JP2007155234A - 換気扇の旋回装置 - Google Patents

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幹雄 古田
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Abstract

【課題】従来の構成は、ファンモーターユニットの上下反転を利用して吸排気を図るものであり、吸排気のみに留まる。従って、本発明が意図する「換気扇の回転かつ可動を利用して吸気時に低温外気がハウス内の作物に直接接触することの回避及び/又は必要により吸気時に低温外気を作物の上方に向かって導入し、ハウス内の冷房の促進又は暖房の急冷の回避を図ること等」は不可能である。
【構成】ハウスの枠体に設けた換気扇用のフードは、外方に向かって開放された吸気及び/又は排気用の一方の開口部と、枠体と面一に位置し、ハウス内に開口された排気及び/又は吸気用の他方の開口部で構成し、枠体に設けた換気扇は、枠体に枢支具又は移動手段を介して枢支及び/又は移動可能に設けたシャッター枠体と、シャッター枠体に設けた複数枚のシャッタープレートで構成した換気扇の旋回装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸気及び/又は排気用の換気扇用のフードと、このフードの他方の開口部に付設した回転かつ可動式の換気扇を利用することで、構造を簡単にし、しかも換気扇の方向性(吸排気用としての利用)を確保する。そして、この構成を採用することで、低温外気が直接、ハウス内の作物に接触することをできる限り回避する位置関係の確保及び/又は吸気時に低温外気を作物の上方に向かって導入し、ハウス内の冷房の促進又は暖房の急冷を回避すること等を意図した多機能方式(回転及び/又は可動)の換気扇の旋回装置に関する。
従来、この種の換気扇は、吸気用と、排気用に区別され、建屋の枠体に固止される構成であった。従って、ハウス、温室、畜舎、工場、建屋等(以下、ハウスとする)内の温湿度管理が、例えば、ハウス内の作物の育苗、生長、摘採等の各種の生育状況、又は作物の種類、また土壌及び/又は気候等の他の生育条件等によって、最適な生育状況を確保するには必ずしも十分とは云えないこと、また農作物の収穫の増大と、高品質の農作物を生育するには、改良の余地が考えられること等の問題点を抱えている。
そして、後述するように、一部に本発明と同様に、吸気及び/又は排気用(吸排気)、又は吸気と排気の空気を混合(混合空気)できる多機能方式の換気扇が提案されている。しかし、この提案の換気扇は、主としてハウス用の小型の換気扇に関する。従って、この種の提案による構成を検討した結果、本発明が意図する農事用、畜産用又は工場用の大型換気扇には不向きである。
以下、給排気用の換気扇に関する先行文献を挙げる。文献(1)は、特開平9−4888号の「換気扇」であり、その概要は、躯体の壁部に設けたエアコン配管孔又は自然換気口に挿入される筒部と、鍔部、及び壁部を備え、この壁部に取付けられる取付けベースと、この取付けベースの筒部に連通する第1の通気口と下方には逆L字状の受部を形成した取付けベースに取付けられる本体フレームと、この本体フレームに上下反転自在に取付けられ、かつファンの吸込口となるオリフイス部を備えたファンモーターユニットと、このファンモーターユニットを囲繞し、かつ前記取付けベースに取付けられるルーバーを備えた正転時に第2の通気口となり得るとともに、逆転時に第1の通気口とファンモーターの空気流路を連通できる構成のルーバー本体と、オリフイス部を第2の通気口又は第1の通気口に対向して設け得る構成であり、その特徴は、既設のエアコン配管孔や自然換気口を有効利用して取付け可能で、かつ小型の換気扇を提供できること、また外気に含まれる花粉やNOXの室内への侵入防止と、また調理時にレンジフードの排気量に見合う外気を余分に吸気し、必要により予熱して吸気可能な換気扇の提供を意図する。