JP2007142008A - 光増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部減衰媒体の前段の光検出手段を不要にして、SN劣化を防止し、必要励起光パワーを低減する。
【解決手段】減衰量検出手段3は、シリーズに接続された可変光減衰器6と外部減衰媒体7との前段に設けられている前段光増幅部1の前段光検出手段1aと、後段に設けられている後段光増幅部2の後段光検出手段2aとから、可変光減衰器6と外部減衰媒体7とによる信号光の減衰量を検出する。減衰量制御手段4は、減衰量検出手段3によって検出される信号光の減衰量が一定となるように可変光減衰器6を制御する。接続検出手段5は、可変光減衰器6の減衰量が最小値になったときの信号光の減衰量に応じて、外部減衰媒体7の外れおよび接続を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は光増幅器に関し、特に可変光減衰器と外部減衰媒体が連続的に接続された光増幅器に関する。
波長多重光伝送システムにおける送信装置および中継装置に適用される光増幅器は、希土類をドープした光ファイバ増幅器(EDFA:Erbium-Doped Fiber Amplifier)を用いるのが一般的である。EDFを使用した光増幅器では、EDFの信号利得特性(利得の波長依存性など)により、EDFの信号利得を一定で使用しなければならないことから、EDFA内部には、増幅器のゲイン変動や、分散補償ファイバ(DCF:Dispersion Compensating optical Fiber)の挿入損失をはじめとする段間ロスの変動を吸収するための可変光減衰器(VOA:Variable Optical Attenuator)を内蔵する構成がとられてきた(例えば、特許文献1,2参照)。例えば、アンプゲインまたは段間ロスが減少した場合には、その減少分だけVOAによるロスを増大させる構成である。
光増幅器は、様々なユーザのシステムゲインの要求に対応できるよう、広ダイナミックレンジ(例えば、7〜16dB)が求められるようになってきた。そのため、VOAのロス幅をそれだけ大きくする必要がある。しかし、VOAのロス幅を大きくすると雑音指数が悪化することから、VOAを2段にする構成がとられるようになった。
図13は、従来の光増幅器のブロック図である。図の(A)に示す光増幅器では、VOAが2段の構成となっている。図の(A)に示す入力端子201には、信号光が入力される。入力された信号光は、カプラ202を通って、EDF204に出力される。LD(Laser Diode)203からのポンプ光は、カプラ202により合波されてEDF204に出力される。これにより、信号光は、ポンプ光のパワーに応じたゲインが得られるようになっている。VOA205は、EDF204から出力される信号光を減衰する。カプラ206、LD207、およびEDF208は、カプラ202、LD203、およびEDF204と同様である。カプラ212,216、LD213,217、EDF214,218、およびVOA215は、入力端子201と端子209の間と同様である。これにより、出力端子219からは、増幅された信号光が出力される。DCF210は、端子209,211に接続され、EDF208から出力される信号光の波長分散を補償する。
図の(B)は、図の(A)に示す光増幅器の、各段における信号光レベルの変化を示している。図の(B)の波形A,Bの縦方向は光レベル(単位は、例えば、dBm)を示し、縦の点線は、図の(A)の光増幅器の各段の範囲を示している。
例えば、入力端子201への信号光の入力光レベルが波形Aから波形Bに示すように大きくなったとする。この場合、信号光の光レベルを小さくしようと、EDF204のゲインは小さくなる(波形Bの傾きが波形Aより小さくなる)。しかし、EDFの信号利得特性により、EDF204,208のゲイン和は、一定としなければならないため、EDF204のゲインが小さくなった分、EDF208のゲインを大きくする必要がある(EDF208の入出力間の波形Bの傾きは波形Aの傾きより大きくなっている)。なお、図中の四角同士および丸同士の傾きは、同じで、EDF204,208のゲイン和一定の制約が守られている。
一方、端子209での光レベルは一定でなければならないため、VOA205のロス量(減衰量)は、波形Bに示すように波形Aより大きくなる。同様の構成を端子211と出力端子219との間に設け、VOAのロス幅を2段のVOA205,215で分散し、雑音指数の悪化を防止している。
しかし、段間ロスの変動(DCF210のロス変動)が、10dB以上となると、図の(A)の構成のままでは、VOA215のロス幅が大きくなってしまう。
例えば、DCF210の入出力間の光レベルのロス量が、波形Bに示すように波形Aより減少したとする(波形Bの傾きが波形Aの傾きより小さくなったとする)。つまり、端子211に入力される信号光のレベルが大きくなったとする。LD213のパワー上限により、EDF214のゲインは小さくなっても、ゲイン和一定の制御により、EDF218のゲインは大きくなればよい。そして、出力端子219での信号光は目標レベル(一定の光レベル)とならなければならないので、DCF210のロス減少分だけVOA215のロス量は大きくなるため、EDF218への入力パワーの低下量次第では雑音指数が悪化し、LD217のパワーも大きなものが必要となってしまう。そこで、VOAとDCFをシリーズに接続する構成をとる場合が多くなってきた。
図14は、VOAとDCFがシリーズに接続される場合の光増幅器のブロック図である。図の(A)に示す光増幅器では、VOA229とDCF231がシリーズに接続されている。DCF231は、端子230,232に接続されている。カプラ222,226、LD223,227、EDF224,228、およびVOA225は、図13の(A)のカプラ202,206、LD203,207、EDF204,208、およびVOA205と同様である。図の(A)の光増幅器では、1つのVOA225によってダイナミックレンジを吸収するようになっており、DCF231の後段の、カプラ233、LD234、およびEDF235のEDFAと、カプラ236、LD237、およびEDF238のEDFAとの間には、VOAが接続されていない。信号光は、入力端子221から入力され、出力端子239から出力される。
図の(B)は、図の(A)に示す光増幅器の、各段における信号光の変化を示している。図の(B)の波形A,Bの縦方向は光レベルを示し、縦の点線は、図の(A)の光増幅器の各段の範囲を示している。
入力端子221からEDF228に至る動作は、図13と同様である。ここで、DCF231のロス量が、波形Bに示すように波形Aより減少すると、その分、VOA229のロス量が大きくなり、端子232での信号光の光レベルが一定となるようにする。このように、VOA229とDCF231をシリーズに接続し、DCF231の後段の光レベルが一定となるようにすることによって、雑音指数の悪化を防止する。
DCF231は、ユーザが直接接続および取り外しを行う個所であることからDCF231の外れおよび接続を検出する必要がある。そのために、DCF231の前後間におけるロス量を知る必要があり、DCF231の前段および後段に光レベルを検出するPD(Photo Diode)などの光検出手段を設ける必要がある。
図15は、DCFの外れおよび接続を検出する光増幅器のブロック図である。図に示す光増幅器では、入力端子241に入力される信号光を、1段のEDF246を介してDCF253に入力し、1段のEDF259を介して出力端子262に出力する。
PD243,248は、カプラ242,247によって分岐された信号光が入力され、電気信号に変換する。AGC271は、PD243,248の電気信号、つまり、EDF246の前段および後段の信号光の光レベルに応じて、LD245のポンプ光を調整する。ポンプ光は、カプラ244を介してEDF246に入力される。DCF253の後段のカプラ255,257,260、PD256,261、LD258、AGC273も同様の動作をする。AGC271,273は、出力端子262の信号光が目標レベルとなるように制御し、VOA249は、段間ロス制御部272によってEDF246,259のゲイン和が一定となるように制御される。
