JP2007155623A - 抗リン脂質抗体測定試薬 - Google Patents

抗リン脂質抗体測定試薬 Download PDF

Info

Publication number
JP2007155623A
JP2007155623A JP2005354080A JP2005354080A JP2007155623A JP 2007155623 A JP2007155623 A JP 2007155623A JP 2005354080 A JP2005354080 A JP 2005354080A JP 2005354080 A JP2005354080 A JP 2005354080A JP 2007155623 A JP2007155623 A JP 2007155623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reagent
antiphospholipid
antiphospholipid antibody
antigen
antibody
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005354080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4629563B2 (ja
Inventor
Tetsuya Ota
哲也 大田
Tsuya Ri
艶 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
NOF Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2005354080A priority Critical patent/JP4629563B2/ja
Application filed by NOF Corp, Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical NOF Corp
Priority to AU2006323739A priority patent/AU2006323739B2/en
Priority to PCT/JP2006/324473 priority patent/WO2007066731A1/ja
Priority to EP06834228.6A priority patent/EP1956373B1/en
Priority to DK06834228.6T priority patent/DK1956373T3/en
Priority to CA2631636A priority patent/CA2631636C/en
Priority to ES06834228.6T priority patent/ES2615524T3/es
Priority to CN201110427687.3A priority patent/CN102565397B/zh
Priority to CN2006800455547A priority patent/CN101341408B/zh
Priority to US12/086,082 priority patent/US20090246884A1/en
Priority to KR1020087012187A priority patent/KR101440938B1/ko
Publication of JP2007155623A publication Critical patent/JP2007155623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4629563B2 publication Critical patent/JP4629563B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

【課題】長期保存安定性に優れ、梅毒の感染の診断等を行うことができる抗リン脂質抗体測定試薬を提供することを目的とする。
【解決手段】梅毒感染の診断に用いられる抗リン脂質抗体測定試薬であって、抗リン脂質抗原を担持した不溶性担体と、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに由来するセグメント及び親水性モノマーに由来するセグメントを有する共重合体とを含有する抗リン脂質抗体測定試薬。
【選択図】 なし

