JP2007142258A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トレンチエッチング後の活性領域幅及びラウンド形状のパターン粗密、ウェハ面内による寸法差を低減する半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】シリコン基板101上にシリコン酸化膜102と、シリコン窒化膜103と、レジストパターン104を形成し、シリコン窒化膜103を膜厚方向の一部を残してエッチングし、シリコン窒化膜103の側壁に第1のエッチング防止膜107を形成しながら残したシリコン窒化膜103の一部をエッチングして、シリコン窒化膜103下部端が突き出た形状に形成し、露出したシリコン酸化膜102をエッチングし、シリコン窒化膜103の側壁に第2のエッチング防止膜117を形成しながら、露出したシリコン基板101表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、詳しくは素子分離用のトレンチ分離の形成方法に関する。
半導体装置の微細化に伴い、サブクォーターミクロンのデバイスでは、素子を電気的に分離する方法として、浅い溝を形成して素子分離の絶縁膜を埋め込む、いわゆるシャロートレンチ分離(Shallow Trench Isolation:以降、STIと称する)が広く用いられている。従来の半導体装置の製造方法を、図21,22に基づいて説明する(例えば、特許文献1参照)。
図21,22において、500はチャンバ雰囲気、501はシリコン基板、502はシリコン酸化膜、503はシリコン窒化膜、504はレジスト、505はシリコン酸化膜の膜厚、506はシリコン肩部ラウンド部、507はエッチング防止膜である。
STIを形成する際、シリコン基板501のトレンチエッチング時に、エッチング防止膜(C系デポ物)507がハードマスク側壁に形成されるような条件で活性領域をエッチングし、活性領域肩部506をラウンドさせて形成する。この活性領域肩部506のラウンド形状は、ゲート絶縁膜に対する電界集中を緩和するために必要なものである。
図21に示すように、STIを形成する際のシリコントレンチエッチング処理方法として、エッチング防止膜507が形成されるようにエッチングガス種、ガス流量を選択し、活性領域肩部のラウンド506を形成した後、図22に示したような形状で制御された深さのSTIを形成する。
米国特許第6,287,974号明細書(FIG.3C、FIG.3D)
しかしながら、従来の半導体装置の製造方法による活性領域肩部506のラウンド形状は、エッチング防止膜507の形成量により制御される。図23に、この時の走査型電子顕微鏡(SEM)による断面観察像に示す。このSEM像より、パターンの粗密により活性領域の突き出し量、ラウンド量が変動することが分かった。
図24に、図23のSEM像を模式的に示す。図24では、向かって左側に各活性領域同士の距離が密集したパターンの代表例を記載し、向かって右側に各活性領域同士の距離が離れて孤立したパターンの代表例を記載する形で説明を行う。
図24において、600はチャンバ雰囲気、601はシリコン基板、602はシリコン酸化膜、603はシリコン窒化膜、604はレジスト、605はシリコン酸化膜の膜厚、606はシリコン肩部ラウンド部(密集)、606’はシリコン肩部ラウンド部(孤立)、607はエッチング防止膜、608はエッチング防止膜のテーパ角(密集)、609はシリコン基板の突き出し量(密集)、610はエッチング防止膜のテーパ角(孤立)、611はシリコン基板の突き出し量(孤立)、612はエッチング防止膜の高さである。
パターンの粗密以外では、ウェハの面内分布やウェハ間でのばらつきが考えられる。今回課題としている最もばらつきが大きくなる項目としては、活性領域の突き出し量609,611や、活性領域肩部のラウンド量606,606’が挙げられる。この原因としては、エッチング時の側壁に形成されるエッチング防止膜607が、局所的なガス流量やガス分圧の変化、ウェハ面内でのガス流量、ガス圧力、プラズマの分布の変化により変動するために発生すると考えられる。
図25は、シリコン肩部ラウンド部分の拡大図を示しており、同図(a)は活性領域同士の距離が密集した側、同図(b)は活性領域同士の距離が離れて孤立した側を示している。
本発明は、従来の半導体装置の製造方法の課題である活性領域の突き出し量、活性領域肩部ラウンド量のパターンの粗密、ウェハ面内,ウェハ間での変動を低減させることにより、活性領域幅及びラウンド形状のパターン粗密、ウェハ面内による寸法差を低減するトレンチ分離を持つ半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、トレンチ分離の形成方法において、エッチング防止膜のばらつきに着目し、トレンチエッチング時のエッチング防止膜の形成ステップのばらつきに対して影響の大きいエッチング防止膜の形成高さを低減することで、活性領域幅、活性領域肩部のラウンド量のパターンの粗密、ウェハ面内での変動が少ない素子分離を形成する半導体装置の製造方法を実現する。
本発明による第1の半導体装置の製造方法は、シリコン基板上にシリコン酸化膜を形成する工程と、前記シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を形成する工程と、前記シリコン窒化膜上にレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクとして前記シリコン窒化膜を膜厚方向の一部を残してエッチングする工程と、前記シリコン窒化膜の側壁に第1のエッチング防止膜を形成しながら前記残したシリコン窒化膜の一部をエッチングして、前記シリコン窒化膜下部端が突き出た形状に形成する工程と、露出した前記シリコン酸化膜をエッチングする工程と、前記シリコン窒化膜の側壁に第2のエッチング防止膜を形成しながら、露出した前記シリコン基板表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成する工程と、前記ラウンド形状が形成された前記シリコン基板を更にエッチングしてトレンチを形成する工程とを含むことを特徴とする。
