JP2007148255A - ユニット着脱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユニット着脱装置において、ユニット部の着脱に応じた適切なタイミングで連結部及び被連結部の通電状態を切り替える。
【解決手段】本体部に対してユニット部が着脱可能に構成され、本体部に設けられた連結部とユニット部に設けられた被連結部とが連結することにより、ユニット部が本体部に機械的及び電気的に接続されて作動するユニット着脱装置において、ユニット部が本体部に挿入されて第1の位置に達したときに被連結部が連結部に機械的及び電気的に接続され、被連結部と連結部とが機械的及び電気的に接続された状態を維持しながら、ユニット部が本体部にさらに挿入されて第2の位置に達したときに本体部に対するユニット部の装着が完了し、第1の位置と第2の位置との間の第3の位置にユニット部が達したときにユニット部に対して通電を行う通電部が本体部に設けられている。
【選択図】図5
【解決手段】本体部に対してユニット部が着脱可能に構成され、本体部に設けられた連結部とユニット部に設けられた被連結部とが連結することにより、ユニット部が本体部に機械的及び電気的に接続されて作動するユニット着脱装置において、ユニット部が本体部に挿入されて第1の位置に達したときに被連結部が連結部に機械的及び電気的に接続され、被連結部と連結部とが機械的及び電気的に接続された状態を維持しながら、ユニット部が本体部にさらに挿入されて第2の位置に達したときに本体部に対するユニット部の装着が完了し、第1の位置と第2の位置との間の第3の位置にユニット部が達したときにユニット部に対して通電を行う通電部が本体部に設けられている。
【選択図】図5
Description
本発明は、本体部に対してユニット部が着脱可能に構成され、前記本体部に設けられた連結部と前記ユニット部に設けられた被連結部とが連結することにより、前記ユニット部が前記本体部に機械的及び電気的に接続されて作動するユニット着脱装置に関する。
従来より、複写機や印刷機、ファックス等の、所定の用紙に画像を形成する画像形成装置が用いられている。画像形成装置には、上記の複写機等の機能の2以上を有する、いわゆる複合機等も存在する。これら画像形成装置には、用紙に画像を形成したのちに、さらに、ステイプルによる綴じ処理や、中心線等での中折り処理といったいわゆる後処理を行うものがある。後処理を行う画像形成装置は、画像を形成する画像形成装置本体に、これらの後処理を行う後処理装置を接続して構成される。画像形成装置本体で画像が形成されたあと、用紙は後処理装置(フィニッシャー)へと進んで、後処理装置において後処理を受ける。
後処理装置には、後処理ユニットが設けられる。後処理は、後処理装置の内部において、この後処理ユニットによって行われる。後処理ユニットは、ユニット内部ないしユニット近傍で用紙がジャム状態(紙詰まり)になると、点検のために後処理装置の外部へと引き出される。後処理装置には所定の扉が設けられていて、この扉から後処理ユニットを外部に取り出すことができる。
この後処理ユニットを後処理装置に組み込むときには、ユニット上に設けてある所定のコネクタが、組み込み位置にユニットを運ぶに従って、後処理装置側の所定のコネクタへと嵌合する。これで両者は電気的に接続される。
ここで、後処理ユニットを取り出すときには、このコネクタに電気が通されたままで取り出されると、いわゆる活線挿抜となり、瞬間的にコネクタに高電圧が生じる(いわゆるサージ)。取り付け時に、コネクタが嵌合されるときにも同じ危険性がある。そこで、かかるサージを回避するために、ユニットの挿抜は、ユニットの電源を切ってコネクタを安全な状態にしてから行われていた。
特許文献1には、このような電源断を自動的に行えるように、後処理装置の扉の開閉に応じて、コネクタの通電状態を切り替える技術が示されている。
特開2004−198491号公報
特開2002−139875号公報
特開2005−31444号公報
特開2001−297811号公報
しかしながら、かかる従来の後処理装置では、意図せずしてユーザが、誤って扉を開けたような場合にまで、自動的に後処理ユニットの電源が切れてしまっていた。また、扉を完全に閉めずに、後処理ユニットに電源が入らないままで、ユーザが後処理を行わせようとしてしまうことがあった。さらに、後処理ユニットが挿入されたのちに、コネクタが十分に深く、確実に嵌合していないときに扉が開閉されて、中途半端な嵌合状態で通電が切り替えられ、結局サージが起きてしまうということもあった。
