JPH10102820A - ダンパ装置およびこのダンパ装置を用いた免震建物 - Google Patents

ダンパ装置およびこのダンパ装置を用いた免震建物

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JPH10102820A
JPH10102820A JP25296596A JP25296596A JPH10102820A JP H10102820 A JPH10102820 A JP H10102820A JP 25296596 A JP25296596 A JP 25296596A JP 25296596 A JP25296596 A JP 25296596A JP H10102820 A JPH10102820 A JP H10102820A
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JP
Japan
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building
container
damper device
directions
plate
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JP25296596A
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Kazuo Aoki
青木  一夫
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Okumura Corp
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Okumura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梁の幅内に納まって3方向への揺れを減衰す
る。 【解決手段】 移動部22は、垂直方向に複数枚の移動
板25,25,…が形成された水平板24を有し、ヒンジ
28で建物側の梁に取り付けられる。減衰部23は、内
部が複数枚の仕切板26,26,…で垂直方向に仕切られ
て粘性体30が充填された容器27を有し、ヒンジ29
で地中梁に取り付けられる。そして、移動部22の移動
板25は容器27の粘性体30内に挿入される。こうし
て、建物が上下左右前後の3方向の揺れた際に、移動板
25を容器27内の粘性体30に対して移動させて、そ
の際に発生する粘性抵抗によって上記3方向への揺れを
減衰する。また、上記構成を有するダンパ装置を移動板
25や仕切板26を平行に配列して偏平に構成して、地
中梁や建物側の梁の幅内に納める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダンパ装置及び
このダンパ装置を取り付けた免震建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、3次元ダンパ装置として、図9に
示すようなものがある(実開平1−85549号公報)。
この3次元ダンパ装置は、高粘性体1が入れられて固定
床2上に固定された水平用容器3内に、高粘性体4を入
れた縦長の容器5を水平方向に変位自在に入れる。そし
て、免震床6の下面に一端が取り付けられる一方、他端
に円板7が取り付けられた支柱8の上記他端側を、容器
5内の高粘性体4中に挿入して構成されている。
【0003】そして、通常は、上記高粘性体4の圧力に
よって免震床1が所定の高さに支持されており、免震床
1の僅かな上下動が防止されている。そして、地震等に
よって建物が地震力を受けて、固定床2と免震床6とが
水平方向に急激に変位しようとする場合には、支柱8と
一体化された円板7の水平移動に伴って水平方向に移動
する容器5と水平用容器3とに水平方向の相対変位が生
ずる。そうすると、水平用容器3内の高粘性体1と容器
5との間に圧縮抵抗と粘性抵抗とが生じ、これらの抵抗
によって振動エネルギーを吸収して建物の揺れを小さく
するのである。
【0004】また、建物の制振装置として、図10に示
すようなものがある(特開平3−107074号公報)。
この建物の制振装置は、平行に配列された複数枚の垂直
板11,11,…で内部が仕切られた直方体の容器12
と、複数枚の垂直板13,13,…が平行に立設された固
定板14と、容器12内に充填された粘性体で構成され
る。上記容器12は、建物における2本の柱と2本の梁
とで構成されたフレーム内に配設されて、下端が下部の
梁にボルトで固定されたPC壁の上端面に固定される。
また、固定板14は上部の梁の下面に固定される。そし
て、固定板14側の垂直板13,13,…を容器12側の
垂直板11,11,…間に挿入して、両垂直板11,13
が互いに粘性体を介して対向するようにする。
【0005】そして、地震や風等によって建物が上記P
C壁の延在方向に変形した際に、上記梁とPC壁との間
に相対変位が生ずる。そうすると、上記梁側の垂直板1
3,13,…と上記粘性体との間および上記PC壁側の垂
直板11,11,…と上記粘性体との間に粘性抵抗が生
じ、この粘性抵抗によって振動エネルギーを吸収して建
