JP3369036B2 - 頭上カム式エンジン - Google Patents

頭上カム式エンジン

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JP3369036B2 JP33938295A JP33938295A JP3369036B2 JP 3369036 B2 JP3369036 B2 JP 3369036B2 JP 33938295 A JP33938295 A JP 33938295A JP 33938295 A JP33938295 A JP 33938295A JP 3369036 B2 JP3369036 B2 JP 3369036B2
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/02Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダヘッドに
1本のカム軸と2本のロッカーアーム軸を備えた頭上カ
ム式エンジンに関し、特にこれら3本の軸の抜け止め構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、頭上カム式エンジンとしては、カ
ム軸に添接する吸気弁用ロッカーアームと排気弁用ロッ
カーアームを個別のロッカーアーム軸によって回動自在
に支持する構造のものがある。この種のエンジンでは、
カム軸はシリンダヘッドのカム軸支持穴に軸受を介して
回転自在に支持させ、前記ロッカーアーム軸はシリンダ
ヘッドのロッカーアーム軸支持穴に嵌合させて固定して
いる。
【0003】また、メンテナンス時にカム軸やロッカー
アームなどをシリンダヘッドから取り外すことができる
ように、従来のエンジンではカム軸およびロッカーアー
ム軸をシリンダヘッドにエンジンの側方から着脱できる
ように構成している。これらの軸部材をシリンダヘッド
に着脱自在に取付けるに当たっては、車体の左右方向の
一方にカム軸を抜くことができるように構成するととも
に、他方にロッカーアーム軸を抜くことができるように
構成することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、カム軸およ
びロッカーアーム軸をシリンダヘッドに着脱自在に取付
けるに当たっては、これらの軸部材が通常使用時に抜け
出るのを防ぐ抜け止め構造が問題であった。これは、上
述したようにエンジンの左右方向の一方と他方に軸部材
を抜き取る構成を採ると、これらの軸部材の抜け止めを
行うストッパーがエンジンの一側と他側とに少なくとも
二つ必要になるからである。すなわち、ストッパーが2
個必要になることは、部品点数を少なく抑えて軽量化並
びにコストダウンを図る上で妨げになってしまう。
【0005】ストッパーの数量を減らして上述したよう
な不具合を解消したエンジンとしては、シリンダヘッド
をシリンダボディとともにクランクケースに固定するヘ
ッドボルトを利用してロッカーアーム軸を抜け止めする
構造のものがある。このエンジンでは、燃焼室の周囲に
配設される4本のヘッドボルトを、2本のロッカーアー
ム軸の軸端と対応する部位にロッカーアーム軸支持穴と
交差させて配置している。すなわち、ロッカーアーム軸
が支持穴内で移動したときにヘッドボルトに当接し、こ
のヘッドボルトがロッカーアーム軸の移動を阻止する構
成を採ることによって、ストッパーとしてはカム軸を抜
け止めするもののみとしている。
【0006】しかし、このようにヘッドボルトによって
ロッカーアーム軸の抜け止めを行うと、ヘッドボルトの
位置がロッカーアーム軸の位置および長さによって制約
を受け、ヘッドボルトを燃焼室の四方であってシリンダ
軸心を中心として略点対称となるような最適な位置に配
置できなくなることがあるという新たな問題が生じる。
すなわち、ヘッドボルトにロッカーアーム軸の抜け止め
用ストッパーとしての機能をもたせると、シリンダヘッ
ドやシリンダボディをクランクケースに固定する締付け
力が燃焼室の四方で均等にならなくなってしまうことが
ある。
【0007】なお、ロッカーアーム軸の位置は、ロッカ
ーアームやカム軸の構成に基づいて設定しており、エン
ジン性能に大きな影響を及ぼすので、これをヘッドボル
トが最適な位置に位置づけられるようにずらすことはで
きない。また、ロッカーアーム軸の長さも、ロッカーア
ーム軸は鋼材によって形成しており重量が嵩むことか
ら、ヘッドボルトを最適な位置に位置づけるだけのため
に必要以上に長くとることはできない。
