JP2007145054A - 車両の軸支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】雌ネジ孔に挿入するような専用工具を必要とせず、かつ被支持物の組み付け工程の設定自由度を高めることができる車両の軸支持構造を提供する。
【解決手段】車体フレームの一方のピボットプレート8の雌ネジ孔44aにカラー51を螺着し、該カラー51をその一端に形成された切り溝52を用いて締め込み、ピボットプレート8と被支持物であるピボットパイプ41との間の隙間を調整した上で、支持ボルト45によりピボットパイプ41を車体フレームに支持する車両の軸支持構造において、カラー51を設けた側のピボットプレート8における支持ボルト45の頭部48の座面にワッシャー55を備え、該ワッシャー55に、カラー51の切り溝52に係合する突部56を設けると共に、所定の回転工具59が係合する外周切り溝57を設けた。
【選択図】図2

Description

この発明は、自動二輪車等の車両の軸支持構造に関する。
従来、軸状の支持ボルトにより車両の構成部品を被支持物として車体フレームに支持する軸支持構造として、車体フレームに左右一対の軸支持部を設け、該両軸支持部には前記支持ボルトの挿通孔を形成し、一方の挿通孔をその内周に雌ネジが形成された雌ネジ孔とすると共に、該雌ネジ孔には支持ボルトを挿通可能かつ外周に雄ネジが形成されたカラーを螺着し、該カラーをその一端に形成された切り溝に回転工具を係合させて締め込むことで、その締め込み量により両軸支持部と被支持物との間の隙間を調整するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3452847号公報
ところで、上記従来の構成では、前記雌ネジ孔に回転工具を挿入してカラーを締め込むこととなるので、該雌ネジ孔に挿入可能な専用の回転工具が必要となる場合がある。また、雌ネジ孔側(カラー側)から支持ボルトを挿通すると、その頭部によりカラーの切り溝が隠れることとなり、例えば被支持物を支持位置に仮組みするような場合には、支持ボルトを雌ネジ側から挿通することができず、組み付け工程に制限を与えることがある。
そこでこの発明は、雌ネジ孔に挿入するような専用工具を必要とせず、かつ被支持物の組み付け工程の設定自由度を高めることができる車両の軸支持構造を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車体フレーム(例えば実施例の車体フレーム5)に一対の軸支持部(例えば実施例の左右ピボットプレート8)を設け、該両軸支持部には軸状の支持ボルト(例えば実施例の支持ボルト45)の挿通孔(例えば実施例の挿通孔44)を形成し、少なくとも一方の前記挿通孔をその内周に雌ネジが形成された雌ネジ孔(例えば実施例の雌ネジ孔44a)とすると共に、該雌ネジ孔には前記支持ボルトを挿通可能かつ外周に雄ネジが形成されたカラー(例えば実施例のカラー51)を螺着し、該カラーをその一端に形成された回転用係合部(例えば実施例の切り溝52)を用いて締め込み、その締め込み量により前記両軸支持部と被支持物(例えば実施例のピボットパイプ41)との間の隙間を調整した上で、前記支持ボルトにより前記被支持物を前記車体フレームに支持する車両(例えば実施例の自動二輪車1)の軸支持構造において、前記カラーを設けた軸支持部における前記支持ボルトの頭部(例えば実施例の頭部48)の座面又は該支持ボルトに螺合するナット(例えば実施例のナット49)の座面にワッシャー(例えば実施例のワッシャー55)を備え、該ワッシャーに、前記カラーの回転用係合部に係合する第一係合部(例えば実施例の突部56)を設けると共に、所定の回転工具(例えば実施例の回転工具59)が係合する第二係合部(例えば実施例の外周切り溝57)を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記ワッシャーの第二係合部は、該ワッシャーに接する前記支持ボルトの頭部又は前記ナットの最大外径部(例えば実施例のフランジ部48b)よりも外周側に設けられることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、挿通孔の外側に位置するワッシャーを介してカラーを締め込むことができるため、雌ネジ孔に挿入可能な専用の回転工具を必要とせず、かつ軸支持部と被支持物との隙間調整の作業性を向上させることができる。また、共締めされるワッシャーをカラーの緩み止めとして機能させることもできる。