また文献(2)は、特開2001−21187「給排気両用型換気扇」であり、その概要は、躯体の壁に設けられた空調機用の円筒状の貫通孔に対して着脱自在、かつ貫通孔の径より小さな外径を有する円筒状本体内部に、直流モータと、この直流モータの軸に取付けた回転羽と、DCコンバータと、直流モータの回転を制御する制御手段で構成し、この制御手段を介して回転羽を正逆可能とする給排気両用型換気扇であり、その特徴は、円筒状貫通孔を有効に利用したコンパクトな構成であって、しかも簡単に着脱ができる給排気両用型換気扇の提供を意図する。次に文献(3)は、特開2001−20893の「換気扇」であって、この概要は、換気用ファンと吸気用ファンを環状に配設し、この換気用ファンを送出空気流路に、吸気用ファンを送入空気流路にそれぞれ配設し、この換気用ファン及び/又は吸気用ファンを適宜駆動し、給排気を同時にする構成であり、換気の効率化、又は一基で給排気が図れる換気扇の提供を意図する。
尚、ハウスの分野において、その構成物、例えば、窓(出窓)の回転及び/又は移動を図る構成も多数提案されている。例えば、文献(4)は、特開平5−171871号の「出窓の折れ雨戸開閉装置」であり、前雨戸を雨戸枠に設けたガイドレールに沿って移動可能とし、この前雨戸の連結側の長溝に転子を挿設し、この転子と袖雨戸の可動側を連結片で枢支し、またこの袖雨戸の固定側を前記雨戸枠に固止する構成であり、前雨戸がガイドレールに沿って移動する開放時に、この前雨戸の長溝を転子が移動するとともに、この転子の移動で、袖雨戸が固定側を支点として可動し、最終的には、袖雨戸に重畳されるように前雨戸が開放されることを特徴とし、この前・袖雨戸にそれぞれ衝撃を与えることなく、移動(開放及び/又は閉塞方向に移動)可能とすること、またヒンジ等の可動部のスムーズな動きを確保すること等を意図する。
特開平9−4888号 特開2001−21187 特開2001−20893 特開平5−171871号
前記文献(1)は、ファンモーターユニットの上下反転で給排気を図る構成であり、この吸排気のみに留まる問題点がある。従って、本発明が意図する「換気扇のシャッタープレートの方向性を利用して吸気時に低温外気が直接、ハウス内の作物に接触することをできる限り回避する位置関係の確保及び/又は吸気時に低温外気を作物の上方に向かって導入し、ハウス内の冷房の促進又は暖房の急冷を回避すること等」は不可能である。またこの文献(1)による取付け構成では、本発明が意図する「ハウスの換気扇には採用」できない構成である。
また文献(2)は、直流モータの回転を制御する制御手段を介して回転羽を正逆可能とし、給排気を図る構成であり、この給排気のみに留まる問題点がある。従って、文献(1)と同様な課題を残すものと考えられる。
さらに文献(3)は、環状に配した内外側ブレード(内外側ファン)を利用した給排気及び/又は混合空気を生成する構成であり、少なくとも二基のブレード(ファン:羽根)を配備することが必要となる。従って、構造が複雑となること、その保守管理に手間を要すること等の問題点がある。また文献(3)は、二基のブレードを採用するので、本発明が意図する「農事用、畜産用又は工場用の大型換気扇に採用」した場合には、騒音の問題が考えられる。従って、その解決策が必須要件となり得ること、又は二基の大型ブレードを組付ける構成となることから、構造上での困難性があり得ること等の改良点が考えられる。
さらに文献(4)は、前・袖雨戸の如く、個別の構成物を同時に移動する構成である。この構成では、本発明の如く、単独の構造物を、回転及び/又は可動(移動)を図る目的に使用する構成には、採用できない。またガイドピン、ガイドレール及び/又は連結具等の複数の部品を個別に配備することで、前述の個別の構成物を同時に移動する構成である。従って、構造の複雑化を招来すること、また部品の小型化及び/又は軽量化等が不可欠となること等の問題が考えられることから、本発明の如く、比較的大型の換気扇を、回転及び/又は可動(移動)する構成には、採用できない。
