JP2007145265A - 乗員拘束装置及び乗員拘束方法 - Google Patents

乗員拘束装置及び乗員拘束方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ロール角が大きくなった場合にも乗員の上体と車体との相対移動量を十分に抑制することができる乗員拘束装置を提供すること。
【解決手段】 車両のロール角を検出するロール角センサ30と、シートクッションの座面後部の剛性を変更するシートパン5、昇降アクチュエータ6、電動式モータ6a、減速機6と、車両のロール角に応じて、シートクッション3の座面後部の剛性を高くした後に、シートクッション3の座面後部の剛性を低くするコントローラ40とを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両が横転するときに、乗員の頭頚部と車体との接触を防止するとともに、衝撃の緩和する乗員拘束装置に関する。
この種の技術としては、特許文献1に記載の技術が開示されている。この公報には、ロールオーバ発生判定時にシートクッションの前部を硬化するために設けたバックの展開力を制御するものが開示されている。
特開2002−019555号公報
しかしながら、上記従来技術では、一義的にシートクッションの前部を硬化させただけであるため、ロールオーバのようにロール角が大きくなった場合に乗員の上体と車体との相対移動を十分に抑えることができなかった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、ロール角が大きくなった場合にも乗員の上体と車体との相対移動量を十分に抑制することができる乗員拘束装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明では、車両のロール角を検出するロール角検出手段と、シートクッションの座面後部の剛性を変更するクッション剛性変更手段と、車両のロール角に応じて、シートクッションの座面後部の剛性を高くした後に、シートクッションの座面後部の剛性を低くする制御手段と、を設けた。
本発明の乗員拘束装置によれば、シートクッションの座面後部の剛性を変更ことにより、乗員の上体と車体との相対移動量を十分に抑制することができる。
以下、本発明の乗員拘束装置を実現する最良の形態を、実施例1および実施例2に基づいて説明する。
図1は、本発明の乗員拘束装置50の全体システム図である。乗員拘束装置50は、乗員が着座するシート1と、乗員をシート1に拘束するシートベルト装置10と、車体から乗員への衝撃を緩和するエアバック20〜23と、車両のロール角を検出するロール角センサ30と、ロール角センサ30の検出値に応じてシート1およびシートベルト装置10のアクチュエータやエアバック20〜23を展開するためのインフレータ等を制御するコントローラ40を有する。
図2(a)はシート1の斜視図であり、シート内部のフレーム等を示した図である。また、図2(b)はシート1の側面図である。
シート1は、シートバック2とシートクッション3とから成る。シートバック2の内部には、シートバックフレーム4を有する。シートクッション3は、シートクッション3のサイドに設けられたシートサイドフレーム7と、シートクッション3の前端部および後端部付近に車幅方向に設けられ、左右のシートサイドフレーム7と接続するシートクッションフレーム8と、シートクッション3の底面に設けられたシートパン5を有する。
シートパン5は、昇降アクチュエータ6に設けられた電動式モータ6aと、減速機6bを介して接続され、シートクッションフレーム8の前方シートクッションフレーム8aを中心に上下方向に回動可能に構成される。シートパン5を下方から上方に回動させると、シートクッション3の座面後部、すなわち乗員がシート1に着座した際に乗員の臀部とシートクッション3が接する位置は、シートパン5が上方に回動させる前と比べて剛性が高くなる。また、シートパン5を上方から下方に回動させると、シートクッション3の座面後部が下方に回動させる前と比べて軟化する。なお、このシートパン5、昇降アクチュエータ6、電動式モータ6a、減速機6bは本発明のクッション剛性変更手段に相当する。
図1に戻り、シートベルト装置10について説明する。
シートベルト装置10は、ショルダベルト11およびラップベルト12からなる3点式シートベルトを構成し、ショルダベルト11の上端部はショルダベルトアンカ13で折り返されて下方に案内され、その先端部をショルダベルトリトラクタ15に巻き取られている。
また、ショルダベルト11の下端部は、シートクッション3の車幅方向内方側部に設けられたインナバックル14に係脱可能な図示しないタングに挿通されて、ラップベルト12へと連なる。ラップベルト12の先端部は、シートクッション3の車幅方向外方側部に設けられた図示しないラップベルトアンカに固定される。ラップベルトアンカには、ラップベルト12を巻き取るラップベルトリトラクタ16が設けられる。このラップベルトリトラクタ16は、本発明の腰部拘束力調整手段に相当する。
