JP2007140591A - 自動販売機、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

自動販売機、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2007140591A
JP2007140591A JP2005329188A JP2005329188A JP2007140591A JP 2007140591 A JP2007140591 A JP 2007140591A JP 2005329188 A JP2005329188 A JP 2005329188A JP 2005329188 A JP2005329188 A JP 2005329188A JP 2007140591 A JP2007140591 A JP 2007140591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sales
product
condition
conditions
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005329188A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5011710B2 (ja
Inventor
Koji Koga
恒治 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Retail Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
Priority to JP2005329188A priority Critical patent/JP5011710B2/ja
Publication of JP2007140591A publication Critical patent/JP2007140591A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5011710B2 publication Critical patent/JP5011710B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

【課題】複数種類の商品の販売条件を記憶部に容易に記憶させることができる自動販売機、プログラム、及び記録媒体を提供する。
【解決手段】複数種類のレギュラーコーヒーの販売条件をRAM201cの飲料テーブル2011に記憶させる場合、或るレギュラーコーヒーの販売条件の一部(X)が飲料テーブル2011に予め記憶されていれば、このXを、他のレギュラーコーヒーの販売条件におけるXに対応する部分(Y)にコピーすることにより、飲料テーブル2011の内容をYからXへ変更することができ、コントロールパネル211を通じて主制御部201に入力指示の情報を送信すれば、或るレギュラーコーヒーのXを、他のレギュラーコーヒーにおけるXに対応するYにコピーでき、他のレギュラーコーヒーの販売条件を入力するにあたり、所定の入力指示を行うことによって、前回と同じ作業を繰り返す必要がなくなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、商品の販売動作等を制御するための販売条件を記憶部に記憶させるための入力部を備えた自動販売機、この自動販売機におけるコンピュータのプログラム、このプログラムを記録した記録媒体に関する。
自動販売機には、例えばカップ式自動販売機のように、原料を調理し商品として販売するものがある。このような機能を果たすために、自動販売機は、販売機構の他に、例えば、原料及び調理に関する販売条件に基づいてこの販売機構を制御する販売制御部、販売条件を記憶する記憶部、販売条件を入力するためのキーボードを有するコントロールパネル等を備えている(例えば、特許文献1参照。)。例えばコーヒー飲料を調理して販売するカップ式自動販売機の場合、その販売条件には、レギュラーコーヒーの原料であるコーヒー豆の量(豆量)や湯量等の原料に関する条件、及び、粉砕したコーヒー豆と湯とを攪拌する時間(攪拌時間)やレギュラーコーヒーを抽出する時間(抽出時間)等の調理に関する条件がある。
カップ式自動販売機が複数種類の飲料を販売する場合、これらの飲料ごとに前記の販売条件が予め定められ、記憶部に記憶されている。カップ式自動販売機が飲料を販売する旨の命令を受けると、販売制御部は、当該飲料に対応する販売条件を記憶部から読み出し、この販売条件に基づいて販売部に原料を調理させる。そこで、例えばルートマンは、複数種類の商品ごとに販売条件を予め記憶部に記憶させておく必要がある。ルートマンは、新たな飲料の追加や、飲料又はその販売条件の変更等を行う際には、例えばコントロールパネルのキーボードを用いて複数種類の販売条件を入力して記憶部に記憶させる作業を行っていた。
特開2004−259067号公報
ところで、例えば前述したカップ式自動販売機がレギュラーコーヒーを販売する際には例えば数十に及ぶ調理工程が必要であるとされているため、これにともない販売条件も多数の項目から構成される。特に、異なる複数のレギュラーコーヒーを販売可能なカップ式自動販売機に対しては、ルートマンは、コントロールパネルのキーボードを用いてこれら多数の項目の情報を各レギュラーコーヒーについて繰り返し入力しなければならない。このような作業は、ルートマンに対する負荷が大きい。
ここで、ルートマンがこのような多数の項目の情報を繰り返し入力しなければならないのは、レギュラーコーヒーの場合に限ったことではなく、一つの飲料の調理に複数の工程が必要な飲料全般について言えることである。更に、これは、カップ式自動販売機に限ったことではなく、調理に複数の工程が必要な複数種類の商品を販売する自動販売機全般について言えることである。前述した負荷によりルートマンの作業効率が低下すると、自動販売機の売上げが低下する虞もある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数種類の商品の販売条件を記憶部に容易に記憶させることができる自動販売機、プログラム、及び記録媒体を提供することにある。
前記課題を解決するための発明は、商品を調理して販売する動作を実行する販売部と、前記商品の販売に関する販売条件に基づいて、前記販売部の動作を制御する販売制御部と、複数種類の前記商品の前記販売条件を記憶する販売条件記憶部と、前記販売条件記憶部に対し、当該販売条件記憶部が記憶するべき販売条件を入力するための入力部と、を備えた自動販売機であって、前記入力部からの入力指示に基づいて、前記複数種類の商品のうちの一商品の販売条件の一部を、前記複数種類の商品のうちの他商品の、前記一商品の販売条件の一部に対応する販売条件にコピーすることにより、前記販売条件記憶部の内容を変更する販売条件変更制御部、を備えてなる。
