JP2007146207A - 真空成膜方法、及び真空成膜装置 - Google Patents
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Abstract
真空蒸着において基板表面に良質で安定した膜質を成膜できる真空成膜方法、及び真空成膜装置を提供する。
【解決手段】
蒸着材料を真空中で脱ガス処理し、大気開放することなく成膜室へ供給し、前記蒸着材料の薄膜を基板へ成膜することを特徴とし、上記脱ガス処理が抵抗加熱装置、ヒーター、赤外線ランプ、高周波誘導加熱装置、電子銃による電子線照射装置、プラズマ発生装置のいずれかであり、上記蒸着材料の脱ガス処理を、窒素ガス、アルゴンガスもしくは水素ガスのいずれか1つの雰囲気中で行い、上記脱ガス処理後の蒸着材料の含水率が1.0%以下であることも特徴とする。
【選択図】 図1
Description
また、「脱ガスのガス」は「空気、水、含水酸基物質などの成膜に寄与しない気化性不純物」、「真空成膜」は「真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング、PVD、CVDなどを含む真空成膜」、及び「PET」は「ポリエチレンテレフタレート」の略語、機能的表現、通称、又は業界用語である。
真空成膜装置の操作は、まず、蒸着材料を大気中で坩堝に充填する。蒸着材料の状態は粒状または粉体状、フレーク状などの固体であるが、大気中で坩堝に充填されるために蒸着材料中には空気が含まれたり、蒸着材料表面にも水蒸気や水酸基などが不可避的に吸着又は付着してしまう。
坩堝に充填された蒸着材料は成膜室で密閉され、排気機構が作動し成膜室は所定の気圧まで排気され、いわゆる真空状態になる。続いて加熱機構が働き蒸着のための蒸着材料の蒸発が始まる。しかし成膜室が真空状態になっても、蒸着材料に吸着又は付着した空気や水分(ガスと総称する)は加熱前に充分に抜け切らないので、最初にシャッターを閉じた状態で残存空気や気化不純物(ガスと総称する)も含めてある程度脱ガスしてから、次にシャッターを開いて基板への成膜を開始する。
しかし、この方法では、時間と材料が無駄になるだけでなく、坩堝に充填した材料の脱ガスまではできていないため、ガスが基板に到達し酸化や不純物混入の原因となり、膜質を悪化させる。また、水分は実際には成膜装置内にも吸着されており、成膜室内が加熱されるにしたがって除々に蒸着雰囲気に出てきて、成膜される膜に取り込まれてしまい、膜の組成が変化したり、基板の位置や時間的差で安定した膜質が得られず、電気的、物理的、及び化学的な性質に差が生じていた。
従って、真空成膜方法、及び真空成膜装置は、坩堝に充填した蒸着材料の空気や水分などの不純物を脱ガスし除去した後に、真空成膜室の真空を維持した状態で、真空成膜室内に供給することで、真空蒸着において基板表面に良質で安定した膜質を成膜できることがが求められている。また、プラズマガンの電力パワーの増大を不要とし、成膜開始時間が短くでき、蒸着速度も早く生産効率も高いことも求められている。
また、蒸着材料を蒸発させる機構にARガスなどの不活性ガスとともに粉体の材料を供給し高周波加熱により蒸発させる方法が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、坩堝に充填する蒸着材料中の空気や不純物を除去するとともに、真空蒸発装置の蒸発室の真空を維持した状態で、脱気された蒸着材料を蒸発室内に備えられた坩堝に供給可能な真空蒸着装置、並びに蒸着材料供給方法が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
しかしながら、上記いずれの公報でも、脱ガスは不十分であり、貯留されている空気や吸着している水分などのガスは依然含まれており、蒸発した材料とともに基板に到達して膜質に悪影響を与えているという問題点がある。
請求項2の発明に係わる真空成膜方法は、上記脱ガス処理が、抵抗加熱装置、ヒーター、赤外線ランプ、高周波誘導加熱装置、電子銃による電子線照射装置、プラズマ発生装置のいずれかを有するように、したものである。
請求項3の発明に係わる真空成膜方法は、上記蒸着材料の脱ガス処理を、窒素ガス、アルゴンガスもしくは水素ガスのいずれか1つの雰囲気中で行うように、したものである。
請求項4の発明に係わる真空成膜方法は、上記脱ガス処理後の蒸着材料の含水率が1.0%以下であるように、したものである。
請求項5の発明に係わる真空成膜装置は、蒸着材料を真空中で脱ガス処理し、大気開放することなく成膜室へ供給し、前記蒸着材料の薄膜を基板へ成膜する真空成膜方法を行う真空成膜装置であって、巻取室と、成膜室と、脱ガス処理室とを備えるように、したものである。