ショルダベルトリトラクタ15およびラップベルトリトラクタ16は、車両の衝突発生時等には、内部に設けたガスを利用した巻き取り器によって、ショルダベルト11およびラップベルト12を巻き取って、張力を増加する構成となっている。
エアバックは、フロントエアバック20、カーテンエアバック21、ルーフエアバック22、サイドエアバック23から成る。エアバックはいずれも、コントローラ40からの指令により図示しないインフレータが作動して、エアバック内にガスが充填されることで展開し、展開後はエアバック内のガスを排出されるでエアバックから乗員に入力する衝撃を緩和する構成となっている。
ロール角センサ30は、車両の横回転姿勢変化を検出できるものであって、ロール角速度センサ、横加速度センサ、上下加速度センサ、衝突感知センサ等のうち1つ又は2つ以上を組み合わせたものを用いて、ロール角を演算するようにしても良い。なお、このロール角センサ30は、本発明のロール角検出手段に相当する。
コントローラ40は、ロール角センサ30と、昇降アクチュエータ6と、ショルダベルトリトラクタ15と、ラップベルトリトラクタ16と、エアバック20〜23と接続し、ロール角センサ30から入力したロール角情報に応じて、各装置を制御する。このコントローラ40は、本発明の制御手段に相当する。
次に作用を説明する。
[乗員拘束処理]
図3はコントローラ40において行われる乗員拘束処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、ロール角センサ30からロール角信号を入力する。
ステップS2では、車体のロール状況を演算する。本実施例では車体のロール状況を次の3つの状態に分けて、それぞれの状態に応じて各処理を行う。
この3つの状態とは、第1に全ての車輪が設置した状態で車両がロールしているロール状態、第2に車両の横回転角が大きくなって旋回方向と逆側の車輪が浮いて不安定な状況となる横回転状態、最後に全ての車輪が地面に接地している安定した状態へ復帰不可能な横転状態である。本実施例では車両のロール角が第1設定値以上である場合にロール状態、車両のロール角が第2設定値以上である場合に横回転状態、車両のロール角が第3設定値以上の場合に横転状態と判断する。これらロール状態、横回転状態、横転状態は車両や車載荷重等によって異なり実験によって求める。
ステップS3では、車両がロール状態か否かを判断する。車両がロール状態であればステップS4へ移行し、車両がロール状態でなければステップS6へ移行してシートクッション3の剛性を下降させる指令を出力し、再度この乗員拘束処理を実行する。
ステップS4では、車両が横回転状態か否かを判断する。車両が横回転状態であればステップS5へ移行し、横回転状態でなければステップS7へ移行する。
ステップS5では、車両が横転状態か否かを判断する。車両が横転状態であればステップS12へ移行し、横転状態でなければステップS9へ移行する。
ステップS7では、シートクッション3の剛性を上昇させる指令を出力して、ステップS8へ移行する。
ステップS8では、車両のロール角に応じてシートクッション3の剛性を上昇させる指令を逐次出力して、この乗員拘束処理を先頭から繰り返す。
ステップS9では、シートクッション3の剛性を下降させる指令を出力して、ステップS10へ移行する。
ステップS10では、ラップベルトリトラクタ16によってラップベルト12を巻き取り、張力を増加する乗員の腰部の拘束を指令する。
ステップS11では、インフレータを作動してエアバック内部にガスを充填するエアバック展開指令を出力して、この乗員拘束処理を先頭から繰り返す。
ステップS12では、エアバック排気指令を出力し、この乗員拘束処理を終了する。
[乗員拘束処理制御動作]
車両にロールが生じていない場合、つまり車両停止中、または直進走行中には、図3のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS6→RETURNへと進む流れが繰り返される。ステップS6において、シートパン5が最下方位置まで降下する。そのため、車両にロールが生じていない場合には、シートクッション3は通常の剛性となる。
車両がロール状態である場合には、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS7→ステップS8→RETURNへと進む流れが繰り返される。ステップS7およびステップS8においてシートパン5を上昇させるので、シートクッション3の剛性が高まる。