段間ロス制御部272は、カプラ250により分岐されてPD251で検出された光レベル、およびカプラ255により分岐されてPD256で検出された光レベルに基づいて、DCF253の前段および後段の光レベルを監視する。そして、DCF253の前段および後段の光レベルに応じて、段間外れ(DCF253の端子252,254からの外れ)および接続(DCF253の端子252,254への接続)を検出する。
ところで、可変光減衰器(VOA249)とシリーズに接続される外部減衰媒体(上記の例ではDCF253)の外れおよび接続を検出するには、上述のように、外部減衰媒体の前後に光検出手段(PD251,256)を設ける必要がある。これは、例えば、シリーズに接続された可変光減衰器と外部減衰媒体とがあったとき、可変光減衰器の前段および外部減衰媒体の後段に光検出手段を設けて、外部減衰媒体の外れおよび接続を検出しようとする場合、減衰量が可変である可変光減衰器が間に含まれることになり、正確な外部減衰媒体のロス量に基づいて外れおよび接続を正確に検出することができないからである。
特開2004−72062号公報 特開平10−51057号公報
しかし、外部減衰媒体の前後に検出手段を設けると、検出手段に信号光を入力するための分岐比損が加わり、SN劣化が生じるというという問題点があった。
例えば、図15のDCF253の前段にPD251を設けると、その分、分岐比損が加わり、SN劣化が生じる。
また、SN劣化を防ぐためには信号光の分岐比損分、増幅をしなければならず、より高いLDのパワーが必要となり経済性が悪く、さらにLD温度制御による消費電力が増加するという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、外部減衰媒体の前後の光検出手段を不要にして、SN劣化を生じさせることなく、かつLDのパワーを増加させることがない光増幅器を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、図1に示すような連続的に接続された可変光減衰器6と外部減衰媒体7とを有する光増幅器において、可変光減衰器6と外部減衰媒体7との前段に設けられている前段光増幅部1の前段光検出手段1aと、可変光減衰器6と外部減衰媒体7との後段に設けられている後段光増幅部2の後段光検出手段2aとから、可変光減衰器6と外部減衰媒体7とによる信号光の減衰量を検出する減衰量検出手段3と、信号光の減衰量が一定となるように可変光減衰器6を制御する減衰量制御手段4と、可変光減衰器6の減衰量が最小値になったときの信号光の減衰量に基づいて、外部減衰媒体7の外れおよび接続を検出する接続検出手段5と、を有することを特徴とする光増幅器が提供される。
このような光増幅器によれば、連続的に接続された可変光減衰器6と外部減衰媒体7との前段に接続される前段光増幅部1の前段光検出手段1aと、可変光減衰器6と外部減衰媒体7との後段に接続される後段光増幅部2の後段光検出手段2aとによって、可変光減衰器6と外部減衰媒体7との減衰量を検出し、信号光の減衰量が一定となるように制御する。そして、可変光減衰器6の減衰量が最小値になったときの可変光減衰器6と外部減衰媒体7との減衰量に基づいて、外部減衰媒体7の外れおよび接続を検出する。これにより、可変光減衰器6は、減衰量が最小値になると一定であるため、外部減衰媒体7の前後に光検出手段を設けることなく、外部減衰媒体7の前後の減衰量に基づいた外部減衰媒体7の外れおよび接続が検出できる。
本発明の光増幅器では、連続的に接続された可変光減衰器と外部減衰媒体との前段に接続される前段光増幅部の前段光検出手段と、可変光減衰器と外部減衰媒体との後段に接続される後段光増幅部の後段光検出手段とによって、可変光減衰器と外部減衰媒体との減衰量を検出し、信号光の減衰量が一定となるように制御する。そして、可変光減衰器の減衰量が最小値になったときの可変光減衰器と外部減衰媒体との減衰量に基づいて、外部減衰媒体の外れおよび接続を検出する。これにより、可変光減衰器は、減衰量が最小値になると一定であるため、外部減衰媒体の前後に光検出手段を設けることなく、外部減衰媒体の前後の減衰量に基づいた外部減衰媒体の外れおよび接続が検出でき、SN劣化を防止し、LDパワーを増加させることによる経済性の悪化低減およびLD温度制御による消費電力の低減を図ることができる。
以下、本発明の原理を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、光増幅器の概要を示した図である。図に示すように光増幅器は、前段光増幅部1、後段光増幅部2、減衰量検出手段3、減衰量制御手段4、接続検出手段5、可変光減衰器6、および端子8a,8bに接続された、例えば、DCFである外部減衰媒体7を有している。
前段光増幅部1は、信号光を増幅するEDF1bと、出力段に設けられ、EDF1bのゲインを監視するための前段光検出手段1aとを有している。
後段光増幅部2は、信号光を増幅するEDF2bと、入力段に設けられ、EDF2bのゲインを監視するための後段光検出手段2aとを有している。
減衰量検出手段3は、連続的に接続された可変光減衰器6と外部減衰媒体7との前段に設けられている前段光増幅部1の前段光検出手段1aと、可変光減衰器6と外部減衰媒体7との後段に設けられている後段光増幅部2の後段光検出手段2aとから、可変光減衰器6と外部減衰媒体7とによる信号光の減衰量を検出する。
減衰量制御手段4は、減衰量検出手段3によって検出される可変光減衰器6と外部減衰媒体7とによる信号光の減衰量が一定となるように可変光減衰器6を制御する。
接続検出手段5は、可変光減衰器6の減衰量が最小値になったときの信号光の減衰量に基づいて、外部減衰媒体7の外れおよび接続を検出する。
ここで、外部減衰媒体7が端子8a,8bから外れると、前段光検出手段1aと後段光検出手段2aとによって検出される減衰量が増加する。減衰量制御手段4は、可変光減衰器6と外部減衰媒体7とにおける信号光の減衰量が一定となるように可変光減衰器6を制御するため、可変光減衰器6の減衰量を小さくする。外部減衰媒体7は外れているので、可変光減衰器6の減衰量はさらに小さくなり、最小値となる。そして、可変光減衰器6が最小値のまま、可変光減衰器6と外部減衰媒体7とにおける信号光の減衰量がある閾値を超えると、接続検出手段5は、外部減衰媒体7の外れを検出する。一方、外部減衰媒体7が接続され、減衰量が最小値となっている可変光減衰器6と外部減衰媒体7とにおける信号光の減衰量がある閾値以下となると、外部減衰媒体7の接続を検出する。
可変光減衰器6は、減衰量が最小値になると、それ以上減衰量が低下することはなく、一定である。従って、外部減衰媒体7の前後に光検出手段を設けることなく、前段光増幅部1の前段光検出手段1aと、後段光増幅部2の後段光検出手段2aとによって、外部減衰媒体7の減衰量が認識可能となる。つまり、外部減衰媒体7の前段に光検出手段を設けることなく、外部減衰媒体7の前後の減衰量に基づいた外部減衰媒体7の外れおよび接続が検出でき、SN劣化を防止し、消費電力の低減を図ることができる。
次に、本発明の第1の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第1の実施の形態に係る光増幅器のブロック図である。図に示すように光増幅器は、前段光増幅部10、後段光増幅部20、端子31,33に接続されたDCF32、AGC(Automatic Gain Controller)41,43、段間ロス制御部42、EDFゲイン制御部44、およびAMPゲイン制御部45を有している。前段光増幅部10は、入力端子11、カプラ12,14,17、PD13,18、LD15、EDF16、VOA19を有している。後段光増幅部20は、カプラ21,23,26、PD22,27、LD24、EDF25、および出力端子28を有している。
前段光増幅部10の入力端子11には、例えば、WDM(Wavelength Division Multiplexing)の信号光が入力される。入力端子11に入力された信号光は、カプラ12,14を通ってEDF16に出力される。また、入力端子11に入力された信号光の一部は、カプラ12によって分岐されてPD13に出力される。PD13は、入力光のパワー(光強度)を電気信号に変換し、AGC41、EDFゲイン制御部44、およびAMPゲイン制御部45に出力する。
