JP6825271B2 - 開閉カバー、及び、画像形成装置 - Google Patents

開閉カバー、及び、画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、回動中心を中心にして所定方向に回動して画像形成装置などの装置本体の内部を開閉する開閉カバーと、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、画像形成装置本体の内部を開閉する開閉カバーを設置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1において、画像形成装置本体には内部を開閉するための開閉カバー(開閉体)が設けられている。この開閉カバーは、回動中心を中心にして上下方向に回動して内部を開閉するものであって、開閉カバーの開き状態を維持するための紐状のストッパ(弛張部材)が設けられている。この紐状のストッパは、弛張可能に形成されていて、その一端側が開閉カバーに保持されて、その他端側が画像形成装置本体に保持されている。
一方、特許文献1には、開閉カバーにおいて、紐状のストッパを保持する固定部に大きな負荷が生じて開閉カバーが破損する不具合を軽減するために、固定部以外の位置でストッパを支持するローラ軸を設置する技術が開示されている。
従来の開閉カバーは、勢いよく開放されて弛張部材に大きな力が加わったときに、破損が生じてしまうことがあった。そして、そのように開閉カバーに破損が生じてしまったときに、その修理に要する手間、時間、コストが大きくなっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、開閉カバーが勢いよく開放されて弛張部材に大きな力が加わって開閉カバーに破損が生じてしまっても、その修理に要する手間、時間、コストを比較的小さくすることができる、開閉カバー、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明における開閉カバーは、回動中心を中心にして所定方向に回動して装置本体の内部を開閉する開閉カバーであって、開放時には当該開閉カバーの開放角度を規制するように張った状態になって、閉鎖時には当該開閉カバーの閉鎖を妨げないように弛んだ状態になる弛張部材と、前記弛張部材の弛張方向の一端側又は他端側を当該開閉カバー又は前記装置本体に保持する保持部と、開放時に張った状態の前記弛張部材を前記保持部から前記他端側又は前記一端側との間で屈曲させて支持するように当該開閉カバー又は前記装置本体に設置された支持部と、を備え、前記保持部は、前記開閉カバーの内壁面に起立するように固定された軸部であって、前記弛張部材は、前記一端側又は前記他端側に、前記軸部に挿通される挿通部を具備し、前記支持部は、スナップフィット形状部を具備して、前記スナップフィット形状部が弾性変形することにより当該開閉カバー又は前記装置本体に形成された嵌合部に着脱可能に設置されるものである。
本発明によれば、開閉カバーが勢いよく開放されて弛張部材に大きな力が加わって開閉カバーに破損が生じてしまっても、その修理に要する手間、時間、コストを比較的小さくすることができる、開閉カバー、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 画像形成装置において、(A)開閉カバーが閉鎖された状態を示す斜視図と、(B)開閉カバーが開放された状態を示す斜視図と、である。 (A)開閉カバーが閉鎖された状態を示す拡大断面図と、(B)開閉カバーが開放された状態を示す拡大断面図と、である。 開閉カバーにおける保持部と支持部との近傍を示す斜視図である。 開閉カバーにおける保持部と支持部との近傍を示す断面図である。 変形例1としての、開閉カバーにおける保持部と支持部との近傍を示す斜視図である。 図6の開閉カバーにおける支持部の近傍を示す断面図である。 変形例2としての、開閉カバーにおける保持部の近傍を示す断面図であって、(A)保持部が取り外された状態を示す図と、(B)保持部が取り付けられた状態を示す図と、である。 変形例3としての、開閉カバーにおける保持部の近傍を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5、帯電部、現像部、クリーニング部などの作像部材が一体化されたプロセスカートリッジ、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像を用紙P(シート)に転写する転写部(画像形成部)、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部(自動原稿搬送装置)、12は用紙Pが収納された給紙カセット、16はユーザーが手差しでセットした用紙Pを給送する手差し給紙トレイ、17、18は転写部7に向けて用紙Pを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、20は用紙P上に担持されたトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、31は装置本体1から排紙された用紙Pが積載される排紙トレイ、42は給紙カセット12から用紙Pを給送する給紙ローラ、を示す。
