JP2007147728A - 投影型映像表示装置用照明装置およびこれを用いる投影型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放電ランプとともに用いる半導体レーザの発光量をリアルタイムで所定値に制御でき、光学素子を光軸方向に加振可能で、かつ所定位置に自動的に位置決めできて、組み立てが容易で、空間光変調素子に常に所望の光量の照明光束を均一に入射でき、ホワイトバランスに優れた高品質の映像を投影できる投影型映像表示装置用照明装置を提供する。
【解決手段】第2レンズアレイ12及び偏光板13をホルダ51に保持して変位可能に支持して、加振制御手段によりホルダ駆動手段を介して選択的に加振可能にし、第2レンズアレイ12を透過した半導体レーザ8からの照明光束の一部を光束分離素子72で分離して受光してレーザ発光量検出信号およびホルダの位置検出信号を得、レーザ発光量検出信号に基づいてレーザ発光量制御手段により半導体レーザ8の発光量を制御し、位置検出信号に基づいてサーボ制御手段によりホルダ駆動手段を介してホルダ51の光軸方向位置を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロジェクタ等の投影型映像表示装置に用いる照明装置に関するものである。
従来、光源からの光を透過型または反射型の液晶パネルやDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)などの空間光変調素子により表示すべき映像に応じて変調し、その変調された光を投影光学系によりスクリーン上に拡大投影する投影型映像表示装置として、1枚の空間光変調素子を用いてRGBのカラー画像を表示する単板式のものや、RGBの各色専用の空間光変調素子を用いる3板式のものなど、各種方式のものが知られている。
このような投影型映像表示装置において、良好なホワイトバランスを実現するには、適切な演色性のスペクトル分布を有する光源を用いる必要がある。
ところが、光源としてメタルハライドランプや超高圧水銀灯などの放電ランプを用いると、放電ランプは、一般にR成分の光強度が低いため、良好なホワイトバランスを実現することが困難になる。
この光源の問題を解決するものとして、放電ランプと半導体レーザとを組み合わせ、半導体レーザから放電ランプの出射光のうち光強度の弱いR光を出射させるようにして、放電ランプからの光と半導体レーザからの光とを合成して出射させるようにしたハイブリッド型光源が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、投射型映像表示装置では、空間光変調素子に偏光面の揃った均一強度の光を入射させる必要があることから、光源と空間光変調素子との間には複数のレンズアレイや偏光板等の各種の光学素子が配置される場合がある。このため、これらの光学素子に塵埃が付着すると光量低下を引き起こしたり、付着した塵埃がスクリーンに拡大表示されて投影画像の品質を低下させたりする恐れがある。
なお、投射型映像表示装置における塵埃除去機構として、例えば、液晶ライトバルブ、その入射側および出射側にそれぞれ配置された偏光板の少なくとも一つをピエゾ素子により加振させて、付着した塵埃を表面から離脱させるとともに、その離脱した塵埃粒子を送風ファンにより外部に吹き飛ばすようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−29267号公報 特開2004−219852号公報
ここで、上記の特許文献1に開示のハイブリッド型光源を用い、このハイブリッド型光源からの照明光束を第1レンズアレイ、第2レンズアレイおよび偏光板を有する照明光学系を経て複数の光束に分割して偏光面の揃った照明光束として空間光変調素子に重畳して入射させるように照明装置を構成するとともに、この照明装置に上記の特許文献2に開示の塵埃除去機構を適用して、例えば第2レンズアレイを弾性支持部材を介して光軸方向を含む方向に変位可能に支持して加振させることにより、第2レンズアレイに付着した塵埃を除去して、光量低下や投影画像の品質低下を防止することが考えられる。
しかし、このように照明装置を構成しても、上記の特許文献1には、半導体レーザの発光量については何ら言及されていないため、例えば初期調整において、良好なホワイトバランスが得られるように、半導体レーザの発光量を設定しても、設定後に、電源電圧が変動して半導体レーザからの発光量が変化した場合には、その変化に追従できず、映像品質が低下することが懸念される。
また、弾性支持部材を介して第2レンズアレイを光軸方向を含む方向に変位可能に支持して加振させる場合、非加振時において第2レンズアレイが光軸方向の所定位置に位置決めされるように組み立てるのは非常に困難である。しかし、上記の特許文献2には、加振される光学素子の光軸方向の位置検出については何ら言及されていない。
このため、特許文献2に開示の塵埃除去機構を、照明装置に単に適用して第2レンズアレイを加振可能にしても、第2レンズアレイの光軸方向位置が不確実となって、映像表示の際に第1レンズアレイで分割した複数の光束を空間光変調素子に正確に重畳して入射できない場合が生じ、これにより照明ムラが生じて映像品質の低下を招くことが懸念される。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、半導体レーザの発光量をリアルタイムで所定値に制御できるとともに、照明光学系を構成する光学素子を光軸方向を含む方向に加振可能に支持して、その光学素子を光軸方向の所定位置に自動的に位置決めでき、これにより容易に組み立てできて、空間光変調素子に対して常に所望の光量の照明光束を均一に入射でき、ホワイトバランスに優れた高品質の映像を投影し得るように適切に構成した投影型映像表示装置用照明装置およびこれを用いる投影型映像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る発明は、放電ランプおよび少なくとも赤色光を発光する半導体レーザからの照明光束を映像に応じて空間光変調素子で空間変調して投影表示する投影型映像表示装置に用いる照明装置において、
上記放電ランプおよび上記半導体レーザからの照明光束を複数の光束に分割する第1レンズアレイと、
上記第1レンズアレイで分割された複数の光束を受ける第2レンズアレイと、
上記第2レンズアレイを経た複数の光束を受けて所定の偏光成分を出射する偏光板と、
上記偏光板を経た複数の光束を合成して上記空間光変調素子を照明するための収束レンズと、
上記第2レンズアレイおよび上記偏光板を保持するホルダと、
上記ホルダを固定部材に対して少なくとも光軸方向に変位可能に支持する弾性支持部材と、
上記ホルダを駆動するホルダ駆動手段と、
上記ホルダ側に設けられて上記第2レンズアレイを経た上記半導体レーザからの光束の一部を分離する光束分離素子と、
上記光束分離素子で分離された光束を受光して上記半導体レーザのレーザ発光量検出信号および上記ホルダの光軸方向の位置検出信号を出力する受光手段と、
上記受光手段からの上記レーザ発光量検出信号に基づいて上記半導体レーザの発光量を制御するレーザ発光量制御手段と、
上記受光手段からの上記位置検出信号に基づいて上記ホルダ駆動手段により上記ホルダを光軸方向に駆動して、上記第1レンズアレイで分割された複数の光束が上記第2レンズアレイ上に集光するように制御するサーボ制御手段と、
上記サーボ制御手段の非作動状態下において選択的に上記ホルダ駆動手段により上記ホルダを加振する加振制御手段とを有することを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の投影型映像表示装置用照明装置において、さらに、上記放電ランプからの照明光束の一部が入射するように配置され、上記半導体レーザから出射される赤色光の波長帯域の光は透過し他の光は反射するフィルタと、
上記フィルタの透過光を受光するランプ用光検出器と、
上記ランプ用光検出器の出力に基づいて上記放電ランプの発光量を制御するランプ発光量制御手段とを有することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の投影型映像表示装置用照明装置において、上記偏光板は、偏光分離膜と波長板とを有する偏光ビームスプリッタアレイからなることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の投影型映像表示装置用照明装置において、上記光束分離素子は上記偏光ビームスプリッタアレイの出射側に配置した偏光性ホログラムからなり、
上記受光手段は4分割された受光領域からなる光検出器と該光検出器の出力に基づいて上記レーザ発光量検出信号および上記位置検出信号を算出する演算回路とを有し、
上記偏光性ホログラムは0次光を上記収束レンズを経て上記空間光変調素子に入射させ、所定の回折光は非点収差を与えて上記収束レンズを経て上記光検出器に入射させるように構成し、
上記演算回路は、上記光検出器の4つの受光領域の出力総和に基づいて上記レーザ発光量検出信号を算出し、上記光検出器の対角線同士の受光領域の出力和の差に基づいて上記位置検出信号を算出するように構成したことを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の投影型映像表示装置用照明装置において、上記加振制御手段は発振回路を有し、該発振回路の出力により上記ホルダ駆動手段を駆動して上記ホルダを加振させるよう構成したことを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の投影型映像表示装置用照明装置において、上記ホルダ駆動手段は、永久磁石およびコイルを有し、上記ホルダ側に上記永久磁石または上記コイルを、上記固定部材側に上記コイルまたは上記永久磁石を配置した電磁駆動手段からなることを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の投影型映像表示装置用照明装置において、上記永久磁石は光軸方向に2分割して厚さ方向の磁極面を逆極性にして配置し、
上記コイルを配置した側には上記永久磁石の分割境界線に対向するようにホール素子を設けて、
上記ホール素子の出力に基づいて上記ホルダ駆動手段による上記ホルダの加振動作を検出するように構成したことを特徴とするものである。
請求項8に係る発明は、請求項5または6に記載の投影型映像表示装置用照明装置において、上記固定部材側または上記ホルダ側にフォトリフレクタを設け、
上記ホルダ側または上記固定部材側には光軸方向に傾斜して上記フォトリフレクタからの光を反射させる反射部材を設けて、
上記フォトリフレクタの出力に基づいて上記ホルダ駆動手段による上記ホルダの加振動作を検出するように構成したことを特徴とするものである。
請求項9に係る発明は、請求項5または6に記載の投影型映像表示装置用照明装置において、上記加振制御手段の動作中に、上記半導体レーザからの光束の一部を上記光束分離素子で分離して上記受光手段で受光し、その出力に基づいて上記ホルダ駆動手段による上記ホルダの加振動作を検出するように構成したことを特徴とするものである。
請求項10に係る発明は、請求項5乃至9のいずれか一項に記載の投影型映像表示装置用照明装置において、上記加振制御手段は、上記ホルダを含む可動部の共振周波数で上記ホルダを加振するよう構成したことを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する請求項11に係る投影型映像表示装置の発明は、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の照明装置と、
上記照明装置からの照明光束を映像に応じて空間変調する空間光変調素子と、
上記空間光変調素子で空間変調された照明光束を投影表示する投影レンズとを有することを特徴とするものである。
本発明によれば、照明光学系を構成する第2レンズアレイおよび偏光板をホルダに保持して少なくとも光軸方向に変位可能に支持し、このホルダを加振制御手段によりホルダ駆動手段を介して選択的に加振可能にしたので、第2レンズアレイおよび偏光板に付着した塵埃を除去することができる。また、第2レンズアレイを透過した半導体レーザからの照明光束の一部をホルダ側に設けた光束分離素子で分離して受光してレーザ発光量検出信号およびホルダの光軸方向の位置検出信号を得、レーザ発光量検出信号に基づいてレーザ発光量制御手段により半導体レーザの発光量を制御し、位置検出信号に基づいてサーボ制御手段によりホルダ駆動手段を介してホルダの光軸方向位置を制御するようにしたので、半導体レーザの発光量をリアルタイムで所定値に制御できるとともに、ホルダに保持された第2レンズアレイおよび偏光板を光軸方向の所定位置に自動的に位置決めでき、これにより容易に組み立てできて、空間光変調素子に対して常に所望の光量の照明光束を均一に入射でき、ホワイトバランスに優れた高品質の映像を投影することができる。
以下、本発明による投影型映像表示装置用照明装置およびこれを用いる投影型映像表示装置の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る照明装置を搭載した投影型映像表示装置の概略構成を示すものである。この投影型映像表示装置は、R,G,B用の液晶ライトバルブを有する三板式の液晶プロジェクタを示すもので、筐体1に装填された光学ボックス2および投射レンズ3を有している。
光学ボックス2には、水銀ランプ等の放電ランプ4とこれを装着する楕円形状のリフレクタ5とを有しており、放電ランプ4から出射された照明光は、リフレクタ5によって反射されて収束され、補助板6を経て凹レンズまたはトーリックレンズからなるレンズ7により平行光束に変換されて、シリンドリカルレンズアレイからなる第1レンズアレイ11に入射し、ここで複数の光束に分割されて、同様にシリンドリカルレンズアレイからなる第2レンズアレイ12上に集光され、この第2レンズアレイ12から出射される複数の光束が偏光板13に入射するようになっている。
また、光学ボックス2には、波長635nmのR光を発光する半導体レーザ8が配置されており、この半導体レーザ8から出射された光は、コリメータレンズ9で平行光とされて導光体10を経て第1レンズアレイ11の中央部に入射されるようになっている。
導光体10は、台形状プリズム10aと平行四辺形状プリズム10bとを結合して構成され、その平行四辺形状プリズム10bが第1レンズアレイ11の平坦な入射面側に赤外線硬化接着剤等により接合されて、半導体レーザ8からの光が台形状プリズム10aに入射して平行四辺形状プリズム10bから第1レンズアレイ11の中央部に出射されるようになっている。なお、平行四辺形状プリズム10bの出射光軸と放電ランプ4からの光束の光軸とは一致している。
偏光板13は、公知のPS変換素子で、偏光分離膜と波長板とを有する偏光ビームスプリッタアレイからなり、ここで複数の光束は例えばS偏光の直線偏光に揃えられる。
偏光板13から出射される直線偏光の複数の光束は、収束レンズであるトーリック機能を有するコンデンサレンズ16および反射ミラー17を経てダイクロイックミラー18に入射し、ここで半導体レーザ8からの出射光を含むR光が反射、その他の光が透過されて、R光が分離される。
このダイクロイックミラー18で分離された複数のR光束は、反射ミラー19で反射された後、フィールドレンズ20aおよび入射側の偏光板21を経て液晶ライトバルブ(液晶パネル)22に重畳して入射され、この液晶ライトバルブ22で変調されたR光(R光の分光画像)が出射側の偏光板23を経てダイクロイックプリズム24に入射される。
ダイクロイックミラー18を透過した複数の光束は、ダイクロイックミラー25に入射し、ここでG光が反射、B光が透過されて、G光とB光とが分離される。このダイクロイックミラー25で分離された複数のG光束は、フィールドレンズ20bおよび入射側の偏光板27を経て液晶ライトバルブ28に重畳して入射され、この液晶ライトバルブ28で変調されたG光(G光の分光画像)が出射側の偏光板29を経てダイクロイックプリズム24に入射される。
また、ダイクロイックミラー25で分離された複数のB光束は、リレーレンズ30、反射ミラー31、リレーレンズ32、反射ミラー33、フィールドレンズ20cおよび入射側の偏光板34を経て液晶ライトバルブ35に重畳して入射され、この液晶ライトバルブ35で変調されたB光(B光の分光画像)が出射側の偏光板36を経てダイクロイックプリズム24に入射される。
ダイクロイックプリズム24に入射したR,G,B光の分光画像は、該ダイクロイックプリズム24で合成され、その合成像が投射レンズ3により図示しないスクリーンに投影される。
さらに、放電ランプ4や液晶ライトバルブ22,28,35等を冷却するとともに、後述する加振動作によって照明装置の第2レンズアレイ12および偏光板13から離脱した塵埃粒子を外部に吹き飛ばすため、光学ブロック2内への外気導入用のファン37と排気用のファン38が設けられている。なお、図1では、ファン37によって導入された外気が光学ブロック2内にこもることなく、ファン38からスムーズに排気されるように、光学ブロック2内に排気ダクト39を設けて、導入された外気が光学ブロック2内の適宜の箇所から排気ダクト39へ逃げるようにしてある。
本実施の形態では、放電ランプ4、リフレクタ5、補助板6、レンズ7、半導体レーザ8、コリメータレンズ9、導光体10、第1レンズアレイ11、第2レンズアレイ12、偏光板13、コンデンサレンズ16および反射ミラー17を含んで照明装置40を構成している。
以下、本実施の形態の照明装置40について、図2〜図6を参照して詳細に説明する。
図2は、照明装置40の全体構成を示す断面図である。この照明装置40は、第1固定部材41、第2固定部材42および第3固定部材43を有している。
第1固定部材41には、補助板6、レンズ7、半導体レーザ8、コリメータレンズ9、導光体10が接合された第1レンズアレイ11が支持されているとともに、補助板6側の端面にリフレクタ5の開口端部が取り付けられている。
補助板6には、その入射面側の周辺に波長600nm以上のR光領域の光を透過し、その他の光は反射させる円形、矩形等からなる輪帯形状のフィルタ44(例えば、東海光学製のREDフィルタ)が設けられ、出射面側にはフィルタ44を透過した光を受光するようにランプ用光検出器45が配置されている。また、半導体レーザ8およびコリメータレンズ9は、金属材料からなる半導体レーザユニット47に保持されており、この半導体レーザユニット47が位置決めピン48を介して第1固定部材41に位置決め固定されるようになっている。
第2固定部材42は、磁性材で形成されている。この第2固定部材42には、第2レンズアレイ12および偏光板13が支持されている。本実施の形態では、第2レンズアレイ12および偏光板13を、光軸方向を含む方向に加振可能にして塵埃を除去するため、これらをホルダ51に保持し、このホルダ51を第2固定部材42に対して、光軸方向を含む方向に変位可能に支持している。このため、図3に光軸方向から見た正面図を示すように、ホルダ51には、その対向する両側面の中央部(重心付近)に、弾性支持部材である2枚の板バネ52a,52bのそれぞれの一端部が固定されており、これら板バネ52a,52bのそれぞれの他端部が、第2固定部材42に形成された折り曲げ部42a,42bおよび間座56a,56bを貫通してプリント基板53aに半田付けされている。
板バネ52a,52bは、ホルダ51を光軸方向にスムーズに変位可能とするとともに、ホルダ51への板バネ52a,52bの取り付け部を結ぶ直線を中心にホルダ51を回動可能とするため、図4に詳細に示すように、幅方向中央部が長さ方向に亘って開口しているとともに、ホルダ51側の取り付け端部は、U字状にくびれており、このくびれ部分にシリコンゲル等のダンパ材54が保持されている。また、折り曲げ部42a,42bには、板バネ52a,52bが貫通する補助筒55a,55bが取り付けられ、これら補助筒55a,55bの内部にも、シリコンゲル等のダンパ材54が充填されている。
なお、ホルダ51への板バネ52a,52bの取り付け部は、それらの取り付け部を結ぶ直線が、シリンドリカルレンズからなる第2レンズアレイ12の母線方向と平行となっており、ホルダ51は第2レンズアレイ12の母線方向を中心に回動可能となっている。
プリント基板53aには、ホルダ51側の表面で、折り曲げ部42a,42bの間に位置して、光軸方向に延在し、かつ光軸方向に2分割された2つの空芯のコイル61a,61bが装着されている。これらコイル61a,61bは、それらのコアが第2固定部材42に形成された折り曲げ部42cに進入して接着されている。これにより、プリント基板53aおよびコイル61a,61bは第2固定部材42に固定されている。
一方、コイル61a,61bと対向するホルダ51の側面には、厚さ方向に磁化された永久磁石62a,62bが極性を反転して取り付けられ、コイル61a,61bにフレキシブル配線基板63を介して互いに逆方向の電流を流すことにより、永久磁石62a,62bとの電磁作用によって、ホルダ51に光軸方向の駆動力を作用させるようになっている。
また、プリント基板53aには、ホルダ51の加振動作を検出するため、永久磁石62a,62bの境界と対向するようにホール素子64が取り付けられている。
第2固定部材42には、さらに、ホルダ51を挟んで折り曲げ部42cと反対側にも折り曲げ部42dが形成されており、この折り曲げ部42dには、プリント基板53bに装填された空芯のコイル65が光軸方向に延在するように挿入されて接着固定されている。また、コイル65と対向するホルダ51の側面には、厚さ方向に磁化された永久磁石66が取り付けられ、コイル65にフレキシブル配線基板63を介して電流を流すことにより、永久磁石66との電磁作用によって、ホルダ51に光軸方向の駆動力を作用させるようになっており、これらコイル65と永久磁石66および上記のコイル61a,61bおよび永久磁石62a,62bによって、ホルダ51を第2固定部材42に対して光軸方向を含む方向に変位させるムービングマグネット方式の電磁駆動手段が構成されている。
上記の第2固定部材42は、第1固定部材41との間にコイルバネや皿バネ等の弾性部材、あるいは厚さの異なるスペーサを介して、複数の取り付けネジ67により第1固定部材41に対して光軸方向の傾きが調整され、調整後は接着剤で第1固定部材41に固定されるようになっている。
さらに、本実施の形態では、半導体レーザ8の発光量およびホルダ51の光軸方向の位置を検出するため、半導体レーザ8からの光が入射する偏光板13の入射側表面中央部に必要に応じてフィルタ71を設け、対応する出射側表面中央部には光束分離手段である透過型の偏光性ホログラム72を設ける。フィルタ71は、R光を透過し、R光以外は遮光する上述したフィルタ44と同様の光学特性を有するものとし、偏光性ホログラム72は例えばS偏光に対して、10%程度を回折し、90%程度を0次光として透過させるとともに、回折光にはレンズパワーおよび非点収差を与えるように形成する。
ここで、偏光ビームスプリッタアレイからなる偏光板13は、例えば図5に示すように個々の偏光ビームスプリッタが、平行に配置された偏光分離膜13aおよび反射膜13bと、偏光分離膜13aへの入射開口を形成するように入射面側に形成された遮光膜13cと、偏光分離膜13aを透過するP偏光をS偏光に変換するように出射面側に設けられた1/2波長板13dとを有しており、入射光は偏光分離膜13aでP偏光が透過して1/2波長板13dでS偏光に変換されて出射され、偏光分離膜13aで反射されるS偏光は対応する反射膜13bで反射されて出射されるようになっている。
したがって、フィルタ71は偏光分離膜13aへの入射開口部に設け、偏光性ホログラム72は図5に示すように反射膜13bの出射開口部および/または1/2波長板13d上に設ける(図5では、反射膜13bの出射開口部に設けている)。
本実施の形態では、偏光板13から中央部から出射される半導体レーザ8の出射光である偏光性ホログラム72の0次光および周辺部から出射される放電ランプ4の出射光である透過光を、コンデンサレンズ16および反射ミラー17を経て液晶ライトバルブ22,28,35側に導く。また、偏光性ホログラム72の1次回折光は、コンデンサレンズ16および反射ミラー17を経て集光して受光手段を構成する光検出器73で受光する。なお、図5では、反射ミラー17の図示を省略してある。
第3固定部材43には、コンデンサレンズ16および反射ミラー17が支持されているとともに、上述した光検出器73が支持されている。ここで、コンデンサレンズ16は、第3固定部材43の入射側開口43aを覆うように取り付けられている。また、光検出器73は、第3固定部材43の出射側端面に取り付けられたプリント基板75に装填されて、出射側開口43bの近傍に配置されている。プリント基板75には、出射側開口43bに対応する位置に開口75aが形成されているとともに、この開口75aを覆うようにカバーガラス76が設けられている。
第3固定部材43は、上記のコンデンサレンズ16、反射ミラー17、プリント基板75およびカバーガラス76によって密封される構造となっており、これにより内部への塵埃の侵入を防止して、コンデンサレンズ16および反射ミラー17の表面、並びに光検出器73の受光面に塵埃が付着しないようになっている。
この第3固定部材43は、図示しない取り付けネジにより第1固定部材41に固定される。
本実施の形態では、光検出器73の出力に基づいて半導体レーザ8の発光量検出信号を得るとともに、ホルダ51の光軸方向の位置検出信号、すなわち第1レンズアレイ11に対する第2レンズアレイ12の位置検出信号を得るようにする。
このため、光検出器73は、図6に平面図を示すように、入射する光ビームの非点収差によるビーム形状の変化を検出できるように4分割された受光領域73a〜73dを有して構成し、第2レンズアレイ12が第1レンズアレイ11の集光位置に位置するフォーカス状態では、領域分割線の交点を中心とする円形のスポットS(0)が形成され、第2レンズアレイ12が第1レンズアレイの集光位置に対して前方または後方に位置するデフォーカス状態では、ずれの方向に応じて長軸の向きが異なる楕円形のスポットS(−)またはS(+)が形成されるようにして、これら4つの受光領域73a〜73dの対角線同士の受光領域の出力和の差に基づいてホルダ51の光軸方向の位置検出信号であるフォーカスエラー信号を得るようにする。すなわち、フォーカスエラー信号をF、受光領域73a〜73dの出力をIa〜Idとするとき、F=(Ia+Ic)−(Ib+Id)を演算し、そのフォーカスエラー信号Fに基づいて、第2レンズアレイ12が第1レンズアレイ11の集光位置に位置するようにホルダ51をフォーカス制御する。
また、半導体レーザ8の発光量検出信号は、受光領域73a〜73dの出力Ia〜Idの総和、すなわち発光量検出信号をSとすると、S=Ia+Ib+Ic+Idを演算して得るようにする。
次に、本実施の形態に係る投影型映像表示装置の制御回路の概略構成について、図7に示すブロック図を参照して説明する。
制御回路は、モード選択スイッチ101、制御手段であるCPU102、発振回路(OSC)103、塵埃除去用共振駆動回路105、判別回路106、サーボ回路108、温度センサ109、ファン駆動回路110、ランプ駆動回路111、ランプ用オートパワーコントロール(APC)回路112、表示回路113,記憶部(ROM)114、レーザ駆動回路115、レーザ用APC回路116、光検出器73の出力に基づいてホルダ51の光軸方向の位置検出信号であるフォーカスエラー信号Fおよび半導体レーザ8の発光量検出信号Sを演算する演算回路117を有している。
モード選択スイッチ101は、赤外線式のリモコンや手動操作によって投影型映像表示装置の動作モード、本実施の形態では第2レンズアレイ12および偏光板13を保持するホルダ51を加振する塵埃除去モードか、映像を投影表示する映像表示モードかを選択するもので、その選択された動作モードはCPU102で検出される。
OSC103は、CPU102の制御のもとに塵埃除去モード時に駆動され、これにより塵埃除去用共振駆動回路105を介してコイル61a,61b,65に給電して、ホルダ51を板バネ52a,52bの取り付け部を結ぶ直線を中心に、ホルダ51を含む可動部の共振周波数で正逆方向に回動駆動して加振させるようになっている。
判別回路106は、例えばウインドコンパレータにより構成され、第2固定部材42に設けられたホール素子64の出力に基づいて加振動作の良否を判別するもので、その判別結果はCPU102に供給される。
サーボ回路108は、ゲイン回路や位相補償回路等を有しており、映像表示モードにおいて、CPU102の制御のもとにコイル61a,61b,65に給電してホルダ51を光軸と平行な方向に駆動し、これにより第2レンズアレイ12を第1レンズアレイ11の集光位置に位置させるフォーカス制御を行うようになっている。
温度センサ109は、例えば光学ボックス2内の温度を検出するもので、その出力はCPU102に供給される。
ファン駆動回路110は、外気導入用のファン37および排気用のファン38を駆動するもので、動作モードおよび温度センサ109の出力に基づいてCPU102により制御されるようになっている。
ランプ駆動回路111は、CPU102の制御のもとに放電ランプ4を駆動するようになっている。また、ランプ用APC回路112は、CPU102の制御のもとに、ランプ用光検出器45の出力に基づいてランプ駆動回路111を介して放電ランプ4の発光量を制御するようになっている。なお、ランプ用光検出器45の出力は、CPU102にも供給されて、放電ランプ4の発光量が監視されるようになっている。
レーザ駆動回路115は、CPU102の制御のもとに半導体レーザ8を駆動するようになっている。また、レーザ用APC回路116は、CPU102の制御のもとに、演算回路117からの半導体レーザ8の発光量検出信号Sに基づいてレーザ駆動回路115を介して半導体レーザ8の発光量を制御するようになっている。また、演算回路117は、光検出器73の出力に基づいて半導体レーザ8の発光量検出信号Sおよびホルダ51の光軸方向の位置検出信号であるフォーカスエラー信号Fを演算して、発光量検出信号Sをレーザ用APC回路116に、フォーカスエラー信号FをCPU102に供給するようになっている。なお、演算回路117から出力される発光量検出信号Sは、CPU102にも供給されて、半導体レーザ8の発光量が監視されるようになっている。
表示回路113は、CPU102によって制御されるもので、メッセージ等を表示する表示素子や、ホルダ51の加振動作状態や、ファン37,38の動作状態を表示する複数のLEDを有している。
記憶部114は、ホルダ51のフォーカス制御の際に用いる温度パラメータであるゲインおよびオフセットデータを予め格納するもので、温度センサ109の出力に対応してCPU102により読み出されて、フォーカス制御に供されるようになっている。
なお、CPU102は、モード選択スイッチ101の状態、ランプ用光検出器45の出力、光検出器73の出力、ホール素子64の出力および温度センサ109の出力に基づいて所定のプログラムに従って各部の動作を制御するもので、このCPU102には、塵埃除去モード時に、ホルダ51の加振時間やファン37,38の駆動時間等をプログラムに従った各種の設定時間駆動するための複数のタイマ等を内蔵している。
以下、モード選択スイッチ101によって映像表示モードが選択された場合の要部の動作について、図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。
モード選択スイッチ101によって映像表示モードがオンになったのをCPU102が検出したら(ステップS1)、先ず、OSC103の駆動を停止させた状態で、ランプ駆動回路111を介して放電ランプ4を点灯させるとともに、レーザ駆動回路115を介して半導体レーザ8を駆動させ(ステップS2)、放電ランプ4の発光量をランプ用光検出器45の出力に基づいてランプ用APC回路112およびランプ駆動回路111を介して予め設定した所定発光量となるようにフィードバック制御するとともに、半導体レーザ8の発光量を演算回路117からの発光量検出信号Sに基づいてレーザ用APC回路116およびレーザ駆動回路115を介して予め設定した所定発光量となるようにフィードバック制御する(ステップS3)。
その後、CPU102において、放電ランプ4および半導体レーザ8の発光量がそれぞれ所定発光量に達したのを検知したら、温度センサ109の出力を取り込んで温度を検出し(ステップS4)、その検出した温度に対応するフォーカス制御における温度パラメータを記憶部114から読み出して(ステップS5)、その読み出した温度パラメータと演算回路117からのフォーカスエラー信号Fとに基づいてサーボ回路108からコイル61a,61b,65に給電してホルダ51を光軸方向に平行移動させるフォーカス制御を行う(ステップS6)。
このフォーカス制御によって、ホルダ51が光軸方向の所定位置、すなわち第2レンズアレイ12が第1レンズアレイ11の集光位置に位置決めされてフォーカスオンになったら(ステップS7)、表示回路113に例えば「プロジェクタ準備完了」等のメッセージを表示する(ステップS8)。
その後、所望の映像の表示が行われ(ステップS9)、モード選択スイッチ101によって映像表示モードがオフになったのをCPU102が検出したら(ステップS10)、放電ランプ4および半導体レーザ8を消灯させるとともに、サーボ回路108の駆動を停止して映像表示モードの処理を終了する。
なお、ステップS9の映像表示中は、ステップS3と同様の発光量制御を実行するとともに、ステップS6と同様のフォーカス制御を実行して、放電ランプ4および半導体レーザ8の発光量をリアルタイムで制御して所定発光量に維持するとともに、ホルダ51の光軸方向位置をリアルタイムで制御して第2レンズアレイ12を第1レンズアレイ11の集光位置に維持させる。また、映像表示中は、CPU102において温度センサ109の出力を監視し、検出温度が設定温度を超えたときはファン駆動回路110を介してファン37,38を駆動して、光学ボックス2内を設定温度以下に維持する。
上記の説明では、CPU102において放電ランプ4と半導体レーザ8とを同時発光させるようにしたが、初期動作時において半導体レーザ8のみを発光させてホルダ51のサーボ制御を行い、サーボ制御が完了した後に放電ランプ4を点灯させるようにすることもできる。この場合は、放電ランプ4の点灯により光検出器73の出力にオフセットが発生するので、例えば、放電ランプ毎のオフセットデータを予め記憶部114に格納しておき、このオフセットデータを読み出して補正するようにする。このようにすれば、初期動作後の映像表示中において、光検出器73の出力から放電ランプ4からの迷光による影響を除去することができるので、ホルダ51のフォーカス制御をより高精度で行うことが可能となる。
次に、モード選択スイッチ101によって塵埃除去モードが選択された場合の要部の動作について、図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。
モード選択スイッチ101によって塵埃除去モードがオンとなったのをCPU102が検出したら(ステップS31)、先ず、放電ランプ4および半導体レーザ8を点灯させることなく、ホルダ51の加振動作(ステップS32)および外気導入用・排気用ファン37,38の駆動(ステップS33)を並行して開始させる。
すなわち、ステップS32では、OSC103を駆動し、その出力に基づいて塵埃除去用共振駆動回路105を介してコイル61a,61b,65に所要の交番電流を供給してホルダ51を加振させて、第2レンズアレイ12および偏光板13の表面に付着した塵埃を除去し、ステップS33では、ファン駆動回路110を介してファン37,38を駆動して、除去した塵埃を装置外部に排出する。
ここで、ステップS32でのホルダ51の加振動作においては、コイル61a,61bによる駆動力の方向と、コイル65による駆動力の方向とを反対方向として、ホルダ51を板バネ52a,52bによる支持点を結ぶ直線を中心に、ホルダ51を含む可動部の共振周波数で正逆方向に回動振動させる。
ホルダ51の加振動作を開始したら、表示回路113における加振動作表示用の例えば緑色LEDを点灯させる(ステップS34)とともに、CPU102の内蔵タイマをリセットして(ステップS35)、第1設定時間(例えば、15秒)が経過したか否かを監視する(ステップS36)。また、この第1設定時間中、CPU102は、ホール素子64の出力による判別回路106での判定結果を監視して、ホルダ51が正常に加振されているか否か、すなわちコイル61a,61b,65に断線等の異常があるか否かを判断し(ステップS37)、異常がある場合には、塵埃除去用共振駆動回路105からのコイル61a,61b,65への電流の供給を遮断して、ホルダ51の加振動作を中止する(ステップS38)とともに、表示回路113における緑色LEDを点滅させる(ステップS39)。
これに対し、ホルダ51が正常に加振され、かつ第1設定時間が経過したら、引き続き第2設定時間(第1設定時間経過時点から例えば15秒)が経過するまで加振動作を継続させ(ステップS40)、その時間が経過した時点で加振動作を終了させる(ステップS41)とともに、緑色LEDを消灯させる(ステップS42)。
一方、ステップS33での外気導入用・排気用のファン37,38の駆動においては、その駆動開始により表示回路113におけるファン動作表示用の例えば黄色LEDを点灯させる(ステップS43)とともに、該表示回路113の表示素子に例えば「塵埃除去動作中」のメッセージを表示させ(ステップS44)、さらにCPU102の内蔵タイマをリセットして(ステップS45)、第3設定時間(例えば、30秒〜60秒の任意の時間)が経過したか否かを監視する(ステップS46)。
また、この第3設定時間中、CPU102は、ステップS37の判断結果が正常か否か、すなわちホルダ51の加振動作が正常であったか否かを判断し(ステップS47)、異常があった場合には、表示回路113の表示素子にその旨のメッセージ、例えば「加振異常」を表示して(ステップS48)、全ての動作を終了する。
これに対し、加振動作が正常で、かつ第3設定時間が経過したら、黄色LEDを消灯させる(ステップS49)とともに、表示素子に例えば「塵埃除去終了」等のメッセージを表示して(ステップS50)、塵埃除去モードにおける処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、放電ランプ4については、その出射光のうち波長600nm以上の光をランプ用光検出器45で受光して、その出力に基づいて放電ランプ4の発光量をリアルタイムで制御し、半導体レーザ8については、偏光板13に半導体レーザ8からの光を回折させる偏光性ホログラム72を設け、その回折光を光検出器73で受光して発光量検出信号Sを算出し、その発光量検出信号Sに基づいて半導体レーザ8の発光量をリアルタイムで制御するようにしたので、電源電圧の変動による放電ランプ4および半導体レーザ8の光量変化にも迅速に対応することができる。したがって、投影映像の品質低下を招くことなく、常に所望の光量でホワイトバランスに優れた高品質の映像を投影することができる。
また、第2レンズアレイ12および偏光板13をホルダ51に保持し、このホルダ51を板バネ52a,52bを介して変位可能に第2固定部材42に支持してムービングマグネット方式の電磁駆動手段により駆動するようにしたので、簡単な構成で第2レンズアレイ12および偏光板13を加振して塵埃を除去することができる。
しかも、半導体レーザ8の発光量を検出する光検出器73の出力に基づいてホルダ51の光軸方向位置を示すフォーカスエラー信号Fを検出し、そのフォーカスエラー信号Fに基づいてホルダ51を光軸方向の所定位置に自動的に位置決めするようにサーボ制御するようにしたので、照明装置40の組み立てを容易にできるとともに、外部振動に影響されることなく、映像を常に最適状態で投影表示することができる。特に、本実施の形態では、コンデンサレンズ16を、トーリック機能を有して構成したので、第1レンズアレイ11と第2レンズアレイ12との拡大率を下げることができ、これによりサーボ回路108によるホルダ51の位置制御が容易になる。
また、ホルダ51の位置を検出するホール素子64を設け、加振動作中にその出力を判別回路106を介してCPU102で監視して加振動作が正常に行われたか否かを確認するようにしたので、装置の信頼性を向上することができる。
さらに、映像表示の際は、ランプ用光検出器45および光検出器73の出力をCPU102で監視して、放電ランプ4および半導体レーザ8が所定発光量に達してから、ホルダ51を光軸方向の所定位置に位置決めするサーボ制御を開始するようにしたので、光検出器73の出力からフォーカスエラー信号Fを高精度で検出でき、第2レンズアレイ12を第1レンズアレイ11の集光位置に確実に位置決めすることができる。
なお、本実施の形態では、図5に示したように、偏光板13の出射側表面中央部に偏光性ホログラム72を設けたが、この偏光性ホログラム72に代えて体積ホログラムを設けることもできる。また、半導体レーザ8の発光量検出信号Sは、半導体レーザ8の後方出射光を光検出器で受光して検出することもできる。さらに、塵埃除去モードにおいては、半導体レーザ8のみを発光させて光検出器73の出力に基づいてホルダ51が正常に加振されているか否かを判別することもできる。この場合には、ホール素子64は不要となる。
(第2実施の形態)
図10は、本発明の第2実施の形態における照明装置の要部の構成を示す図である。本実施の形態は、第1実施の形態において、B光を出射する半導体レーザを追加したものである。このため、半導体レーザ8に代えて、図10に示すようにR光を出射するレーザダイオード121RとB光を出射するレーザダイオード121Bとを有する2色半導体レーザ121を設け、この2色半導体レーザ121から出射されるR光およびB光を、コリメータレンズ9および導光体122を経て第1レンズアレイ11(図1,図2参照)の中央部に入射させるようにしている。
ここで、導光体122は、屈折率が異なる第1プリズム122aと第2プリズム122bとを貼り合わせて構成し、2色半導体レーザ121からのR光およびB光を第1プリズム122aでビーム整形し、第2プリズム122bでR光およびB光の光軸を一致させるとともに、放電ランプ4(図1,図2参照)からの光束の光軸と一致させて出射させる。
また、本実施の形態では、第1プリズム122aの入射面で反射されるR光およびB光を、2つの受光領域123R,123Bを有する光検出器123で分離して受光して、各受光領域の出力に基づいて対応するレーザダイオードの発光量を所望の発光量となるように独立して制御する。その他の構成および動作は、第1実施の形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
このように、放電ランプ4の出射光におけるR光およびB光の光強度を2色半導体レーザ121で補うとともに、放電ランプ4の発光量、2色半導体レーザ121のR光およびB光のそれぞれ発光量を、それぞれ独立してリアルタイムで制御すれば、第1実施の形態における効果に加えて、よりホワイトバランスに優れた高品質の映像を投影することが可能となる。
(第3実施の形態)
図11は、本発明の第3実施の形態における照明装置の要部の構成を示す図である。
本実施の形態は、第1実施の形態において、リフレクタ5を放物面鏡として放電ランプ4から放射された照明光を平行光として出射させるようにしている。したがって、図1および図2に示したレンズ7は省略している。
また、R光を出射する半導体レーザ8は、リフレクタ5の外側近傍に配置して、この半導体レーザ8からの出射光をレンズ131によりリフレクタ5に形成した穴5aに集光させるようにして補助板6の中央部に入射させている。なお、穴5aは透明な蓋5bで塞いでいる。
補助板6には、半導体レーザ8からの光が入射する中央部分にホログラム132を設けて、半導体レーザ8からの光を平行光として回折させ、これにより半導体レーザ8からの光を放電ランプ4からの照明光の光軸と一致させて第1レンズアレイ11に入射させるようにしている。なお、第1レンズアレイ11は、フレーム11aを介して第1固定部材41に取り付けるようにするとともに、フレーム11aには図7に示した温度センサ109を取り付けて、そのリード線109aを第1固定部材41形成した穴41aを通して基板133aに半田付けしている。また、補助板6の出射面側に取り付けたランプ用光検出器45のリード線45aも、第1固定部材41形成した穴41bを通して基板133bに半田付けしている。その他の構成および動作は、第1実施の形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
本実施の形態によれば、第1実施の形態におけるように、第1レンズアレイ11に導光体10を取り付ける必要がないので、第1実施の形態におけるよりも照明装置40を簡単に組み立てできる利点がある。
(第4実施の形態)
図12は、本発明の第4実施の形態における照明装置の要部の構成を示す図で、第1実施の形態の図3に相当するものである。
本実施の形態は、ホルダ51を変位可能に支持する弾性支持部材として、片側2本ずつの合計4本のL字型の板バネや、断面が円形または矩形のワイヤからなるバネ80a〜80d(80c,80dは図示せず)を用いて、ホルダ51をその重心付近で支持している。バネ80a;80b,80c;80dは、それぞれ折り曲げ部42a,42bおよび間座56a;56b,56c,56d(56c,56dは図示せず)を貫通してプリント基板53aに半田付けされている。なお、折り曲げ部42a,42bのバネ80a;80b,80c;80dがそれぞれ貫通する部分は、ホルダ51側に向けてテーパ状に拡開されており、その内部にはダンピング材としてシリコンゲル81が充填されている。
また、コイル61aおよび/または61b(図2参照)の光軸と直交する両側部分には、永久磁石62aおよび/または62b(図2参照)と対向して、ホルダ51を光軸と直交する方向に駆動するためのコイル82a,82bが装着されており、これらコイル82a,82bのコア内には、ヨーク83a,83bが接着固定されている。同様に、コイル61a,61bとはホルダ51を介して反対側に配置されるコイル65(図2参照)の光軸と直交する両側部分にも、ホルダ51を光軸と直交する方向に駆動するためのコイル82c,82d(図示せず)が装着されているとともに、それらのコイルのコア内にはヨークが接着固定されている。その他の構成は、第1実施の形態と同様である。
本実施の形態では、ホルダ51の加振動作として、コイル61a,61bとコイル65とを用い、それらの駆動力の発生方向を反対方向とする第1実施の形態と同様の回動加振に加えて、コイル82a〜82dを用い、それらの駆動力の発生方向を同一方向とする光軸と直交する方向への平行加振や、コイル82a〜82dを用い、コイル82a,82bとコイル82c,82dとの駆動力の発生方向を反対方向とする光軸を中心とする回動加振させる。
このように、本実施の形態では、第2レンズアレイ12および偏光板13を保持するホルダ51を、4本のバネ80a〜80dを介して第2固定部材42に変位可能に支持するとともに、ホルダ51を光軸と直交する方向に加振させるコイル82a〜82dを付加したので、ホルダ51を種々の加振態様で加振することができる。したがって、投影型映像表示装置の使用環境に応じた加振態様でホルダ51を加振させることができるので、塵埃を効率よく除去することが可能となり、装置の信頼性をより向上することができる。また、ホルダ51が光軸と直交する方向に変位可能であることから、後段の液晶ライトバルブの変調領域に対する照明光束の位置制御も行うことができ、これにより液晶ライトバルブの変調領域全体に照明光束を確実に入射させることができ、良好な品質で映像を投影表示することができる。
本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、映像表示モードと塵埃除去モードとを独立させたが、映像表示モードの終了時に自動的に塵埃除去動作を実行させることもできる。
また、ホール素子64による加振動作検出に代えて、フォトリフレクタを用いてホルダ51の加振による変位を検出するように構成することもできる。さらに、上記実施の形態では、収束レンズとしてコンデンサレンズ16を用いたが、これをリレーレンズに置き換えることも可能である。
また、ホルダ51の駆動手段は、ムービングマグネット方式の電磁駆動手段に限らず、ムービングコイル方式の電磁駆動手段とすることもできる。
さらに、上記第4実施の形態では、ホルダ51を光軸と直交する方向に駆動するコイルを、光軸方向へ駆動するコイル上に重ねて設けたが、例えば図13に示すように、光軸方向駆動用のコイル85と光軸直交方向駆動用のコイル86とを同一平面に並べて配置するように、それぞれのコイルのコア内にプリント基板(図示せず)に結合された磁性体(ヨーク)87,88を進入させて接着固定することもできる。
また、半導体レーザからの光は、第1レンズアレイ11の中央部に限らず、第1レンズアレイ11の任意の部分に入射させることができる。
第1実施の形態に係る照明装置を搭載した投影型映像表示装置の概略構成を示す図である。 図1に示す照明装置の全体構成を示す断面図である。 図2に示す第2固定部材を光軸方向から見た正面図である。 図3に示す弾性支持部材および補助筒の部分斜視図である。 照明光学系の概略構成を示す図である。 図5に示す光検出器の構成を示す平面図である。 第1実施の形態に係る投影型映像表示装置の制御回路の概略構成を示すブロック図である。 第1実施の形態による映像表示モードの要部の動作を示すフローチャートである。 同じく、塵埃除去モードの要部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施の形態に係る照明装置の要部の構成を示す図である。 同じく、第3実施の形態に係る照明装置の要部の構成を示す図である。 同じく、第4実施の形態に係る照明装置の要部の構成を示す図である。 第4実施の形態の変形例を説明するための図である。
符号の説明
1 筐体
2 光学ボックス
3 投射レンズ
4 放電ランプ
5 リフレクタ
6 補助板
7 レンズ
8 半導体レーザ
9 コリメータレンズ
10 導光体
11 第1レンズアレイ
12 第2レンズアレイ
13 偏光板
13a 偏光ビームスプリッタ
13b 反射ミラー
13c 遮光マスク
13d 1/2波長板
16 コンデンサレンズ
17,19,31,33 反射ミラー
18,25 ダイクロイックミラー
20a,20b,20c フィールドレンズ
21,23,27,29,34,36 偏光板
