JP2007148047A - 画像読取ユニット、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

画像読取ユニット、画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

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昌弘 伊藤
Kiichiro Nishina
喜一朗 仁科
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Abstract

【課題】温度変化に起因する結像レンズの焦点距離および結像位置の変動を効果的に補償し、周囲環境の温度変動に基づく性能劣化を防止する。
【解決手段】結像レンズ12を保持する第1の保持部材11と、ラインセンサ13を保持する第2の保持部材14とを、第3の保持部材15で保持する。第2の保持部材14は、ラインセンサ13を保持し、第3の保持部材15とは異なる線膨張係数を有する。第2の保持部材14は、ラインセンサ13を保持し、底面側に突出する突起部16を有する。第3の保持部材15は、孔部17に突起部16を密に嵌合させて、第2の保持部材14の第3の保持部材15に対する位置を決定する。熱による第3の保持部材15の伸縮と、結像レンズ12の焦点位置とのずれを、第2の保持部材14の伸縮でキャンセルする。
【選択図】図1

Description

本発明は、イメージスキャナ等における結像レンズを使用して原稿画像を読み取る技術に係り、特に、複写機およびファクシミリ等における原稿画像の読み取りに好適な画像読取ユニット、ならびに当該画像読取ユニットを用いる画像読取装置および画像形成装置に関するものである。
ファクシミリおよびディジタル複写機等におけるカラー原稿等の読み取りに用いられる画像読取装置を構成する画像読取ユニットは、結像レンズと、結像レンズを保持する鏡筒と、赤、緑、青の光を透過するフィルタを有するCCD(電荷結合素子)固体撮像素子が配列されたラインセンサとしてのラインCCDと、これら各部を保持固定するための保持部材とを有して構成されている。この画像読取ユニットにおいては、原稿面上の原稿画像を、結像レンズを介して結像面上に配置したラインCCD上に投影結像して、画像情報を電子情報化している。
上述した読取ユニットにおいては、動作時にラインCCDのCCD固体撮像素子が発熱することによって原稿読取装置内の雰囲気の温度が上昇し、保持部材が熱膨張する。また、この温度上昇に伴って、結像レンズを構成しているレンズの曲率、肉厚、屈折率およびレンズ間隔に変化が生じ、焦点距離も変化してしまう。このことによって、レンズの焦点位置とCCD固体撮像素子の位置とにずれが生じてしまうという不具合がある。
この現象は、最近になって一層大きな問題となってきている。すなわち、原稿読取装置の高速化に伴ってCCDの発熱量が増えることにより、雰囲気温度の上昇がより大きくなり、またCCDの高密度化に伴って、結像レンズとしては高い評価周波数での深度を保証しなくてはならなくなってきている。
このような問題に対処する技術の一例が、特許文献1(特開平9−49957号)に示されている。特許文献1の技術は、レンズ鏡筒の伸びと、鏡筒およびラインCCDの保持部材の伸びとにより、焦点距離を補正することを目的としてなされたものである。この特許文献1によれば、原稿読取装置内の雰囲気温度が上昇することによって生じるレンズの焦点距離の変化と、鏡筒部材の伸びによるレンズ全長との和が、伸びる方向である場合には、その伸び量に対応する線膨張係数を有する材料を保持部材として選択することによって、結像位置がずれるのを補償することが可能であると思われる。ところが、雰囲気温度の上昇により、レンズの焦点距離が短くなり、レンズ全長の伸びとの和が、ほとんど変化しない場合あるいは縮んでしまうような場合には、特許文献1の技術のように保持部材の線膨張だけで補正することは、困難になる。
レンズの焦点距離が短くならないようにする技術としては、例えば、特許文献2(特開平9−211322号)のように、凸レンズと凹レンズの屈折率の温度による変化を制御することで、温度上昇時の焦点距離を伸ばす方法が知られている。一般にレンズの屈折率の温度変化が正の場合、つまり、温度上昇に伴いレンズの屈折率が大きくなる場合、凸レンズにおいては、焦点距離を縮める働きをし、逆に凹レンズであれば焦点距離を伸ばす働きをする。このため、特許文献2においては、凸レンズの屈折率温度係数を凹レンズの屈折率温度係数に比して小さくすることにより、温度変化時に焦点距離を伸ばすように設計する。
特開平9−49957号公報 特開平9−211322号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、温度変化に起因する結像レンズの焦点距離および結像位置の変動を効果的に補償し、周囲環境の温度変動に基づく性能劣化を防止し得る画像読取ユニット、画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、特に、温度変化に起因する結像レンズの焦点距離の変動と、保持部材の伸びによるラインセンサの位置ずれに起因する結像位置のずれとを簡単な構成で補正して、環境条件の変化による性能劣化を有効に補償することを可能とする画像読取ユニットを提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、環境条件の変化に対応して、ラインセンサの位置ずれを効果的に補償することを可能とする画像読取ユニットを提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、温度変化に応じた画像読取ユニットの保持部材の伸びに対して結像レンズの焦点距離の変化が小さい場合におけるラインセンサの位置ずれの補正を可能とする画像読取ユニットを提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、ラインセンサの先端側と後端側との間の結像位置ずれを補償し全体にわたる良好な結像性能を得ることを可能とする画像読取ユニットを提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、ラインセンサの先端側と後端側との間での原稿画像の読取位置ずれを補償し原稿面全体にわたる良好な読取性能を得ることを可能とする画像読取ユニットを提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、カラーラインセンサ等の並列複数ラインのラインセンサのライン間の位置ずれを補償し全ラインにわたって良好な結像性能を得ることを可能とする画像読取ユニットを提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、簡単な構成で効果的に位置基準を整合させ、組み立て時の作業性が良くしかも良好な結像性能を得ることを可能とする画像読取ユニットを提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、良好な性能を得るための1つの具体的に実施し得る構成を与え得る像読取ユニットを提供することにある。