請求項2に記載した発明によれば、被支持物を支持位置に仮組みする場合でも、第二係合部が支持ボルトの頭部やナットで隠れることなく、該第二係合部に所定の回転工具を係合させることが可能となるため、組み付け工程における不用な制限を無くして作業性の向上を図ることができる。また、第二係合部を設けた部位の外径が大きくなることで、小さいトルクでカラーの締め込み作業を行うことができる。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示すように、自動二輪車(車両)1の前輪2を軸支する左右一対のフロントフォーク3は、ステアリングステム4を介して車体フレーム5のヘッドパイプ6に操舵可能に枢支される。ヘッドパイプ6からは左右一対のメインフレーム7が斜め下後方に延び、これらの後端部が下方に屈曲して左右一対のピポットプレート(軸支持部)8にそれぞれ連なる。メインフレーム7の後部には、斜め上後方に延びるシートフレーム9の前端部が接続される。
左右ピボットプレート8には、左右方向に沿うピボット軸11を介して、後端部に後輪12を軸支するスイングアーム13の前端部が上下揺動可能に枢支される。スイングアーム13の前部上側にはクッションユニット14の上端部が連結され、該クッションユニット14の下端部がリンク機構15を介してピボット軸11よりも下位置でピボットプレート8に連結される。
メインフレーム7の上方には燃料タンク17が配置され、メインフレーム7の下方には自動二輪車1の原動機であるエンジン18が配置される。燃料タンク17の後方には運転者用のシート19が配置され、該シート19の後方には後部同乗者用のピリオンシート20が配置される。
フロントフォーク3の上端部にはハンドル23が取り付けられ、フロントフォーク3の下端部にはブレーキキャリパ24が取り付けられる。前輪2両側には、ブレーキキャリパ24に対応するブレーキロータ25が取り付けられる。
自動二輪車1の車体前部はフロントカウル27により覆われ、シートフレーム9周辺はリアカウル28により覆われる。後輪12左側にはリアスプロケット29が取り付けられ、このリアスプロケット29とエンジン18後部左側のドライブスプロケット30とに、無端状のドライブチェーン31が巻き掛けられる。
エンジン18は、クランク軸が左右方向に沿う並列四気筒エンジンであり、そのシリンダ32の後部には各気筒に対応するスロットルボディ33が接続され、各スロットルボディ33はエンジン18上方のエアクリーナケース34に接続される。シリンダ32の前部からは各気筒に対応する排気管35が導出され、該各排気管35が下方に湾曲してクランクケース36の下方で一本に集合した後、スイングアーム13の前部右側を通過して上方に延び、シートフレーム9に支持されたサイレンサ37に接続される。
図2に示すように、スイングアーム13の前端部は、左右アームの前端に渡る左右方向に沿うピボットパイプ(被支持物)41として構成される。ピボットパイプ41の左右端部内周側には、ニードルベアリング42等を介して左右ピボットカラー43が保持され、該左右ピボットカラー43内にピボット軸11が挿通される。左右ピボットカラー43は、その内周面がピボット軸11の外周面にほぼ整合することで、ピボット軸11とピボットパイプ41との径方向での相対位置を決定する。この状態で、ピボットパイプ41がピボット軸11にその軸線C回りに回転自在に支持される。なお、スイングアーム13は、前記排気管35やドライブチェーン31等のレイアウトの都合上、左右非対称の構成を有している。
左右ピボットプレート8には、ピボット軸11を挿通可能とするべくこれらを左右方向で貫通する挿通孔44が同軸形成され、これら各挿通孔44内に挿通されたピボット軸11の左右端部が、それぞれ左右ピボットプレート8に支持される。ここで、ピボット軸11は、長尺の軸部46を有する段付きの支持ボルト45として構成される。
支持ボルト45は、その軸部46が左右ピボットプレート8及びピボットパイプ41を貫通するように例えば車体右側から挿通され、該軸部46先端側のネジ部47を車体左側のピボットプレート8から外側に突出させる。このネジ部47にナット49を螺着し締め込むことで、左右ピボットプレート8間にピボットパイプ41が回転自在に挟持され、もって車体フレーム5にスイングアーム13の前端部が上下揺動可能に支持される。各挿通孔44の左右外側の周囲には、支持ボルト45の頭部48の座面又はナット49の座面を形成すると共にこれらを左右内側に落とし込ませる座刳り部48a,49aが形成される。
ここで、左右ピボットプレート8は、各挿通孔44の左右内側間にピボットパイプ41を円滑に挿入するために、左右挿通孔44の左右内側間の距離がピボットパイプ41の左右長さよりもやや大きくなるように設定されている。これら左右ピボットプレート8は、不図示のクロスメンバ等を含めてアルミ鋳造により一体形成されており、支持ボルト45及びナット49で締め付けても容易に撓むものではない。
このため、自動二輪車1においては、例えば車体右側の挿通孔44をその内周に雌ネジが形成された雌ネジ孔44aとすると共に、該雌ネジ孔44a内にはピボット軸11を挿通可能かつ外周に雄ネジが形成されたカラー51を螺着し、このカラー51を締め込んでその内側端をピボットパイプ41の外側端に当接させることで、両ピボットプレート8とピボットパイプ41との間の隙間を無くすようにしている。この状態で、支持ボルト45を左右ピボットプレート8及びピボットパイプ41に挿通し、該支持ボルト45及びこれに螺着したナット49を締め付けることで、スイングアーム13の前端部が車体フレーム5にガタ無く良好に支持される。
