JP3133424U - 結束保持具 - Google Patents

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賢吉 名取
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Abstract

【課題】複数の電線等を結束状態で基板に装着する際に、基板に結束リングを強固に固定することができるとともに、何回か着脱を繰り返しても翼片が折れ曲がらず、繰り返し再利用することができる結束保持具を提供する。
【解決手段】自由端を係止機構Aにより連結された結束リング1と、上記結束リング1の下側に設けられ基板9の取付け孔13に嵌挿される断面U字型の弾性突部14と、上記弾性突部14の左右両外側面に上下方向に間隔を保って突設されていて上記取付け孔13に圧接される複数の翼片17と、上記弾性突部14の上端と結束リング1の下面との間に設けられ弾性突部14の取付け孔13への嵌入時に弾性突部14を内方に弾発的に変形させる弾性変形部15と、を具備したものである。
【選択図】図2

Description

本考案は、例えば、ゲーム機の基板の裏側に配線する際に使用する結束保持具に係り、特に、取り付け孔に嵌合して取り付けるにあたって、取り付け部が不用意に変形せず繰り返し再利用できるようにしたものに関する。
例えば、ゲーム機の基板の裏面には、ゲーム機を作動させる種々の電子機器が配置されており、各電子機器を結線する電線等が多数配線されており、それらの配線を結束状態で装着するために、プラスチック製の結束保持具が使用されている。
この結束保持具は、電線の結束リングの下端に固定軸を垂設し、その両側面の上下に亘り、複数に翼片を突設したものであり、前記固定軸を基板の裏面に穿設した取付け孔に嵌合し、翼片を取付け孔の内壁面に圧接させることにより、取付け孔へ強固に固定し、複数本の電線を結束リングに保持させている。
ところが、実際には修理等で電線の取付け位置を変更するために別の位置に穿設した取付け孔に保持具を差し替えたい場合とか、リサイクル品から保持具を回収して再使用しようとする場合があるが、何回か着脱を繰り返していると、翼片の先端が取付け孔の内壁面に喰い込んで折れ曲がるように変形してしまい、再利用することができないという問題があった。
本考案はこのような点に基づいてなされたものであってその目的とするところは、複数の電線等を結束状態で基板に装着する際に、基板に結束リングを強固に固定することができるとともに、何回か着脱を繰り返しても翼片が折れ曲がらず、繰り返し再利用することができる結束保持具を提供することにある。
上記の目的を達成するべく本願考案の請求項1による結束保持具は、自由端を係止機構により連結された結束リングと、上記結束リングの下側に設けられ基板の取付け孔に嵌挿される断面U字型の弾性突部と、上記弾性突部の左右両外側面に上下方向に間隔を保って突設されていて上記取付け孔に圧接される複数の翼片と、上記弾性突部の上端と結束リングの下面との間に設けられ弾性突部の取付け孔への嵌入時に弾性突部を内方に弾発的に変形させる弾性変形部と、を具備したことを特徴とするものである。
上記結束保持具は、基板に穿設した取付け孔に断面U字型の弾性突部を嵌挿し、翼片を取付け孔の内壁面に圧接させると、弾性変形部が弾発的に変形し、弾性突部が内方へ変形するので、翼片は取付け孔に容易に嵌合される。嵌合後は弾性変形部及び弾性突部の弾発力により、翼片が取付け孔の内壁面に喰い込み、結束リングは基板上に確実に固定される。この結束リングの係止機構を開閉して複数本の電線を結束リング内に差し込んで結束状態で保持する。
修理等で電線の取付け位置を変更するために別の位置に穿設した取付け孔に保持具を差し替えたい場合とか、リサイクル品から保持具を回収しようとする場合、基板に固定した結束リングを引き上げて弾性突部を取付け孔から離脱しようとすると、弾性変形部の変形に伴ない弾性突部が内方に変形し、翼片を取付け孔の内壁面から離す方向に後退させる。そのため翼片を損傷することなく弾性突部が取付け孔から容易に引き抜くことができる。上方への引き抜き力により、弾性突部が内側に収縮し、翼片に無理な力が加わることがないので、翼片が折れ曲がる等の損傷を生ずることがない。
本考案の結束保持具によると、結束リングの下面に設けた弾性突部を、基板に穿設した取付け孔に嵌入した場合、翼片は弾性変形部と弾性突部の弾発力により取付け孔の内壁面に圧接し、基板に結束リングが強固に固定されるため、複数本の電線を基板に結束状態で確実に保持することができる。
また、翼片に掛かる負荷が軽減されるため不用意に変形を生じない。したがって、何回か着脱を繰り返しても翼片が折れ曲がらず、よって、長期にわたり健全性が維持され、繰り返し再使用することができる。
以下、図1乃至図5を参照して本考案の実施の形態を説明する。図1は結束保持具の斜視図であり、図2は結束保持具の正面図であり、図3は同上左側面図であり、図4は同上底面図であり、図5は同上要部の拡大縦断面図である。
図1は結束保持具の全体構成を示すものであり、その材質はプラスチック製、好ましくは6ナイロンが使用される。図中の符号1は電線の結束リングであり、屈伸部2により連結された上下の円弧部3,4の自由端を、凸部5と凹部6とよりなる係止機構Aにより開閉自在に連結している。更に上下両円弧部3,4の自由端の内側には、夫々電線の挟持片7,8の一端を固定し、その他端を屈折部2の近傍に臨ませている。