要するに、従来技術では、ユニットの挿抜とは本来的には関係のない、ユニットを格納するスペースの扉の開閉に応じて通電状態が切り替えられていたので、このような各種の不都合が生じていたのである。
かかる課題は、上述した場合に限らず、本体部に対してユニット部が着脱可能に構成され、前記本体部に設けられた連結部と前記ユニット部に設けられた被連結部とが連結することにより、前記ユニット部が前記本体部に機械的及び電気的に接続されて作動するユニット着脱装置に共通する課題であった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ユニット着脱装置において、ユニット部の着脱に応じた適切なタイミングで連結部及び被連結部の通電状態を切り替える技術を提供することを目的とする。
本発明に係るユニット着脱装置は、本体部に対してユニット部が着脱可能に構成され、前記本体部に設けられた連結部と前記ユニット部に設けられた被連結部とが連結することにより、前記ユニット部が前記本体部に機械的及び電気的に接続されて作動するユニット着脱装置であって、前記ユニット部が前記本体部に挿入されて第1の位置に達したときに前記被連結部が前記連結部に機械的及び電気的に接続され、前記被連結部と前記連結部とが機械的及び電気的に接続された状態を維持しながら、前記ユニット部が前記本体部にさらに挿入されて第2の位置に達したときに前記本体部に対する前記ユニット部の装着が完了し、前記第1の位置と前記第2の位置との間の第3の位置に前記ユニット部が達したときに前記ユニット部に対して通電を行う通電部が前記本体部に設けられている。
この構成によれば、ユニット部が本体部に挿入されて第1の位置に達したときに被連結部が連結部に機械的及び電気的に接続され、被連結部と連結部とが機械的及び電気的に接続された状態を維持しながら、ユニット部が本体部にさらに挿入されて第2の位置に達したときに本体部に対するユニット部の装着が完了し、第1の位置と第2の位置との間の第3の位置にユニット部が達したときにユニット部に対して通電が行われる。
したがって、ユニット部が本体部に挿入されて第1の位置に達したときに被連結部が連結部に機械的及び電気的に接続され、ユニット部が本体部にさらに挿入されて第2の位置に達するまで、被連結部と連結部とは機械的及び電気的に接続された状態を維持する。そして、その間に、第1の位置と第2の位置との間の第3の位置にユニット部が達したときにユニット部への通電が行われるので、第3の位置より第1の位置側にユニット部がありユニット部に通電が行われていない間に、被連結部と連結部とは接続および接続の解除がされることとなり、活線挿抜は回避される。
そして、第1の位置と第2の位置との間の第3の位置にユニット部が達したときにユニット部に対して通電が行われ、逆に第3の位置より手前にユニット部が戻ると通電は行われないので、ユニット部が着脱されるときに第3の位置を通るのに応じて、適切に連結部及び被連結部の通電状態を切り替えることができる。
上記のユニット着脱装置において、前記連結部は、前記本体部に固定された第1のコネクタを備え、前記被連結部は、前記第1のコネクタに連結される第2のコネクタと、前記第2のコネクタを前記着脱方向に移動可能に支持する支持部材と、前記第2のコネクタを前記挿入方向へ付勢する付勢部材と、前記ユニット部に対してその先端位置が固定された突出部材とを備え、前記通電部は、前記ユニット部が前記第3の位置に達したときに前記突出部材によりオンされるスイッチ部材を備え、前記スイッチ部材がオンされたときに前記本体部から前記ユニット部へ通電することが好ましい。
この構成によれば、被連結部において、第2のコネクタが着脱方向に移動可能に支持されているため、ユニット部が本体部に挿入されて第1の位置に達したのち、さらに挿入されて第2の位置に達するまでの間、第2のコネクタを第1のコネクタに従動させて、被連結部と連結部との接続を維持することができる。また、第2のコネクタが挿入方向に付勢され、他方、第1のコネクタは本体部に固定さているので、被連結部と連結部とを迅速、確実に接続させることができる。また、通電部は、ユニット部が第3の位置に達したときに突出部材によりオンされるスイッチ部材を備え、スイッチ部材がオンされたときに、本体部からユニット部への通電がされるため、簡潔な装置構成を実現することができる。これらのことで、実用性の高いユニット着脱装置を実現することができる。