左挿通孔44及びカラー51は、その内周面が支持ボルト45の軸部46の外周面にほぼ整合することで、左右ピボットプレート8に対する支持ボルト45の径方向での位置を決定する。すなわち、支持ボルト45を介して、車体フレーム5に対するピボットパイプ41の径方向での位置が決定される。
一方、車体フレーム5に対するピボットパイプ41の軸方向(左右方向)での位置は、ピボットパイプ41左側のピボットカラー43の外側端が左ピボットプレート8における挿通孔44の左右内側の周囲に当接すると共に、ピボットパイプ41右側のピボットカラー43の外側端が右ピボットプレート8の挿通孔44に螺着されたカラー51の内側端に当接することで決定される。なお、左右ピボットカラー43は、ピボットパイプ41に対して径方向だけでなく軸方向でも位置決めがなされている。
支持ボルト45の頭部48はフランジボルトの態様をなし、その最大外径部であるフランジ部48bの外径はカラー51の外径と概ね同一とされる。この頭部48における雌ネジ孔44a外周の座面への掛かり代を確保するべく、該頭部48の座面側には、フランジ部48bよりも大径のワッシャー55が設けられ、該ワッシャー55を介して、支持ボルト45の頭部48が右ピボットプレート8を直接的に締め付けることが可能とされる。ワッシャー55は、その内周面が支持ボルト45の軸部46の外周面にほぼ整合することで、支持ボルト45に対する径方向での相対位置を決定する。
図3を併せて参照し、カラー51の外側端部(ワッシャー55側端部)には、径方向視で方形状をなす切り溝(回転用係合部)52が、周方向で等間隔をなすように例えば四箇所に形成される。
一方、図4を併せて参照し、ワッシャー55の内側端部(カラー51側端部)には、径方向視で方形状をなす突部(第一係合部)56が、周方向で等間隔をなすように例えば四箇所に形成される。これら各突部56は、ワッシャー55及びカラー51を同軸配置しかつワッシャー55の内側端にカラー51の外側端を近接させた状態で、各切り溝52に対して軸線C回りに相対回転不能に係合するものである。
また、ワッシャー55の外周部には、所定の回転工具59の先端部を軸線C回りに相対回転不能に係合させる外周切り溝(第二係合部)57が、例えば各突部56の径方向外側に(すなわち周方向で等間隔をなすように)四箇所に形成される。各外周切り溝57は、支持ボルト45の頭部48のフランジ部48bよりも外周側(径方向外側)に位置しており、支持ボルト45をカラー51内に挿通した状態でも、フランジ部48bにより隠れることがなく、円筒状をなす回転工具59の先端部が係合可能である。
次に、車体フレーム5に対するスイングアーム13の組み付け方法について説明する。
まず、車体右側の雌ネジ孔44aにカラー51を仮組みした状態(カラー51の内側端を雌ネジ孔44aの内側端から突出させない状態)とし、この状態で左右ピボットプレート8間にスイングアーム13の前端部を挿入する。これにより、左右ピボットプレート8間にピボットパイプ41を円滑に挿入することが可能である。
次いで、カラー51の外側にワッシャー55を近接配置し、各切り溝52に各突部56を係合させた状態で、車体右側から支持ボルト45の首下を挿通し、該支持ボルト45を介して左右ピボットプレート8間にピボットパイプ41を仮組みした状態とする。このとき、ワッシャー55の各外周切り溝57が、支持ボルト45の頭部48のフランジ部48bよりも径方向外側に位置することで、前記仮組み状態において、回転工具59を各外周切り溝57に係合させることが可能であり、かつこのワッシャー55を回転させることで、カラー51をも同時に回転させることが可能である。
そして、回転工具59の操作によりワッシャー55と共にカラー51をその締め込み方向に回転させ、その内側端をピボットパイプ41右側のピボットカラー43の外側端に当接させる。このとき、ワッシャー55の内側端とカラー51の外側端とが若干離間するが、その離間量は各切り溝52及び突部56の係合代よりも十分少ないものとされる。このように、左右ピボットプレート8とピボットプレート8との間の隙間を無くした上で、支持ボルト45及びナット49を締め付けることで、スイングアーム13の前端部が車体フレーム5にガタ無く良好に支持される。
以上説明したように、上記実施例における車両の軸支持構造は、車体フレーム5に左右一対のピボットプレート8を設け、該両ピボットプレート8には軸状の支持ボルト45の挿通孔44を形成し、例えば車体右側の挿通孔44をその内周に雌ネジが形成された雌ネジ孔44aとすると共に、該雌ネジ孔44aには前記支持ボルト45を挿通可能かつ外周に雄ネジが形成されたカラー51を螺着し、該カラー51をその一端に形成された切り溝52を用いて締め込み、その締め込み量により両ピボットプレート8と被支持物であるピボットパイプ41との間の隙間を調整した上で、前記支持ボルト45によりピボットパイプ41を車体フレーム5に支持する自動二輪車1に適用されるものであって、カラー51を設けた側のピボットプレート8における前記支持ボルト45の頭部48の座面にワッシャー55を備え、該ワッシャー55に、前記カラー51の切り溝52に係合する突部56を設けると共に、所定の回転工具59が係合する外周切り溝57を設けたものである。