この自動販売機によれば、例えばルートマンが各商品の販売条件を販売条件記憶部に記憶させる場合、例えば一商品の販売条件の一部(X)が販売条件記憶部に予め記憶されていれば、このXを、他の商品の販売条件におけるXに対応する部分(Y)にコピーすることにより、販売条件記憶部の内容を(X、Y)から(X、X)へ変更することができる。括弧内の二つの表示は、一商品及び他商品の販売条件の相互に対応する一部を意味する。Yは、販売条件記憶部に予め記憶された販売条件を表わしていてもよいし、何も記憶されていない状態を表わしていてもよい。ルートマンは、入力部を通じて販売条件変更制御部に入力指示を送信すれば、一商品のXを、他商品におけるXに対応するYにコピーできる。この「販売条件の一部」が販売条件における一商品と他商品とで共通な部分であるとすれば、他商品の販売条件を入力するにあたって入力指示を行えば、一商品の場合と同じ作業を繰り返す必要がなくなることになる。よって、複数種類の商品の販売条件を記憶部に容易に記憶させることができる自動販売機が提供されたことになる。
また、かかる自動販売機において、前記販売条件記憶部は、前記一商品の販売条件の一部が記憶される第1記憶エリアと、前記他商品の、前記一商品の販売条件の一部に対応する販売条件が記憶される第2記憶エリアと、を有し、前記販売条件変更制御部は、前記入力部からの入力指示に基づいて、前記販売条件記憶部の第1記憶エリアから、前記一商品の販売条件の一部を読み出し、前記販売条件記憶部の第2記憶エリアへ、読み出された前記一商品の販売条件の一部を書き込む、こととしてもよい。
この自動販売機によれば、販売条件記憶部の第1記憶エリアから前述したXを読み出し、販売条件記憶部の第2記憶エリアへXを書き込むことにより、この第2記憶エリアにおける前述したYをXで置き換えることができる。つまり、販売条件変更制御部は、一商品のXを他商品のYにコピーできる。
また、かかる自動販売機において、前記販売条件記憶部は、前記他商品の、前記一商品の販売条件の一部に対応する販売条件が記憶される記憶エリアを有し、前記販売条件変更制御部は、前記入力部からの入力指示に基づいて、前記販売条件記憶部の前記記憶エリアへ外部から読み込まれる前記一商品の販売条件の一部を書き込む、こととしてもよい。
この自動販売機によれば、外部から前述したXを読み出し、販売条件記憶部の記憶エリアへXを書き込むことにより、この記憶エリアにおける前述したYをXで置き換えることができる。つまり、販売条件変更制御部は、一商品のXを他商品のYにコピーできる。
また、かかる自動販売機において、前記一商品の販売条件の一部に対して所定変換を施すための変換条件を記憶する変換条件記憶部、を更に備え、前記販売条件変更制御部は、前記一商品の販売条件の一部を前記変換条件記憶部から読み出される前記変換条件の下で変換して得られる変換販売条件を、前記一商品の販売条件の一部に対応する前記他商品の販売条件にコピーする、ことが好ましい。
この自動販売機によれば、前述したXを、変換条件の下で変換を施してX’とした後に、X’を前述したYにコピーすることができる。二つの商品の販売条件に共通な部分が少ない場合でも、この変換により、一商品の販売条件の一部を、例えば他商品の販売条件に対応する変換販売条件とすれば、この他商品の販売条件を入力する際に類似の作業を繰り返す必要がなくなる。よって、複数種類の商品の販売条件を販売条件記憶部に容易に記憶させることができる。
また、かかる自動販売機において、前記商品の販売に関する販売条件は、前記商品の調理に関するパラメータを示す情報である、こととしてもよい。
この自動販売機によれば、商品の調理に関するパラメータが多いほど、前述したコピーにより、例えばルートマンが複数種類の商品にわたって同じパラメータを繰り返し入力する手間が省ける。
また、かかる自動販売機において、前記変換条件は、前記商品のサイズに関する情報であることとしてもよい。
この自動販売機によれば、前述したXを、例えば他商品のサイズに対応するように変換を施してX’とした後に、X’を前述したYにコピーすることができる。
また、かかる自動販売機において、前記変換条件は、前記商品の味に関する情報であることとしてもよい。
この自動販売機によれば、前述したXを、例えば他商品の味に対応するように変換を施してX’とした後に、X’を前述したYにコピーすることができる。
また、前記課題を解決するための発明は、商品を調理して販売する動作を実行する販売部と、前記商品の販売に関する販売条件に基づいて、前記販売部の動作を制御する販売制御部と、複数種類の前記商品の前記販売条件を記憶する販売条件記憶部と、前記販売条件記憶部に対し、当該販売条件記憶部が記憶するべき販売条件を入力するための入力部と、を有する自動販売機における、前記販売条件記憶部に対する販売条件の記憶動作を制御するコンピュータに、販売条件をコピーするための前記入力部からの入力指示を受信する手順と、前記入力指示に基づいて、前記複数種類の商品のうちの一商品の販売条件の一部を、前記複数種類の商品のうちの他商品の、前記一商品の販売条件の一部に対応する販売条件にコピーすることにより、前記販売条件記憶部の内容を変更する手順と、を実行させるためのプログラムである。
また、前記課題を解決するための発明は、商品を調理して販売する動作を実行する販売部と、前記商品の販売に関する販売条件に基づいて、前記販売部の動作を制御する販売制御部と、複数種類の前記商品の前記販売条件を記憶する販売条件記憶部と、前記販売条件記憶部に対し、当該販売条件記憶部が記憶するべき販売条件を入力するための入力部と、を有する自動販売機における、前記販売条件記憶部に対する販売条件の記憶動作を制御するコンピュータに、販売条件をコピーするための前記入力部からの入力指示を受信する手順と、前記入力指示に基づいて、前記複数種類の商品のうちの一商品の販売条件の一部を、前記複数種類の商品のうちの他商品の、前記一商品の販売条件の一部に対応する販売条件にコピーすることにより、前記販売条件記憶部の内容を変更する手順と、を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
複数種類の商品の販売条件を記憶部に容易に記憶させることができる自動販売機を提供できる。
===自動販売機の構成===
図1を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機(自動販売機)1の構成例について説明する。同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1の外観構成例を示す正面図である。
