JP2007139009A - 粘性流体封入ダンパー - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスク装置の小型化・薄型化に寄与できる新たな粘性流体封入ダンパーの提供。
【解決手段】粘性流体封入ダンパー10は、筐体2に対してメカニカルシャーシ3が相対的に変位すると溝部16が連動し、この連動による密閉容器11の変形が内部に封入した粘性流体6を攪拌し粘性抵抗を生じる。このため、粘性流体6の粘性抵抗による振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮できる。また密閉容器11の変形とともに、側壁部15aの内面に設けた多数の帯状突起17が三次元方向に移動し、攪拌壁として粘性流体6を攪拌して粘性抵抗を高めるため、従来例のような攪拌筒部7aが無い分、密閉容器11を従来例よりも小さくでき、筐体2とメカニカルシャーシ3の隙間も小さくできる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車載用、民生用を含めた音響機器、映像機器、情報機器等に用いられる光ディスク装置、ハードディスクドライブ装置などのディスク状記録媒体(以下「ディスク」という。)に記録された情報を再生するディスク装置の振動減衰手段として、また衝撃吸収手段として用いる粘性流体封入ダンパーに関する。
ディスク装置は、偏芯ディスクの回転によって生じる内乱振動やディスク装置の外側から伝わってくる外乱振動によって誤動作を起こし易い。このため図13で示すように、従来一般的なディスク装置1では筐体2とメカニカルシャーシ3との間に振動減衰用の粘性流体封入ダンパー4が取付けられる。
このような一従来例の粘性流体封入ダンパー4は、例えば図14で示すように、密閉容器5に粘性流体6を封入する構成である。この密閉容器5は、ゴム状弾性体でなる可撓部7に攪拌筒部7aが形成され、この攪拌筒部7aがメカニカルシャーシ3の取付シャフト3aを保持し、蓋部8の孔8aに取付ネジNを通して筐体2に固定して取付けられる。また筐体2とメカニカルシャーシ3との間には吊下げばね9が取付けられる。このようにディスク装置1では、粘性流体封入ダンパー4と吊下げばね9を併用することでメカニカルシャーシ3を浮動状態で弾性支持している。そしてメカニカルシャーシ3に振動が加わると、取付シャフト3aと一体の攪拌筒部7aが三次元方向に連動して粘性流体6を攪拌し、その粘性抵抗によって優れた振動減衰効果が発揮される(特許文献1)。
特開2002−242977号公報
ところでディスク装置1についてはより一層の小型化・薄型化が追求されているため、粘性流体封入ダンパー4もそれに追随できるように小型化・薄型化が求められている。しかしながら、粘性流体封入ダンパー4を小型化・薄型化すると、攪拌筒部7aが密閉容器5の内壁面に衝突し、その衝撃によってディスク装置1に誤動作を誘発することがある。したがって、粘性流体封入ダンパー4には、かかる衝突を回避できる程度に攪拌筒部7aの可動容積を確保する必要があることから、単純には小型化・薄型化できないという制約がある。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明である。その目的は、ディスク装置の小型化・薄型化に寄与できるよう新たな粘性流体封入ダンパーを提供することにある。
そして、上記目的を達成する本発明は、以下のように構成される。
すなわち本発明は、密閉容器と密閉容器に封入した粘性流体とを備え、支持体とその内部に収容される被支持体とに対し密着して取付けられ支持体と被支持体との間に伝達する振動を減衰する粘性流体封入ダンパーであって、密閉容器に被支持体を固定する取付溝を形成し、該取付溝を構成する壁部の内面又はそれと対向する壁部の内面の少なくとも何れか一方に粘性流体を攪拌する攪拌突起を設ける粘性流体封入ダンパーを提供する。
本発明では、密閉容器に被支持体を固定する取付溝を形成する。そして、支持体と被支持体との間に密着して取付けられた密閉容器は、取付溝を構成する壁部が被支持体の外面に対して固定されており、取付溝を構成する壁部と対向する壁部が支持体の内面に対して固定されている。つまり、支持体に対して被支持体が相対的に変位すると取付溝が連動し、この連動による密閉容器の変形が内部に封入した粘性流体を攪拌し粘性抵抗を生じる。このため、粘性流体の粘性抵抗による振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮できる。
また本発明では、密閉容器の変形とともに、その内面に設けた攪拌突起が粘性流体の粘性抵抗を高めるため、従来例のような密閉容器の内部に突出する攪拌筒部が無くても優れた振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮できる。よって、攪拌筒部が無くても十分な振動減衰効果等を発揮し、且つ密閉容器を従来例よりも小さくできる。
本発明は前記粘性流体封入ダンパーについて、攪拌突起を多数の柱状突起とする。このため、密閉容器の変形とともに多数の柱状突起が三次元方向に移動し、攪拌棒として粘性流体を攪拌し、優れた振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮できる。前記柱状突起が硬質材でなる場合には、剛性があるため粘性流体の攪拌効果を高めることができる。他方軟質材でなる場合には、対向面に対して突き当たり倒れて逃げることで柔らかく緩衝するため衝撃吸収効果を高めることができる。
本発明は前記粘性流体封入ダンパーについて、攪拌突起を多数の帯状突起とする。このため、密閉容器の変形とともに多数の帯状突起が三次元方向に移動し、攪拌壁として粘性流体を攪拌し、優れた振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮できる。前記帯状突起が硬質材でなる場合には、剛性があるため粘性流体の攪拌効果を高めることができる。他方軟質材でなる場合には、対向面に対して突き当たり倒れて逃げることで柔らかく緩衝するため衝撃吸収効果を高めることができる。
本発明は前記粘性流体封入ダンパーについて、前記攪拌突起として多数の柱状突起を突設し、該攪拌突起を突設する前記内面と対向する他方の内面に該柱状突起を受容する多数の攪拌室を画成する隔壁を突設する。
本発明では、隔壁によって画成される攪拌室に柱状突起が入り込み、狭い攪拌室の内部で粘性流体を攪拌する。このため、攪拌される粘性流体の流動領域が制約される分、粘性流体の攪拌抵抗を大きくすることができ、振動減衰効果を高めることができる。
本発明は前記粘性流体封入ダンパーについて、取付溝に被支持体と係合する係止部を設ける。
本発明では、取付溝に係止部を設けているため、密閉容器の取付溝を確実に被支持体に係合固定することができる。よって、被支持体の変位を無駄なく密閉容器の変形に変換できることから、効率的な粘性流体の攪拌により大きな粘性抵抗を発生させて振動減衰効果を高めることができる。
本発明は前記粘性流体封入ダンパーについて、取付溝を構成する壁部が硬質材で形成されているため剛性があり、取付溝の形状を変形し難くできる。取付溝をゴム状弾性体で形成している場合は密閉容器全体が柔軟に変形するため、度重なる振動を受け密閉容器が支持体と被支持体の隙間に沿って当初の取付位置から徐々にずれてしまい振動減衰効果の低下をまねくことがある。しかし本発明では、取付溝が変形し難いことで取付位置のずれを抑制でき、振動減衰効果の低下を防ぐことができる。また取付溝に被支持体と係合する係止部を設ける前述の本発明では、取付溝の壁部がバネ性をもつため、被支持体の係合による挟持力を高めることができる。よって、被支持体の変位を無駄なく密閉容器の変形に変換できることから、効率的な粘性流体の攪拌により大きな粘性抵抗を発生させて振動減衰効果を高めることができる。
本発明の粘性流体封入ダンパーによれば、取付溝を構成する壁部が被支持体の外面に対して固定されており、取付溝を構成する壁部と対向する壁部が支持体の内面に対して固定されている。このため支持体に対して被支持体が相対的に変位すると取付溝が連動し、この連動による密閉容器の変形が内部に封入した粘性流体を攪拌し粘性抵抗を生じる。よって、粘性流体の粘性抵抗による振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮できる。
本発明によれば、密閉容器の変形とともにその内面に設けた攪拌突起が粘性流体の粘性抵抗を高めるため、従来例のような密閉容器の内部に突出する攪拌筒部が無くても優れた振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮できる。したがって攪拌突起が無い分、密閉容器を従来例よりも小さくでき、また支持体と被支持体の隙間も小さくできる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各実施形態で共通する構成については、同一符号を付して重複説明は省略する。
第1実施形態〔図1〜図3〕
第1実施形態の粘性流体封入ダンパー10は、密閉容器11に粘性流体6を封入した構成である。密閉容器11はゴム状弾性体でなり、容器本体12と別体に成形した蓋体13とを固着して形成したものである。
容器本体12は、中空で上端が開口しており、底部14、側壁部15で構成されている。このうち底部14は平面視でコ字形状に形成されている。そして側壁部15は、平面視でコ字形状の容器を形成するように底部14に対して直立して設けられている。この側壁部15のうち溝部16を構成する側壁部15aの内面には、対向面に向かって底部14から開口端まで繋がる多数の帯状突起17が設けられている。
蓋体13は、平面視でコ字形状の平板に形成されており、容器本体12の開口端に対して接着剤により固着されている。
次に、本実施形態の粘性流体封入ダンパー10を取付けたディスク装置18及び粘性流体封入ダンパー10を取付方法を説明する。
ディスク装置18は、図1で示すように、メカニカルシャーシ3と、メカニカルシャーシ3を内蔵する筐体2と、メカニカルシャーシ3と筐体2の間に介在する粘性流体封入ダンパー10とで構成されている。そしてこの粘性流体封入ダンパー10は、メカニカルシャーシ3に固定した後、筐体2に固定して、ディスク装置18に取付けられる。
粘性流体封入ダンパー10の「取付溝」としての溝部16にメカニカルシャーシ3の側面を密着するように差し込む。こうして粘性流体封入ダンパー10を、メカニカルシャーシ3の長手側面に対して複数箇所(例えば、メカニカルシャーシ3の両長手側面に2箇所づつ全4箇所)に取付ける。その各々が粘性流体封入ダンパー10の溝部16に対して前述のように差し込まれて係合する。
粘性流体封入ダンパー10の側壁部15aと対向する側壁部15bの外面を、筐体2の内面2aに密着するように取付ける。こうして図1で示すように、メカニカルシャーシ3は粘性流体封入ダンパー10によって筐体2の内側2aに防振支持される。
次に、粘性流体封入ダンパー10を構成する各部材の材質を説明する。なお、以下の説明は後述の各実施形態についても共通である。
「ゴム状弾性体」の材質は、柔軟に変形し、耐屈曲性があり、減衰効果を有する合成ゴム、熱可塑性エラストマーが好ましい。例えば、合成ゴムは、ブチルゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム等が挙げられ、熱可塑性エラストマーは、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、塩化ビニル系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
粘性流体6の材質は、液体、あるいは液体に反応、溶解しない固体粒子を添加したものが好ましい。例えば、シリコーン系オイル、パラフィン系オイル、エステル系オイル、液状ゴム等の液体、あるいはこれら液体に反応、溶解しない固体粒子を添加したものが挙げられる。なかでも、液体として、温度依存性、耐熱性、信頼性等の要求性能により、シリコーン系オイルが好ましく、具体的には、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル等が挙げられ、これらシリコーン系オイルに反応、溶解しない固体粒子としては、シリコーンレジン粉末、ポリメチルシルセスキオキサン粉末、湿式シリカ、乾式シリカ、ガラスビーズ、ガラスバルーン等、又はこれらの表面処理品等が挙げられ、これらを単独もしくは複数組合せて用いる。
次に、粘性流体封入ダンパー10の製造方法の一例を説明する。
先ず容器本体12と蓋体13を別々の成形金型を用いて成形する。このとき両者を接着にて固着する観点から同材質のゴム状弾性体を使用すると、異材質の場合と比べて接着可能な接着剤が多くなり接着強度の高い接着剤を選べるため、高い液密性の密閉容器11を実現できる。