【0008】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、ヘッドボルトを最適な位置に配置し
ながらカム軸やロッカーアーム軸を1個のストッパーで
抜け止めできるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る頭上カ
ム式エンジンは、カム軸およびロッカーアーム軸を同一
方向に抜くことができる構造のシリンダヘッドにおける
前記各軸の挿抜側端部と対応する部位に前記各軸の移動
を規制するストッパーを設けてなり、このストッパー
は、略円弧状の平板部と、この平板部の長手方向の中央
部における円弧の内径側から突出するとともに突出端部
が前記平板部の厚み方向の一方へ遍在してカム軸の軸方
向への移動を阻止するカム軸用抜け止め部と、前記平板
部の長手方向の端部から前記カム軸用抜け止め部の突出
端部とは反対側へ平板部に対して垂直になるように突出
するロッカーアーム軸用抜け止め部とによって形成さ
れ、前記ロッカーアーム軸用抜け止め部の端部をロッカ
ーアーム軸支持穴の開口部に臨ませてロッカーアーム軸
の挿抜側の軸端面に対向させ、前記平板部の長手方向の
中央部であって前記カム軸用抜け止め部に近接する部位
を1本の固定ボルトによってシリンダヘッドに固定した
ため、ヘッドボルトをロッカーアーム軸から離間する位
置に配置しながらロッカーアームおよびカム軸が1個の
ストッパーによって抜け止めされる。また、ロッカーア
ーム軸がロッカーアーム軸支持穴内で挿抜側へ移動して
ロッカーアーム軸用抜け止め部が外方へ向けて押圧され
たときには、ストッパーのロッカーアーム軸用抜け止め
部に連なる平板部が弾性変形することに起因してロッカ
ーアーム軸用抜け止め部がロッカーアーム軸支持穴の穴
壁面に押し付けられる。
【0010】第2の発明に係る頭上カム式エンジンは、
第1の発明に係る頭上カム式エンジンにおいて、ストッ
パーを板材によって形成してロッカーアーム軸用抜け止
め部を他の部分に対して折り曲げることによって形成
し、このロッカーアーム軸用抜け止め部をロッカーアー
ム軸支持穴の開口端に外方から嵌合させたため、ロッカ
ーアーム軸がロッカーアーム軸支持穴内で挿抜側へ移動
して前記ロッカーアーム軸用抜け止め部を外方へ向けて
押圧したときには、ストッパーのロッカーアーム軸用抜
け止め部に連なる平板部が弾性変形することに起因して
ロッカーアーム軸用抜け止め部がロッカーアーム軸支持
穴の穴壁面に押し付けられる。このため、前記押圧力を
シリンダヘッドに作用させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図1ないし図9によって詳細に説明する。図1は本発
明に係る頭上カム式エンジンを備えた自動二輪車の側面
図、図2は本発明に係る頭上カム式エンジンの側面図、
図3は要部を拡大して示す側面図、図4は図3における
III−III線断面図である。
【0012】図5は図4におけるV−V線断面図、図6は
図5におけるVI−VI線断面図、図7はバランサの構成を
示す図、図8はストッパーのロッカーアーム抜け止め部
の構成を示す断面図、図9はストッパーの斜視図であ
る。
【0013】これらの図において、符号1はこの実施の
形態による自動二輪車を示している。この自動二輪車1
は、操向ハンドル2およびフロントフォーク3を操舵自
在に支持するヘッドパイプ4からメインフレーム5を後
下がりに延在させることによって、操向ハンドル2とシ
ート6との間に足通し空間Sが形成されるように構成し
ている。前記メインフレーム5の後部には、リヤアーム
ブラケット7を介してエンジン8を固定している。
【0014】9は前記フロントフォーク3の下端部に回
転自在に取付けた前輪、10は前記リヤアームブラケッ
ト7にピボット軸11を介して上下方向に揺動自在に支
持させたリヤアーム、12は前記リヤアーム10の後端
部に回転自在に取付けた後輪を示す。
【0015】前記エンジン8は、空冷4サイクル単気筒
型のもので、図2に示すように、クランクケース13の
前部にシリンダボディ14およびシリンダヘッド15か
らなるシリンダを車体の略前方へ突出するように配設し
ている。前記シリンダボディ14およびシリンダヘッド
15は、何れもアルミニウム合金によって形成し、これ
らを貫通する4本のヘッドボルト16によってクランク
ケース13に固定している。
【0016】前記クランクケース13は、ピストン17
にコンロッド18を介して連結したクランク軸19を回