車両が横回転状態である場合には、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS9→ステップS10→ステップS11→RETURNへと進む流れが繰り返される。ステップS9においてシートパン5は下降するので、シートクッション3の剛性は低くなり、ステップS10において、ラップベルト12を巻き取って乗員の腰部を拘束する拘束力が強まるようにする。また、ステップS11においてエアバック20〜23を展開する。
車両が横転状態である場合には、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS12→ENDと進み処理を終了する。ステップS12において、エアバック20〜23に充填したガスを排気することによって、乗員への衝撃を緩和する。
[乗員拘束処理制御作用]
次に、本発明の主要構成要素であるクッション剛性変更手段および制御手段の作用について説明する。
図4および図5は車両60が横転する様子と、横転時の乗員70、71の挙動の様子を示す模式図である。
例えば、図4に示すように車両60の前方から見て右側に横滑りが発生し縁石などにタイヤ61が接触すると、図5に示すように、このタイヤ61を中心に右回転方向にロール角度が急増する。ロール状態、横回転状態、横転状態とロール角度が増加する間に、乗員70、71には車両60の横滑りなどに伴う加速度80が作用しているので、車両と乗員との間に回転差が生じてしまう。そのため、乗員70、71は腰部の左側はシートクッション3に沈み込みつつ、腰部の右側はシートクッション3から浮いた状態になる。そのため、乗員70、71の上体は腰部を中心に移動し、車体に対する相対移動量が大きくなる。
図6および図7は、数値解析によって、車両に付加ロール角速度を与えた場合の人体の頭部と腰部のシートクッションに対する車両60のロール角に応じた移動量を示すグラフであり、図6は車両60の上下方向の移動量を示し、図7は車両60の左右方向の移動量を示す。また、ロール角が0度のときの人体の頭部と腰部の位置をゼロとして表現している。
図6に示すように、数値解析上でロール角速度(一点鎖線で示す)を車体に付加した場合に、主にシートクッションを介して車体と接している腰部の車体上下方向の移動量(実線で示す)は車体の回転に遅れて増加し、シートクッションから浮き上がる。一方、脊椎を介して腰部に支えられている頭部(点線で示す)は、車両のロール角が45度付近までシートクッションに対して沈み込むように移動し、45度付近から130度付近までは反対に浮き上がりに転じ、130度付近以降再び沈み込むように移動する。このとき図7において頭部の左右方向の移動量(点線で示す)に着目すると、腰部の移動量(実線で示す)に対して大きく振れている。頭部と腰部の挙動の違いは、上体と車体との間に回転差によって生じている。
図8は、ショルダベルト11およびラップベルト12のバックル部分とアンカ部分の張力を数値解析によって求めたグラフである。実線はショルダベルトの上部アンカ部の張力、点線はショルダベルトの下部バックル部の張力、一点鎖線はラップベルトの内側バックル部の張力、二点鎖線はラップベルトの外側アンカ部の張力を示す。ラップベルト12およびショルダベルト11は、乗員の移動に伴って張力が上昇し乗員を拘束しようと作用するが、ラップベルト12による腰部拘束力が十分に作用していないことがわかる。これは、乗員とラップベルト12との間の瞬間的な摩擦により、ショルダベルト11の下部とラップベルトとの張力がショルダベルト11の上部に対して低くなることによる。
これらの数値解析結果からも、ロール状態、横回転状態、横転状態とロール角度が増加する間に乗員上体、特に胸部の側方への振れが発生することが確認できた。
そこで本実施例では、図3に示すフローチャートのステップS7とステップS8において、シートパン5を上昇させるようにした。シートパン5が下方から上方に回動すると、シートクッション3の座面後部、すなわち乗員がシート1に着座した際に、乗員の臀部とシートクッション3が接する位置が、シートパン5が上方に回動する前と比べて硬化する。
そのため、乗員の腰部と車体との相対移動を抑制することが可能となり、ショルダベルト11の抜けや、頭部の横方向への傾きに伴う車外放出、車体ルーフおよびルーフサイドへ接触等を回避することができる。
図9は、横転時にシートクッション3を硬化したときの乗員70、71の挙動の様子を示す模式図である。車体のロール角がロール状態のときにシートクッション3の座面後部の剛性が高く変化し、乗員70、71の腰部と車体との相対移動を抑制することで、乗員70、71の上体と車体60との相対移動も抑制される。そのため、乗員の上体が車幅方向横向きに過度に移動することによるシートベルト装置10の拘束力低下を抑制することができる。
図10は、本発明の乗員拘束装置を用いたときの、車体フロアに対する人体の上下方向の挙動を頭部および脊椎に注目して示した模式図である。
ロール状態になると、図3に示すフローチャートのステップS7とステップS8とによってシートパン5を上昇させる。このとき、その場に留まろうとする頭部73aと上昇するシートパン5によって、脊椎72aは荷重入力前に比べて屈曲する。