本発明の請求項9の目的は、特に、結像レンズ等の材料のリサイクル化が可能で、加工時の廃液による水質汚染等を生じることもなく、地球環境保全に大きく貢献することが可能な画像読取ユニットを提供することにある。
本発明の請求項10の目的は、特に、温度変化を含む環境条件の変化による性能劣化を有効に補償して、良好な性能を得ることを可能とする画像読取装置を提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、温度変化を含む環境条件の変化による性能劣化を有効に補償して、カラー画像の読取についても良好な性能を得ることを可能とする画像読取装置を提供することにある。
本発明の請求項12の目的は、特に、温度変化を含む環境条件の変化による性能劣化を有効に補償して、良好な性能を得ることを可能とする画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係る画像読取ユニットは、上述した目的を達成するために、
結像レンズと、
前記結像レンズを保持する第1の保持部材と、
固体撮像素子を用いて構成され、前記結像レンズで結像された画像を光電変換するラインセンサと、
前記ラインセンサを保持する第2の保持部材と、
前記第1の保持部材および第2の保持部材を保持する第3の保持部材と、
を具備する画像読取ユニットにおいて、
前記第1保持部材の熱膨張による伸びと、温度による前記結像レンズの焦点距離のずれとに起因する結像位置のずれを、前記第2の保持部材および前記第3の保持部材の熱膨張により補正することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る画像読取ユニットは、請求項1の画像読取ユニットであって、
前記第2の保持部材は、前記第3の保持部材とは異なる線膨張係数を有し、前記第2の保持部材および第3の保持部材の一方および他方にそれぞれ配置された互いに嵌合する突起部および孔部を基点とした、光軸方向についての前記第2の保持部材の端部までの長さと、前記第2の保持部材に保持される前記ラインセンサまでの長さとのうちの短い方の長さによって、前記結像位置のずれを補正することを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係る画像読取ユニットは、請求項2の画像読取ユニットであって、
前記第2の保持部材および第3の保持部材に配置される突起部および孔部の前記結像レンズの光軸方向についての位置は、焦点距離の位置ずれ量に対して前記ラインセンサの位置ずれ量が小さい場合には前記ラインセンサの後側に配置し、焦点距離の位置ずれ量に対して前記ラインセンサの位置ずれ量が大きい場合には前記ラインセンサの前側に配置することを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る画像読取ユニットは、請求項1〜請求項3のいずれか1項の画像読取ユニットであって、
前記第2の保持部材は、前記ラインセンサの先端側と後端側との間での結像位置のずれを調整する機構を有することを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係る画像読取ユニットは、請求項1〜請求項4のいずれか1項の画像読取ユニットであって、
前記第2の保持部材は、前記ラインセンサの先端側と後端側との間での原稿画像の読取位置のずれを調整する機構を有することを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係る画像読取ユニットは、請求項1〜請求項5のいずれか1項の画像読取ユニットであって、
前記第2の保持部材は、前記ラインセンサの短手方向の傾きを調整する機構を有することを特徴としている。
請求項7に記載した本発明に係る画像読取ユニットは、請求項4〜請求項6のいずれか1項の画像読取ユニットであって、
前記ラインセンサの先端側と後端側との結像位置のずれと、原稿画像の読取位置のずれと、前記ラインセンサの短手方向の傾きとのうちの少なくともいずれかを、前記第2の保持部材および第3の保持部材に配置される突起部および孔部において調整することを特徴としている。
請求項8に記載した本発明に係る画像読取ユニットは、請求項1〜請求項7のいずれか1の画像読取ユニットであって、
前記ラインセンサは、固体撮像素子としてCCD(電荷結合素子)固体撮像素子を用いて構成したラインCCDであることを特徴としている。
請求項9に記載した本発明に係る画像読取ユニットは、請求項1〜請求項8のいずれか1項の画像読取ユニットであって、
前記結像レンズは、全てのレンズがガラス材料からなるガラスレンズで構成されるとともに、前記ガラス材料は、鉛および砒素のような有害物質を含有していないことを特徴としている。
請求項10に記載した本発明に係る画像読取装置は、上述した目的を達成するために、
原稿を照明する照明系と、
前記照明系で照明された原稿の反射光を結像レンズへ導く1枚以上の折り返しミラーと、
前記折り返しミラーを介して導かれる原稿からの反射光を縮小結像させる結像レンズを有する光学系と、
前記結像レンズで結像された原稿像を光電変換するラインセンサと
を具備してなる画像読取装置において、
前記結像レンズおよびラインセンサは、請求項1〜請求項9の画像読取ユニットを構成してなることを特徴としている。
請求項11に記載した本発明に係る画像読取装置は、請求項10に記載の画像読取装置であって、
光学系の任意の光路内に色分解機能を含んでなり、
前記原稿の画像情報をフルカラーで読み取ることの可能なカラー画像読取装置として構成したことを特徴としている。
請求項12に記載した本発明に係る画像形成装置は、上述した目的を達成するために、
請求項9または請求項10の画像読取装置を具備して構成したことを特徴としている。
本発明によれば、温度変化に起因する結像レンズの焦点距離および結像位置の変動を効果的に補償し、周囲環境の温度変動に基づく性能劣化を防止し得る画像読取ユニット、画像読取装置および画像形成装置を提供することができる。
すなわち本発明の請求項1の画像読取ユニットによれば、
結像レンズと、
前記結像レンズを保持する第1の保持部材と、
固体撮像素子を用いて構成され、前記結像レンズで結像された画像を光電変換するラインセンサと、
前記ラインセンサを保持する第2の保持部材と、
前記第1の保持部材および第2の保持部材を保持する第3の保持部材と、
を具備する画像読取ユニットにおいて、
前記第1保持部材の熱膨張による伸びと、温度による前記結像レンズの焦点距離のずれとに起因する結像位置のずれを、前記第2の保持部材および前記第3の保持部材の熱膨張により補正することにより、
