JP2007136358A - 除湿機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーシング1内に、メインファン2の回転駆動により外部の空気を取り入れ、熱交換手段3の外部を通過させ、除湿部の一部で除湿した後、外部に吹き出させる除湿通路と、サブファン6の回転駆動により吹き出させた空気を、加熱手段7で加熱し、除湿ロータを通過させ、熱交換手段3の内部へと導き、サブファン6に戻って循環させる再生通路とを備える。サブファン6のケース65に、内部の凝縮水を熱交換手段3に還流させる排水部65aを形成する。
【選択図】図1
Description
図1は、本実施形態に係る除湿機の斜視図を示し、図2はその平面図を示す。この除湿機は、図3に示すように、ケーシング1内に除湿通路と再生通路を形成されている。
ケーシング1は合成樹脂材料からなり、図1に示すように、筒状の胴部10と、この胴部10の上方開口部に装着される蓋部11と、下方開口部に装着される底部12とで構成されている。
ラジエータ3は、図7乃至図9に示すように、略同一形状の第1ラジエータ部36及び第2ラジエータ部37で構成されている。ラジエータ3を2つのラジエータ部で構成することにより、十分に表面積を増大させることが可能となっている。但し、3つ以上のラジエータ部で構成することも可能である。各ラジエータ部は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂材料を真空成形又は圧空成形し、得られた2枚のパネルを貼り合わせることにより形成される。ここでは、ラジエータ3を構成する合成樹脂の肉厚は1mm以下に抑えられ、内外を通過する空気間での熱交換性能が高められている。また、貼り合わせ部分が側方に延設されて遮蔽板として機能する遮蔽部3aとなっている。すなわち、ケーシング1内にラジエータ3を組み付けた際、除湿通路内でラジエータ3の外部を流動する空気を全て除湿ロータ4へと導く。
除湿ロータ4は、図3に示すように、ロータ本体56を保持部材57によって保持した円板状のものである。ロータ本体56には、ゼオライトやシリカゲル等を結合させたセラミックハニカムが使用されている。除湿ロータ4は、第1仕切板13と第2仕切板16の間で、ケーシング1内を上下に分離する第3仕切板68の上面に設けられている。保持部材57は、除湿ロータ4の上面のうち、1/4の領域に対応する部分が略扇型形状に膨出したヒータ収容室58となっており、残る3/4の領域はロータ本体56に通風可能に開口し、除湿通路内に位置している。ヒータ収容室58は、後述するサブファン6が収容されるサブファンケース65に接続され、内部には後述するヒータ7が収容されている。そして、運転切/入スイッチ29を操作して運転状態とすると、モータ4Aが駆動し、保持部材57内でロータ本体56が所定速度で回転するようになっている。
メインファン2は、図3に示すように、メインファンケース59内にメインシロッコファン60をモータ2Aにより回転駆動可能に設けたものである。メインシロッコファン60を回転させると、中央部の吸込口から空気が吸い込まれ、メインファンケース59内で渦流となって吹出口22から吹き出される。吹出口22の内面に形成される上壁は斜め下方に突出するストッパ受部61となっている。ストッパ受部61には、後述するルーバー5のストッパ部5a及び後述する延設部62aが当接することによりルーバー5の回転が規制されるようになっている。
ルーバー5は、図3に示すように、所定間隔で配設したガイド板62の両端部に円形状の支持板63を一体化した構成である。但し、ガイド板62の中間部分も適宜支持板63によって補強されている。
サブファン6は、前記メインファン2と同様に、サブファンケース65内にサブシロッコファン66をモータにより回転駆動可能に設けた構成である。図示しない空気吸込口は、第1ラジエータ部36の第2出口41に接続され、空気吹出口は、ヒータ収容室58に接続されている。サブファンケース65には、排水部65aが形成されている。排水部65aは、先端に向かうに従って徐々に断面積が小さくなる円錐状に形成されている。排水部65aは、除湿機にサブファン6を組み付けた状態で、最も低くなる位置に配置され、第2ラジエータ部37の流水孔36aに接続される。