なお、プロセスカートリッジ4や、転写部7や、定着装置20などは、画像形成装置本体1に対して着脱可能に構成されている。特に、プロセスカートリッジ4は、他のユニットに比べて比較的短いサイクルで、ユーザーの作業によって交換されることになる。
図1を参照して、画像形成装置1における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送(給送)されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込部)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、プロセスカートリッジ4の感光体ドラム5上に向けて発せられる。
一方、プロセスカートリッジ4において、感光体ドラム5は図1の時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム5上に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、転写部7で、レジストローラ17、18により搬送された用紙P上に転写される。
一方、転写部7に搬送される用紙Pは、次のように動作する。
給紙カセット12に収納された用紙Pの最上方の1枚が、給紙ローラ42によって給送されて、搬送経路Kに向けて搬送される。その後、用紙Pは、複数の搬送ローラが配設された搬送経路Kを通過して、レジストローラ17、18の位置に達する。
なお、装置本体1の側方に設置された手差し給紙トレイ16が選択された場合には、ユーザーによって手差し給紙トレイ16に載置された用紙P(複数枚の用紙Pが積載された場合には、最上方の用紙P)が、給紙ローラ46によって搬送経路に向けて給送されて、レジストローラ17、18の位置に達することになる。
レジストローラ17、18の位置に達した用紙Pは、感光体ドラム5上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写部7(画像形成部)に向けて搬送される。
そして、転写工程後の用紙Pは、転写部7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達した用紙Pは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間に送入されて、定着ローラ21から受ける熱と双方の部材21、22から受ける圧力とによってトナー像が定着される(定着工程である)。トナー像が定着された定着工程後の用紙Pは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間(ニップ部である。)から送出された後に、画像形成装置本体1から排出されて、出力画像として排紙トレイ31上に積載されることになる。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図5等を用いて、本実施の形態において特徴的な開閉カバー50について詳述する。
図2、図3を参照して、本実施の形態における画像形成装置1には、回動中心(ヒンジ50a)を中心にして所定方向(図1(B)の両矢印方向である。)に回動して装置本体1(画像形成装置本体)の内部を開閉する開閉カバー50が設置されている。
具体的に、開閉カバー50は、通常の画像形成動作がおこなわれるとき、図2(A)、図3(A)に示すように、画像形成装置本体1の内部が露呈しないように閉鎖される。これに対して、開閉カバー50は、プロセスカートリッジ4の交換や、定着装置20のメンテナンスや、ジャム(紙詰り)した用紙Pの除去などがおこなわれるとき、図2(B)、図3(B)に示すように、画像形成装置本体1の内部が露呈するように開放されることになる。
そして、図3(及び、図2(B))に示すように、開閉カバー50には、弛張部材としての紐状部材53が設置されている。
弛張部材としての紐状部材53は、図3(B)(及び、図2(B))に示すように、開放時には開閉カバー50の開放角度を規制するように張った状態になって、図3(A)に示すように、閉鎖時には開閉カバー50の閉鎖を妨げないように弛んだ状態になるものである。
詳しくは、本実施の形態において、紐状部材53(弛張部材)は、伸縮性がほとんどなく、比較的強度があり、弛張性(可撓性)を有する樹脂材料で形成されたものである。また、紐状部材53は、その弛張方向(長手方向)の一端側が後述する保持部(軸部51)によって開閉カバー50に保持され、その弛張方向(長手方向)の他端側が固定ネジ60によって画像形成装置本体1に保持されている。
