JP2007138751A - ピッチ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピッチ駆動装置の点検作業負担が軽減できるようにする。
【解決手段】支持部5aに固定可能に構成される外側ケース12と、外側ケース12に対して回転するように構成されたキャリア22と、キャリア22と一体となって回転するように構成される出力軸歯車29とを備える。駆動モータ16の駆動により減速機構24を介してキャリア22を回転させ、出力軸歯車29とリングギアが噛み合うことでブレードの向きを変えさせる。ピッチ駆動装置10は、キャリア22に周方向に係合し、前記リングギアに噛み合うように配置される保持部材29が設けられている。
【選択図】図3
【解決手段】支持部5aに固定可能に構成される外側ケース12と、外側ケース12に対して回転するように構成されたキャリア22と、キャリア22と一体となって回転するように構成される出力軸歯車29とを備える。駆動モータ16の駆動により減速機構24を介してキャリア22を回転させ、出力軸歯車29とリングギアが噛み合うことでブレードの向きを変えさせる。ピッチ駆動装置10は、キャリア22に周方向に係合し、前記リングギアに噛み合うように配置される保持部材29が設けられている。
【選択図】図3
Description
本発明は、風力発電機のブレードの向きを変えるのに用いられるピッチ駆動装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されているように、風力発電機のブレード等の向きを変えるのに用いられるピッチ駆動装置が知られている。この種のピッチ駆動装置として、下記特許文献2に開示された偏心揺動型減速機を使用することもできる。この種の偏心揺動型減速機は、図10に示すように、内周に内歯81aが設けられた円筒状の外側ケース81と、外側ケース81と同軸上に配置され、外側ケース81に対して回転可能に設けられるキャリア82と、外側ケース81の内歯81aに噛み合うピニオン83とを備えている。キャリア82は、出力軸として機能するものであり、基台82aと、この基台82aに設けられた柱部82bと、この柱部82bに締結された端板82cとを有する。基台82aの軸方向端部には出力軸歯車86が設けられていて、この出力軸歯車86がブレード(図示省略)の内側に固定されたリングギアに噛み合うように設置することができる。
ピニオン83は軸方向に2つ設けられており、各ピニオン83には、偏心部84aが設けられたクランク軸84と前記柱部82bが貫通している。そして、クランク軸84は、入力軸88に連動して回転するようになっており、入力軸88の回転によってクランク軸84が回転すると、各ピニオン83は、偏心部84aの回転に伴って外側ケース81の内歯81aに噛み合いながら公転する。そして、ピニオン83の公転によって柱部82bを介してキャリア82が回転し、これと一体となって出力軸歯車86が回転する。そして、出力軸歯車86が回転することにより、リングギアを駆動してブレードの向きを変えることができる。
特開昭62−284969号公報
特開2003−83400号公報
ところで、風力発電機では、風向きによって最適な出力が得られるようにブレードの向きを変えるように構成されているが、ブレードの向きを変える範囲は30度程度以下なので、実際にリングギアに噛み合って使用される出力軸歯車86の外歯86aは、一部のみに限られることが多い。このため、一部の外歯86aのみが早期に磨耗することがあり、ピッチ駆動装置を定期的に点検して一部の外歯86aに破損を誘発するような磨耗が発見されれば、出力軸歯車86を交換することになる。このとき、出力軸歯車86の交換前後でブレードの向きが変わらないように保持しておく必要があるために、出力軸歯車86の交換作業が煩雑になっている。そして、従来の構成では、ブレードの向きが変わらないように保持しておく手段を講ずる必要があることから、ピッチ駆動装置を風車に取り付けたまま出力軸歯車86の交換作業をすることが困難となっている。したがって、出力軸歯車86の交換作業は、ピッチ駆動装置を風車から取り外し、それを地上に降ろした上で行うという作業工程を踏むので、煩雑なものとなっている。