上記に鑑み本願発明は、「1」 ハウスの枠体に設けた換気扇用のフードは、吸気及び/又は排気用の一方の開口部をハウスの外側に、また排気及び/又は吸気用の他方の開口部をハウスの内側に設け、このフードの他方の開口部に回転かつ可動式の換気扇を設けた構成とし、当該換気扇のシャッタープレートの方向(吸気方向/排気方向)を変更可能とし、ハウス内の温度(湿度)管理を精緻にすること、ハウス内の作物に最適な温度を常時コントロール可能とし、作物の生育の向上、健全化、又は品質の向上と、収穫量の拡充を図ること等を意図する。また工場内では、環境の維持と、温度管理を介して職場の環境保持、又は人の健康に役立つ吸排気方法を提供すること等を意図する。「2」 また前述した如く、一台の換気扇を吸気用の換気扇と、排気用の換気扇への変更及び/又は選択ができる構成を提案して、ハウス内の温度及び/又は湿度を選択的に変更可能とする可変形換気扇の旋回装置を提案する。「3」 さらに換気扇のシャッタープレートの形態は、吸気時に低温外気が直接、ハウス内の作物に接触することをできる限り回避する位置関係、また吸気時に低温外気を作物の上方に向かって導入することを意図し、ハウス内の冷房の促進及び/又は暖房の急冷を回避する位置関係等を維持する構成を、確実かつ容易に確保することを意図する。
請求項1の発明は、前述の「1」〜「3」を達成することを意図する。
請求項1は、ハウスの枠体に設けた略筒状の換気扇用のフードと、この枠体に可動可能に設けた換気扇で構成した換気扇の旋回装置であって、
この換気扇用のフードは、前記ハウスの外方に位置し、この外方に向かって開放された吸気及び/又は排気用の一方の開口部と、前記枠体と面一に位置し、前記ハウス内に開口された排気及び/又は吸気用の他方の開口部で構成し、
また前記換気扇は、前記枠体に枢支具又は移動手段を介して枢支及び/又は移動可能に設けたシャッター枠体と、このシャッター枠体に設けた複数枚のシャッタープレートと、当該シャッター枠体に設けた羽根車及び/又はこの羽根車を駆動するモータで構成したことを特徴とする換気扇の旋回装置である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成する最適な回転かつ可動式の換気扇を提供すること等を意図する。
請求項2は、請求項1に記載の換気扇を、前記枠体に枢支具又は移動手段を介して設けた構成であって、
この構成は、枠体の上下側の横梁に設けた移動用のレールと、この上下側の移動用のレールに設けた滑車に支持した軸と、この軸に設けた前記シャッター枠体を支持する取付金具で構成したことを特徴とする換気扇の旋回装置である。
請求項3の発明は、請求項2の目的を達成すること、この目的を達成する最適な換気扇のシャッター枠体を提供すること等を意図する。
請求項3は、請求項2に記載のシャッター枠体を、取付金具で、片持ち式に支持することを特徴とする換気扇の旋回装置である。
請求項4の発明は、請求項2の目的を達成すること、この目的を達成する最適な回転かつ可動式の換気扇を固定する構成を提供すること等を意図する。
請求項4は、請求項2に記載の取付金具と、前記枠体との間に固定具を取付け可能としたことを特徴とする換気扇の旋回装置である。
請求項1の発明は、ハウスの枠体に設けた略筒状の換気扇用のフードと、枠体に可動可能に設けた換気扇で構成した換気扇の旋回装置であって、
換気扇用のフードは、ハウスの外方に位置し、外方に向かって開放された吸気及び/又は排気用の一方の開口部と、枠体と面一に位置し、ハウス内に開口された排気及び/又は吸気用の他方の開口部で構成し、
また換気扇は、枠体に枢支具又は移動手段を介して枢支及び/又は移動可能に設けたシャッター枠体と、シャッター枠体に設けた複数枚のシャッタープレートと、シャッター枠体に設けた羽根車及び/又は羽根車を駆動するモータで構成したことを特徴とする換気扇の旋回装置である。