横回転状態に入ると、車両のロール回転による車両上方向への遠心力と、通常の姿勢に復帰しようとする脊椎とによって、頭部73bは荷重入力前の頭部73の位置よりも車両上方向に移動する。
そこで本実施例では、図3に示すフローチャートのステップS9においてシートパン5を下降させるとともに、ステップS10でラップベルトリトラクタ16によってラップベルト12を巻き取り、張力を増加するようにした。この作用によって、人体の腰部をシートパン5の下降に追従させるとともに、シートクッション3に乗員70、71の臀部が沈み込むようにして、頭部73cと車体ルーフおよびルーフサイドとの空間を確保する。
そのため、頭部73bと車両上部との空間が狭くなり、頭部73bと車体ルーフおよびルーフサイドとの接触を防ぐことができる。
なお、図3に示すフローチャートのステップS9は、例えばシートバック2の上部の剛性を低くすることができるようなシート1を用いる場合には、シートバック2の上部の剛性を低くするようにしても良い。シートバック2の上部の剛性を低くすることで、乗員の上体が後方へ倒れ、東部73cと車体ルーフ及びルーフサイドとの空間を確保することができる。
上記の作用によって頭部73と車体ルーフおよびルーフサイドとの接触を抑制すると共に、エアバック20〜23によって接触時の衝撃を緩和する。
図11は、車両のロール角度に応じた各デバイスの作動量を示すグラフである。実線はシートパン5、一点鎖線はラップベルトリトラクタ16の作動量を示す。なお、図11は各デバイスの作動量を模式的に示したのみであって実際の作動量を示すものではない。
シートパン5は、車両ロール角が増加しロール状態になると上昇し、横回転状態になると下降して、横転状態では初期の状態に戻る。
ラップベルトリトラクタ16は横回転状態で作動し、横転状態では設定された作動量に達する。
図12は、車両のロール角がそれぞれの状態となったときに制御すべき乗員の挙動と、その乗員挙動の制御を実現するための各デバイスによる役割を表わした図である。
ロール状態では、乗員が車外放出されること、シートベルト装置10等の拘束装置から乗員が抜けてしまうことを回避するために、車体に対する乗員の相対移動を抑制する。この乗員挙動を実現するためには、シートクッション3の硬化が最も有効である。
また、横回転状態では加害部位への接触を回避するために、乗員を車体、つまりシートに拘束する。このためには、エアバック20〜23とシートベルト装置10による拘束とシートクッション3の硬化が有効である。
また、横転状態では乗員の2次衝突の回避を徹底する。このためには展開したエアバック20〜23からガスを排出することで衝撃吸収を行うことが有効となる。
図12に示すように各デバイスの役割によって、図13に示すような乗員挙動を実現できる。すなわち、ロールオーバ初期(例えば、車両ロール角が60度未満)では乗員腰部の拘束と、車体に対する乗員の相対移動を抑制するように乗員回転の促進を実現する。また、ロールオーバ中期(例えば、車両ロール角が60度以上)以降では、乗員腰部及び胸部の拘束、車体と乗員頭部との間の空間の確保を実現する。
図14は各デバイスの効果と、各デバイスを複合的に用いたときの効果を示すイメージ図である。シートベルト装置10による拘束ではロールオーバ中期において効果を得ることができる。また、エアバック20〜23による拘束によって、ロールオーバ中期以降において効果を得ることができる。また、シートクッション3の剛性を高めることで、ロールオーバ初期において効果を得ることができる。これらの各デバイスを複合的に用いることによって、車両のロール角の増加ととも大きくなる乗員の受傷リスクに対して、十分な効果代を確保することができる。
次に効果について述べる。
(1)車両のロール角を検出するロール角センサ30(本発明のロール角検出手段に相当)と、シートクッションの座面後部の剛性を変更するシートパン5、昇降アクチュエータ6、電動式モータ6a、減速機6(本発明のクッション剛性変更手段に相当)と、車両のロール角に応じて、シートクッション3の座面後部の剛性を高くした後に、シートクッション3の座面後部の剛性を低くするコントローラ40(本発明の制御手段に相当)とを設けた。
よって、車両のロール角に応じて、シートクッション3の座面後部の剛性を高くした後に、シートクッション3の座面後部の剛性を低くすることにより、乗員の腰部と車体との相対移動を抑制するとともに、乗員の頭部の上昇を抑制することが可能となる。そのため、車体のロール角が大きくなった場合にも、乗員の上体と車体との相対移動量を抑制し、ショルダベルト11の抜けを防止して、シートベルト装置10により乗員の姿勢の拘束することや、エアバック等の展開によって適切に乗員を拘束することにより乗員への衝撃を緩和することができる。また、乗員の頭部と車体ルーフおよびルーフサイドへの接触を防止することができる。