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ピッチ駆動装置の点検作業負担が軽減できるようにすることにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、固定体に固定可能に構成されるケースと、前記ケースに対して回転するように構成された出力軸と、前記出力軸と一体となって回転するように構成される出力軸歯車とを備え、モータの駆動により減速機構を介して前記出力軸を回転させ、前記出力軸歯車とリングギアが噛み合うことでブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置を前提として、前記出力軸と一体となって回転するように構成され、前記リングギアに噛み合うように配置される保持部材が設けられている。
本発明では、出力軸歯車が取り外されたとしても保持部材がリングギアに噛み合うことでリングギアが動かないように保持されることになる。このため、出力軸歯車の交換作業中でも保持部材によってブレードの向きが変わらないように保持することができる。この結果、出力軸歯車の交換作業時にブレードの向きが変わらないような手段を別途講じなくても、出力軸歯車の交換作業をすることができる。これにより、出力軸歯車の交換作業の負担を軽減することができる。また、ブレードの保持しておく手段を講ずる必要がなくなるので、風車から降ろさなくてもピッチ駆動装置の交換作業をすることができるようになる。
ここで、前記出力軸歯車は、周方向に複数の部位に分割されていてもよい。この態様では、複数の部位のうち外歯が磨耗した部位のみ交換すればよくなる。このため、交換作業の負担を軽減することができる。すなわち、出力軸歯車は重量物なので、出力軸歯車自体の交換作業は作業者にとって負担が重い。したがって、出力軸歯車自体を交換するのではなく、交換の必要な部位のみの交換作業を可能にすることで、作業負担を非常に軽減でき、風車上で交換作業する場合に特に作業負担軽減を図ることができるようになる。また、部品コストの低減にも寄与する。
また、前記保持部材は、前記出力軸歯車における軸方向の端部を分割して形成されていてもよい。この態様では、部品点数が増大するのを抑制することができる。
また、前記出力軸歯車は、外歯を含む部位が分離可能に構成されていてもよい。この態様では、交換部品を最小にすることができるので、交換作業の負担をさらに軽減することができる。しかも、部品コストの低減にも寄与する。
また、本発明は、リングギアに噛み合う出力軸歯車の外歯を変更できるようにしている。具体的には、固定体に固定可能に構成されるケースと、前記ケースに対して回転するように構成された出力軸と、前記出力軸と一体となって回転するように構成される出力軸歯車とを備え、モータの駆動により減速機構を介して前記出力軸を回転させ、前記出力軸歯車とリングギアが噛み合うことでブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置を前提として、前記リングギアと平行に前記固定体に設けられたレールに沿って移動可能に構成され、前記レールに固定及び固定解除が可能に連結するための連結手段が設けられている。
本発明では、ピッチ駆動装置をレールに沿って移動することで出力軸歯車の噛み合い位置を変えることができるので、一部の外歯のみが早期に磨耗してしまうのを抑制することができる。そして、リングギアに噛み合う外歯が磨耗して出力軸歯車の交換が必要なときでも、出力軸歯車の交換作業に代えて、噛み合い位置を変更する作業で対処することができるので、点検作業の負担を軽減することができる。そして、出力軸歯車全体として交換時期に近づいたときにだけ、出力軸歯車の交換作業をすればいいので、出力軸歯車の交換頻度を減らすことができる。すなわち、噛み合い位置を変える作業は、風車上においてもできるので点検作業の工数が減り、作業負担を軽減することができる。
この場合において、前記モータの駆動により前記レールに沿って自走するものであってもよい。
