JP2011196445A - 取り外し可能な配線等の固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】被取付部材の取付側から容易に取り外すことが可能な固定具を提供する。
【解決手段】固定具1の保持部4の台座部4dを弾性変形可能なように枠状とし、一対の保持部分4a,4bを互いに近づける方向に押圧すると弾性変形し、かつ、その押圧を解除すると一対の保持部分4a,4bを元の状態に戻すように弾性復元するようにした。そして、取付部5の一対の取付部分5a,5bを、一対の保持部分4a,4bを互いに近づく方向に押圧すると互いに近づく方向に連動するように一対の保持部分4a,4bの各々に接続した。これにより、保持部4を摘むことにより、固定具1を取付板3の取付側から取り外すことができるので、固定具1の取り外し作業を容易にすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定具に関し、更に詳しくは、シャーシ、パネルまたは壁等のような被取付部材に配線や配管等を固定する固定具を被取付部材の取付側から容易に取り外すことが可能な固定具に関する。
自動車や電子機器等の配線経路においては、例えば配線同士のかさばりや配線から配線基板等への電気的干渉を防止する等の観点から、配線等を保持してシャーシやパネル等の被取付部材の所望の位置に固定する様々な合成樹脂製の固定具が使用されている。
この固定具は、配線等を保持する保持部と、その保持部の底面に垂設されたシャーシ等への取付部とを備えており、その取付部を被取付部材の孔内に挿入し係止させることにより被取付部材に取り付けている。
ところで、近年、固定具においては、メンテナンスおよび解体作業の容易化の要求等が高まっており、固定具を被取付部材の取付側から容易に取り外すことが可能なように様々な工夫がなされている。
例えば固定具の取付部に、固定具を取り外すための操作部を接続し、これを保持部の底面と被取付部材の取付側との間から左右の両側または片側から引き出し、その操作部を手指で左右から摘んだり押したりすることで取付部の幅を縮めて固定具を被取付部材の取付側から取り外せるようにした構造がある(例えば特許文献1,2,3参照)。
しかしながら、これら特許文献1〜3の場合、固定具を取り外すための操作部が極めて小さい上、固定具の底部に設けられているので、固定具の上側の保持部や隣接部材(他の配線、電子機器または壁等)に邪魔されて、操作部を手指で摘んだり押したりすることが難しい。このため、取付部に上手く力を伝えることができないので、取付部が充分に縮小変形しない場合があり、その状態で固定具を引き抜こうとすると、固定具の取付部が被取付部材の孔に引っ掛かり固定具を上手く抜くことができない場合がある。また、操作部を摘むことができたとしても、安定性を欠くので片手では固定具を取り外すことができず、一方の手指で操作部を摘みながら、他方の手指で固定具を引き抜くというように両手を使って作業をしなければならない場合もある。また、作業者が作業手袋をしている時には、操作部が小さすぎて上手く摘めない場合もある。このように固定具の取り外し作業に支障をきたす場合がある、という問題がある。
また、特許文献1〜3とは異なる構造の固定具として、ケーブルタイと、これを固定するヘッド部とを備え、そのヘッド部の底面に取付部を設けて固定具を被取付部材に着脱自在に取り付けた固定具がある。その中には、取り外し操作部をヘッド部の底面から側面に沿って折り曲げ上部まで引き出してヘッド部に接続している構造もある(例えば特許文献4参照)。
しかしながら、上記した特許文献1〜3を含め特許文献4では、固定具の外形が複雑になり過ぎて成型が難しい、という問題がある。
特開平6−275967号公報 実開平7−10518号公報 特開2007−10140号公報 特開2004−274073号公報
本発明の目的は、シャーシ等の被取付部材の取付側から容易に取り外すことが可能な固定具を提供することにある。
本発明の他の目的は、成型を容易にすることが可能な固定具を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の固定具は、被固定物を保持する保持部と、該保持部を被取付部材に着脱自在の状態で取り付ける取付部とを一体的に備える固定具において、前記保持部は、第1間隔を保って対向する一対の保持部分と、該一対の保持部分を互いに接続する弾性変形可能な台座部とを備えており、前記取付部は、前記台座部の下方に設けられ、前記第1間隔よりも狭い第2間隔を保って対向する一対の取付部分と、該一対の取付部分の各々の外周に突設された係止部とを備えており、前記一対の取付部分は、前記取付部の先端において接続されているとともに、前記取付部の後端側において前記一対の保持部分の各々に接続されている。
