JP2007143235A - 交流モータの駆動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】交流モータの発生トルクを制御する複数のモータ制御手段を切り替える際に瞬時に切り替えてもトルク変動を防止できるようにする。
【解決手段】第1のMG制御手段18は正弦波PWM制御方式で第1の三相電圧指令信号Vau,Vav,Vawを生成し、第2のMG制御手段19は矩形波電圧位相制御方式で第2の三相電圧指令信号Vbu,Vbv,Vbwを生成する。選択手段21は、制御切替信号Sに応じて第1のMG制御手段18と第2のMG制御手段19を切り替えて三相の電圧指令信号Vu,Vv,Vwをインバータ13に出力して交流モータ11を駆動する。制御状態変数設定手段20は、稼働中のMG制御手段の制御状態変数をモニタすると共に、MG制御手段を切り替える際ににその切り替え前のMG制御手段の制御状態変数のモニタ結果に基づいて切り替え後のMG制御手段の制御状態変数の初期値を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流モータの発生トルクを制御する制御方式を切り替える機能を備えた交流モータの駆動制御装置に関する発明である。
従来より、交流モータのトルク制御技術として、複数の制御方式を切り替えて交流モータを駆動する技術が知られている。例えば、特許文献1(特開昭55−49996号公報)や特許文献2(特開昭58−119791号公報)に記載されているように、交流モータの回転速度に応じて正弦波PWM制御と矩形波制御とを切り替えるようにしたものがある。一般に、正弦波PWM制御は、効率よく低トルクリップルで制御できる利点があるが、電圧利用率が低いという欠点があり、一方、矩形波制御は、正弦波PWM制御に比べて効率が低く、トルクリップルが発生する欠点があるが、電圧利用率が高いという利点がある。
しかし、上記特許文献1、2のように、正弦波PWM制御と矩形波制御との切り替えを単純にモータ回転速度に基づいて行うだけでは、交流モータの電磁気的な状態を考慮していないため、効率的な切り替えを行うことが困難である。
そこで、モータトルクや直流電源電圧を考慮した効率的な切り替えを行うために、特許文献3(特開2001−78495号公報)や特許文献4(特開2005−218299号公報)のモータ制御技術が提案されている。このモータ制御技術では、PWM電流制御と矩形波電圧位相制御とを実電流位相や電圧振幅に応じて切り替えるようにしている。また、特許文献5(特開2000−50686号公報)のモータ制御技術では、PWM電流制御と矩形波電圧位相制御とを切り替える際のトルクショックを低減するために、切り替えの過渡期において、疑似正弦波電圧の振幅を切り替え前の振幅から切り替え後の振幅へ漸次変化させるようにしている。
これらの特許文献3〜5のモータ制御技術は、いずれも、PWM電流制御と矩形波電圧位相制御のそれぞれのフィードバック制御ループを備え、各制御からのスイッチング指令信号を切替えてインバータに供給し、更に、PWM電流制御では、交流モータの実電流をフィードバックして、実電流と指令電流との偏差に応じて交流モータへの印加電圧を変化することにより交流モータのトルクを制御し、矩形波電圧位相制御では、交流モータのトルクを推定して、その推定値をフィードバックして矩形波の位相を変化させることにより交流モータのトルクを制御するという2種類のフィードバック制御系を備えた構成となっている。
この構成では、一方のフィードバック系が稼働しているときは、他方のフィードバック系は稼働していないため、稼働していないフィードバック系の制御状態変数(通常よく用いられる比例項や積分項など)は、交流モータの制御状態に合ったものでないことは明らかである。そのため、制御方式を切り替えると、制御状態変数が不適切であるために、トルク変動が発生することになる。
この問題を解消する技術として、特許文献6(特開平11−285288号公報)に記載されているように、正弦波PWM制御と矩形波制御との切替時にモータトルクの連続性を持たせるために、切替中間制御部を備えて、正弦波PWM制御から矩形波制御に切り替えるときに、矩形波制御の位相と振幅の目標値を計算し、正弦波PWM制御での位相と振幅の現在値を目標値に徐々に近づけるようにたものがある。