温度変化に起因する結像レンズの焦点距離の変動と、保持部材の伸びによるラインセンサの位置ずれに起因する結像位置のずれとを簡単な構成で補正して、環境条件の変化による性能劣化を有効に補償することを可能とする画像読取ユニットを提供することができる。
また、本発明の請求項2の画像読取ユニットによれば、請求項1の画像読取ユニットにおいて、
前記第2の保持部材は、前記第3の保持部材とは異なる線膨張係数を有し、前記第2の保持部材および第3の保持部材の一方および他方にそれぞれ配置された互いに嵌合する突起部および孔部を基点とした、光軸方向についての前記第2の保持部材の端部までの長さと、前記第2の保持部材に保持される前記ラインセンサまでの長さとのうちの短い方の長さによって、前記結像位置のずれを補正することにより、
特に、環境条件の変化に対応して、ラインセンサの位置ずれを効果的に補償することが可能となる。
本発明の請求項3の画像読取ユニットによれば、請求項2の画像読取ユニットにおいて、
前記第2の保持部材および第3の保持部材に配置される突起部および孔部の前記結像レンズの光軸方向についての位置は、焦点距離の位置ずれ量に対して前記ラインセンサの位置ずれ量が小さい場合には前記ラインセンサの後側に配置し、焦点距離の位置ずれ量に対して前記ラインセンサの位置ずれ量が大きい場合には前記ラインセンサの前側に配置することにより、
特に、温度変化に応じた画像読取ユニットの保持部材の伸びに対して結像レンズの焦点距離の変化が小さい場合におけるラインセンサの位置ずれの補正が可能となる。
本発明の請求項4の画像読取ユニットによれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項の画像読取ユニットにおいて、
前記第2の保持部材は、前記ラインセンサの先端側と後端側との間での結像位置のずれを調整する機構を有することにより、
特に、ラインセンサの先端側と後端側との間の結像位置ずれを補償し全体にわたる良好な結像性能を得ることが可能となる。
本発明の請求項5の画像読取ユニットによれば、請求項1〜請求項4のいずれか1項の画像読取ユニットにおいて、
前記第2の保持部材は、前記ラインセンサの先端側と後端側との間での原稿画像の読取位置のずれを調整する機構を有することにより、
特に、ラインセンサの先端側と後端側との間での原稿画像の読取位置ずれを補償し原稿面全体にわたる良好な読取性能を得ることが可能となる。
本発明の請求項6の画像読取ユニットによれば、請求項1〜請求項5のいずれか1項の画像読取ユニットにおいて、
前記第2の保持部材は、前記ラインセンサの短手方向の傾きを調整する機構を有することにより、
特に、カラーラインセンサ等の並列複数ラインのラインセンサのライン間の位置ずれを補償し全ラインにわたって良好な結像性能を得ることが可能となる。
本発明の請求項7の画像読取ユニットによれば、請求項4〜請求項6のいずれか1項の画像読取ユニットにおいて、
前記ラインセンサの先端側と後端側との結像位置のずれと、原稿画像の読取位置のずれと、前記ラインセンサの短手方向の傾きとのうちの少なくともいずれかを、前記第2の保持部材および第3の保持部材に配置される突起部および孔部において調整することにより、
特に、簡単な構成で効果的に位置基準を整合させ、組み立て時の作業性が良くしかも良好な結像性能を得ることが可能となる。
本発明の請求項8の画像読取ユニットによれば、請求項1〜請求項7のいずれか1の画像読取ユニットにおいて、
前記ラインセンサは、固体撮像素子としてCCD(電荷結合素子)固体撮像素子を用いて構成したラインCCDであることにより、
特に、良好な性能を得るための1つの具体的に実施し得る構成を与えることができる。
本発明の請求項9の画像読取ユニットによれば、請求項1〜請求項8のいずれか1項の画像読取ユニットにおいて、
前記結像レンズは、全てのレンズがガラス材料からなるガラスレンズで構成されるとともに、前記ガラス材料は、鉛および砒素のような有害物質を含有していないことにより、
特に、結像レンズ等の材料のリサイクル化が可能で、加工時の廃液による水質汚染等を生じることもなく、地球環境保全に大きく貢献することが可能となる。
また、本発明の請求項10の画像読取装置によれば、
原稿を照明する照明系と、
前記照明系で照明された原稿の反射光を結像レンズへ導く1枚以上の折り返しミラーと、
前記折り返しミラーを介して導かれる原稿からの反射光を縮小結像させる結像レンズを有する光学系と、
前記結像レンズで結像された原稿像を光電変換するラインセンサと
を具備してなる画像読取装置において、
前記結像レンズおよびラインセンサは、請求項1〜請求項9の画像読取ユニットを構成してなることにより、
特に、温度変化を含む環境条件の変化による性能劣化を有効に補償して、良好な性能を得ることが可能となる。
本発明の請求項11の画像読取装置によれば、請求項10に記載の画像読取装置において、
光学系の任意の光路内に色分解機能を含んでなり、
前記原稿の画像情報をフルカラーで読み取ることの可能なカラー画像読取装置として構成したことにより、
特に、温度変化を含む環境条件の変化による性能劣化を有効に補償して、カラー画像の読取についても良好な性能を得ることが可能となる。
本発明の請求項12の画像形成装置によれば、
請求項9または請求項10の画像読取装置を具備して構成することにより、
特に、温度変化を含む環境条件の変化による性能劣化を有効に補償して、良好な性能を得ることが可能となる。
本発明に係る画像読取ユニットを実施の形態について説明する前に、本発明に係る画像読取ユニットの原理的な構成を説明する。
本発明に係る画像読取ユニットは、結像レンズと、前記結像レンズを保持する第1の保持部材と、固体撮像素子を用いて構成され、前記結像レンズで結像された画像を光電変換するラインセンサと、前記ラインセンサを保持する第2の保持部材と、前記第1の保持部材および第2の保持部材を保持する第3の保持部材と、を具備しており、前記第1保持部材の熱膨張による伸びと、温度による前記結像レンズの焦点距離のずれとに起因する結像位置のずれを、前記第2の保持部材および前記第3の保持部材の熱膨張により補正する(請求項1に対応する)。
また、上述の構成において、前記第2の保持部材は、前記第3の保持部材とは異なる線膨張係数を有し、前記第2の保持部材および第3の保持部材の一方および他方にそれぞれ配置された互いに嵌合する突起部および孔部を基点とした、光軸方向についての前記第2の保持部材の端部までの長さと、前記第2の保持部材に保持される前記ラインセンサまでの長さとのうちの短い方の長さによって、前記結像位置のずれを補正するようにしても良い(請求項2に対応する)。
このような構成に加えて、前記第2の保持部材および第3の保持部材に配置される突起部および孔部の前記結像レンズの光軸方向についての位置は、焦点距離の位置ずれ量に対して前記ラインセンサの位置ずれ量が小さい場合には前記ラインセンサの後側に配置し、焦点距離の位置ずれ量に対して前記ラインセンサの位置ずれ量が大きい場合には前記ラインセンサの前側に配置するようにしても良い(請求項3に対応する)。
