JP2007153017A - ゴムクロ−ラ走行装置のスプロケット構造 - Google Patents

ゴムクロ−ラ走行装置のスプロケット構造 Download PDF

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修一 松尾
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Abstract

【課題】ゴムクロ−ラの駆動突起と噛み合う回転可能とされた駆動ピンの形状を変更したものであり、単に断面丸型であった駆動ピンの断面形状を、駆動突起との干渉を起こさないようにこれを特定したものである。そして、駆動突起と干渉しそうになったときでも、最も干渉量が少ない向きに駆動ピンが回転するので、駆動突起が損傷しにくくなる。
【解決手段】ゴムクロ−ラ走行装置におけるスプロケットにあって、駆動突起と噛み合って駆動力を伝達する駆動ピンを支持基材に回転自在に装着し、駆動ピンの外表面に駆動ピンの軸方向に渡って前記駆動突起と噛み合う接触面を形成したことを特徴とするゴムクロ−ラ走行装置のスプロケット構造。1‥円盤状支持基材、2‥駆動ピン、2a‥駆動ピンの平坦面、3‥軸。
【選択図】図2

Description

本発明はゴムクロ−ラ走行装置の新しいスプロケット構造に関するものである。
ゴムクロ−ラの駆動方式は大きく分けて二つあるが、比較的高速の走行に供されるゴムクロ−ラは、ゴムクロ−ラの内周面に一定ピッチをもって駆動突起を形成し、これをスプロケットと噛み合わせて駆動力を伝達するいわゆる噛み合い方式が採られている。かかる噛み合い方式のスプロケットはギヤ状の歯によって駆動突起と噛み合わせることもあるが、通常は一対の円盤を対向させ、この縁部に装着した駆動ピンをもって駆動突起との噛み合わせを行うものである。
しかるに、駆動突起と駆動ピンとの噛み合わせは実際には駆動突起の側面を駆動ピンが押すことで駆動力が伝達されることとなる。そして、駆動突起の表面を駆動ピンが押すことによって駆動突起への損傷を避けるため、駆動ピン自体が回転可能とする構造とされる場合がある。
さて、ゴムクロ−ラが走行に供された場合、スプロケットとゴムクローラの内周面の間に土砂や石が堆積することは避けられず、特に噛み合い方式のゴムクロ−ラ走行装置の場合には、ゴムクローラの駆動突起とスプロケットの噛み合わせの位置関係が所定の部位よりずれ、駆動ピンがクローラ内周面から浮いた状態となり、アイドラーの中心点から離れるように外側に広がった状態になる。従って、スプロケットが駆動突起の側面に接触するだけでなく、例えば駆動突起に乗り上げ(以下、干渉という)、これが繰り返されると駆動突起に亀裂が入ったり、ゴム欠け等の損傷が生じることがある。
このように、駆動突起とスプロケットとが干渉した場合、いくら駆動ピンが回転可能としてあっても駆動突起の損傷を抑える効果は少ない。
本発明はこのような従来の技術に鑑みてなされたものであり、ゴムクロ−ラの駆動突起と噛み合う回転可能とされた駆動ピンの形状を変更したものであり、単に断面丸型であった駆動ピンの断面形状を、駆動突起との干渉を起こさないようにこれを特定したものである。
本発明の要旨は、ゴムクロ−ラ走行装置のスプロケットにあって、駆動突起と噛み合って駆動力を伝達する駆動ピンを支持基材に回転自在に装着し、駆動ピンの外表面に駆動ピンの軸方向に渡って前記駆動突起と噛み合う接触面を形成したことを特徴とするゴムクロ−ラ走行装置のスプロケット構造に係るものである。
具体的には、第1に駆動ピンの軸方向に直角の断面形状が楕円形又は長円形、第2に円形の一部と曲率径の大きい曲面又は平坦面で構成された形状、第3は多角形、であるスプロケット構造である。