特開昭55−49996号公報 特開昭58−119791号公報 特開2001−78495号公報 特開2005−218299号公報 特開2000−50686号公報 特開平11−285288号公報
しかし、上記特許文献6のモータ制御技術では、位相・振幅の目標値と現在値との差が大きいと、切替中間制御部が動作する初期にトルク変動が発生することは避けられない。また、この切り替えの移行期間は、100msと記載されているが、このモータ制御技術を電気自動車やハイブリッド車に適用する場合、アクセル操作(加速応答性)の高応答化を考えると、100msでは応答性が遅くなりすぎるため、さらに早い移行が必要となってくる。しかし、切り替えの移行期間を高応答化の要求を満たすように短くすると、目標値と現在値との差がさらに大きくなり、トルク変動が発生することは明らかである。
本発明はこれらの事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、交流モータの発生トルクを制御する手段として複数のモータ制御手段を備えたシステムにおいて、モータ制御手段を切り替える際に瞬時に切り替えてもトルク変動を防止することができ、トルク変動防止と高応答化の要求を共に満たすことができる交流モータの駆動制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、交流モータの発生トルクを制御する手段として複数のモータ制御手段を備え、前記複数のモータ制御手段の稼働/休止を前記交流モータの運転状態に応じて切り替えるようにした交流モータの駆動制御装置において、前記複数のモータ制御手段のそれぞれの稼働中の制御状態変数をモニタする制御状態変数モニタ手段と、前記交流モータを駆動するモータ制御手段を切り替える際にその切り替え前のモータ制御手段の制御状態変数のモニタ結果に基づいて切り替え後のモータ制御手段の制御状態変数の初期値を設定して当該モータ制御手段を切り替える切替制御手段とを備えた構成としたものである。この構成では、モータ制御手段を切り替える際に、その切り替え後のモータ制御手段の制御状態変数の初期値を切り替え前のモータ制御手段の制御状態変数のモニタ結果に基づいて設定するので、モータ制御手段の切り替えの前後でトルク変動が発生しないように切り替え後のモータ制御手段の制御状態変数の初期値を設定することができる。これにより、モータ制御手段を切り替える際に瞬時に切り替えてもトルク変動を防止することができ、トルク変動防止と高応答化の要求を共に満たすことができる。
この場合、交流モータの発生トルクを制御する複数のモータ制御手段は、様々な制御方式のものを使用することが可能であり、例えば、請求項2のように、複数のモータ制御手段には、少なくとも、正弦波PWM制御方式のものと矩形波電圧位相制御方式のものを含むようにすることが考えられる。弦波PWM制御方式と矩形波電圧位相制御方式とを切り替えるシステムに本発明を適用すれば、その切り替え時のトルク変動を防止できると共に、効率よく低トルクリップルで、しかも電圧利用率の高い運転が可能となる。
また、本発明は、交流モータを駆動源とする様々な装置に適用可能であり、例えば、請求項3のように、交流モータを動力源とする電気自動車やハイブリッド車に適用して実施しても良い。これにより、電気自動車やハイブリッド車においても、モータ制御手段を切り替える際に瞬時に切り替えてもトルク変動を防止することができ、トルク変動防止とアクセル操作(加速応答性)の高応答化の要求を共に満たすことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、交流モータを動力源とする電気自動車又はハイブリッド車に適用して具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいて交流モータ駆動制御装置全体の構成を概略的に説明する。