従って、請求項1は、「1」 ハウスの枠体に設けた換気扇用のフードは、吸気及び/又は排気用の一方の開口部をハウスの外側に、また排気及び/又は吸気用の他方の開口部をハウスの内側に設け、このフードの他方の開口部に回転かつ可動式の換気扇を設けた構成とし、当該換気扇のシャッタープレートの方向(吸気方向/排気方向)を変更可能とし、ハウス内の温度(湿度)管理を精緻にできること、ハウス内の作物に最適な温度を常時コントロール可能とし、作物の生育の向上、健全化、又は品質の向上と、収穫量の拡充が図れること等の特徴がある。また工場内では、環境の維持と、温度管理を介して職場の環境保持、又は人の健康に役立つ吸排気方法を提供できること等の特徴がある。「2」 また前述した如く、一台の換気扇を吸気用の換気扇と、排気用の換気扇への変更及び/又は選択ができる構成を提案して、ハウス内の温度及び/又は湿度を選択的に変更可能とする可変形換気扇の旋回装置を提案できる実益がある。「3」 さらに換気扇のシャッタープレートの形態は、吸気時に低温外気が直接、ハウス内の作物に接触することをできる限り回避する位置関係、また吸気時に低温外気を作物の上方に向かって導入し、ハウス内の冷房の促進及び/又は暖房の急冷を回避する位置関係等を維持する構成を、確実かつ容易に確保できること等の特徴がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載の換気扇を、枠体に枢支具又は移動手段を介して設けた構成であって、
この構成は、枠体の上下側の横梁に設けた移動用のレールと、上下側の移動用のレールに設けた滑車に支持した軸と、軸に設けたシャッター枠体を支持する取付金具で構成したことを特徴とする換気扇の旋回装置である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成する最適な回転かつ可動式の換気扇を提供できること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のシャッター枠体を、取付金具で、片持ち式に支持することを特徴とする換気扇の旋回装置である。
従って、請求項3は、請求項2の目的を達成できること、この目的を達成する最適な換気扇のシャッター枠体を提供できること等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2に記載の取付金具と、枠体との間に固定具を取付け可能としたことを特徴とする換気扇の旋回装置である。
従って、請求項4は、請求項2の目的を達成できること、この目的を達成する最適な回転かつ可動式の換気扇を固定する構成を提供できること等の特徴を有する。
以下、本発明の図面の説明をする。図1は第一の実施例における換気扇の使用状態であって、ハウスの一方側を吸気方式とした換気扇で、このハウスの他方側を排気方式とした換気扇(シャッター)をそれぞれ装着した例の模式図であり、矢印は空気の流れを示す。図2は図1の排気方式とした換気扇を示した拡大断面模式図、図3は図示しないハウス用の吸気方式とした換気扇を示した拡大断面模式図、図4は図1の要部の拡大正面図、図5は図4の側面模式図、図6は換気扇の回転かつ可動を模式的に示した俯瞰図である。
以下、本発明の構成の一例を説明する。
図中1は換気扇のカバーであり、このカバー1はハウスAの壁面A3に設けた枠体2に設けられる略箱形の形状であって、一方の開口部1aと他方の開口部1bを有する。そして、この一方の開口部1aは、このハウスAの外側A2に開口し、また他方の開口部1bは、枠体2の鉛直線M方向に位置するハウスAの内側A1に開口する。
この枠体2を構成する上下側の横梁20、21には、移動用のレール3、3(同じ符号は、一方のみを表示する)と、この移動用のレール3に挿設した滑車4並びに軸5と、この軸5に支持(架承)した取付金具6を介して換気扇8(シャッター)が支持される。尚、少なくとも移動用のレール3と取付金具6の間にはパッキン金具(樹脂)、支持金具(樹脂)又はナット等の部材10を設ける構成であり、この取付金具6が移動用のレール3に支持(架承)されるとともに、回転自在に設けられる。そして、この部材10を設けることで、取付金具6の磨耗の解消、又は騒音の発生防止等に役立つ特徴がある。また梁材60を設けることで、後述する換気扇8の安定した支持が可能であり、極めて有益であるが、限定されない。図中12はシャッター枠体80と梁材60を固定する止め具を示す。
