JP2007152476A - 調理用具類の柄 - Google Patents

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Abstract

【課題】包丁等の柄において、製造が容易で抜け出しにくく、折損や汚染が生じにくい柄を提供する。
【解決手段】刃板の基端部(2)を挿入する受溝(7)を有するフランジ部(3)と、該フランジ部(3)に一体的に連結された断面略円形の軸部(5)を有する中子体(6)を、ステンレス材料によりロストワックス法で作る。上記軸部(5)には軸側凹部(8)がある。握柄(4)には、円形の受孔(11)が形成され、この受孔(11)の一部に側方に凹陥する孔側凹部(12)がある。上記受孔(11)と軸部(5)の間、軸側凹部(8)、孔側凹部(12)及び握柄(4)の前端(14)とフランジ部(3)の間に、溶融したプラスチック材料を充填し、固化する。
【選択図】図2

Description

本発明は、包丁等の刃物類、フォーク、ナイフ、スプーン等の食卓用金物(カトラリー)類その他の種々の調理用具類の柄に関するものである。
包丁等の柄は、水の侵入により腐敗したり、細菌で汚染されと不衛生であり、好ましくない。例えば、木製の握柄に刃板の基端を圧入したものでは、握柄端面や木部自体が汚染されるおそれがあり、プラスチック材料や木材料で2枚の板状体を作って該板状体で刃板の基端を挟着する構造では、挟着部に生じる間隙が汚染発生の原因となる(例えば、特許文献1参照)。また、握柄をステンレス材料で作り、刃板の基端を該握柄に突き合せ溶接する構造も知られているが、正確な寸法精度で溶接するのがむずかしく、溶接部分で折損するおそれもある(例えば、特許文献2参照)。
一般に、通常の刃物類では、刃板の基端部が板状に形成され、この基端部を取り付けるための握柄の挿入部もスリット状の幅の狭い溝に形成されているが、そのようなスリット状の深溝を一体的な握柄に切削加工で作るのは加工が非常に面倒であり、経済的にも得にくい。
さらに、握柄に形成した挿入部に挿入する刃板の基端部が鋼製の場合には、接着剤等を用いて容易に抜け止めすることができるが、鋼製であるため錆を発生しやすく、汚染の原因となる。一方、ステンレス製の基端部を設ければ、錆の発生は抑えられるが、表面が滑らかなために、単に接着剤で固定しただけでは抜けやすい。
その上、握柄の先端には、口金やフランジ部が設けられるが、通常は握柄内に挿入される中子と別体に作られており、構造が複雑になり、隙間を生じて汚染の原因ともなる。
特開2003−145450号公報(図8、図9) 実用新案登録第3103210号公報(図1〜図7)
本発明の解決課題は、構造が簡単で汚染や細菌の発生がなく、刃板等の折損や抜け落ちを阻止でき、製造も容易で経済的に得られるようにした調理用具類の柄を提供することである。
本発明によれば、調理用具類の本体の基端部を挿入して溶接するための受溝を形成したフランジ部と側面に軸側凹部を形成した軸部を有する中子体をロストワックス法で一体的に作り、該中子体の軸部が挿入される受孔を形成した握柄を具備し、上記握柄の受孔と中子体の軸部の間、上記軸側凹部及び握柄の前端とフランジ部間に充填材料を充填し固化させたことを特徴とする調理用具類の柄が提供され、好ましくは上記中子体はステンレス材料で作られ、また上記握柄は加熱処理により抗菌性を付与された木材やステンレス材料で作られたいわゆる最中柄やプラスチック柄で作られている上記調理用具類の柄が提供される。
本発明は上記のように構成され、フランジ部と軸部をロストワックス法で一体成形した中子体を作ったので、寸法精度が正確で溶接や挿入作業が容易であり、該軸部を断面円形に形成して握柄の受孔に挿入するようにすると、該受孔は丸孔でよく、その加工がきわめて容易である。また、該受孔と軸部の間、受孔に形成した孔側凹部、軸部に形成した軸側凹部及び握柄の前端とフランジ部間に溶融したプラスチック材料等の充填材料を充填し固化させたので、すべての隙間が充填材料で満たされ、細菌の付着や汚染の発生が防止されると共に軸部が握柄から抜け出すおそれがない。
さらに、上記受溝に刃板等の基端部を挿入して溶接するようにしたから正確な位置に溶接することが容易であり、また折損を生じないようにでき、上記中子体をステンレス材料で作ると、錆にくくかつ精度よく製造することができ、上述のような加工がきわめて容易である。
本発明は、刃物類、フォーク、ナイフ、スプーン等のカトラリーその他種々の調理用具類の柄に適用することができるが、図面は、本発明を包丁に適用した実施例を示し、図1に示すように、調理用具類の本体(1)、図においては刃板の基端部(2)はフランジ部(3)に接続され、該フランジ部(3)には握柄(4)が接続されている。
図2〜図5を参照し、上記フランジ部(3)には、軸部(5)が一体的に形成され、中子体(6)を構成している。該中子体(6)は、好ましくはステンレス材料で作られ、ロストワックス法により製造されている。上記フランジ部(3)には、上記本体(1)の基端部(2)を挿入する受溝(7)が形成されており、該基端部(2)を該受溝(7)に挿入した後、溶接し、焼鈍してから研磨される。
上記軸部(5)は、好ましくは断面円形に形成されているが、目的に応じて扁平板状等に形成することができ、その側面には、適宜の大きさ、形状の軸側凹部(8)が形成されている。図においては、該軸側凹部(8)は1ヶ所であるが、強度を考慮して複数個所に設けることもできる。該軸部(5)の後端は扁平状に形成され、回り止め部(9)を設けてあり、該回り止め部(9)には切欠き(10)が形成されている。なお、後記するように、上記軸側凹部(8)により回り止め効果が充分な際は、該回り止め部(9)を省略することもできる。
握柄(4)は、ステンレス材料等で形成した半割体を組み合せ合着して握柄状に形成したいわゆる最中柄や、プラスチック柄その他の適宜の柄を用いることもできるが、木材料で作るとよく、好ましくは加熱処理により抗菌性を付与した木材で作られ、具体的には本出願人の出願に係る特開2004−243705号公報に記載の木材料を用いることが好適である。該握柄(4)には、上記軸部の形状に対応した孔、図に示す実施例では断面略円形の上記軸部(5)より少し大径の、例えば直径で0.5mm程度大きい内径を有する円形の受孔(11)を形成してあり、該受孔(11)の一部には側方には好ましくは凹陥する孔側凹部(12)が設けられている。
而して、上記中子体(6)と握柄(4)を固着するには、図6(A)に示すように握柄(4)の受孔(11)内に充填材料を充填して固化させればよい。なお、軸部充填材料としては白セメント等を用いることもできるが、図に示す実施例では粒状乃至粉状のポリプロピレン等の熱可塑性プラスチック材料(13)を用い、これを受孔内に充填し、次に上記中子体(6)の軸部(5)を加熱し、該軸部を該受孔(11)に押し込んで上記プラスチック材料を溶融させ、該受孔(11)からあふれさせる。その結果、図6(B)に示すように溶融したプラスチック材料は、中子体(6)の軸部(5)と受孔(11)の間、軸側凹部(8)、孔側凹部(12)、フランジ部(3)と握柄(4)の前端(14)の間に流入し、各隙間に充填され、その後固化されるそして、握柄(4)の外面等にあふれた余分のプラスチック材料(13)を研磨等して除去すればよい。このようにして隙間を生じることなく、中子体(6)と握柄(4)を確実に連結することができる。
本発明を包丁に適用した一実施例を示す正面図。 一部の分解斜視図。 中子体の平面図。 中子体の正面図。 中子体の側面図。 製造工程を示す拡大説明図。
符号の説明
1 本体
2 基端部
3 フランジ部
4 握柄
5 軸部
6 中子体
7 受溝
8 軸側凹部
9 回り止め部
11 受孔
12 孔側凹部
13 プラスチック材料