物の揺れを小さくするのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の3次元ダンパ装置や建物の制震装置には以下のよう
な問題がある。
【0007】先ず、図9に示す3次元ダンパ装置は、水
平用容器3に対して容器5が水平に何れの方向にも移動
できる。したがって、建物が前後左右何れの方向に揺れ
てもその揺れを減衰できるという利点を有する。ところ
で、通常、ダンパは地中梁上に設置されるのであるが、
図9に示す3次元ダンパ装置の場合は、容器5が地震動
に応じて前後左右に支障なく移動できるように水平用容
器3を大きく形成する必要があるために、上記地中梁の
幅内には収めきれないという問題がある。
【0008】また、図10に示す建物の制震装置は、概
略偏平な直方体に形成されている。したがって、上記地
中梁の幅内には十分収まる。ところが、上記梁側の垂直
板13,13,…はPC壁側の容器12内の垂直板11,
11,…間で移動するようになっているので、建物の一
方向への揺れしか減衰できないという問題がある。
【0009】そこで、この発明の目的は、地中梁の幅内
に納まって3方向への揺れを減衰できるダンパ装置、お
よび、そのダンパ装置を用いた免震建物を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明のダンパ装置は、粘性体が入れ
られると共に,底部に一方向に回動自在な連結部を有す
る容器と、上記容器内の粘性体中にこの粘性体に対して
移動可能なように挿入されると共に,上端に上記一方向
に回動自在な連結部を有する移動板を備えたことを特徴
としている。
【0011】上記構成によれば、容器とこの容器内の粘
性体中に挿入された移動板とが、例えば地震動によっ
て、垂直方向あるいは上記移動板の回動方向に直交する
水平方向に相対移動した場合には、上記粘性体と移動板
との間および上記粘性体と容器との間に粘性抵抗が発生
して振動エネルギーが吸収され、上記2方向への揺れが
減衰される。一方、上記容器と移動板とが上記回動方向
に相対移動しようとする場合には、上記容器と移動板と
が回動することによって上記移動板が容器の面に沿って
上下方向に相対移動することになる。その結果、上記粘
性体と移動板との間および上記粘性体と容器との間に粘
性抵抗が発生して振動エネルギーが吸収され、上記建物
の当該方向への揺れが減衰される。
【0012】また、請求項2に係る発明の免震建物は、
建物の下面と上記建物の基礎の上面との間に、上記移動
板の回動方向が互いに直交する少なくとも2つの請求項
1に記載されたダンパ装置を設け、上記建物の下面に上
記移動板の連結部を連結する一方、上記建物の基礎の上
面に上記容器の連結部を連結したことを特徴としてい
る。
【0013】上記構成によれば、例えば地震動によっ
て、建物と基礎とが上記直交する2方向の何れか一方に
相対移動した場合には、上記一方と直交する方向に上記
容器および移動板の回動方向が向いている第1のダンパ
装置によって振動エネルギーが吸収されて、建物の揺れ
が減衰される。その際に、上記一方に上記容器および移
動板の回動方向が向いている第2のダンパ装置は、容器
および移動板が上記基礎の上面あるいは建物の下面に対
して回動するので、上記第1のダンパ装置の振動エネル
ギー吸収動作を妨げることがなく、自らも振動エネルギ
ーの吸収に貢献する。一方、上記建物と基礎とが垂直方
向に相対移動した場合には、第1,第2の両ダンパ装置
によって振動エネルギーが吸収されて、建物の垂直方向
への揺れが減衰される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は本実施の形態のダンパ
装置における構成図である。このダンパ装置21は、建
物側の梁の下面に取り付けられる移動部22と地中梁の
上面に取り付けられる減衰部23とから構成される。
【0015】上記移動部22は、水平板24に一端が取
り付けられて水平板24に対して垂直に延在する複数枚
(図1では3枚)の移動板25,25,…を有する。また、
減衰部23は、少なくとも移動部22の移動板25,2
5,…を収納可能な容積を有して、内部が複数枚(図1で
は2枚)の仕切板26,26,…で垂直方向に仕切られた
容器27を有する。そして、容器27内には粘性体が充
填される。
【0016】また、上記移動部22の水平板24におけ
る移動板25の反対側にはヒンジ28,28が設けてあ
る。同様に、減衰部23における容器27の底にもヒン
ジ29,29が設けてある。尚、各ヒンジ28,29の回
転軸の方向は、移動板25あるいは仕切板26の延在方
向と同じである。
【0017】図2は、上記ダンパ装置21の設置状態の
一例を示す図である。図3は、図2におけるA−A矢視
断面図である。上記構成を有するダンパ装置21は、基
礎32に接続された地中梁33の上面と建物側の柱34
に接続された建物側の梁35の下面との間に以下のよう
に設置される。尚、36は、例えば、ゴム板と鉄板とを
積層して構成され、基礎32と柱34との間に設置され
るアイソレータである。
【0018】先ず、上記容器27内に粘性体30を充填
した後、この容器27の各仕切板26,26,…間にスペ