そして、この移動用のレール3と取付金具6との関係は一例であり、究極的には、取付金具6の移動と、回転が図れる構成であれば、採用可能である。
以上のように構成した取付金具6には、換気扇8が設けられており、この換気扇8は、前記取付金具6及び/又は梁材60に支持された方形状のシャッター枠体80と、このシャッター枠体80に設けたシャッタープレート取付板81と、このシャッタープレート取付板81に設けた複数枚のシャッタープレート82と、このシャッタープレート82の開放と、風の吸排気を図るシャッター枠体80に設けたファン83と、このファン83を駆動するシャッター枠体80に設けたモータ84で構成される。図中85はベルト、86はファン用の回転軸、840は出力軸を示す。また、GLは地面を示す。
以上の構成において、図2、図4、図5の如く、シャッター枠体80が枠体2の右左側の縦梁22、23にそれぞれ添接された状態で(図6の「イ」)、このシャッター枠体80が正面を向いた状態で、シャッタープレート82の開口方向がハウスAの外側A2にある。この状態から、図示しない止め具を取り外すことで、枠体2と取付金具6及び/又は梁材60との係止関係が開放されるので、シャッター枠体80の梁材60側を押圧する。この押圧を介して軸5を支点とし、この取付金具6及び/又は梁材60が自由となり、所定の方向に回転する(軸5自体が回転することも可能である)。この回転で、軸5を支点としてシャッター枠体80(換気扇8)が回転する(図6の「ロ」)。このシャッター枠体80の回転に伴って、移動用のレール3内を滑車4が移動する(図6において向かって左方向の矢印「ハ」)。このシャッター枠体60の回転及び/又は移動が順次進行し(図6の「ニ」)、滑車4が移動端に達した状態では、このシャッター枠体80は略180度回転し、シャッター枠体80の正面が逆転し、このシャッタープレート82の開口方向がハウスAの内側A1になるとともに、このシャッター枠体80は枠体2の左右側の縦梁23、22にそれぞれ添接される状態で(図6の「ホ」)、図3の状態となる。
尚、この図3の状態から、図2、図4、図5に戻すのは前述の操作の逆であり、その説明は省略する。
また図1のハウスAへの設置の一例を説明すると、図3の例に示したように換気扇8を吸込用として使用したものであり、カバー1の一方の開口部1aが吸込口となり、また他方の開口部1bが排気口となる構成であって、この換気扇のシャッタープレート82が内側A1にある。従って、このシャッタープレート82の吸込側にある他方の先端部82bが上向きで、排気側にある一方の先端部82aが下向きになっている。この状態において、他方の先端部82bから吸込まれた外気は(矢印「へ」)、カバー1の中を通り、下向きの一方の先端部82aで誘導された後、ハウスA内に誘導される(矢印「ト」)。そして、前述のシャッタープレート82の位置関係を確保することで、吸気時に低温外気がハウスA内の作物に直接接触すること等を回避し、作物に最適な生育環境を確保できること、又は吸気時に低温外気を、必要により(他の手段を設けることもあり得る)作物の上方に向かって導入し、撹拌等を介してハウスA内の冷房の促進又は暖房の急冷の回避ができること等の特徴がある。尚、他の例で、例えば、工場においては、環境の維持と、温度管理を介して職場の環境保持、又は人の健康に役立つこと等の特徴がある。
