JP2007132207A - ピッチ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力軸歯車の寿命を延ばすことが可能なピッチ駆動装置を提供する。
【解決手段】このピッチ駆動装置10は、駆動モータ16に連結された減速機構24と、減速機構24に連結されたキャリアの基部35と、基部35に連結されるとともに、ブレード6に固定されたリングギア7に噛み合わされ、基部35とともに回転する出力軸歯車29とを備えている。また、このピッチ駆動装置10は、駆動モータ16の駆動に応じて減速機構24を介して基部35および出力軸歯車29を回転させることにより、リングギア7を回転させてブレード6の向きを変えさせる。そして、出力軸歯車29の歯面は、緩衝材料29bによってコーティングされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、風力発電機のブレードの向きを変えるのに用いられるピッチ駆動装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されているように、風力発電機のブレードの向きを変えるのに用いられるピッチ駆動装置が知られている。この種のピッチ駆動装置として、下記特許文献2に開示された偏心揺動型減速機を使用することもできる。この種の偏心揺動型減速機は、図11に示すように、内周に内歯81aが設けられた円筒状の外側ケース81と、外側ケース81と同軸上に配置され、外側ケース81に対して回転可能に設けられるキャリア82と、外側ケース81の内歯81aに噛み合うピニオン83とを備えている。キャリア82は、出力軸として機能するものであり、基台82aと、この基台82aに設けられた柱部82bと、この柱部82bに締結された端板82cとを有する。基台82aの軸方向端部には出力軸歯車86が設けられていて、この出力軸歯車86がブレード(図示省略)の内側に固定されたリングギアに噛み合うように設置することができる。
ピニオン83は軸方向に2つ設けられており、各ピニオン83には、偏心部84aが設けられたクランク軸84と上記柱部82bが貫通している。そして、クランク軸84は、入力軸88に連動して回転するようになっており、入力軸88の回転によってクランク軸84が回転すると、各ピニオン83は、偏心部84aの回転に伴って外側ケース81の内歯81aに噛み合いながら公転する。そして、ピニオン83の公転によって柱部82bを介してキャリア82が回転し、これと一体となって出力軸歯車86が回転する。そして、出力軸歯車86が回転することにより、リングギアを駆動してブレードの向きを変えることができる。
特開昭62−284969号公報 特開2003−83400号公報
しかしながら、図11に示した従来の偏心揺動型減速機(ピッチ駆動装置)では、突風などに起因する衝撃や振動がブレードおよびリングギアを介して出力軸歯車86に伝達されることにより、出力軸歯車86のリングギアに対する噛み合い部分や、出力軸歯車86のキャリア82(柱部82b)に対する結合部分が磨耗するという不都合がある。これにより、出力軸歯車86の寿命が短くなるという問題点がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、出力軸歯車の寿命を延ばすことが可能なピッチ駆動装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のピッチ駆動装置は、モータに連結された減速機構と、減速機構に連結された出力軸と、出力軸に連結されるとともに、ブレードに固定されたリングギアに噛み合わされ、出力軸とともに回転する出力軸歯車とを備え、モータの駆動に応じて減速機構を介して出力軸および出力軸歯車を回転させることにより、リングギアを回転させてブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置を前提として、出力軸歯車の歯面は、緩衝材料によってコーティングされている。
このピッチ駆動装置では、出力軸歯車の歯面を緩衝材料によりコーティングすることによって、突風などに起因する衝撃や振動がブレードおよびリングギアを介して出力軸歯車に伝達された場合に、その衝撃および振動を緩衝材料により吸収して緩和することができる。これにより、上記の衝撃および振動による出力軸歯車の磨耗を低減することができるので、出力軸歯車の寿命を延ばすことができる。
また、本発明のピッチ駆動装置は、モータに連結された減速機構と、減速機構に連結された出力軸と、出力軸に連結されるとともに、ブレードに固定されたリングギアに噛み合わされ、出力軸とともに回転する出力軸歯車とを備え、モータの駆動に応じて減速機構を介して出力軸および出力軸歯車を回転させることにより、リングギアを回転させてブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置を前提として、出力軸と出力軸歯車とを一体的に形成し、減速機構と出力軸との間に、これらを所定の結合力で連結するクラッチ手段を備えている。