LD15は、AGC41の制御に応じたポンプ光を出力する。LD15から出力されるポンプ光は、カプラ14を通って入力端子11から入力された信号光と合波されてEDF16に出力される。これにより、信号光は、ポンプ光のパワーに応じたゲインが得られる。
EDF16から出力される信号光の一部は、カプラ17によってPD18に出力される。PD18は、入力光のパワーを電気信号に変換し、AGC41、段間ロス制御部42、およびEDFゲイン制御部44に出力する。また、EDF16から出力される信号光は、VOA19に出力される。VOA19は、段間ロス制御部42の制御に応じて、入力される信号光を減衰し、端子31に出力する。
DCF32は、端子31,33に接続され、前段光増幅部10から出力される信号光の波長分散を補償する。DCF32は、ユーザによって取り替えられるようになっており、ユーザの仕様に応じたDCFが端子31,33に接続されるようになっている。
DCF32から出力される信号光の一部は、後段光増幅部20のカプラ21によってPD22に入力される。PD22は、入力光のパワーを電気信号に変換し、段間ロス制御部42、AGC43、およびEDFゲイン制御部44に出力する。また、DCF32から出力される信号光は、カプラ21,23を介してEDF25に出力される。
LD24は、AGC43の制御に応じたポンプ光を出力する。LD24から出力されるポンプ光は、カプラ23により合波されてEDF25に出力される。これにより、信号光は、ポンプ光のパワーに応じたゲインが得られるようになっている。
EDF25から出力される信号光の一部は、カプラ26によってPD27に出力される。PD27は、入力光のパワーを電気信号に変換し、AGC43、EDFゲイン制御部44、およびAMPゲイン制御部45に出力する。また、EDF25から出力される信号光は、出力端子28に出力される。
AGC41は、PD13とPD18から出力される光パワーを示す電気信号を参照し、EDF16のゲインが目標値G1となるようにLD15のポンプ光を制御する。目標値G1は、AMPゲイン制御部45によって算出される。
段間ロス制御部42は、前段光増幅部10のPD18と後段光増幅部20のPD22から出力される光パワーを示す電気信号を参照し、VOA19とDCF32のロス量が目標値L1となるようにVOA19を制御する。目標値L1は、EDFゲイン制御部44によって算出される。また、段間ロス制御部42は、PD18,22から出力される光パワーを示す電気信号に基づいて、段間外れおよび段間復帰を検出する。また、段間ロス制御部42は、段間外れを検出すると、VOA19から出力される信号光が安全光レベルとなるようにAGC41を制御し、AGC43をオフするようにする。
AGC43は、PD22とPD27から出力される、光パワーを示す電気信号を参照し、EDF25のゲインが目標値G2となるようにLD24のポンプ光を制御する。目標値G2は、固定値であり、AGC43は、EDF25のゲインが目標値G2となるように制御する。
EDFゲイン制御部44は、PD13,18,22,27の電気信号に基づいて、EDF16とEDF25とのゲイン和が常に一定となるように目標値L1を算出する。EDF16とEDF25とのゲイン和が変化すると、信号光に対する利得の波長特性が変わってしまうからである。つまり、AGC41によって変化するEDF16のゲインを、VOA19によって吸収するようにする。目標値L1は、以下の式(1),(2)で示される。
L1=L1−ΔL1…(1)
ΔL1=(PD18−PD13)+(PD27−PD22)−EDFfg…(2)
式(2)のPD18−PD13は、PD18,13の電気信号に基づいて算出されるEDF16のゲインを示す。PD27−PD22は、PD22,27の電気信号に基づいて算出されるEDF25のゲインを示す。ただし、AGC43によるEDF25のゲインは固定であるため、PD27−PD22は、一定となる。
EDFfg(fg:flat gain)は、一定にすべきEDF16,25のゲイン和を示し、予め記憶装置に記憶されている。つまり、ΔL1は、一定にすべきEDF16,25のゲインと実際のゲインとの誤差を示している。そして、式(1)に示すように、目標値L1から式(2)の誤差を減算し、新たな目標値L1を得る。
AMPゲイン制御部45は、PD13,27の電気信号に基づいて、出力端子28の光レベルが一定の目標レベルとなるように、目標値G1を算出する。AGC41を制御する目標値G1は、以下の式(3),(4)で示される。
G1=G1−ΔG1…(3)
ΔG1=(PD27−PD13)−目標AMPゲイン…(4)
式(4)のPD27−PD13は、EDF16の前段とEDF25の後段との間のゲインを示す。目標AMPゲインは、出力端子28の光レベルが一定の目標レベルとなるために、信号光が得るべきゲインを示している。ΔG1は、出力端子28の光レベルが目標レベルとなるために信号光が得るべき目標ゲインと実際のゲインとの差を示している。そして、式(3)に示すように、目標値G1から式(4)の誤差を減算し、新たな目標値G1を得る。
以下、図2の動作を説明するが、まず、段間ロスが増加した場合の動作、次に入力端子11に入力される信号光が増加した場合の動作について説明する。その後、DCF32の前段にPDを用いることなく段間外れを検出する動作、安全光レベル制御と段間復帰する動作について説明する。まず、段間ロスが増加した場合について説明する。
図3は、段間ロスが増加した場合の光増幅器の動作を説明する図である。図の(A)には、図2に示した光増幅器が示してある。ただし、EDFゲイン制御部44およびAMPゲイン制御部45が省略してある。
図の(B)は、図の(A)に示す光増幅器の、各段における信号光の変化を示している。図の(B)の波形の縦方向は光レベルを示し、縦の点線は、図の(A)の光増幅器の各段の範囲を示している。
VOA19のロス量およびDCF32のロス量は、最初、波形Aに示すような値で安定していたとする。ここで、DCF32のロス量が波形Bに示すように増加したとする。
すると、AMPゲイン制御部45は、出力端子28の信号光の光レベルが目標レベルとなるように制御するため、DCF32のロス量分、AGC41の目標値G1を増加させる。
目標値G1を増加させると、EDF16のゲインが増加し、EDF16,25のゲイン一定の制約が満たされなくなる。そこで、段間ロス制御部42は、EDF16のゲインを減少できるように、波形Cに示すようにVOA19のロス量を低減させる。つまり、EDF16のゲインを低減するため、その低減分をVOA19のロス量を低減し、DCF32のロスを吸収するようにする。
光増幅器は、段間ロスが増加した場合、以上のような動作をしてVOA19とDCF32のロス量を一定にする。また、EDF16,25のゲイン一定の制約を満たすようにし、出力端子28の光レベルも目標レベルとなるようにする。なお、AMPゲイン制御部45と段間ロス制御部42は、PID制御によって式(1)〜(4)の演算を繰り返し、最終的な目標値G1,L1を求めていく(最終的には、VOA19のロス量のみが増加した形となる)。
次に、入力端子11に入力される信号光が増加する場合について説明する。
図4は、信号光が増加した場合の光増幅器の動作を説明する図である。図の(A)には、図2に示した光増幅器が示してある。ただし、EDFゲイン制御部44およびAMPゲイン制御部45が省略してある。
図の(B)は、図の(A)に示す光増幅器の、各段における信号光の変化を示している。図の(B)の波形の縦方向は光レベルを示し、縦の点線は、図の(A)の光増幅器の各段の範囲を示している。
入力端子11に入力される信号光の光レベルは、波形Aに示す値であったとする。ここで、信号光の1波あたりの光レベルが増加し、入力端子11に入力される信号光の光レベルが、波形Bに示すように増加したとする。
すると、AMPゲイン制御部45は、出力端子28の信号光の光レベルが一定の目標レベルとなるように制御するため、AGC41の目標値G1を減少させる。
目標値G1を減少させると、EDF16のゲインが減少し、EDF16,25のゲイン一定の制約が満たされなくなる。そこで、段間ロス制御部42は、EDF16のゲインを増加できるように、波形Cに示すようVOA19のロス量を増加させる。つまり、EDF16のゲインを増加させるため、その分をVOA19のロス量を増加させることで吸収するようにする。