そして容器本体12の内部に粘性流体6を注入した後、容器本体12の開口端に蓋体13を接着にて固着し、粘性流体封入ダンパー10を製造する。
次に、本実施形態の作用・効果を説明する。
粘性流体封入ダンパー10によれば、密閉容器11は、側壁部15aがメカニカルシャーシ3の外面に対して密着固定されており、側壁部15bが筐体2の内面2aに対して密着固定されている。つまり、筐体2に対してメカニカルシャーシ3が相対的に変位すると溝部16が連動し、この連動による密閉容器11の変形が内部に封入した粘性流体6を攪拌し粘性抵抗を生じる。このため、粘性流体6の粘性抵抗による振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮できる。そして従来例では必要な取付ねじによる固定を廃止できるため、取付作業が簡単になる。
また本実施形態によれば、密閉容器11の変形とともに、側壁部15aの内面に設けた多数の帯状突起17が三次元方向に移動し、攪拌壁として粘性流体6を攪拌して粘性抵抗を高めるため、図13の従来例のような密閉容器5の内部に突出する攪拌筒部7aが無くても優れた振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮できる。したがって攪拌突起7aが無い分、密閉容器11を従来例よりも小さくでき、また筐体2とメカニカルシャーシ3の隙間も小さくできる。
第2実施形態〔図4,図5〕
第2実施形態の粘性流体封入ダンパー19は、第1実施形態の粘性流体封入ダンパー10と同様に、密閉容器20に粘性流体6を封入しているが、密閉容器20を構成する容器本体21と蓋体22の構成が異なる。残余の構成は第1実施形態と同じである。
容器本体21は、ゴム状弾性体でなり平面視で矩形状に形成され、上端が開口する中空の直方体を3つ繋げて構成されている。即ち容器21a,21b,21cからなり、それぞれが底部23、側壁部24を有する。このうち各底部23は平面視で矩形状に形成され、この内面には開口に向かって多数の攪拌室を画成する隔壁23aが設けられている。そして側壁部24は、底部23に対して隔壁23aよりも長く直立して設けられている。この側壁部24のうち他の容器と隣接する側壁部24どうしの上端には、両者を繋ぐ連結部25が形成されている。
蓋体22は、ゴム状弾性体でなり平面視で矩形状の平板に形成されている。容器本体21との対向面には、容器本体20に形成した攪拌室と整合するように多数の柱状突起26が設けられている。そして蓋体22は、容器本体20の開口端に対して接着剤により固着されている。
次に、粘性流体封入ダンパー19の取付方法を説明する。
先ず図5で示すように、密閉容器20を蓋体22が内側になるように連結部25で折り曲げる。この結果、コ字形状となった蓋体22が「取付溝」を構成する(図4)。この蓋体22にメカニカルシャーシ3の側面を密着するように差し込む。
次に底部23の外面を、筐体2の内面2aに密着するように取付ける。こうして、メカニカルシャーシ3は粘性流体封入ダンパー19によって筐体2の内側2aに防振支持される。
次に、粘性流体封入ダンパー19の製造方法の一例を説明する。
先ず容器本体21と蓋体22を別々の成形金型を用いて成形する。次に容器本体21の各容器21a,21b,21cごとに粘性流体6を注入した後、容器本体12の開口端に蓋体13を接着にて固着し、粘性流体封入ダンパー19を製造する。
第2実施形態の粘性流体封入ダンパー19は、第1実施形態の粘性流体封入ダンパー10と同様に、密閉容器20の変形が粘性流体6の粘性抵抗を発生させて振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮することができ、また取付作業が簡単になるほか、さらに次の作用・効果を発揮する。
粘性流体封入ダンパー19によれば、密閉容器20の変形とともに、隔壁23aによって画成される攪拌室に柱状突起26が入り込み、狭い攪拌室の内部で粘性流体6を攪拌する。このため、攪拌される粘性流体6の流動領域が制約される分、粘性流体6の攪拌抵抗を大きくすることができ、振動減衰効果を高めることができる。よって、図13の従来例のような密閉容器5の内部に突出する攪拌突起7aが無い分、密閉容器20を従来例よりも小さくでき、また筐体2とメカニカルシャーシ3の隙間も小さくできる。
第3実施形態〔図6,図7〕