このピッチ駆動装置では、上記の所定の結合力よりも大きいトルクが出力軸側からクラッチ手段に作用する場合には、クラッチ手段が滑ることにより減速機構にトルクを伝達させることなく出力軸歯車および出力軸が回動するので、突風などに起因する衝撃や振動によりブレード、リングギア、出力軸歯車および出力軸を介してクラッチ手段に上記のようなトルクが作用した場合に、クラッチ手段の滑りによりリングギアと出力軸歯車との噛み合わせ部分にかかる負荷を緩和することができる。これにより、上記の衝撃および振動による出力軸歯車の磨耗を低減することができるので、出力軸歯車の寿命を延ばすことができる。
この場合において、出力軸と出力軸歯車とは、一体的に形成されているのが好ましい。このように構成すれば、出力軸と出力軸歯車との連結部分が磨耗することがない。
また、本発明のピッチ駆動装置は、モータに連結された減速機構と、減速機構に連結された出力軸と、出力軸に連結されるとともに、ブレードに固定されたリングギアに噛み合わされ、出力軸とともに回転する出力軸歯車とを備え、モータの駆動に応じて減速機構を介して出力軸および出力軸歯車を回転させることにより、リングギアを回転させてブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置を前提として、出力軸は、中空に形成されているとともに、周方向に延びるスリットが形成されている。
このピッチ駆動装置では、中空に形成された出力軸に周方向に延びるスリットが形成されているので、突風などに起因する衝撃や振動がブレード、リングギアおよび出力軸歯車を介して出力軸に伝達された場合に、出力軸が撓むこととなる。これにより、上記の衝撃および振動を吸収することができるので、上記の衝撃および振動に起因してリングギアと出力軸歯車との噛み合わせ部分にかかる負荷を緩和することができる。その結果、出力軸歯車の磨耗を低減することができるので、出力軸歯車の寿命を延ばすことができる。
また、本発明のピッチ駆動装置は、モータに連結された減速機構と、減速機構に連結された出力軸と、出力軸に連結されるとともに、ブレードに固定されたリングギアに噛み合わされ、出力軸とともに回転する出力軸歯車とを備え、モータの駆動に応じて減速機構を介して出力軸および出力軸歯車を回転させることにより、リングギアを回転させてブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置を前提として、出力軸と出力軸歯車との間には、弾性部材が設けられている。
このピッチ駆動装置では、出力軸と出力軸歯車との間に弾性部材が設けられているので、突風などに起因する衝撃や振動がブレードおよびリングギアを介して出力軸歯車に伝達された場合に、弾性部材によって衝撃および振動を吸収する。このため、その衝撃および振動が出力軸歯車から出力軸に伝達するのを緩和することができる。これにより、上記の衝撃および振動に起因する出力軸歯車の出力軸に対する結合部分の磨耗を抑制することができるので、出力軸歯車の寿命を延ばすことができる。
この場合において、出力軸と出力軸歯車とは、スプライン結合されており、弾性部材は、出力軸に接触する出力軸歯車の表面または出力軸歯車に接触する出力軸の表面の少なくとも一方にコーティングされているのが好ましい。このように構成すれば、出力軸および出力軸歯車と別体の弾性部材を間に挟んで出力軸と出力軸歯車とを結合させる場合と異なり、その結合時に弾性部材に皺が生じる等の不都合が生じるのを抑制することができるので、組み立て作業が煩雑になるのを抑制することができる。
また、本発明のピッチ駆動装置は、モータに連結された減速機構と、減速機構に連結された出力軸と、出力軸に連結されるとともに、ブレードに固定されたリングギアに噛み合わされ、出力軸とともに回転する出力軸歯車とを備え、モータの駆動に応じて減速機構を介して出力軸および出力軸歯車を回転させることにより、リングギアを回転させてブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置を前提として、減速機構は、モータに連結されるとともに、モータの駆動により回転する入力軸と、入力軸に連結され、入力軸の回転を伝達する回転伝達部と、回転伝達部に連結され、入力軸の回転に伴って偏心回転運動する偏心回転ギアとを含み、偏心回転ギアには、出力軸方向に延びる孔部が形成されているとともに、孔部に出力軸の一部が間隙を有した状態で挿通されており、偏心回転ギアの偏心回転運動に伴って孔部から出力軸に回転動作が伝達されることにより、出力軸が回転するように構成されており、偏心回転ギアの孔部と出力軸との間の間隙には、弾性部材が配置されている。
このピッチ駆動装置では、偏心回転ギアの孔部と出力軸との間の間隙に弾性部材が配置されているので、突風などに起因する衝撃や振動がブレード、リングギアおよび出力軸歯車を介して出力軸に伝達された場合に、その衝撃および振動が偏心回転ギアの孔部内に配置された弾性部材によって吸収されることになる。その結果、上記の衝撃および振動に起因してリングギアと出力軸歯車との噛み合わせ部分にかかる負荷を緩和することができる。したがって、上記の衝撃および振動による出力軸歯車の磨耗を低減することができるので、出力軸歯車の寿命を延ばすことができる。