光増幅器は、信号光の1波あたりの光レベルが増加した場合、以上のような動作をしてVOA19とDCF32のロス量を一定にする。また、EDF16,25のゲイン一定の制約を満たすようにし、出力端子28の光レベルが目標レベルとなるようにする。なお、AMPゲイン制御部45と段間ロス制御部42は、式(1)〜(4)の演算を繰り返し、最終的な目標値G1,L1を求めていく。
次に、DCF32の前段にPDを用いることなく段間外れを検出する動作について説明する。
図5は、段間外れを検出する光増幅器の動作を説明する図である。図の(A)には、図2に示した光増幅器が示してある。ただし、EDFゲイン制御部44およびAMPゲイン制御部45が省略してある。
図の(B)は、図の(A)に示す光増幅器の、各段における信号光の変化を示している。図の(B)の波形の縦方向は光レベルを示し、縦の点線は、図の(A)の光増幅器の各段の範囲を示している。
光増幅器には、信号光が入力され、波形Aに示す状態でその光信号レベルが安定していたとする。ここで、DCF32が端子33から外れたとする。この場合、DCF32によるロス量が増加し、段間ロス制御部42は、DCF32とVOA19のロス量が一定となるよう、VOA19のロス量を小さくしていく。DCF32が端子33から外れているので、DCF32によるロス量は図中の上向き矢印に示すように低下し続け、段間ロス制御部42は、最終的に波形Bに示すようにVOA19を開放する(VOA19のロス量を最小にする)ように制御する。
DCF32は、端子33から外れているので、波形Cに示すようにDCF32のロス量は大きく、VOA19を開放したとしても、PD22で検出される光パワーは小さいものとなる。この結果、開放したVOA19とDCF32のロス量は閾値を超え、段間ロス制御部42は、これを段間外れ(DCF32の外れ)として検出する。閾値は、以下の式(5)で示される。
Lth=Ldm+Lvdl+Lm…(5)
Lthは、段間外れを検出する閾値を示す。Ldmは、段間(端子31,33間)で許容される最大ロス値、すなわち、外部減衰媒体であるDCFで見込まれる最大のロス値を示す。Lvdlは、VOA19を開放したとき、すなわち、VOA19の減衰量を最低に制御したときのロス値を示す。Lmは、段間外れの検出余裕値(マージン)を示す。なお、段間ロス制御部42は、VOA19に制御信号を出力しているので、VOA19が開放したことを認識できる。例えば、VOA19を制御する電圧が、VOA19を開放する電圧になると、VOA19を開放したと認識できる。また、VOA19の開放時のロス量は、設計時などにおいて予め知ることができ、記憶装置に記憶しておく。Ldm,Lmの値も予め仕様で決めておき、記憶装置に記憶しておく。
DCF32を接続したときのロス量は、PD18,22から検出することができる。VOA19の開放時のロスは、一定であるからである。従って、DCF32の前段にPDを設けることなく、DCF32の前後のロス量に基づいて、段間外れを検出することができる。なお、段間ロス制御部42は、段間外れを検出すると、AGC43をオフし、波形Dに示すようにEDF25のゲインを減少する。また、図5の例では、式(3),(4)に示すように出力端子28の光レベルが一定となるようにAMPゲイン制御部45が動作しているとAGC41の目標値G1が大きくなってしまう。よって段間外れを検出すると、AMPゲイン制御部45の動作を停止し、AGC41の目標値G1の更新を止め、端子33からの出力レベルが増大することを抑える。
なお、図2,5で示したように1つのVOA19でAMPゲインを変化させる場合には、段間ロスが最大になっても、まだロスを低減できるようにVOA19に余裕を持たせる場合がある。この場合、VOA19は、その分開くことができるため(ロスを低減できるため)、外れ検出を行う閾値もAMPゲインによって変化することとなる。この場合、閾値は、次の式(6)で示される。
Lth=Ldm+Lvdl+Lm−(AMPゲイン−最大AMPゲイン)…(6)
AMPゲインは、現在のAMPゲインであり、EDF16の前段とEDF25の後段との間におけるゲインである。最大AMPゲインは、光増幅器の最大利得で、VOA19が最も開くとき、すなわち、LvdlとなるときのAMPの利得である。
次に、安全光レベル制御とDCF32の前段にPDを用いることなく段間復帰する動作について説明する。
ここで、段間復帰とは、前段光増幅部と、後段光増幅部との段間に接続されていた外部減衰媒体が段間外れの状態から復帰した(接続された)ことを示す。
図6は、安全光レベル制御および段間復帰する光増幅器の動作を説明する図である。図の(A)には、図2に示した光増幅器が示してある。ただし、EDFゲイン制御部44およびAMPゲイン制御部45が省略してある。
図の(B)は、図の(A)に示す光増幅器の、各段における信号光の変化を示している。図の(B)の波形の縦方向は光レベルを示し、縦の点線は、図の(A)の光増幅器の各段の範囲を示している。
段間ロス制御部42は、段間外れを検出すると、ユーザによって着脱されるDCF32の前段(端子31)に大きな光レベルが出力されないよう、安全光レベル制御を行う。具体的には、PD18によって、VOA19の前段の光レベルを監視し、端子31における光レベルが安全光レベルとなるよう、AGC41によってEDF16のゲインを制御する。
段間外れが検出されたときVOA19は開放状態であり、段間ロス制御部42は、記憶装置に記憶しているVOA19の開放時のロス量を用いて、PD18で検出されるべき光レベルを決定する。DCF32の前段の信号光を安全光レベルにするために、PD18で検出されるべき光レベルは、次の式(7)で示すことができる。
PDs=Psafe+Lvdl…(7)
PDsは、PD18で検出されるべき光レベルを示す。Psafeは、VOA19から出力すべき安全光レベルを示す。Lvdlは、VOA19の開放時のロス量を示す。つまり、段間ロス制御部42は、段間外れを検出すると、式(7)を満たす光レベルがPD18から検出されるよう、AGC41を制御する。なお、Psafeの値は予め記憶装置に記憶しておく。
次に、段間復帰の動作について説明する。
図6において、段間ロス制御部42は、段間外れを検出し、波形Aに示すようにDCF32の前段が安全光レベルとなるようにAGC41を制御しているとする。ここで、段間外れから復帰(DCF32を端子31,33に接続)すると、DCF32間のロス量が低減する。段間ロス制御部42は、PD18とPD22によってVOA19とDCF32のロス量を監視し、このロス量が復帰閾値内になると、段間外れから復帰したと認識する。復帰閾値は、次の式(8)で示される。
Lret=Ldm+Lvdl−Lm…(8)
Lretは、段間復帰を検出する復帰閾値を示す。Ldmは、端子31,33間に接続される段間ロスに許容される最大ロス値を示す。Lvdlは、VOA19が開放したときのロス値を示す。Lmは、段間復帰の検出余裕値を示す。これらの値は、予め記憶装置に記憶しておく。
DCF32が段間外れから復帰し、波形Bに示すようにVOA19とDCF32のロス量が復帰閾値Lretより小さくなると、段間ロス制御部42は、段間外れから復帰したことを認識する。これにより、段間ロス制御部42は、AGC41の安全光レベル制御を停止し、通常のEDF16のゲイン制御が行われるようにする。また、動作を停止していたAGC43の動作を開始させる。信号光は、波形Cに示すように増幅され、出力端子28から所望のレベルで出力される。
DCF32のロス量は、PD18,22から検出することができる。VOA19の開放時のロスは、前述したように一定であるからである。従って、DCF32の前段にPDを設けることなく、DCF32の正確なロス量に基づいて、段間復帰を検出することができる。
ところで、VOAの開放時におけるロス量の温度変化は小さい。そのため、DCFの正確なロス量に基づいて段間外れおよび段間復帰を検出することができる。
図7は、VOAの温度変化を示した図である。図の横軸は、VOAのロス量を制御する制御信号、縦軸はVOAの透過損失である。図に示すように、温度変化により透過損失の特性は例え同じ制御信号値であっても変動する。
矢印X1に示すように、VOAの開放の位置から大きく離れている場合、温度変化による透過損失の変動が大きい。一方、開放時の温度変化による透過損失の変動は、矢印X2に示すように小さい。従って、VOAの開放時におけるロスの温度変化は小さく、DCFの正確なロス量に基づいて、段間外れおよび段間復帰を検出することができる。