第3実施形態の粘性流体封入ダンパー27は、第1実施形態の粘性流体封入ダンパー10と同様に、密閉容器28に粘性流体6を封入しているが、密閉容器28の構成が異なる。残余の構成は第1実施形態と同じである。
密閉容器28は、平面視で矩形状に形成され、内部に3つの空間29を有する。即ち6つの凹部30を設けた矩形状のシート31が、その凹部30の開口縁を整合するように二つ折りしてあり、2つの向き合った凹部30で1つの空間29を形成している。この空間29を形成する一方の凹部30の底部30aの内面には対向面に向かって多数の柱状突起32が設けられ、他方の凹部30の底部30bは硬質樹脂で形成されている。そして3つの底部30bを除く部分は、ゴム状弾性体で形成されており、シート31どうしの接触面は熱圧着により固着されている。
次に、粘性流体封入ダンパー27の取付方法を説明する。
先ず図7で示すように、密閉容器28を底部30bが内側になるように2つの空間29に挟まれる部分を支点として折り曲げる。この結果、コ字形状をつくる底部30bが「取付溝」を構成する(図6)。この底部30bにメカニカルシャーシ3の側面を密着するように差し込む。
次に柱状突起32を設けた底部30aの外面を、筐体2の内面2aに密着するように取付ける。こうして、メカニカルシャーシ3は粘性流体封入ダンパー27によって筐体2の内側2aに防振支持される。
次に、粘性流体封入ダンパー27の製造方法の一例を説明する。
先ず硬質樹脂でなる底部30bとゴム状弾性体でなる底部30bを除く部分を2色成形し矩形状のシート31を製造する。次にこのシート31を凹部30の開口縁が整合するように谷折り線X(図7(A))に沿って二つ折りにした後、対向する2つの長辺のうち一方を残して、シート31どうしの接触面(空間29どうしの間の部分を含む)を熱圧着により固着する。次に3つの空間29ごとに熱圧着せずに残しておいた端辺により形成される開口から粘性流体6を注入した後に、熱圧着により開口を封止し、粘性流体封入ダンパー27を製造する。
第3実施形態の粘性流体封入ダンパー27は、第1実施形態の粘性流体封入ダンパー10と同様に、密閉容器28の変形が粘性流体6の粘性抵抗を発生させて振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮することができ、また取付作業が簡単になるほか、さらに次の作用・効果を発揮する。
粘性流体封入ダンパー27によれば、密閉容器28の変形とともに、多数の柱状突起32が三次元方向に移動し、攪拌棒として粘性流体6を攪拌して粘性抵抗を高めるため、図13の従来例のような密閉容器5の内部に突出する攪拌突起7aが無い分、密閉容器28を従来例よりも小さくでき、また筐体2とメカニカルシャーシ3の隙間も小さくできる。
第4実施形態〔図8,図9〕
第4実施形態の粘性流体封入ダンパー33は、第1実施形態の粘性流体封入ダンパー10と同様に、ゴム状弾性体でなる密閉容器34に粘性流体6を封入しているが、密閉容器34の容器本体35の構成が異なる。残余の構成は第1実施形態と同じである。
容器本体35は、容器本体12と同様に中空で上端が開口しており、底部36、側壁部37で構成されている。このうち底部36は平面視で略コ字形状に形成されている。そして側壁部37は、平面視で略コ字形状の容器を形成するように底部36に対して直立して設けられている。この側壁部37のうち溝部16を構成する側壁部37aの内面には、対向面に向かって多数の柱状突起38が設けられ、その対向面にも側壁部37aの内面に向かって多数の柱状突起38が設けられている。そして上端には、平面視で略コ字形状の平板に形成されている蓋体13が、接着剤により固着されている。
次に、粘性流体封入ダンパー33の取付方法を説明する。
先ず粘性流体封入ダンパー33の「取付溝」としての溝部16にメカニカルシャーシ3の側面を密着するように差し込む。次に側壁部37aと対向する側壁部37bの外面を、筐体2の内面2aに密着するように取付ける。こうしてメカニカルシャーシ3は粘性流体封入ダンパー33によって筐体2の内側2aに防振支持される。
次に、粘性流体封入ダンパー33の製造方法の一例を説明する。