転自在に支持するとともに、後部に変速装置のドライブ
ギヤ20、ドリブンギヤ21を有する歯車軸(図示せ
ず)を回転自在に支持している。前記ドライブギヤ20
と同軸状に設けた符号22で示すものは、クランク軸1
9の回転を図示してないクラッチに伝達するためのリン
グギヤである。このエンジン8は、前記クランク軸19
の回転が前記リングギヤ22からクラッチを介してドラ
イブギヤ20の歯車軸に伝達される構造になっている。
また、前記ドリブンギヤ21と同軸状に設けた符号23
で示すものは、後輪駆動用チェーン(図示せず)を巻掛
けるためのスプロケットである。
【0017】さらに、このエンジン8は、クランクケー
ス13におけるクランク軸19より車体後側の上方とな
る部位にバランサ24を回転自在に取付けている。この
バランサ24は、クランク軸19の左右一対のクランク
ウエブ19aの総重量と略同じ重量のバランスウェイト
24aと、クランク軸19のバランサ用ドライブギヤ1
9bに歯合するバランサ用ドリブンギヤ24bとを備
え、クランク軸19とは回転方向が逆となりかつ同じ回
転数で回転するように構成している。なお、前記バラン
スウェイト24aは、左右一対のクランクウエブ19a
どうしの間となる位置に配置している。
【0018】また、前記バランサ24は、ピストン17
が上死点に達してクランク軸19のクランクウエブ19
aが図7に示すようにシリンダ軸線Cと同一軸線上に位
置づけられた状態で、バランスウェイト24aの軸線W
が前記シリンダ軸線Cに対して平行ではなく、側面視に
おいて両軸線のなす角度が鋭角となるような角度をもっ
て傾斜するように構成している。この実施の形態では、
バランサ用ドリブンギヤ24bをバランサ用ドライブギ
ヤ19bに2歯分だけ図7において左回りにずらして歯
合させることによって、前記状態になるようにしてい
る。この構成を採ることにより、この実施の形態の自動
二輪車1では操向ハンドル2に伝達されるエンジン8の
振動が著しく小さくなった。
【0019】前記シリンダヘッド15は、図2に示すよ
うに、車体左側の側部にカムチェーンカバー25を取付
ボルト26によって取付けている。このカムチェーンカ
バー25は、図3および図4に示すように、シリンダヘ
ッド15の内側壁27との間にカムチェーン室28が形
成されるようにこの内側壁27を側方から覆う構造にな
っている。前記カムチェーン室28は、シリンダボディ
14のカム室(図示せず)を介してクランクケース13
内に連通し、前記クランク軸19からシリンダヘッド1
5内の動弁装置29に動力を伝達するカムチェーン30
を通している。
【0020】前記動弁装置29は、前記カムチェーン3
0とともに回転するカム軸31と、このカム軸31が吸
気弁用ロッカーアーム32、排気弁用ロッカーアーム3
3を介して駆動する吸気弁34、排気弁35(図5)な
どから構成している。前記カム軸31は、図4および図
6に示すように、車体左側の軸端部にカムチェーン30
を巻掛けるためのスプロケット36が取付けてあり、軸
方向の両端部をシリンダヘッド15に軸受37,38を
介して回転自在に支持させている。
【0021】これらの軸受37,38のうち車体右側に
配設した軸受37は、シリンダヘッド15内にロッカー
アーム室39を形成する側壁の円形凹部40に外周面を
圧入している。なお、この軸受37の中空部にカム軸3
1を挿抜自在に嵌合させている。他方の軸受38は、前
記内側壁27にこれを貫通するように穿設した軸穴41
に外周面を挿抜自在に嵌合させている。この軸受38と
カム軸31との結合構造は、軸受38の内輪にカム軸3
1を嵌入させるとともに、カム軸31に形成した鍔部3
1aを軸受38の内輪に前記ロッカーアーム室39側か
ら当接させる構造になっている。すなわち、この実施の
形態では、シリンダヘッド15から前記カムチェーンカ
バー25を取り外した状態で、前記カム軸31をシリン
ダヘッド15に対して車体左側へ引っ張ることによっ
て、カム軸31および軸受38からなるカム軸組立体を
シリンダヘッド15から取り外すことができる。
【0022】前記吸気弁用ロッカーアーム32および排
気弁用ロッカーアーム33は、図5および図6に示すよ
うに、前記カム軸31と平行なロッカーアーム軸42,
42に回動自在に支持させ、入力側アーム32a,33
aをそれぞれカム軸31のカム面31bに添接させると
ともに、出力側アーム32b,33bの先端部をそれぞ
れ吸気弁34、排気弁35に対接させている。これらの