Description

本発明は、梅毒感染の診断を精度良く行うことができるとともに、長期保存安定性に優れる抗リン脂質抗体測定試薬に関する。
梅毒の病原体であるトレポネーマ・パリダム(Treponema Pallidum)が生体に感染すると、該病原体に対する抗体とともに、リン脂質と反応性を持つ抗体が産生される。抗リン脂質抗体測定試薬は、血中のリン脂質と反応性を持つ抗体の有無を測定することにより、梅毒の感染を判定する試薬である。
従来、抗リン脂質測定には、判定板を用いたRPRカードテスト等の用手法で行われていたが、近年、生化学自動分析装置に適用可能な試薬(自動化試薬)が発売されている。
この自動化試薬においては、患者の採血負担を軽減する目的で、用手法と比べて少量の血清で測定されることが多い。そのため、試薬と血中の抗体の反応により起こる抗原抗体反応量も少量となる。よって、自動化試薬においては、抗原抗体反応を促進する増感剤を添加する場合がある。一般に用いられる増感剤としては、ポリエチレングリコール、デキストラン等がある。また、抗リン脂質抗体測定試薬における増感剤としては、特許文献1にポリビニルピロリドン及びプルランに効果があることが示されている。
しかしながら、このような増感剤は、抗原抗体反応を促進する効果には優れているが、試薬を長期保存した場合の安定性において問題があり、長期保存後感度が低下し、試薬性能を保つことができないという問題があった。
特開平10−282096号公報
本発明は、上記現状に鑑み、梅毒感染の診断を精度良く行うことができるとともに、長期保存安定性に優れる抗リン脂質抗体測定試薬を提供することを目的とする。
本発明は、梅毒感染の診断に用いられる抗リン脂質抗体測定試薬であって、抗リン脂質抗原を担持した不溶性担体と、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに由来するセグメント及び親水性モノマーに由来するセグメントを有する共重合体とを含有する抗リン脂質抗体測定試薬である。
以下に、本発明を詳述する。
本発明者らは、鋭意検討の結果、抗リン脂質抗体測定試薬中に、増感剤として2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに由来するセグメント及び親水性モノマーに由来するセグメントを有する共重合体を含有させることにより、測定感度が向上するとともに、長期にわたり保存安定性を保つことが可能となることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明の抗リン脂質抗体測定試薬は、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに由来するセグメント及び親水性モノマーに由来するセグメントを有する共重合体(以下、単に共重合体ともいう)とを含有する。
上記親水性モノマーとして、メタクリル酸を用いた場合における上記共重合体の構造を下記一般式(1)に示す。
Figure 2007155623
上記2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンは、メタクリロイル基を有することから、他の重合性モノマーと共重合することが可能である。共重合可能な親水性モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリル酸系単量体等が挙げられる。
上記親水性モノマーとしては特に限定されないが、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。なかでも、血液成分中のタンパク質等と静電反発することが期待される理由から、カチオン性である(メタ)アクリル酸が好適である。
ここで、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸又はメタクリル酸を意味する。
上記共重合体における上記2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに由来するセグメントと、親水性モノマーに由来するセグメントとの比としては特に限定されず、必要に応じて適宜選択されればよいが、モル比で5:5〜3:7であることが好ましい。上記2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに由来するセグメントの比がこれ未満であると、抗トレポネーマ・パリダム抗体測定における血清干渉の発生を効果的に防ぐことができないことがある。
上記共重合体の重量平均分子量としては特に限定されないが、好ましい下限は5000、好ましい上限は500万である。5000未満であると、凝集促進効果がなくなることがあり、500万を超えると、試薬中に添加した場合に粘性が上がりすぎ、再現性等が悪化してしまうことがある。
本発明の抗リン脂質抗体測定試薬における上記共重合体の含有量の好ましい下限は0.1(w/v)%、好ましい上限は1.2(w/v)%である。0.1(w/v)%未満であると、血清干渉の発生を効果的に防止できないことがあり、1.2(w/v)%を超えると、試薬の粘性が上がりすぎ、再現性が低下することがある。
より好ましい下限は0.2(w/v)%、より好ましい上限は0.8(w/v)%である。
本発明の抗リン脂質抗体測定試薬は、抗リン脂質抗原を担持した不溶性担体を含有する。
