JP2007145593A - Ｉｃタグの装着具 - Google Patents

Abstract

【課題】 段ボール原紙にＩＣタグを付着させ管理することが検討されているが、段ボール工場においては原紙の外面や側面は搬送時に転がしたり保管時に原紙の上に何段も積み重ねたりするためＩＣタグの取付けは難しい。 新原紙ばかりでなく残原紙を使用することを考慮すると、使い切るまで正常に作動するＩＣタグにしたい。
【解決手段】 原紙３の芯である円筒状の紙管４の内側に沿った状態になるような薄い弾力のある板２にＩＣタグ１を貼付け、転がしたり立てたりした時にも紙管の内側でずれないように固定できるようにシートの外面に滑り止めを施した、脱着可能で繰返し使用可能な装着具。
【選択図】図１

Description

本発明は、段ボール原紙へのＩＣタグの装着具に関するものである。

段ボール製造工程の最初に段ボール原紙からシートを製造する製段工程があるが、使用する段ボール原紙は段ボール工場では通常材質、坪量、紙幅、色等が異なる数百種類に及ぶ。 これらは原紙倉庫に保管し、必要な時に出して来て使用し、使い切らない場合には再び原紙倉庫に戻し使用するが、その管理は相当大変である。 また原紙の違いによるコルゲータで種々の調整をオペレータが手動で行っている。

大変な段ボール原紙の管理や原紙の違いによるコルゲータの自動調整にＩＣタグは適していると考える。 しかし製紙工場ではともかくとして、段ボール工場においては原紙の外面や側面は搬送時に転がしたり保管時に原紙の上に何段も積み重ねたりするためＩＣタグの装着は難しい。 新原紙ばかりでなく残原紙の管理も考慮すると、使い切るまで正常に作動するＩＣタグにしたい。 また紙管の内部の空間は原紙のチャッキング時等の芯の検出に使用されているが、それは現在と同様にしたい。

概念図の図１に基づき説明する。 巻取りや巻出し時に紙管をミルロールスタンドでチャッキングするので、紙管の内側でチャックが届かない場所に取付ける、搬送や保管時にＩＣタグが外れたりずれたりしない、脱着可能で繰返し使用可能な装着具で、原紙３の芯である円筒状の紙管４の内側に沿った状態になるような弾力のある板２にＩＣタグ１を貼付け、転がしたり立てたりした時にも紙管の内側でずれないように固定できるように板の外面５に滑り止めを施す。

本発明により、紙管４の内側に沿ってＩＣタグが固定されるので、原紙のチャッキン具時等のセンサによる芯の検知にも差し支えないし、ＩＣタグも脱落せずに使用できる。

発明を実施するため最良の形態

以下、本発明の詳細を実施例に基づき説明する。

図１の概念図に基づき説明する。 原紙３は紙管４の回りに巻かれている。 紙管はミルロールスタンドのチャックで捉まれるが、紙管の奥には及ばない。 そのチャックの届かない場所にＩＣタグを装着する。 脱着可能とし、原紙を使い切って紙管を廃棄する時には外し再利用可能とする。 内径８０ｍｍ程度の紙管の内側に沿って曲がる、外面５に滑り止めを施した薄い弾力のある樹脂製の板２にＩＣタグ１を接着剤あるいは粘着材付きテープで付着させる。 滑り止めとしては板の外面に溝を設けたり、複数の突起物を設けたりする。

本発明の装置は簡単で安価であるが、簡単に脱着可能で繰返し使用もできるので実用の可能性は極めて高い。

本発明の概念図である。

符号の説明

１ ＩＣタグ
２ 板
３ 原紙
４ 紙管
５ 外面

Claims (1)

1. 原紙（３）の紙管（４）の内側に沿って曲がり、外面（５）に滑り止めを施した薄い弾力のある板（２）にＩＣタグ（１）を付着させ、紙管の内側でずれないようにした脱着可能で繰返し使用可能なＩＣタグの装着具。

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