このように、DCF32の前段にPDを設けることなく、前段光増幅部10のPD18と後段光増幅部20のPD22とによって、DCF32の減衰量に基づいたDCF32の外れおよび接続が検出できる。よって、SN劣化を防止し、消費電力の低減を図ることができる。
また、DCF32の前段にPDを設ける必要がないので、コストの低減につながる。
さらに、VOA19を開放させた状態の段間ロスに基づいて段間復帰を判断するので目標値に到達できない状態で光増幅器が固まってしまうことを防止できる。即ち、VOA19を開放させないでDCF32のロスだけをモニタして段間復帰を判断するとモニタの誤差から実際にVOAが開放し切っても目標に到達できない場合がある。これに対し、図2の光増幅器では、実際にVOA19の開放状態でのPD18,22によるDCFのロス値に基づいて段間復帰を検出するため予め限界値が分かった上での開放のため目標値に到達できないで固まってしまうことを防止できる。
次に、本発明の第2の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第1の実施の形態では、DCFとシリーズに接続されたVOAでダイナミックレンジを吸収していたが、第2の実施の形態では、別のVOAを設けてダイナミックレンジを吸収する。
図8は、第2の実施の形態に係る光増幅器のブロック図である。図に示すように光増幅器は、前段光増幅部50、後段光増幅部70、端子81,83に接続されたDCF82、AGC91,93、段間ロス制御部92、EDFゲイン制御部94、ロス一定制御部95、およびAMPゲイン制御部96を有している。前段光増幅部50は、入力端子51、カプラ52,54,57,60,62,65、PD53,58,61,66、LD55,63、EDF56,64、およびVOA59,67を有している。後段光増幅部70は、カプラ71,73,76、PD72,77、LD74、EDF75および出力端子78を有している。
前段光増幅部50の入力端子51には、例えば、WDMの信号光が入力される。入力端子51に入力された信号光は、カプラ52,54を通ってEDF56に出力される。また、入力端子51に入力された信号光は、カプラ52によってPD53に出力される。PD53は、入力光の光パワーを電気信号に変換し、AGC91、EDFゲイン制御部94、AMPゲイン制御部96に出力する。
LD55は、AGC91の制御に応じたポンプ光を出力する。LD55から出力されるポンプ光は、カプラ54により合波されてEDF56に出力される。これにより、信号光は、ポンプ光のパワーに応じたゲインが得られるようになっている。
EDF56から出力される信号光は、カプラ57によってPD58に出力される。PD58は、入力光の光パワーを電気信号に変換し、EDFゲイン制御部94に出力する。また、EDF56から出力される信号光は、VOA59に出力される。VOA59は、EDFゲイン制御部94の制御に応じて、入力される信号光を減衰し、カプラ60へ出力する。
PD61は、VOA59から出力される信号光の光パワーを電気信号に変換し、EDFゲイン制御部94に出力する。
LD63は、AGC91の制御に応じたポンプ光を出力する。LD63から出力されるポンプ光は、カプラ62により合波されてEDF64に出力される。これにより、信号光は、ポンプ光のパワーに応じたゲインが得られるようになっている。
EDF64から出力される信号光は、カプラ65によってPD66に出力される。PD66は、入力光の光パワーを電気信号に変換し、AGC91、段間ロス制御部92、EDFゲイン制御部94、およびロス一定制御部95に出力する。また、EDF64から出力される信号光は、VOA67に出力される。VOA67は、段間ロス制御部92の制御に応じて、入力される信号光を減衰し、端子81に出力する。
DCF82は、端子81,83に接続され、前段光増幅部50から出力される信号光の波長分散を補償する。DCF82は、ユーザによって付け替えられるようになっており、ユーザの仕様に応じたDCFが端子81,83に接続されるようになっている。
DCF82から出力される信号光は、後段光増幅部70のカプラ71によってPD72に入力される。PD72は、入力光の光パワーを電気信号に変換し、段間ロス制御部92、AGC93,およびロス一定制御部95に出力する。また、DCF82から出力される信号光は、カプラ71,73を介してEDF75に出力される。
LD74は、AGC93の制御に応じたポンプ光を出力する。LD74から出力されるポンプ光は、カプラ73により合波されてEDF75に出力される。これにより、信号光は、ポンプ光のパワーに応じたゲインが得られるようになっている。
EDF75から出力される信号光は、カプラ76によってPD77に出力される。PD77は、入力光の光パワーを電気信号に変換し、AGC93,およびAMPゲイン制御部96に出力する。また、EDF75から出力される信号光は、出力端子78に出力される。
AGC91は、PD53とPD66から出力される電気信号を参照し、EDF56の前段とEDF64の後段との間のゲインが目標値G1となるようにLD55,63のポンプ光を制御する。目標値G1は、AMPゲイン制御部96によって算出される。
段間ロス制御部92は、PD66,72から出力される電気信号を参照し、VOA67とDCF82のロス量が目標値L2となるように制御する。目標値L2は、ロス一定制御部95によって算出される。また、段間ロス制御部92は、PD66,72から出力される電気信号に基づいて、段間外れおよび段間復帰を検出する。また、段間外れを検出すると、VOA67から出力される信号光が安全光レベルとなるようにAGC91が制御され、AGC93はオフされる。
AGC93は、PD72,77から出力される電気信号を参照し、EDF75のゲインが目標値G2となるようにLD74のポンプ光を制御する。目標値G2は、固定値であり、AGC93は、EDF75のゲインが常にG2となるように制御する。
EDFゲイン制御部94は、PD53,58,61,66の電気信号に基づいて、EDF56とEDF64とのゲイン和が常に一定となるようにVOA59を制御する目標値L1を算出する。EDF56とEDF64のゲイン和が変化すると、信号光の波長特性が変わってしまうからである。つまり、AGC91によって変化するEDF56,64のゲインを、VOA59によって吸収するようにする。なお、VOA目標値L1は、以下の式(9),(10)で示される。
L1=L1−ΔL1…(9)
ΔL1=(PD58−PD53)+(PD66−PD61)−EDFfg…(10)
式(10)のPD58−PD53は、PD58,53の電気信号に基づいて算出されるEDF56のゲインを示す。PD66−PD61は、PD66,61の電気信号に基づいて算出されるEDF64のゲインを示す。EDFfgは、一定にすべきEDF56,64のゲイン和を示し、予め記憶装置に記憶されている。つまり、ΔL1は、一定にすべきEDF56,64のゲインと実際のゲインとの誤差を示している。そして、式(9)に示すように、目標値L1から式(2)の誤差を減算し、新たな目標値L1を得る。
ロス一定制御部95は、PD66,72の電気信号に基づいて、VOA67とDCF82のロス量が一定となるように目標値L2を算出する。算出した目標値L2は、段間ロス制御部92へ出力される。目標値L2は、次の式(11)で示すことができる。
L2=Ldm+Lvdl…(11)
Ldmは、段間(端子81,83間)で許容される最大ロス値を示す。Lvdlは、VOA67が開放したときのロス値を示す。段間で許容される最大ロス値と、VOA67の開放したときのロス値とを加算した値を目標値L2にすることで、DCF82のロス変動を、VOA67で十分に吸収することができる。
AMPゲイン制御部96は、PD53,77の電気信号に基づいて、出力端子78の光レベルが一定の目標レベルとなるようにAGC91を制御する。AGC91を制御する目標値G1は、以下の式(12),(13)で示される。
G1=G1−ΔG1…(12)
ΔG1=(PD77−PD53)−目標AMPゲイン…(13)