このように紐状部材53(弛張部材)を設けることで、開閉カバー50が開放されたときに、開閉カバー50が制限なく回動してしまって、他の部材(例えば、給紙カセット12である。)に勢いよく衝突してしまい、その部材や開閉カバー50自体が破損してしまう不具合を軽減することができる。さらには、開閉カバー50の開放角度(本実施の形態では、約90度である。)を、操作性の良い所望の角度に設定することが可能になる。
なお、本実施の形態では、弛張部材として紐状部材53を用いたが、その形状や材質は本実施の形態のものに限定されることはなく、上述したような機能を満足するために弛張性を有するものであれば良く、例えば、弛張部材として、ワイヤー状のもの、チェーン状のもの、帯状(バンド状)のもの、などを用いることもできる。
ここで、図3〜図5を参照して、本実施の形態における開閉カバー50には、紐状部材53(弛張部材)の弛張方向の一端側を開閉カバー50に保持する保持部としての軸部51が設置されている。また、図3(B)、図4、図5を参照して、開閉カバー50には、支持部52が、開放時に張った状態の紐状部材53(弛張部材)を軸部51(保持部)から他端側(装置本体1の側である。)との間で屈曲させて支持するように開閉カバー50に設置されている。
すなわち、紐状部材53は、開放時において、軸部51と固定ネジ60との間で直線状に張った状態になるのではなくて、紐状部材53に対して摺動可能な支点として機能する支持部52の位置で屈曲されて、軸部51と支持部52との間で直線状に張った状態になるとともに、支持部52と固定ネジ60との間で張った状態になる。
このように、支持部52を設けることで、開閉カバー50の開放時において、保持部として機能する軸部51にかかる力が支持部52に分散されることになるため、開閉カバー50が勢いよく開放されて軸部51が破損する不具合を軽減することができる。なお、本実施の形態において、支持部52は、図4に示すように、略コの字状(アーチ状)に形成されていて、その三方の壁部に囲まれた部分に紐状部材53が通されることになる。
さらに詳しくは、保持部としての軸部51は、開閉カバー50の内壁面に起立するように固定されている。本実施の形態では、樹脂製の開閉カバー50に一体的に軸部51が形成されている。
一方、紐状部材53(弛張部材)には、その一端側に、軸部51に挿通される環状部53a(リング部)が形成されている。この環状部53aは、樹脂材料又は金属材料で形成されていて、紐状部材53の主部(紐状の部分である。)の一端側端部に、接着等により接合されている。
そして、紐状部材53の環状部53aが軸部51に比較的弱い力で嵌め込まれることで(軽圧入されることで)、紐状部材53の一端側が開閉カバー50に固定されることになる。このように、紐状部材53の環状部53aを軸部51に嵌合させて保持するように構成することにより、紐状部材53の着脱を比較的容易におこなうことが可能になる。
ここで、本実施の形態において、支持部52は、弾性変形することにより開閉カバー50に対して着脱可能に設置されるように形成されている。すなわち、支持部52は、軸部51のように開閉カバー50に対して一体的に固定して設置されているのではなくて、図5の両矢印方向に移動させて、開閉カバー50に対して工具を用いることなく装着したり取り外したりすることができるように形成されている。
詳しくは、図4、図5を参照して、支持部52は、その一部にスナップフィット形状部52aが形成されている。そして、支持部52は、スナップフィット形状部52aが弾性変形することにより、開閉カバー50に形成された嵌合部50b(穴部である。)に着脱可能に設置されることになる。
具体的に、スナップフィット形状部52aは、略コの字状(アーチ状)に形成された支持部52において、長手方向(図5の紙面垂直方向である。)の両端部に起立するように形成されている。そして、スナップフィット形状部52aに作業者による力が加えられて、支持部52が長手方向に短くなるように弾性変形された状態になると、開閉カバー50の嵌合部50bの長手方向の長さよりも支持部52の長手方向の長さが短くなるとともに、突起部の嵌合が解除されて、嵌合部50bに対して支持部52を取り外したり装着したりできるような状態になる。これに対して、スナップフィット形状部52aへの作業者による力が除去されると、支持部52の弾性変形が解除された状態になって、開閉カバー50の嵌合部50bの長手方向の長さに支持部52の長手方向の長さが合致するとともに、突起部が嵌合されて、嵌合部50bに対して支持部52が固定された状態になり、上述したような支持部52としての機能が発揮されることになる。