この構成によれば、挿通孔44の外側に位置するワッシャー55を介してカラー51を締め込むことができるため、雌ネジ孔44aに挿入可能な専用の回転工具59を必要とせず、かつピボットプレート8とピボットパイプ41との隙間調整の作業性を向上させることができる。また、共締めされるワッシャー55をカラー51の緩み止めとして機能させることもできる。
また、上記軸支持構造においては、前記ワッシャー55の外周切り溝57が、該ワッシャー55に接する支持ボルト45の頭部48の最大外径部であるフランジ部48bよりも外周側に設けられることで、ピボットパイプ41を支持位置に仮組みする場合でも、外周切り溝57が支持ボルト45の頭部48で隠れることなく、該外周切り溝57に所定の回転工具59を係合させることが可能となるため、組み付け工程における不用な制限を無くして作業性の向上を図ることができる。また、外周切り溝57を設けた部位の外径が大きくなることで、小さいトルクでカラー51の締め込み作業を行うことができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、支持ボルト45を車体左側から挿通する構成としてもよい。換言すれば、支持ボルト45に螺合するナット49側にカラー51を設けた構成としてもよい。この場合、支持ボルト45の頭部48の座面には通常の平ワッシャーを設けるかワッシャーレスとし、ナット49の座面に上記実施例のワッシャー55を設けることとなる。このとき、外周切り溝57は、ナット49の最大外径部(六角形状の各頂点部分)よりも外周側に設ければよい。ここで、支持ボルト45の頭部48側及びナット49側の両方にカラー51を設けることも可能である。
また、カラー51に切り溝52に代わる突部を設ける一方、ワッシャー55に突部56に代わる切り溝を設け、これらを凹凸係合させるようにしてもよい。さらに、切り溝52及び突部56に代わり、ピン及びピン孔とした構成としてもよい。さらにまた、ワッシャー55の外周切り溝57に代わり、その外周形状に沿う大型の六角形状等を形成し、これに回転工具59を係合させるようにしてもよい。
そして、上記実施例における構成は一例であり、スイングアーム支持部ではなくエンジンマウント部に適用する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例における自動二輪車の側面図である。 上記自動二輪車のスイングアーム前端部及びピボットプレート等の軸線に沿う断面図である。 上記ピボットプレートに設けられるカラーの二面図であり、(a)は軸線に沿う断面図、(b)は左右方向外側から見た側面図である。 上記ピボットプレートに設けられるワッシャーの二面図であり、(a)は軸線に沿う断面図、(b)は左右方向外側から見た矢視図である。
符号の説明
1 自動二輪車(車両)
5 車体フレーム
8 ピボットプレート(軸支持部)
41 ピボットパイプ(被支持物)
44 挿通孔
44a 雌ネジ孔
45 支持ボルト
48 頭部
48b フランジ部(最大外径部)
49 ナット
51 カラー
52 切り溝(回転用係合部)
55 ワッシャー
56 突部(第一係合部)
57 外周切り溝(第二係合部)
59 回転工具

Claims (2)

  1. 車体フレームに一対の軸支持部を設け、該両軸支持部には軸状の支持ボルトの挿通孔を形成し、少なくとも一方の前記挿通孔をその内周に雌ネジが形成された雌ネジ孔とすると共に、該雌ネジ孔には前記支持ボルトを挿通可能かつ外周に雄ネジが形成されたカラーを螺着し、該カラーをその一端に形成された回転用係合部を用いて締め込み、その締め込み量により前記両軸支持部と被支持物との間の隙間を調整した上で、前記支持ボルトにより前記被支持物を前記車体フレームに支持する車両の軸支持構造において、
    前記カラーを設けた軸支持部における前記支持ボルトの頭部の座面又は該支持ボルトに螺合するナットの座面にワッシャーを備え、該ワッシャーに、前記カラーの回転用係合部に係合する第一係合部を設けると共に、所定の回転工具が係合する第二係合部を設けたことを特徴とする車両の軸支持構造。
  2. 前記ワッシャーの第二係合部は、該ワッシャーに接する前記支持ボルトの頭部又は前記ナットの最大外径部よりも外周側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両の軸支持構造。

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