(2)シートベルト装置10によって乗員の腰部の拘束力を調節するラップベルトリトラクタ16(本発明の腰部拘束力調整手段に相当する)を有し、コントローラ40(本発明の制御手段に相当する)は、シートクッション3の座面後部の剛性を低くするとともに、乗員の腰部の拘束力を高めるようにした。
そのため、シートクッション3の座面後部の剛性が低くなるに伴い乗員の腰部をシートクッション3の座面に引きつけることが可能となる。よって、乗員の腰部がシートクッション3に引きつけられることによって、頭部もシートクッション3側に移動し、頭部と車体ルーフおよびルーフサイドとの空間を確保することができる。
(3)車両のロール角が増大する場合に、車体に対する乗員の上体の相対移動を抑制するようにシートクッションの座面後部の剛性を制御するようにした。
よって、シートクッションの座面後部の剛性を変更ことにより、乗員の腰部と車体との相対移動を抑制することが可能となる。そのため、車体のロール角が大きくなった場合にも、乗員の上体と車体との相対移動量を十分に抑制して、ショルダベルト11の抜けを防止し、シートベルト装置10により乗員の姿勢の拘束することや、エアバック等の展開によって適切に乗員を拘束することができ、乗員への衝撃を緩和することができる。
(4)乗員拘束方法として、車両のロール角を検出し、車体のロール角が増大したと判断したときに、車体に対する乗員の上体の相対移動を抑制するようシートクッションの座面後部の剛性を高くすることを特徴とするようにした。
よって、シートクッションの座面後部の剛性を変更ことにより、乗員の腰部と車体との相対移動を抑制することが可能となる。そのため、車体のロール角が大きくなった場合にも、乗員の上体と車体との相対移動量を十分に抑制して、ショルダベルト11の抜けを防止し、シートベルト装置10により乗員の姿勢の拘束することや、エアバック等の展開によって適切に乗員を拘束することができ、乗員への衝撃を緩和することができる。
実施例2につき図15および図19に基づき説明する。基本構成は実施例1と同様であるため異なる点についてのみ説明する。実施例1ではシートクッション3の剛性を高くして、車両と乗員との相対移動を抑制するようにしたが、本実施例ではさらにシートサイド2aの剛性も高くするようにした点で異なる。
図15は、本実施例における乗員拘束装置50の全体システム図、図16はシートバックフレーム4の斜視図、図17はシートサイドプレート94の動作を示す図である。本実施例では本発明のサイド剛性変更手段として、前後方向に移動するシートサイドプレート94と、電動式モータ95とが備えられている。シートサイドプレート94は、シートバック2の乗員の胸部にあたる位置にシートバックフレーム4に取り付けられている。また、シートバックフレーム4に上部を中心に車両前後方向に回動可能に取り付けられおり、電動式モータ95により回動されるように形成されている。電動式モータ95によって、シートサイドプレート94が前方に回動すると、シートサイドプレート94が前方に回動する前に比べてシートサイド2aの乗員の胸部にあたる位置の剛性が高くなる。
次に作用について述べる。
[乗員拘束処理]
図18は、コントローラ40において行われる乗員拘束処理の流れを示すフローチャートである。図3の実施例1におけるフローチャートにステップS13とステップS14とが追加されている。
ステップS1では、ロール角センサ30からロール角信号を入力する。
ステップS2では、車体のロール状況を演算する。本実施例では車体のロール状況をロール状態、横回転状態、横転状態の3つの状態に分けて、それぞれの状態に応じて各処理を行う。
ステップS3では、車両がロール状態か否かを判断する。車両がロール状態であればステップS4へ移行し、車両がロール状態でなければステップS6及びステップS13へ移行する。
ステップS6では、シートクッション3の剛性を下降させる指令を出力し、ステップS13では、シートサイド2aの剛性を書こう下降させる指令を出力し、再度この乗員拘束処理を実行する。
ステップS4では、車両が横回転状態か否かを判断する。車両が横回転状態であればステップS5へ移行し、横回転状態でなければステップS7及びステップS14へ移行する。
ステップS5では、車両が横転状態か否かを判断する。車両が横転状態であればステップS12へ移行し、横転状態でなければステップS9へ移行する。
ステップS7では、シートクッション3の剛性を上昇させる指令を出力して、ステップS8へ移行する。
ステップS8では、車両のロール角に応じてシートクッション3の剛性を上昇させる指令を逐次出力して、この乗員拘束処理を先頭から繰り返す。
また、ステップS14では、シートサイド2aの合成を上昇させる指令を出力して、この乗員拘束処理を先頭から繰り返す。
ステップS9では、シートクッション3の剛性を下降させる指令を出力して、ステップS10へ移行する。