上記のユニット着脱装置は、画像形成装置から排出される用紙に対して所定の後処理を行う後処理装置であるものとしてもよい。上記の効果を奏する後処理装置を実現することができる。
本発明によれば、ユニット部が本体部に挿入されて第1の位置に達したときに被連結部が連結部に機械的及び電気的に接続され、ユニット部が本体部にさらに挿入されて第2の位置に達するまで、被連結部と連結部とは機械的及び電気的に接続された状態を維持する。そして、その間に、第1の位置と第2の位置との間の第3の位置にユニット部が達したときにユニット部への通電が行われるので、第3の位置より第1の位置側にユニット部がありユニット部に通電が行われていない間に、被連結部と連結部とは接続および接続の解除がされることとなり、活線挿抜は回避される。
そして、第1の位置と第2の位置との間の第3の位置にユニット部が達したときにユニット部に対して通電が行われ、逆に第3の位置より手前にユニット部が戻ると通電は行われないので、ユニット部が着脱されるときに第3の位置を通るのに応じて、適切に連結部及び被連結部の通電状態を切り替えることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る後処理装置10について図面を参照して説明する。
図1は、後処理装置10を示す断面図である。
後処理装置10は、画像形成装置19に着脱可能に接続された後処理装置である。画像形成装置19はいわゆるコピー機であり、後処理装置10は、かかる画像形成装置19が画像を形成して排出する記録紙Pに対して、所定の後処理を施す。所定の後処理とは、ステープル処理と、締結孔のパンチング処理と、用紙の中折り処理とである。
この後処理装置10が、特許請求の範囲の記載における「ユニット着脱装置」に相当する。後処理装置10には、内部に中折りユニット500が設けられており、これが、請求項の記載における「ユニット部」に相当する。後で説明するように、中折りユニット500は、後処理装置10から外部に取り出すことができる。以下では、後処理装置10の、中折りユニット500以外の本体部分のことを後処理装置本体10Sと呼ぶこととする。この後処理装置本体10Sが、特許請求の範囲の記載における「本体部」に相当する。なお、「ユニット着脱装置」は、後処理装置10と画像形成装置19とを含んだ全体に相当するものと考えることも可能である。
なお、以下ではコピー機(複写機)を例にとって説明を行うが、印刷機であっても、ファックスであっても、いわゆる複合機であっても本発明は適用可能である。
画像形成装置19が排出する用紙Pは、用紙受入れ開口13から、後処理装置10内部に導入される。導入された用紙Pは、用紙搬送路R(搬送路R1〜R7により構成されている)によって、後処理装置10の内部を搬送されて、中折りユニット500へと進む。後処理装置10に導入された用紙Pは、まず、入口側搬送路R1において、パンチユニット16からパンチング処理を受ける。このパンチング処理により、用紙Pの適所に締結孔が穿設される。この後、用紙Pは、ステープルユニット向け搬送路R3により、ステープルユニット20へと搬送される。ステープルユニット20は、所定枚数の用紙Pから用紙束P1を形成させる。この用紙束P1に、ステープルユニット20はステープル処理を施す。ステープル処理を施された用紙束P1は、メイントレイ14に排出される。一方、このようにしてステープル処理が施されなかった用紙束P1が、中折りユニット向け搬送路R7を経て中折りユニット500へと搬送される。
中折りユニット500は、中折りユニット内搬送路500Rの中央上部に設けられた中折り用ステープラー171と、この中折り用ステープラー171の若干下流側で中折りユニット内搬送路500Rの上方位置に設けられた中折りローラ対172と、中折りユニット内搬送路500Rの下部に中折りローラ対172と対向して設けられた、中折りユニット内搬送路500Rを横断する板状の押し型173と、中折りローラ対172の下流側(上方側)に設けられた搬出ローラ174と、この搬出ローラ174の下流側で所定の軸回りに揺動可能に設けられた押え部材175とを備えて構成されている。