ーサ37を介して移動部22の各移動板25の夫々を挿
入する。そして、地中梁33の上面に、ヒンジ29,2
9によって、地中梁33の延在方向に対して直角方向に
揺動自在に容器27を取り付ける。さらに、建物側の梁
35の下面に、ヒンジ28,28によって、梁35の延
在方向に対して直角方向に揺動自在に移動部22の水平
板24を取り付けるのである。そして、上記水平板24
における移動板25の外周と容器27の上縁周囲とをゴ
ムシート等の漏洩防止部材31で連結する。
【0019】図4は、図3におけるB−B矢視断面図で
ある。また、図5は、図3におけるC−C矢視断面図で
ある。
【0020】上記構成のダンパ装置21は次のように動
作する。地震等によって建物が地震力を受けて、建物側
の梁35と地中梁33とに、例えば垂直方向あるいは梁
35の延在方向への相対変位が生ずる。この場合には、
移動板25,25,…が粘性体30に対して移動するため
に、移動板25,25,…と粘性体30との間および仕切
板26と粘性体30との間に粘性抵抗が生じ、この粘性
抵抗によって振動エネルギーを吸収して建物の上記2方
向への揺れを減衰するのである。
【0021】これに対して、上記梁35の延在方向に対
して直交する水平方向への相対変位が生じた場合には、
建物側の梁35と地中梁33とがその延在方向に直交す
る水平方向への位置ずれを起こすために、図6に示すよ
うに、移動部22と減衰部23とがヒンジ28,29に
よって回動する。その結果、移動板25は容器27に対
して上下方向に相対移動し、その際に発生する粘性抵抗
によって振動エネルギーが吸収されて建物の当該方向へ
の揺れが減衰されるのである。
【0022】上述のように、本実施の形態のダンパ装置
21は、移動部22における複数枚の移動板25,25,
…を、減衰部23における複数枚の仕切板26,26,…
で仕切られて粘性体30が充填された容器27の中に挿
入して構成されており、移動部22はヒンジ28によっ
て建物側の梁35に取り付けられる一方、減衰部23は
ヒンジ29によって地中梁33に取り付けられる。した
がって、垂直方向とヒンジ28,29の回転軸の延在方
向とそれに直交する水平方向との3方向への揺れが建物
に生じても、移動板25は容器27を仕切板26で仕切
ってなる室の中で粘性体30に対して移動することがで
き、その際に発生する粘性抵抗によって振動エネルギー
を吸収して上記3方向への揺れを減衰できるのである。
【0023】また、上記移動部22と減衰部23とがヒ
ンジ28,29によって回動することによって、仕切板
26の延在方向と直交する方向への移動板25の移動を
仕切板26の延在方向への移動に変換できるので、仕切
板26の配列間隔を狭くして減衰部23を偏平な直方体
に形成できる。したがって、移動部22及び減衰部23
の幅を、地中梁33や建物側の梁35の幅内に十分納ま
るような幅にできる。また、移動部22および減衰部2
3の幅に余裕があるのであれば、移動板25の面積を小
さくして枚数を増やすことによって、ダンパ装置21の
小型化を図ることができる。
【0024】尚、上記減衰部23の容器27の長さは、
地震動の際に内部で移動板25が余裕をもって移動可能
なように設定する必要があることは言うまでもない。ま
た、移動板25および仕切板26の枚数には制限を与え
るものではない。また、上記実施の形態においては、ダ
ンパ装置21を建物の免震装置として使用される場合を
例に説明しているが、機械の振動防止装置として使用し
ても差し支えない。
【0025】図7は上記ダンパ装置21を用いた免震建
物を示す図である。また、図8は、図7に示す免震建物
におけるダンパ装置21の配置の一例を示す図である。
上記免震建物は、建物38の四隅および中央部の柱と基
礎32との間にアイソレータ36を設置し、各アイソレ
ータ36の周囲における地中梁32上に、直交する2方
向にヒンジ28,29の回転軸の方向を合わせて上述の
ダンパ装置21を配列している。
【0026】上述したように、上記ダンパ装置21は上
記3方向への揺れを減衰できるのであるが、ヒンジ2
8,29の回転軸の延在方向に直交する水平方向への振
動は、移動部22と減衰部23とがヒンジ28,29で
回動する際に生ずる移動板25と仕切板26との相対移
動によって生ずる粘性抵抗で減衰される。したがって、
その減衰の度合いは、他の2方向の場合に比して小さ
い。そこで、本実施の形態における免震建物では、ダン
パ装置21を少なくとも直交した2方向に配列して、一
方向に配列されたダンパ装置21aにおける上記減衰の
度合いが小さい方向への振動エネルギーを、他方向に配
列されたダンパ装置21bによって減衰するのである。
【0027】尚、図8に示すようなダンパ装置21aと
ダンパ装置21bとの2方向への配列において、矢印
(A)で示すように斜め方向に揺れが生じた場合には、両
ダンパ装置21a,21bとも、破線21a',21b'で示す
ように移動板25の延在方向への移動とヒンジ28,2
9の回動とが同時に起こるので、何の支障もなく振動エ
ネルギーを吸収できるのである。
【0028】このように、本実施の形態における免震建
物は、上記建物38の下面と地中梁33の上面との間
に、直交する2方向にヒンジ28,29の回転軸の方向