22,28,35 液晶ライトバルブ(液晶パネル)
24 ダイクロイックプリズム
30,32 リレーレンズ
37,38 ファン
39 排気ダクト
40 照明装置
41 第1固定部材
42 第2固定部材
43 第3固定部材
44 フィルタ
45 ランプ用光検出器
47 半導体レーザユニット
48 位置決めピン
51 ホルダ
52a,52b 板バネ
53a,53b プリント基板
54 ダンパ材
55a,55b 補助筒
61a,61b,65 コイル
62a,62b,66 永久磁石
63 フレキシブル配線基板
64 ホール素子
71 フィルタ
72 偏光性ホログラム
73 光検出器
73a〜73d 受光領域
75 プリント基板
76 カバーガラス
80a,80b バネ
81 シリコンゲル
82a,82b,85,86 コイル
83a,83b ヨーク
85,86 コイル
87,88 ヨーク
101 モード選択スイッチ
102 CPU
103 発振回路(OSC)
105 塵埃除去用共振駆動回路
106 判別回路
108 サーボ回路
109 温度センサ
110 ファン駆動回路
111 ランプ駆動回路
112 ランプ用APC回路
113 表示回路
114 記憶部
115 レーザ駆動回路
116 レーザ用APC回路
117 演算回路
121 2色半導体レーザ
122 導光体
123 光検出器
131 レンズ
132 ホログラム

Claims (11)

  1. 放電ランプおよび少なくとも赤色光を発光する半導体レーザからの照明光束を映像に応じて空間光変調素子で空間変調して投影表示する投影型映像表示装置に用いる照明装置において、
    上記放電ランプおよび上記半導体レーザからの照明光束を複数の光束に分割する第1レンズアレイと、
    上記第1レンズアレイで分割された複数の光束を受ける第2レンズアレイと、
    上記第2レンズアレイを経た複数の光束を受けて所定の偏光成分を出射する偏光板と、
    上記偏光板を経た複数の光束を合成して上記空間光変調素子を照明するための収束レンズと、
    上記第2レンズアレイおよび上記偏光板を保持するホルダと、
    上記ホルダを固定部材に対して少なくとも光軸方向に変位可能に支持する弾性支持部材と、
    上記ホルダを駆動するホルダ駆動手段と、
    上記ホルダ側に設けられて上記第2レンズアレイを経た上記半導体レーザからの光束の一部を分離する光束分離素子と、
    上記光束分離素子で分離された光束を受光して上記半導体レーザのレーザ発光量検出信号および上記ホルダの光軸方向の位置検出信号を出力する受光手段と、
    上記受光手段からの上記レーザ発光量検出信号に基づいて上記半導体レーザの発光量を制御するレーザ発光量制御手段と、
    上記受光手段からの上記位置検出信号に基づいて上記ホルダ駆動手段により上記ホルダを光軸方向に駆動して、上記第1レンズアレイで分割された複数の光束が上記第2レンズアレイ上に集光するように制御するサーボ制御手段と、
    上記サーボ制御手段の非作動状態下において選択的に上記ホルダ駆動手段により上記ホルダを加振する加振制御手段とを有することを特徴とする投影型映像表示装置用照明装置。
  2. さらに、
    上記放電ランプからの照明光束の一部が入射するように配置され、上記半導体レーザから出射される赤色光の波長帯域の光は透過し他の光は反射するフィルタと、
    上記フィルタの透過光を受光するランプ用光検出器と、
    上記ランプ用光検出器の出力に基づいて上記放電ランプの発光量を制御するランプ発光量制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の投影型映像表示装置用照明装置。
  3. 上記偏光板は、偏光分離膜と波長板とを有する偏光ビームスプリッタアレイからなることを特徴とする請求項1または2に記載の投影型映像表示装置用照明装置。
  4. 上記光束分離素子は上記偏光ビームスプリッタアレイの出射側に配置した偏光性ホログラムからなり、
    上記受光手段は4分割された受光領域からなる光検出器と該光検出器の出力に基づいて上記レーザ発光量検出信号および上記位置検出信号を算出する演算回路とを有し、
    上記偏光性ホログラムは0次光を上記収束レンズを経て上記空間光変調素子に入射させ、所定の回折光は非点収差を与えて上記収束レンズを経て上記光検出器に入射させるように構成し、
    上記演算回路は、上記光検出器の4つの受光領域の出力総和に基づいて上記レーザ発光量検出信号を算出し、上記光検出器の対角線同士の受光領域の出力和の差に基づいて上記位置検出信号を算出するように構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の投影型映像表示装置用照明装置。
  5. 上記加振制御手段は発振回路を有し、該発振回路の出力により上記ホルダ駆動手段を駆動して上記ホルダを加振させるよう構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の投影型映像表示装置用照明装置。
  6. 上記ホルダ駆動手段は、永久磁石およびコイルを有し、上記ホルダ側に上記永久磁石または上記コイルを、上記固定部材側に上記コイルまたは上記永久磁石を配置した電磁駆動手段からなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の投影型映像表示装置用照明装置。
  7. 上記永久磁石は光軸方向に2分割して厚さ方向の磁極面を逆極性にして配置し、
    上記コイルを配置した側には上記永久磁石の分割境界線に対向するようにホール素子を設けて、
    上記ホール素子の出力に基づいて上記ホルダ駆動手段による上記ホルダの加振動作を検出するように構成したことを特徴とする請求項6に記載の投影型映像表示装置用照明装置。
  8. 上記固定部材側または上記ホルダ側にフォトリフレクタを設け、
    上記ホルダ側または上記固定部材側には光軸方向に傾斜して上記フォトリフレクタからの光を反射させる反射部材を設けて、
    上記フォトリフレクタの出力に基づいて上記ホルダ駆動手段による上記ホルダの加振動作を検出するように構成したことを特徴とする請求項5または6に記載の投影型映像表示装置用照明装置。
  9. 上記加振制御手段の動作中に、上記半導体レーザからの光束の一部を上記光束分離素子で分離して上記受光手段で受光し、その出力に基づいて上記ホルダ駆動手段による上記ホルダの加振動作を検出するように構成したことを特徴とする請求項5または6に記載の投影型映像表示装置用照明装置。
  10. 上記加振制御手段は、上記ホルダを含む可動部の共振周波数で上記ホルダを加振するよう構成したことを特徴とする請求項5乃至9のいずれか一項に記載の投影型映像表示装置用照明装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の照明装置と、
    上記照明装置からの照明光束を映像に応じて空間変調する空間光変調素子と、
    上記空間光変調素子で空間変調された照明光束を投影表示する投影レンズとを有することを特徴とする投影型映像表示装置。
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