JP2007146968A - 歯車 - Google Patents
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Abstract
【課題】合成樹脂製の環状部材と金属製の芯部材との軸方向の結合強度を向上させることができる歯車を提供する。
【解決手段】外周に歯21aを有する合成樹脂製の環状部材21と、この環状部材21の内側にインサート成形により結合された金属製の芯部材22とを備え、この芯部材22は、中央に出力軸17が嵌合される嵌合孔22bを形成した円板部22aと、この円板部22aの外周部から径方向へ突設されると共に軸方向へ折り曲げられた複数の突片22cとを有したヘリカルギヤ10において、複数の突片22cを円板部22aに対して外側に傾斜するようにそれぞれ折り曲げた。
【選択図】図3
【解決手段】外周に歯21aを有する合成樹脂製の環状部材21と、この環状部材21の内側にインサート成形により結合された金属製の芯部材22とを備え、この芯部材22は、中央に出力軸17が嵌合される嵌合孔22bを形成した円板部22aと、この円板部22aの外周部から径方向へ突設されると共に軸方向へ折り曲げられた複数の突片22cとを有したヘリカルギヤ10において、複数の突片22cを円板部22aに対して外側に傾斜するようにそれぞれ折り曲げた。
【選択図】図3
Description
本発明は、外周に歯を有する合成樹脂製の環状部材と該環状部材の内側にインサート成形により結合された金属製の芯部材とから成り、モータ用のヘリカルギヤ等に用いて好適な歯車に関する。
この種の歯車及び該歯車を用いたモータとして、図8〜図11に示すものがある(例えば特許文献1参照。)。
このモータ1は、図8に示すように、一端側が開口した有底で略円筒状のモータケース2と、このモータケース2の開口端に固定されたギヤケース3とを備えている。ギヤケース3の軸穴3aの両側には一対の軸受4,4を介してウォーム5を回転自在に支持してある。このウォーム5は、モータケース2の一端側から突出したモータ軸2aに連結されている。
また、ギヤケース3にはその軸穴3aに連通する凹状の減速機構収納部3bを形成してある。この減速機構収納部3a内には、ウォーム5に噛合するウォームホイール(歯車)6を回転自在に支持してある。
このウォームホイール6は、図8〜図10に示すように、外周に歯7aを有する合成樹脂製の環状部材7と、この環状部材7の内側にインサート成形により結合された金属製の芯部材8とを備えている。この芯部材8は、図8〜図11に示すように、中央に操舵軸(出力軸)9が嵌合される嵌合孔8bを形成した円板部8aと、この円板部8aの外周部から周方向へ離隔して径方向へ突設されると共に、その途中から軸方向へ略直角に折り曲げられた複数の突片8cとを有している。
しかしながら、前記従来のウォームホイール6では、芯部材8の円板部8aに対して複数の突片8cが全て略直角に折り曲げられているため、環状部材7に対する芯部材8の各突片8cの軸方向の結合力が弱く、ウォームホイール6の回転時に操舵軸9にかかる負荷等により環状部材7から芯部材8の各突片8cが抜けて芯部材8が環状部材7から外れるおそれがあった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、合成樹脂製の環状部材と金属製の芯部材との軸方向の結合強度を向上させることができる歯車を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、外周に歯を有する合成樹脂製の環状部材と、この環状部材の内側にインサート成形により結合された金属製の芯部材とを備え、この芯部材は、中央に出力軸が嵌合される嵌合孔を形成した円板部と、この円板部の外周部から径方向へ突設されると共に軸方向へ折り曲げられた複数の突片とを有した歯車において、前記複数の突片を前記円板部に対して外側に傾斜するようにそれぞれ折り曲げたことを特徴とする。
請求項2の発明は、外周に歯を有する合成樹脂製の環状部材と、この環状部材の内側にインサート成形により結合された金属製の芯部材とを備え、この芯部材は、中央に出力軸が嵌合される嵌合孔を形成した円板部と、この円板部の外周部から径方向へ突設されると共に軸方向へ折り曲げられた複数の突片とを有した歯車において、前記複数の突片を前記円板部に対して内側に傾斜するようにそれぞれ折り曲げたことを特徴とする。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、芯部材の複数の突片を円板部に対して外側に傾斜するようにそれぞれ折り曲げたことにより、歯車の回転時に出力軸に負荷がかかった際に、環状部材からの芯部材の各突片の抜けを確実に防止することができ、樹脂製の環状部材と金属製の芯部材との軸方向の結合強度を確実に向上させることができる。
請求項2の発明によれば、芯部材の複数の突片を円板部に対して内側に傾斜するようにそれぞれ折り曲げたことにより、歯車の回転時に出力軸に負荷がかかった際に、環状部材からの芯部材の各突片の抜けを確実に防止することができ、樹脂製の環状部材と金属製の芯部材との軸方向の結合強度を確実に向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態の歯車を用いたモータの平面図、図2は同モータの底面図、図3は同モータの要部の断面図、図4は同歯車の斜視図、図5は同歯車に用いられる芯部材の斜視図である。
図1〜図3に示すように、モータ10は、一端側が開口した有底で略円筒状のモータケース11と、このモータケース11の開口端の周りのフランジ部11aをビス12を介して締結固定したギヤケース13とを備えている。このギヤケース13は底壁部を成すカバー14で覆われており、その軸穴13aにはアーマチュアのアーマチュア軸15を回転自在に支持してある。このアーマチュア軸15の一端近傍にはウォーム15aを形成してある。また、ギヤケース13にはその軸穴13aに連通する凹状の減速機構収納部13bを形成してある。この減速機構収納部13b内には、ウォーム15aに噛合するヘリカルギヤ(歯車)20をギヤケース13の円筒状の軸受部13cを介して回転自在に支持してある。
図3,図4に示すように、ヘリカルギヤ20は、外周に歯21aを有する合成樹脂製の環状部材21と、この環状部材21の内側にインサート成形により結合された金属製の芯部材22とを備えている。