式(12)のPD77−PD53は、EDF56の前段とEDF75の後段との間のゲインを示す。目標AMPゲインは、出力端子78の光レベルが目標レベルとなるために、信号光が得るべきゲインを示している。ΔG1は、出力端子78の光レベルが目標レベルとなるために信号光が得るべき目標ゲインと実際のゲインとの差を示している。そして、式(13)に示すように、目標値G1から式(13)の誤差を減算し、新たな目標値G1を得る。
以下、図8の動作について説明する。
図9は、光増幅器の動作を説明する図である。図の(A)には、図8に示した光増幅器が示してある。ただし、AGC91,93、段間ロス制御部92、EDFゲイン制御部94、ロス一定制御部95、およびAMPゲイン制御部96が省略してある。
図の(B)は、図の(A)に示す光増幅器の、各段における信号光の変化を示している。図の(B)の波形の縦方向は光レベルを示し、縦の点線は、図の(A)の光増幅器の各段の範囲を示している。
入力端子51に入力される信号光の光レベルは、波形Aに示す値であったとする。ここで、1波あたりの光レベルが増加し、入力端子51に入力される信号光の光レベルが図中上向き矢印のように増加したとする。
すると、AMPゲイン制御部96は、波形Bに示すように出力端子78の信号光の光レベルが一定となるように制御するため、EDF56,64のゲインを変更する。また、EDF56,64のゲイン和は一定であるという制約を満たすように、VOA59のロス量を変化する。
DCF82のロス量が、図中下向き矢印のように減少したとする。この場合、ロス一定制御部95は、VOA67、DCF82のロス量が一定となるように、VOA67のロス量を増加させる。
このようにして、光増幅器は、EDFの一定ゲインの制約が満たされるよう動作し、出力端子78の光レベルが目標レベルとなるように動作する。
次に、段間外れを検出する動作について説明する。段間外れが発生すると、DCF82のロス量が増加する。これに伴い、ロス一定制御部95のロス量一定の制御が働くため、VOC67のロス量は減少し、最終的には、開放状態となる。段間ロス制御部92は、開放したVOA67とDCF82のロス量が閾値を超えると、段間ロスが発生したと認識する。段間ロスの閾値は、次の式(14)で示される。
Lth=Ldm+Lvdl+Lm…(14)
Lthは、段間外れを検出する閾値を示す。Ldmは、端子81,83間で許容される最大のロス値を示す。Lvdlは、VOA67が開放したときのロス値を示す。Lmは、段間外れの検出余裕値を示す。
なお、段間ロス制御部92は、VOA67に制御信号を出力しているので、VOA67が開放したことを認識できる。例えば、VOA67を制御する電圧が、VOA67を開放する電圧になると、VOA67を開放したと認識できる。また、VOA67の開放時のロス量は、設計時などにおいて予め知ることができ、記憶装置に記憶しておく。Ldm、Lmの値も予め仕様で決めておき、記憶装置に記憶しておく。
また、上記では、VOA59のみでアンプゲインを吸収するようにしているが、VOA67も用いてアンプゲインを吸収するようにしてもよい。この場合の目標値L2は、次の式(15)で示される。
L2=Ldm+Lvdl+VOA吸収分…(15)
VOA吸収分は、VOA67のアンプゲインの吸収したロス量を示す。この場合、式(14)の閾値は、次の式(16)で示される。
Lth=Ldm+Lvdl+Lm+VOA吸収分…(16)
VOA吸収分の決め方としては、例えば、PD53,66間のゲインの下限値Gmを予め記憶装置に記憶しておき、PD53,66間のゲインの目標値G1が下限値Gmを下回ると、VOA吸収分=Gm−G1として、ゲインをVOA67で吸収する。そして、AGC91に出力する目標値G1をG1=Gmとして出力する。これにより、ゲインの目標値が下限値を下回っても、その分VOA67にロス量が分散され、VOA59のNFの悪化を防止できる。
次に、安全光レベル制御および段間復帰について説明する。段間ロス制御部92は、段間外れを検出すると、ユーザによって着脱されるDCF82の前段(端子81)に大きな光レベルが出力されないよう、安全光レベル制御を行う。具体的には、PD66によって、VOA67の前段の光レベルを監視し、端子81における光レベルが安全光レベルとなるよう、AGC91によってEDF56,64のゲインを制御する。
段間外れが検出されたときVOA67は開放状態であり、段間ロス制御部92は、記憶装置に記憶しているVOA67の開放時のロス量を用いて、PD66で検出されるべき光レベルを決定する。DCF82の前段の信号光を安全光レベルにするために、PD66で検出されるべき光レベルは、次の式(17)で示すことができる。
PDs=Psafe+Lvdl…(17)
PDsは、PD66で検出されるべき光レベルを示す。Psafeは、VOA67から出力すべき安全光レベルを示す。Lvdlは、VOA67の開放時のロス量を示す。つまり、段間ロス制御部92は、段間外れを検出すると、式(17)を満たす光レベルがPD66から検出されるよう、AGC91を制御する。なお、Psafeの値は予め記憶装置に記憶しておく。
また、段間ロス制御部92は、段間外れを検出すると、AGC93をオフする。オフすることで、端子81の出力が高くなりすぎるのを防ぐため、AMPゲイン制御部96の動作を停止し、AGC91の目標値G1の更新をやめる。
DCF82が端子81,83に接続されると、DCF82間のロス量が低減する。段間ロス制御部92は、PD66とPD72によってVOA67とDCF82のロス量を監視し、このロス量が復帰閾値内になると、段間外れから復帰したと認識する。復帰閾値は、次の式(18)で示される。
Lret=Ldm+Lvdl−Lm…(18)
Lretは、段間復帰を検出する復帰閾値を示す。Ldmは、端子81,83間に接続される段間ロスに許容される最大ロス値を示す。Lvdlは、VOA67が開放したときのロス値を示す。Lmは、段間復帰の検出余裕値を示す。これらの値は、予め記憶装置に記憶しておく。以上の説明のように図8の光増幅器は、動作する。
このように、DCF82の前段にPDを設けることなく、前段光増幅部50のPD66と後段光増幅部70のPD72とによって、DCF82の減衰量に基づいたDCF82の外れおよび接続が検出できる。よって、SN劣化を防止し、消費電力の低減を図ることができる。
また、DCF82の前段にPDを設ける必要がないので、コストの低減につながる。
次に、光増幅器のハードウエア構成例について説明する。
図10は、光増幅器のハードウエア構成例である。図10において図8と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、図10の各部と図8の各部は対応していない部分があるが、VOA59でAMPゲインを吸収し、VOA67で段間ロスが一定となるように制御し、出力端子78から目標レベルの信号光が出力されるように制御する全体の機能は同じである。
図に示す演算装置120は、1チップの半導体またはマイクロコンピュータなどで構成される。図に示すADC(Analog to Digital Converter)101,103,105,107,109,111およびDAC(Digital to Analog Converter)102,104,106,108,110は、演算装置120に組み込まれていてもよい。
演算装置120のLOG変換部121は、デジタル変換されたPDのデータをLOG変換する。ここでは、PD53,58,61,66,72,77のデジタル変換された信号をP1,P2,P3,P4,P5,P6(dBm)にログ変換するとする。
AGC121aは、EDF56の前段とEDF64の後段との間のゲインC_G1を算出する。C_G1は、次の式(19)で示される。
C_G1=P4−P1…(19)
AMPゲイン制御部125は、EDF64の後段の光レベルが一定の目標レベルとなるようにAGC121aの目標値T_G1を算出する。目標値T_G1は、次の式(20),(21)で示される。
T_G1=T_G1+ΔG1…(20)
ΔG1=C_G1−C_L2+C_G2−目標AMPゲイン…(21)
ただし、C_L2はVOA67とDCF82の段間ロスで、C_G2はEDF75のゲインを示す。なお、C_L2,C_G2は一定となるように制御されるので、結局、C_G1が一定となるように制御される。目標AMPゲインは、光増幅器の出力が一定の目標レベルとなるように外部装置130によって算出されるが、AMPゲイン制御部125がこの機能を有していてもよい。