前面扉2は、カップ式自動販売機1の側端部に軸支されて開閉するものであり、後述する販売条件の情報の入力や販売機構(販売部)100(図2)のメンテナンス等を行うときは解錠して開き、通常販売を行うときは施錠して閉じるものである。接客パネル4は、複数種類のカップ飲料に関する写真、絵柄、文字等が印刷された樹脂板である。硬貨投入口6は、利用者が硬貨を投入する箇所であり、投入硬貨は、自動販売機内部の硬貨識別装置に供給される。紙幣挿入口8は、利用者が紙幣を挿入する箇所であり、挿入紙幣は、自動販売機内部の紙幣識別装置に供給される。金額表示部10は、投入硬貨金額や挿入紙幣金額等を表示するものである。値段ラベル12は、接客パネル4上で、複数種類のカップ飲料の写真、絵柄、文字等に一対一に対応して配置されるものである。商品選択釦14は、販売可ランプ及び売切れランプを内蔵し、接客パネル4上で、複数種類のカップ飲料の写真、絵柄、文字等に一対一に対応して配置されるものである。粉末原料増量釦16、砂糖増量釦18、クリーム増量釦20、粉末原料減量釦22、砂糖減量釦24、クリーム減量釦26は、1杯のカップ飲料(例えば、コーヒー、紅茶等)に対する混合割合の変更を希望するとき、商品選択釦14の押下前に押下するものである。嗜好表示部28は、1杯のカップ飲料に対し、事前に設定された混合割合を基準とする粉末原料、砂糖、クリームの増減の度合を表示するものである。利用者が、粉末原料増量釦16、砂糖増量釦18、クリーム増量釦20、粉末原料減量釦22、砂糖減量釦24、クリーム減量釦26を必要に応じて押下し、その後、販売可ランプが点灯している商品選択釦14を押下すると、この商品選択釦14に対応するカップ飲料が自動販売機内部の販売機構100で調理され、商品取出口30から販売される。返却レバー36は、投入硬貨自体、投入硬貨又は挿入紙幣からカップ飲料購入金額を減額した釣銭を返却口38に返却するためのものである。販売中ランプ40は、販売機構100がカップ飲料を調理して販売できる状態のときに点灯するものである。販売中止ランプ42は、全カップ飲料に対応する売切れランプが点灯したとき、或いは、販売機構100が故障したとき、点灯するものである。釣銭切ランプ44は、硬貨識別装置内部に貯蔵される釣銭用の硬貨の合計金額が一定金額以下となったときに点灯するものである。
図2を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の販売機構100の構成例について説明する。同図は、本実施の形態の販売機構100におけるレギュラーコーヒーを販売する部分の概略構成例を示す模式図である。本実施の形態の販売機構100は、主として、レギュラーコーヒー抽出装置101、湯タンク103、ミキシングボール117、砂糖容器119、及びクリーム容器121を備えて構成される。
レギュラーコーヒー抽出装置101は、挽き豆と湯とを収容するための所定のシリンダ、シリンダ内の空間を密閉するための所定のピストン、挽き豆と湯とからレギュラーコーヒーを濾過するための所定のフィルタ等を備えて構成される。また、このレギュラーコーヒー抽出装置101のシリンダの開口部には、所定の容器に収容されたコーヒー豆を挽くためのコーヒーミル111が隣接するように設けられている。このような構成により、レギュラーコーヒー抽出装置101は、コーヒーミル111から供給される挽き豆と、湯タンク103からポンプ113、電磁弁114、及び湯供給管115を通じて供給される湯とからレギュラーコーヒーを抽出し、電磁弁104を通じてコーヒー供給管105に供給するものである。ミキシングボール117は、ブラックのレギュラーコーヒーに対して、例えば、砂糖容器119から供給される砂糖及びクリーム容器121から供給される粉末状をなすクリームを混合するためのものである。尚、ミキシングボール117にて砂糖及びクリームと混合され調理された砂糖及びクリーム入りレギュラーコーヒーは、ミキシングボール117の下流に設けられた電磁弁123及び供給管125を通じてカップ127に供給されるようになっている。また、ブラックのレギュラーコーヒーも、ミキシングボール117、電磁弁123、及び供給管125を通じてカップ127に供給されるようになっている。
図3及び図4を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の制御を司る部分の構成例について説明する。図3は、本実施の形態のカップ式自動販売機1の構成例を示すブロック図である。図4は、本実施の形態のカップ式自動販売機1のコントロールパネル211の外観構成例を示す模式図である。
図3に例示されるように、本実施の形態の主制御部201は、カップ式自動販売機1の制御を統括するものであり、CPU201a、ROM201b、RAM(販売条件記憶部、変換条件記憶部)201c、周辺回路201d等を有するものである。即ち、この主制御部201はマイクロコンピュータを中心として動作する。CPU201aは、例えばROM201bから読み出したプログラムの解読結果に基づいて、後述する複数の従制御部を統括制御するものである。RAM201cは、例えば、CPU201aによる演算結果や、複数の従制御部からの各種データ等を記憶するものである。ハードウェア面では、ROM201bは、データを製造工程で焼き付け固定するマスクROM、データを紫外線消去することにより当該データを繰り返し書き込み読み出しできるEPROM(フラッシュROMを含む)等の不揮発性メモリである。また、RAM201cは、SRAM等の揮発性メモリであり、バックアップ電源を用いてデータを保持する。本実施の形態のRAM201cは、更に、後述する、飲料テーブル2011、レギュラーコーヒーの苦み度を表わす苦み度テーブル(変換条件)2012、及びレギュラーコーヒーの抽出時間を表わす抽出時間テーブル(変換条件)2013を記憶するものである。
図3に例示されるように、本実施の形態の硬貨処理制御部202、紙幣処理制御部203、接客制御部204、販売制御部205、入出力制御部206は、主制御部201に対する複数の従制御部に相当する。硬貨挿入機構207は、硬貨処理制御部202により制御されて、釣銭切れを検出し、硬貨投入口6(図1)からの投入硬貨を受け取り、必要に応じて釣銭を返却口38(図1)から返却する機能を有する。紙幣挿入機構208は、紙幣処理制御部203に制御されて、釣札切れを検出し、紙幣挿入口8(図1)からの挿入紙幣を受け取り、必要に応じて釣札を紙幣挿入口8から返却する機能を有する。硬貨処理制御部202及び紙幣処理制御部203は、硬貨投入および紙幣挿入が行なわれるその都度、処理動作を実行する。尚、先払いカード又は後払いカードを挿入するカード読み取り装置(不図示)を設けることによって、カップ飲料を販売できるようにしてもよい。
図3に例示されるように、本実施の形態の接客面209は、金額表示部10(図1)、嗜好表示部28(図1)、商品選択釦14(図1)、増量釦16、18、20(図1)、減量釦22、24、26(図1)、販売中ランプ40(図1)、販売中止ランプ42(図1)、及び釣銭切れランプ44(図1)を備えて構成されるものである。接客制御部204は、接客面209を制御する。つまり、接客制御部204は、主制御部201からのカップ飲料販売に関する接客指示に従って、販売中ランプ40、販売中止ランプ42、釣銭切れランプ44を点灯させたり、販売飲料別の販売可ランプ又は売切れランプを点灯させたり、更には、複数の商品選択釦14の何れが押下されたのかを検出し、このときの検出信号を主制御部201に送信したりする。