符号Bは結束リング1の下側に設けた固定部である。この固定部Bは、結束リング1における円弧部4の下面に固定し、左右両端の下面に基板9への圧接部10を突出させ、その内側に凹陥部11を形成した座板12と、この座板12の下側に配設し、基板9の取付け孔13に嵌挿する断面U字型の弾性突部14と、この弾性突部14の左右の上端と前記座板12の凹陥部11の左右を夫々連結した一対の弾性変形部15と、座板12の下面中央部より弾性突部14内に垂設した変形規制板16と、により構成している。
上記弾性変形部15は弾性突部14から座板12にかけて略くの字状に屈曲して延長形成された部分であり、弾性突部14の上方への押圧により上方及び内方への変形を許容する構成となっている。尚、この弾性変形部15の形状は上記のものに限られず、例えば、円弧状で弾性突部14から座板12にかけて斜め方向に延長されたものや、直線状で弾性突部14から座板12にかけて斜め方向に延長されたもの等とすることも考えられる。要は弾性突部14の上方への押圧により上方及び内方への変形を許容する形状であれば良いものである。
また、上記弾性突部14の左右外側面には、上下方向に一定の間隔を保って複数の翼片17を突設している。この翼片17は、先端が上向きに彎曲し、且つ、端縁が取付け孔13の内周に合致するように平面円弧状に形成している。上記変形規制板16は、弾性突部14が必要以上に上方及び内方へ変形しないように規制する機能を発揮し、翼片17が適度に取付け孔13の内周に食い込むようにするものである。
上記実施形態の結束保持具は、図5に示すように、基板9の取付け孔13に固定部Bにおける弾性突部14を嵌挿すると、弾性変形部15の変形と同時に弾性突部14が内側に変形するため、取付け孔13へ容易に嵌合する。そして、翼片17の先端は弾性突部14の弾発力により取付け孔13の内壁面に強力に圧着するため、結束保持具は基板9上に確実に取付けられる。基板9に固定された結束リング1内の挟持片7,8に複数本の電線を挿入した後、係止機構7を閉じれば、電線は結束状態で基板9に保持される。
この使用状態の後、結束保持具を取り外す場合において、結束リング1を強く引き上げると、弾性変形部15の変形に伴なって弾性突部14が内側に変形し、翼片17の先端が取付け孔13から離隔するため、弾性突部14を取付け孔13から容易に離脱される。また、翼片17に掛かる負荷が軽減されるため、折れ曲がる等の変形を生じることがない。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。結束リング1の下面に設けた弾性突部14を、基板9に穿設した取付け孔13に嵌入した場合、翼片17は弾性変形部15と弾性突部14の弾発力により取付け孔13の内壁面に圧接し、基板9に結束リング1が強固に固定されるため、複数本の電線を基板9に結束状態で確実に保持することができる。
また、修理等で電線の取付け位置を変更するために別の位置に穿設した取付け孔13に電線保持具を差し替えたい場合とか、リサイクル品から電線保持具を回収しようとする場合、上方への引き抜き力により、弾性突部14が内側に収縮し、翼片17に無理な力が加わることがないので、損傷することなく取付け孔から離脱する。また、翼片17に掛かる負荷が軽減されるため、変形を生じない。したがって、何回か着脱を繰り返しても翼片17が折れ曲がることがない。よって、長期にわたり健全性が維持され、繰り返し再使用が可能となる。
本考案は、ゲーム機の基板の裏面において配線される電線の結束保持に使用されるほか、各種の装置や建物の壁面等への各種線材の結束保持に使用することができ、結束する対象として、電線のほか、光ファイバーやエア配管等を結束保持する場合にも利用可能である。
本考案の実施形態を示す図で、結束保持具の斜視図である。 本考案の実施形態を示す図で、結束保持具の正面図である。 本考案の実施形態を示す図で、結束保持具の左側面図である。 本考案の実施形態を示す図で、結束保持具の底面図である。 本考案の実施形態を示す図で、結束保持具の要部の拡大正面図である。
符号の説明
A 係止機構
B 固定部
1 結束リング
2 屈伸部
3,4 円弧部
5 凸 部
6 凹 部
7,8 挟持片
9 基 板
10 圧接部
11 凹陥部
12 座 板
13 取付け孔
14 弾性突部
15 弾性変形部
16 変形規制板
17 翼 片

Claims (1)

  1. 自由端を係止機構により連結された結束リングと、上記結束リングの下側に設けられ基板の取付け孔に嵌挿される断面U字型の弾性突部と、上記弾性突部の左右両外側面に上下方向に間隔を保って突設されていて上記取付け孔に圧接される複数の翼片と、上記弾性突部の上端と結束リングの下面との間に設けられ弾性突部の取付け孔への嵌入時に弾性突部を内方に弾発的に変形させる弾性変形部と、を具備したことを特徴とする結束保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015119512A (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 旭化成ホームズ株式会社 天井貫通部の配線具及びその取付構造
JP2019152241A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 竹内工業株式会社 ファスナ構造

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