交流モータ11は、車両の動力源として用いられる三相永久磁石式同期モータで、永久磁石が内装されたものであり、そのロータの回転位置を検出するロータ回転位置センサ12が搭載されている。この交流モータ11は、電圧制御PWM方式の三相のインバータ13によって駆動される。このインバータ13は、交流モータ駆動制御装置14から出力される三相の電圧指令信号Vu,Vv,Vwに基づいて、充電可能な電池15から供給される直流電圧を三相交流電圧U,V,Wに変換して交流モータ11を駆動することで、電池15の直流電力を三相の交流電力に変換する。この交流モータ11のU相電流iuとW相電流iwがそれぞれ電流センサ16,17によって検出される。尚、交流モータ11は、インバータ13で負のトルクで駆動されるときには発電機として機能し、車両の減速エネルギにより発電した交流電力をインバータ13で直流電力に変換して電池15に充電する。
交流モータ駆動制御装置14は、正弦波PWM制御方式で第1の三相電圧指令信号Vau,Vav,Vawを生成する第1のMG制御手段18(第1のモータ制御手段)と、矩形波電圧位相制御方式で第2の三相電圧指令信号Vbu,Vbv,Vbwを生成する第2のMG制御手段19(第2のモータ制御手段)と、制御切替信号Sに応じて第1のMG制御手段18と第2のMG制御手段19とを切り替える際にそれぞれの制御状態変数を設定する制御状態変数設定手段20(制御状態変数モニタ手段,切替制御手段)と、制御切替信号Sに応じて第1のMG制御手段18と第2のMG制御手段19を切り替えて三相の電圧指令信号Vu,Vv,Vwをインバータ13に出力する選択手段21とから構成されている。
第1のMG制御手段18は、交流モータ11をトルク制御するために、トルク指令T* と、交流モータ11のU相,W相の電流iu,iw(電流センサ16,17の出力信号)と交流モータ11のロータ回転位置θ(ロータ回転位置センサ12の出力信号)に基づいて正弦波PWM制御方式で第1の三相電圧指令信号Vau,Vav,Vawを生成する。一方、第2のMG制御手段19は、第1のMG制御手段18と同じ入力信号に基づいて矩形波電圧位相制御方式で第2の三相電圧指令信号Vbu,Vbv,Vbwを生成する。
交流モータ駆動制御装置14に入力されるトルク指令T* と制御切替信号Sは、車両の駆動力を総合的に制御する電子制御装置(ECU)によって制御される。この電子制御装置(ECU)は、例えばアクセル操作量やブレーキ操作量等に基づいてトルク指令T* を設定し、交流モータ11の回転速度、トルク、電池15の電圧等の運転条件に応じて制御切替信号Sを切り替える。
次に、図2に基づいて交流モータ駆動制御装置14の第1のMG制御手段18と第2のMG制御手段19と制御状態変数設定手段20の構成を詳しく説明する。
[第1のMG制御手段18の構成]
第1のMG制御手段18は、正弦波PWM制御方式で第1の三相電圧指令信号Vau,Vav,Vawを生成するものであり、交流モータ11のロータの回転座標として設定したd−q座標系において、d軸電流idとq軸電流iqをそれぞれ独立に電流フィードバック制御するために、トルク指令T* に応じたd軸指令電流id* とq軸指令電流iq* を電流マップ31を用いて演算すると共に、交流モータ11のU相,W相の電流iu,iw(電流センサ16,17の出力信号)と交流モータ11のロータ回転位置θ(ロータ回転位置センサ12の出力信号)を三相/d−q変換器32に入力して実際のd軸電流idとq軸電流iqを演算する。そして、偏差器33でd軸指令電流id* と実際のd軸電流idとの偏差Δidを演算すると共に、偏差器34でq軸指令電流iq* と実際のq軸電流iqとの偏差Δiqを演算し、それぞれの偏差Δid,ΔiqをPI制御器35,36に入力して各偏差Δid,Δiqが小さくなるようにPI制御によりd軸指令電圧Vd* とq軸指令電圧Vq* を演算する。そして、PI制御器35,36から出力されるd軸指令電圧Vd* とq軸指令電圧Vq* をd−q/三相変換器37に入力して第1の三相電圧指令信号Vau,Vav,Vawに変換する。
[第2のMG制御手段19の構成]