先ず容器本体35を製造する。上面に柱状突起38を設けた矩形状のシート39を成形金型を用いて成形し、このシート39を柱状突起38が内側になるように両端を折り曲げてコ字形状とする。これが側壁部37bとなる。側壁部37bを除く側壁部37及び底部36を成形金型を用いて成形し、側壁部37bと接着剤にて固着し、容器本体35を製造する。次に容器本体35の内部に粘性流体6を注入した後、容器本体35の開口端に蓋体13を接着固着し、粘性流体封入ダンパー33を製造する。
第4実施形態の粘性流体封入ダンパー33は、第1実施形態の粘性流体封入ダンパー10と同様に、密閉容器34の変形が粘性流体6の粘性抵抗を発生させて振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮することができ、また取付作業が簡単になるほか、さらに次の作用・効果を発揮する。すなわち粘性流体封入ダンパー33によれば、密閉容器34の変形とともに、多数の柱状突起38が三次元方向に移動し、攪拌棒として粘性流体6を攪拌して粘性抵抗を高めるため、図13の従来例のような密閉容器5の内部に突出する攪拌筒部7aが無くても振動減衰効果等を発揮し、且つ密閉容器34を従来例よりも小さくできる。
第5実施形態〔図10,図11〕
第5実施形態の粘性流体封入ダンパー40は、第4実施形態の粘性流体封入ダンパー33と同様に、密閉容器41に粘性流体6を封入しているが、密閉容器41の容器本体42の構成が異なる。残余の構成は第4実施形態と同じである。
容器本体42は、容器本体35と同様に中空で上端が開口しており、底部43、側壁部44で構成されている。このうち底部43は平面視で略コ字形状に形成されている。そして側壁部44は、平面視で略コ字形状の容器を形成するように底部43に対して直立して設けられている。この側壁部44のうち溝部16を構成する側壁部44aは、硬質樹脂で形成され、溝部16にはメカニカルシャーシ3と係合する「係止部」としての半円柱形状の係止突起16aが設けられている。この側壁部44aの対向面には側壁部44aの内面に向かって多数の柱状突起45が設けられている。そして上端には、平面視で略コ字形状の平板に形成されている蓋体13が、接着剤により固着されている。
次に、粘性流体封入ダンパー40の取付方法を説明する。
先ず粘性流体封入ダンパー40の「取付溝」としての溝部16にメカニカルシャーシ3の側面を密着するように差し込む。この時メカニカルシャーシ3に設けた係止突起16aと相対形状の係止凹部3bが係止突起16aと係合する。次に側壁部44aと対向する側壁部44bの外面を、筐体2の内面2aに密着するように取付ける。こうしてメカニカルシャーシ3は粘性流体封入ダンパー40によって筐体2の内側2aに防振支持される。
粘性流体封入ダンパー40の製造方法は、粘性流体封入ダンパー33と同様である。上面に柱状突起45を設けた矩形状のシートを成形金型を用いて成形し、このシートを柱状突起45が内側になるように両端を折り曲げてコ字形状とする。これが側壁部44bとなる。硬質樹脂でなる側壁部44aとゴム状弾性体でなる残りの側壁部44及び底部43とを2色成形し、側壁部44bと接着剤にて固着し、容器本体42を製造する。次に、容器本体42の内部に粘性流体6を注入した後、容器本体42の開口端に蓋体13を接着固着すれば、粘性流体封入ダンパー40を製造することができる。
第5実施形態の粘性流体封入ダンパー40は、第4実施形態の粘性流体封入ダンパー33と同様に、密閉容器41の変形が粘性流体6の粘性抵抗を発生させて振動減衰効果や衝撃吸収効果を発揮することができ、また取付作業が簡単になるほか、さらに次の作用・効果を発揮する。
粘性流体封入ダンパー40によれば、密閉容器41の変形とともに、多数の柱状突起45が三次元方向に移動し、攪拌棒として粘性流体6を攪拌して粘性抵抗を高めるため、図13の従来例のような密閉容器5の内部に突出する攪拌突起7aが無い分、密閉容器41を従来例よりも小さくでき、また筐体2とメカニカルシャーシ3の隙間も小さくできる。
溝部16に半円柱形状の係止突起16aを設けているため、密閉容器41の溝部16を確実にメカニカルシャーシ3に係合固定することができる。よって、メカニカルシャーシ3の変位を無駄なく密閉容器41の変形に変換できることから、効率的な粘性流体6の攪拌による大きな粘性抵抗を発生させて振動減衰効果を高めることができる。なお、図12で示すように、係止突起16aを三角形状に変形し、係止凹部3bに収容しても同様の作用・効果を実現できる。