上記の構成で、前記シリコン窒化膜下部端が突き出た形状に形成する工程において、異方性エッチングを用いてエッチングすることにより、前記シリコン窒化膜下部端がテーパ形状に形成され、該テーパ角を5°〜45°の角度とすることが好ましい。
本発明による第1の半導体装置の製造方法によると、前記シリコン窒化膜の側壁に第1のエッチング防止膜を形成しながら前記残したシリコン窒化膜の一部をエッチングして、前記シリコン窒化膜下部端が突き出た形状に形成し、前記シリコン窒化膜の側壁に第2のエッチング防止膜を形成しながら、露出した前記シリコン基板表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成するので、第2のエッチング防止膜の側壁成分の高さを低減でき、これにより突き出し量、ラウンド量のばらつきを抑制することができる。
本発明による第2の半導体装置の製造方法は、シリコン基板上にシリコン酸化膜を形成する工程と、前記シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を形成する工程と、前記シリコン窒化膜上にレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクとして前記シリコン窒化膜を膜厚方向の一部を残してエッチングする工程と、前記残したシリコン窒化膜の一部をエッチングして、前記シリコン窒化膜下部端が突き出た形状に形成する工程と、露出した前記シリコン酸化膜をエッチングする工程と、前記シリコン窒化膜の側壁にエッチング防止膜を形成しながら、露出した前記シリコン基板表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成する工程と、前記ラウンド形状に形成された前記シリコン基板を更にエッチングしてトレンチを形成する工程とを含むことを特徴とする。
上記の構成で、前記シリコン窒化膜下部端が突き出た形状に形成する工程において、等方性エッチングを用いてエッチングすることにより、前記シリコン窒化膜下部端の突き出し量は前記残したシリコン窒化膜の膜厚より小さいことが好ましい。
本発明による第2の半導体装置の製造方法によると、前記残したシリコン窒化膜の一部をエッチングして、前記シリコン窒化膜下部端が突き出た形状に形成し、前記シリコン窒化膜の側壁にエッチング防止膜を形成しながら、露出した前記シリコン基板表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成するので、エッチング防止膜の側壁成分の高さを低減でき、これにより突き出し量、ラウンド量のばらつきを抑制することができる。
本発明による第3の半導体装置の製造方法は、シリコン基板上にシリコン酸化膜を形成する工程と、前記シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を形成する工程と、前記シリコン窒化膜上にレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクとして前記シリコン窒化膜をエッチングする工程と、前記シリコン窒化膜の側壁に第1のエッチング防止膜を形成しながら露出した前記シリコン酸化膜をエッチングして、該シリコン酸化膜端が突き出た形状に形成する工程と、前記シリコン窒化膜の側壁に第2のエッチング防止膜を形成しながら、露出した前記シリコン基板表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成する工程と、前記ラウンド形状に形成された前記シリコン基板を更にエッチングしてトレンチを形成する工程とを含むことを特徴とする。
上記の構成で、前記シリコン酸化膜端が突き出た形状に形成する工程において、異方性エッチングを用いてエッチングすることにより、前記シリコン酸化膜端がテーパ形状に形成され、該テーパ角を5°〜45°の角度とすることが好ましい。
本発明による第3の半導体装置の製造方法によると、前記シリコン窒化膜の側壁に第1のエッチング防止膜を形成しながら露出した前記シリコン酸化膜をエッチングして、該シリコン酸化膜端が突き出た形状に形成し、前記シリコン窒化膜の側壁に第2のエッチング防止膜を形成しながら、露出した前記シリコン基板表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成するので、第2のエッチング防止膜の側壁成分の高さを低減でき、これにより突き出し量、ラウンド量のばらつきを抑制することができる。
本発明による第4の半導体装置の製造方法は、シリコン基板上にシリコン酸化膜を形成する工程と、前記シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を形成する工程と、前記シリコン窒化膜上にレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクとして前記シリコン窒化膜をエッチングする工程と、露出した前記シリコン酸化膜をエッチングして、該シリコン酸化膜端が突き出た形状に形成する工程と、前記シリコン窒化膜の側壁にエッチング防止膜を形成しながら、露出した前記シリコン基板表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成する工程と、前記ラウンド形状が形成された前記シリコン基板を更にエッチングしてトレンチを形成する工程とを含むことを特徴とする。