第2のMG制御手段19は、矩形波電圧位相制御方式で第2の三相電圧指令信号Vbu,Vbv,Vbwを生成するものであり、交流モータ11のU相,W相の電流iu,iwと交流モータ11のロータ回転位置θを三相/d−q変換器41に入力して実際のd軸電流idとq軸電流iqを演算すると共に、このd軸電流idとq軸電流iqをトルク推定器42に入力して、交流モータ11に流れる電流により発生している実トルクTを推定する。そして、偏差器43でトルク指令T* と実トルクTとの偏差ΔTを演算し、この偏差ΔTをPI制御器44に入力して当該偏差ΔTが小さくなるようにPI制御により矩形波の位相φを演算する。また、交流モータ11のロータ回転位置θを矩形波発生器45に入力してロータ回転位置θに応じた三相の基本電圧信号Vu0,Vv0,Vw0を生成する。そして、この三相の基本電圧信号Vu0,Vv0,Vw0と矩形波の位相φを位相制御器46に入力して第2の三相電圧指令信号Vbu,Vbv,Vbwを生成する。
[制御状態変数設定手段20の構成]
制御状態変数設定手段20は、第1の制御状態変数設定手段51と第2の制御状態変数設定手段52とから構成されている。
第1の制御状態変数設定手段51は、第2のMG制御手段19の稼働中の制御状態変数をモニタすると共に、第2のMG制御手段19から第1のMG制御手段18に制御を切り替えるときに第2のMG制御手段19の稼働中の制御状態変数のモニタ結果に基づいて第1のMG制御手段18のPI制御器35,36の制御状態変数の初期値を演算して設定するものであり、具体的には、基本波抽出器53と三相/d−q変換器54とPI初期値演算部55とから構成されている。基本波抽出器53は、稼動中の第2のMG制御手段19で生成した第2の三相電圧指令信号Vbu,Vbv,Vbwから三相の基本波VU0,VV0,VW0を抽出する。三相/d−q変換器54は、基本波抽出器53で抽出した三相の基本波VU0,VV0,VW0をd−q座標に変換してd軸基本電圧Vd0とq軸基本電圧Vq0を演算する。
第2のMG制御手段19の稼働中は、第1のMG制御手段18は稼動していないため、第1のMG制御手段18のPI制御器35,36の出力は交流モータ11の状態を反映していない。そこで、第1のPI初期値演算部55は、制御切替信号Sに基づいて第2のMG制御手段19から第1のMG制御手段18に制御を切り替えるときに、第1のMG制御手段18のPI制御器35,36の制御状態変数を初期化して、各PI制御器35,36の制御状態変数の初期値を次のようにして設定する。第1のPI初期値演算部55は、PI制御器35,36の出力(d軸指令電圧Vd* とq軸指令電圧Vq* )が三相/d−q変換器54の出力(d軸基本電圧Vd0とq軸基本電圧Vq0)と等しくなるように偏差器33,34の出力Δid,Δiqを考慮して、第1のMG制御手段18のPI制御器35,36の制御状態変数の初期値を演算し、その演算値をPI制御器35,36の制御状態変数の初期値に設定する。
一方、第2の制御状態変数設定手段52は、第1のMG制御手段18の稼働中の制御状態変数をモニタすると共に、第1のMG制御手段18から第2のMG制御手段19に制御を切り替えるときに第1のMG制御手段18の稼働中の制御状態変数のモニタ結果に基づいて第2のMG制御手段19のPI制御器44の制御状態変数の初期値を演算して設定するものであり、具体的には、位相演算部56と第2のPI初期値演算部57とから構成されている。位相演算部56は、稼働中の第1のMG制御手段18の三相/d−q変換器32の出力(d軸電流idとq軸電流iq)とPI制御器35,36の出力(d軸指令電圧Vd* とq軸指令電圧Vq* )とから、電流と電圧の位相を演算する。
第1のMG制御手段18の稼働中は、第2のMG制御手段19は稼動していないため、第2のMG制御手段19のPI制御器44の出力は交流モータ11の状態を反映していない。そこで、第2のPI初期値演算部57は、制御切替信号Sに基づいて第1のMG制御手段18から第2のMG制御手段19に制御を切り替えるときに、第2のMG制御手段19のPI制御器44の制御状態変数を初期化して、該PI制御器44の制御状態変数の初期値を次のようにして設定する。第2のPI初期値演算部57は、第2のMG制御手段19のPI制御器44の出力(位相φ)が位相演算部56で演算した位相と等しくなるように偏差器43の出力ΔTを考慮して、PI制御器44の制御状態変数の初期値を演算し、その演算値をPI制御器44の制御状態変数の初期値に設定する。
