JPH10133087A - 焦点位置温度変動補償装置 - Google Patents

焦点位置温度変動補償装置

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JPH10133087A
JPH10133087A JP29092696A JP29092696A JPH10133087A JP H10133087 A JPH10133087 A JP H10133087A JP 29092696 A JP29092696 A JP 29092696A JP 29092696 A JP29092696 A JP 29092696A JP H10133087 A JPH10133087 A JP H10133087A
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JP
Japan
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temperature
detector
optical
compensating
compensating member
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JP29092696A
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Satoshi Suzuki
智 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的な制御手段を必要とせず、光学系自体
の焦点位置の温度変動に依存せず、受動的に光学系の焦
点位置の温度変動を補償する。 【解決手段】 鏡筒2と光学系3を有する光学部1と、
光学部後方に位置する検出器4を備え、光学部前方から
の入射光8が光学系により集光されて検出器上に結像さ
れる光学装置において、光学部後方に配設され、一端が
鏡筒のインターフェイス面に連接して内部に検出器が位
置する筒状の第一温度補償部材5と、第一温度補償部材
内に配設され、一端において検出器を保持する第二温度
補償部材6と、第一,第二温度補償部材の他端を同一面
において固定する固定板6を具備し、光学部のインター
フェイス面から検出器までの距離をx、第一温度補償部
材の長さをL1、第二温度補償部材の長さをL2とした場
合に、第一及び第二温度補償部材の線膨張係数αA,α
Bが、x=αAL1−αBL2となる構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射光を光学系に
より集光して検出器上で結像する光学装置の焦点位置の
温度変動を補償する装置に関し、特に、能動的,機械的
な補償手段を必要とすることなく、また、光学系や光学
部自体の焦点位置の温度変動に依存することなく、受動
的に焦点位置の温度変動を補償でき、光学系や光学部全
体の自由な設計に影響を与えることのない焦点位置温度
変動補償装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光源からの入射光を光学系によ
り集光して検出器上で結像する光学装置においては、装
置が温度上昇に伴い熱膨張し、また温度下降に伴い熱収
縮することによって光学系の焦点位置が変動し、結像性
能を低下させるという問題がある。
【0003】これまで、このような光学系における焦点
位置の温度変動の補償を行なう技術としては、光学部全
体の材質及びその形状,位置を最適化することにより、
光学部自体によって焦点位置変動を補償する技術(例え
ば、特開昭63−264716号公報記載の投影レン
ズ)や、光学系の焦点位置変動量と鏡筒部の長さの変動
量を等しくすることによりキャンセルする技術(例え
ば、特開平1−220234号公報記載の光記録再生装
置)などが知られている。
【0004】ここで、特開昭63−264716号公報
記載の投影レンズは、光学部を所定の第1群〜第5群レ
ンズにより構成するとともに、これら各レンズの焦点距
離,レンズの曲率半径,レンズのパワー,レンズの屈折
率の対温度変動率を、特定の条件を満たすように構成す
ることで、温度変動に伴う焦点位置の変動を補償するよ
うにしたものである。
【0005】また、特開平1−220234号公報記載
の光記録再生装置は、温度変動に伴ってコリメータレン
ズの焦点距離を変動させるとともに、光学部に熱膨張係
数が小さい補償部材を使用することによって、光源の発
光位置を常にコリメータレンズの焦点位置と一致させ、
これによって焦点位置の温度変動を補償するようにした
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、光学系を特定条件を満たすレンズ
群により構成する必要がある特開昭63−264716
号公報記載の投影レンズはもとより、特開平1−220
234号公報記載の光記録再生装置においても、温度変
動に伴う光学系の焦点位置の変動量を、光学部を構成す
る鏡筒の変動量に近づける必要があったため、温度補償
を光学系の焦点距離変動に大きく依存することとなって