請求項6の発明に係わる真空成膜装置は、上記脱ガス処理室が成膜室と開閉可能な仕切り板を介して遮断されて設置され、蒸着材料を脱ガス処理後に成膜室へ供給するように、したものである。
請求項7の発明に係わる真空成膜装置は、上記脱ガス処理室が抵抗加熱装置、ヒーター、赤外線ランプ、高周波誘導加熱装置、電子銃による電子線照射装置、プラズマ発生装置のいずれかを有するように、したものである。
請求項2〜3の本発明によれば、空気や水分などの不純物を脱ガスし除去した蒸着材料を真空成膜室内に供給でき、真空蒸着において基板表面により良質で安定した膜質を成膜できる真空成膜方法が提供される。
請求項4の本発明によれば、水分を脱ガスし除去した蒸着材料を真空成膜室内に供給でき、真空蒸着において基板表面により良質で安定した膜質を成膜できる真空成膜方法が提供される。
請求項5の本発明によれば、予め、空気や水分などの不純物を脱ガスし除去した蒸着材料を真空成膜室内に供給するので、真空蒸着において基板表面により良質で安定した膜質を成膜できる真空成膜装置が提供される。
請求項6の本発明によれば、請求項5の効果に加えて、蒸発が開始するまでの時間が短く生産効率のよく、プラズマガンの電力パワーの増大も不要とし、また、蒸着速度も早くできる真空成膜装置が提供される。
請求項7の本発明によれば、請求項5〜6の効果に加えて、蒸着材料の空気や水分などの不純物をより脱ガスでき、基板表面により良質で安定した膜質を成膜できる真空成膜装置が提供される。
図1は、本発明の真空成膜装置の1実施形態を示す要部の断面図である。
(1)プラズマビーム照射開始から蒸着材料の蒸発開始までの時間が短く、生産効率を高くできる。(2)蒸発を継続させるために圧力勾配型プラズマガンに投入する電力パワーを増大させる必要がなく、生産性が高い。(3)予め水分などのガスが脱ガスされ除去されていることにより、スプラッシュなどの突発的な蒸発も抑えられるので、基板表面に良質で安定した膜質を成膜できる。(4)圧力勾配型プラズマガンから照射されるプラズマビーム内で回転される蒸着材料は、プラズマビームに均一に曝されるため、蒸発による減少が均一となり、プラズマビームが照射される面は常に整面状態であり、これにより成膜材料の蒸発後の飛翔方向が安定し、被成膜体への安定性が安定したものとなるので、膜の組成が変化しにくく、基板の位置や時間的差でも安定した膜質が得られる。その結果、成膜された膜の電気的、物理的、及び化学的な性質に差が生じにくく、巻取り基材による連続操業でも、安定した膜質を得ることができる。
次に、蒸着材料の脱ガス処理室の真空引きを行い、1×10-1Pa以下の圧力まで減圧した。ついでるつぼを0.1rpmの回転速度で回転させながら、加熱装置およびプラズマ処理によって蒸着材料の温度が180℃となるような加熱処理(60分間)を施し、室内の温度が50℃になるまで放置した。
ついで、基板として巻取状の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績(株)製、PETフィルムE5100、厚み12μm、幅30cm)フィルムを準備し、この基材フィルムのコロナ未処理面側を蒸着面として巻取基材搬送室に装着した。なお、この基材フィルムと成膜材料との距離(TS距離)は約70cmに設定した。
次に成膜時の添加ガスとして、アルゴンガス(大陽日酸(株)製(純度99.999%以上))を準備した。
次にチャンバー内を到達真空度1×10-1Paまで減圧した。ついで、成膜室と蒸着材料の脱ガス処理室との仕切り板を開け、加熱処理済みのシリカを成膜室に搬送したのち、再び仕切り板を閉じた。引き続き真空引きを行い到達真空度7.0×10-4Paまで減圧した。
真空度を確認した後、基材フィルムを走行させ、アルゴンガスを流量15sccmで導入した圧力勾配型プラズマガンにプラズマ生成のための電力を10kW投入し、アノード磁石の上方近傍で回転している成膜材料にプラズマビームを収束させて照射し、装置内圧力を1.1×10-1Paに保持した。該プラズマビームは成膜材料の回転軸に対して約90°の角度で照射されるものとした。このようなプラズマビームの照射開始から約2分後に回転状態の成膜材料からの蒸発が始まった。その後、回転状態の蒸着材料の蒸発を継続させ、高密度プラズマにより蒸発分子をイオン化させて、基材フィルム上に酸化珪素からなるバリア層を形成して、バリアフィルムを得た。基材フィルムの走行速度は、成膜開始時点で形成される酸化珪素膜の膜厚が100nmとなるように設定した。なお、sccmとはstandard cubic centimeter per minuteの略であり、以下の実施例及び比較例においても同様である。