上記抗リン脂質抗原としては、例えば、カルジオリピン、ホスファチジルコリン、及び、コレステロールからなる脂質抗原が好ましい。
上記カルジオリピンは、ウシの心臓から精製したものを用いることが好ましいが、化学的に合成されたものであってもよい。
上記ホスファチジルコリンは、ニワトリの卵黄から精製されたものを用いることが好ましいが、ホスファチジルコリンの含有量が60〜80%であるレシチンを用いてもよい。
上記コレステロールは、動物由来のものであってもよいし、化学的に合成されたものであってもよい。
上記カルジオリピン、ホスファチジルコリン、及び、コレステロールの混合比としては、梅毒の感染の有無が判定できる性能を持つもの程度であれば特に限定されないが、カルジオリピン1に対して、ホスファチジルコリン8〜12、コレステロール1〜5であることが好ましい。
上記不溶性担体としては特に限定されないが、フェニル基を有する重合性単量体及び/又は陰イオン性の重合性単量体の重合体からなるものを用いることが好ましい。
上記フェニル基を有する重合性単量体としては特に限定されず、例えば、スチレン、ジビニルベンゼン、エチルスチレン、α−メチルスチレン、p−クロロスチレン、クロロメチルスチレン等が挙げられる。これらは、単独で用いられてもよいし、併用されてもよい。
上記陰イオン性の重合性単量体としては特に限定されず、例えば、スチレンスルホン酸塩、(メタ)アクリル酸、ジビニルベンゼンスルホン酸塩、エチルスチレンスルホン酸塩、α−メチルスルホン酸塩等が挙げられる。この場合の塩としては特に限定されず、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。これらは、単独で用いられてもよいし、2種以上が併用してもよい。なかでも、スチレンスルホン酸塩及び/又は(メタ)アクリル酸が好ましい。上記メチレンスルホン酸塩及び/又は(メタ)アクリル酸を含有することにより、得られる不溶性担体自身が良好な乳化力を有するものとなる。
上記陰イオン性の重合性単量体を用いて得られる不溶性担体は、表面電荷を有するものとなるので、乳化剤がなくても溶液中に良好に分散されるものとなる。なお、不溶性担体の懸濁液中に乳化剤が存在すると、これに脂質抗原を担持させて抗リン脂質抗体測定試薬とした場合に、乳化剤が特異的な抗原抗体反応による高分子球状体の凝集を阻害したり、場合によっては非特異的な反応に関与したりする場合があるため、乳化剤を含有しないことが好ましい。
上記フェニル基を有する重合性単量体及び陰イオン性の重合性単量体の重合体からなる不溶性担体を用いる場合、それぞれの重合性単量体の共重合体成分の含有量としては特に限定されないが、上記フェニル基を有する重合性単量体の共重合体成分100重量部に対して、陰イオン性の重合性単量体の共重合体成分が50重量部以下であることが好ましい。陰イオン性の重合性単量体の共重合部分が50重量部を超えると、得られる不溶性担体が分散しにくくなることがある。より好ましくは30重量部以下である。
上記不溶性担体は、表面電荷を有するものであるが、この表面電荷は、上述した共重合成分である陰イオン性の重合性単量体に基づくものと、重合時に使用される重合開始剤の切片の陰イオンに基づくものとによるものである。上記重合開始剤の切片の陰イオンに基づくものとは、例えば、過硫酸カリウム等の過流酸塩を用いた場合には、切片である硫酸根(−OSO )が共重合粒子表面に存在し、この硫酸根が徐々に加水分解を受けて、下記式のように変化したものである。
−SO +HO→−OH+HOSO
上記不溶性担体は、懸濁液としたときの表面荷電密度が陰イオンの乖離濃度で0.01〜0.4μmol/mであることが好ましい。なお、上記懸濁液の媒体は、免疫学的測定試験に用いられるものであり、例えば、水、生理食塩水、血清等が挙げられる。
0.01μmol/m未満であると、粒子間の反発力が弱いので、不溶性担体自体が有する乳化力が損なわれることがあり、0.4μmol/mを超えると、不溶性担体間の電気的反発力が強くなり、自己凝集は起こさず、安定であるが、抗原抗体反応による凝集も妨げられるので、高感度な測定ができなくなることがある。
また、上記不溶性担体は、粒子径が0.1〜0.7μmの球状体であることが好ましい。0.1μm未満であると、凝集による光学的変化量が小さく、測定に必要な高い感度が得られないことがあり、0.7μmを超えると、粒子の凝集による光学的変化量が測定可能域を超えてしまい、測定範囲が小さくなることがある。より好ましい下限は0.2μm、より好ましい上限は0.5μmである。
上記重合性単量体を重合する方法としては特に限定されず、重合開始剤を用いて、乳化重合、懸濁重合、シード重合、分散重合等を行う方法が挙げられる。
上記重合開始剤としては特に限定されず、例えば、過硫酸カリウム等の過硫酸塩等が挙げられる。
上記不溶性担体に、上記抗リン脂質抗原を担持する方法としては特に制限されず、従来公知の方法により、物理的及び/又は化学的結合により担持させる方法等が挙げられる。
本発明の抗リン脂質抗体測定試薬は、上記抗リン脂質抗原を担持した不溶性担体と、上記共重合体とを同一の媒体に分散及び溶解させることにより1液系のラテックス試薬として使用してもよく、また、上記抗リン脂質抗原を担持した不溶性担体を含有する第1試薬と、上記共重合体を媒体に添加した緩衝液からなる第2試薬とで構成された2液系の試薬として使用してもよい。