この場合において、弾性部材は、出力軸の周りを回転移動可能に配置されていてもよい。このように構成すれば、上記の衝撃および振動が伝達された時に弾性部材が回転移動してその衝撃および振動を受け流すことができるので、弾性部材によって上記衝撃および振動をより有効に緩和することができる。
以上説明したように、本発明によれば、衝撃や振動による出力軸歯車の磨耗を低減することができるので、出力軸歯車の寿命を延ばすことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるピッチ駆動装置が適用された風力発電機の主要部を示した斜視図である。図2は、図1に示した風力発電機のハブとブレードとの結合部およびそこに設置されたピッチ駆動装置を示す図である。図3は、図2に示したピッチ駆動装置の全体構成を示す断面図であり、図4は、図3に示したピッチ駆動装置を図3中の矢印IV方向から見た図である。また、図5は、図3に示したピッチ駆動装置のV−V線に沿った断面図である。まず、図1〜図5を参照して第1実施形態によるピッチ駆動装置およびそれを用いた風力発電機の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による風力発電機1は、図1に示すように、地上に立設された支柱2と、この支柱2の上端部に設けられたナセル3とを備えている。ナセル3には、図略のギアボックス、発電機等が収納されている。そして、ナセル3には、ギアボックスに連結されるロータが設けられていて、このロータのハブ5にブレード6が設けられている。なお、図1では、3本のブレード6が設けられた構成について示している。
ブレード6は、図2に示すように、ベアリング8を介してハブ5に支持されており、ブレード6の軸回りに回動可能となっている。ハブ5には、環状に形成された支持部5aが設けられており、この支持部5aによって第1実施形態によるピッチ駆動装置10を支持できるようになっている。
ブレード6には、その基端部にリングギア7が設けられている。そして、ピッチ駆動装置10の出力軸歯車29がこのリングギア7に噛み合い、ブレード6をその軸方向に回動させて向きを変えるのに用いられている。以下、このピッチ駆動装置10の構成について、具体的に説明する。
ピッチ駆動装置10は、図3に示すように、有底筒状の外側ケース12を備えている。この外側ケース12は、円筒状に形成された円筒部13と、有底筒状に形成されたカバー14とを締結することによって構成されている。円筒部13には、ハブ5の支持部5aに取付けるための鍔部13aが設けられ、この鍔部13aを通してボルト15によって支持部5aに締結できるようになっている。上記カバー14の底面には、駆動モータ16(モータ)が固定されている。
上記円筒部13の軸方向中間部における内周部には、多数の内歯ピン18が固定されている。この各内歯ピン18は軸方向に延びる姿勢で配置されており、これらが周方向に等間隔に配置されている。各内歯ピン18は、内歯歯車の内歯を構成する。
また、ピッチ駆動装置10は、入力軸21と、キャリア22と、減速機構24とを備えている。キャリア22は、入力軸21の軸心と同じ軸回りに回転可能に配置されるものである。ピッチ駆動装置10は、駆動モータ16がハブ5側に位置し、キャリア22がブレード6側になるように配置することができるので、以下の説明では図2及び図3に合わせ、ブレード6側を上側、ハブ5側を下側として説明する。
駆動モータ16の駆動軸(図示省略)は、駆動モータ16から上方に延びてカバー14の中央部を貫通している。この駆動軸は、図示省略した軸受によってカバー14に対して回転自在となっている。駆動軸は、入力軸21と連結されていて、駆動モータ16の回転駆動力が入力軸21に付与されることにより入力軸21が回転するようになっている。入力軸21の上端部には、駆動外歯歯車21aが設けられている。
上記キャリア22は、上記円筒部13の径方向内側に配設されている。このキャリア22は、軸方向の2箇所に配設された軸受32および33によって円筒部13に対して回転自在に支持されている。キャリア22の軸心は、円筒部13の軸心に一致している。
キャリア22は、基部35(出力軸)と、この基部35の下方に配置された端板部36と、シャフト部37とを備えている。基部35は、その上端部が円筒部13から上方に突出するように構成されている。
円筒部13からその軸方向に突出した基部35の先端部(上端部)は、スプライン35bとして形成されている。スプライン35bは、円筒部13の軸心と同軸状に形成されるものであり、このスプライン35bには、出力軸歯車29が嵌められている。これにより、キャリア22と出力軸歯車29とが連結されている。出力軸歯車29は、図4にも示すように、外歯29aが形成された外歯歯車からなるとともに、リングギア7(図2参照)と噛み合うように構成されている。そして、出力軸歯車29は、キャリア22とともに回転して風力発電機1のブレード6に回転駆動力を伝達する。