さらに、上述の構成において、前記第2の保持部材は、前記ラインセンサの先端側と後端側との間での結像位置のずれを調整する機構を含むようにしても良く(請求項4に対応する)、前記ラインセンサの先端側と後端側との間での原稿画像の読取位置のずれの調整を含むようにしても良く(請求項5に対応する)、あるいは前記ラインセンサの短手方向の傾きを調整する機構を含むようにしても良い(請求項6に対応する)。
また、前記ラインセンサの先端側と後端側との結像位置のずれと、原稿画像の読取位置のずれと、前記ラインセンサの短手方向の傾きとのうちの少なくともいずれかを、前記第2の保持部材および第3の保持部材に配置される突起部および孔部において調整するようにしても良い(請求項7に対応する)。
上述の構成において、前記ラインセンサは、固体撮像素子としてCCD(電荷結合素子)固体撮像素子を用いて構成したラインCCDであってもよい(請求項8に対応する)。
以下、上述のような原理的構成に従った、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明の画像読取ユニットを詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取ユニットの構成を示している。図1は、画像読取ユニットの主要部の構成を模式的に示す縦断面図、図2は、その結像レンズの光学系を示す模式的縦断面図、図3は、結像レンズの光学系とその鏡筒を構成する第1の支持部材の詳細な構成を模式的に示す縦断面図、図4は、ラインセンサとしてのラインCCDの傾斜調整のための結像光学系の支持操作機構を説明するための、画像読取ユニットの主要部の模式的平面図、図5は、ラインCCDの傾斜調整のための機構を示す縦断面図、そして図6は、ラインCCDの傾斜調整のための機構を示す横断面図である。
図1に示す画像読取ユニットは、第1の保持部材11、結像レンズ12、ラインCCD13、第2の保持部材14、第3の保持部材15、突起部16および孔部17を具備している。
図1においては、結像レンズ12を保持する第1の保持部材11と、ラインセンサとしてのラインCCD13を保持する第2の保持部材14とを、第3の保持部材15で保持して、読取ユニットを構成している。ラインCCD13は、複数のCCD(電荷結合素子)固体撮像素子をライン状に配列してラインセンサを構成している。第2の保持部材14は、ラインCCD13の結像レンズ12から遠い側の面においてラインCCD13を保持しており、第3の保持部材15とは異なる線膨張係数を有する材料にて構成している。
第2の保持部材14は、図示のようにL字状に折曲されて形成されており、直立部にラインCCD13を保持し、底板部には、底面側に突出する突起部16を有している。第3の保持部材15は、ほぼクランク状に折曲されて段差が形成されている。1段低い下段部に第2の保持部材14の突起部16に対応して孔部17を形成しており、この孔部17に突起部16を密に嵌合させて、第2の保持部材14の第3の保持部材15に対する位置を決定しつつ、第2の保持部材14の底板部を第3の保持部材15の下段部に密着させて固定する。この第2の保持部材14における突起部16は、ラインCCD13の位置から適宜離間して配置し、第3の保持部材15における孔部17は、結像レンズ12の位置から適宜離間して配置している。
これら第2の保持部材14における突起部16の寸法およびラインCCD13からの位置を厳密に規定し且つ第3の保持部材15における孔部17の寸法および結像レンズ12からの位置を厳密に規定することによって、第2の保持部材14と第3の保持部材15との相対位置、ならびに第2の保持部材14における突起部16と孔部17の嵌合部とラインCCD13との相対距離および 第3の保持部材15における嵌合部と結像レンズ12との相対距離を厳密に規定することができる。したがって、これらの相対距離に応じた熱による伸縮によって、第3の保持部材15の熱による伸縮と、結像レンズ12の焦点位置とのずれを、第2の保持部材14の熱による伸縮でキャンセルすることができる。これが、本発明における基本的な原理である。
次に、具体的な画像読取ユニットに用いる結像レンズ12の第1の実施例を例にとって、上述した構成に従った本発明に係る画像読取ユニットの第1の実施の形態を、さらに詳細に説明する。
なお、以下に述べる結像レンズの実施例の説明においては、次のような符号を用いている。
f:全系の焦点距離
F:Fナンバ
m:倍率
Y:最大物体高
ω:半画角
r:曲率半径
d:面間隔
nd:屈折率(d線)
νd:アッベ数
ne:屈折率(e線)
ng:屈折率(g線)
nF:屈折率(F線)
nC:屈折率(C線)
α[×10−6/℃]:線膨張係数
dn/dt[×10−6/℃]:屈折率温度係数
K:非球面の円錐定数
:4次の非球面係数
:6次の非球面係数
:8次の非球面係数
10:10次の非球面係数
但し、ここで用いられる非球面は、近軸曲率半径の逆数(近軸曲率)をC、光軸からの高さをHとするとき、次式で定義される。
Figure 2007148047
長さの次元を持つ量の単位は[mm]、雰囲気温度20℃として各値を示している。
Figure 2007148047
なお、f=45.325,F=4.98,m=0.11102,Y=152.4mm,ω=18.6゜である。
表1において面番号に「*(アスタリスク)」を付して示した第8面が非球面であり、非球面の(1)式におけるパラメータは、次表の通りである。
Figure 2007148047
図1に示した結像レンズ12の光学系の模式的な構成図を図2に示す。結像レンズ12は、4群5枚構成の光学系であり、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5、絞りFA、コンタクトガラスCGおよびCCDカバーガラスCCを具備している。図2においては、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、絞りFA、第4レンズL4および第5レンズL5の各光学面は、物体側から順次付した連続番号からなる面番号を示している。また、最も物体側の原稿が載置されるコンタクトガラスCGの光学面を示す面番号は、物体側から順次C1およびC2とし、最も像側のCCDカバーガラスCCの光学面を示す面番号は、物体側から順次C3およびC4としている。これら面番号は、表1および表2に対応している。
第1レンズL1は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、そして第3レンズL3は、像側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズであり、これら第2レンズL2と第3レンズL3は一体に接合されて接合レンズL2/3を形成している。第4レンズL4は、像側に凸面を向け、像側の面を非球面とした負メニスカスレンズであり、第5レンズL5は、像側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズである。