以上説明したように、本発明によれば、出力軸歯車の交換作業に際し、ブレードの向きが変わらないように保持する手段を講ずることなく交換作業ができるので、ピッチ駆動装置の点検作業負担を軽減することができる。また、出力軸歯車の交換作業を噛み合い位置を変える作業に代えることができるので、ピッチ駆動装置の点検作業負担を軽減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明に係るピッチ駆動装置の一実施形態が適用された風力発電機1の主要部を示している。この風力発電機1は、地上に立設された支柱2と、この支柱2の上端部に設けられたナセル3とを備えている。ナセル3には、図略のギアボックス、発電機等が収納されている。そして、ナセル3には、ギアボックスに連結されるロータが設けられていて、このロータのハブ5にブレード6が設けられている。図例では、3本のブレード6が設けられた構成について示している。
図1は、本発明に係るピッチ駆動装置の一実施形態が適用された風力発電機1の主要部を示している。この風力発電機1は、地上に立設された支柱2と、この支柱2の上端部に設けられたナセル3とを備えている。ナセル3には、図略のギアボックス、発電機等が収納されている。そして、ナセル3には、ギアボックスに連結されるロータが設けられていて、このロータのハブ5にブレード6が設けられている。図例では、3本のブレード6が設けられた構成について示している。
図2に示すように、ブレード6は、ベアリング8を介してハブ5に支持されており、ブレード6の軸回りに回動可能となっている。ハブ5には、環状に形成された支持部5aが設けられており、この支持部5aによって本実施形態1に係るピッチ駆動装置10を支持できるようになっている。この支持部5aは、本発明における固定体に相当する。
ブレード6には、その基端部にリングギア7が設けられている。そして、本ピッチ駆動装置10の出力軸歯車29がこのリングギア7に噛み合い、ブレード6をその軸方向に回動させて向きを変えるのに用いられている。以下、このピッチ駆動装置10の構成について、具体的に説明する。
図3に示すように、ピッチ駆動装置10は、有底筒状の外側ケース12を備えている。この外側ケース12は、円筒状に形成された円筒部13と、有底筒状に形成されたカバー14とを締結することによって構成されている。円筒部13には、ハブ5の支持部5aに取付けるための鍔部13aが設けられ、この鍔部13aを通してボルト15によって支持部5aに締結できるようになっている。前記カバー14の底面には、駆動モータ16が固定されている。
前記円筒部13の軸方向中間部における内周部には、多数の内歯ピン18が固定されている。この各内歯ピン18は軸方向に延びる姿勢で配置されており、これらが周方向に等間隔に配置されている。各内歯ピン18は、内歯歯車の内歯を構成する。
本ピッチ駆動装置10は、入力軸部21と、出力軸の一例としてのキャリア22と、減速機構24とを備えている。キャリア22は、入力軸部21の軸心と同じ軸回りに回転可能に配置されるものである。ピッチ駆動装置10は、駆動モータ16がハブ5側に位置し、キャリア22がブレード6側になるように配置することができるので、以下の説明では図2及び図3に合わせ、ブレード6側を上側、ハブ5側を下側として説明する。
駆動モータ16の駆動軸(図示省略)は、駆動モータ16から上方に延びてカバー14の中央部を貫通している。この駆動軸は、図示省略した軸受によってカバー14に対して回転自在となっている。駆動軸は、入力軸部21と連結されていて、駆動モータ16の回転駆動力が入力軸部21に付与されるようになっている。入力軸部21の上端部には、駆動外歯歯車21aが設けられている。
前記キャリア22は、前記円筒部13の径方向内側に配設されている。このキャリア22は、軸方向の2箇所に配設された軸受32,33によって円筒部13に回転自在に支持されている。キャリア22の軸心は円筒部13の軸心に一致している。
キャリア22は、基部35と、この基部35の下方に配置された端板部36と、シャフト部37とを備えている。基部35は、その上端部が円筒部13から上方に突出するように構成されている。
円筒部13からその軸方向に突出した基部35の先端部(上端部)は、スプライン35bとして形成されている。スプライン35bは、円筒部13の軸心と同軸状に形成されるものであり、このスプライン35bには、保持部材28と、出力軸歯車29とが嵌められている。出力軸歯車29は図4にも示すように、外歯29aが形成された外歯歯車からなる。