上記の構成で、前記シリコン酸化膜端が突き出た形状に形成する工程において、等方性エッチングを用いてエッチングすることにより、前記シリコン酸化膜端の突き出し量は前記シリコン酸化膜の膜厚より小さいことが好ましい。
本発明による第4の半導体装置の製造方法は、露出した前記シリコン酸化膜をエッチングして、該シリコン酸化膜端が突き出た形状に形成し、前記シリコン窒化膜の側壁にエッチング防止膜を形成しながら、露出した前記シリコン基板表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成するので、エッチング防止膜の側壁成分の高さを低減でき、これにより突き出し量、ラウンド量のばらつきを抑制することができる。<作用を追加しました。ご検討下さい>
上記の各構成で、ストレス緩和や信頼性確保の観点から、トレンチ形成工程において、前記トレンチ上部を更にテーパエッチングすることが好ましい。
本発明によると、トレンチエッチ後の活性領域幅及びラウンド形状(突き出し量、ラウンド量)のパターンの粗密によるばらつき、ウェハ面内でのばらつきを低減することで、活性領域幅及びラウンド形状のパターン粗密、ウェハ面内による寸法差を低減するトレンチ分離を持つ半導体装置の製造方法を実現することができる。
以下、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
始めに、図1,2を用いて、本発明の課題を解決できる理由を分かりやすく説明する。図1,2は、直角三角形の高さと底辺の幅と角度の関係を示したものであり、図1のグラフの点線部に囲まれた部分を拡大したものが図2である。なお、図1,2より直角三角形の高さと底辺の幅とθの関係は、以下の通りである。
底辺の幅=高さ×tanθ
(図中の記号を用いた場合:width=height×tanθ)
この関係は、高さが高いほど、tanθの角度に対する底辺の幅の変動量が大きくなることを示すものである。これから、本願発明者は、側壁に付着するエッチング防止膜に対し、突き出し量、ラウンド量に影響を与える側壁成分の高さを低減することを見出した。すなわち、本発明は、エッチング防止膜の側壁成分の高さを低減する方法を提供し、これにより突き出し量、ラウンド量のばらつきを抑制することが可能になる。
以後の図3〜20において、向かって左側に各活性領域同士の距離が密集したパターン例を示し、向かって右側に各活性領域同士の距離が離れて孤立したパターンの例を示す。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図3〜8を参照しながら説明する。
まず、図3に示す工程1で、チャンバ雰囲気100中にて、p型単結晶シリコン基板101上に、熱酸化法を用いて膜厚8nm〜20nmのシリコン酸化膜102を形成する。その後、シリコン酸化膜102上にCVD法(減圧CVD法、プラズマCVD法、高密度プラズマCVD法、または常圧CVD法、AtomicLayerDeposition−CVD法)を用いて、膜厚=100〜200nmのシリコン窒化膜103を堆積する。次いで、シリコン窒化膜103上に感光膜(レジスト膜)を塗布し、露光及び現像工程でパターンニングして、素子分離領域を画定するレジストパターン104を形成する。この時、シリコン窒化膜103と感光膜の間に、リソグラフィ時の反射光の低減のため反射防止膜を堆積してもよい。
次に、図4に示す工程2で、素子分離領域に対応させて、フォトリソグラフィ技術を用いて形成したレジストパターン104をマスクとして、シリコン窒化膜103を異方性エッチングする。なお、106が、シリコン窒化膜エッチング量を示している。
この時、シリコン窒化膜103をエッチングするステップは、CHF3/CF4/Ar/O2の混合ガスを利用してエッチングし、シリコン窒化膜103の一部の膜厚105部分を残してエッチングをストップさせる。この時、膜厚をモニタリングしながら終点検出することで、よりばらつきを抑制することが可能となる。なお、上記エッチング残し膜厚105は、後述するシリコン窒化膜下部端のテーパ角を所定の角度に制御するために、3nm〜20nmであることが好ましい。
例えば、エッチングガスとしては10sccm(standard cc/min)〜50sccm流量のCHF3、10sccm〜50sccm流量のCF4、5sccm〜20sccm流量のO2、Ar50sccm〜500sccmを単独または混合して使用する。
次に、図5に示す工程3で、残したシリコン窒化膜の膜厚105部分をエッチングするが、ここでは側壁に形成する第1のエッチング防止膜(C系デポ物)107が付着しやすい条件(シリコン窒化膜103の下部端がテーパ形状となる)でエッチングを行う。このエッチング工程では、後述するエッチングを利用して、図に示すシリコン窒化膜の突き出し量109,111を調節する。このように、シリコン窒化膜103の側壁に第1のエッチング防止膜107を形成しながら、残したシリコン窒化膜105の一部をエッチングすると、シリコン窒化膜103の下部端がレジストパターン104から突き出た形状になる。なお、108,110は、第1のエッチング防止膜のテーパ角を示している。