また、上記の固定具において、前記台座部は、枠状に形成されている。
また、上記の固定具において、前記台座部は、その枠面が前記一対の保持部分の延在方向に対して交差するように一体的に接続されている。これにより、固定具で被固定物を保持する前に、固定具を被取付部材に取り付ける場合において、固定具の台座部の枠内から取付部と被取付部材の孔の一部とを見ることができるので、固定具の取付部と被取付部材の孔との位置関係を容易に把握することができる。このため、固定具の取付作業を容易にすることができる。
また、上記の固定具において、前記保持部を前記被取付部材に取り付けた場合に前記被取付部材を押さえる押さえ部を一体的に設けた。固定具を取り外すための操作部が必要なくなるので、押さえ部の幅を広くすることができる。このため、固定具を被取付部材に固定した場合の安定性を向上させることができる。
本発明の固定具によれば、保持部の台座部を弾性変形可能としたことにより、保持部の一対の保持部分を互いに近づく方向に手指で左右から摘むと台座部が弾性変形し、一対の保持部分の各々に接続されている一対の取付部分を互いに近づく方向に連動させることができる。この状態で、固定部を被取付部材から引き抜くことで、固定具を被取付部材の取付側から取り外すことができる。すなわち、比較的大きくて安定して摘むことが可能な一対の保持部分を摘むことで固定具を取り外せるので、固定具を容易に取り外すことができる。このため、メンテナンスや解体作業の作業性を向上させることができる。
また、固定具を取り外すための操作部を別個に設ける必要が無いので、固定具の外形を簡単化することができる。このため、固定具の成型を容易にすることができるので、固定具の歩留まりを向上させることができ、固定具の量産性を向上させることができる。このため、固定具のコストを低減することができる。
本発明の実施の形態の固定具の全体斜視図である。 図1の固定具の正面図である。 図1の固定具の全体斜視図である。 図1の固定具の全体斜視図である。 図1の固定具の正面図である。 図5の固定具の背面図である。 図5の固定具の左側面図である。 図5の固定具の右側面図である。 図5の固定具を下から見た底面図である。 図5の固定具を上から見た平面図である。 固定具の取り付け作業時の正面図である。 図11の固定具を上から見た平面図である。 図11に続く固定具の取り付け作業時の正面図である。 図13の固定具を上から見た平面図である。 図13に続く固定具の取り付け作業時の正面図である。 図15の固定具を上から見た平面図である。 固定具の取り外し作業時の正面図である。 図17の固定具を上から見た平面図である。 図17に続く固定具の取り外し作業時の正面図である。 図19の固定具を上から見た平面図である。 図19に続く固定具の取り外し作業時の正面図である。 図21に続く固定具の取り外し作業時の正面図である。
以下、本発明の実施の形態の固定具について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
[固定具の全体構成]
図1は本実施の形態の固定具1の斜視図、図2は図1の固定具1の正面図、図3および図4は図1の固定具1の全体斜視図、図5は図1の固定具1の正面図、図6は図5の固定具1の背面図、図7は図5の固定具1の左側面図、図8は図5の固定具1の右側面図、図9は図5の固定具1を下から見た底面図、図10は図5の固定具1を上から見た平面図をそれぞれ示している。
図1および図2に示すように、固定具1は、例えば家電製品、複写機等の情報機器、自動販売機および自動車の配線経路において、複数本の配線(被固定物)2等を保持し、シャーシ、パネルまたは壁面等の取付板(被取付部材)3の所望の位置に固定する道具である。
この固定具1は、例えば弾性を有するプラスチックによって一体成型されており、配線2等を保持する保持部4と、保持部4を取付板3に取り付ける取付部5と、取り付けられた固定具1から取付板3に対して突っ張り力を与える押さえ部6とを備えている。配線2は、固定具1の保持部4の枠内に保持される。この保持部4の底面側には、取付部5が垂設されている。固定具1は、取付部5を取付板3の孔3a内に挿入して係止することで着脱自在の状態で取り付けられる。
[保持部の構成]