上記媒体としては特に限定されず、例えば、リン酸緩衝液、グリシン緩衝液、トリス塩緩衝液、グッド緩衝液等が挙げられる。
また、上記媒体のpHとしては特に限定されないか、好ましい下限は5.5、好ましい上限は8.5であり、より好ましい下限は6.5である。
上記1液系のラテックス試薬中には、更に、ウシ血清アルブミン、ショ糖、塩化ナトリウム、EDTA・2Na、界面活性剤等を適宜溶解させもよい。
また、上記ラテックス試薬と溶液状試薬との2液系試薬として使用する場合にも、それぞれにウシ血清アルブミン、ショ糖、塩化ナトリウム、EDTA・2Na、界面活性剤等を適宜溶解させてもよい。
本発明の抗リン脂質抗体測定試薬を用い、検体中の抗リン脂質抗体との抗原抗体反応により生じる凝集の度合いを光学的に測定又は目視にて観察することにより、検体中の抗リン脂質抗体を測定することができる。
上記凝集の度合いを光学的に測定する方法としては、公知の方法が用いられ、例えば、用いる不溶性担体の粒子の大きさ、濃度の選択、反応時間の設定により、散乱光強度、吸収光度、透過光強度の増減を測定する。また、これらの方法を併用することも可能である。なお、上記測定を行う際の光の波長としては、300〜900nmが好ましい。
上記の光学的測定方法に用いる装置としては、散乱光強度、透過光強度、吸光度等を検出できる光学機器が挙げられ、一般的に使用されている生化学自動分析機であればいずれのものであっても使用することができる。
上記凝集の度合いを目視にて観察する方法としては、通常、検体と本発明の抗リン脂質抗体測定試薬とを判定板上で混合し、混合液を揺り動かした後、凝集の有無を判定する方法等を用いることができる。なお、凝集の度合いの観察には、目視による方法以外に、凝集状態をビデオカメラで撮影し、画像処理を施す方法を用いることも可能である。
本発明によれば、梅毒感染の診断を精度良く行うことができるとともに、長期保存安定性に優れる抗リン脂質抗体測定試薬を提供することができる。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
(1)抗リン脂質抗体測定試薬の調製
下記の手順に従い、第1試薬と第2試薬とからなる2液系の試薬を調製した。
(1−1)第1試薬の調製
ウシ血清アルブミン(LotA:セロロジカル社製)を1%含有するリン酸緩衝液にLipidureD02(日本油脂社製、分子量55万)をNaOHで中和した後、1.2重量%添加することにより第1試薬を調製した。
(1−2)第2試薬の調製
メディエースRPR(積水化学工業社製)ラテックス液をそのまま用いることにより第2試薬とした。このラテックス液は、平均粒子径0.400μm、スルホン基量0.38μmol/mのポリスチレンラテックスに、カルジオリピン、ホスファチジルコリン及びコレステロールからなる脂質抗原を感作したものである。
(実施例2)
(1−1)第1試薬の調製において、ウシ血清アルブミン(LotA:セロロジカル社製)を1%含有するリン酸緩衝液に、LipidureD03(日本油脂社製、分子量100万)をNaOHで中和した後、0.70重量%添加することにより第1試薬を調製したこと以外は、実施例1と同様にして、抗リン脂質抗体測定試薬を調製した。
(実施例3)
(1−1)第1試薬の調製において、ウシ血清アルブミン(LotA:セロロジカル社製)を1%含有するリン酸緩衝液に、LipidureD05(日本油脂社製、分子量100万)をNaOHで中和した後、0.45重量%添加することにより第1試薬を調製したこと以外は、実施例1と同様にして、抗リン脂質抗体測定試薬を調製した。
(比較例1)
(1−1)第1試薬の調製において、ウシ血清アルブミン(LotA:セロロジカル社製)を1%含有するリン酸緩衝液に、LipidureD02の代わりにプルラン(林原社製)を1.2重量%添加し、溶解したこと以外は、実施例1と同様にして、抗リン脂質抗体測定試薬を調製した。
(比較例2)
(1−1)第1試薬の調製において、ウシ血清アルブミン(LotA:セロロジカル社製)を1%含有するリン酸緩衝液に、LipidureD02の代わりにポリビニルピロリドンを1.0重量%添加し、溶解したこと以外は、実施例1と同様にして、抗リン脂質抗体測定試薬を調製した。
(比較例3)
(1−1)第1試薬の調製において、ウシ血清アルブミン(LotA:セロロジカル社製)を1%含有するリン酸緩衝液に、LipidureD02の代わりにデキストラン(分子量50万:シグマ社製)を2.0重量%添加し、溶解したこと以外は、実施例1と同様にして、抗リン脂質抗体測定試薬を調製した。
(評価)
実施例1〜3及び比較例1〜3で得られた抗リン脂質抗体測定試薬について、以下の評価を行った。
(1)調製直後の吸光度変化量測定
抗リン脂質抗体標準液として、RPR標準血清(積水化学工業社製、0.0、1.0、2.0、4.0及び8.0R.U.の5濃度)20μLを採取し、これに第1試薬180μmを混和し、37℃で適時保持した後、更に第2試薬60μLを添加、攪拌した。その後、波長700nmにおける約80秒から300秒までの間の吸光度の変化量を測定し、吸光度変化量(Δabs)とした。吸光度測定には自動分析装置日立7170型を使用した。なお、R.U.は抗リン脂質抗体測定試薬であるメディエースRPR(積水化学工業社製)を用いて血清を測定した場合の梅毒感染由来の抗リン脂質抗体の抗体価を表す単位である。