例えば、エッチングガスとしては10sccm〜50sccm流量のCHF3、10sccm〜50sccm流量のCF4、5sccm〜20sccm流量のO2、Ar50sccm〜500sccmを単独または混合して使用するが、工程2と比べてO2流量が少ないあるいは、CHF3ガス流量/CF4ガス流量の値が大きい方が望ましい。なお、例えば上記エッチングガスの混合比を調整することにより、シリコン窒化膜103の下部端のテーパ角112,114は5°〜45°の角度に制御することが可能である。なお、テーパ角112,114の5°〜45°は、実際のばらつきを考慮し、高さと幅が1対1に対応することによる。
一方、以上のようなシリコン窒化膜103のエッチング時には、下層のシリコン酸化膜102もエッチングされるが、完全になくならないようにエッチング条件を設定する。以上のエッチング工程は、シリコン窒化膜103のエッチング装置で行われる。
次に、図6に示す工程4で、シリコン酸化膜102のエッチングを行うが、この時シリコン基板101の表面に発生したシリコンスポットのような欠陥を除去するため過度のエッチングを行う。エッチングガスとしては10sccm〜50sccm流量のCHF3、10sccm〜50sccm流量のCF4、5sccm〜20sccm流量のO2、Ar50sccm〜500sccmを単独または混合して使用する。
次に、レジストパターン104及び第1のエッチング防止膜107をエッチングマスクとして利用し、シリコン基板101をエッチングして、トレンチ上部肩部(活性領域肩部)のラウンド形状を形成する工程を行う。このエッチング工程は、臭化水素(HBr)を利用して表面をエッチングして、図に示すトレンチ上部肩部の突き出し量113,115を調節する。この時、突き出し量、ラウンド量のばらつきに影響を与える第2のエッチング防止膜(C系デポ物)117の高さは低く抑えられることになるため、突き出し量、ラウンド量のばらつきが低減される。このように、第1のエッチング防止膜107上に第2のエッチング防止膜117を更に形成しながら、露出したシリコン基板101の表面をエッチングすると、トレンチ上部肩部がラウンド形状になる。なお、112,114は、第2のエッチング防止膜のテーパ角、116は、第2のエッチング防止膜の高さを示している。
例えば、20〜100sccmの臭化水素(HBr)ガスを含むエッチングガスでエッチングを行い、トレンチ上部肩部のラウンド形状(突き出し量、ラウンド量)を調整する。また、ヘリウム(He)ガスを更に追加してエッチングを行うことができる。その際、下部電極の印加電力を200〜500W程度とすることが望ましい。
次に、図7に示す工程5で、レジストパターン104及びシリコン窒化膜103の側壁に付着した第2のエッチング防止膜117をマスクとして、設定された深さまでシリコン基板101をエッチングしてトレンチ118を形成する。
例えば、エッチングガスとして、50〜200sccmのCl2、1〜20sccmのO2の混合ガスを利用する。以上のエッチング工程は、シリコンのエッチング装置で行われる。
このように構成された半導体装置の製造方法によると、図8のシリコン肩部ラウンド部分の拡大図に示すように、同図(a)の活性領域同士の距離が密集した側においては、第2のエッチング防止膜117のシリコン窒化膜103下部端の突き出し部分103a以下において、第2のエッチング防止膜117aのテーパ角112が変化し、その側壁成分の高さが突き出し量、ラウンド量に影響を与えることとなり、図1,2のheightが符号116、widthが符号113、θが符号112に相当する。同様に、同図(b)の活性領域同士の距離が離れて孤立した側においては、heightが符号116、widthが符号115、θが符号114に相当する。これに対し、従来例では図25に示すように、heightが符号612、widthが符号609,611、θが符号608,610に相当し、heightはシリコン基板601上面からシリコン窒化膜603上面にまで渡る大きさとなる。このように、シリコン窒化膜103下部端に突き出し部分103a,bを形成することでheight、すなわち第2のエッチング防止膜117a,bの側壁成分の高さ116を低減でき、これにより突き出し量、ラウンド量のばらつきを抑制することができ、トレンチエッチング後の活性領域幅及びラウンド形状のパターン粗密、ウェハ面内による寸法差を低減することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図9および図10を参照しながら説明する。
なお、図9,10において、200はチャンバ雰囲気、201はシリコン基板、202はシリコン酸化膜、203はシリコン窒化膜、204はレジスト、205はシリコン窒化膜の残し膜厚、206はシリコン窒化膜エッチング量、209はシリコン窒化膜の突き出し量(密集)、211はシリコン窒化膜の突き出し量(孤立)、212は第2のエッチング防止膜のテーパ角(密集)、213はシリコン基板の突き出し量(密集)、214は第2のエッチング防止膜のテーパ角(孤立)、215はシリコン基板の突き出し量(孤立)、216は第2のエッチング防止膜の高さ、217は第2のエッチング防止膜である。
第2の実施形態は、第1の実施形態とは別の形成方法を提案するものであるが、図4に示した工程2までは、第1の実施形態と同様の構成を用いて形成し、シリコン窒化膜の残し膜厚205をエッチングする際、つまり工程3を以下のような条件でエッチングするものとする。
図9に示す工程3で、シリコン窒化膜の残し膜厚205のをエッチングするが、この時のエッチング条件は、シリコン窒化膜203を等方性エッチングすることができる条件を用いる。このエッチング工程では、後述するエッチングを利用して、図に示すシリコン窒化膜203の突き出し量209,211を調節する。こうすると、シリコン窒化膜203の下部端が、レジストパターン204から突き出た形状になる。なお、その突き出し量209,211は、上記膜厚205より小さいことが好ましい。
例えば、ドライエッチの場合、エッチングガスとしては、50sccm〜200sccm流量のCF4、5sccm〜50sccm流量のO2を単独または混合して使用する。また、ウェットエッチの場合、160℃以上のリン酸溶液などによりエッチングすることで、等方性のエッチングを行うことができる。
一方、以上のようなシリコン窒化膜203のエッチング時には、下層のシリコン酸化膜202もエッチングされるが、完全になくならないようにエッチング条件を設定する。
次に、図10に示す工程4で、シリコン酸化膜202のエッチングを行うが、この時、シリコン基板201の表面に発生したシリコンスポットのような欠陥を除去するため過度のエッチングを行う。
例えば、エッチングガスとしては10sccm〜50sccm流量のCHF3、10sccm〜50sccm流量のCF4、5sccm〜20sccm流量のO2、Ar50sccm〜500sccmを単独または混合して使用するが、工程2と比べてO2流量が少ないあるいは、CHF3ガス流量/CF4ガス流量の値が大きい方が望ましい。
次に、レジストパターン204をエッチングマスクとして利用して、シリコン基板201をエッチングして、トレンチ上部肩部のラウンド形状を形成する工程を行う。このエッチング工程は、臭化水素(HBr)を利用して表面をエッチングして、図に示すトレンチ上部肩部の突き出し量213,215を調節する。この時、突き出し量、ラウンド量のばらつきに影響を与える第2のエッチング防止膜の高さ216は低く抑えられることになるため、ばらつきが低減される。このように、シリコン窒化膜203の側壁に第2のエッチング防止膜217を形成しながら、露出したシリコン基板201の表面をエッチングすると、トレンチ上部肩部がラウンド形状になる。
例えば、20〜100sccmの臭化水素(HBr)ガスを含むエッチングガスでエッチングを行い、トレンチ上部肩部のラウンド形状を調整する。また、ヘリウム(He)ガスを更に追加してエッチングを行うことができる。その際、下部電極の印加電力を200〜500W程度とすることが望ましい。
以後の工程は、第1の実施形態の工程5(図7)と同様に形成されるものとする。
このように構成された半導体装置の製造方法によると、図11のシリコン肩部ラウンド部分の拡大図に示すように、同図(a)の活性領域同士の距離が密集した側においては、第2のエッチング防止膜217のシリコン窒化膜203下部端の突き出し部分203a以下において、第2のエッチング防止膜217aのテーパ角212が変化し、その側壁成分の高さが突き出し量、ラウンド量に影響を与えることとなり、図1,2のheightが符号216、widthが符号213、θが符号212に相当する。同様に、同図(b)の活性領域同士の距離が離れて孤立した側においては、heightが符号216、widthが符号215、θが符号214に相当する。これに対し、従来例では図25に示すように、heightが符号612、widthが符号609,611、θが符号608,610に相当し、heightはシリコン基板601上面からシリコン窒化膜603上面にまで渡る大きさとなる。このように、シリコン窒化膜203下部端に突き出し部分203a,bを形成することでheight、すなわち第2のエッチング防止膜217a,bの側壁成分の高さ216を低減でき、これにより突き出し量、ラウンド量のばらつきを抑制することができ、トレンチエッチング後の活性領域幅及びラウンド形状のパターン粗密、ウェハ面内による寸法差を低減することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について、図12ないし図16を参照しながら説明する。
図12に示す工程1は、第1の実施形態の工程1(図3)と同様の構成を用いて形成されている。なお、300はチャンバ雰囲気、301はシリコン基板、302はシリコン酸化膜、303はシリコン窒化膜、304はレジストである。
次に、図13に示す工程2で、素子分離領域に対応させて、フォトリソグラフィ技術を用いて形成したレジストパターン304をマスクとして、シリコン窒化膜303を異方性エッチングする。
この時、シリコン窒化膜303をエッチングするステップは、CHF3/CF4/Ar/O2の混合ガスを利用してエッチングし、下層のシリコン酸化膜302が露出するまでエッチングを進める。シリコン窒化膜303をエッチング中に、シリコン酸化膜302が露出したことを、シリコン酸化膜302がエッチングされ始めた際に酸素ガスのスペクトルを検出することで検知して、その時点でエッチングをストップする。
例えば、エッチングガスとしては10sccm〜50sccm流量のCHF3、10sccm〜50sccm流量のCF4、5sccm〜20sccm流量のO2、Ar50sccm〜500sccmを単独または混合して使用する。以上のエッチング工程は、シリコン窒化膜のエッチング装置で行われる。
次に、図14に示す工程3で、シリコン酸化膜302のエッチングを行う。ここでは側壁に形成する第1のエッチング防止膜307が付着しやすい条件(シリコン酸化膜302端がテーパ形状となる)でエッチングを行い、シリコン酸化膜302を突き出させる。このエッチング工程では、後述するエッチングを利用して、図に示すシリコン酸化膜302の突き出し量309,311を調節する。このように、シリコン窒化膜303の側壁に第1のエッチング防止膜307を形成しながら、シリコン酸化膜302をエッチングすると、シリコン酸化膜302端がレジストパターン304から突き出た形状になる。
例えば、エッチングガスとしては10sccm〜50sccm流量のCHF3、10sccm〜50sccm流量のCF4、5sccm〜20sccm流量のO2、Ar50sccm〜500sccmを単独または混合して使用するが、工程2と比べてCHF3ガス流量/CF4ガス流量の値が大きい方が望ましい。なお、例えば上記エッチングガスの混合比を調整することにより、シリコン酸化膜302端のテーパ角312,314は5°〜45°の角度に制御することが可能である。
次に、図15に示す工程4で、シリコン窒化膜303、シリコン窒化膜303より突き出したシリコン酸化膜302をエッチングマスクとして利用してシリコン基板301をエッチングして、トレンチ上部肩部のラウンド形状を形成する工程を行う。このエッチング工程は、臭化水素(HBr)を利用して表面をエッチングして、図に示すトレンチ上部肩部の突き出し量313,315を調節する。この時、突き出し量、ラウンド量のばらつきに影響を与える第2のエッチング防止膜317の高さは低く抑えられることになるため、突き出し量、ラウンド量のばらつきが低減される。このように、第1のエッチング防止膜307上に第2のエッチング防止膜317を形成しながら、露出したシリコン基板301の表面をエッチングすると、トレンチ上部肩部がラウンド形状になる。
例えば、20〜100sccmの臭化水素(HBr)ガスを含むエッチングガスでエッチングを行い、トレンチ上部肩部のラウンド形状(突き出し量、ラウンド量)を調整する。また、ヘリウム(He)ガスを更に追加してエッチングを行うことができる。その際、下部電極の印加電力を200〜500W程度とすることが望ましい。
次に、図16に示す工程5で、レジストパターン304及びシリコン窒化膜303の側壁に付着した第2のエッチング防止膜317をマスクとして、設定された深さまでシリコン基板301をエッチングしてトレンチ318を形成する。
例えば、エッチングガスとして、50〜200sccmのCl2、1〜20sccmのO2の混合ガスを利用する。以上のエッチング工程は、シリコンのエッチング装置で行われる。
このように構成された半導体装置の製造方法によると、図17のシリコン肩部ラウンド部分の拡大図に示すように、同図(a)の活性領域同士の距離が密集した側においては、第2のエッチング防止膜317のシリコン酸化膜302端の突き出し部分302a以下において、第2のエッチング防止膜317aのテーパ角312が変化し、その側壁成分の高さが突き出し量、ラウンド量に影響を与えることとなり、図1,2のheightが符号316、widthが符号313、θが符号312に相当する。同様に、同図(b)の活性領域同士の距離が離れて孤立した側においては、heightが符号316、widthが符号315、θが符号314に相当する。これに対し、従来例では図25に示すように、heightが符号612、widthが符号609,611、θが符号608,610に相当し、heightはシリコン基板601上面からシリコン窒化膜603上面にまで渡る大きさとなる。このように、シリコン酸化膜302端に突き出し部分302a,bを形成することでheight、すなわち第2のエッチング防止膜317a,bの側壁成分の高さ316を低減でき、これにより突き出し量、ラウンド量のばらつきを抑制することができ、トレンチエッチング後の活性領域幅及びラウンド形状のパターン粗密、ウェハ面内による寸法差を低減することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について、図18および図19を参照しながら説明する。
なお、図18,19において、400はチャンバ雰囲気、401はシリコン基板、402はシリコン酸化膜、403はシリコン窒化膜、404はレジスト、405はシリコン酸化膜の膜厚、409はシリコン酸化膜の突き出し量(密集)、411はシリコン酸化膜の突き出し量(孤立)、412は第2のエッチング防止膜のテーパ角(密集)、413はシリコン基板の突き出し量(密集)、414は第2のエッチング防止膜のテーパ角(孤立)、415はシリコン基板の突き出し量(孤立)、416は第2のエッチング防止膜の高さ、417は第2のエッチング防止膜である。
第4の実施形態は、第3の実施形態とは別の形成方法を提案するものであるが、図13に示した工程2までは、第3の実施形態と同様の構成を用いて形成し、シリコン酸化膜402をエッチングする際、つまり工程3を以下のような条件でエッチングするものとする。
図18に示す工程3で、シリコン酸化膜402のエッチングを行う。この時のエッチング条件は、シリコン酸化膜402を等方性エッチングすることができる条件を用いる。このエッチング工程では、後述するエッチングを利用して、図に示すシリコン酸化膜の突き出し量409,411を調節する。こうすると、シリコン酸化膜402端がレジストパターン404から突き出た形状になる。なお、その突き出し量409,411は、シリコン酸化膜402の膜厚405より小さいことが好ましい。
例えば、ドライエッチの場合、エッチングガスとしては10sccm〜50sccm流量のCHF3、10sccm〜50sccm流量のCF4、5sccm〜20sccm流量のO2、Ar50sccm〜500sccmを単独または混合して使用するが、工程2と比べてO2流量が少ないあるいは、CHF3ガス流量/CF4ガス流量の値が大きい方が望ましい。また、ウェットエッチの場合、HFを含む溶液でエッチングして、シリコン酸化膜402の等方性エッチングを行うことができる。
次に、図19に示す工程4で、レジストパターン404をエッチングマスクとして利用してシリコン基板401をエッチングし、トレンチ上部肩部のラウンド形状を形成する工程を行う。このエッチング工程は、臭化水素(HBr)を利用して表面をエッチングして、図に示すトレンチの上部肩部の突き出し量413,415を調節する。この時、突き出し量、ラウンド形状のばらつきに影響を与える第2のエッチング防止膜417の高さは低く抑えられることになるため、ばらつきが低減される。このように、シリコン窒化膜403の側壁に第2のエッチング防止膜417を形成しながら、露出したシリコン基板401表面をエッチングすると、トレンチ上部肩部がラウンド形状になる。
例えば、20〜100sccmの臭化水素(HBr)ガスを含むエッチングガスでエッチングを行い、トレンチ上部肩部のラウンド形状を調整する。また、ヘリウム(He)ガスを更に追加してエッチングを行うことができる。その際、下部電極の印加電力を200〜500W程度とすることが望ましい。
以後の工程は、第3の実施形態の工程5(図16)と同様方法で形成されるものとする。
このように構成された半導体装置の製造方法によると、図20のシリコン肩部ラウンド部分の拡大図に示すように、同図(a)の活性領域同士の距離が密集した側においては、第2のエッチング防止膜417のシリコン酸化膜402端の突き出し部分402a以下において、第2のエッチング防止膜417aのテーパ角412が変化し、その側壁成分の高さが突き出し量、ラウンド量に影響を与えることとなり、図1,2のheightが符号416、widthが符号413、θが符号412に相当する。同様に、同図(b)の活性領域同士の距離が離れて孤立した側においては、heightが符号416、widthが符号415、θが符号414に相当する。これに対し、従来例では図25に示すように、heightが符号612、widthが符号609,611、θが符号608,610に相当し、heightはシリコン基板601上面からシリコン窒化膜603上面にまで渡る大きさとなる。このように、シリコン酸化膜402端に突き出し部分402a,bを形成することでheight、すなわち第2のエッチング防止膜417a,bの側壁成分の高さ416を低減でき、これにより突き出し量、ラウンド量のばらつきを抑制することができ、トレンチエッチング後の活性領域幅及びラウンド形状のパターン粗密、ウェハ面内による寸法差を低減することができる。
本発明は、活性領域幅のパターン粗密、ウェハ面内による寸法差を低減するトレンチ分離を持つ半導体装置等に有用である。
問題点を説明するための直角三角形の高さと底辺の幅と角度θの関係を示すグラフ 問題点を説明するための直角三角形の高さと底辺の幅と角度θの関係を示すグラフ 第1の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第1の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第1の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第1の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第1の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第1の実施形態の半導体装置のシリコン肩部ラウンド部分の拡大図 第2の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第2の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第2の実施形態の半導体装置のシリコン肩部ラウンド部分の拡大図 第3の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第3の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第3の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第3の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第3の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第3の実施形態の半導体装置のシリコン肩部ラウンド部分の拡大図 第4の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第4の実施形態の半導体装置の製造過程を示す概略断面図 第4の実施形態の半導体装置のシリコン肩部ラウンド部分の拡大図 従来の半導体製造過程におけるトレンチ肩部の加工後の形状を示す概略断面図 従来の半導体製造過程におけるトレンチ形成の完成後の形状を示す概略断面図 従来の問題点を説明するためのトレンチエッチ後の代表断面SEM像図 従来の問題点を説明するためのトレンチエッチ後の形状を示す概略断面図 従来の半導体装置のシリコン肩部ラウンド部分の拡大図
符号の説明
100,200,300,400 チャンバ雰囲気
101,201,301,401 シリコン基板
102,202,302,402 シリコン酸化膜
103,203,303,403 シリコン窒化膜
104,204,304,404 レジスト
105,205 シリコン窒化膜エッチング残し膜厚
107,307 第1のエッチング防止膜
116,216,316,416 第2のエッチング防止膜の高さ
117,217,317,417 第2のエッチング防止膜
118,318 トレンチエッチ深さ

Claims (9)

  1. シリコン基板上にシリコン酸化膜を形成する工程と、
    前記シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜上にレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記シリコン窒化膜を膜厚方向の一部を残してエッチングする工程と、