図3に例示されるように、本実施の形態の販売制御部205は、図2に例示される販売機構100を制御し、接客制御部204からの前記検出信号に応答した主制御部201からの販売指示に従って、利用者が所望するカップ飲料を調理して商品取出口30(図1)で取り出し可能とするものである。例えば、RAM201cに記憶された後述する販売条件に基づく主制御部201からの販売指示に基づいて、販売機構100の例えばポンプ113、電磁弁104、114、123、前述したピストン(不図示)等が所定時期に所定時間だけ動作することによりレギュラーコーヒー等のカップ飲料を調理し販売するようになっている。
図4に例示されるように、本実施の形態のコントロールパネル211は、テンキー2110、頁・矢印キー2111、及び設定/順送りキー2112を備えて構成されるキーボード211aと、このキーボード211aの操作に関する内容を表示する有機ELやLCD等のディスプレイ211bとを前面に備えたものである。また、本実施の形態のコントロールパネル211は、入出力制御部206と有線で接続されるとともに、前面扉2(図1)の裏面に着脱自在に配設されて、後述する販売条件の設定、金額設定、メンテナンス等を行なう際に操作するものである。本実施の形態の入出力制御部206は、キーボード211aからの入力情報を主制御部201に送信するものである。主制御部201は、この入力情報に基づいて、硬貨処理制御部202、紙幣処理制御部203、接客制御部204、及び販売制御部205に対して、それぞれの指示を行なう。
尚、主制御部201と従制御部202乃至206との間の通信は、主制御部201が優先的な送信権を有するポーリング方式、又は、主制御部201及び従制御部202乃至206が対等な送信権を有するコンテンション方式の何れであってもよい。また、本実施の形態では、前述したコントロールパネル211及び入出力制御部206が入力部に相当する。
<<<各種テーブル>>>
図5及び図6を参照しつつ、本実施の形態の主制御部201のRAM201cに記憶された飲料の販売条件のデータの構成例について説明する。図5は、本実施の形態の飲料の販売条件である飲料テーブル2011の構成例を示す図表である。図6(a)は、本実施の形態のレギュラーコーヒーの苦み度を表わす苦み度テーブル2012の構成例を示す図表である。図6(b)は、本実施の形態のレギュラーコーヒーの抽出時間を表わす抽出時間テーブル2013の構成例を示す図表である。
図5に例示されるように、本実施の形態のRAM201cは、複数の飲料に予め付された固有の番号のそれぞれに対し、飲料名の情報、カップのサイズの情報、価格の情報、原料に関する原料レシピ情報、この原料の調理に関する調理パラメータ情報(以上、販売条件)等を対応付けて、飲料テーブル2011として記憶している。同図の例示では、例えば異なる複数のレギュラーコーヒー(「ホットレギュラー01」、「ホットレギュラー04」、「ホットレギュラー11」)ごとに、カップのサイズの情報、豆量や湯量等の原料レシピ情報、粉砕したコーヒー豆と湯との攪拌時間やレギュラーコーヒーの抽出時間等の調理に関する調理パラメータ等が対応付けられている。飲料テーブル2011に記憶されたこれらの情報に基づいて、例えば飲料メーカにより指定された味を有するレギュラーコーヒーを調理することができる。
図6(a)に例示されるように、本実施の形態のRAM201cは、レギュラーコーヒーの複数種類の豆量の情報と、レギュラーコーヒーの苦み度の情報と、攪拌時間の情報とをそれぞれ対応付けて、苦み度テーブル2012として記憶している。攪拌時間とは、レギュラーコーヒー抽出装置101(図2)の内部で、粉砕したコーヒー豆と湯とを攪拌する時間を意味する。同図の例示では、同じ豆量に対し、「苦い」、「やや苦い」、「苦くない」という味を実現するために、この順に攪拌時間がより短く設定されている。
図6(b)に例示されるように、本実施の形態のRAM201cは、レギュラーコーヒーの複数種類の湯量の情報のそれぞれに対し、「短め」、「標準」、「長め」の三種類の抽出時間分類の情報を対応付けて、抽出時間テーブル2013として記憶している。抽出時間とは、レギュラーコーヒー抽出装置101(図2)の内部における粉砕したコーヒー豆と湯とをカップ127に送出する時間を意味する。同図の例示では、カップのサイズが70オンスに対応する湯量(「141〜160mL」)では、「短め」に分類される抽出時間は「11s」であり、「標準」に分類される抽出時間は「13s」であり、「長め」に分類される抽出時間は「15s」である。また、カップのサイズが90オンスに対応する湯量(「181〜200mL」)では、「短め」、「標準」、「長め」の抽出時間分類について、それぞれ70オンスの場合よりも短い抽出時間が設定されている。
尚、本実施の形態の販売条件等の情報は、後述するように、ルートマンによりコントロールパネル211(図4)を通じて入力された情報に基づいて、主制御部201がRAM201cの飲料テーブル2011に格納するものである。また、本実施の形態の苦み度テーブル2012及び抽出時間テーブル2013は、例えばカップ式自動販売機1の工場出荷時に予め設定されてRAM201cに記憶されたものであってもよいし、或いは、ルートマンの入力を通じて記憶されたものであってもよい。更に、苦み度テーブル2012及び抽出時間テーブル2013は、それぞれ上記三つの分類構成に限定されるものではなく、分類構成は二つ又は四つ以上であってもよい。
===販売条件変更制御部の動作===
図7及び図8を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の主制御部(販売条件変更制御部)201がRAM201cに対して販売条件の情報を記憶させる動作について説明する。図7は、本実施の形態の主制御部201の処理の手順を示すフローチャートである。図8は、本実施の形態のコントロールパネル211のディスプレイ211bにおける表示例を示す模式図である。
本実施の形態では、ルートマンが、新たなレギュラーコーヒーを商品として追加するために、コントロールパネル211から情報を入力するにあたり、既に販売しているレギュラーコーヒーの設定情報の一部を、新たな方の設定情報の一部にコピーすることを前提とする。但し、これに限定されるものではなく、例えば、新たに販売するレギュラーコーヒーの設定情報も既存の情報であって、ルートマンがこれを変更するものであってもよい。或いは、例えば、二つとも新たに追加する設定情報であって、ルートマンが一方を手入力で設定した後、他方の一部に対し前記一方の一部をコピーして使用するものであってもよい。尚、上記の「一部」とは、レギュラーコーヒーの調理パラメータの中で、例えば、味に関するもの、いわゆるタイミングに関するもの、衛生に関するもの、クリーム等の溶け具合に関するもの等のうちの何れか1つ以上を意味する。
先ず、ルートマンは、カップ式自動販売機1の前扉2を開けて、コントロールパネル211のキーボード211aを通じて所定の入力を行い、後述するコピーのための画面をディスプレイ211bに表示させているものとする。