押し型173は、用紙束P1が中折りユニット500内部に搬入された状態で、中折り用ステープラー171によりステープル処理されている部分を、図略の駆動手段の駆動により中折りローラ対172間に向けて押圧する。これにより、押し型173に応じて、中央部が押圧されて中折り状態になった用紙束P1が、搬出ローラ174および押え部材175を介して中折りトレイ176へ向けて排出される。
図2は、中折りユニット500が後処理装置10の外部に取り出された状態を示す図である。
中折りユニット500は、中折りユニット500の内部や、中折りユニット向け搬送路R7(図1参照)で用紙束P1が紙詰まり(ジャム)を起こしたときに、後処理装置10の本体部分(後処理装置本体10S)から取り外すことができる。ユーザは、後処理装置本体10Sから中折りユニット500を取り出すことで、中折りユニット500や、後処理装置本体10S内部で中折りユニット500を格納していた収納空間500Vを点検することができる。図2では、このようにして中折りユニット500が後処理装置本体10Sから取り出されたときの様子を示している。
取り外された中折りユニット500は、再び、後処理装置本体10S内部へと収納空間500Vに、矢印X方向に移動させて、戻すことができる。以下では、矢印X方向のことを挿入方向と呼ぶ。逆に、後処理装置本体10S内部にある中折りユニット500を、収納空間500Vから後処理装置本体10Sの外部に取り出すときには、矢印X方向の逆方向(以下、取り出し方向と呼ぶ)に中折りユニット500は引き出される。
ユニット側接続機構600と、本体側接続機構700とは、中折りユニット500と後処理装置本体10Sとを電気的に接続するコネクタである。それぞれ、中折りユニット500と後処理装置本体10Sとに設けられており、中折りユニット500が挿入方向に、収納空間500Vの最奥まで挿入されると、互いに嵌合して、両装置を電気的に接続する。
中折りユニット500は、このような、収納空間500Vの最奥の位置で稼動する。この位置まで移動されて、中折りユニット500は、後処理装置本体10Sに装着完了されることとなる。以下では、中折りユニット500の収納空間500Vにおける最奥の位置を、稼動可能位置と呼ぶ。
なお、稼動可能位置は、特許請求の範囲の記載における「第2の位置」に相当する。また、接続機構600は、特許請求の範囲の記載における「被連結部」(「第2のコネクタ」)に相当する。そして、他方の接続機構700は、特許請求の範囲の記載における「連結部」(「第1のコネクタ」)に相当する。
図3は、接続機構600,700近傍における後処理装置10の詳細な構成を示す説明図である。接続機構600,700近傍には、図2では図示を省略していたが、次のような構成が設けられている。
中折りユニット500は、ユニット側接続機構600の近傍に、当該接続機構600を支持する支持軸640と、バネ620と、突出部材630とを有する。また、後処理装置本体10S側には、安全スイッチ720が設けられている。
支持軸640は、中折りユニット500が後処理装置本体10Sに挿脱される方向に平行に設けてある軸支部材であり、接続機構600をその軸方向に移動可能に支持する。このように軸支された接続機構600は、バネ620によって、中折りユニット500から離れる向き(挿入方向:矢印X方向)に付勢されている。なお、後処理装置本体10S側においては、接続機構700は単に、後処理装置本体10Sに対して固定されている。
なお、支持軸640は、特許請求の範囲の記載における「支持部材」に相当する。また、バネ620は、特許請求の範囲の記載における「付勢部材」に相当する。
安全スイッチ720は、後処理装置本体10Sに設けられた電気スイッチである。突出部材630は、この安全スイッチ720に対して、中折りユニット500が稼動可能位置に達したときに当接して、これをオン状態にする。突出部材630は、中折りユニット500において挿入方向に突出して、安全スイッチ720に当接できるようになっている。そして、稼動可能位置で精度よく接触が起きるように、中折りユニット500に対して突出部材630は先端部の位置が変わらないように確実に固定されている。
図4は、中折りユニット500との関係で後処理装置本体10Sの概略構成を示すブロック図である。
後処理装置本体10Sには、図1〜3では図示していなかった電源730が設けられている。電源730は、安全スイッチ720(図3にも図示)を介して本体側接続機構700に接続しており、安全スイッチ720、およびユニット側接続機構600と嵌合した本体側接続機構700を介して、中折りユニット500へと電源供給を行うことができる。