尚、排気用の換気扇800(シャッター)であり、その構成は前述の換気扇8と同様である(換気扇800では同じ符号及び名称を利用する)。この換気扇800の使用は、このシャッタープレート82の吸込側にある他方の先端部82bが上向きに、また排気側にある一方の先端部82aが下向きになっている。従って、望ましくは天井A4の内気を誘導し、ハウスAの外側A2にスムーズに誘導する構成となり、しかも作物の近傍の内気を無理に誘導せず(天井A4の内気を誘導し、矢印「チ」)、この作物に対する障害を回避できる実益がある。また高温空気のスムーズな排気量を確保でき(矢印「リ」)、もって、ハウスA内の作物に最適な温度(湿度)条件を確保できること、また作物に最適な生育環境を確保できること等の特徴がある。尚、工場における特徴は前述の通りである。
図2の例は、ハウスA内の空気(内気)を排気する構成であり、カバー1の一方の開口部1aが排気口となり、また他方の開口部1bが吸込口となる構成であって、この換気扇のシャッタープレート82が外側A2にある。従って、このシャッタープレート82の排気側にある一方の先端部82aが下向きに、また吸込側にある他方の先端部82bが上向きになっている。この状態において、他方の開口部1bから吸込まれた内気は(矢印「ヌ」)、カバー1の中を通り、一方の開口部1aよりハウスAの外側A2に排気される(矢印「ル」)。これによって、ハウスAの内気が排気されて、例えば、ハウスA内の天井A4及び/又はその近傍の高温空気を直接スムーズに排気し、このハウスA内の作物の高温障害を回避し、作物に最適な生育環境を確保できること、また作物の近傍の内気を無理に誘導せず、この作物に対する障害を回避できること等の特徴がある。尚、他の例での工場における特徴は、前述の通りである。
図1は第一の実施例における換気扇の使用状態であって、ハウスの一方側を吸気方式とした換気扇で、このハウスの他方側を排気方式とした換気扇をそれぞれ装着した例の模式図 図2は図1の排気方式とした換気扇を示した拡大断面模式図 図3は図示しないハウス用の吸気方式とした換気扇を示した拡大断面模式図 図4は図1の要部の拡大正面図 図5は図4の側面模式図 図6は換気扇の回転かつ可動を模式的に示した俯瞰図
符号の説明
1 カバー
1a 一方の開口部
1b 他方の開口部
2 枠体
20 上側の横梁
21 下側の横梁
22 右側の縦梁
23 左側の縦梁
3 移動用のレール
4 滑車
5 軸
6 取付金具
60 梁材
8 換気扇
800 換気扇
80 シャッター枠体
81 シャッタープレート取付板
82 シャッタープレート
82a 一方の先端部
82b 他方の先端部
83 ファン
84 モータ
840 出力軸
85 ベルト
86 回転軸
10 部材
12 止め具
A ハウス
A1 内側
A2 外側
A3 壁面
A4 天井
GL 地面
M 鉛直線

Claims (4)

  1. 建屋の枠体に設けた略筒状の換気扇用のフードと、この枠体に可動可能に設けた換気扇で構成した換気扇の旋回装置であって、
    この換気扇用のフードは、前記建屋の外方に位置し、この外方に向かって開放された吸気及び/又は排気用の一方の開口部と、前記枠体と面一に位置し、前記建屋内に開口された排気及び/又は吸気用の他方の開口部で構成し、
    また前記換気扇は、前記枠体に枢支具又は移動手段を介して枢支及び/又は移動可能に設けたシャッター枠体と、このシャッター枠体に設けた複数枚のシャッタープレートと、当該シャッター枠体に設けた羽根車及び/又はこの羽根車を駆動するモータで構成したことを特徴とする換気扇の旋回装置。
  2. 請求項1に記載の換気扇を、前記枠体に枢支具又は移動手段を介して設けた構成であって、
    この構成は、枠体の上下側の横梁に設けた移動用のレールと、この上下側の移動用のレールに設けた滑車に支持した軸と、この軸に設けた前記シャッター枠体を支持する取付金具で構成したことを特徴とする換気扇の旋回装置。
  3. 請求項2に記載のシャッター枠体を、取付金具で、片持ち式に支持することを特徴とする換気扇の旋回装置。
  4. 請求項2に記載の取付金具と、前記枠体との間に固定具を取付け可能としたことを特徴とする換気扇の旋回装置。
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