Claims (7)

  1. 調理用具類の本体の基端部を挿入して溶接するための受溝を形成したフランジ部と側面に軸側凹部を形成した軸部を有する中子体をロストワックス法で一体的に作り、該中子体の軸部が挿入される受孔を形成した握柄を具備し、上記握柄の受孔と中子体の軸部の間、上記軸側凹部、及び握柄の前端とフランジ部間に充填材料を充填し固化させたことを特徴とする調理用具類の柄。
  2. 上記中子体の軸部は断面略円形に形成され、後端には扁平状の回り止め部が設けられている請求項1に記載の調理用具類の柄。
  3. 上記回り止め部には切欠きが形成されている請求項2に記載の調理用具類の柄。
  4. 上記中子体は、ステンレス材料により作られている請求項1に記載の調理用具類の柄。
  5. 上記握柄の受孔には側方に凹陥する孔側凹部形成され、該孔側凹部にも上記充填材料が充填される請求項1に記載の調理用具類の柄。
  6. 上記握柄は、加熱処理により抗菌性を有する材料で作られている請求項1に記載の調理用具類の柄。
  7. 握柄の受孔に粒状のプラスチック材料を充填し、上記中子体の軸部を加熱し、該軸部を該プラスチック材料中に挿入することにより該プラスチック材料を溶融し、溶融プラスチック材料を上記受孔からあふれさせて握柄の受孔と軸部の間、軸側凹部及び握柄の前端とフランジ部間に流入し、固化させることにより請求項1の柄を製造することを特徴とする調理用具類の柄の製造方法。
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