JP6385716B2 - 給湯用ラドルの生産方法及び給湯用ラドル - Google Patents

給湯用ラドルの生産方法及び給湯用ラドル Download PDF

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この発明は給湯用ラドルの生産方法及び給湯用ラドルに関し、例えば、アルミニウム鋳造の給湯用ラドルとして使用されるものである。
従来におけるアルミニウム鋳造装置においては、給湯用ラドルとして鉄製のものが使用されていた。この鉄製給湯用ラドルは安価で扱いやすいが溶損しやすいとともに溶湯中に鉄分が溶出しやすいため、アルミニウム溶湯の剥離性が極めて高く耐食性に優れ、軽くて耐衝撃性に優れたチタン製ラドルが案出され、プレス成形又は複数のパーツの貼り合わせによって成形されていた。
実登録第3169083号公報 特開平7−308724号公報
しかしながら、従来の給湯用ラドルにおいて、プレス成形する場合、その作用上、容器部分の深いものは成形しにくく、特に、成形しにくいチタン製ラドルにおいてはより一層成形しにくいという不都合を有した。
一方、複数のパーツの貼り合わせによれば容器部分の深いものを成形することは可能であるが、手間がかかるとともに溶着した部分に亀裂が入りやすいという不都合を有した。
この発明の課題はこれらの不都合を解消することである。
前記課題を達成するために、この発明に係る給湯用ラドルの生産方法においては、容器の開口部端縁に注ぎ口が成形された給湯用ラドルの生産方法において、板材をスピニング加工することによって所定深さの円筒状中間素材を成形し、その後、この円筒状中間素材をプレス加工することによって開口部が楕円状の非円筒状中間素材を成形し、その後、この非円筒状中間素材の開口部を切断することによって、前記容器の開口部端縁において水平方向に伸びるU字溝から成り当該開口部端縁よりも上方に突出した前記注ぎ口を成形したものである。
この場合、前記板材をスピニング加工することによって円筒状中間素材を成形する際、この円筒状中間素材の開口部端縁につば部を成形することができる。
更に、前記板材をチタン板材にすることができる。
また、この発明に係る給湯用ラドルにおいては、容器の開口部端縁に注ぎ口が成形された給湯用ラドルにおいて、前記容器の底部側を主としてスピニング加工することによって成形するとともに前記容器の前記開口部側を主としてプレス加工することによって、所定深さのドーム部を有し、楕円状の前記容器の開口部端縁において水平方向に伸びるU字溝から成り当該開口部端縁よりも上方に突出した前記注ぎ口を有するものである。
この場合、前記容器の前記開口部側をプレス加工した後、前記開口部を切断することによって前記注ぎ口を成形することもできる。
更に、前記容器をチタン製にすることもできる。
この発明に係る給湯用ラドルの生産方法は上記のように構成されているため、即ち、容器の開口部端縁に注ぎ口が成形された給湯用ラドルの生産方法において、板材をスピニング加工することによって所定深さの円筒状中間素材を成形し、その後、この円筒状中間素材をプレス加工することによって開口部が楕円状の非円筒状中間素材を成形し、その後、この非円筒状中間素材の前記開口部を切断することによって、前記容器の開口部端縁において水平方向に伸びるU字溝から成り当該開口部端縁よりも上方に突出した前記注ぎ口を成形したため、容器部分の主要部をスピニング加工によって一体的に成形することができるとともにプレス加工によって全体形状を整えることができる。
よって、この給湯用ラドルの生産方法を使用すれば、容器部分の深い給湯用ラドルを成形するにあたって複数のパーツを貼り合わせすることなく一体的に成形することができる。
この場合、前記板材をスピニング加工することによって円筒状中間素材を成形する際、この円筒状中間素材の開口部端縁につば部を成形すれば、プレス加工する際にこのつば部を上型と下型とで挟むことができ円筒状中間素材を固定できるため、プレス加工の際に非円筒状中間素材へのしわの発生を防止できる。