本発明は以上の構成を備えたもので、ゴムクロ−ラの内周面に泥等が堆積することによって、駆動突起と駆動ピンとの噛み合わせに異常を来し、駆動突起と干渉しそうになったときでも、最も干渉量が少ない向きに駆動ピンが回転するので、駆動突起が損傷しにくいという効果がある。
ゴムクロ−ラの内周面に泥土が堆積していない場合には、スプロケットの駆動ピンと駆動突起は好適な位置で噛合うため所望の駆動力が得られるが、泥土が堆積した場合には、駆動ピンがゴムクローラ内周面から浮いた状態となり、アイドラーの中心点からはなれるように外側に広がった状態になる。しかしゴムクロ−ラの周長はスチールコード等の芯体が埋設されているため常に一定の周長であり、一方、駆動ピンの間隔は変化しないため、駆動ピンが駆動突起に衝突するように干渉してしまうこととなる。干渉する場合、軸に対して駆動ピンが回転しても、駆動突起の損傷を抑える効果は少ない。本発明は駆動ピンがゴムクローラ内周面から浮いた状態となって駆動突起に接触・干渉が発生しても、駆動突起の損傷が低減するようなスプロケット構造としたものである。
即ち、本発明は駆動突起と接触する駆動ピンを従来と同様に回転可能とすると共に、駆動ピンの外表面の断面形状として、従来では駆動ピンの断面が円形であったものを、その一部に平坦な面を形成したことによって駆動突起とかかる平坦な面を接触させることによって接触面圧を低下させ、駆動突起の劣化を防止させたものである。
駆動ピンの外表面に、駆動ピンの軸方向に渡って前記駆動突起と噛み合う接触面を形成する具体例として、その形態の第1として駆動ピンの軸方向に直角の断面形状が楕円形状又は長円形状、形態の第2として円形の一部と曲率径の大きい曲面又は平坦面で構成された形状、形態の第3として多角形状としたもので、駆動ピンと駆動突起が干渉しそうになったとき、最も干渉量が少ない向きに駆動ピンが回転し、断面が円形以外のこれよりも平坦な面で接触するので、駆動突起が損傷しにくいという効果をもたらすものである。
言い換えれば、駆動ピンは支持基材に回転可能に装着され、かつ、駆動突起に対して常に接触面積の大きな平坦面が当接するようになっていることにより、駆動突起の一部に歪が集中するのをできるだけ防ごうとするものである。
本発明の駆動ピンの形態にあっては、駆動ピンと駆動突起との間の干渉時に効果があることは勿論であるが、通常の噛み合わせ時にも効果があることは勿論である。
以下、本発明のスプロケットを既存のスプロケットとの比較におい説明する。図1は本発明のスプロケットの一例を示す正面図であり、図2はA−A線断面図である。図3は既存のスプロケットにおける図2と同様の断面図である。図中、符号1は一対の円盤状支持基材であり、2は円盤状支持基材1の周縁部に装着した駆動ピンである。駆動ピン2は一対の円盤状支持基材1の周縁部に固定・立設した軸3に対して、駆動ピン2が装着されている。
上記したように、駆動ピン2は軸3に対して回転自在に装着されている。そして、駆動突起(図示せず)との接触面である駆動ピン2の軸3の方向に渡る外表面は、既存の駆動ピン2の場合には図3に示すように断面が円形であるのに対し、本発明の場合には図2に示すように楕円形の断面となっている。
図4はゴムクロ−ラの駆動突起11と駆動ピン2との関係を示した概念図である。図4はゴムクロ−ラの内周面に泥等の堆積がない場合、即ち、両者が正常な状態で噛み合あった場合の状態図である。図4(a)は既存の駆動ピン2の場合であって、駆動突起11の基底部11aに接触して駆動力が伝達されることとなる。
図4(b)は本発明の駆動ピン2の場合であるが、駆動突起11の基底部11aに駆動ピン2が接触する。しかるに、駆動ピン2は軸3に対して回転自在に装着させているため、必然的に駆動ピン2の長径側の表面2aが接触する。しかるに、スプロケットからの駆動力の大きさは機体に載せられている機械の駆動力で決まり一定である。従って、図4(b)の場合には、駆動突起11との接触面積が広くなり、駆動突起11に対する影響はそれだけ小さいものとなる。
図5はゴムクロ−ラの内周面に泥等の堆積した場合の駆動突起11と駆動ピン2との関係を示した概念図である。即ち、駆動ピン2がゴムクローラ内周面から浮いた状態での接触状態を示したものである。図5(a)は既存の駆動ピン2の場合であって、駆動突起11の頂部近傍11bに接触するようになる。そして、最後には頂部近傍11bにゴム亀裂等が生じることとなってしまう。更に言えば、駆動ピン2は軸3に対して回転自在に装着させているが、この回転の有無に無関係で駆動突起11の頂部11b、即ち、よりゴム量の少ない部位が接触部位となるため面圧が高くなり、この部位におけるゴム欠けの現象が見られるようになる。
図5(b)は本発明の駆動ピン2の場合である。本発明の駆動ピン2にあっては、図示するように必然的に駆動ピン2の長径側の表面2aが接触する。従って、駆動突起11との接触面積が広くその状態で回転移動することにより、駆動突起11に対する影響(面圧や干渉量等)はそれだけ小さいものとなり、ゴム欠け等の現象は少なくなる。
図6は本発明のスプロケットの他の例を示す図2と同様の断面図である。図6(a)は駆動ピン2の断面形状が長円形状、図6(b)は既存の円形の一部を切り欠いた形状、図6(c)は断面形状が略三角形状、図6(d)は断面形状が略四角形状の例を示すものであり、各例共平坦面を備えているものである。
図6に示す各例の駆動ピン2にあっても、上記駆動ピン2の場合と同様に駆動突起11に対してその平坦面が接触し、所期の目的を達成することができることとなったものである。
本発明は以上の通りの構成を有するスプロケットであり、駆動突起に対して駆動ピンの平坦面が接触することとなるため、ゴム欠け等の発生が極めて減少したものであり、結果として、ゴムクロ−ラの寿命が大きく向上したもので、かかる形式のゴムクロ−ラに広く利用できる。
図1は本発明のスプロケットの一例を示す正面図である。 図2は図1におけるA−A線断面図である。 図3は既存のスプロケットにおける図2と同様の断面図である。 図4はゴムクロ−ラの正常な状態における駆動突起と駆動ピンとの関係を示した概念図である。 図5はゴムクロ−ラの内周面に泥等の堆積した場合の駆動突起と駆動ピンとの関係を示した概念図である。 図6は本発明のスプロケットの他の例を示す図2と同様の断面図である。
符号の説明
1‥円盤状支持基材、
2‥駆動ピン、
2a‥駆動ピンの平坦面、
3‥軸、
11‥駆動突起、
11a‥駆動突起の基底部、
11b‥駆動突起の頂部。

Claims (4)

  1. ゴムクロ−ラ走行装置におけるスプロケットにあって、駆動突起と噛み合って駆動力を伝達する駆動ピンを支持基材に回転自在に装着し、駆動ピンの外表面に駆動ピンの軸方向に渡って前記駆動突起と噛み合う接触面を形成したことを特徴とするゴムクロ−ラ走行装置のスプロケット構造。
  2. 駆動ピンの軸方向に直角の断面形状が楕円形又は長円形である請求項1記載のゴムクロ−ラ走行装置のスプロケット構造。
  3. 駆動ピンの軸方向に直角の断面形状が円形の一部と曲率径の大きい曲面又は平坦面で構成された請求項1記載のゴムクロ−ラ走行装置のスプロケット構造。
  4. 駆動ピンの軸方向に直角の断面形状が多角形である請求項1記載のゴムクロ−ラ走行装置のスプロケット構造。
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