保持部材28は、出力軸歯車29の外歯29aと同じ形状の外歯28aを有する外歯歯車からなるものであり、出力軸歯車29とは別体に構成されている。保持部材28は、出力軸歯車29よりも先にスプライン35bに嵌められており、この結果、保持部材28は、出力軸歯車29よりも基部35の基端部側(下端部側)に配置されている。
保持部材28と出力軸歯車29は、それぞれリングギア7と噛み合うように構成されており、風力発電機1のブレード6に回転駆動力を伝達する。
保持部材28の軸方向端部には凹部28bが形成されていて、出力軸歯車29の軸方向端部にも凹部29bが形成されている。これら凹部28b,29bがそれぞれ反対側になるように保持部材28と出力軸歯車29とが突き合わされている。そして、この状態で保持部材28と出力軸歯車29とは、基部35に外嵌されたボス部30と、スプライン35bの先端面にボルト39によって締結された押え板40とによって挟持されている。換言すれば、押え板40を取り外すことにより、出力軸歯車29を基部35(キャリア22)の先端部側から取り外すことができるようになっている。
前記シャフト部37は、3つ設けられており(図5参照)、これらシャフト部37が周方向に等間隔に配置されている。各シャフト部37は断面略三角形状に形成されている。
各シャフト部37は、基部35に設けられる基部側シャフト部41と、端板部36に設けられる端板側シャフト部42とにそれぞれ分割されている。基部側シャフト部41は、基部35の下面から下方に向かって軸方向に延びる柱状に構成され、端板側シャフト部42は、端板部36の上面から上方に向かって軸方向に延びる柱状に構成されている。これら基部側シャフト部41及び端板側シャフト部42は、互いに対向する位置に設けられている。
基部側シャフト部41には、有底のボルト穴が設けられ、端板側シャフト部42には、このボルト穴に対応する位置にボルト挿通孔が設けられている。そして、これらボルト挿通孔に挿通されたボルト43が基部側シャフト部41のボルト穴に螺合されている。また、基部側シャフト部41と端板側シャフト部42とはインロー嵌めされている。また、基部側シャフト部41及び端板側シャフト部42には、それぞれピン孔が設けられていて、これらピン孔に跨るようにピン44(図5参照)が挿入されている。これらのことにより、前記基部35、及び端板部36は、互いに位置ずれしないように固定されている。
前記減速機構24は、駆動モータ16の回転数に対して所定の比率で減速してキャリア22を回転させるためのものであり、第1減速機構と第2減速機構とが含まれている。
第1減速機構は、前記駆動外歯歯車21aに噛み合う従動外歯歯車26を備えている。この従動外歯歯車26は、入力軸部21の回転により駆動外歯歯車21aに対して所定の減速比で回転する。
前記第2減速機構は、クランク軸46と、ピニオン48,48とを備えている。クランク軸46は、3つ設けられており(図5参照)、これらクランク軸46は、周方向に等間隔に配置されている。ピニオン48,48は、クランク軸46の軸方向に2つ並んで配置されている。そして、両ピニオン48,48は、円筒部13の内側において基部35と端板部36との間に形成された閉空間に配設されている。
クランク軸46は、上下一対のクランク軸受52,53によって回転自在に支持されている。下側のクランク軸受52は、端板部36に形成された貫通孔36aに嵌め込まれている。上側のクランク軸受53は、基部35の下面に形成された凹部35aに嵌め込まれている。換言すると、クランク軸46は、その下部において下側のクランク軸受52を介して端板部36によって支持されるとともに、上部において上側のクランク軸受53を介して基部35によって支持されている。
下側のクランク軸受52よりも下方に突出した各クランク軸46の下端部に、それぞれ前記従動外歯歯車26が設けられている。これら各従動外歯歯車26は、前記駆動外歯歯車21aに噛み合っている。そして、クランク軸46は、駆動外歯歯車21aと従動外歯歯車26との歯数比で減速されて、従動外歯歯車26と一体的に回転する。
クランク軸46には、各ピニオン48に対応するように配置された2つの偏心部46a,46aが設けられている。各偏心部46aは、クランク軸46の軸心に対して偏心した円柱状に形成されており、両偏心部46aは、180度の位相差をもつように設定されている。