吸気弁34および排気弁35は、弁体部分をシリンダヘ
ッド底部の燃焼室43に臨ませた状態でバルブスプリン
グ44によって閉側へ付勢される構造になっている。
【0023】吸気弁34が開閉する吸気通路45は、図
5に示すシリンダヘッド15の上部に図1に示すように
接続した吸気管47を介して気化器48に連通してい
る。また、前記排気通路46は、シリンダヘッド15の
下部に接続した排気管49に連通している。なお、前記
燃焼室35に臨む点火プラグ50は、この実施の形態で
は燃焼室35から車体の右前方へ向けて略水平に延びる
ようにシリンダヘッド15に取付けている。
【0024】前記ロッカーアーム軸42は、鋼材によっ
て円筒状に形成し、図4および図6に示すように、前記
ロッカーアーム室39に車体の左右両側から臨む構造の
ボス部51,52に圧入している。ここで、ロッカーア
ーム軸42の支持構造をさらに詳細に説明する。前記ボ
ス部51は、前記ロッカーアーム室39の車体右側の側
壁に突設し、このボス部51の突出端に開口する円形凹
部53を軸線がカム軸31の軸線と平行になるように形
成している。前記ボス部52は、ロッカーアーム室39
の車体左側の側壁(これは前記内側壁27である)に突
設し、このボス部52を貫通するロッカーアーム軸支持
穴54をカム軸31の軸線と平行に延びるように穿設し
ている。
【0025】そして、前記円形凹部53とロッカーアー
ム軸支持穴54にロッカーアーム軸42を車体左側から
圧入している。ロッカーアーム軸42を圧入するときに
は、前記両ボス部51,52どうしの間に前記吸気弁用
ロッカーアーム32、排気弁用ロッカーアーム33を挿
入し、これらのロッカーアーム32,33に貫通させ
る。これにより、ロッカーアーム軸42がボス部51,
52に両持ち式に支持される。
【0026】また、ロッカーアーム軸42は、軽量化を
図るために、ボス部51,52に圧入する部分がロッカ
ーアーム32,33を支持するための剛性が得られる最
小限の長さになるように可及的短く形成している。さら
に、このロッカーアーム軸42の内周部における車体左
側の端部には、このロッカーアーム軸42をメンテナン
ス時にシリンダヘッド15から抜き取る治具(図示せ
ず)を螺着させるための雌ねじ42aが刻設してある。
すなわち、先端に雄ねじを刻設した棒状の治具を外方か
らロッカーアーム軸支持穴54に挿入して前記雌ねじ4
2aに螺着させ、この治具を用いてロッカーアーム軸4
2をこれが圧入された円形凹部53、ロッカーアーム支
持穴54から引き出すことができるようになっている。
【0027】このように構成した動弁装置では、エンジ
ン8を運転することに起因してシリンダヘッド15が高
温になると、カム軸支持用軸受38とロッカーアーム軸
42の圧入部が緩んで前記カム軸組立体やロッカーアー
ム軸42が挿抜側、すなわち車体左側に移動できるよう
になってしまう。これは、軸受38やロッカーアーム軸
42を形成する鋼材よりシリンダヘッド15の材料であ
るアルミニウム合金の方が熱膨張係数が大きく、高温状
態では圧入部の穴径が拡大して圧入代が小さくなるから
である。
【0028】この実施の形態では、前記カム軸組立体お
よびロッカーアーム軸42が挿抜側へ移動して圧入部か
ら外れるのを防ぐために、これらの挿抜側端部と対向す
る位置にストッパー55を配置して移動を規制してい
る。このストッパー55は、一枚の略円弧状の金属製板
材に曲げ加工を施すことによって、図3〜図6および図
9に示すように、略円弧状を呈する平板部55aと、こ
の平板部55aの長手方向の中央部における円弧の内径
側から突出するとともに突出端部が平板部55aの厚み
方向の一方へ遍在するカム軸用抜け止め部55bと、平
板部55aの長手方向の端部から前記カム軸用抜け止め
部55bの突出端部とは反対側へ平板部55aに対して
垂直になるように突出するロッカーアーム軸用抜け止め
部55c,55cとを一体に形成している。
【0029】そして、このストッパー55は、前記平板
部55aの長手方向の中央に穿設した透孔55dに固定
ボルト56を挿通させ、前記カム軸用抜け止め部55b
の突出端部を前記軸受38の外輪側軸端面に対接させる
とともに前記ロッカーアーム軸用抜け止め部55cを前
記ロッカーアーム軸支持穴54の開口部に臨ませた状態
で、固定ボルト56によってシリンダヘッド15の前記
内側壁27にカムチェーン室28側から取付けている。
なお、この実施の形態では、ロッカーアーム軸用抜け止
め部55cを、前記ロッカーアーム軸支持穴54に嵌合