図7に例示されるように、飲料テーブル2011における或る二つの飲料の一方の販売条件の一部を他方にコピーする旨を入力すると(入力指示)、主制御部201は、この入力指示の情報を受信する(S100)。
図8(a)の例示では、ディスプレイ211bにはコピー専用の画面が表示されている。ルートマンは、この表示に従って、コピー元の飲料の番号(例えば図5における「ホットレギュラーコーヒー01」の番号「201」)と、コピー先の飲料の番号(例えば図5における「ホットレギュラーコーヒー04」の番号「213」)とを入力するようになっている。
また、図8(a)の例示では、本実施の形態のディスプレイ211b上で所定の入力をすれば、コピー元の販売条件に対しレギュラーコーヒーの苦みを変更するような販売条件に変換した後、これをコピー先にコピーするための入力が可能となっている。図8(a)の例示では、「ニガミヘンコウ」に対して、「0」を入力すれば上記変更を実施しないが、「1」を入力すれば上記変更を実施するようにプログラムが構築されている。本実施の形態のプログラムは、ROM201bに記憶されており、更に以下の動作を実現するようにも構築されている。ルートマンが、この「1」を入力した状態で、設定/順送りキー2112(図4)を押下すると、図8(b)に例示されるように、苦み度変更専用の画面が表示される。ルートマンは、前述した「苦い」、「やや苦い」、又は「苦くない」の何れかに「1」を入力することにより、苦み度を設定できるようになっている。前述したステップS100の受信動作は、この苦み度の設定情報を受信する動作も含むものである。図8(b)の例示では、「苦くない」が「やや苦い」に変更されている。尚、入力情報は上記に限定されるものではなく、例えば、異なる苦み度に応じて異なる数字又は記号を予め決めておき、これを入力してもよい。
更に、図8(a)の例示では、本実施の形態のディスプレイ211b上で所定の入力をすれば、コピー元の販売条件に対しレギュラーコーヒーのサイズを変更するような販売条件に変換した後、これをコピー先にコピーするための入力が可能となっている。同図の例示では、「サイズヘンコウ」に対して、「0」を入力すれば上記変更を実施しないが、「1」を入力すれば上記変更を実施するように前述したプログラムが構築されている。本実施の形態のプログラムは、更に以下の動作を実現するようにも構築されている。ルートマンが、この「1」を入力した状態で、設定/順送りキー2112(図4)を押下すると、図8(c)に例示されるように、サイズ変更専用の画面が表示される。ルートマンは、前述した「カップ(のサイズ)」の何れかに数値を入力することにより、サイズを設定できるようになっている。前述したステップS100の受信動作は、このサイズの設定情報を受信する動作も含むものである。図8(c)の例示では、「70オンス」が「90オンス」に変更されている。尚、入力情報は上記に限定されるものではなく、例えば、異なるサイズに応じて異なる数字又は記号を予め決めておき、これを入力してもよい。
<<<苦み度を変更してコピーする場合>>>
もし、ルートマンにより苦み度を変更する旨の入力操作が行われ、これを判別した場合(S200:YES)、主制御部201は、RAM201cに記憶された飲料テーブル2011(図5)において、コピー元の飲料番号に対応付けられた豆量の情報を取得する。例えば、主制御部201は、入力された番号「201」に対応する豆量「12.0g」を取得する(S201)。
次に、主制御部201は、RAM201cに記憶された苦み度テーブル2012(図6(a))において、ステップS201で取得した豆量と、入力された苦み度とに対応付けられた攪拌時間の情報を取得する。例えば、主制御部201は、豆量「12.0g」と、入力された「やや苦い」とに対応する攪拌時間「10.0s」を取得する(S202)。
次に、主制御部201は、RAM201cに記憶された飲料テーブル2011において、コピー元の飲料番号に対応付けられた販売条件の情報に対して攪拌時間のみを変更し、この変更した情報(変換販売条件)を、コピー先の飲料番号に対応する販売条件となるようにコピーする。例えば、主制御部201は、番号「201」の「ホットレギュラーコーヒー01」の販売条件のうちの攪拌時間を「8.0s」から「10.0s」に変更し、これを、番号「213」の「ホットレギュラーコーヒー04」にコピーする(S203)。
ステップS203のコピーの動作は、具体的には、RAM201cの記憶領域における飲料テーブル2011中のコピー元の飲料に対応する販売条件の一部を記憶する領域(第1記憶エリア)から、この販売条件の一部を読み出して所定の変換を施した後、この所定の変換が施された販売条件の一部を、コピー先の飲料に対応する販売条件の一部を記憶する領域(第2記憶エリア)へ書き込む動作である。
或いは、ステップS203のコピー動作は、(RAM201cではない)外部の記憶領域における販売条件の一部を読み出して所定の変換を施した後、この所定の変換が施された販売条件の一部を、コピー先の飲料に対応する販売条件の一部を記憶する領域(記憶エリア)へ書き込む動作であってもよい。この場合、外部の記憶領域とは、例えば、カップ式自動販売機1の外部の記録媒体(不図示)であり、具体的にはメモリカード等がこれに相当する。この記録媒体に記録されたコピー用の販売条件の情報が、例えば入出力制御部206を介して所定の読み取り手段(不図示)により読み取られ、所定の変換が施された後に、RAM201cにおける所定に記憶エリアに書き込まれてもよい。
次に、主制御部201は、コピーの動作を終了した旨(図8(d))をディスプレイ211bに表示する(S204)。
<<<サイズを変更してコピーする場合>>>
もし、ルートマンによりサイズを変更する旨の入力操作が行われ、これを判別した場合(S200:NO、S300:YES)、主制御部201は、RAM201cに記憶された飲料テーブル2011(図5)において、コピー元の飲料番号に対応付けられた豆量及び攪拌時間の情報を取得する。例えば、主制御部201は、入力された番号「201」に対応する豆量「12.0g」及び攪拌時間「8.0s」を取得する(S301)。
次に、主制御部201は、RAM201cに記憶された苦み度テーブル2012(図6(a))において、ステップS301で取得した豆量及び攪拌時間に対応付けられた苦み度の情報を取得する。例えば、主制御部201は、豆量「12.0g」及び攪拌時間「8.0s」に対応する苦み度「苦くない」を取得する(S302)。
次に、主制御部201は、苦み度テーブル2012において、入力されたサイズに該当する豆量と、ステップS302で取得した苦み度とに対応付けられた攪拌時間の情報を取得する。例えば、主制御部201は、「90オンス」に該当する豆量「15.0g」と、取得した苦み度「苦くない」とに対応する攪拌時間「5.0s」を取得する(S303)。
次に、主制御部201は、飲料テーブル2011において、コピー元の飲料番号に対応付けられた湯量及び抽出時間の情報を取得する。例えば、主制御部201は、入力された番号「201」に対応する湯量「155mL」及び抽出時間「13s」を取得する(S304)。