安全スイッチ720は、オフ状態となることで、このような電源730を、本体側接続機構700から電気的に切り離したり、オン状態となることで接続させたりすることができる。このような通電状態の切り替えは、前述のように、中折りユニット500側の突出部材630が、安全スイッチ720に当接したり、離れたりすることで起きる。
なお、電源730および安全スイッチ720は、特許請求の範囲の記載における「通電部」に相当する。そして、安全スイッチ720は、特許請求の範囲の記載における「スイッチ部材」に相当する。また、「突出部材630」は、特許請求の範囲の記載における、同じ名前を付けていた、「突出部材」に相当する。
このように、実施形態としては、電源供給のための通電について、その通電状態が切り替えられる場合を説明するが、かかる場合に限定されることはなく制御信号その他の種々の電気信号における通電について通電状態が切り替えられるものとしてもよい。
中折りユニット500が後処理装置本体10Sに対して挿入方向(矢印X方向)に移動すると、ユニット側接続機構600が本体側接続機構700に嵌合して、後処理装置本体10Sと中折りユニット500との電気的な接続が行われると共に(矢印X1)、突出部材630が安全スイッチ720に当接して、これをオン状態にする(矢印X2)。これにより、両装置は電気的に接続されると共に、後処理装置本体10Sからユニット側接続機構600への電源供給が開始される。そして、逆に、中折りユニット500が後処理装置本体10Sから取り外されるときには、取り外し方向(矢印X方向の逆方向)に中折りユニット500が移動されて、ユニット側接続機構600と本体側接続機構700との嵌合が外れると共に、突出部材630が安全スイッチ720から離れて、これをオフ状態にする。
図5は、後処理装置10の動作を示す説明図である。
図5(a)は、中折りユニット500が、後処理装置本体10Sの外部にあるときの様子を示す図である。図示するような、中折りユニット500が後処理装置本体10Sから取り出されているときの中折りユニット500の位置を、「離脱位置」と以後呼ぶこととする。中折りユニット500が離脱位置にあるときには、接続機構600,700が互いに離れているので、中折りユニット500と後処理装置本体10Sとは電気的に非接続である。また、突出部材630も安全スイッチ720から離れているので、安全スイッチ720はオフ状態であり、本体側接続機構700に電源が供給されていることはない。
図5(b)は、中折りユニット500が挿入方向(矢印X方向)に移動されて、嵌合位置に達したときの様子を示している。この位置で、接続機構600,700が互いに嵌合する。接続機構600,700は、中折りユニット500が嵌合位置に達したときに互いに嵌合するように、それぞれ中折りユニット500と後処理装置本体10Sとに構成されている。ユニット側接続機構600は、本体側接続機構700に嵌合するときに、本体側接続機構700との間で摩擦を生じ、挿入方向の逆方向(矢印X方向の逆方向)に付勢されるが、かかる摩擦力に抗して、バネ620がユニット側接続機構600を挿入方向(矢印X方向)に付勢する。この結果、ユニット側接続機構600は、本体側接続機構700に嵌合することができる。このように接続機構600,700が嵌合して、両者が互いに電気的に接続される。なお、バネ620は、ユニット側接続機構600と本体側接続機構700との間で生じる摩擦力より大きい力で、ユニット側接続機構600を付勢することが好ましい。このようにすれば、接続機構600,700を確実、迅速に嵌合させることが可能となる。
なお、この「嵌合位置」は、特許請求の範囲の記載における「第1の位置」に相当する。
図5(c)は、中折りユニット500が、前述していた稼動可能位置に到達した様子を示している。嵌合位置からさらに中折りユニット500が挿入方向(矢印X方向)に挿し入れられると、バネ620が縮んで、ユニット側接続機構600が中折りユニット500の内部に入り込みつつ(ユニット側接続機構700に従動しつつ)、中折りユニット500はさらに挿入方向(矢印X方向)へと進む。このようにして中折りユニット500がさらに挿入方向(矢印X方向)へと進んで、稼働可能位置に到達した様子を図5(c)では示している。