結果を表1に示した。
Figure 2007155623
(2)保存安定性の評価
第1試薬を30℃で保存した後、(1)抗リン脂質抗体標準液の測定を行い、調製直後を100%とした場合のΔabsの低下率を求めることにより保存安定性を評価した。通常、抗リン脂質抗体試薬は2〜10℃保存されるが、30℃で保存することで加速試験として保存安定性を評価することができる。
なお、測定は、調製から5日後、15日後、18日後及び25日後について行った。
1.0、2.0、4.0及び8.0R.U.の抗リン脂質抗体標準液を使用した場合の結果をそれぞれ図1〜4に示した。
図1、図2に示すように、1.0R.U.や2.0R.U.の抗リン脂質抗体標準液を用いたときには、25日後において、プルラン、PVP、デキストランを使用した場合における吸光度変化量が15〜30%低下していることがわかる。一方、LipidureD02、D03及びD05を使用した場合は、5%以内の低下しか認められない。
(実施例4)
(1−1)第1試薬の調製において、ウシ血清アルブミン(LotB)を1%含有するリン酸緩衝液に、LipidureD03(日本油脂社製)をNaOHで中和した後、0.66重量%添加したこと以外は、実施例1と同様にして、抗リン脂質抗体測定試薬を調製した。
(実施例5)
(1−1)第1試薬の調製において、ウシ血清アルブミン(LotC)を1%含有するリン酸緩衝液に、LipidureD03(日本油脂社製)をNaOHで中和した後、0.66重量%添加したこと以外は、実施例1と同様にして、抗リン脂質抗体測定試薬を調製した。
(実施例6)
(1−1)第1試薬の調製において、ウシ血清アルブミン(LotD)を1%含有するリン酸緩衝液に、LipidureD03(日本油脂社製)をNaOHで中和した後、0.66重量%添加したこと以外は、実施例1と同様にして、抗リン脂質抗体測定試薬を調製した。
(比較例4)
(1−1)第1試薬の調製において、ウシ血清アルブミン(LotB)を1%含有するリン酸緩衝液に、LipidureD02の代わりにプルラン(林原社製)を1.1重量%添加し、溶解したこと以外は、実施例1と同様にして、抗リン脂質抗体測定試薬を調製した。
(比較例5)
(1−1)第1試薬の調製において、ウシ血清アルブミン(LotC)を1%含有するリン酸緩衝液に、LipidureD02の代わりにプルラン(林原社製)を1.1重量%添加し、溶解したこと以外は、実施例1と同様にして、抗リン脂質抗体測定試薬を調製した。
(比較例6)
(1−1)第1試薬の調製において、ウシ血清アルブミン(LotD)を1%含有するリン酸緩衝液に、LipidureD02の代わりにプルラン(林原社製)を1.1重量%添加し、溶解したこと以外は、実施例1と同様にして、抗リン脂質抗体測定試薬を調製した。
(評価)
実施例4〜6及び比較例4〜6で得られた、抗リン脂質抗体測定試薬を用いて、以下の評価を行った。
(1)調製直後の吸光度変化量測定
抗リン脂質抗体標準液として、RPR標準血清(積水化学工業社製、0.0、1.0、2.0、4.0及び8.0R.U.の5濃度)20μLを採取し、これに第1試薬180μmを混和し、37℃で適時保持した後、更に第2試薬60μLを添加、攪拌した。その後、波長700nmにおける約80秒から300秒までの間の吸光度の変化量を測定し、吸光度変化量(Δabs)とした。なお、吸光度測定には自動分析装置日立7170型を使用した。結果を表2に示した。
Figure 2007155623
(2)保存安定性の評価
第1試薬を30℃で保存した後、(1)抗リン脂質抗体標準液の測定を行い、調製直後を100%とした場合のΔabsの低下率を求めることにより保存安定性を評価した。通常、抗リン脂質抗体試薬は2〜10℃保存されるが、30℃で保存することで加速試験として保存安定性を評価することができる。
なお、測定は、調製から7日後及び14日後について行った。
1.0及び2.0R.U.の抗リン脂質抗体標準液を使用した場合の結果をそれぞれ図5、6に示した。
図5、6に示すように、BSAのLotDとプルランとを合わせて用いた場合は、30℃で14日間保存後に大幅な感度の低下が認められるが、BSAのLotDとLipidureD03とを合わせて用いた場合は、わずかな感度の低下しか認められない。従って、保存安定性についてBSAによる影響を受けにくくなっていることが判明した。
本発明によれば、長期保存安定性に優れ、梅毒の感染の診断等を行うことができる抗リン脂質抗体測定試薬を提供することができる。
実施例1〜3、比較例1〜3における1.0R.U.の抗リン脂質抗体標準液を使用した場合の吸光度変化量の推移を示すグラフである。 実施例1〜3、比較例1〜3における2.0R.U.の抗リン脂質抗体標準液を使用した場合の吸光度変化量の推移を示すグラフである。 実施例1〜3、比較例1〜3における4.0R.U.の抗リン脂質抗体標準液を使用した場合の吸光度変化量の推移を示すグラフである。 実施例1〜3、比較例1〜3における8.0R.U.の抗リン脂質抗体標準液を使用した場合の吸光度変化量の推移を示すグラフである。 実施例4〜6、比較例4〜6における1.0R.U.の抗リン脂質抗体標準液を使用した場合の吸光度変化量の推移を示すグラフである。 実施例4〜6、比較例4〜6における2.0R.U.の抗リン脂質抗体標準液を使用した場合の吸光度変化量の推移を示すグラフである。