いた。このため、このような従来装置では、光学系や光
学部全体の設計にあたって、温度変動による焦点位置変
動量から受ける制約がきわめて大きくなるという問題が
あった。
【0007】また、特に特開平1−220234号公報
記載の光記録再生装置では、鏡筒の材質が正の温度特性
(熱膨張性)を有する場合に限られていたので、光学系
が負の温度特性、すなわち、焦点距離がマイナスに変動
する場合に対応できないという問題もあった。
【0008】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、能動的,
機械的な制御手段を必要とせずに、かつ、光学系や光学
部自体の焦点位置の温度変動に依存することなく、受動
的に光学系の焦点位置の温度変動を補償でき、光学系や
光学部の自由な設計に影響を与えることのない焦点位置
温度変動補償装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の焦点位置温度変動補償装置は、
鏡筒とこの鏡筒内に配設される光学系とを有する光学部
と、この光学部の後方に位置する検出器とを具備し、前
記光学部の前方より入射した入射光が前記光学系により
集光されて前記検出器上に結像される光学装置におい
て、前記光学部の後方に配設される筒状部材であって、
一端が前記鏡筒のインターフェイス面に連接し、内部に
前記検出器が位置する第一温度補償部材と、この第一温
度補償部材内に配設される筒状部材であって、一端にお
いて前記検出器を保持する第二温度補償部材と、これら
第一及び第二温度補償部材の他端を同一面において固定
する一の固定板とを具備し、前記第一温度補償部材と第
二温度補償部材を異なる線膨張係数の部材により形成す
ることにより、前記光学装置の焦点位置の温度変動を補
償する構成としてある。
【0010】また、請求項2記載の焦点位置温度変動補
償装置は、前記光学部のインターフェイス面から前記検
出器までの距離をxとし、前記第一温度補償部材の長さ
をL1、前記第二温度補償部材の長さをL2とした場合
に、前記第一温度補償部材の線膨張係数αA及び前記第
二温度補償部材の線膨張係数αBが、 x=αAL1−αBL2 となる構成としてある。
【0011】さらに、請求項3記載の焦点位置温度変動
補償装置は、前記第一温度補償部材及び第二温度補償部
材が、 αAL1<αBL2 となるように設定された構成としてあり、請求項4記載
の焦点位置温度変動補償装置は、前記第一温度補償部材
及び第二温度補償部材が、 αAL1>αBL2 となるように設定された構成としてある。
【0012】このような構成からなる本発明の焦点位置
温度変動補償装置によれば、2種類の補償材の組み合わ
せにより、焦点位置の温度変動が正負どちらの温度特性
を有する場合にも対応でき、温度補償を光学系自体に依
存しないため、光学系や光学部全体の設計に制約を与え
ることなく、受動的に温度補償することができる。
【0013】また、本発明の焦点位置温度変動補償装置
では、温度補償のための機械的,能動的な手段を必要と
することなく受動的に温度補償が実現できるので、装置
が複雑,大型化することもなく、広い温度範囲で結像性
能を維持することができ、光学系の動作温度範囲を広げ
ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の焦点位置温度変動
補償装置の実施の形態について、図面を参照して説明す
る。まず、本発明の焦点位置温度変動補償装置の原理に
ついて、図1及び図2を参照して説明する。
【0015】ここで、図1は、本実施形態に係る焦点位
置温度変動補償装置の概略構成を示す側面断面図であ
る。また、図2は、図1に示す本装置の動作を示す概略
構成側面断面図であり、(a)は温度変動前、(b)は
温度変動後の状態を示している。
【0016】これらの図において、1は光学部であり、
鏡筒2と、この鏡筒2内に配設された光学系3とを有し
ている。4は検出器で、光学部1の後方に位置してお
り、図示しない光源からの入射光8が光学部1の前方か
ら入射して光学系3により集光され、この検出器4上に
結像する光学装置となっている。
【0017】5は第一温度補償部材で、光学部1の後方
に配設される筒状部材である。この第一温度補償部材
は、一端側において光学部1の鏡筒2のインターフェイ
ス面に連設されており、図1に示すように、内部に検出
器4が配設されるようになっている。
【0018】6は第二温度補償部材で、第一温度補償部
材5の内部に配設された筒状部材であり、一端側におい
て検出器4を保持する保持手段となっている。そして、
これら第一温度補償部材5及び第二温度補償部材6の後
方には、一の固定板7が配設されており、この固定板7
によって第一温度補償部材5及び第二温度補償部材6の
他端が同一面において固定されている。
【0019】このような構成からなる本装置では、入射
光8が光学系3により集光され、検出器4上で結像する
とともに、温度変動により、光学部1の光学系3及び鏡
筒2の形状,物性が変化し、焦点位置に変動が生じる
が、温度変動により伸縮する第一温度補償部材5と第二
温度補償部材6によって、検出器4の位置を変動させ、
焦点位置の温度変動を補償するようになっている。
【0020】具体的には、以下の原理により温度補償が
達成される。図1に示すように、光学部1のインターフ
ェイス面から検出器4までの距離(以下、「バックフォ
ーカス」という)をxとし、第一温度補償部材5の長さ
をL1、第二温度補償部材の長さをL2とする。また、第
一温度補償部材5の線膨張係数をαA、第二温度補償部
材の線膨張係数をαBとする。
【0021】この場合に、検出器4の位置は、第一温度
補償部材5の変動量αAL1[m/℃]から第二温度補
償部材6の変動量αBL2[m/℃]を引いたαAL1
−αBL2[m/℃]となる。ここで、αA,αBは、
線膨張係数であって温度補償材によって決まる値であ
り、L1,L2は、任意に設定できるパラメータであ
る。
【0022】従って、 x=αAL1−αBL2 を満足するようにL1,L2を選択することにより、光
学部1の焦点位置温度変動を補償することができる。
【0023】また、 αAL1<αBL2 となるように設定すると、焦点距離が縮む方向にマイナ
ス変動する負の温度特性に対応することができ、 αAL1>αBL2 となるように設定すると、焦点距離が伸びる方向にプラ
ス変動する正の温度特性に対応することが可能となる。
【0024】ここで、第一温度補償部材5及び第二温度
補償部材6は、使用温度付近での線膨張係数の差が大き
い材料ほど望ましい。この第一温度補償部材5及び第二
温度補償部材6を構成する材料の組み合わせとしては、
金属系であれば、例えばインバールとマグネシウム、イ
ンバールとジュラルミン等の組み合わせが望ましい。
【0025】また、非金属も含めた場合、インバールと
テフロン等の組み合わせとすることもできる。なお、入
射光8を集光させる光学部1は、鏡筒2を含めて任意の
温度特性を有していてかまわない。
【0026】次に、このような構成からなる本実施形態
の焦点位置温度変動補償装置の動作について、図2を参
照して説明する。まず、温度がT0[℃]のときの状態
を図2(a)に示す。この場合、光学系3の焦点は検出
器4に合っており、このときの光学系3の焦点距離を
f、検出器4までのバックフォーカスはx、第一温度補
償部材5の長さはL1、第二温度補償部材6の長さはL2
となっている。
【0027】全体の温度がΔT[℃]だけ上昇したとき
の状態を図2(b)に示す。光学系の焦点距離の伸びを
Δfとし、検出器までのバックフォーカスの伸びをΔ
x、第一温度補償部材5の長さの伸びをΔL1、第二温
度補償部材6の長さの伸びをΔL2とすると、温度ΔT
による焦点位置のずれ量は次式で表わされる。 Δx+ΔL2−ΔL1
【0028】ここで、Δxは、Δfを含む光学部1全体
の温度特性によるもので、各光学装置によって異なり、
任意の値でかまわない。そして、このΔxを第一温度補
償部材5,第二温度補償部材6の変動分ΔL1,ΔL2に
よってキャンセルすることにより、温度補償が可能とな
る。
【0029】これを具体的に示すと、図2(a)のとき
は、 x+L2=L1 の関係がある。従って、図2(b)のときに温度補償が
行なわれるためには、 x+Δx+L2+ΔL2=L1+ΔL1 ∴Δx+ΔL2=ΔL1 の関係を満足すればよい。
【0030】そして、第一温度補償部材5の線膨張係数
をαA、第二温度補償部材6の線膨張係数をαBとする
と、 ΔL1=αAL1ΔT ΔL2=αBL2ΔT となる。
【0031】従って、 を満足するL1,L2を選定することにより、温度補償が
実現される。
【0032】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例について説明
する。以下のような条件で実験した結果、きわめて良好
な温度補償が得られた。ここで、以下に示す実施例は、
光学部1が負の温度特性を有する場合の補償例である。
【0033】第一温度補償部材5にインバール(α=
0.13×10-6)、第二温度補償部材6にマグネシウ
ム(α=24.8×10-6)を用い、バックフォーカス
xは17.5mmとしてあり、第一温度補償部材5の線
膨張率<第二温度補償部材6の線膨張率となるように材
質が選択されている。
【0034】そして、焦点位置の温度変動量、すなわち
バックフォーカスの変動量Δxが−2[μm/℃]であ
る光学部1に対しては、 となる。なお、ΔT=1℃とした。
【0035】この方程式を解くと、L1=98.7[m
m],L2=81.2[mm]が得られる。よって、こ
の値にL1,L2を設定することにより、光学部1の焦点
距離の温度変動が補償されることになる。
【0036】次に、このような本実施例の動作について
説明する。20℃の温度で検出器に焦点を結んでいる状
態を考えると、温度がΔT[℃]上昇したとすると、光
学部の焦点位置は2×ΔT[μm]だけ、xの負の方向
(図2(b)における矢印と反対の方向)に移動するこ
とになる。
【0037】一方、L1,L2は、 ΔL1=αA・L1・ΔT=0.01×ΔT[μm](x
の正の方向) ΔL2=αB・L2・ΔT=2.01×ΔT[μm](x
の負の方向) となるので、全体で検出器をxの負の方向に2.00×
ΔT[μm]だけ移動させることになる。これによっ
て、焦点位置の移動と検出器の移動が互いにキャンセル
することにより、受動的温度補償が実現できる。
【0038】なお、本実施例では、光学部の焦点位置の
温度変動が正の場合にも対応することができる。この場
合には上述した負の温度変動の場合と、第一及び第二温
度補償部材5,6の材質の選び方が相違する。
【0039】すなわち、光学部の焦点位置の温度変動が
正の場合には、第一温度補償部材5の線膨張係数が第二
温度補償部材6の線膨張係数より大きくなるように材質
を選定する。
【0040】具体的な実施例としては、第一温度補償部
材5にテフロン(α=105×10-6)を、第二温度補
償部材6にインバール(α=0.13×1、0-6)を用
い、バックフォーカスxは17.5mmとしてあり、第
一温度補償部材5の線膨張率<第二温度補償部材6の線
膨張率となるように材質が選択されている。
【0041】そして、焦点位置の温度変動Δxが+2
[μm/℃]である光学部1に対しては、 となる。なお、上述した実施例と同様、ΔT=1℃とし
た。
【0042】この方程式を解くと、L1=19.0[m
m],L2=1.5[mm]が得られる。よって、この
値にL1,L2に設定することにより、光学部1の焦点距
離の温度変動が補償されることになる。
【0043】この結果、第二温度補償部材6に保持され
た検出器4の動きは、焦点位置と同じ正の温度特性を持
ち、上記の場合と同様、第一温度補償部材5と第二温度
補償部材6によって温度変動がキャンセルされ、焦点距
離の温度補償を実現することができる。
【0044】このように、本実施形態の焦点位置温度変
動補償装置によれば、2種類の補償材の組み合わせによ
り、焦点位置の温度変動が正負どちらの温度特性を有す
る場合にも対応でき、温度補償を光学系自体に依存しな
いため、光学系の設計に制約を与えることなく、受動的
に温度補償することができる。
【0045】また、本発明の焦点位置温度変動補償装置
では、温度補償のための機械的,能動的な手段を必要と
することなく受動的に温度補償が実現できる。このた
め、装置が複雑,大型化することなく、広い温度範囲で
結像性能を維持することができ、光学系の動作温度範囲
を広げることが可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明の焦点位置温
度変動補償装置によれば、能動的,機械的な制御手段を
必要とせずに、かつ、光学部自体の焦点位置の温度変動
に依存することなく、受動的に光学系の焦点位置の温度
変動を補償でき、光学部の設計も温度補償手段に影響さ
れず自由に行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る焦点位置温度変動補
償装置の概略構成を示す側面断面図である。
【図2】図1に示す本発明の焦点位置温度変動補償装置
の動作を示す概略構成側面断面図であり、(a)は温度
変動前、(b)は温度変動後の状態を示している。
【符号の説明】
1 光学部 2 鏡筒 3 光学系 4 検出器 5 第一温度補償部材 6 第二温度補償部材 7 固定板 8 入射光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡筒とこの鏡筒内に配設される光学系と
    を有する光学部と、この光学部の後方に位置する検出器
    とを具備し、前記光学部の前方より入射した入射光が前
    記光学系により集光されて前記検出器上に結像される光
    学装置において、 前記光学部の後方に配設される筒状部材であって、一端
    が前記鏡筒のインターフェイス面に連接し、内部に前記
    検出器が位置する第一温度補償部材と、 この第一温度補償部材内に配設される筒状部材であっ
    て、一端において前記検出器を保持する第二温度補償部
    材と、 これら第一及び第二温度補償部材の他端を同一面におい
    て固定する一の固定板とを具備し、 前記第一温度補償部材と第二温度補償部材を異なる線膨
    張係数の部材により形成することにより、前記光学装置
    の焦点位置の温度変動を補償することを特徴とする焦点
    位置温度変動補償装置。
  2. 【請求項2】 前記光学部のインターフェイス面から前
    記検出器までの距離をxとし、前記第一温度補償部材の
    長さをL1 、前記第二温度補償部材の長さをL2とした
    場合に、 前記第一温度補償部材の線膨張係数αA及び前記第二温
    度補償部材の線膨張係数αBが、 x=αAL1−αBL2 となる請求項1記載の焦点位置温度変動補償装置。
  3. 【請求項3】 前記第一温度補償部材及び第二温度補償
    部材が、 αAL1<αBL2 となるように設定された請求項2記載の焦点温度変動補
    償装置。
  4. 【請求項4】 前記第一温度補償部材及び第二温度補償
    部材が、 αAL1>αBL2 となるように設定された請求項2記載の焦点温度変動補
    償装置。
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