次に、主制御部201は、抽出時間テーブル2013(図6(b))において、ステップS304で取得した湯量及び抽出時間に対応する抽出時間分類(「短め」、「標準」、「長め」)の情報を取得する。例えば、主制御部201は、湯量「141〜160mL」及び抽出時間「13s」に対応する抽出時間分類「標準」を取得する(S305)。
次に、主制御部201は、抽出時間テーブル2013において、入力されたサイズに該当する湯量と、ステップS305で取得した抽出時間分類とに対応付けられた抽出時間の情報を取得する。例えば、主制御部201は、「90オンス」に該当する湯量「181〜200mL」と、取得した抽出時間分類「標準」とに対応する抽出時間「17s」を取得する(S306)。
次に、主制御部201は、RAM201cに記憶された飲料テーブル2011において、コピー元の飲料番号に対応付けられた販売条件の情報に対してサイズ、豆量、サイズに該当する価格、湯量、攪拌時間、抽出時間を変更し、この変更した情報を、コピー先の飲料番号に対応する販売条件となるようにコピーする。例えば、主制御部201は、番号「201」の「ホットレギュラーコーヒー01」の販売条件を上記の如く変更し、この変更した情報(変換販売条件)を、番号「233」の「ホットレギュラーコーヒー11」にコピーする(S307)。
次に、主制御部201は、コピーの動作を終了した旨(図8(d))をディスプレイ211bに表示する(S308)。
尚、ステップS307のコピーの動作は、ステップS203におけるコピー動作と同様である。
<<<変更せずにコピーする場合>>>
もし、ルートマンにより苦み度又はサイズを変更する旨の何れの入力操作も行われず、これを判別した場合(S200:NO、S300:NO)、主制御部201は、RAM201cに記憶された飲料テーブル2011(図5)において、コピー元の飲料番号に対応付けられた販売条件の一部の情報を取得し、これを、他の番号に対応する販売条件の一部としてコピーする(S400)。
次に、主制御部201は、コピーの動作を終了した旨(図8(d))をディスプレイ211bに表示する(S401)。
尚、ステップS400のコピーの動作は、ステップS203及びステップS307におけるコピー動作と同様である。
本実施の形態の主制御部201の動作手順は、以上に限定されるものではない。例えば、販売条件の変換は苦み度及びサイズのみをパラメータとして行われるものではない。本実施の形態の商品であるカップ飲料はレギュラーコーヒーに限ったものではないし、更にこの商品はカップ飲料に限ったものではないため、本発明における商品の味に関する情報は、苦み度に限定されるものではない。味のパラメータは、例えば広く調味料の加減を表わすテーブル等に基づくものであってもよい。また、コピーの際の変換のパラメータは一つに限定されるものではなく、例えば苦み度及びサイズの両方をパラメータとしてもよい。
===販売条件の記憶の容易性===
本実施の形態のカップ式自動販売機1によれば、例えばルートマンが複数種類のレギュラーコーヒーの販売条件をRAM201cの飲料テーブル2011に記憶させる場合、或るレギュラーコーヒーの販売条件の一部(X)が飲料テーブル2011に予め記憶されていれば、このXを、他のレギュラーコーヒーの販売条件におけるXに対応する部分(Y)にコピーすることにより、飲料テーブル2011の内容をYからXへ変更することができる(前述したステップS400)。よって、ルートマンは、コントロールパネル211を通じて主制御部201に入力指示の情報を送信すれば、或るレギュラーコーヒーのXを、他のレギュラーコーヒーにおけるXに対応するYにコピーできる。このXが販売条件における二つのレギュラーコーヒーに共通な部分であるとすれば、他のレギュラーコーヒーの販売条件を入力するにあたり、所定の入力指示を行うことによって、前回と同じ作業を繰り返す必要がなくなる。よって、複数種類の商品の販売条件を飲料テーブル2011に容易に記憶させることができる。尚、前述したYは、飲料テーブル2011に予め記憶された販売条件を表わしていてもよいし、何も記憶されていない状態を表わしていてもよい。
また、本実施の形態のカップ式自動販売機1によれば、前述したXを、コピー先のレギュラーコーヒーの苦み度やサイズ等に対応するように所定の変換を施してX’とした後に、X’をYにコピーすることにより、飲料テーブル2011の内容をYからX’へ変更することができる(前述したステップS201乃至S203、S301乃至S307)。二つのレギュラーコーヒーの販売条件に共通な部分が少ない場合でも、所定の変換のパラメータを定めるテーブルデータ(苦み度テーブル2012又は抽出時間テーブル2013)に基づけば、他のレギュラーコーヒーの販売条件を入力する際に同じ作業を繰り返す必要がなくなる。よって、複数種類の商品の販売条件を飲料テーブル2011に容易に記憶させることができる。
以上から、本実施の形態のカップ式自動販売機1が販売する複数種類のレギュラーコーヒーについて各販売条件が多数の項目から構成されている場合でも、ルートマンは、これら多数の項目の情報を繰り返し入力する作業から開放される。つまり、ルートマンに対する負荷が軽減される。
===プログラム及び記録媒体===
前述したステップS100の手順(受信する手順)と、ステップS201乃至S203の手順(変更する手順)とを、主制御部(コンピュータ)201に実行させるための前述したプログラムが、本発明のプログラムに相当する。また、前述したステップS100の手順と、ステップS301乃至S307の手順(変更する手順)とを、主制御部201に実行させるための前述したプログラムも、本発明のプログラムに相当する。また、前述したステップS100の手順と、ステップS400の手順(変更する手順)とを、主制御部201に実行させるための前述したプログラムも、本発明のプログラムに相当する。
また、例えば、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な、DVDやCD等の光ディスク、又は、MOやフロッピーディスク等の磁気ディスクが、本発明の記録媒体に相当する。或いは、本発明の記録媒体は、マスクROMやEPROM(フラッシュROMを含む)等の不揮発性メモリでもよい。
===その他の実施の形態===
前述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
前述した実施の形態では、商品をカップ飲料としたが、これに限定されるものではない。本発明の自動販売機は、調理に複数の工程が必要な複数種類の商品を販売する自動販売機であればよい。
また、前述した実施の形態では、主制御部201は、或る商品の販売条件の一部(X)を、他の商品の販売条件におけるXに対応する部分(Y)にコピーすることにより、飲料テーブル2011の内容をYからXへ変更するものであったが、二つの商品間のコピーに限定されるものではない。例えば、或る商品の販売条件の一部(X)を、他の複数の商品の販売条件におけるXに対応する部分(Y、Y’、Y”等)にコピーするものであってもよい。