Claims (3)

  1. 梅毒感染の診断に用いられる抗リン脂質抗体測定試薬であって、
    抗リン脂質抗原を担持した不溶性担体と、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに由来するセグメント及び親水性モノマーに由来するセグメントを有する共重合体とを含有することを特徴とする抗リン脂質抗体測定試薬。
  2. 抗リン脂質抗原は、カルジオリピン、ホスファチジルコリン、及び、コレステロールからなる脂質抗原であることを特徴とする請求項1記載の抗リン脂質抗体測定試薬。
  3. 不溶性担体は、フェニル基を有する重合性単量体の重合体及び/又は陰イオン性の重合性単量体の重合体であり、懸濁液としたときの表面荷電密度が陰イオンの乖離濃度で0.01〜0.4μmol/mであり、かつ、粒子径0.1〜0.7μmの球状体であることを特徴とする請求項1又は2記載の抗リン脂質抗体測定試薬。

JP2005354080A 2005-12-07 2005-12-07 抗リン脂質抗体測定試薬 Active JP4629563B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005354080A JP4629563B2 (ja) 2005-12-07 2005-12-07 抗リン脂質抗体測定試薬
CN2006800455547A CN101341408B (zh) 2005-12-07 2006-12-07 抗磷脂抗体测定试剂以及抗梅毒螺旋体抗体测定试剂
EP06834228.6A EP1956373B1 (en) 2005-12-07 2006-12-07 Method for assaying anti-treponema pallidum antibody
DK06834228.6T DK1956373T3 (en) 2005-12-07 2006-12-07 PROCEDURE FOR ANALYTICAL ANTI-TREPONEMA PALLIDUM ANTIBODY ANALYSIS
CA2631636A CA2631636C (en) 2005-12-07 2006-12-07 Reagent for assaying antiphospholipid antibody and reagent for assaying anti-treponema pallidum antibody
ES06834228.6T ES2615524T3 (es) 2005-12-07 2006-12-07 Método para analizar anticuerpos anti- Treponema pallidum
AU2006323739A AU2006323739B2 (en) 2005-12-07 2006-12-07 Reagent for assaying antiphospholipid antibody and reagent for assaying anti-treponema pallidum antibody
PCT/JP2006/324473 WO2007066731A1 (ja) 2005-12-07 2006-12-07 抗リン脂質抗体測定試薬及び抗トレポネーマ・パリダム抗体測定試薬
US12/086,082 US20090246884A1 (en) 2005-12-07 2006-12-07 Reagent for Assaying Antiphospholipid Antibody and Reagent for Assaying Anti-Treponema Pallidum Antibody
KR1020087012187A KR101440938B1 (ko) 2005-12-07 2006-12-07 항인지질 항체 측정 시약 및 항트레포네마팔리덤 항체 측정시약
CN201110427687.3A CN102565397B (zh) 2005-12-07 2006-12-07 防止血清干扰及提高抗磷脂抗体测定剂保存稳定性的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005354080A JP4629563B2 (ja) 2005-12-07 2005-12-07 抗リン脂質抗体測定試薬