図3は、結像レンズ12の鏡筒である第1の保持部材11と結像レンズ12について、さらに具体的に示している。図2に関連して説明したように、結像レンズ12の光学系を構成する各光学要素は、物体側から像側に向かって、順次、例えば画像原稿からなる物体が載置されるコンタクトガラスCG、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、絞りFA、第4レンズL4、第5レンズL5およびCCDカバーガラスCCの順で配列されており、カバーガラスCCの背後のラインCCD13のCCD入力画面上に結像される。
第1レンズL1〜第5レンズL5は、第1の保持部材11に保持され、図3に示すように、第1レンズL1の像側面(レンズデータでは面番号2〜第2光学面)と第2レンズL2の物体側面(面番号3)との間および第4レンズL4の像側面(面番号8)と第5レンズL5の物体側面(面番号9)との間は、それぞれ両側のレンズ面に接触させるようにして間隔環18および19を介挿し、レンズ面の間隔を決定している。そのため、レンズ全長の伸びと、第1の保持部材11の熱膨張による伸びとは等しくならない。
レンズ全長の熱膨張の伸びを求めるには、シミュレーションにより計算するか、レンズ面同士の伸びを測定するかする必要がある。
ここでは、シミュレーションによる導出について説明する。
曲率半径r、面間隔dおよび各レンズ面と間隔環18および19が当たる高さ(レンズ中心からの距離)H等の熱膨張による変化は、次の線膨張係数を用いた式に従う。
面間隔dおよび高さHは次式における曲率半径rをそれぞれ、面間隔dおよび高さHに置き換えれば良い。
Figure 2007148047
また、屈折率(d線)nd、屈折率(e線)ne、屈折率(g線)ng、屈折率(F線)nFおよび屈折率(C線)nC等の屈折率Nについては、線膨張係数αを屈折率温度係数dn/dtに置き換えれば、上述と同様にして求められる。
ここで、第2レンズL2と第3レンズL3は、接合レンズL2/3を形成しており、面番号3および4は、本来の面数が4面であるのを3面(面番号3,4,5)としてあらわしているので、次式によって補正する必要がある。
Figure 2007148047
(3)式を用いることにより、温度変化時の接合レンズのパワーを面数4の場合と同様にすることができる。
また、レンズ間隔dについても間隔環18,19の光軸方向の伸びと光軸と直交する面内の伸びおよび間隔環18,19が接触するレンズ面の高さHを考慮する必要があるため、次式におけるd″として求める。曲率半径rの面番号2の面と曲率半径rの面番号3の面とを例にとって示している。
Figure 2007148047
ここで、面間隔Dは、間隔環18の光軸方向の長さを示している。
(4)式では、球面レンズの高さHを用いて示してあるが非球面レンズの場合のレンズの高さHは、(1)式に示したものを用いればよい。
また、非球面係数の変化については、次式に従う。
Figure 2007148047
上述した式に基づいて、雰囲気温度が40℃( ΔT:+20℃)の時のレンズデータを表4および表5に示す。なお、第1の保持部材11および間隔環18,19の材料はアルミニウム(線膨張係数α:23)として算出している。また、各レンズ面と間隔環18,19、または第1の保持部材11に当たる高さは表3の通りである。
Figure 2007148047
Figure 2007148047
なお、f=45.322である。
Figure 2007148047
この結像レンズ12の、雰囲気温度40℃( ΔT:+20℃)のときのレンズ全長の伸びは+0.006mmである。第1の保持部材11の線膨張係数だけで伸び量を考えると、20℃のレンズ全長のアルミニウムの熱膨張より、+0.014mmとなり、鏡筒の伸びによる換算と実際のレンズ全長の伸びは約0.008mmの誤差が生じており、特許文献1では、この分の誤差が乗ってしまうため充分に補正することができない可能性がある。
また、焦点距離Fの変動は+0.003mmである。この焦点距離の伸びによる結像面までの距離の変化を求める。実際には物体側の距離も、原稿面とレンズの入射面との間にある部材の熱膨張により変動するわけであるが、この実施の形態にあげた結像レンズ12に対する物体側の距離の変動は、像側の距離の変動に対し、縦倍率の5%程度の影響であるため物体側距離の変動はないものとして仮定しても像側の距離の変動の差異は小さい。そこで、物体側距離の変動を固定して考えた場合、像側の結像位置の変動量は−0.005mm(m′=−0.11101)となる。
したがって、この結像レンズは、温度上昇とともに像距離を変動させるが、第3の保持部材15に鉄の合金を使用すると仮定した場合、鉄の線膨張は約12であるため、第3の保持部材15におけるレンズ面からラインCCD13までの距離の伸びは、+0.010mmとなり、焦点距離による像側の結像位置のずれ量と合わせると約−0.015mmずれが生じることになる。そこで、第2の保持部材14に、第3の保持部材15よりも線膨張係数の大きい部材を用いることによって、この差を補正することが可能となる。
一例として、アルミニウム合金を用いる場合について説明する。アルミニウムの線膨張係数は、23であるため、第2の保持部材14にアルミニウム合金を使用して像面の補正をしようとすると、突起部からの有効長を68mmにすればアルミニウム合金の伸びは、0.015mmとなり、上述した誤差分を補正することが可能となる。
また、第2の保持部材として、ABS(アクリニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂を用いた場合には、ABS樹脂の線膨張係数は、例えばダイセルポリマー株式会社製ABS樹脂セビアンV300を使用したとすると、90となる。
従って、ABS樹脂材料で像面の補正をしようとすると、突起部16からの有効長を9.6mmとすることにより、ABS樹脂材料の伸び量は、約0.015mmとなり、アルミニウム合金の場合と同様に誤差分を補正することが可能となる。
どの程度まで補正することが必要になるかについては、求められる画像読取ユニットの仕様によって異なるが、温度変化時にも結像位置のずれ量が、結像レンズの有効な像面深度内であることが重要である。
結像レンズ12の温度変化による曲率半径r、面間隔dおよび屈折率nの変化による結像位置のずれ量をA[mm/℃]、第3の保持部材15の熱膨張による結像レンズとラインCCD間の距離のずれ量をB[mm/℃]、結像レンズ12の像面深度をC[mm]とすると、次式が成り立つことが必要である。
[(A−B)・ ΔT]<C (6)