AGC121aは、ゲインC_G1がAMPゲイン制御部125により算出される目標値T_G1となるように、LD55,63を制御する。
ロス制御部122は、VOA59の前後のロス量C_L1を算出する。C_L1は、次の式(22)で示される。
C_L1=P2−P3…(22)
EDFゲイン制御部126は、EDF56,64のゲイン和一定の制約が満たされるよう、VOA59のロス量を算出する。このロス量の目標値T_L1は、次の式(23),(24)で示される。
T_L1=T_L1−ΔL1…(23)
ΔL1=C_G1+C_L1−EDFfg…(24)
EDFfgは、予め内部記憶装置128に記憶されている。
ロス制御部122は、ロス量C_L1がEDFゲイン制御部126により算出される目標値T_L1となるように、VOA59を制御する。
段間ロス制御部123は、VOA67とDCF82間のロス量C_L2を算出する。C_L2は、次の式(25)で示される。
C_L2=P4−P5…(25)
AGC124は、EDF75のゲインC_G2を算出する。C_G2は、次の式(26)で示される。
C_G2=P6−P5…(26)
AGC124は、ゲインC_G2が内部記憶装置128に記憶されている目標ゲインT_G2(固定値)となるように、LD74を制御する。
EDFゲイン制御部127は、EDF75のゲイン一定の制約が満たされるよう、VOA67のロス量を算出する。このロス量の目標値T_L2は、次の式(27),(28)で示される。
T_L2=T_L2−ΔL2…(27)
ΔT_L2=C_G2+C_L2−EDFflg…(28)
EDFflgは、予め内部記憶装置128に記憶されている。
段間ロス制御部123は、ロス量C_L2がEDFゲイン制御部127により算出される目標値T_L2となるように、VOA67を制御する。なお、式(28)に含まれるゲインC_G2は、固定値であるので、段間ロス制御部123は、結局VOA67とDCF82のロス量が一定となるように制御している。
このようにして信号光のゲインの制御をし、VOA67とDCF82間のロス量が一定となるように制御している。
次に、本発明の第3の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第3の実施の形態では、第2の実施の形態に対し、前段光増幅部50と後段光増幅部70の位置が入れ替わっている。
図11は、第3の実施の形態に係る光増幅器である。図に示すように光増幅器は、前段光増幅部140、後段光増幅部150、端子171,173に接続されたDCF172、AGC181,183、段間ロス制御部182、ロス一定制御部184、EDFゲイン制御部185、およびAMPゲイン制御部186を有している。
前段光増幅部140は、入力端子141、カプラ142,144,147、PD143,148、LD145、およびEDF146を有している。後段光増幅部150は、カプラ151,153,156,159,161,164、PD152,157,160,165、LD154,162、EDF155,163、VOA158、および出力端子166を有している。前段光増幅部140は、図8の後段光増幅部70と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、後段光増幅部150は、図8の前段光増幅部50と同様であり、その詳細な説明は省略する。
AGC181は、EDF146のゲインが固定の目標値G1となるように制御する。段間ロス制御部182は、VOA149とDCF172によるロス量が目標値L1となるようにVOA149を制御する。AGC183は、EDF155の前段とEDF163の後段との間のゲインが目標値G2となるようにLD154,162のポンプ光を制御する。
ロス一定制御部184は、VOA149とDCF172のロス量が一定となるように目標値L1を算出する。EDFゲイン制御部185は、EDF155とEDF163とのゲイン和が常に一定となるようにVOA158の目標値L2を算出する。AMPゲイン制御部186は、出力端子166での光レベルが目標レベルとなるようにAGC183の目標値G2を算出する。
なお、ロス一定制御部184の算出する目標値L1は、次の式(29)で示される。
L1=Ldm+Lvdl…(29)
ただし、Ldmは、端子171,173間で許容される最大ロス値を示す。Lvdlは、VOA149が開放したときのロス値を示す。
また、EDFゲイン制御部185の目標値L2は、次の式(30),(31)で示される。
L2=L2−ΔL2…(30)
ΔL2=G2+L2−EDFfg…(31)
G2は、EDF155の前段とEDF163の後段との間におけるゲインを示す。L2は、現在のVOA158のロス量を示す。よって、G2+L2は、EDF155,163のゲイン和を示す。EDFfgは、一定にすべきEDF56,64のゲイン和を示す。
また、AMPゲイン制御部186の目標値G2は、次の式(32),(33)で示される。
G2=G2−ΔG2…(32)
ΔG2=(P6−P1)−目標AMPゲイン…(33)
式(33)のP6−P1は、EDF146の前段とEDF163の後段との間のゲインを示す。目標AMPゲインは、出力端子166で目標レベルの信号光が得られるためのゲインを示している。
以下、図11の動作について説明する。
図12は、光増幅器の動作を説明する図である。図の(A)には、図11に示した光増幅器が示してある。ただし、AGC181,183、段間ロス制御部182、ロス一定制御部184、EDFゲイン制御部185、およびAMPゲイン制御部186が省略してある。
図の(B)は、図の(A)に示す光増幅器の、各段の信号光の光レベルを示している。図の(B)の波形の縦方向は光レベルを示し、縦の点線は、図の(A)の光増幅器の各段の範囲を示している。
入力端子141に入力される信号光の光レベルは、波形Aに示す値であったとする。ここで、信号光の1波あたりの光レベルが増加し、入力端子141に入力される信号光の光レベルが波形Bに示すように増加したとする。
EDF146は、ゲインが一定に制御されるため、EDF146における信号光のゲインは、波形A,Bに示すように同じである。また、VOA149,DCF172では、ロス一定制御が働き、ロス量は一定である。従って、後段光増幅部150に入力される信号光のレベルは異なる。これに対し、AMPゲイン制御部186は、出力端子166から目標レベルの信号光が出力されるようにEDF155,163を制御する。また、EDF155,163のゲイン和一定の制約が満たされるように、EDFゲイン制御部185がVOA158を制御する。
また、DCF172のロス量が、波形Cから波形Dに示すように減少したとする。この場合、ロス一定制御部184は、VOA149、DCF172のロス量が一定となるように、VOA149のロス量を増加させる。
このようにして、光増幅器は、一定のEDFゲイン、目標レベルの信号光が得られるように動作する。
次に、段間外れを検出する動作について説明する。段間外れが発生すると、DCF172のロス量が増加する。これに伴い、ロス一定制御部184のロス量一定の制御が働くため、VOC149のロス量は減少し、最終的には、開放状態となる。段間ロス制御部182は、開放されたVOA149とDCF172のロス量が閾値を超えると、段間ロスが発生したと認識する。段間ロスの閾値は、次の式(34)で示される。
Lth=Ldm+Lvdl+Lm…(34)
Lthは、段間外れを検出する閾値を示す。Ldmは、端子171,173間で許容される最大のロス値を示す。Lvdlは、VOA149が開放したときのロス値を示す。Lmは、段間外れの検出余裕値を示す。なお、段間ロス制御部182は、VOA149に制御信号を出力しているので、VOA149が開放したことを認識できる。例えば、VOA149を制御する電圧が、VOA149を開放する電圧になると、VOA149を開放したと認識できる。また、VOA149の開放時のロス量は、設計時などにおいて予め知ることができ、記憶装置に記憶しておく。Ldm,Lmの値も予め仕様で決めておき、記憶装置に記憶しておく。
なお、上記では、VOA158で光増幅器のアンプゲインを吸収しているが、VOA149も用いてアンプゲインを吸収するようにしてもよい。この場合の目標値L2は、次の式(35)で示される。
L2=Ldm+Lvdl+VOA吸収分…(35)