更に、前記板材をチタン板材にすれば、成形しにくいチタン製ラドルにおいて容器部分の深いものを複数のパーツを貼り合わせすることなく一体的に成形することができる。
また、この発明に係る給湯用ラドルは、容器の開口部端縁に注ぎ口が成形された給湯用ラドルにおいて、前記容器の底部側を主としてスピニング加工することによって成形するとともに前記容器の前記開口部側を主としてプレス加工することによって成形したため、スピニング加工によって容器部分を深く加工しやすく、且つ、プレス加工によって全体形状を整えやすいとともに同時に注ぎ口も一体的に成形することができる。
よって、この給湯用ラドルを使用すれば、容器部分の深い給湯用ラドルを切り貼りすることなく一体的に成形することができる。
この場合、前記容器の前記開口部側をプレス加工した後、前記開口部を切断することによって前記注ぎ口を成形すれば、前記注ぎ口も前記容器に一体的に成形することができる。
更に、前記容器をチタン製にすれば、軽くて耐衝撃性に優れた給湯用ラドルを得ることができるとともに、成形しにくいチタン製ラドルにおいて容器部分の深いものを複数のパーツの貼り合わせすることなく一体的に成形することができる。
この発明に係る給湯用ラドルの生産方法及び給湯用ラドル装置は実施するにあたって下記の構成に最も主要な特徴を有する。
「チタン板部材」は純チタンのJIS1種〜4種,耐食チタン合金JIS11種〜14種が適している。
「スピニング加工」はへらしぼりであり、一工程において加工することが可能である。
「プレス加工」はチタン深絞りであり、例えば、メカプレス、油圧プレス、サーボプレス等の使用も可能である。
「つば部」があれば注ぎ口を一体成形が可能である。
「非円筒中間素材の開口部を切断」はレイザーカット、プラズマカット、トリミングカット等を使用することができる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明に係る給湯用ラドルの正面図、図2は同平面図、図3は同左側面図、図4は同斜視図、図5はこの発明に係る円筒状中間素材の正面図、図6は同底面図、図7は同スピニング加工方法を示す図、図8は同非円筒状中間素材の正面図、図9は同底面図、図10は同プレス加工方法を示す図である。
図1〜4において、10はこの発明に係るチタン製給湯用ラドル(この発明の「給湯用ラドル」に相当する)、11はその容器である。この容器11の開口部12は、楕円状である。13は注ぎ口であり、前記容器11の開口部12の端縁に一体成形されている。この注ぎ口13は水平方向に延びるU字溝からなり、前記開口部12の端縁よりも、上方に突出している。また14は凹部であり、前記開口部12の端縁における前記注ぎ口と反対側に成形されている。
なお、前記容器11の前記開口部12及び注ぎ口13は、後記非円筒状中間素材30の開口部12を一点鎖線Aに沿って切断することによって成形される(図8参照のこと)。
図5及び図6において、20は円筒状中間素材であり、21はそのドーム部である。このドーム部21は断面がほぼ真円状である。22はつば部であり、前記ドーム部21の開口端縁に一体成形されている。このつば部22は開口端縁の周囲に亘って水平状に延びている。
次に、図7において50はスピニング加工装置、51はその支持盤、52は押圧具である。これらの支持盤51及び押圧具52は回転軸53とともに一体的に回転する。
54はマンドレルであり、前記支持盤51に固定されているこのマンドレル54は水平方向に突出し、その外周面はドーム状をしている。55はJIS1種チタン板であり、前記マンドレル54の先端に配置され、前記押圧具52によって締め付け固定されている。このチタン板は前記マンドレル54とともに回転する。
この状態で前記マンドレル54をチタン板とともに回転させ、へら(ローラー)56によって前記チタン板55を前記マンドレル54の外周面に沿ってしごくことにより前記円筒状中間素材20が成形される(仮想線の図を参照のこと)。
図8及び図9において、30は非円筒状中間素材であり、31はそのドーム部である。このドーム部31は断面が楕円状である。32は開口部であり、前記ドーム部31の下端縁に延設されている。また33は溝部であり、前記開口部32に成形されている。前記開口部32を一点鎖線Aに沿って切断することによって前記給湯用ラドル10は成形される。このとき前記溝部33は前記注ぎ口13となる。