第1実施形態では、図4に示すように、出力軸歯車29の歯面は緩衝材料29bによってコーティングされている。すなわち、出力軸歯車29とリングギア7とは、緩衝材料29bを介して噛み合わされている。この緩衝材料29bは、セラミックス、ウレタンまたはカーボンなどの材料からなる。そして、緩衝材料29bは、リングギア7(図2参照)側から伝達される衝撃や振動を吸収して緩和する機能を有している。
出力軸歯車29の軸方向上側と軸方向下側とには、図3に示すように、凹部29cと凹部29dとがそれぞれ形成されている。また、基部35のスプライン35bの軸方向下側には、基部35の径方向外側に突出するボス部30が外嵌されている。基部35のスプライン35bの先端面(上端面)には、押え板40がボルト39によって締結されている。そして、出力軸歯車29は、上記ボス部30と押え板40とによって挟持されている。なお、ボス部30は、上記凹部29d内で出力軸歯車29に当接している一方、押え板40は、上記凹部29c内で皿ばね40aを介して出力軸歯車29に当接している。この皿ばね40aは、押え板40を上方に付勢しており、押え板40をスプライン35bに締結するボルト39の緩みを抑制している。上記のように構成することによって、出力軸歯車29は、押え板40を取り外すことにより、基部35(キャリア22)の先端部側から取り外すことができるようになっている。
上記シャフト部37は、基部35に設けられる基部側シャフト部41と、端板部36に設けられる端板側シャフト部42とにそれぞれ分割されている。この基部側シャフト部41および端板側シャフト部42からなるシャフト部37は、3つ設けられているとともに(図5参照)、周方向に等間隔に配置されている。また、各シャフト部37は断面略三角形状に形成されている。基部側シャフト部41は、基部35の下面から下方に向かって軸方向に延びる柱状に構成され、端板側シャフト部42は、端板部36の上面から上方に向かって軸方向に延びる柱状に構成されている。これら基部側シャフト部41及び端板側シャフト部42は、互いに対向する位置に設けられている。
基部側シャフト部41には、有底のボルト穴が設けられ、端板側シャフト部42には、このボルト穴に対応する位置にボルト挿通孔が設けられている。そして、これらボルト挿通孔に挿通されたボルト43が基部側シャフト部41のボルト穴に螺合されている。また、基部側シャフト部41と端板側シャフト部42とはインロー嵌めされている。また、基部側シャフト部41及び端板側シャフト部42には、それぞれピン孔が設けられていて、これらピン孔に跨るようにピン44(図5参照)が挿入されている。これらのことにより、上記基部35及び端板部36は、互いに位置ずれしないように固定されている。
上記減速機構24は、駆動モータ16の回転数に対して所定の比率で減速してキャリア22を回転させるためのものであり、第1減速機構と第2減速機構とが含まれている。
第1減速機構は、上記駆動外歯歯車21aに噛み合う従動外歯歯車26を備えている。この従動外歯歯車26は、入力軸21の回転により駆動外歯歯車21aに対して所定の減速比で回転する。
第2減速機構は、クランク軸46と、ピニオン48,48とを備えている。クランク軸46は、3つ設けられており(図5参照)、これらクランク軸46は、周方向に等間隔に配置されている。ピニオン48,48は、クランク軸46の軸方向に2つ並んで配置されている。そして、両ピニオン48,48は、円筒部13の内側において基部35と端板部36との間に形成された閉空間に配設されている。
クランク軸46は、上下一対のクランク軸受52,53によって回転自在に支持されている。下側のクランク軸受52は、端板部36に形成された貫通孔36aに嵌め込まれている。上側のクランク軸受53は、基部35の下面に形成された凹部35aに嵌め込まれている。換言すると、クランク軸46は、その下部において下側のクランク軸受52を介して端板部36によって支持されるとともに、上部において上側のクランク軸受53を介して基部35によって支持されている。
下側のクランク軸受52よりも下方に突出した各クランク軸46の下端部に、それぞれ上記従動外歯歯車26が設けられている。これら各従動外歯歯車26は、上記駆動外歯歯車21aに噛み合っている。そして、クランク軸46は、駆動外歯歯車21aと従動外歯歯車26との歯数比で減速されて、従動外歯歯車26と一体的に回転する。
クランク軸46には、各ピニオン48に対応するように配置された2つの偏心部46aが設けられている。各偏心部46aは、クランク軸46の軸心に対して偏心した円柱状に形成されており、両偏心部46aは、180度の位相差をもつように設定されている。
上記両ピニオン48は、同じ構成のものである。図5に示すように、各ピニオン48は、円筒部13の内径よりも少し小さく形成されていて、円筒部13の内歯ピン18に噛み合う外歯48aを有する。ピニオン48の外歯48aは、内歯ピン18の歯数より若干、例えば1つだけ少なくなっている。