稼動可能位置に中折りユニット500が到達すると、突出部材630が安全スイッチ720に当接して、これをオン状態とする。これにより、本体側接続機構700に電源供給が行われて、後処理装置本体10Sは、接続機構600,700を通じて、中折りユニット500に電源供給を行う。かかる稼動可能位置において中折りユニット500は稼動する。
なお、特許請求の範囲の記載における「第3の位置」は、この稼動可能位置に相当する。
このようにして、中折りユニット500が後処理装置本体10Sに挿入されるときには、接続機構700に電源供給がされていないときに、中折りユニット500が嵌合位置(図5(b))に達して、接続機構600,700が嵌合する。そして、中折りユニット500が稼動可能位置(図5(c))に達したときに、嵌合された接続機構600,700に通電がされる。この結果、中折りユニット500が後処理装置本体10Sに挿入されるときには、活線挿抜が回避される。
一方、中折りユニット500が後処理装置本体10Sから取り出されるときには、挿入されるときとは逆の順序になる。すなわち、まず、中折りユニット500が稼動可能位置(図5(c))を離れることで、安全スイッチ720がオフ状態となり、接続機構600,700への電源供給が止まる。これにより、中折りユニット500は、後処理装置本体10Sから電源の供給を受けることができなくなって、停止する。そして、バネ620の長さが戻りながら、取り出し方向に中折りユニット500が引き出されて、図5(b)の嵌合位置をこえると、接続機構600,700の嵌合が外れて、中折りユニット500と後処理装置本体10Sとの間の電気的な接続が切れる。こうして、電源供給が止められてから嵌合が外れるので、取り出し時においても、活線挿抜は回避される。嵌合が外れたのちに、中折りユニット500は、図5(a)の離脱位置へと引き抜かれる。
このような後処理装置10であれば、中折りユニット500が後処理装置本体10Sに挿入されて嵌合位置に達したときにユニット側接続機構600が本体側接続機構700に機械的及び電気的に接続され、中折りユニット500が後処理装置本体10Sにさらに挿入されて稼動可能位置に達するまで、接続機構600,700は機械的及び電気的に接続された状態を維持する。そして、その間に、嵌合位置と稼動可能位置との間の第3の位置(稼動可能位置に同じ)へと中折りユニット500が達したときに中折りユニット500に通電が行われるので、第3の位置(稼動可能位置)より嵌合位置側に中折りユニット500があり中折りユニット500に通電がされていない間に、接続機構600,700は接続および接続の解除がされることとなり、活線挿抜は回避される。
そして、嵌合位置と稼動可能位置との間の第3の位置(稼動可能位置)に中折りユニット500が達したときに中折りユニット500に対して通電が行われ、逆に第3の位置(稼動可能位置)より手前に中折りユニット500が戻ると通電は行われないので、中折りユニット500が着脱されるときに第3の位置(稼動可能位置)に到達し、そして離れるのに応じて、適切に接続機構600,700の通電状態を切り替えることができる。
また上記の後処理装置10においては、接続機構600が着脱方向に移動可能に支持されているため、中折りユニット500が本体部に挿入されて嵌合位置に達したのち、さらに挿入されて稼動可能位置に達するまでの間、接続機構600を接続機構700に従動させて、接続機構600,700の接続を維持することができる。また、接続機構600が挿入方向に付勢され、他方、接続機構700は後処理装置本体10Sに固定さているので、接続機構600,700を迅速、確実に接続させることができる。また、中折りユニット500が第3の位置(稼動可能位置)に達したときに突出部材630によりオンされる安全スイッチ720を備え、安全スイッチ720がオンされたときに、後処理装置本体10Sから中折りユニット500への通電がされるため、装置構成を簡潔にすることができる。これらのことで、後処理装置10の実用性が向上される。
画像形成装置19から排出される用紙に対して所定の後処理(中折り処理)を行うこの後処理装置10は、以上説明したような効果を奏する。
つづけて、変形例について説明する。
上記の実施形態では、中折りユニット500と後処理装置本体10Sとの活線挿抜を抑制する場合について説明したが、後処理装置10と画像形成装置19との活線挿抜を抑制する場合について本発明を適用することも可能であるし、パンチユニット16やステープルユニット20等の、後処理装置10に設けられた他のユニットの活線挿抜を抑制する場合について本発明を適用することも可能である。さらに、画像形成装置19(図1)に着脱可能に設けられている、給紙カセット等と画像形成装置19の本体との活線挿抜を抑制する場合について本発明を適用してもよい。