次に、図10において60はプレス装置、61はその下型、62は上型である。前記下型61の型面63に前記円筒状中間素材20を被せ、前記上型62を下降させて(矢印方向)、この上型62の型面64を前記円筒状中間素材20の外面に押し付け、プレス加工することにより、前記非円筒状中間素材30が成形される。この際、前記つば部22は前記下型61の接触面65,65と前記上型62の接触面66,66とに挟まれ、前記円筒状中間素材20は固定されるため、プレス加工による非円筒状中間素材30へのしわの発生を防止できる。
この発明に係る給湯用ラドルの生産方法は、容器部分の主要部をスピニング加工によって一体的に成形することができるとともにプレス加工によって全体形状を整えることができる。容器部分の深い給湯用ラドルを生産するにあたって複数のパーツを貼り合わせすることなく一体的に成形することができる。
また、この発明に係る給湯用ラドルは、スピニング加工によって容器部分を深く加工しやすく、且つ、プレス加工によって全体形状を整えやすいとともに同時に注ぎ口も一体的に成形することができる。容器部分の深い給湯用ラドルを切り貼りすることなく一体的に成形することができる。
よって、産業上の利用可能性は高いものである。
図1はこの発明に係る給湯用ラドルの正面図である。 図2は同平面図である。 図3は同左側面図である。 図4は同斜視図である 図5はこの発明に係る円筒状中間素材の正面図である。 図6は同底面図である。 図7はスピニング加工方法を示す図である。 図8は同非円筒状中間素材の正面図である。 図9は同底面図である。 図10は同プレス加工方法を示す図である。
10 … チタン製給湯用ラドル(給湯用ラドル)11 … 容器12 … 開口部13 … 注ぎ口14 … 凹部20 … 円筒状中間素材21 … ドーム部22 … つば部50 … スピニング加工装置51 … 支持盤52 … 押圧具53 … 回転軸 54 … マンドレル55 … チタン板56 … へら(ローラー) 30 … 非円筒状中間素材31 … ドーム部32 … 開口部33 … 溝部60 … プレス装置61 … 下型62 … 上型63 … 型面(下型の)64 … 型面(上型の)65 … 接触面66 … 接触面 A … 切断線

Claims (6)

  1. 容器の開口部端縁に注ぎ口が成形された給湯用ラドルの生産方法において、板材をスピニング加工することによって所定深さの円筒状中間素材を成形し、その後、この円筒状中間素材をプレス加工することによって開口部が楕円状の非円筒状中間素材を成形し、その後、この非円筒状中間素材の前記開口部を切断することによって、前記容器の開口部端縁において水平方向に伸びるU字溝から成り当該開口部端縁よりも上方に突出した前記注ぎ口を成形したことを特徴とする給湯用ラドルの生産方法。
  2. 前記板材をスピニング加工することによって円筒状中間素材を成形する際、この円筒状中間素材の開口部端縁につば部を成形することを特徴とする請求項1の給湯用ラドルの生産方法。
  3. 前記板材がチタン板材であることを特徴とする請求項1又は請求項2の給湯用ラドルの生産方法。
  4. 容器の開口部端縁に注ぎ口が成形された給湯用ラドルにおいて、前記容器の底部側を主としてスピニング加工することによって成形するとともに前記容器の前記開口部側を主としてプレス加工することによって、所定深さのドーム部を有し、楕円状の前記容器の開口部端縁において水平方向に伸びるU字溝から成り当該開口部端縁よりも上方に突出した前記注ぎ口を有することを特徴とする給湯用ラドル。
  5. 前記容器の前記開口部側をプレス加工した後、前記開口部を切断することによって前記注ぎ口を成形したことを特徴とする請求項4の給湯用ラドル。
  6. 前記容器はチタン製であることを特徴とする請求項4又は請求項5の給湯用ラドル。
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