を合わせてダンパ装置21を配列している。したがっ
て、一方向に配列されたダンパ装置21aにおける上記
減衰の度合いが小さい方向への振動エネルギーを他方向
に配列されたダンパ装置21bによって減衰することが
でき、地震時に建物38が基礎32に対して3次元方向
に揺れても、振動エネルギーを効果的に吸収して建物3
8の揺れを減衰できる。
【0029】尚、上記免震建物においては、直交する2
方向にのみにダンパ装置21を配列しているが、上記2
方向に対して斜めの方向にも配列して振動エネルギーの
吸収効果をより高めても差し支えない。
【0030】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明のダンパ装置は、粘性体が入れられて底部に一方
向に回動自在な連結部を有する容器と、上記容器の粘性
体中に挿入されて上端に上記一方向に回動自在な連結部
を有する移動板を備えているので、例えば地震動によっ
て、上記容器と移動板とが垂直方向あるいは上記回動方
向に直交する水平方向に相対移動した場合には、上記粘
性体と移動板との間および上記粘性体と容器との間に発
生する粘性抵抗によって振動エネルギーを吸収できる。
一方、上記容器と移動板とが上記回動方向に相対移動し
ようとする場合には、上記容器と移動板とが回動するこ
とによって上記移動板は容器の面に沿って上下方向に相
対移動する。その結果、上記粘性体と移動板との間およ
び上記粘性体と容器との間に粘性抵抗が発生し、この粘
性抵抗によって振動エネルギーを吸収できる。したがっ
て、この発明によれば上記建物の上記3方向への揺れを
減衰できる。
【0031】さらに、上記移動板と容器とが連結部によ
って回動することによって、上記容器の側面の延在方向
と直交する方向への上記移動板の移動を上記容器の側面
の延在方向への移動に変換できるので、上記容器を偏平
に形成できる。したがって、上記移動板および容器の幅
を、建物の梁や地中梁の幅内に十分納まるように設定で
きる。したがって、本ダンパ装置は、基礎の上面や上記
建物の下面に容易に設置できる。
【0032】また、請求項2に係る発明の免震建物は、
建物の下面と上記建物の基礎の上面との間に、上記移動
板の回動方向が互いに直交する少なくとも2つの請求項
1に記載されたダンパ装置を上記連結部によって連結し
たので、上記建物と基礎とが上記直交する2方向の何れ
か一方に相対移動した場合には、上記一方と直交する方
向に上記容器および移動板の回動方向が向いている第1
のダンパ装置によって振動エネルギーを吸収できる。そ
の際に、上記一方に上記容器および移動板の回動方向が
向いている第2のダンパ装置は、容器および移動板が上
記基礎の上面あるいは建物の下面に対して回動するの
で、上記第1のダンパ装置の振動エネルギー吸収動作を
妨げることがなく、自らも振動エネルギーの吸収に貢献
できる。一方、上記建物と基礎とが垂直方向に相対移動
した場合には、第1,第2の両ダンパ装置によって振動
エネルギーが吸収される。したがって、この発明によれ
ば、両ダンパ装置の上記移動板の回動方向(互いに直交
する2方向)と垂直方向との3方向への揺れを効果的に
減衰できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のダンパ装置における構成図である。
【図2】図1に示すダンパ装置の設置状態の一例を示す
図である。
【図3】図2におけるA−A矢視断面図である。
【図4】図3におけるB−B矢視断面図である。
【図5】図3におけるC−C矢視断面図である。
【図6】図3における建物側の梁の延在方向に対して直
交する水平方向へ相対変位が生じた場合の動作説明図で
ある。
【図7】図1に示すダンパ装置を用いた免震建物の概略
図である。
【図8】図7におけるダンパ装置の配列の説明図であ
る。
【図9】従来の3次元ダンパ装置の断面図である。
【図10】従来の建物の制震装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
21…ダンパ装置、 22…移動部、2
3…減衰部、 24…水平板、25
…移動板、 26…仕切板、27…
容器、 28,29…ヒンジ、3
0…粘性体、 32…基礎、33…
地中梁、 34…柱、35…梁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘性体が入れられると共に、底部に一方
    向に回動自在な連結部を有する容器と、 上記容器内の粘性体中にこの粘性体に対して移動可能な
    ように挿入されると共に、上端に上記一方向に回動自在
    な連結部を有する移動板を備えたことを特徴とするダン
    パ装置。
  2. 【請求項2】 建物の下面と上記建物の基礎の上面との
    間に、上記移動板の回動方向が互いに直交する少なくと
    も2つの請求項1に記載されたダンパ装置を設け、上記
    建物の下面に上記移動板の連結部を連結する一方、上記
    建物の基礎の上面に上記容器の連結部を連結したことを
    特徴とする免震建物。
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