図1〜図6に示すように、保持部4は、その縦枠を形成する一対の第1、第2保持部分(一対の保持部分)4a,4bと、上横枠を形成する閉止部4cと、下横枠を形成する台座部4dとを備えている。
第1、第2保持部分4a,4bは、第1間隔を保って対向するように配置されている。第1保持部分4aは、薄肉部4eを介して閉止部4cに一体的に接続されている。この閉止部4cの先端には、鉤状の係合部4fが設けられている。一方、第2保持部分4bの端部には、閉止部4cの鉤状の係合部4fが係合する被係合部4gが設けられている。この被係合部4gは、係合部4fが挿入される挿入孔4ghと、挿入された係合部4fを固定する係合片4gpとを備えている。
また、図1〜図6および図9、図10に示すように、第1、第2保持部分4a,4bは、それらの間に介在された台座部4dによって互いに接続されている。
この台座部4dは、弾性変形および弾性復元が可能なように、例えば枠状に形成されている。これにより、第1、第2保持部分4a,4bを互いに近づく方向に押圧すると、台座部4dが弾性変形するので、第1、第2保持部分4a,4bを互いに近づける方向に動かすことができる。一方、その押圧を解除すると、台座部4dが、第1、第2保持部分4a,4bの位置関係を押圧前の状態に戻すように弾性復元するので、第1、第2保持部分4a,4bの第1間隔を保つことができる。
台座部4dの平面形状は、例えば円形状や矩形状でも良いが、略楕円枠形状に形成されていることが好ましい。そして、平面楕円形状の台座部4dは、その短径方向に第1、第2保持部分4a,4bが位置するように配置されている。これにより、第1、第2保持部分4a,4bを互いに近づける方向に押圧し易くすることができるので、作業性を向上させることができる。
また、台座部4dは、その長径方向が配線2の延在方向に一致し、配線2の延在方向に向かって長くなるように配置されている。これにより、複数本の配線2を安定して受け止めることができる。
また、台座部4dは、第1、第2保持部分4a,4bの延在方向に対して交差するように接続されている。これにより、配線2の受け止め長さが長いにもかかわらず、配線2の取り付け前に固定具1を取付板3に取り付ける場合において、固定具1を上から見た時に、台座部4dの枠内から取付部5と取付板3の孔3aの一部とを見ることができるので、固定具1の取付部5と、取付板3の孔3aとの位置関係を容易に把握することができる。このため、固定具1の取付作業を容易にすることができる。
[取付部の構成]
図1〜図10に示すように、取付部5は、台座部4dの下方に設けられており、支柱を形成する一対の第1、第2取付部分(一対の取付部分)5a,5bと、その各々の先端側外周に突設された係止部5cとを備えている。
第1、第2取付部分5a,5bは、上記した第1間隔よりも狭い第2間隔を保って対向するように設けられている。この第1、第2取付部分5a,5bは、取付部5の先端において互いに接続されている。すなわち、取付部5は先端を中心に左右に折り曲げた構成になっている。そして、第1、第2取付部5a,5bには外側に向かう付勢力が働いている。
また、第1、第2取付部分5a,5bは、取付部5の後端側(保持部4側)において第1、第2保持部分4a,4bの各々に接続されている。これにより、本実施の形態の固定具1においては、保持部4の第1、第2保持部分4a,4bを互いに近づく方向に押圧すると、取付部5の第1、第2取付部分5a,5bも互いに近づく方向に連動する。すなわち、第1、第2保持部分4a,4bを互いに近づく方向に押圧することで、第1、第2取付部分5a,5bを互いに近づく方向に連動させて、取付部5を取付板3の孔3aから取り外すことができる。したがって、後述のように、固定具1を取付板3の取付側から容易に取り外すことができる。
また、固定具1を取り外すための操作部を無くせるので、台座部4dの上面から取付板3の上面までの距離d1(図2参照)を短くすることができる。このため、電波障害を減衰させることができる。
また、固定具1を取り外すための操作部を無くせるので、固定具1の取り付け時に、固定具1を取り外すための操作部が障害になるという不具合を無くせる。このため、固定具1の取り付け作業性を向上させることができる。
さらに、固定具1を取り外すための操作部を無くせるので、固定具1の外形(構造)を簡単化することができる。このため、固定具1の金型成型を容易にすることができるので、歩留まりを向上させることができ、量産性を向上させることができる。したがって、固定具1のコストを低減することができる。