また、上記の連続蒸着の最終部位であるバリアフィルムについて、酸化珪素の厚みを測定した結果約100nmであり、成膜直後と同等の成膜性が維持されていることが確認された。さらに、このバリアフィルムについて、下記の条件で酸素透過率を測定した。その結果、酸素透過率は1.1cc/m2/day・atmであり、優れたバリア性を有していた。
蒸着加熱処理室に材料を充填したるつぼをセットすると同時に、材料供給機構にも0.5〜5mm粒のシリカをセットし、蒸着材料の脱ガス処理室の真空引きを行い、1×10-1Pa以下の圧力まで減圧した。ついで加熱装置によって蒸着材料の温度が180℃となるような加熱処理(60分間)を施し、室内の温度が50℃になるまで放置した。
ついで、蒸着室と蒸着材料の脱ガス処理室との仕切り板を開け、加熱処理済みのシリカを蒸着室に搬送すると同時に材料供給機構の材料も成膜室へと搬送し、再び仕切り板を閉じた。引き続き真空引きを行い成膜室を到達真空度7.0×10-4Paまで減圧した。
真空度を確認した後、基材フィルムを走行させ、アルゴンガスを流量15sccmで導入した圧力勾配型プラズマガンにプラズマ生成のための電力を10kW投入し、アノード磁石の上方近傍で回転している成膜材料にプラズマビームを収束させて照射するとともに、窒素ガスを流量200sccmで導入して装置内圧力を1.1×10-1Paに保持した。その後、回転状態の蒸着材料の蒸発を継続させるとともに材料供給機構から蒸着後の部分へ材料を供給していき、成膜終了まで材料が切れないように供給した。材料を供給しながら高密度プラズマにより蒸発分子をイオン化させて、基材フィルム上に酸化窒化珪素からなるバリア層を形成して、バリアフィルムを得た。基材フィルムの走行速度は、成膜開始時点で形成される酸化窒化珪素膜の膜厚が100nmとなるように設定した。
また、上記の連続蒸着の最終部位であるバリアフィルムについて、酸化窒化珪素の厚みを測定した結果103nmであり、蒸着直後と同等の蒸着性が維持されていることが確認された。さらに、このバリアフィルムについて、下記の条件で酸素透過率を測定した。その結果、酸素透過率は0.9cc/m2/day・atmであり、優れたバリア性を有していた。また、材料供給機構に残っていた処理済みの蒸着材料の水分を測定した結果、0.4%の水分量であった。
次に、蒸着材料処理室の真空引きを行い、1×10-1Pa以下の圧力まで減圧した。ついでるつぼを0.1rpmの回転速度で回転させながら、るつぼ下の抵抗加熱装置によって蒸着材料の温度が180℃となるような加熱処理(80分間)を施し、室内の温度が50℃になるまで放置した。
基材フィルムとしてロール状の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製ルミラーS−10、厚み12μm、幅300mm)を準備し、巻取り搬送機構に装着した。次に、真空蒸着装置のチャンバー内を、到達真空度4.0×10-3Paまで減圧した。
次に、蒸着チャンバーのコーティングドラムの近傍に窒素ガスを流量150sccmで導入し、真空ポンプと蒸着チャンバーとの間にあるバルブの開閉度を制御することにより、成膜時のチャンバー内の圧力を9.0×10-2Paに保った。そして、電子銃を用い、約10kWの電力を印加して、銅製るつぼ内の蒸発源を加熱して蒸発させ、コーティングドラム上を走行する基材フィルム上に酸化窒化珪素の薄膜を形成した。基材フィルムの走行速度は、酸化珪素薄膜の膜厚が100nmとなるように60m/minに設定した。
また、上記の連続蒸着の最終部位であるバリアフィルムについて、酸化窒化珪素の厚みを測定した結果106nmであり、蒸着直後と同等の蒸着性が維持されていることが確認された。さらに、このバリアフィルムについて、下記の条件で酸素透過率を測定した。その結果、酸素透過率は0.9cc/m2/day・atmであり、優れたバリア性を有していた。
次に、蒸着材料処理室の真空引きを行い、1×10-3Pa以下の圧力まで減圧した。ついでるつぼを0.1rpmの回転速度で回転させながら、N2ガスを1.0×10-1Paになるように導入したのちプラズマ処理によって蒸着材料の温度が180℃となるような加熱処理(60分間)を施し、室内の温度が50℃になるまで放置した。
基材フィルムとして、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績(株)製、PETフィルムE5100、厚み12μm、幅300mm)を準備し、この基材フィルムのコロナ未処理面側を被成膜面として、バッチ式スパッタリング装置(アネルバ(株)製、SPF−530H)のチャンバー内に裁置した。また、同時に酸化珪素ターゲットと基材フィルムとの距離(TS距離)は50mmに設定した。
次に、成膜時の添加ガスとしてアルゴンガスを準備した。