後処理装置本体10Sまたは中折りユニット500のいずれか一方には、稼動可能位置で中折りユニット500を確実に固定する固定手段を設けるものとしてもよい。たとえば後処理装置本体10Sにフックを設けて、稼動可能位置で中折りユニット500を係止する構成としてもよい。このようにすれば、中折りユニット500が確実に固定されるので、バネ620の力などによって、何かの拍子に稼動可能位置から中折りユニット500がずれることを防ぐことが可能となる。
上記の実施形態では、安全スイッチ720は、中折りユニット500が稼動可能位置(図5(c))に達したときにオン状態になるものとしたが、嵌合位置(図5(b))から稼動可能位置(図5(c))までのいずれかの位置に到達してオン状態となり、その位置から稼動可能位置までの間に中折りユニット500がある限り、オン状態が継続するものとしてもよい。このようにすると、稼動可能位置に中折りユニット500があるときには、確実に安全スイッチ720がオン状態になっているようにすることができる。なお、上述した、「嵌合位置(図5(b))から稼動可能位置(図5(c))までのいずれかの位置」は、特許請求の範囲の記載において「第3の位置」に相当することとなる。
19:画像形成装置
10:後処理装置(ユニット着脱装置)
10S:後処理装置本体(本体部)
700:本体側接続機構(連結部(第1のコネクタ))
720:安全スイッチ(通電部(スイッチ部材))
730:電源(通電部)
500:中折りユニット(ユニット部)
500V:収納空間
600:ユニット側接続機構(被連結部(第2のコネクタ))
620:バネ(付勢部材)
630:突出部材
640:支持軸(支持部材)
10:後処理装置(ユニット着脱装置)
10S:後処理装置本体(本体部)
700:本体側接続機構(連結部(第1のコネクタ))
720:安全スイッチ(通電部(スイッチ部材))
730:電源(通電部)
500:中折りユニット(ユニット部)
500V:収納空間
600:ユニット側接続機構(被連結部(第2のコネクタ))
620:バネ(付勢部材)
630:突出部材
640:支持軸(支持部材)
Claims (3)
- 本体部に対してユニット部が着脱可能に構成され、前記本体部に設けられた連結部と前記ユニット部に設けられた被連結部とが連結することにより、前記ユニット部が前記本体部に機械的及び電気的に接続されて作動するユニット着脱装置であって、
前記ユニット部が前記本体部に挿入されて第1の位置に達したときに前記被連結部が前記連結部に機械的及び電気的に接続され、前記被連結部と前記連結部とが機械的及び電気的に接続された状態を維持しながら、前記ユニット部が前記本体部にさらに挿入されて第2の位置に達したときに前記本体部に対する前記ユニット部の装着が完了し、前記第1の位置と前記第2の位置との間の第3の位置に前記ユニット部が達したときに前記ユニット部に対して通電を行う通電部が前記本体部に設けられたことを特徴とするユニット着脱装置。 - 前記連結部は、前記本体部に固定された第1のコネクタを備え、
前記被連結部は、
前記第1のコネクタに連結される第2のコネクタと、
前記第2のコネクタを前記着脱方向に移動可能に支持する支持部材と、
前記第2のコネクタを前記挿入方向へ付勢する付勢部材と、
前記ユニット部に対してその先端位置が固定された突出部材とを備え、
前記通電部は、前記ユニット部が前記第3の位置に達したときに前記突出部材によりオンされるスイッチ部材を備え、前記スイッチ部材がオンされたときに前記本体部から前記ユニット部へ通電することを特徴とする請求項1記載のユニット着脱装置。 - 前記ユニット着脱装置は、画像形成装置から排出される用紙に対して所定の後処理を行う後処理装置であることを特徴とする請求項1又は2記載のユニット着脱装置。
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- 2005-11-30 JP JP2005345735A patent/JP2007148255A/ja active Pending
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