本実施の形態のカップ式自動販売機の外観構成例を示す正面図である。 本実施の形態の販売機構におけるレギュラーコーヒーを販売する部分の概略構成例を示す模式図である。 本実施の形態のカップ式自動販売機の構成例を示すブロック図である。 本実施の形態のカップ式自動販売機のコントロールパネルの外観構成例を示す模式図である。 本実施の形態の飲料テーブルの構成例を示す図表である。 (a)は、本実施の形態の苦み度テーブルの構成例を示す図表であり、(b)は、本実施の形態の抽出時間テーブルの構成例を示す図表である。 本実施の形態の主制御部の処理の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態のコントロールパネルのディスプレイにおける表示例を示す模式図である。
符号の説明
1 カップ式自動販売機 100 販売機構 201 主制御部
201a CPU 201b ROM 201c RAM
204 接客制御部 205 販売制御部 206 入出力制御部
211 コントロールパネル 211a キーボード 211b ディスプレイ
2011 飲料テーブル 2012 苦み度テーブル 2013 抽出時間テーブル

Claims (9)

  1. 商品を調理して販売する動作を実行する販売部と、
    前記商品の販売に関する販売条件に基づいて、前記販売部の動作を制御する販売制御部と、
    複数種類の前記商品の前記販売条件を記憶する販売条件記憶部と、
    前記販売条件記憶部に対し、当該販売条件記憶部が記憶するべき販売条件を入力するための入力部と、
    を備えた自動販売機において、
    前記入力部からの入力指示に基づいて、前記複数種類の商品のうちの一商品の販売条件の一部を、前記複数種類の商品のうちの他商品の、前記一商品の販売条件の一部に対応する販売条件にコピーすることにより、前記販売条件記憶部の内容を変更する販売条件変更制御部、
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記販売条件記憶部は、前記一商品の販売条件の一部が記憶される第1記憶エリアと、前記他商品の、前記一商品の販売条件の一部に対応する販売条件が記憶される第2記憶エリアと、を有し、
    前記販売条件変更制御部は、前記入力部からの入力指示に基づいて、前記販売条件記憶部の第1記憶エリアから、前記一商品の販売条件の一部を読み出し、前記販売条件記憶部の第2記憶エリアへ、読み出された前記一商品の販売条件の一部を書き込む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記販売条件記憶部は、前記他商品の、前記一商品の販売条件の一部に対応する販売条件が記憶される記憶エリアを有し、
    前記販売条件変更制御部は、前記入力部からの入力指示に基づいて、前記販売条件記憶部の前記記憶エリアへ外部から読み込まれる前記一商品の販売条件の一部を書き込む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  4. 前記一商品の販売条件の一部に対して所定変換を施すための変換条件を記憶する変換条件記憶部、を更に備え、
    前記販売条件変更制御部は、前記一商品の販売条件の一部を前記変換条件記憶部から読み出される前記変換条件の下で変換して得られる変換販売条件を、前記一商品の販売条件の一部に対応する前記他商品の販売条件にコピーする、ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  5. 前記商品の販売に関する販売条件は、前記商品の調理に関するパラメータを示す情報である、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の自動販売機。
  6. 前記変換条件は、前記商品のサイズに関する情報であることを特徴とする請求項4又は5に記載の自動販売機。
  7. 前記変換条件は、前記商品の味に関する情報であることを特徴とする請求項4又は5に記載の自動販売機。
  8. 商品を調理して販売する動作を実行する販売部と、前記商品の販売に関する販売条件に基づいて、前記販売部の動作を制御する販売制御部と、複数種類の前記商品の前記販売条件を記憶する販売条件記憶部と、前記販売条件記憶部に対し、当該販売条件記憶部が記憶するべき販売条件を入力するための入力部と、を有する自動販売機における、前記販売条件記憶部に対する販売条件の記憶動作を制御するコンピュータに、
    販売条件をコピーするための前記入力部からの入力指示を受信する手順と、
    前記入力指示に基づいて、前記複数種類の商品のうちの一商品の販売条件の一部を、前記複数種類の商品のうちの他商品の、前記一商品の販売条件の一部に対応する販売条件にコピーすることにより、前記販売条件記憶部の内容を変更する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  9. 商品を調理して販売する動作を実行する販売部と、前記商品の販売に関する販売条件に基づいて、前記販売部の動作を制御する販売制御部と、複数種類の前記商品の前記販売条件を記憶する販売条件記憶部と、前記販売条件記憶部に対し、当該販売条件記憶部が記憶するべき販売条件を入力するための入力部と、を有する自動販売機における、前記販売条件記憶部に対する販売条件の記憶動作を制御するコンピュータに、
    販売条件をコピーするための前記入力部からの入力指示を受信する手順と、
    前記入力指示に基づいて、前記複数種類の商品のうちの一商品の販売条件の一部を、前記複数種類の商品のうちの他商品の、前記一商品の販売条件の一部に対応する販売条件にコピーすることにより、前記販売条件記憶部の内容を変更する手順と、
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

JP2005329188A 2005-11-14 2005-11-14 自動販売機 Expired - Fee Related JP5011710B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005329188A JP5011710B2 (ja) 2005-11-14 2005-11-14 自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005329188A JP5011710B2 (ja) 2005-11-14 2005-11-14 自動販売機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007140591A true JP2007140591A (ja) 2007-06-07