前記両ピニオン48は、同じ構成のものである。図5に示すように、各ピニオン48は、円筒部13の内径よりも少し小さく形成されていて、円筒部13の内歯ピン18に噛み合う外歯48aを有する。ピニオン48の外歯48aは、内歯ピン18の歯数より若干、例えば1つだけ少なくなっている。
各ピニオン48には、第1貫通孔48bと第2貫通孔48cとが設けられている。第1貫通孔48bは、円形状に形成されている。この第1貫通孔48bには、ころ軸受55を介装した状態で前記クランク軸46が挿通されている。そして、両ピニオン48,48の第1貫通孔48bにそれぞれ偏心部46aが嵌め合わされている。これにより、偏心部46aの回転によって両ピニオン48,48は、互いに180度だけ位相がずれた状態で円筒部13の内歯ピン18に噛み合いながら公転する。
第2貫通孔48cには、前記シャフト部37が挿通されている。この第2貫通孔48cは、シャフト部37との間に所定の隙間が形成されるようにシャフト部37の断面よりも大きな略三角形状に形成されている。第2貫通孔48cは、シャフト部37に対応して設けられるので、周方向に等間隔に3つ設けられている。そして、ピニオン48,48の公転に伴い、基部35、端板部36及びシャフト部37が一体となったキャリア22が円筒部13の軸心回りに回転するようになっている。
次に、本ピッチ駆動装置10の動作について説明する。
駆動モータ16の駆動によって駆動外歯歯車21aが回転すると、第1減速機構によって所定の減速比で減速されて各従動外歯歯車26が回転する。この従動外歯歯車26の回転に伴い、クランク軸46が一緒に回転する。これにより偏心部46aが回転し、それによって両ピニオン48が内歯ピン18に噛み合いながら公転するため、それに伴ってクランク軸46も公転する。このとき、従動外歯歯車26が駆動外歯歯車21aの周りを公転する。そして、両ピニオン48の公転に伴ってシャフト部37が公転し、キャリア22全体が回転する。このキャリア22の回転は、クランク軸46の回転に対して大幅に減速されている。これにより、出力軸歯車29が、駆動モータ16の回転数に対して大幅に減速された回転数で回転することになる。この出力軸歯車29の回転により、リングギア7が駆動され、ブレード6が向きを変えることになる。
ところで、本ピッチ駆動装置10の点検時において、出力軸歯車29の一部の外歯29aが磨耗する場合等のように、出力軸歯車29を交換する作業を行うには、ボルト39を外すことによって押え板40を取り外せば、出力軸歯車29をスプライン35bの軸方向に移動させてその先端部側から出力軸歯車29を取り外すことができる。このとき、保持部材28がリングギア7に噛み合った状態にあるので、出力軸歯車29を取り外してもブレード6の向きが変わらないように保持することができる。なお、この交換作業時には、例えば駆動モータ16のブレーキを利用して入力軸部21が回転しないようにすることにより、スプライン35bが回転しないようにすることができる。
以上説明したように、出力軸歯車29が取り外されたとしても本ピッチ駆動装置10では、保持部材28がリングギア7に噛み合うことでリングギア7が動かないように保持されることになる。このため、出力軸歯車29の交換作業中でもブレード6の向きが変わらないように保持することができる。この結果、出力軸歯車29の交換作業時にブレード6の向きが変わらないような手段を別途講じなくても、出力軸歯車29の交換作業をすることができる。これにより、出力軸歯車29の交換作業の負担を軽減することができる。また、ブレード6を保持しておく手段を講ずる必要がなくなるので、風車から降ろさなくてもピッチ駆動装置の交換作業をすることができる。
なお、出力軸歯車29は、図6に示すように、周方向に複数の部位29c,29cに分割されていてもよい。こうすれば、複数の部位29c,29cのうち外歯29aが磨耗した部位29cのみ交換すればよくなる。このため、交換作業の負担を軽減することができる。すなわち、出力軸歯車29は重量物なので、出力軸歯車29の交換作業は作業者にとって負担が重い。したがって、出力軸歯車29全体を交換するのではなく、交換の必要な部位29cのみの交換作業を可能にすることで、作業負担を非常に軽減でき、風車上で交換作業する場合に特に作業負担軽減を図ることができるようになる。また、部品コストの低減にも寄与する。