ヒータ7には、巻回したコイルが使用され、図示しない電源からの供給電力により、ヒータ用電力制御回路7aによって電力制御されて発熱する。ヒータ7は、除湿ロータ4の保持部材57に形成したヒータ収容室58内に配設され、再生通路を通過する空気を加熱して除湿ロータ4に供給するほか、除湿ロータ4を直接加熱する。これにより、除湿ロータ4に吸湿された水分を蒸発させることができ、除湿ロータ4の吸湿能力を回復させることが可能となっている。
サブタンク8は、ケーシング1からメインタンク9を取り外した際でも、凝縮水がこぼれ落ちないようにするための従来周知の一時貯留用タンクで、前記ケーシング1に設けた第2仕切板16の上面に形成されている。サブタンク8の上面には、前記第2ラジエータ部37に設けた筒状流出部が接続される流入孔が形成されている。また、サブタンク8の底面すなわち第2仕切板16の底面には、タンク収容部17にメインタンク9が収容されたときにのみ排水孔を開放するための開閉弁が設けられている。
メインタンク9は、上方が開口する箱状で、前面には指で掴み、ケーシング1のタンク収容部17から引っ張り出すための係止凹部9aが形成されている。メインタンク9の内部には、フローティング方式の水位検出手段9bが設けられている。そして、この水位検出手段9bによって満水が検出されれば、タンク情報部35のLEDが緑色で点灯されるようになっている。また、メインタンク9がタンク収容部17に収容されているか否かは、タンク収容部17内に設けたタンク検出手段9cによって検出され、収容されていなければ、タンク情報部35のLEDが赤色で点灯されるようになっている。
次に、前記構成の除湿機の動作について説明する。
2…メインファン
3…ラジエータ(熱交換手段)
4…除湿ロータ
5…ルーバー
6…サブファン
7…ヒータ(加熱手段)
8…サブタンク
9…メインタンク
10…胴部
11…蓋部
12…底部
13…第1仕切板
14…支持壁
15…傾斜面
16…第2仕切板
17…タンク収容部
18…凹所
19…空気吸込口
20…カバー
21…湿度センサ
22…吹出口
23…温度センサ
24…表示パネル
25…ルーバー方向切替スイッチ(送風方向選択手段)
26…オートルーバー切/入スイッチ
27…除湿スイッチ
28…乾燥スイッチ
29…運転切/入スイッチ
30…切タイマースイッチ
31…湿度モニター部
32…送風モード部
33…乾燥モード部
34…タイマー部
35…タンク情報部
36…第1ラジエータ部
37…第2ラジエータ部
38…第1入口
39…第1出口
40…第2入口
41…第2出口
42…シール部
43…ガイド孔
44…縦長連通部
45…シート状部
46…流出孔
47…ガイド凹部
48…第1シール部材
49…第2シール部材
50…通路部材
51…大径部
52…中径部
53…小径部
54…ネジ止め部
55…固定用延設部
56…ロータ本体
57…保持部材
58…ヒータ収容室
59…メインファンケース
60…メインシロッコファン
61…ストッパ受部
62…ガイド板
63…支持板
64…送風方向変換部
65…サブファンケース
66…サブシロッコファン
67…排気ダクト部材
100…制御部
Claims (3)
- ケーシング内に、
メインファンの回転駆動により外部の空気を取り入れ、熱交換手段の外部を通過させ、除湿部の一部で除湿した後、外部に吹き出させる除湿通路と、
サブファンの回転駆動により吹き出させた空気を、加熱手段で加熱し、除湿ロータを通過させ、熱交換手段の内部へと導き、サブファンに戻って循環させる再生通路とを備え、
前記サブファンのケースに、該ケース内の凝縮水を熱交換手段に還流させる排水部を形成したことを特徴とする除湿機。 - 前記除湿通路は、ケーシングの下方側に形成された空気吸込口と上方側に形成された送風口とを結ぶ内部空間で構成され、
前記熱交換器は、前記除湿通路の途中に、略水平面内に配置され、
前記サブファンは、前記熱交換器の上方側の任意の位置に配置可能としたことを特徴とする請求項1に記載の除湿機。 - 前記サブファンは、ケースの円筒部にシロッコファンを収容してなり、円筒部の軸心が熱交換器に対して略平行となるように配置され、
前記円筒部の端面に空気吸込口を形成し、該空気吸込口を前記熱交換器に接続し、
前記円筒部の外周の最下部に前記排水部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の除湿機。
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