するとともに、図6に示すように、ストッパー55をシ
リンダヘッド15に固定した状態で先端がロッカーアー
ム軸42の挿抜側の軸端面に僅かな間隙をおいて対向す
るように形成している。
【0030】すなわち、このようにストッパー55をシ
リンダヘッド15に取付けることによって、前記カム軸
組立体が挿抜側へ移動するのをカム軸用抜け止め部55
bで阻止でき、前記ロッカーアーム軸42が挿抜側へ移
動して移動方向の後側となる端部が円形凹部53から外
れるのをロッカーアーム軸用抜け止め部55cで阻止で
きる。
【0031】したがって、このエンジン8は、メンテナ
ンスし易いようにカム軸31と2本のロッカーアーム軸
42をシリンダヘッド15の車体左側から着脱できる構
成を採りながら、これら全ての軸部材を1個のストッパ
ー55によって抜け止めすることができる。このため、
シリンダヘッド15をクランクケース13に固定するヘ
ッドボルト16をロッカーアーム軸42から離間させ、
シリンダヘッド15およびシリンダボディ14をクラン
クケース13に組付けるに当たって締付け力が均等にな
るような位置に配置できる。すなわち、図6に示すよう
に、4本のヘッドボルト16を同図中に二点鎖線で示す
燃焼室43の四方であってシリンダ軸心を中心として略
点対称になる位置に配置できる。
【0032】なお、このようにヘッドボルト16を配置
すると、図6において左上側に位置づけられたヘッドボ
ルト16がロッカーアーム軸支持穴54を横切るので、
ロッカーアーム軸42をシリンダヘッド15から抜き取
るときにはこのヘッドボルト16を1本だけ予め外して
おく必要がある。しかし、他の3本のヘッドボルト16
は外す必要がないので、カム軸31およびロッカーアー
ム軸42をシリンダヘッド15から抜き取るに当たって
は、シリンダヘッド15やシリンダボディ14をクラン
クケース13に取付けた状態、すなわち車載状態で行う
ことができる。
【0033】また、前記ストッパー55を板材に曲げ加
工を施すことによって形成したので、簡単にかつ軽量と
なるように製造できる。特に、このストッパー55は、
平板部55aの先端部を折り曲げることによってロッカ
ーアーム軸用抜け止め部55cを形成し、このロッカー
アーム軸用抜け止め部55cをロッカーアーム軸支持穴
54の開口端に外方から嵌合させているので、板材によ
って形成してもロッカーアーム軸42の移動を強固に阻
止できる。
【0034】これは、ロッカーアーム軸42がロッカー
アーム軸支持穴54内で挿抜側へ移動して前記ロッカー
アーム軸用抜け止め部55cを外方へ向けて押圧する
と、平板部55aがカムチェーン室28側へ反るように
弾性変形するので、図8中に実線で示したロッカーアー
ム軸用抜け止め部55cが前記平板部55aの弾性変形
により二点鎖線で示したようにロッカーアーム軸支持穴
54の穴壁面に押し付けられるからである。言い換えれ
ば、ロッカーアーム軸42がロッカーアーム軸用抜け止
め部55cを押圧するときの押圧力によってロッカーア
ーム軸用抜け止め部55cが前記穴壁面を押圧するよう
になるので、前記押圧力をシリンダヘッド15に作用さ
せることができるからである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係る頭
上カム式エンジンは、カム軸およびロッカーアーム軸を
同一方向に抜くことができる構造のシリンダヘッドにお
ける前記各軸の挿抜側端部と対応する部位に前記各軸の
移動を規制するストッパーを設けてなり、このストッパ
ーは、略円弧状の平板部と、この平板部の長手方向の中
央部における円弧の内径側から突出するとともに突出端
部が前記平板部の厚み方向の一方へ遍在してカム軸の軸
方向への移動を阻止するカム軸用抜け止め部と、前記平
板部の長手方向の端部から前記カム軸用抜け止め部の突
出端部とは反対側へ平板部に対して垂直になるように突
出するロッカーアーム軸用抜け止め部とによって形成さ
れ、前記ロッカーアーム軸用抜け止め部の端部をロッカ
ーアーム軸支持穴の開口部に臨ませてロッカーアーム軸
の挿抜側の軸端面に対向させ、前記平板部の長手方向の
中央部であって前記カム軸用抜け止め部に近接する部位
を1本の固定ボルトによってシリンダヘッドに固定した
ため、ロッカーアーム軸およびカム軸の抜け止めを1個
のストッパーで行うことができるから、部品点数を少な
く抑えて軽量化並びにコストダウンを図ることができ
る。
【0036】これとともに、ヘッドボルトをロッカーア