また、本実施形態1では、出力軸歯車29とは別個の保持部材28を設けるようにしたが、保持部材28を省略するとともに、出力軸歯車29を軸方向に2分割することにより、そのうちの基端側の部位によって保持部材を構成するようにしてもよい。すなわち、出力軸歯車29が、先端側部と基端側部との別体の2つの部位によって構成され、この基端側部が保持部材としての機能を果たすようにしてもよい。この態様では、出力軸歯車29の先端側部のみを取り外しても、基端側部がリングギア7に噛み合った状態に維持されるので、前記実施形態1と同様に出力軸歯車29の交換作業の負担を軽減することができる。
また、出力軸歯車29は、図7に示すように、外歯29aを含む部位が環状に形成された本体部29dから分離可能に構成されていてもよい。具体的に、外歯29aを含む部位には、この外歯29aから歯車29の軸心方向に向かって突出する嵌合部29eが設けられている。この嵌合部29eは、出力軸歯車29の軸方向に延びるように設けられるものである。そして、この嵌合部29eが本体部29dに形成された溝部29fに軸方向に圧入する等によって嵌合される構成とすることにより、出力軸歯車29は、外歯29aを含む部位が本体部29dから分離可能に構成されている。この態様では、交換部品を最小にすることができるので、交換作業の負担をさらに軽減することができる。しかも、部品コストの低減にも寄与する。
(実施形態2)
図8及び図9は本発明の実施形態2を示している。同図に示すように、本実施形態2では、ピッチ駆動装置10が、ハブ5に設けられたレール61に沿って移動可能に構成されている。以下具体的に説明するが、ここでは実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8及び図9は本発明の実施形態2を示している。同図に示すように、本実施形態2では、ピッチ駆動装置10が、ハブ5に設けられたレール61に沿って移動可能に構成されている。以下具体的に説明するが、ここでは実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
前記ハブ5には、その内周面に沿ってリングギア7と平行に全周に亘ってレール61が設けられている。このレール61は、上下に間隔をおいて配置される上レール62と下レール63とからなる。上レール62には、その内周部から下方に突出するように上側ガイド62aが設けられており、下レール63には、その内周部から上方に突出するように下側ガイド63aが設けられている。
また、ハブ5には、その内周面に沿って支持部5bが設けられている。この支持部5bは、レール61と同様に内周面の全周に亘って延びるように形成され、ピン孔5cが設けられている。このピン孔5cは、周方向に間隔をおいて多数設けられている。なお、支持部5bは、全周に亘って連続して延びる形状に限られるものではなく、例えば周方向の適宜の箇所に間欠的に設けられていてもよい。
ピッチ駆動装置10には、カバー14から側方に張り出すように支持体66が設けられており、この支持体66にはローラ68とサイドローラ69が支持されている。ローラ68は、左右方向に延びる軸回りに回転自在となっている。一方、サイドローラ69は、上サイドローラ69aと下サイドローラ69bとからなり、上下方向に延びる軸回りに回転自在となっている。上サイドローラ69aは上側ガイド62aに案内され、下サイドローラ69bは下側ガイド63aに案内されるようになっている。図例では、ローラ68及びサイドローラ69がそれぞれ2つずつ設けられる構成を示しているが、これに限られるものではなく、ピッチ駆動装置10の荷重等に基づいて適宜設けることができる。
またピッチ駆動装置10には、レール61に固定及び固定解除が可能に連結するための連結手段が設けられている。連結手段には、ピン71と、このピン71を進退移動させるピン駆動部72とが含まれている。そして、ピン71を進出させたときにはピン71が鍔部13aのピン孔を貫通するとともに支持部5bのピン孔5cに挿入され、ピン71を後退させたときには支持部5bのピン孔5cから引抜かれるようになっている。なお、ピン71は何本設けられていてもいい。