    前記シリコン窒化膜の側壁に第1のエッチング防止膜を形成しながら前記残したシリコン窒化膜の一部をエッチングして、前記シリコン窒化膜下部端が突き出た形状に形成する工程と、
    露出した前記シリコン酸化膜をエッチングする工程と、
    前記シリコン窒化膜の側壁に第2のエッチング防止膜を形成しながら、露出した前記シリコン基板表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成する工程と、
    前記ラウンド形状に形成された前記シリコン基板を更にエッチングしてトレンチを形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記シリコン窒化膜下部端が突き出た形状に形成する工程において、異方性エッチングを用いてエッチングすることにより、前記シリコン窒化膜下部端がテーパ形状に形成され、該テーパ角を5°〜45°の角度とすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. シリコン基板上にシリコン酸化膜を形成する工程と、
    前記シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜上にレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記シリコン窒化膜を膜厚方向の一部を残してエッチングする工程と、
    前記残したシリコン窒化膜の一部をエッチングして、前記シリコン窒化膜下部端が突き出た形状に形成する工程と、
    露出した前記シリコン酸化膜をエッチングする工程と、
    前記シリコン窒化膜の側壁にエッチング防止膜を形成しながら、露出した前記シリコン基板表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成する工程と、
    前記ラウンド形状に形成された前記シリコン基板を更にエッチングしてトレンチを形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記シリコン窒化膜下部端が突き出た形状に形成する工程において、等方性エッチングを用いてエッチングすることにより、前記シリコン窒化膜下部端の突き出し量は前記残したシリコン窒化膜の膜厚より小さいことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. シリコン基板上にシリコン酸化膜を形成する工程と、
    前記シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜上にレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記シリコン窒化膜をエッチングする工程と、
    前記シリコン窒化膜の側壁に第1のエッチング防止膜を形成しながら露出した前記シリコン酸化膜をエッチングして、該シリコン酸化膜端が突き出た形状に形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜の側壁に第2のエッチング防止膜を形成しながら、露出した前記シリコン基板表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成する工程と、
    前記ラウンド形状に形成された前記シリコン基板を更にエッチングしてトレンチを形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記シリコン酸化膜端が突き出た形状に形成する工程において、異方性エッチングを用いてエッチングすることにより、前記シリコン酸化膜端がテーパ形状に形成され、該テーパ角を5°〜45°の角度とすることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. シリコン基板上にシリコン酸化膜を形成する工程と、
    前記シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜上にレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記シリコン窒化膜をエッチングする工程と、
    露出した前記シリコン酸化膜をエッチングして、該シリコン酸化膜端が突き出た形状に形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜の側壁にエッチング防止膜を形成しながら、露出した前記シリコン基板表面をエッチングして、トレンチ上部肩部をラウンド形状に形成する工程と、
    前記ラウンド形状が形成された前記シリコン基板を更にエッチングしてトレンチを形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記シリコン酸化膜端が突き出た形状に形成する工程において、等方性エッチングを用いてエッチングすることにより、前記シリコン酸化膜端の突き出し量は前記シリコン酸化膜の膜厚より小さいことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記トレンチ形成工程において、前記トレンチ上部を更にテーパエッチングすることを特徴とする請求項1または請求項3または請求項5または請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
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