ーム軸から離間する位置に配置できるから、シリンダヘ
ッドおよびシリンダボディをクランクケースに取付ける
際の締付け力が燃焼室の周囲で略均等になるような最適
な位置に配置できる。また、ロッカーアーム軸抜け止め
部が回り止めとなるので、ストッパーを1本のボルトで
固定する構成であっても取付け作業が容易である。
【0037】第2の発明に係る頭上カム式エンジンは、
第1の発明に係る頭上カム式エンジンにおいて、ストッ
パーを板材によって形成してロッカーアーム軸用抜け止
め部を他の部分に対して折り曲げることによって形成
し、このロッカーアーム軸用抜け止め部をロッカーアー
ム軸支持穴の開口端に外方から嵌合させたため、ロッカ
ーアーム軸がロッカーアーム軸支持穴内で挿抜側へ移動
して前記ロッカーアーム軸用抜け止め部を外方へ向けて
押圧したときには、ストッパーのロッカーアーム軸用抜
け止め部に連なる平板部が弾性変形することに起因して
ロッカーアーム軸用抜け止め部がロッカーアーム軸支持
穴の穴壁面に押し付けられる。このため、前記押圧力を
シリンダヘッドに作用させることができる。
【0038】したがって、ロッカーアーム軸を確実に抜
け止めできるようにしながらストッパーを板材によって
形成して製造コストを低くできるとともに、軽量化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る頭上カム式エンジンを備えた自
動二輪車の側面図である。
【図2】 本発明に係る頭上カム式エンジンの側面図で
ある。
【図3】 要部を拡大して示す側面図である。
【図4】 図3におけるIII−III線断面図である。
【図5】 図4におけるV−V線断面図である。
【図6】 図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】 バランサの構成を示す図である。
【図8】 ストッパーのロッカーアーム抜け止め部の構
成を示す断面図である。
【図9】 ストッパーの斜視図である。
【符号の説明】
15…シリンダヘッド、16…ヘッドボルト、31…カ
ム軸、32…吸気弁用ロッカーアーム、33…排気弁用
ロッカーアーム、42…ロッカーアーム軸、53…円形
凹部、54…ロッカーアーム軸支持穴、55…ストッパ
ー、55a…平板部、55b…カム軸用抜け止め部、5
5c…ロッカーアーム軸用抜け止め部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 1/04 F01L 1/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドに1本のカム軸と2本の
    ロッカーアーム軸を軸方向に挿抜自在に支持させた頭上
    カム式エンジンにおいて、前記シリンダヘッドを、前記
    カム軸およびロッカーアーム軸を同一方向に抜くことが
    できる構造とし、このシリンダヘッドにおける前記各軸
    の挿抜側端部と対応する部位に前記各軸の移動を規制す
    るストッパーを設けてなり、このストッパーは、略円弧
    状の平板部と、この平板部の長手方向の中央部における
    円弧の内径側から突出するとともに突出端部が前記平板
    部の厚み方向の一方へ遍在してカム軸の軸方向への移動
    を阻止するカム軸用抜け止め部と、前記平板部の長手方
    向の端部から前記カム軸用抜け止め部の突出端部とは反
    対側へ平板部に対して垂直になるように突出するロッカ
    ーアーム軸用抜け止め部とによって形成され、前記ロッ
    カーアーム軸用抜け止め部の端部をロッカーアーム軸支
    持穴の開口部に臨ませてロッカーアーム軸の挿抜側の軸
    端面に対向させ、前記平板部の長手方向の中央部であっ
    て前記カム軸用抜け止め部に近接する部位を1本の固定
    ボルトによってシリンダヘッドに固定したことを特徴と
    する頭上カム式エンジン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の頭上カム式エンジンにお
    いて、ストッパーを板材によって形成してそのロッカー
    アーム軸用抜け止め部を他の部分に対して折り曲げるこ
    とによって形成し、このロッカーアーム軸用抜け止め部
    をロッカーアーム軸支持穴の開口端に外方から嵌合させ
    たことを特徴とする頭上カム式エンジン。
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