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007155623A true JP2007155623A (ja) 2007-06-21
JP4629563B2 JP4629563B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=38240185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005354080A Active JP4629563B2 (ja) 2005-12-07 2005-12-07 抗リン脂質抗体測定試薬

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4629563B2 (ja)
CN (1) CN101341408B (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155624A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Sekisui Chem Co Ltd 抗トレポネーマ・パリダム抗体測定試薬
WO2009054538A1 (ja) 2007-10-22 2009-04-30 Alfresa Pharma Corporation 免疫学的微小粒子の凝集反応を用いる検体のアクロレイン付加体の測定方法および測定用キット
JP2009222692A (ja) * 2008-03-19 2009-10-01 Jsr Corp 免疫化学反応のシグナル増強剤および免疫学的測定方法
EP3193172A4 (en) * 2014-09-08 2018-04-11 JSR Corporation Solid phase carrier, ligand-bound solid phase carrier, method for detecting or separating target substance, and method for producing solid phase carrier
JP2020507752A (ja) * 2017-01-27 2020-03-12 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft 相互作用アッセイにおけるシグナル強度を調節する方法
WO2022163506A1 (ja) * 2021-01-28 2022-08-04 日油株式会社 核酸増幅用の増感剤、核酸増幅用の組成物および検査キット

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2795067C (en) * 2010-03-31 2018-05-01 Sekisui Medical Co., Ltd. Method for stabilizing glycerophospholipids and reagents using same
KR20130041775A (ko) * 2010-03-31 2013-04-25 세키스이 메디칼 가부시키가이샤 내인성 리포단백질의 영향 회피방법 및 시약
US8945827B2 (en) 2013-03-13 2015-02-03 Awareness Technology, Inc. Serological methods and diagnostic tests for syphilis antibodies
CN104049081B (zh) * 2013-03-13 2016-03-09 意识科技股份有限公司 针对梅毒抗体的血清学方法和诊断测试
CN106103515B (zh) * 2014-03-05 2020-04-14 Jsr株式会社 固相载体及其制造方法、配体键合固相载体及其制造方法和靶物质的检测或分离方法
CN107533060B (zh) 2015-03-10 2019-11-05 生物辐射实验室股份有限公司 组合密螺旋体和非密螺旋体梅毒测试
CN109765382B (zh) * 2018-12-12 2021-10-08 北京九强生物技术股份有限公司 一种心肌肌钙蛋白t的胶乳增强免疫比浊检测试剂盒
CN113406323B (zh) * 2021-06-18 2022-03-22 上海奥普生物医药股份有限公司 一种胶乳免疫比浊第二试剂、含其的组合及其制备方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001242171A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Sysmex Corp 抗リン脂質抗体測定試薬及びその製造方法ならびに抗リン脂質抗体測定方法
JP2002365296A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Wako Pure Chem Ind Ltd 免疫学的測定法用凝集促進剤
JP2003337134A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Shino Test Corp 非特異反応抑制ペプチド、並びにこれを用いた非特異反応抑制方法及び抗体測定方法
JP2003344413A (ja) * 2002-05-24 2003-12-03 Wako Pure Chem Ind Ltd イムノクロマト測定法用感度増強剤、測定法及び測定法用器具
JP2007155624A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Sekisui Chem Co Ltd 抗トレポネーマ・パリダム抗体測定試薬