第2の保持部材14の有効長(第2の保持部材14の伸びの起点から、第2保持部材の光軸方向の端部までの長さ、もしくは、ラインCCD13までの長さのうち短い方の長さ)をDとした時に、次式が成り立つように、第2の保持部材14の線膨張係数α2と、有効長Dとを決めてやればよい。
[(A−B) ΔT+(α3−α2)D ΔT]<C (7)
図4〜図6には、この実施の形態におけるラインCCD13の傾きの調整のための構成の具体例を示している。既に述べたように、図4は、画像読取ユニットの主要部の模式的平面図、図5は、ラインCCDの支持構成の縦断面図、そして図6は、ラインCCDの支持構成の横断面図である。
図4〜図6においては、第1の保持部材11、結像レンズ12、ラインCCD13、第2の保持部材14および第3の保持部材15に加えて、突起20、雌ねじ21、雄ねじ22、ばね23、第1の長孔24、第1の補助部材25、第2の長孔26および第2の補助部材27が示されている。突起20および雌ねじ21は、第2の保持部材14に設けられており、雄ねじ22は、第2の保持部材14の雌ねじ21に螺合している。ばね23は、第2の保持部材14と第3の保持部材15との間に張設されており、第3の保持部材15に第2の保持部材14を押し付けている。第1の長孔24は、第1の補助部材25に形成されており、第2の長孔26は、第3の保持部材15に形成されている。第2の補助部材27は、第1の保持部材11を直接保持し、さらに結像レンズ12の光軸方向にほぼ平行に長い取り付け孔等を介して、第3の支持部材15にねじ留めされており、少なく共光軸方向について相対位置調整可能としている。なお、図4には、ラインCCD13の先端28および後端29も示されている。
第2の保持部材14は、第3の保持部材15に対峙する底面のラインCCD13に近い部分の中央に、例えば円錐状の突起20を有すると共に、ラインCCD13から遠い部分に2つの雌ねじ21を形成している。これら雌ねじ21は、両側部近傍に1つずつ形成されている。これら雌ねじ21には、それぞれ雄ねじ22を螺装し、雄ねじ22の先端を第3の保持部材15側に突出させ、第3の保持部材15に当接させるようにしている。
第2の保持部材14は、第3の保持部材15に対し、第2の保持部材14の熱膨張による伸びを妨げることがないように、例えば図示のように4個のばね23等を用いて圧接させて固定している。また、第3の保持部材15には、第2の保持部材14に螺装した雄ねじ22の先端が当接する部分を雄ねじ22の外径に対応させて円弧状の第1の長孔24を形成してなる第1の補助部材25を設けている。第1の補助部材25は、第3の保持部材15と同等の線膨張係数を有し、第3の保持部材15の面に密接し且つ結像レンズ12の光軸に直交する方向にスライド移動可能として設けている。
また、第3の保持部材15の第2の保持部材14の突起20が当接する部分には、該突起20と係合し且つ第2の保持部材14の熱膨張を妨げないように、結像レンズ12の光軸方向に沿って直線状に延びる第2の長孔26が設けられており、光軸方向に沿ってスライド移動可能に且つ光軸に直交する方向についてはその移動を規制するように係合する。なお、第1の保持部材11を保持する部分は、第3の保持部材15と同等の線膨張係数を有する第2の補助部材27で構成しており、その第2の補助部材27を、第3の保持部15上で光軸方向に沿って前後に位置調整可能に保持固定し、結像レンズ12の結像位置とラインCCD13の位置を調整可能としている。
ラインCCD13が、結像レンズ12の光軸と直交する面内においてラインCCD13の長手方向について傾くことによる、原稿面に置かれた画像の読取位置ずれを補正する機構は、主として第2の保持部材14の2つ雄ねじ22によって構成している。すなわち、第2の保持部材14の2つの雄ねじ22の螺合による挿入量を異ならせることにより、ラインCCD13を光軸と直交する面内で回転させることができ、原稿面に置かれた画像の読取位置を補正することができる。
ラインCCD13が結像レンズ12の光軸とラインCCD13の長手方向軸を含む平面内で傾くことによる、ラインCCDの先端28と、後端29との間での結像ずれを補正する機構は、第3の保持部材15上に設けられる第1の補助部材25によって構成している。すなわち、第3の保持部材15上の第1の補助部材25を、ラインCCD13の長手方向に沿ってスライド移動させることにより、結像レンズ12の光軸位置に対する雄ねじ22の位置を左右に変化させることにより、ラインCCD13を結像レンズ12の光軸とラインCCD13の長手方向軸を含む平面内で回転させることができ、ラインCCD13の先端側と後端側との結像位置ずれを補償することができる。
ラインCCD13が、結像レンズ12の光軸と、ラインCCD13の短手方向からなる平面内で傾くことによる結像位置のずれ、例えば、それぞれ赤、緑および青のフィルタを有する3色のラインCCDを短手方向に並設した3ラインのカラーラインCCDの、赤、緑および青の各色のラインCCD毎の結像位置のずれ量を補正する機構も、第2の保持部材14の2つの雄ねじ22によって構成している。すなわち2つの雄ねじ22の螺装による底面側への突出量を同一量だけ変化させることによって、結像レンズ12の光軸とラインCCD13の短手方向軸を含む平面内でラインCCD13を回転させることができ、各カラーラインCCDに対応する色毎の結像位置ずれを補償することができる。
次に、上述した本発明に係る画像読取ユニットの第1の実施の形態について、画像読取ユニットに用いる結像レンズ12の第2の実施例を例にとって詳細に説明する。上述した結像レンズ12の第1の実施例では、レンズの焦点距離がほとんど変化しない場合について説明したが、次に示す結像レンズ12の第2の実施例では、焦点距離が伸びる場合についても同様に補正が可能であることを示している。
Figure 2007148047
なお、f=90.274,F=4.28,m=0.2362,Y=152.4,ω=18.2゜である。
雰囲気温度が40℃( ΔT:+20℃)の時のレンズデータを表8に示す。また、各レンズ面と間隔環18,19、または第1の保持部材11に当たる高さHは表7の通りである。
Figure 2007148047
Figure 2007148047
なお、f=90.326である。
この結像レンズ12は、レンズの雰囲気温度40℃( ΔT:+20℃)のときの焦点距離Fの変動は+0.052mmである。物体側距離の変動を固定して考えた場合、像側の結像位置の変動量は+0.069mmとなる。従って、この結像レンズ12は、温度上昇とともに像距離を変動させる。ここで、第3の保持部材15にアルミニウム合金を使用すると仮定した場合、アルミニウムの線膨張係数は、約23のため、像側の距離の伸びは、+0.051mm発生するが、焦点距離による像側の結像位置のずれ量と合わせても約+0.018mmずれが生じており、アルミニウムの線膨張では足りていない。