このように、本実施の形態では、開閉カバー50に対して工具を用いることなく支持部52を着脱できるように構成しているため、開閉カバー50が勢いよく開放されて紐状部材53に大きな力が加わって、支持部52に破損が生じてしまっても、その支持部52を新品のものに簡単に交換することができる。そのため、開閉カバー50の修理に要する手間、時間、コストを小さくすることができる。
特に、本実施の形態において、支持部52の位置や形状などを最適化して、開閉カバー50が勢いよく開放されて紐状部材53に大きな力が加わったときに、その力が他の部位よりも支持部52にかかりやすく設定することで、他の部位を破損させずに支持部52のみが破損するようにすることができる。これにより、上述したような本発明の効果がさらに確実に発揮されることになる。
ここで、本実施の形態において、支持部52は、開閉カバー50の他の部分に比べて、比較的機械的強度の低い樹脂材料で形成されている。そのため、開閉カバー50が勢いよく開放されて紐状部材53に大きな力が加わったときに、その力が他の部位よりも支持部52に破損が生じやすくなる。これにより、上述したような本発明の効果がさらに確実に発揮されることになる。
なお、本実施の形態において、支持部52を、樹脂材料ではなくて、金属材料で形成することもできる。
このような場合には、支持部52の機械的強度が高まって、開閉カバー50が勢いよく開放されて紐状部材53に大きな力が加わったときに、支持部52が破損しにくくなって、開閉カバー50の全体的な強度を向上させることができる。
また、本実施の形態において、支持部52を、少なくとも紐状部材53(弛張部材)に当接する部分が弾性材料で形成されたものとすることもできる。
このような場合には、支持部52に作用する力を吸収しやすくなり、開閉カバー50が勢いよく開放されて紐状部材53に大きな力が加わったときに、支持部52が破損しにくくなって、開閉カバー50の全体的な強度を向上させることができる。
<変形例1>
図6は、変形例1としての開閉カバー50における軸部51(保持部)と支持部52との近傍を示す斜視図であって、本実施の形態における図4に対応する図である。また、図7は、開閉カバー50における支持部52の近傍を長手方向に示す断面図である。
変形例1の開閉カバー50においても、本実施の形態のものと同様に、支持部52は、弾性変形することにより開閉カバー50に対して着脱可能に設置されるように形成されている。しかし、図6、図7に示すように、変形例1の開閉カバー50は、支持部52の形状が、本実施の形態のものと相違する。
図6、図7を参照して、支持部52には、押え部52b、引掛け部52c、把持部52d、等が形成されている。そして、主として、把持部52dと押え部52bとがスナップフィット形状部として機能して、その部分が弾性変形することにより、開閉カバー50に形成された嵌合部50c(変形例1では、貫通穴部である。)に着脱可能に設置されることになる。
具体的に、変形例1における支持部52は、把持部52dに作業者による力が加えられて、押え部52bが長手方向に真っ直ぐ伸びるように弾性変形された状態になると、押え部52bと引っ掛け部52bとで開閉カバー50を挟み込んだ状態が解除されて、嵌合部50cに対して支持部52を取り外したり装着したりできるような状態になる。これに対して、把持部52dへの作業者による力が除去されると、図6、図7に示すように、押え部52bの弾性変形が解除されて弓状になって、押え部52bと引っ掛け部52bとで開閉カバー50を挟み込んだ状態になり、嵌合部50cに対して支持部52が固定されることになる。
このように支持部52を構成した場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
<変形例2>
図8は、変形例2としての開閉カバー50における保持部61の近傍を示す断面図であって、特に、図8(A)は保持部61が開閉カバー50から取り外された状態を示す図であり、図8(B)は保持部61が開閉カバー50に取り付けられた状態を示す図である。
変形例2における開閉カバー50は、本実施の形態のものとは異なり、支持部62が、略コの字状(アーチ状)に形成されていて、開閉カバー50の内壁面に起立するように一体的に固定して設置されている。また、変形例2では、保持部として固定された軸部51を用いるのではなくて、保持部としてプッシュリベット61を用いている。そして、プッシュリベット61(保持部)は、その一部が弾性変形して軸径が広がることにより、開閉カバー50に形成された穴部50dに対して、紐状部材53の環状部53aを挿通させた状態で、着脱可能に設置されることになる。
具体的に、保持部としてのプッシュリベット61は、例えば、ナイロン樹脂で形成されたものであって、公知のものと同様にピン部61aや弾性変形部61bで構成されている。そして、プッシュリベット61は、図8(A)に示すように、ピン部61aが押し込まれていなくて頭部から突出した状態であるときに、弾性変形部61bの軸径が穴部50dの穴径よりも小さな状態になって、穴部50dに対してプッシュリベット61を取り外したり装着したりできるような状態になる。これに対して、プッシュリベット61は、図8(B)に示すように、作業者によってピン部61aが押し込まれた状態になると、ピン部61aに押動されて弾性変形部61bの軸径が大きくなるように弾性変形して、穴部50dに対してプッシュリベット61が嵌合した状態になり、穴部50dに対してプッシュリベット61(紐状部材53の一端側)が固定されることになる。
このように、支持部52ではなく保持部(プッシュリベット61)を着脱可能に構成した場合であっても、開閉カバー50が勢いよく開放されて紐状部材53に大きな力が加わって、プッシュリベット61に破損が生じてしまっても、そのプッシュリベット61を新品のものに簡単に交換することができる。そのため、開閉カバー50の修理に要する手間、時間、コストを小さくすることができる。
特に、変形例2において、プッシュリベット61の位置や形状などを最適化して、開閉カバー50が勢いよく開放されて紐状部材53に大きな力が加わったときに、その力が他の部位よりもプッシュリベット61にかかりやすく設定することで、他の部位を破損させずにプッシュリベット61のみが破損するようにすることができる。これにより、上述したような本発明の効果がさらに確実に発揮されることになる。
<変形例3>
図9は、変形例3としての開閉カバー50における保持部61の近傍を示す図である。
図9に示すように、変形例3における開閉カバー50は、変形例2のものと同様に、保持部としてプッシュリベット61が用いられている。しかし、変形例3では、プッシュリベット61(保持部)が、弾性部材65を介して、開閉カバー50に対して着脱可能に設置されるように形成されている。詳しくは、弾性部材65は、発泡ポリウレタンなどの弾性材料からなるドーナッツ状の部材であって、紐状部材53の環状部53aとともに、プッシュリベット61によって開閉カバー50の内壁面に保持される。このとき、弾性部材65は、紐状部材53の環状部53aと、開閉カバー50と、の間に挟まれるように配置されて、緩衝材として機能するため、開閉カバー50が勢いよく開放されて紐状部材53に大きな力が加わっても、その力が開閉カバー50やプッシュリベット61に伝わりにくくなる。そのため、開閉カバー50やプッシュリベット61が破損する不具合も生じにくくなる。
なお、変形例3では、プッシュリベット61(保持部)が、弾性部材65を介して、開閉カバー50に対して着脱可能に設置されるように構成したが、本実施の形態のような構成の場合には、支持部52が弾性部材を介して開閉カバー50に対して着脱可能に設置されるように構成することもできる。
以上説明したように、本実施の形態における開閉カバー50は、紐状部材53(弛張部材)の弛張方向一端側を開閉カバー50に保持する軸部51(保持部)と、開放時に張った状態の紐状部材53を軸部51から弛張方向他端側との間で屈曲させて支持するように開閉カバー50に設置された支持部52と、が設けられている。そして、支持部52は、弾性変形することにより開閉カバー50に対して着脱可能に設置されるように形成されている。
これにより、開閉カバー50が勢いよく開放されて紐状部材53に大きな力が加わって開閉カバー50に破損が生じてしまっても、その修理に要する手間、時間、コストを比較的小さくすることができる。
なお、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置1に設置される開閉カバー50に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置に設置される開閉カバーに対しても当然に本発明を適用することができる。また、プロセスカートリッジ4などを着脱するための開閉カバー50に限定されず、開閉カバーとしても機能して開閉可能(回動可能)に構成された手差しトレイ16などに対しても本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置1に設置される開閉カバー50に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や種々の形態の印刷機などである。)に設置される開閉カバーや、画像形成装置以外の装置に設置される開閉カバーに対しても、本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、開閉カバー50の側に保持部51や支持部52を設けて、保持部51と支持部52とのうちいずれか一方を、工具を用いることなく着脱できるように構成した。これに対して、画像形成装置本体1の側に保持部や支持部を設けて、その保持部と支持部とのうちいずれか一方を、工具を用いることなく着脱できるように構成することもできる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