溝部16が硬質樹脂で形成されているため剛性があり、溝部16の形状を変形し難くできる。このため取付位置のずれを抑制でき、振動減衰効果の低下を防ぐことができる。また溝部16がバネ性をもつため、メカニカルシャーシ3の係合による挟持力を高めることができる。よって、メカニカルシャーシ3の変位を無駄なく密閉容器の変形に変換することができ、効率的な粘性流体の攪拌により振動減衰効果を高めることができる。
なお、先の各実施形態では帯状突起17、柱状突起26,38,45及び隔壁23aを軟質材で形成している。このため対向面に対して突き当たり倒れて逃げることで柔らかく緩衝することで、衝撃吸収効果を高めることができる。また、第3実施形態の粘性流体封入ダンパー27では硬質樹脂でなる底部30b、第5実施形態の粘性流体封入ダンパー40では硬質樹脂でなる側壁部44aに、多数の柱状突起を設けることができる。このように変形することで、剛性のある柱状突起によって粘性流体の攪拌効果を高めることができるようになる。
第1実施形態の粘性流体封入ダンパーを取付けたディスク装置の説明図。 第1実施形態の粘性流体封入ダンパーの説明図。 第1実施形態の粘性流体封入ダンパーの製造方法の説明図。 第2実施形態の粘性流体封入ダンパーの説明図。 第2実施形態の粘性流体封入ダンパーの製造方法の説明図。 第3実施形態の粘性流体封入ダンパーの説明図。 第3実施形態の粘性流体封入ダンパーの製造方法の説明図。 第4実施形態の粘性流体封入ダンパーの説明図。 第4実施形態の粘性流体封入ダンパーの製造方法の説明図。 第5実施形態の粘性流体封入ダンパーの説明図。 第5実施形態の粘性流体封入ダンパーの製造方法の説明図。 第5実施形態の粘性流体封入ダンパーの変形例の説明図。 一従来例によるディスク装置の内部構造を模式的に示す説明図。 一従来例の粘性流体封入ダンパーの縦断面図。
符号の説明
1 ディスク装置
2 筐体
2a 内面
3 メカニカルシャーシ
3a 取付シャフト
3b 係止凹部
4 粘性流体封入ダンパー(一従来例)
5 密閉容器
6 粘性流体
7 可撓部
7a 攪拌筒部
8 蓋部
8a 孔
9 吊下げばね
10 粘性流体封入ダンパー(第1実施形態)
11 密閉容器
12 容器本体
13 蓋体
14 底部
15 側壁部
15a 側壁部
15b 側壁部
16 溝部
16a 係止突起
17 帯状突起
18 ディスク装置
19 粘性流体封入ダンパー(第2実施形態)
20 密閉容器
21 容器本体
21a 容器
21b 容器
21c 容器
22 蓋体
23 底部
23a 隔壁
24 側壁部
25 連結部
26 柱状突起
27 粘性流体封入ダンパー(第3実施形態)
28 密閉容器
29 空間
30 凹部
30a 底部
30b 底部
31 シート
32 柱状突起
33 粘性流体封入ダンパー(第4実施形態)
34 密閉容器
35 容器本体
36 底部
37 側壁部
37a 側壁部
37b 側壁部
38 柱状突起
39 シート
40 粘性流体封入ダンパー(第5実施形態)
41 密閉容器
42 容器本体
43 底部
44 側壁部
44a 側壁部
44b 側壁部
45 柱状突起
N 取付ねじ
X 谷折り線

Claims (6)

  1. 密閉容器と密閉容器に封入した粘性流体とを備え、支持体とその内部に収容される被支持体とに対し密着して取付けられ支持体と被支持体との間に伝達する振動を減衰する粘性流体封入ダンパーであって、
    密閉容器に被支持体を固定する取付溝を形成し、
    該取付溝を構成する壁部の内面又はそれと対向する壁部の内面の少なくとも何れか一方に粘性流体を攪拌する攪拌突起を設ける粘性流体封入ダンパー。
  2. 攪拌突起が多数の柱状突起である請求項1記載の粘性流体封入ダンパー。
  3. 攪拌突起が多数の帯状突起である請求項1記載の粘性流体封入ダンパー。
  4. 前記攪拌突起として多数の柱状突起を突設し、該攪拌突起を突設する前記内面と対向する他方の内面に該柱状突起を受容する多数の攪拌室を画成する隔壁を突設する請求項1記載の粘性流体封入ダンパー。
  5. 取付溝に被支持体と係合する係止部を設ける請求項1〜請求項4何れか1項記載の粘性流体封入ダンパー。
  6. 取付溝を構成する壁部が硬質材でなる請求項1〜請求項5何れか1項記載の粘性流体封入ダンパー。
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