この芯部材22は、図3,図5に示すように、中央に出力軸17が嵌合される嵌合孔22bを形成した円板部22aと、この円板部22aの外周部から周方向へ離隔して径方向へ突設されると共に軸方向へ折り曲げられた複数の突片22cとを有している。この複数の突片22cは、円板部22aに対して同一円周上で外側に所定角度傾斜するようにそれぞれ折り曲げられている。
尚、図3,図4に示すように、芯部材22の円板部22aの表面及び裏面側は環状部材21よりそれぞれ露出している。また、円板部22aの嵌合孔22bはスプライン状に形成してあり、この嵌合孔22bに出力軸17のスプライン状の基部17aが空回りしないように嵌合している。さらに、図3に示すように、出力軸17はギヤケース13の円筒状の軸受部13cを介して回転自在に支持されており、また、出力軸17の基端部17bは止め輪18によりヘリカルギヤ20に対して抜け止めされている。
以上実施形態のヘリカルギヤ20によれば、芯部材22の複数の突片22dを円板部22aに対して外側に所定角度傾斜するようにそれぞれ折り曲げたことにより、ヘリカルギヤ20の回転時に出力軸17に負荷がかかった際に、環状部材21からの芯部材22の各突片22c,22dの抜け落ちを確実に防止することができる。このため、樹脂製の環状部材21と金属製の芯部材22との結合強度を確実に向上させることができる。
図6は本発明の他の実施形態の歯車を用いたモータの要部の断面図、図7は同歯車に用いられる芯部材の斜視図である。
図6,図7に示すように、モータ10に用いられるヘリカルギヤ(歯車)20は、外周に歯21aを有する合成樹脂製の環状部材21と、この環状部材21の内側にインサート成形により結合された金属製の芯部材22′とを備えている。この金属製の芯部材22′は、中央に出力軸17が嵌合される嵌合孔22bを形成した円板部22aと、この円板部22aの外周部から周方向へ離隔して径方向へ突設されると共に軸方向へ折り曲げられた複数の突片22dとを有している。この複数の突片22dは、円板部22aに対して同一円周上で内側に所定角度傾斜するようにそれぞれ折り曲げられている。
このように、芯部材22′の複数の突片22dを円板部22aに対して内側に傾斜するようにそれぞれ折り曲げたことにより、ヘリカルギヤ20の回転時に出力軸17に負荷がかかった際に、環状部材21からの芯部材22′の各突片22dの抜けを確実に防止することができ、樹脂製の環状部材21と金属製の芯部材22′との軸方向の結合強度を確実に向上させることができる。
尚、前記各実施形態によれば、芯部材の複数の突片を円板部に対して全て外側或いは内側に所定角度傾斜するようにそれぞれ折り曲げ形成したが、外側と内側に交互に折り曲げるようにしても良い。
17 出力軸
20 ヘリカルギヤ(歯車)
21 合成樹脂製の環状部材
21a 歯
22,22′ 金属製の芯部材
22a 円板部
22b 嵌合孔
22c,22d 複数の突片
20 ヘリカルギヤ(歯車)
21 合成樹脂製の環状部材
21a 歯
22,22′ 金属製の芯部材
22a 円板部
22b 嵌合孔
22c,22d 複数の突片
Claims (2)
- 外周に歯を有する合成樹脂製の環状部材と、この環状部材の内側にインサート成形により結合された金属製の芯部材とを備え、この芯部材は、中央に出力軸が嵌合される嵌合孔を形成した円板部と、この円板部の外周部から径方向へ突設されると共に軸方向へ折り曲げられた複数の突片とを有した歯車において、
前記複数の突片を前記円板部に対して外側に傾斜するようにそれぞれ折り曲げたことを特徴とする歯車。 - 外周に歯を有する合成樹脂製の環状部材と、この環状部材の内側にインサート成形により結合された金属製の芯部材とを備え、この芯部材は、中央に出力軸が嵌合される嵌合孔を形成した円板部と、この円板部の外周部から径方向へ突設されると共に軸方向へ折り曲げられた複数の突片とを有した歯車において、
前記複数の突片を前記円板部に対して内側に傾斜するようにそれぞれ折り曲げたことを特徴とする歯車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005342435A JP2007146968A (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | 歯車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005342435A JP2007146968A (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | 歯車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007146968A true JP2007146968A (ja) | 2007-06-14 |
Family
ID=38208607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005342435A Pending JP2007146968A (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | 歯車 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2007146968A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016065624A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | セイコーインスツル株式会社 | 機械部品、機械部品の製造方法および時計 |
-
2005
- 2005-11-28 JP JP2005342435A patent/JP2007146968A/ja active Pending
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JP2016065624A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | セイコーインスツル株式会社 | 機械部品、機械部品の製造方法および時計 |
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