この場合、線膨張係数の大きい樹脂材料を第3の保持部材15に使用することも可能である。すなわち、第3の保持部材15に線膨張係数が40のダイセルポリマー株式会社製ABS樹脂セビアン−VVGR20を使用し、第2の保持部材14に線膨張係数が90のセビアンV300を使用したとすれば、上述したレンズの第1の実施例と同様に第2の保持部材14の有効長を27mmに設定すればよい。
また、第3の保持部材15をアルミニウム合金のまま使用する場合には、図1とは逆に図7に示す本発明の第2の実施の形態のように第2の保持部材14′の突起部16′と、第3の保持部材15′の孔部17′をラインCCD13の前側に配置して、第2の保持部材14′に線膨張係数が90のセビアンV300を使用して有効長15mmとすれば、同様に補正することが可能である。
上述において、化学的に安定で鉛や砒素等の有害物質を含まない光学ガラスを使用して結像レンズ12を構成するようにしても良い(請求項9に対応する)。このようにすることにより、材料のリサイクル化が可能で、加工時の廃液による水質汚染が発生しない。また、非球面を採用することでレンズの構成枚数を低減することによっても、ガラス材料資源の節約やガラス加工に関わるエネルギの低減が可能となる。
また、原稿を照明する照明系と、前記照明系で照明された原稿の反射光を結像レンズへ導く1枚以上の折り返しミラーと、前記折り返しミラーを介して導かれる原稿からの反射光を縮小結像させる結像レンズを有する光学系と、前記結像レンズで結像された原稿像を光電変換するラインセンサとを具備してなる画像読取装置において、前記結像レンズおよびラインセンサが、上述した画像読取ユニットを構成するようにしても良い(請求項10に対応)。
このような、本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置の一例の構成を図8に示している。
図8に示す画像読取装置は、コンタクトガラス31、第1の走行体33、第2の走行体34、縮小結像レンズ35、ラインセンサ36を有している。第1の走行体33は、第1ミラー33aを有しており、第2の走行体34は、第1ミラー34aおよび第2ミラー34bを有している。この場合の縮小結像レンズ35およびラインセンサ36を含む画像読取ユニットとして上述した画像読取ユニットの構成を用いるものとする。
原稿32は、コンタクトガラス31の上に載置される。原稿32は、コンタクトガラス31の下方に配置された照明光学系(図示せず)によって照明される。原稿32によって反射された照明光は、第1の走行体33の第1ミラー33aにより反射偏向された後、第2の走行体34の第1ミラー34aおよび第2ミラー34bによって順次反射偏向されて、縮小結像レンズ35へ導かれて、縮小結像レンズ35によってラインセンサ36上に結像される。原稿32の長手方向を読み取る場合には、第1の走行体33が速度Vで図示位置33′まで移動し、それと同時に第2の走行体34が、第1の走行体33の半分の速度V/2で、図示位置34′まで移動して、原稿32全体を読み取る。
上述した画像読取装置において、光学系の任意の光路内に色分解機能を含んで、前記原稿の画像情報をフルカラーで読み取ることの可能なカラー画像読取装置として構成しても良い(請求項11に対応する)。
この場合の色分解は、読取レンズ35とCCD等のラインセンサ36との間に色分解プリズムや、フィルタを選択的に挿入し、R、GおよびBに色分解する方法、例えばR、GおよびBの光源を順次点灯させて原稿を照明する方法、または、R、GおよびBのフィルタを持った受光素子が1チップに3列に配列されている、いわゆる3ラインCCDを用いて、この受光面にカラー画像を結像させることにより3原色に色分解する方法など、どのような方式を用いても良い。
上述した画像読取装置を具備して画像形成装置を構成しても良い(請求項12に対応する)。
図9に上述のように構成した本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置として図8の画像読取装置およびレーザプリンタを有して構成したディジタル複写機の一例の構成を示している。
図9に示す複写機において、画像読取装置200は、図8に示した通りの構成を有している。すなわち、画像読取装置200は、コンタクトガラス31、第1の走行体33、第2の走行体34、縮小結像レンズ35、ラインセンサ36を有しており、第1の走行体33は、第1ミラー33aを有し、第2の走行体34は、第1ミラー34aおよび第2ミラー34bを有している。縮小結像レンズ35およびラインセンサ36は、上述した本発明に係る画像読取ユニット200を構成している。
レーザプリンタ100は、感光体111、帯電ローラ112、現像装置113、転写ローラ114、クリーニング装置115、定着装置116、光走査装置117、カセット118、レジストローラ対119、給紙コロ120、搬送路121、排紙ローラ対122およびトレイ123を具備している。
すなわち、レーザプリンタ100は、潜像担持体として円筒状に形成された光導電性の感光体111を有している。感光体111の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ112が配置され、さらには、現像装置113、転写ローラ114およびクリーニング装置115が配備されている。帯電手段としては、コロナチャージャを用いることもできる。さらに、レーザビームLBを用いて光走査を行う光走査装置117が設けられており、帯電ローラ112と現像装置113との間で光書込による露光を行う。
画像形成を行う際には、像担持体として光導電性の感光体111が時計回りに等速回転して、その表面が帯電ローラ112によって均一に帯電され、光走査装置117のレーザビームLBの光書込による露光を受けて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、いわゆるネガ潜像であって画像部が露光されている。この静電潜像は現像装置113によって反転現像され、感光体111上にトナー画像が形成される。
転写紙Pを収納したカセット118は、画像形成装置100本体に対して脱着可能であり、図示のように装着された状態において、収納された転写紙Pの最上位の1枚が給紙コロ120により給紙され、給紙された転写紙Pは、その先端部がレジストローラ対119に捕らえられる。レジストローラ対119は、感光体111上のトナー画像が転写位置へ移動するタイミングに合わせて、転写紙Pを転写部へ送り込む。送り込まれた転写紙Pは、転写部においてトナー画像と重ね合わせられ転写ローラ114の作用によりトナー画像が静電転写される。トナー画像が転写された転写紙Pは定着装置116へ送られ、定着装置116においてトナー画像を定着されて、搬送路121を通り、排紙ローラ対122によってトレイ123上に排出される。トナー画像が転写された後の感光体111の表面は、クリーニング装置115によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
このように、感光体111は、光導電性の感光体であり、その均一帯電と光走査とにより静電潜像が形成され、形成された静電潜像がトナー画像として可視化される。
