)に示すように、比較的寸法と傾斜角度の大きいの凸部59のみが形成されることになる。この状態では、凸部59による液晶分子のプレティルト角に対する配向規制力は大きいが、傾斜角度が大きいため、場所によっては一軸方向の配向規制力が不足し、液晶分子の配向が十分に規制されない部分が生じてしまう。
また、無機材料膜55に第2のイオンビーム照射工程のみ行った場合、無機材料膜55の表面は図8(a)及び図8(b)に示すように、比較的小さな寸法の凸部60のみが形成されることになり、表面が細かくなる。この状態では、表面が細かいため一軸方向の液晶分子の配向が液晶層全体に亘って規制されるが、凸部60の傾斜角度が小さいため、必要なプレティルト角が得られない場合がある。
これに対して、本実施形態によれば、配向膜16、22が、第1の凸部51と、当該第1の凸部51よりも寸法が小さく長手方向が液晶分子50aの配向方向に沿うように設けられた第2の凸部52とを有する無機材料からなるので、第1の凸部51によるプレティルト角に対する強い配向規制力及び第2の凸部52による一軸方向への配向規制力によって液晶分子50aの配向を規制することができる。これにより、所望のプレティルト角と一軸方向の配向規制力を同時かつ容易に得ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、基板上に形成した無機材料膜55に、まず、TFTアレイ側基板の法線方向に対して45°の角度(第1の角度)で第1のイオンビームを照射し、続いてTFTアレイ側基板の法線方向に対して75°の角度(第2の角度)で第2のイオンビームを照射するので、無機材料膜55の表面に形成される第1の凸部51及び第2の凸部52の傾斜の方向を精緻に形成することができる。
例えば第1のイオンビーム照射によって無機材料膜55の表面を荒く形成し、第2のイオンビーム照射によって傾斜の角度を細かく調整する、というように、第1のイオンビーム照射と第2のイオンビーム照射とを目的に応じて使い分けることも可能となる。このように、無機材料膜55の表面に角度を変えながら複数回に分けてイオンビームを照射することによって、液晶分子50aの配向を規制する配向規制力と所定のプレティルト角とを同時に有する配向膜16、22を形成することが可能となる。また、ラビング処理を行う必要が無いため、配向膜16、22に埃などの不純物が付着することが無い。これにより、表示品質を維持することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態と同様、以下の図では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態では、配向処理の工程が第1実施形態と異なっているため、この点を中心に説明する。
本実施形態では、まず、TFTアレイ側マザー基板の周囲の圧力を約4×10−3Pa程度に減圧した状態で、TFTアレイ側マザー基板上に多孔質のAl膜(無機材料膜)をアルコキシドゾルゲル法によって約100nmの膜厚に形成する(ST204)。具体的には、まず、Alを有する金属アルコキシドに水、アルコールを加えてゾルにする。このゾルを加水分解してゲルを形成し、当該ゲルを乾燥、加熱処理してアルコールや水分を取り除くことによって、多孔質のAl薄膜が得られる。
このようにして得られた無機材料膜には、第1実施形態と同様に、第1のイオンビームを照射して第1の凸部51を形成し(ST205)、第2のイオンビームを照射して第2の凸部52を形成する(ST206)ことによって、配向膜16、22が得られる。
本実施形態によれば、アルコキシドゾルゲル法によって無機材料膜を形成するので、例えば蒸着法、スパッタリング法、陽極酸化法などの他の成膜方法に比べて無機材料膜の成膜に要する時間が短縮されることになる。これにより、リードタイム短縮及び当該リードタイム短縮による製造コストの削減を図ることができる。
[プロジェクタ]
次に、各実施形態の液晶装置を光変調装置として用いたプロジェクタの実施形態を説明する。
図10は、投射型表示装置の一例としてのプロジェクタ302の内部の構成を概略的に示す図である。
プロジェクタ302は、光源307と、フライアイレンズ308、309と、ダイクロイックミラー310、311と、反射ミラー312、313、314と、液晶ライトバルブ315、316、317と、クロスダイクロイックプリズム318と、投射レンズ319とを主体として構成されており、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の異なる色毎に透過型液晶ライトバルブを備えた3板式の間欠表示型カラー液晶プロジェクタである。
光源307は、例えば白色光を射出する高圧水銀ランプ等のランプ307aと、当該ランプ307aからの光を反射するリフレクタ307bとを有している。フライアイレンズ308、309は、光源307からの光の照度分布を均一化する光学部品である。光源307側のフライアイレンズ308には複数の2次光源像を形成する働きがあり、スクリーン303側のフライアイレンズ309にはフライアイレンズ308で形成された2次光源像を重畳する働きがある。
ダイクロイックミラー310は、光源307から射出される白色光のうち、赤色光LRを透過させると共に、緑色光LG及び青色光LBを反射する光学部品である。ダイクロイックミラー311は、光源307から射出される白色光のうち、緑色光LGを反射し、青色光LBを透過する光学部品である。
液晶ライトバルブ315、316、317は、それぞれ照射された赤色光、緑色光、青色光を所定の画像信号に基づいて変調する変調素子である。液晶ライトバルブ315、316、317として、ここでは上述の液晶装置100、200が用いられている。当該液晶装置100、200のサイズは、例えば4.6平方センチメートル(約0.7平方インチ)程度であり、液晶ライトバルブ315、316、317として用いるのに最適な寸法に設計されている。
クロスダイクロイックプリズム318は、4つの直角プリズムが貼り合わされた光学素子である。クロスダイクロイックプリズム318の内面には、赤色光を反射する誘電体多層膜318aと、青色光を反射する誘電体多層膜318bとが十字状に形成されている。各誘電体多層膜318a、318bによって3つの色光が合成され、カラー画像を表す光(映像光)が形成されるようになっている。
投射レンズ319は、映像光をスクリーン303に向けて投射する光学部品である。
次に、上記のように構成されたプロジェクタ302の動作を説明する。
プロジェクタ302を駆動させると、ランプ307aから白色光が射出される。ランプ307aから直接射出された白色光及びリフレクタ307bで反射された白色光がコリメータレンズ307cにより平行光にされる。この平行光は、フライアイレンズ308、309によりその照度分布が均一化される。
照度分布が均一化された光は、ダイクロイックミラー310、311に到達し、赤色光、緑色光及び青色光の色光に分光される。各色光は、それぞれ反射ミラー312、313、314を介して液晶ライトバルブ315、316、317に到達し、液晶ライトバルブ315、316、317により所望のパターンに変調される。このように変調された各色光が、投射レンズ319によりスクリーン303上に投射される。
このように、本実施形態によれば、液晶分子の配向を規制する配向規制力と所定のプレティルト角とを同時に得ることができる液晶装置100、200を備えているので、表示の信頼性が高いプロジェクタ302を得ることができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態では、無機材料としてAlを例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば、SiO、Ta、MgF、MgOなどの他の無機材料によって配向膜16、22を形成することも勿論可能である。
本発明の第1実施形態に係る液晶装置の全体構成を示す図。 本実施形態に係る液晶装置の等価回路図。 本実施形態に係る液晶装置の配向膜の構成を示す図。 本実施形態に係る液晶装置の製造工程を示すフローチャート(その1)。 本実施形態に係る液晶装置の製造工程を示すフローチャート(その2)。 本実施形態に係る液晶装置の製造の様子を示す工程図。 無機材料膜にイオンビームを照射したときの例を示す図(その1)。 無機材料膜にイオンビームを照射したときの例を示す図(その2)。 本発明の第2実施形態に係る液晶装置の製造工程を示すフローチャート。 本発明に係るプロジェクタの構成を示す図。
符号の説明
100…液晶装置 100、200…液晶装置 16、22…配向膜 50…液晶層 50a…液晶分子 51…第1の凸部 52…第2の凸部 55…無機材料膜 56…アルゴンイオン 58…空孔部 59、60…凸部 302…プロジェクタ