このような取付部5の先端は、その径が先端に向かって次第に小さくなるように矢尻状に形成されている。すなわち、第1、第2取付部分5a,5bの先端側外周は、係止部5cから先端に向かって傾斜している。これにより、取付部5を取付板3の孔3aに挿入し易くなっている。なお、取付部5の先端面は、図9に示すように、第1、第2取付部分5a,5bの隣接方向の長さの方が、これに直交する方向よりも長く、取付板3の孔3aの直径よりも大きくなっている。
係止部5cは、取付板3の孔3aに挿入された取付部5を係止する部分である。係止部5cには、第1、第2取付部分5a,5bの側面に直交するように係止面(段差面)5csが形成されている。取付部5を取付板3の孔3aに挿入すると、この係止面5csが取付板3の裏面(取付部5を挿入した面の裏側の面)の孔3aの周辺部分に接触した状態で引っ掛かることで、取付部5は取付板3に係止される。
[押さえ部の構成]
図1〜図10に示すように、押さえ部6は、固定具1を取付板3に取り付けた時に取付板3を押さえる部材であり、固定具1の左右において、第1、第2保持部分4a,4bと、第1、第2取付部分5a,5bとの外側交差部から取付板3に向かって弾性を持つように延在した状態で形成されている。取付板3は、押さえ部6と係止部5cとで挟持される。この押さえ部6により、振動等が生じても、固定具1が取付板3から簡単に外れないようになっている。
また、上記した特許文献1〜4の場合、固定具1を取り外すための操作部を押さえ部の横に設けるため、押さえ部の幅が短くなる。これに対して、本実施の形態の固定具1においては、固定具1を取り外すための操作部を無くすことができるので、この押さえ部6の幅を広くすることができる。このため、固定具1を取付板3に取り付けた時の安定性を向上させることができる。したがって、配線2等をしっかりと固定することができる。
[固定具の取り付け方法]
次に、固定具1の取り付け方法について図11〜図16を参照して説明する。なお、図11〜図16の偶数番号は固定具1の取り付け作業時の正面図を示し、奇数番号は直前の図の固定具1を上から見た平面図を示している。また、ここでは、固定具1を取付板3に取り付けてから固定具1で配線2等を保持する場合について説明するが、配線2等を保持した固定具1を取付板3に取り付けても良い。
まず、図11および図12に示すように、固定具1の取付部5を、取付板3の孔3aにあてる。この時、上記した特許文献1〜4等の場合、固定具の取付部の位置が分からないので、おおよその見当をつけるか斜め方向から見ることで固定具の取付部を取付板の孔内に差し入れるようにしている。このため、固定具の取付部と取付板の孔の位置が一致しない場合がある。また、固定具1の装着箇所に他の部材(配線、電子部材あるいは壁等)があり、取付板の孔の位置を斜めから確認し難い場合もある。このため、固定具の取り付け作業が煩雑になる場合がある。
これに対して、本実施の形態の固定具1においては、図12に示すように、台座部4dが枠状に形成されているので、台座部4dの枠内から取付部5と取付板3の孔3aの一部とを見ることができる。このため、固定具1の取付部5と取付板3の孔3aとの位置関係を容易に把握することができるので、固定具1の取付作業を容易にすることができる。
また、本実施の形態の固定具1においては、背景技術で説明した特許文献1〜3に記載の固定具を取り外すための操作部が無いので、その操作部が固定具1の取り付け時の障害になるという不具合を無くせる。このため、固定具1の取り付け作業性を向上させることができる。
続いて、図13および図14に示すように、固定具1の取付部5を取付板3の孔3a内に差し込む。本実施の形態の固定具1においては、取付部5の第1、第2取付部分5a,5bの隣接方向の長さが、孔3aの直径より大きいので、取付部5の係止部5cが孔3aを通過するまでは、第1、第2取付部分5a,5bが互いに近づく方向に撓む。この時、第1、第2保持部分4a,4bが互いに近づく方向に動けるように台座部4dも弾性変形する。
続いて、図15および図16に示すように、固定具1の取付部5の係止部5cが孔3aを通過すると、取付部5の第1、第2取り付け部分5a,5bおよび台座部4dは、取り付け前の元の状態に戻るように弾性復元する。同時に、押さえ部6が取付板3を押さえる。これにより、固定具1は、取付板3にしっかりと取り付けられる。
なお、この後、配線2等を、保持部4の枠内に収めてから薄肉部4eを起点として閉止部4cを折り曲げて、閉止部4cの先端の係合部4fを第2保持部4bの先端の被係合部4gに嵌めることにより配線2等を保持する。