各ピニオン48には、第1貫通孔48bと第2貫通孔48cとが設けられている。第1貫通孔48bは、円形状に形成されている。この第1貫通孔48bには、ころ軸受55を介装した状態で前記クランク軸46が挿通されている。そして、両ピニオン48,48の第1貫通孔48bにそれぞれ偏心部46aが嵌め合わされている。これにより、偏心部46aの回転によって両ピニオン48,48は、互いに180度だけ位相がずれた状態で円筒部13の内歯ピン18に噛み合いながら偏心回転運動(公転)する。
第2貫通孔48cには、上記シャフト部37が挿通されている。この第2貫通孔48cは、シャフト部37の断面よりも大きな略三角形状に形成されており、シャフト部37は、所定の間隙を有した状態で第2貫通孔48cに挿通されている。第2貫通孔48cは、シャフト部37に対応して設けられるので、周方向に等間隔に3つ設けられている。そして、ピニオン48,48の偏心回転運動に伴って、第2貫通孔48cからシャフト部47に回転運動が伝達されることにより、基部35、端板部36及びシャフト部47が一体となったキャリア22が円筒部13の軸心回りに回転するようになっている。
次に、本ピッチ駆動装置10の動作について説明する。
駆動モータ16の駆動によって駆動外歯歯車21aが回転すると、第1減速機構によって所定の減速比で減速されて各従動外歯歯車26が回転する。この従動外歯歯車26の回転に伴い、クランク軸46が一緒に回転する。これにより偏心部46aが回転し、それによって両ピニオン48が内歯ピン18に噛み合いながら偏心回転運動(公転)するため、それに伴ってクランク軸46も公転する。このとき、従動外歯歯車26が駆動外歯歯車21aの周りを公転する。そして、両ピニオン48の偏心回転運動(公転)に伴ってシャフト部37が公転し、キャリア22全体が回転する。このキャリア22の回転は、クランク軸46の回転に対して大幅に減速されている。これにより、出力軸歯車29が、駆動モータ16の回転数に対して大幅に減速された回転数で回転することになる。そして、この出力軸歯車29の回転により、リングギア7を回転させてブレード6の向きを変える。
第1実施形態では、上記のように、出力軸歯車29の歯面を緩衝材料29bによりコーティングすることによって、突風などに起因する衝撃や振動がブレード6およびリングギア7を介して出力軸歯車29に伝達された場合に、その衝撃および振動を緩衝材料29bにより吸収して緩和することができる。これにより、上記の衝撃および振動による出力軸歯車29の磨耗を低減することができるので、出力軸歯車29の寿命を延ばすことができる。
なお、この第1実施形態では、緩衝材料29bをセラミックス、ウレタンまたはカーボンなどの材料によって構成したが、これらの材料以外の種々の材料によって緩衝材料29bを構成することも可能である。また、緩衝材料29bは、出力軸歯車29の歯面のみにコーティングされていてもよく、歯面を含む出力軸歯車29の表面全体にコーティングされていてもよい。
(第2実施形態)
図6には、本発明の第2実施形態によるピッチ駆動装置10の全体構成が示されている。この図6に示すように、第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、減速機構24とキャリア22の上側基部45a(出力軸)とを所定の結合力で連結するクラッチ機構60(クラッチ手段)が設けられている。
具体的には、キャリア22の基部45は、上側基部45aと下側基部45bとに分割されている。第2実施形態では、この上側基部45aが本発明の出力軸を構成する一方、下側基部45bは、減速機構24に含まれる。
そして、第2実施形態によるクラッチ機構60は、上側基部45aと下側基部45bとの間に設けられており、これらを所定の結合力で連結している。すなわち、上側基部45a(出力軸)の上部には、出力軸歯車29が一体的に形成されている一方、下部の周面には、径方向外側に突出する第1突出部45dおよび第2突出部45eが設けられている。第1突出部45dは、上側基部45aの下端部に設けられているとともに、第2突出部45eは、第1突出部45dの上方に所定の間隔を隔てて設けられている。
下側基部45bの上部には、その周縁部から上方に立設されるとともに、径方向内側に延出されることにより形成された押え部45fが設けられている。上側基部45aの第1突出部45dは、この押え部45fの下側に配置されており、押え部45fによって第1突出部45dが押さえられることにより上側基部45aが上方へ移動しないようになっている。
そして、クラッチ機構60は、下側クラッチ板61と、上側クラッチ板62と、皿ばね63とを有している。下側クラッチ板61および上側クラッチ板62は、共に円環板状に形成されている。この下側クラッチ板61、上側クラッチ板62および皿ばね63に上側基部45aが挿通されている。また、下側クラッチ板61は、下側基部45aの押え部45fの上面に固定されている。上側クラッチ板62は、下側クラッチ板61の上面に接触するように配置されている。
そして、皿ばね63は、上側クラッチ板62と上側基部45aの第2突出部45eとの間に配置されており、上側クラッチ板62を下側クラッチ板61に所定の押付け力で押し付けている。これにより、上側クラッチ板62と下側クラッチ板61との間に摩擦力が生じるとともに、この摩擦力が上記した上側基部45aと下側基部45bとを連結する所定の結合力となる。基部45の通常の回転動作時には、この結合力により上側基部45aと下側基部45bとが一体となって回転する。なお、上側クラッチ板62および皿ばね63は、上側基部45aの周りを回転しないように図示しない回り止めが施されている。
クラッチ機構60がこのように構成されていることによって、上側クラッチ板62と下側クラッチ板61との間の摩擦力よりも大きい力を発生させるトルクが上側基部45aにかかると、上側クラッチ板62が下側クラッチ板61に対して滑ることにより、上側基部45aおよびそれに結合する出力軸歯車29が回動する。第2実施形態によるピッチ駆動装置10の上記以外の構成は、上記第1実施形態によるピッチ駆動装置10の構成と同様である。
第2実施形態では、上記のように、突風などに起因する衝撃や振動により上記の所定の結合力(摩擦力)よりも大きいトルクが上側基部45a側からクラッチ機構60に作用する場合には、クラッチ機構60の上側クラッチ板62が下側クラッチ板61に対して滑ることにより上側基部45aおよび出力軸歯車29が回動するので、ブレード6、リングギア7、出力軸歯車29および上側基部45aを介してクラッチ機構60に上記のようなトルクが作用した場合に、リングギア7と出力軸歯車29との噛み合わせ部分にかかる負荷を緩和することができる。これにより、上記の衝撃および振動による出力軸歯車29の磨耗を低減することができるので、出力軸歯車29の寿命を延ばすことができる。
さらに、第2実施形態では、上側基部45aと出力軸歯車29とを一体的に形成しているので、これらの連結部分が磨耗することがない。
(第3実施形態)
図7には、本発明の第3実施形態によるピッチ駆動装置10の全体構成が示されており、図8には、図7に示したピッチ駆動装置10を構成する基部65の上部の構造が部分的に示されている。この第3実施形態では、上記第1実施形態と異なり、キャリア22の基部65(出力軸)の上部は中空に形成されているとともに、周方向に延びるスリット65cが形成されている。
具体的には、図7および図8に示すように、基部65の上面から所定の深さまでの領域に円形の穴部65dが形成されることにより、基部65の上部は中空の略円筒状に形成されている。そして、基部65の中空に形成された部分に周方向に延びるスリット65cが形成されている。このスリット65cは、基部65の外周面から穴部65dまで貫通するように形成されている。また、スリット65cは、基部65の周方向に所定の間隔置きに複数形成されている。そして、周方向に1列に配置された複数のスリット65cを1段分として、複数段のスリット65cが基部65の軸方向に所定の間隔置きに配置されている。また、この複数段のスリット65cでは、1段ずつ交互に基部65の周方向の位置がずれるように配置されている。
第3実施形態では、基部65が上記のような構造を有することによって、所定の力が加えられた場合に、基部65が撓むことが可能になっている。なお、この第3実施形態では、出力軸歯車29が基部65の周りを回動しないように、出力軸歯車29に対して図示しない回り止めが施されている。第3実施形態によるピッチ駆動装置10の上記以外の構成は、上記第1実施形態によるピッチ駆動装置10の構成と同様である。
第3実施形態では、上記のように、中空に形成された基部65に周方向に延びるスリット65cが形成されているので、突風などに起因する衝撃や振動がブレード6、リングギア7および出力軸歯車29を介して基部65に伝達された場合に、基部65が撓むこととなる。これにより、上記の衝撃および振動を吸収することができるので、上記の衝撃および振動に起因してリングギア7と出力軸歯車29との噛み合わせ部分にかかる負荷を緩和することができる。その結果、出力軸歯車29の磨耗を低減することができるので、出力軸歯車29の寿命を延ばすことができる。
(第4実施形態)
図9には、本発明の第4実施形態によるピッチ駆動装置10の全体構成が示されている。この第4実施形態では、上記第1実施形態と異なり、キャリア22の基部35(出力軸)と出力軸歯車29との間に弾性部材70が設けられている。
具体的には、基部35と出力軸歯車29とは、上記第1実施形態と同様、スプライン結合されており、弾性部材70は、出力軸歯車29に接触する基部35のスプライン35bの表面にコーティングされている。この弾性部材70は、出力軸歯車29からの衝撃や振動を吸収する機能を有している。第4実施形態によるピッチ駆動装置10の上記以外の構成は、上記第1実施形態によるピッチ駆動装置10の構成と同様である。
第4実施形態では、上記のように、基部35のスプライン35bと出力軸歯車29との間に弾性部材70が設けられているので、突風などに起因する衝撃や振動がブレード6およびリングギア7を介して出力軸歯車29に伝達された場合に、弾性部材70によって衝撃および振動を吸収する。このため、上記の衝撃および振動がスプライン35bに伝達するのを緩和することができる。これにより、上記の衝撃および振動に起因する出力軸歯車29のスプライン35bに対する結合部分の磨耗を抑制することができるので、出力軸歯車29の寿命を延ばすことができる。
また、第4実施形態では、弾性部材70は、基部35のスプライン35bの表面にコーティングされているので、基部35および出力軸歯車29と別体の弾性部材を間に挟んで基部35と出力軸歯車29とを結合させる場合と異なり、その結合時に弾性部材70に皺が生じる等の不都合が生じるのを抑制することができる。これにより、組み立て作業が煩雑になるのを抑制することができる。ただし、このような効果が得られないということを除けば、基部35および出力軸歯車29と別体の弾性部材を間に挟んで基部35と出力軸歯車29とを結合させてもよい。
なお、この第4実施形態では、弾性部材70がスプライン35bの表面にコーティングされているが、これに限らず、弾性部材70をスプライン35bに接触する出力軸歯車29の表面にコーティングしてもよい。
(第5実施形態)
図10には、本発明の第5実施形態によるピッチ駆動装置の構成が示されている。この第5実施形態では、上記第1実施形態と異なり、ピニオン48(偏心回転ギア)の第2貫通孔48c(孔部)と基部35(出力軸)のシャフト部37との間の間隙に弾性部材75が設けられている。
具体的には、第5実施形態では、上記第1実施形態と同様の減速機構24(図3参照)を備えている。この減速機構24は、上記第1実施形態と同様、駆動モータ16の駆動軸に連結されるとともに、駆動モータ16の駆動により回転する入力軸21と、入力軸21の駆動外歯歯車21aに噛み合わされた従動外歯歯車26と、従動外歯歯車26に連結されたクランク軸46と、クランク軸46にころ軸受55を介して連結されるとともに、入力軸21の回転に伴って偏心回転運動(公転)するピニオン48とを有している。なお、上記の従動外歯歯車26およびクランク軸46により、入力軸21の回転をピニオン48(偏心回転ギア)に伝達する回転伝達部76(図10参照)が構成されている。そして、偏心回転運動するピニオン48に形成された第2貫通孔48cには、基部35の一部であるシャフト部37が間隙を有した状態で挿通されている。
第5実施形態では、このピニオン48(偏心回転ギア)の第2貫通孔48c(孔部)とシャフト部37との間の間隙に弾性部材75が配置されている。この弾性部材75は、基部35と共にシャフト部37が第2貫通孔48c内で振動する際、その振動を吸収する機能を有している。そして、弾性部材75は、第2貫通孔48c内でシャフト部37の周りを回転移動可能に配置されている。第5実施形態によるピッチ駆動装置の上記以外の構成は、上記第1実施形態によるピッチ駆動装置10の構成と同様である。
第5実施形態では、上記のように、ピニオン48の第2貫通孔48cとシャフト部41との間の間隙に弾性部材75が配置されているので、突風などに起因する衝撃や振動がブレード6、リングギア7および出力軸歯車29を介して基部35のシャフト部41に伝達された場合に、その衝撃および振動が弾性部材75によって吸収されることになる。その結果、上記の衝撃および振動に起因してリングギア7と出力軸歯車29との噛み合わせ部分にかかる負荷を緩和することができる。したがって、上記の衝撃および振動による出力軸歯車29の磨耗を低減することができるので、出力軸歯車29の寿命を延ばすことができる。
また、第5実施形態では、弾性部材75がシャフト部41の周りを回転移動可能に配置されているので、上記の衝撃および振動が伝達された時に弾性部材75が回転移動してその衝撃および振動を受け流すことができる。これにより、弾性部材75によって上記衝撃および振動をより有効に緩和することができる。なお、この効果が得られないことを除けば、シャフト部41の周りを回転移動しないように、弾性部材75を第2貫通孔48cとシャフト部37との間の間隙に設けてもよい。
本発明の第1実施形態によるピッチ駆動装置が適用された風力発電機の主要部を示した図である。 図1に示した風力発電機のハブとブレードとの結合部およびそこに設置されたピッチ駆動装置を示す図である。 図2に示したピッチ駆動装置の全体構成を示す断面図である。 図3に示したピッチ駆動装置を図3中の矢印IV方向から見た図である。 図3に示したピッチ駆動装置のV−V線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態によるピッチ駆動装置の全体構成を示した断面図である。 本発明の第3実施形態によるピッチ駆動装置の全体構成を示した断面図である。 図7に示したピッチ駆動装置を構成する基部の上部の部分的な断面斜視図である。 本発明の第4実施形態によるピッチ駆動装置の全体構成を示した断面図である。 本発明の第5実施形態によるピッチ駆動装置の構造を説明するための図5相当図である。 従来のピッチ駆動装置を示す断面図である。
符号の説明
6 ブレード
7 リングギア
10 ピッチ駆動装置
16 駆動モータ(モータ)
21 入力軸
24 減速機構
29 出力軸歯車
29b 緩衝材料
35、65 基部(出力軸)
45a 上側基部(出力軸)
37 シャフト部
48 ピニオン(偏心回転ギア)
48c 第2貫通孔(孔部)
60 クラッチ機構(クラッチ手段)
65c スリット
70 弾性部材
75 弾性部材
76 回転伝達部

Claims (8)

  1. モータに連結された減速機構と、
    前記減速機構に連結された出力軸と、
    前記出力軸に連結されるとともに、ブレードに固定されたリングギアに噛み合わされ、前記出力軸とともに回転する出力軸歯車とを備え、
    前記モータの駆動に応じて前記減速機構を介して前記出力軸および前記出力軸歯車を回転させることにより、前記リングギアを回転させてブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置において、
    前記出力軸歯車の歯面は、緩衝材料によってコーティングされている、ピッチ駆動装置。
  2. モータに連結された減速機構と、
    前記減速機構に連結された出力軸と、
    前記出力軸に連結されるとともに、ブレードに固定されたリングギアに噛み合わされ、前記出力軸とともに回転する出力軸歯車とを備え、
    前記モータの駆動に応じて前記減速機構を介して前記出力軸および前記出力軸歯車を回転させることにより、前記リングギアを回転させてブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置において、
    前記減速機構と前記出力軸との間に、これらを所定の結合力で連結するクラッチ手段を備えた、ピッチ駆動装置。
  3. 前記出力軸と前記出力軸歯車とは、一体的に形成されている、請求項2に記載のピッチ駆動装置。
  4. モータに連結された減速機構と、
    前記減速機構に連結された出力軸と、
    前記出力軸に連結されるとともに、ブレードに固定されたリングギアに噛み合わされ、前記出力軸とともに回転する出力軸歯車とを備え、
    前記モータの駆動に応じて前記減速機構を介して前記出力軸および前記出力軸歯車を回転させることにより、前記リングギアを回転させてブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置において、
    前記出力軸は、中空に形成されているとともに、周方向に延びるスリットが形成されている、ピッチ駆動装置。
  5. モータに連結された減速機構と、
    前記減速機構に連結された出力軸と、
    前記出力軸に連結されるとともに、ブレードに固定されたリングギアに噛み合わされ、前記出力軸とともに回転する出力軸歯車とを備え、
    前記モータの駆動に応じて前記減速機構を介して前記出力軸および前記出力軸歯車を回転させることにより、前記リングギアを回転させてブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置において、
    前記出力軸と前記出力軸歯車との間には、弾性部材が設けられている、ピッチ駆動装置。
  6. 前記出力軸と前記出力軸歯車とは、スプライン結合されており、
    前記弾性部材は、前記出力軸に接触する前記出力軸歯車の表面または前記出力軸歯車に接触する前記出力軸の表面の少なくとも一方にコーティングされている、請求項5に記載のピッチ駆動装置。
  7. モータに連結された減速機構と、
    前記減速機構に連結された出力軸と、
    前記出力軸に連結されるとともに、ブレードに固定されたリングギアに噛み合わされ、前記出力軸とともに回転する出力軸歯車とを備え、
    前記モータの駆動に応じて前記減速機構を介して前記出力軸および前記出力軸歯車を回転させることにより、前記リングギアを回転させてブレードの向きを変えさせるピッチ駆動装置において、
    前記減速機構は、前記モータに連結されるとともに、前記モータの駆動により回転する入力軸と、前記入力軸に連結され、前記入力軸の回転を伝達する回転伝達部と、前記回転伝達部に連結され、前記入力軸の回転に伴って偏心回転運動する偏心回転ギアとを含み、
    前記偏心回転ギアには、前記出力軸方向に延びる孔部が形成されているとともに、前記孔部に前記出力軸の一部が間隙を有した状態で挿通されており、
    前記偏心回転ギアの偏心回転運動に伴って前記孔部から前記出力軸に回転動作が伝達されることにより、前記出力軸が回転するように構成されており、
    前記偏心回転ギアの孔部と前記出力軸との間の間隙には、弾性部材が配置されている、ピッチ駆動装置。
  8. 前記弾性部材は、前記出力軸の周りを回転移動可能に配置されている、請求項7に記載のピッチ駆動装置。
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