VOA吸収分は、VOA149のアンプゲインの吸収したロス量を示す。この場合、式(34)の閾値は、次の式(36)で示される。
Lth=Ldm+Lvdl+Lm+VOA吸収分…(36)
VOA吸収分の決め方としては、例えば、PD152,165間のゲインの下限値Gmを予め記憶装置に記憶しておき、PD152,165間のゲインの目標値G2が下限値Gmを下回ると、VOA吸収分=Gm−G2として、ゲインをVOA146で吸収する。そして、AGC183に出力する目標値G2をG2=Gmとして出力する。これにより、ゲインの目標値が下限値を下回っても、その分VOA149にロス量が分散され、VOA158のNFの悪化を防止できる。
次に、安全光レベル制御および段間復帰について説明する。段間ロス制御部182は、段間外れを検出すると、ユーザによって着脱されるDCF172の前段(端子171)に大きな光レベルの信号光が出力されないよう、安全光レベル制御を行う。具体的には、PD148によって、VOA149の前段の光レベルを監視し、端子171における光レベルが安全光レベルとなるよう、AGC181によってEDF146のゲインを制御する。
段間ロス制御部182は、記憶装置に記憶しているVOA149の開放時のロス量を用いて、PD148で検出されるべき光レベルを決定する。DCF172の前段の信号光を安全光レベルにするために、PD148で検出されるべき光レベルは、次の式(37)で示すことができる。
PDs=Psafe+Lvdl…(37)
PDsは、PD148で検出されるべき光レベルを示す。Psafeは、VOA149から出力すべき安全光レベルを示す。Lvdlは、VOA149の開放時のロス量を示す。つまり、段間ロス制御部182は、段間外れを検出すると、式(37)を満たす光レベルがPD148から検出されるよう、AGC181を制御する。
DCF172が端子171,173に接続されると、DCF172間のロス量が低減する。段間ロス制御部182は、PD148とPD152によってVOA149とDCF172のロス量を監視し、このロス量が復帰閾値内になると、段間外れから復帰したと認識する。復帰閾値は、次の式(38)で示される。
Lret=Ldm+Lvdl−Lm…(38)
Lretは、段間復帰を検出する復帰閾値を示す。Ldmは、端子171,173間に接続される段間ロスに許容される最大ロス値を示す。Lvdlは、VOA149が開放したときのロス値を示す。Lmは、段間復帰の検出余裕値を示す。
このように、DCF172の前段にPDを設けることなく、前段光増幅部140のPD148と後段光増幅部150のPD152とによって、DCF172の減衰量に基づいたDCF172の外れおよび接続が検出できる。よって、SN劣化を防止し、消費電力の低減を図ることができる。
また、DCF172の前段にPDを設ける必要がないので、コストの低減につながる。
(付記1) 連続的に接続された可変光減衰器と外部減衰媒体とを有する光増幅器において、
前記可変光減衰器と前記外部減衰媒体との前段に設けられている前段光増幅部の前段光検出手段と、前記可変光減衰器と前記外部減衰媒体との後段に設けられている後段光増幅部の後段光検出手段とから、前記可変光減衰器と前記外部減衰媒体とによる信号光の減衰量を検出する減衰量検出手段と、
前記信号光の減衰量が一定となるように前記可変光減衰器を制御する減衰量制御手段と、
前記可変光減衰器の減衰量が最小値になったときの前記信号光の減衰量に基づいて、前記外部減衰媒体の外れおよび接続を検出する接続検出手段と、
を有することを特徴とする光増幅器。
(付記2) 前記接続検出手段は、前記信号光の減衰量が少なくとも前記可変光減衰器の減衰量の最小値と、前記外部減衰媒体に許容される減衰量との加算値を超えた場合、前記外部減衰媒体の外れを検出することを特徴とする付記1記載の光増幅器。
(付記3) 前記可変光減衰器の減衰量の最小値と前記外部減衰媒体に許容される減衰量は、記憶装置に記憶されていることを特徴とする付記2記載の光増幅器。
(付記4) 前記接続検出手段は、前記信号光の減衰量が少なくとも前記可変光減衰器の減衰量の最小値と、前記外部減衰媒体に許容される減衰量との加算値を下回った場合、前記外部減衰媒体の接続を検出することを特徴とする付記1記載の光増幅器。
(付記5) 前記可変光減衰器の減衰量の最小値と前記外部減衰媒体に許容される減衰量は、記憶装置に記憶されていることを特徴とする付記4記載の光増幅器。
(付記6) 前記接続検出手段によって、前記外部減衰媒体の外れが検出された場合、前記前段光検出手段の光レベルを参照し、前記外部減衰媒体の前段から安全レベルの前記信号光が出力されるように前記前段光増幅部を制御する安全光制御手段をさらに有することを特徴とする付記1記載の光増幅器。
(付記7) 前記接続検出手段によって、前記外部減衰媒体の外れが検出された場合、前記後段光増幅部をオフする増幅部オフ手段をさらに有することを特徴とする付記1記載の光増幅器。
(付記8) 前記可変光減衰器が前記信号光に対するゲインを吸収するために減衰量を増加させた場合、前記加算値には、増加させた分の前記減衰量が加算されることを特徴とする付記2記載の光増幅器。
(付記9) 前記外部減衰媒体は、分散補償ファイバであることを特徴とする付記1記載の光増幅器。
光増幅器の概要を示した図である。 第1の実施の形態に係る光増幅器のブロック図である。 段間ロスが増加した場合の光増幅器の動作を説明する図である。 信号光が増加した場合の光増幅器の動作を説明する図である。 段間外れを検出する光増幅器の動作を説明する図である。 安全光レベル制御および段間復帰する光増幅器の動作を説明する図である。 VOAの温度変化を示した図である。 第2の実施の形態に係る光増幅器のブロック図である。 光増幅器の動作を説明する図である。 光増幅器のハードウエア構成例である。 第3の実施の形態に係る光増幅器である。 光増幅器の動作を説明する図である。 従来の光増幅器のブロック図である。 VOAとDCFがシリーズに接続される場合の光増幅器のブロック図である。 DCFの外れおよび接続を検出する光増幅器のブロック図である。
符号の説明
1 前段光増幅部
1a 前段光検出手段
1b,2b EDF
2 後段光増幅部
2a 後段光検出手段
3 減衰量検出手段
4 減衰量制御手段
5 接続検出手段
6 可変光減衰器
7 外部減衰媒体
8a,8b 端子

Claims (5)

  1. 連続的に接続された可変光減衰器と外部減衰媒体とを有する光増幅器において、
    前記可変光減衰器と前記外部減衰媒体との前段に設けられている前段光増幅部の前段光検出手段と、前記可変光減衰器と前記外部減衰媒体との後段に設けられている後段光増幅部の後段光検出手段とから、前記可変光減衰器と前記外部減衰媒体とによる信号光の減衰量を検出する減衰量検出手段と、
    前記信号光の減衰量が一定となるように前記可変光減衰器を制御する減衰量制御手段と、
    前記可変光減衰器の減衰量が最小値になったときの前記信号光の減衰量に基づいて、前記外部減衰媒体の外れおよび接続を検出する接続検出手段と、
    を有することを特徴とする光増幅器。
  2. 前記接続検出手段は、前記信号光の減衰量が少なくとも前記可変光減衰器の減衰量の最小値と、前記外部減衰媒体に許容される減衰量との加算値を超えた場合、前記外部減衰媒体の外れを検出することを特徴とする請求項1記載の光増幅器。
  3. 前記接続検出手段は、前記信号光の減衰量が少なくとも前記可変光減衰器の減衰量の最小値と、前記外部減衰媒体に許容される減衰量との加算値を下回った場合、前記外部減衰媒体の接続を検出することを特徴とする請求項1記載の光増幅器。
  4. 前記接続検出手段によって、前記外部減衰媒体の外れが検出された場合、前記前段光検出手段の光レベルを参照し、前記外部減衰媒体の前段から安全レベルの前記信号光が出力されるように前記前段光増幅部を制御する安全光制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の光増幅器。
  5. 前記接続検出手段によって、前記外部減衰媒体の外れが検出された場合、前記後段光増幅部をオフする増幅部オフ手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の光増幅器。
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