JP5011710B2 JP5011710B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=38203414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005329188A Expired - Fee Related JP5011710B2 (ja) 2005-11-14 2005-11-14 自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5011710B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010222033A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Kazumasa Ikuta 具入りスープ類の自動販売機
JP2011500108A (ja) * 2007-09-06 2011-01-06 ザ・コカ−コーラ・カンパニー 製品形成ディスペンサにおける部分制御プログラミングを提供するためのシステムおよび方法
JP2012511220A (ja) * 2008-12-08 2012-05-17 イノディス コーポレーション 飲料の成分材料を分与して調合/混合するための統合されたシステムのための飲料レシピを作り出すデバイスおよび方法
US9499382B2 (en) 2007-09-06 2016-11-22 The Coca-Cola Company Systems and methods for monitoring and controlling the dispense of a plurality of product forming ingredients

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58112191A (ja) * 1981-12-25 1983-07-04 富士電機冷機株式会社 自動販売機の設定方法
JP2001167335A (ja) * 1999-12-08 2001-06-22 Sanyo Electric Co Ltd カップ式自動販売機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58112191A (ja) * 1981-12-25 1983-07-04 富士電機冷機株式会社 自動販売機の設定方法
JP2001167335A (ja) * 1999-12-08 2001-06-22 Sanyo Electric Co Ltd カップ式自動販売機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011500108A (ja) * 2007-09-06 2011-01-06 ザ・コカ−コーラ・カンパニー 製品形成ディスペンサにおける部分制御プログラミングを提供するためのシステムおよび方法
US9014846B2 (en) 2007-09-06 2015-04-21 The Coca-Cola Company Systems and methods for providing portion control programming in a product forming dispenser
US9499382B2 (en) 2007-09-06 2016-11-22 The Coca-Cola Company Systems and methods for monitoring and controlling the dispense of a plurality of product forming ingredients
JP2017030868A (ja) * 2007-09-06 2017-02-09 ザ コカ・コーラ カンパニーThe Coca‐Cola Company 製品形成ディスペンサにおける部分制御プログラミングを提供するためのシステムおよび方法
JP2012511220A (ja) * 2008-12-08 2012-05-17 イノディス コーポレーション 飲料の成分材料を分与して調合/混合するための統合されたシステムのための飲料レシピを作り出すデバイスおよび方法
JP2010222033A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Kazumasa Ikuta 具入りスープ類の自動販売機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5011710B2 (ja) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6930612B2 (ja) 会計処理装置、表示方法及びプログラム
JP5011710B2 (ja) 自動販売機
US20050261802A1 (en) Vending machine and article sale method for vending machine
JPS5962996A (ja) 飲料自動販売機
JP2002245536A (ja) 自動販売システム
JP4835116B2 (ja) 自動販売機、プログラム、及び記録媒体
JP4595244B2 (ja) 自動販売機の商品販売システム、および、このシステムに用いる携帯端末装置
JP6737082B2 (ja) 売上データ処理装置、プログラム、及び、表示方法
JP5439072B2 (ja) 自動販売機
JP4244471B2 (ja) カップ式自動販売機
JP5517472B2 (ja) 自販機制御装置および自動販売機管理システム
JP3965958B2 (ja) カップ式自動販売機
JP7275628B2 (ja) 自動販売機、自動販売機の設定データ設定方法、及び自動販売機システム
JP6335077B2 (ja) 注文受付装置、注文受付方法、および、注文受付プログラム
JP2005056108A (ja) カップ式自動販売機及びカップ式自動販売機の飲料調理方法
JP7363263B2 (ja) 金銭登録機及びプログラム
KR102095927B1 (ko) 라면 조리 판매 시스템
KR102095934B1 (ko) 라면 조리 판매 시스템
JP2003256929A (ja) 自動販売機、および自動販売機の個人販売情報管理装置並びに個人販売情報管理システム
KR200383255Y1 (ko) 자동판매기
JP4154819B2 (ja) カップ式自動販売機
JP2005078551A (ja) 自動販売機
JP3924905B2 (ja) カップ式自動販売機
JP5370036B2 (ja) 自動販売機
JP2000298766A (ja) カップ式自動販売機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080812

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120402

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5011710

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees