JP2006342831A - 芯金レスクロ−ラのゴム突起の形状 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ゴム突起の損傷を低減するために、ゴム突起形状を特殊な形状としてゴム突起の摩耗を減少しクロ−ラの寿命を向上させることを目的としたもので、スプロケット歯と接触する側のゴム突起形状を改良し、これによってゴム突起とスプロケット歯との噛み合わせに不具合が生じた場合でもゴム突起への影響は小さくてすみ、クロ−ラの耐久性の向上に大きく寄与するものである。
【解決手段】内周面に一定ピッチで配置されたゴム突起と外周面にゴムラグを備えた芯金レスクロ−ラにあって、前記ゴム突起は接地面側からスプロケットに向かって進む際、ゴム突起の頂部の中央が進行方向と反対側にオフセットされていることを特徴とする芯金レスクロ−ラのゴム突起形状。11‥ゴム突起、11a2‥ゴム突起の傾斜面、11a1‥ゴム突起の緩傾斜面、21‥スプロケット歯、L‥ゴム突起の頂部のオフセット量。
【選択図】図7

Description

本発明は芯金レスクロ−ラのゴム突起形状に関するものであり、クロ−ラ内周面へ土砂の堆積があってもゴム突起への影響が少ないゴム突起形状に係るものである。
クロ−ラにはその長手方向に一定のピッチで芯金が埋設されているものと、芯金が全く埋設されていないいわゆる芯金レスクロ−ラがある。後者はクロ−ラ全体としてその剛性がほぼ等しいため、比較的高速の車両に装着されて走行に供されている。
そして、かかる芯金レスクロ−ラへの駆動力の伝達はクロ−ラの内周面に一定ピッチをもってゴム突起が形成され、一方、スプロケットが車両の駆動軸に備えられ、このスプロケット歯がゴム突起に係合して駆動力を伝達することになる。そして、通常はゴム突起は側面視で略正三角形状をなし、前後の傾斜面にスプロケット歯が接触して駆動力が伝達されるものである。
図1はかかるクロ−ラとスプロケットとの関係を示す断面図であり、図2はその側面図である。図中、10は芯金レスクロ−ラであり、その内周側に一定のピッチをもってゴム突起11が形成され、外周側にはゴムラグ12が形成されている。かかるゴム突起11は側面視で略正三角形状をなしている。
20はスプロケットであり、その周縁には前記ゴム突起11と同一のピッチで歯(ここではピン)21が立設され、更に周縁の左右にはつば部22が備えられ、ピン21がゴム突起11の前後の傾斜面11a、11bと接触して駆動力を伝達することとなる。
しかるに、クロ−ラ10の内周面10aには走行中に土砂Aが入り込むことは避けられず、これが内周面に堆積する現象が起こる。図3はこの状態を示す断面図であり、図4はその側面図である。このような現象が起こると、クロ−ラ10とスプロケット20との位置関係が所期の状態よりずれてしまうこととなる。このため、特に影響を受けるのはゴム突起11であり、ピン21が正規のかみ合い位置からずれながら駆動力が加わるため、ゴム突起11に大きな歪みが生じこれが損傷するケ−スがあった。
図5は土砂Aが堆積した際のゴム突起11とスプロケット歯21との関係の詳細を示す図であり、土砂Aが堆積した状態でクロ−ラ10がスプロケット20に巻き掛かっていくと(1から4の順)、ゴム突起のブレ−キ側(ゴム突起進行方向側)がスプロケット歯21によって擦られ、欠け、亀裂、摩耗等が発生し、ゴム突起11は5に示すような形状となってしまう。
本発明は、かかるゴム突起の損傷を低減するために、ゴム突起形状を特殊な形状としてゴム突起の摩耗を減少しクロ−ラの寿命を向上させることを目的としたものである。
本発明の要旨は、内周面に一定のピッチをもって配置されたゴム突起と外周面にゴムラグを備えた芯金レスクロ−ラにあって、前記ゴム突起は接地面側からスプロケットに向かってスプロケットに向かって進む際、ゴム突起の頂部の中央が進行方向と反対側にオフセットされていることを特徴とする芯金レスクロ−ラのゴム突起形状である。
上記の形態を更に特徴的に言えば、内周面に一定のピッチをもって配置されたゴム突起と外周面にゴムラグを備えた芯金レスクロ−ラにあって、前記ゴム突起は接地面側からスプロケットに向かって進む際、側面視で進行方向の傾斜面が緩傾斜面としたことを特徴とする芯金レスクロ−ラのゴム突起形状である。
本発明によるクロ−ラのゴム突起にあっては、スプロケット歯と接触する側のゴム突起形状を改良したものであり、これによってゴム突起とスプロケット歯との噛み合わせに不具合が生じた場合でもゴム突起への影響は小さくてすみ、クロ−ラの耐久性の向上に大きく寄与するものである。
クロ−ラの走行時にあって、土砂等がクロ−ラの内周面に堆積するのはクロ−ラが接地面側からスプロケットに向かって進む時なので、ゴム突起の傾斜面がスプロケット歯に擦られるのはこの時の進行方向側の面に限られる。本発明はかかる知見に基づいてなされたものである。
即ち、クロ−ラの内周面に土砂等が堆積し、この状態でクロ−ラのゴム突起とスプロケット歯とを噛み合わせた場合、スプロケット歯はゴム突起のスプロケットに向かって進む側の傾斜面と接触することとなり、特に、スプロケット歯によるゴム突起のかかる傾斜面へのこじりによってゴム突起の欠損が生じることになる。本発明はかかるこじりが生じた場合でもゴム突起に対する影響を低減するためになされたものである。
ゴム突起の形状としては、スプロケットに向かって進む際、ゴム突起の先端の中央が進行方向と反対側にオフセットされている形状であり、更には、ゴム突起の側面視で進行方向の傾斜面を緩傾斜面としたもので、特に言えば、ゴム突起の頂部側を緩傾斜面とした2段傾斜面としたものである。
以下、図面をもって本発明を更に詳細に説明する。図6はクロ−ラ10とスプロケット20との関係を示す側面図であり、図7(a)はゴム突起11の形状の第1例を示す側面図である。図にて分かる通り、ゴム突起11の傾斜面11aがクロ−ラ10が接地面側からスプロケット20に向かって進む傾斜面であり、ゴム突起11の頂部を傾斜面11b側にオフセットしたことにより傾斜面11aの形状を改良したものである。この例では、傾斜面11a側を頂部より傾斜面11a1と傾斜面11a2と2段とし、11a1側を緩傾斜面としたものである。
スプロケット歯21との関係で言えば、スプロケット歯21がこの緩傾斜面11a1に接触する法線方向の力F1aは、図7(b)に示す従来のゴム突起のそれと比べて傾斜面が緩やかな分だけ小さいものとなり、これによってゴム突起11への影響も小さくなり、劣化や欠けが生じにくくなったものである。
尚、本発明は必ずしも2段傾斜面とする必要はなく、頂面を傾斜面11b側にオフセットすることによって傾斜面11bの勾配を緩やかにするものであってもよく、図8はその例を示す。
本発明はゴム突起の形状を変更することによりゴム突起とスプロケットとの接触の状態を変化させたものであり、これによってゴム突起における亀裂やゴム欠けの発生を低減したものであり、芯金レスクロ−ラの駆動力伝達用のゴム突起に全て応用することが可能となったものであり、その利用価値は極めて高い。
図1は従来のクロ−ラとスプロケットとの関係を示す断面図である。 図2は図1の側面図である。 図3は図1のクロ−ラに土砂等が堆積した際の状態を示す断面図である。 図4は図3の側面図である。 図5はゴム突起とスプロケット歯との接触関係を示す図である。 図6は本発明のクロ−ラとスプロケットとの関係を示す側面図である。 図7はゴム突起とスプロケット歯との関係を示す側面図である。 図8は従来のゴム突起とスプロケット歯との関係を示す側面図である。
符号の説明
10‥芯金レスクロ−ラ、
10a‥クロ−ラの内周面、
11‥ゴム突起、
11a、11b、11a2‥ゴム突起の傾斜面、
11a1‥ゴム突起の緩傾斜面、
12‥ゴムラグ、
20‥スプロケット、
21‥スプロケット歯、
22‥つば部、
A‥堆積した土砂、
L‥ゴム突起の頂部のオフセット量。

Claims (2)

  1. 内周面に一定のピッチをもって配置されたゴム突起と外周面にゴムラグを備えた芯金レスクロ−ラにあって、前記ゴム突起は接地面側からスプロケットに向かって進む際、ゴム突起の頂部の中央が進行方向と反対側にオフセットされていることを特徴とする芯金レスクロ−ラのゴム突起形状。
  2. 内周面に一定のピッチをもって配置されたゴム突起と外周面にゴムラグを備えた芯金レスクロ−ラにあって、前記ゴム突起は接地面側からスプロケットに向かって進む際、側面視で進行方向の傾斜面が緩傾斜面としたことを特徴とする芯金レスクロ−ラのゴム突起形状。
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