なお、上述したように、感光体111に光走査により潜像を形成し、この潜像を可視化して所望の記録画像を得る画像形成装置において、感光体111を光走査する光走査装置としても、上述した画像読取ユニットと同様の構成を用いることもできる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像読取ユニットの原理的な構成を模式的に示す主要部の縦断面図である。 図1の画像読取ユニットに用いる結像レンズの光学系の構成を模式的に示す縦断面図である。 図1の画像読取ユニットに用いる結像レンズのさらに具体的な構成を模式的に示す縦断面図である。 図1の画像読取ユニットに用いるラインセンサとしてのラインCCDの傾斜調整のための結像光学系の支持操作機構を説明するための、画像読取ユニットの主要部の模式的平面図である。 図1の画像読取ユニットに用いるラインCCDの傾斜調整のための機構を示す縦断面図である。 図1の画像読取ユニットに用いるラインCCDの傾斜調整のための機構を示す横断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像読取ユニットの原理的な構成を模式的に示す主要部の縦断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置の要部の構成を模式的に示す縦断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置としての複写機の要部構成を模式的に示す縦断面図である。
符号の説明
11 第1の保持部材
12 画像読取レンズ
13 ラインセンサ
14,14′ 第2の保持部材
15,15′ 第3の保持部材
16,16′ 突起部
17,17′ 孔部
CC CCDカバーガラス
CG コンタクトガラス
L1〜L5 レンズ
FA 絞り
18,19 間隔環
20 突起
21 雌ねじ
22 雄ねじ
23 ばね
24 第1の長孔
25 第1の補助部材25
26 第2の長孔
27 第2の補助部材
31 コンタクトガラス
33 第1走行体
34 第2走行体
35 縮小結像レンズ
36 ラインセンサ
100 レーザプリンタ
200 画像読取装置
111 感光体
112 帯電ローラ
113 現像装置
114 転写ローラ
115 クリーニング装置
116 定着装置
117 光走査装置
118 用紙カセット
119 レジストローラ対
120 給紙コロ
121 搬送路
122 排紙ローラ対
123 トレイ

Claims (12)

  1. 結像レンズと、
    前記結像レンズを保持する第1の保持部材と、
    固体撮像素子を用いて構成され、前記結像レンズで結像された画像を光電変換するラインセンサと、
    前記ラインセンサを保持する第2の保持部材と、
    前記第1の保持部材および第2の保持部材を保持する第3の保持部材と、
    を具備する画像読取ユニットにおいて、
    前記第1保持部材の熱膨張による伸びと、温度による前記結像レンズの焦点距離のずれとに起因する結像位置のずれを、前記第2の保持部材および前記第3の保持部材の熱膨張により補正することを特徴とする画像読取ユニット。
  2. 前記第2の保持部材は、前記第3の保持部材とは異なる線膨張係数を有し、前記第2の保持部材および第3の保持部材の一方および他方にそれぞれ配置された互いに嵌合する突起部および孔部を基点とした、光軸方向についての前記第2の保持部材の端部までの長さと、前記第2の保持部材に保持される前記ラインセンサまでの長さとのうちの短い方の長さによって、前記結像位置のずれを補正することを特徴とする請求項1に記載の画像読取ユニット。
  3. 前記第2の保持部材および第3の保持部材に配置される突起部および孔部の前記結像レンズの光軸方向についての位置は、焦点距離の位置ずれ量に対して前記ラインセンサの位置ずれ量が小さい場合には前記ラインセンサの後側に配置し、焦点距離の位置ずれ量に対して前記ラインセンサの位置ずれ量が大きい場合には前記ラインセンサの前側に配置することを特徴とする請求項2に記載の画像読取ユニット。
  4. 前記第2の保持部材は、前記ラインセンサの先端側と後端側との間での結像位置のずれを調整する機構を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像読取ユニット。
  5. 前記第2の保持部材は、前記ラインセンサの先端側と後端側との間での原稿画像の読取位置のずれを調整する機構を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像読取ユニット。
  6. 前記第2の保持部材は、前記ラインセンサの短手方向の傾きを調整する機構を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像読取ユニット。
  7. 前記ラインセンサの先端側と後端側との結像位置のずれと、原稿画像の読取位置のずれと、前記ラインセンサの短手方向の傾きとのうちの少なくともいずれかを、前記第2の保持部材および第3の保持部材に配置される突起部および孔部において調整することを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の画像読取ユニット。
  8. 前記ラインセンサは、固体撮像素子としてCCD(電荷結合素子)固体撮像素子を用いて構成したラインCCDであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像読取ユニット。
  9. 前記結像レンズは、全てのレンズがガラス材料からなるガラスレンズで構成されるとともに、前記ガラス材料は、鉛および砒素のような有害物質を含有していないことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の画像読取ユニット。
  10. 原稿を照明する照明系と、
    前記照明系で照明された原稿の反射光を結像レンズへ導く1枚以上の折り返しミラーと、
    前記折り返しミラーを介して導かれる原稿からの反射光を縮小結像させる結像レンズを有する光学系と、
    前記結像レンズで結像された原稿像を光電変換するラインセンサと
    を具備してなる画像読取装置において、
    前記結像レンズおよびラインセンサは、請求項1〜請求項9に記載の画像読取ユニットを構成してなることを特徴とする画像読取装置。
  11. 光学系の任意の光路内に色分解機能を含んでなり、
    前記原稿の画像情報をフルカラーで読み取ることの可能なカラー画像読取装置として構成したことを特徴とする請求項10に記載の画像読取装置。
  12. 請求項9または請求項10に記載の画像読取装置を具備して構成したことを特徴とする画像形成装置。
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