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1049560A (zh) * 1989-08-15 1991-02-27 金鹤成 结核抗体测定胶乳试剂
EP0460172A1 (en) * 1989-12-27 1991-12-11 Baxter Diagnostics Inc. Method to immobilize cardiolipin, phosphatidyl choline and cholesterol to solid phase and immunoassay
RU2244933C2 (ru) * 1999-06-09 2005-01-20 ПРАВИТЕЛЬСТВО СОЕДИНЕННЫХ ШТАТОВ АМЕРИКИ, представляемое СЕКРЕТАРЕМ МИНИСТЕРСТВА ЗДРАВОХРАНЕНИЯ И СЛУЖБЫ ДЛЯ ЛЮДЕЙ Антигенная композиция и способ обнаружения присутствия treponema pallidum у человека
WO2000077486A2 (en) * 1999-06-14 2000-12-21 The Government Of The United States Of America Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services, Centers For Disease Control And Prevention Compositions and methods for detecting treponema pallidum
ATE438097T1 (de) * 2000-08-29 2009-08-15 Kyowa Medex Co Ltd Gut reproduzierbares agglutinations- immunoassayverfahren und reagenzien
JP2003294753A (ja) * 2002-04-01 2003-10-15 Kyokuto Seiyaku Kogyo Kk 凝集反応増感剤、免疫測定用試薬及び免疫測定法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001242171A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Sysmex Corp 抗リン脂質抗体測定試薬及びその製造方法ならびに抗リン脂質抗体測定方法
JP2002365296A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Wako Pure Chem Ind Ltd 免疫学的測定法用凝集促進剤
JP2003337134A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Shino Test Corp 非特異反応抑制ペプチド、並びにこれを用いた非特異反応抑制方法及び抗体測定方法
JP2003344413A (ja) * 2002-05-24 2003-12-03 Wako Pure Chem Ind Ltd イムノクロマト測定法用感度増強剤、測定法及び測定法用器具
JP2007155624A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Sekisui Chem Co Ltd 抗トレポネーマ・パリダム抗体測定試薬

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155624A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Sekisui Chem Co Ltd 抗トレポネーマ・パリダム抗体測定試薬
JP4629564B2 (ja) * 2005-12-07 2011-02-09 積水メディカル株式会社 抗トレポネーマ・パリダム抗体測定試薬
WO2009054538A1 (ja) 2007-10-22 2009-04-30 Alfresa Pharma Corporation 免疫学的微小粒子の凝集反応を用いる検体のアクロレイン付加体の測定方法および測定用キット
JP2009222692A (ja) * 2008-03-19 2009-10-01 Jsr Corp 免疫化学反応のシグナル増強剤および免疫学的測定方法
EP3193172A4 (en) * 2014-09-08 2018-04-11 JSR Corporation Solid phase carrier, ligand-bound solid phase carrier, method for detecting or separating target substance, and method for producing solid phase carrier
US11125747B2 (en) 2014-09-08 2021-09-21 Jsr Corporation Solid phase carrier, ligand-bound solid phase carrier, method for detecting or separating target substance, and method for producing solid phase carrier
JP2020507752A (ja) * 2017-01-27 2020-03-12 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft 相互作用アッセイにおけるシグナル強度を調節する方法
JP7278950B2 (ja) 2017-01-27 2023-05-22 エフ. ホフマン-ラ ロシュ アーゲー 相互作用アッセイにおけるシグナル強度を調節する方法
US11796540B2 (en) 2017-01-27 2023-10-24 Roche Diagnostics Operations, Inc. Methods for modulating signal intensity in interaction assays
WO2022163506A1 (ja) * 2021-01-28 2022-08-04 日油株式会社 核酸増幅用の増感剤、核酸増幅用の組成物および検査キット

Also Published As

Publication number Publication date
CN101341408A (zh) 2009-01-07
JP4629563B2 (ja) 2011-02-09
CN101341408B (zh) 2012-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4629563B2 (ja) 抗リン脂質抗体測定試薬
JP4629564B2 (ja) 抗トレポネーマ・パリダム抗体測定試薬
KR101440938B1 (ko) 항인지질 항체 측정 시약 및 항트레포네마팔리덤 항체 측정시약
JP5823953B2 (ja) 内因性リポ蛋白質の影響回避方法及び試薬
JP5348724B2 (ja) 抗リン脂質抗体測定試薬に用いる不溶性担体、抗リン脂質抗体測定試薬、及び、抗リン脂質抗体の測定方法
JP3786543B2 (ja) 免疫学的測定試薬
JP3954900B2 (ja) 免疫測定試薬及び免疫測定法
JP5823952B2 (ja) グリセロリン脂質の安定化方法及びそれを用いた試薬
JP2001289854A (ja) 高分子球状体、免疫学的測定試薬及び免疫測定法
JP2006153590A (ja) 免疫学的測定方法及び試薬キット
JP2004325413A (ja) 抗リン脂質抗体測定試薬及び抗リン脂質抗体測定方法
JP2004117022A (ja) 免疫測定における非特異反応抑制方法
JP2002340896A (ja) 免疫測定試薬

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071017

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080703

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4629563

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250