以上説明した本実施例によれば、交流モータ11の駆動制御中は、電子制御装置(ECU)から出力される制御切替信号Sに応じて、選択手段21によって第1のMG制御手段18と第2のMG制御手段19のいずれか一方を機能させて三相の電圧指令信号Vu,Vv,Vwをインバータ13に出力し、交流モータ11を駆動する。
この際、第1のMG制御手段18の稼働中は、第2のMG制御手段19は稼動していないため、第2のMG制御手段19のPI制御器44の出力は交流モータ11の状態を反映していない。また、第2のMG制御手段19の稼働中は、第1のMG制御手段18は稼動していないため、第1のMG制御手段18のPI制御器35,36の出力は交流モータ11の状態を反映していない。このため、従来技術では、第1のMG制御手段18と第2のMG制御手段19とを瞬時に切り替えると、制御状態変数が不適切であるために、トルク変動が発生することになる。
この問題を解決するために、本実施例では、第1のMG制御手段18と第2のMG制御手段19とを切り替える際に、その切り替え前のMG制御手段のPI制御器の制御状態変数のモニタ結果に基づいて切り替え後のMG制御手段のPI制御器の制御状態変数の初期値を演算して設定して当該MG制御手段を切り替えるようにしたので、MG制御手段の切り替えの前後でトルク変動が発生しないように切り替え後のMG制御手段のPI制御器の制御状態変数の初期値を設定することができる。これにより、MG制御手段を切り替える際に瞬時に切り替えてもトルク変動を防止することができ、トルク変動防止と高応答化の要求を共に満たすことができる。
尚、本発明は、2つのMG制御手段(モータ制御手段)の稼働/休止をそれぞれ切り替えて交流モータを駆動するシステムに限定されず、3つ以上のMG制御手段(モータ制御手段)の稼働/休止をそれぞれ切り替えて交流モータを駆動するシステムに適用しても良い。
また、MG制御手段(モータ制御手段)の制御方式は、正弦波PWM制御、矩形波電圧位相制御に限定されず、例えば、PWM電流制御、PAM制御等であっても良い。
その他、本発明は、電気自動車やハイブリッド車に搭載される交流モータの駆動制御装置に限定されず、交流モータを駆動源とする様々な装置に適用可能である。
本発明の一実施例における交流モータの駆動制御装置全体の構成を示すブロック図である。 交流モータの駆動制御装置の主要部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11…交流モータ、13…インバータ、15…交流モータ駆動制御装置、18…第1のMG制御手段(第1のモータ制御手段)、19…第2のMG制御手段(第2のモータ制御手段)、20…制御状態変数設定手段(制御状態変数モニタ手段,切替制御手段)、21…選択手段,35,36,44…PI制御器、51…第1の制御状態変数設定手段、52…第2の制御状態変数設定手段、55,57…PI初期値演算部

Claims (3)

  1. 交流モータの発生トルクを制御する手段としてモータ制御手段を複数備え、前記複数のモータ制御手段の稼働/休止を前記交流モータの運転状態に応じて切り替えるようにした交流モータの駆動制御装置において、
    前記複数のモータ制御手段のそれぞれの稼働中の制御状態変数をモニタする制御状態変数モニタ手段と、
    前記交流モータを駆動するモータ制御手段を切り替える際にその切り替え前のモータ制御手段の制御状態変数のモニタ結果に基づいて切り替え後のモータ制御手段の制御状態変数の初期値を設定して当該モータ制御手段を切り替える切替制御手段と
    を備えていることを特徴とする交流モータの駆動制御装置。
  2. 前記複数のモータ制御手段には、少なくとも、正弦波PWM制御方式のものと矩形波電圧位相制御方式のものを含むことをことを特徴とする請求項1に記載の交流モータの駆動制御装置。
  3. 前記交流モータは、車両の動力源として用いられることを特徴とする請求項1又は2に記載の交流モータの駆動制御装置。
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