Claims (8)

  1. 対向する一対の基板と、
    前記一対の基板に挟持される液晶層と、
    前記一対の基板の前記液晶層側に設けられ、前記液晶層を構成する液晶分子の配向を規制する配向膜と
    を具備し、
    前記一対の基板のうち少なくとも一方の基板に設けられた配向膜は無機材料からなり、前記配向膜は第1の凸部と、第2の凸部とを有し、
    前記第2の凸部は、当該第2の凸部の長手方向が前記液晶分子の配向方向に沿うように設けられ、且つ前記第2の凸部の長手方向の寸法が前記第1の凸部の長手方向の寸法よりも小さいことを特徴とする液晶装置。
  2. 前記無機材料が酸化アルミニウムであることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. 対向する一対の基板に液晶層が挟持される液晶装置の製造方法であって、
    前記一対の基板に無機材料膜を形成する工程と、
    前記無機材料膜に第1の角度で第1のイオンビームを照射する工程と、
    前記無機材料膜に前記第1の角度とは異なる第2の角度で第2のイオンビームを照射する工程と
    を具備することを特徴とする液晶装置の製造方法。
  4. 前記第1の角度及び前記第2の角度が前記基板面の法線方向に対する角度であり、
    前記第2の角度が前記第1の角度よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の液晶装置の製造方法。
  5. 前記無機材料膜が多孔質膜であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の液晶装置の製造方法。
  6. 前記第2のイオンビームを照射する工程では、前記第2のイオンビームを加速する加速電圧が前記第1のイオンビームを加速する加速電圧よりも小さいことを特徴とする請求項3乃至請求項5のうちいずれか一項に記載の液晶装置の製造方法。
  7. 前記第2のイオンビームを照射する工程では、前記第2のイオンビームの電流密度が前記第1のイオンビームの電流密度よりも小さいことを特徴とする請求項3乃至請求項6のうちいずれか一項に記載の液晶装置の製造方法。
  8. 請求項1又は請求項2に記載の液晶装置を備えたことを特徴とするプロジェクタ。

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