ステップS10では、ラップベルトリトラクタ16によってラップベルト12を巻き取り、張力を増加する乗員の腰部の拘束を指令する。
ステップS11では、インフレータを作動してエアバック内部にガスを充填するエアバック展開指令を出力して、この乗員拘束処理を先頭から繰り返す。
ステップS12では、エアバック排気指令を出力し、この乗員拘束処理を終了する。
[乗員拘束処理制御動作]
車両にロールが生じていない場合、つまり車両停止中、または直進走行中には、図3のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS6・ステップS13→RETURNへと進む流れが繰り返される。ステップS13において、シートサイドプレート93が後方に稼動する。そのため、車両にロールが生じていない場合には、シートサイド2aは通常の剛性となる。
車両がロール状態である場合には、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS7・ステップS14→ステップS8→RETURNへと進む流れが繰り返される。ステップS14において、シートサイドプレート93を前方に回動させるので、シートサイド2aの剛性が高まる。
車両が横回転状態である場合には、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS9→ステップS10→ステップS11→RETURNへと進む流れが繰り返される。
車両が横転状態である場合には、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS12→ENDと進み処理を終了する。
図19は、車両のロール角度に応じた各デバイスの作動量を示すグラフである。実線はシートパン5、点線はシートサイドプレート94、一点鎖線はラップベルトリトラクタ16、点線はシートサイドプレート94の作動量を示す。なお、図19は各デバイスの作動量を模式的に示したのみであって実際の作動量を示すものではない。
シートパン5は、車両ロール角が増加しロール状態になると上昇し、横回転状態になると下降して横転状態では初期の状態に戻る。
シートサイドプレート94は、車両ロール角が増加しロール状態になると車両前方に回動し横転状態では設定された作動量に達する。
ラップベルトリトラクタ16は横回転状態で作動し横転状態では設定された作動量に達する。
次に本実施例の効果について述べる。
(1)シートバック2のシートサイド2aの剛性を変更するシートサイドプレート94、電動式モータ95(本発明のサイド剛性変更手段に相当する)を設け、コントローラ40(本発明の制御手段に相当する)は、車両のロール角に応じてシートバック2のシートサイド2aの剛性を高くするようにした。
そのため、シートサイド2aにより乗員の上体の動きを直接拘束して、車体と乗員の上体との相対移動を抑制することが可能となる。よって、車体のロール角が大きくなった場合にも、乗員の上体と車体との相対移動量も十分に抑制し、ショルダベルト11の抜けを防止し、シートベルト装置10により乗員の姿勢の拘束することができる。また、エアバック等の展開によって十分な効果を得ることができる。また、車体ルーフおよびルーフサイドへの接触や車外放出を防止できる。
(2)本発明のサイド剛性変更手段として、シートバック内部のシートフレーム側面に、前方向及び後方向に可動するシートサイドプレート94と、シートサイドプレート94を駆動して、シートバック2のシートサイド2aの剛性を変更する電動式モータ95(本発明のアクチュエータに相当)とを設けた。
そのため、シートサイド2aにより乗員の上体の動きを直接拘束して、車体と乗員の上体との相対移動を抑制することが可能となる。よって、適切に乗員を拘束することができ、乗員への衝撃を緩和することができる。
(他の実施例)
以上、本発明の乗員拘束装置を実施例1および実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加は許容される。
実施例1では、シートクッション3の剛性を変化させる機構として、シートパン5を上昇させるようにした。この構成を、例えば、図20に示すようにシートクッション3内部にエアバック90と、このエアバック90に送る空気を蓄圧するエアタンク91と、電動またはエンジン駆動により圧空気を生成するコンプレッサ92と、充填量調整弁(充填量調整部)93とを備えた機構としても良い。この場合、充填量調整弁93によって、エアタンク91からエアバック90に送る空気の圧力を調節することで、シートクッション3の剛性を変化させるようにする。
上記の作用によって、次の効果を得ることができる。
(1)クッション剛性変更手段として、シートクッションの座面後部に内装されたエアバック90と、エアバック90の空気充填量を調節してシートクッションの剛性を変更する充填量調整弁93(本発明の充填量調整部に相当)とを設けた。