4 プロセスカートリッジ、
50 開閉カバー(開閉部材)、
50a ヒンジ(回動中心)、
50b、50c 嵌合部、
50d 穴部、
51 軸部(保持部)、
52 支持部、
52a スナップフィット形状部、
52b 押え部、 52c 引掛け部、 52d 把持部、
53 紐状部材(弛張部材)、
53a 環状部、
60 固定ネジ、
61 プッシュリベット(保持部)、
61a ピン部、 61b 弾性変形部、
65 弾性部材。
特開2005−141020号公報

Claims (8)

  1. 回動中心を中心にして所定方向に回動して装置本体の内部を開閉する開閉カバーであって、
    開放時には当該開閉カバーの開放角度を規制するように張った状態になって、閉鎖時には当該開閉カバーの閉鎖を妨げないように弛んだ状態になる弛張部材と、
    前記弛張部材の弛張方向の一端側又は他端側を当該開閉カバー又は前記装置本体に保持する保持部と、
    開放時に張った状態の前記弛張部材を前記保持部から前記他端側又は前記一端側との間で屈曲させて支持するように当該開閉カバー又は前記装置本体に設置された支持部と、
    を備え、
    前記保持部は、前記開閉カバーの内壁面に起立するように固定された軸部であって、
    前記弛張部材は、前記一端側又は前記他端側に、前記軸部に挿通される挿通部を具備し、
    前記支持部は、スナップフィット形状部を具備して、前記スナップフィット形状部が弾性変形することにより当該開閉カバー又は前記装置本体に形成された嵌合部に着脱可能に設置されることを特徴とする開閉カバー。
  2. 回動中心を中心にして所定方向に回動して装置本体の内部を開閉する開閉カバーであって、
    開放時には当該開閉カバーの開放角度を規制するように張った状態になって、閉鎖時には当該開閉カバーの閉鎖を妨げないように弛んだ状態になる弛張部材と、
    前記弛張部材の弛張方向の一端側又は他端側を当該開閉カバー又は前記装置本体に保持する保持部と、
    開放時に張った状態の前記弛張部材を前記保持部から前記他端側又は前記一端側との間で屈曲させて支持するように当該開閉カバー又は前記装置本体に設置された支持部と、
    を備え、
    前記支持部は、前記開閉カバーの内壁面に起立するように固定されて、
    前記弛張部材は、前記一端側又は前記他端側に、挿通部を具備し、
    前記保持部は、プッシュリベットであって、その一部が弾性変形して軸径が広がることにより当該開閉カバー又は前記装置本体に形成された穴部に対して前記挿通部を挿通させた状態で着脱可能に設置されることを特徴とする開閉カバー。
  3. 前記保持部又は前記支持部は、弾性部材を介して、当該開閉カバー又は前記装置本体に対して着脱可能に設置されるように形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉カバー。
  4. 回動中心を中心にして所定方向に回動して装置本体の内部を開閉する開閉カバーであって、
    開放時には当該開閉カバーの開放角度を規制するように張った状態になって、閉鎖時には当該開閉カバーの閉鎖を妨げないように弛んだ状態になる弛張部材と、
    前記弛張部材の弛張方向の一端側又は他端側を当該開閉カバー又は前記装置本体に保持する保持部と、
    開放時に張った状態の前記弛張部材を前記保持部から前記他端側又は前記一端側との間で屈曲させて支持するように当該開閉カバー又は前記装置本体に設置された支持部と、
    を備え、
    前記保持部又は前記支持部は、
    弾性変形することにより当該開閉カバー又は前記装置本体に対して着脱可能に設置されるように形成されて、
    弾性部材を介して、当該開閉カバー又は前記装置本体に対して着脱可能に設置されるように形成されたことを特徴とする開閉カバー。
  5. 前記保持部又は前記支持部は、樹脂材料で形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の開閉カバー。
  6. 前記保持部又は前記支持部は、金属材料で形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の開閉カバー。
  7. 前記保持部又は前記支持部は、少なくとも前記弛張部材に当接する部分が弾性材料で形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の開閉カバー。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の開閉カバーを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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