本実施形態2では、通常ピン71が支持部5bのピン孔5cに挿入されている。このためピッチ駆動装置10の位置決めがなされ、サイドローラ69とともに姿勢保持がなされる。そして保守点検時には、ピン駆動部72によりピン71を後退させてピン孔5cから引抜くことにより、ピッチ駆動装置10をレール61に沿って移動させることが可能となる。こうすることで、出力軸歯車29の噛み合い位置を変更することができる。この場合、ピッチ駆動装置10を手動で移動してもよく、あるいは駆動モータ16を駆動することによりピッチ駆動装置10をレール61に沿って自走させるようにしてもよい。
したがって、本実施形態2によれば、出力軸歯車29の噛み合い位置を変えることができるので、出力軸歯車29の一部の外歯29aのみが早期に磨耗してしまうのを抑制することができる。そして、リングギア7に噛み合う外歯29aが磨耗して出力軸歯車29の交換が必要なときでも、出力軸歯車29の交換作業に代えて、噛み合い位置を変更する作業で対処することができるので、点検作業の負担を軽減することができる。そして、出力軸歯車29全体として交換時期に近づいたときにだけ、出力軸歯車29の交換作業をすればいいので、出力軸歯車29の交換頻度を減らすことができる。すなわち、噛み合い位置を変える作業は、風車上においてもできるので点検作業の工数が減り、作業負担を軽減することができる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが前記実施形態1と同様である。
5a 支持部(固定体の一例)
7 リングギア
12 外側ケース
16 駆動モータ
22 キャリア(出力軸の一例)
24 減速機構
28 保持部材
29 出力軸歯車
29a 外歯
61 レール
7 リングギア
12 外側ケース
16 駆動モータ
22 キャリア(出力軸の一例)
24 減速機構
28 保持部材
29 出力軸歯車
29a 外歯
61 レール
Claims (6)
- 固定体に固定可能に構成されるケースと、
前記ケースに対して回転するように構成された出力軸と、
前記出力軸と一体となって回転するように構成される出力軸歯車とを備え、
モータの駆動により減速機構を介して前記出力軸を回転させ、前記出力軸歯車とリングギアが噛み合うことでブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置において、
前記出力軸と一体となって回転するように構成され、前記リングギアに噛み合うように配置される保持部材が設けられているピッチ駆動装置。 - 前記出力軸歯車は、周方向に複数の部位に分割されている請求項1に記載のピッチ駆動装置。
- 前記保持部材は、前記出力軸歯車における軸方向の端部を分割して形成されている請求項1又は2に記載のピッチ駆動装置。
- 前記出力軸歯車は、外歯を含む部位が分離可能に構成されている請求項1に記載のピッチ駆動装置。
- 固定体に固定可能に構成されるケースと、
前記ケースに対して回転するように構成された出力軸と、
前記出力軸と一体となって回転するように構成される出力軸歯車とを備え、
モータの駆動により減速機構を介して前記出力軸を回転させ、前記出力軸歯車とリングギアが噛み合うことでブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置であって、
前記リングギアと平行に前記固定体に設けられたレールに沿って移動可能に構成され、
前記レールに固定及び固定解除が可能に連結するための連結手段が設けられているピッチ駆動装置。 - 前記モータの駆動により前記レールに沿って自走する請求項5に記載のピッチ駆動装置。
Priority Applications (1)
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| JP2005330702A JP2007138751A (ja) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | ピッチ駆動装置 |
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