充填量調整弁93によって、エアバック90内の空気の圧力を調節することで、シートクッション3の剛性を可逆的に変化させることが可能となる。よって、シートクッション3から乗員へ与える圧力変化により、乗員へ車両姿勢の変化を報知することができる。
また実施例2では、シートサイド2aの剛性を高くする手段として、シートサイドプレート94を用いた。この構成を例えば、図21に示すようにシートバック2の内部にエアバック96と、このエアバック96に送る空気を蓄圧するエアタンク97と、電動またはエンジン駆動により圧空気を生成するコンプレッサ98と、充填量調整弁(充填量調整部)99とを備えた機構としても良い。この場合、充填量調整弁99によって、エアタンク97からエアバック96に送る空気の圧力を調節することで、シートサイド2aの剛性を変化させるようにする。
上記の作用によって、次の効果を得ることができる。
(1)本発明のサイド剛性変更手段として、シートバック2のシートサイド2aに内装されたエアバック95と、エアバック95の空気充填量を調節してシートバック2の剛性を変更する充填量調整弁99(本発明の充填量調整部に相当)とを備えた。
充填量調整弁99により、エアバック96内の空気の圧力を調節することで、シートサイド2aの剛性を可逆的に変化させることが可能となる。よって、シートサイド2aから乗員へ与える圧力変化により、乗員へ車両姿勢の変化を報知することができる。
また実施例1および実施例2では、ラップベルトリトラクタ16は、車両の衝突発生時等には、内部に設けたガスを利用した巻き取り器によって、ラップベルト12を巻き取っての張力を増加する構成となっている。この構成をラップベルトトラクタ16は、図22に示すように内部に電動式モータ16aが設けられ、ラップベルト12の巻き取り量を可逆的に調節できるようにしても良い。この場合には、シートパン5が上昇しても乗員の拘束力を一定に保つように、図23に示すように、ステップS7−1においてシートパン5の上昇とともに、ラップベルト12の巻き取り量を調節する。
図24は、ラップベルトトラクタ16に電動式モータ16aが設けられた場合の車両のロール角度に応じた各デバイスの作動量を示すグラフである。実線はシートパン5、一点鎖線は電動式モータ等を利用した巻き取り機器を用いた可逆式のラップベルトリトラクタ16、点線はシートサイドプレート94の作動量を示す。可逆式のラップベルトリトラクタ16の場合はロール状態から作動し始め、車両ロール角に応じて作動量が増加する。なお、図24は各デバイスの作動量を模式的に示したのみであって実際の作動量を示すものではない。
上記の作用によって、次の効果を得ることができる。
(1)ラップベルトリトラクタ16(本発明の腰部拘束力調整手段に相当)は、シートベルト装置10のアンカに設けたラップシートベルト12を巻き取る電動式モータ16aを有し、コントローラ40(本発明の制御手段に相当)は、シートクッション3の座面後部の剛性に応じて、シートベルトの巻き取り量を制御するようにした。
ラップベルトリトラクタ16がラップベルト12の巻き取りを可逆的にできる電動式モータで構成されているので、車両が横転するまでの過程における前半部分であるロール状態のときにシートクッション3の座面の剛性を高くするとともに、ラップベルト12巻き取ることが可能となる。そのため、シートクッション3の座面の剛性を高くする場合にも、乗員の腰部をシートクッション3に引きつけ、シートパン5の上昇によって乗員の腰部と車体との相対速度を抑制するように制御できる。
実施例1に係る、乗員拘束装置の構造を示す図である。 実施例1に係る、シートの斜視図および側面図である。 実施例1に係る、コントローラにおいて行われる乗員拘束処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る、車両が横転する様子と横転時の乗員の挙動の様子を示す模式図である。 実施例1に係る、車両が横転する様子と横転時の乗員の挙動の様子を示す模式図である。 実施例1に係る、数値解析によって求めた人体の頭部と腰部のシートクッションに対する車両のロール角に応じた移動量を示すグラフである。 実施例1に係る、数値解析によって求めた人体の頭部と腰部のシートクッションに対する車両のロール角に応じた移動量を示すグラフである。 実施例1に係る、ショルダベルトおよびラップベルトのバックル部分とアンカ部分の張力を数値解析によって求めたグラフである。 実施例1に係る、横転時にシートクッションを硬化したときの乗員の挙動の様子を示す模式図である。 実施例1に係る、本発明の乗員拘束装置を用いたときの、車体フロアに対する人体の上下方向の挙動を頭部および脊椎に注目してみた模式図である。 実施例1に係る、車両のロール角度に応じた各デバイスの作動量を示すグラフである。 