次に、チャンバー内を、油回転ポンプおよびクライオポンプにより到達真空度2.5×10-3Paまで減圧した。次いで、チャンバー内にアルゴンガスを流量20sccmで導入するとともに、窒素ガスを60sccmで導入し、真空ポンプとチャンバーとの間にあるバルブの開閉度を制御することにより、チャンバー内圧力を0.25Paに保ち、RFマグネトロンスパッタリング法により、投入電力1.2kWで基材フィルム上に厚み100nmの窒化珪素膜からなるバリア層を形成して、バリアフィルムを得た。
また、上記の連続蒸着の最終部位であるバリアフィルムについて、窒化珪素の厚みを測定した結果102nmであり、蒸着直後と同等の蒸着性が維持されていることが確認された。さらに、このバリアフィルムについて、下記の条件で酸素透過率を測定した。その結果、酸素透過率は0.5cc/m2/day・atmであり、優れたバリア性を有していた。
このバリアフィルム作製では、プラズマビーム照射開始から蒸着材料の蒸発開始まで約10分を要した。また基材フィルムに対して蒸着を行ったがスプラッシュが発生するなど成膜が不安定となった。そして、酸化珪素膜の厚みを測定した結果、約80nmであり、蒸着性が低いことが確認された。また、このバリアフィルムについて、実施例と同様に酸素透過率を測定した結果、19cc/m2/day・atmであり、実施例に比べてバリア性が劣っていた。
このバリアフィルム作製では、プラズマビーム照射開始から蒸着材料の蒸着開始まで10分を要した。また基材フィルムに対して蒸着を行なったがスプラッシュが発生するなど成膜は不安定であった。そして、酸化窒化珪素膜の厚みを測定した結果、約70nmであり、蒸着性が低いことが確認された。また、このバリアフィルムについて、実施例と同様に酸素透過率を測定した結果、24cc/m2/day・atmであり、実施例に比べてバリア性が劣っていた。また、材料供給機構に残っていた未処理の蒸着材料の含水率は2.0%であった。
このバリアフィルム作製では、電子銃を用い、約10kWの電力を印加して、銅製るつぼ内の蒸発源を加熱して蒸発させ蒸発開始まで約7分を要した。また基材フィルムに対して蒸着を行ったがスプラッシュが発生するなど成膜が不安定となった。そして、酸化窒化珪素膜の厚みを測定した結果、約80nmであり、蒸着性が低いことが確認された。また、このバリアフィルムについて、実施例と同様に酸素透過率を測定した結果、22cc/m2/day・atmであり、実施例に比べてバリア性が劣っていた。
このバリアフィルム作製では、投入電力1.2kWを印加して厚みが100nmとなるように成膜を行なった。また基材フィルムに対して蒸着を行ったが異常放電が発生するなど成膜が不安定となった。そして、窒化珪素膜の厚みを測定した結果、約115nmであり、蒸着安定性が低いことが確認された。また、このバリアフィルムについて、実施例と同様に酸素透過率を測定した結果、7.1cc/m2/day・atmであり、実施例に比べてバリア性が劣っていた。
2:巻取ロール
3:成膜ドラム
4:シャッター
5:プラズマガン
6:仕切板
7:るつぼ
8:るつぼ支持台
9:磁石
10:加熱装置
11:蒸着材料供給装置
Claims (7)
- 蒸着材料を真空中で脱ガス処理し、大気開放することなく成膜室へ供給し、前記蒸着材料の薄膜を基板へ成膜することを特徴とする真空成膜方法。
- 上記脱ガス処理が、抵抗加熱装置、ヒーター、赤外線ランプ、高周波誘導加熱装置、電子銃による電子線照射装置、プラズマ発生装置のいずれかを有することを特徴とする請求項1記載の真空成膜方法。
- 上記蒸着材料の脱ガス処理を、窒素ガス、アルゴンガスもしくは水素ガスのいずれか1つの雰囲気中で行うことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の真空成膜方法。
- 上記脱ガス処理後の蒸着材料の含水率が1.0%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の真空成膜方法。
- 蒸着材料を真空中で脱ガス処理し、大気開放することなく成膜室へ供給し、前記蒸着材料の薄膜を基板へ成膜する真空成膜方法を行う真空成膜装置であって、巻取室と、成膜室と、脱ガス処理室とを備えることを特徴とする真空成膜装置。
- 上記脱ガス処理室が成膜室と開閉可能な仕切り板を介して遮断されて設置され、蒸着材料を脱ガス処理後に成膜室へ供給することを特徴とする請求項5記載の真空成膜装置。
- 上記脱ガス処理室が抵抗加熱装置、ヒーター、赤外線ランプ、高周波誘導加熱装置、電子銃による電子線照射装置、プラズマ発生装置のいずれかを有することを特徴とする請求項5〜6のいずれかに記載の真空成膜装置。
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