[固定具の取り外し方法]
次に、固定具1の取り外し方法について図17〜図22を参照して説明する。なお、図17、図19、図21および図22は、固定具1の取り外し作業時の正面図を示し、図18、図20は直前の図の固定具1を上から見た平面図を示している。また、図17、図19、図21および図22では配線2を破線で示し、図18および図20では保持部に保持された配線2等を省略している。
まず、図17および図18に示すように、固定具1の第1、第2保持部分4a,4bを片方の手指で摘み、第1、第2保持部分4a,4bを左右から互いに近づく方向に押圧する。
このため、図19および図20に示すように、固定具1の台座部4dも第1、第2保持部分4a,4bが近づくことが可能なように弾性変形するとともに、取付部5の第1、第2取付部分5a,5bも互いに近づく方向に連動する。これにより、取付部5の第1、第2取付部分5a,5bの隣接方向の長さを取付板3の孔3aの径よりも小さくする。
その状態で、図21に示すように、固定具1を取付板3から離れる方向に引き、取付板3の取付側から取り外す。その後、図22に示すように、手指からの押圧を解除すると、台座部4dおよび第1、第2取付部分5a,5bの弾性復元により、固定具1の第1、第2保持部分4a,4bおよび第1、第2取付部分5a,5bの各々の間隔が、手指による押圧前の元の状態に戻る。
このように、本実施の形態の固定具1においては、第1、第2保持部分を押圧することで、固定具1を取付板3の取付側から取り外すことができる。この際、固定具1の保持部4の第1、第2保持部分4a,4bは、背景技術で説明した特許文献1〜3の固定具を取り外すための操作部よりも大きいので、片方の手指でも、また、仮に作業手袋をしているような場合でも、しっかりと安定して摘むことができる。
また、固定具1の保持部4は、特許文献1〜3の固定具を取り外すための操作部より上方(取付板3から離れた位置)にあるので、第1、第2保持部分4a,4bを摘む時に、保持部4自体に邪魔されることはないし、他の配線や電子部品あるいは壁面に邪魔され難い。
したがって、固定具1を取付板3の取付側から容易に取り外すことができる。このため、固定具1を用いている機器等のメンテナンスや解体作業の作業性を向上させることができる。例えば自動車や機器等の解体作業に際して、固定具1を力任せに引き抜くと、取付板3の取付側の裏側に固定具1の矢尻状の先端部分が残されてしまい、解体作業やリサイクル作業の作業性を損なう場合がある。これに対して、本実施の形態の固定具1の場合は、固定具1を取付板3の取付側から容易に取り外すことができ、取付板3の裏側に固定具1の矢尻状の先端部が残らないので、解体作業およびリサイクル作業の作業性を向上させることができる。
本発明の固定具は、固定具を被取付部材の取付側から容易に取り外すことができるので、例えば家電製品、複写機等のような情報機器、自動販売機あるいは自動車の配線、配管または電子部品等を被取付部材に固定する固定具に利用できる。
1 固定具
2 配線(被固定物)
3 取付板(被取付部材)
3a 孔
4 保持部
4a 第1保持部分(一対の保持部分)
4b 第2保持部分(一対の保持部分)
4d 台座部
5 取付部
5a 第1取付部分(一対の取付部分)
5b 第2取付部分(一対の取付部分)
5c 係止部
5cs 係止面
6 押さえ部

Claims (4)

  1. 被固定物を保持する保持部と、該保持部を被取付部材に着脱自在の状態で取り付ける取付部とを一体的に備える固定具において、
    前記保持部は、第1間隔を保って対向する一対の保持部分と、該一対の保持部分を互いに接続する弾性変形可能な台座部とを備えており、
    前記取付部は、前記台座部の下方に設けられ、前記第1間隔よりも狭い第2間隔を保って対向する一対の取付部分と、該一対の取付部分の各々の外周に突設された係止部とを備えており、
    前記一対の取付部分は、前記取付部の先端において接続されているとともに、前記取付部の後端側において前記一対の保持部分の各々に接続されている固定具。
  2. 前記台座部は、枠状に形成されている請求項1記載の固定具。
  3. 前記台座部は、その枠面が前記一対の保持部分の延在方向に対して交差するように一体的に接続されている請求項2記載の固定具。
  4. 前記保持部を前記被取付部材に取り付けた場合に前記被取付部材を押さえる押さえ部を一体的に設けた請求項1、2または3記載の固定具。
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