実施例1に係る、車両のロール角がそれぞれの状態となったときに制御すべき乗員の挙動と、その乗員挙動の制御を実現するための各デバイスによる役割を表わした図である。 実施例1に係る、本発明の乗員拘束装置を用いたときに実現できる乗員挙動を示す図である。 実施例1に係る、各デバイスの効果と、各デバイスを複合的に用いたときの効果を示すイメージ図である。 実施例2に係る、乗員拘束装置の構造を示す図である。 実施例2に係る、シートバックフレームの斜視図である。 実施例2に係る、シートサイドプレートの動作を示す図である。 実施例2に係る、コントローラにおいて行われる乗員拘束処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係る、車両のロール角度に応じた各デバイスの作動量を示すグラフである。 他の実施例に係る、シートクッション内部にエアバックを設けた例を示す図である。 他の実施例に係る、シートバック内部にエアバックを設けた例を示す図である。 他の実施例に係る、ラップベルトリトラクタを電動式モータによって構成した場合の乗員拘束装置の構造を示す図である。 他の実施例に係る、ラップベルトリトラクタを電動式モータによって構成した場合に、コントローラにおいて行われる乗員拘束処理の流れを示すフローチャートである。 その他の実施例に係る、車両のロール角度に応じた各デバイスの作動量を示すグラフである。
符号の説明
2 シートバック
5 シートパン
6 昇降アクチュエータ
6a 電動式モータ
6b 減速機
16 ラップベルトリトラクタ
16a 電動式モータ
30 ロール角センサ
40 コントローラ
90 エアバック
93 充填量調整弁
94 シートサイドプレート
95 電動式モータ
96 エアバック
99 充填量調整弁

Claims (9)

  1. 車両のロール角を検出するロール角検出手段と、
    シートクッションの座面後部の剛性を変更するクッション剛性変更手段と、
    前記車両のロール角に応じて、前記シートクッションの座面後部の剛性を高くした後に、前記シートクッションの座面後部の剛性を低くする制御手段と、
    を設けたことを特徴とする乗員拘束装置。
  2. 請求項1に記載の乗員拘束装置において、
    シートベルトによって乗員の腰部の拘束力を調節する腰部拘束力調整手段を有し、
    前記制御手段は、前記シートクッションの座面後部の剛性を低くするとともに、前記乗員の腰部の拘束力を高めることを特徴とする乗員拘束装置。
  3. 請求項2に記載の乗員拘束装置において、
    前記腰部拘束力調整手段は、前記シートベルトのアンカ部に設けた前記シートベルトを巻き取る電動式モータを有し、
    前記制御手段は、前記シートクッションの座面後部の剛性に応じて、前記シートベルトの巻き取り量を制御することを特徴とする乗員拘束装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の乗員拘束装置において、
    前記クッション剛性変更手段は、
    前記シートクッションの座面後部に内装されたエアバックと、
    該エアバックの空気充填量を調節して前記シートクッションの座面後部の剛性を変更する充填量調整部と、
    を有することを特徴とする乗員拘束装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の乗員拘束装置において、
    シートバックのサイドの剛性を変更するサイド剛性変更手段を設け、
    前記制御手段は、前記車両のロール角に応じて前記シートバックのサイドの剛性を高くすることを特徴とする乗員拘束装置。
  6. 請求項5に記載の乗員拘束装置において、
    前記サイド剛性変更手段は、
    前記シートバック内部のシートフレーム側面に、前方向及び後方向に可動するシートサイドプレートと、
    前記シートサイドプレートを駆動して、前記シートバックのサイドの剛性を変更するアクチュエータと、
    を有することを特徴とする乗員拘束装置。
  7. 請求項6に記載の乗員拘束装置において、
    前記サイド剛性変更手段は、
    前記シートバックのサイドに内装されたエアバックと、
    該エアバックの空気充填量を調節して前記シートバックの剛性を変更する充填量調整部と、
    を有することを特徴とする乗員拘束装置。
  8. 車両のロール角が増大する場合に、車体に対する乗員の上体の相対移動を抑制するようにシートクッションの座面後部の剛性を制御することを特徴とする乗員拘束装置。
  9. 車両のロール角を検出し、前記車体のロール角が増大したと判断したときに、車体に対する乗員の上体の相対移動を抑制するようシートクッションの座面後部の剛性を高くすることを特徴とする乗員拘束方法。
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