JP2007135586A - ペットフード - Google Patents

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Abstract

【課題】食することにより、単にペットの体調を整え、健康を増進させるのみならず、ペットの毛づや等の外観をより健康的に、美しくするペットフードの提供。
【解決手段】マルトオリゴ糖及び乳酸菌を含むペットフード。
【選択図】なし

Description

本発明は、犬、猫等の小動物のためのペットフードに関する。
ペットブームによりペットの飼育数は増大しており、それに伴いペットの高齢化、運動不足、栄養過多等により、ペットにおいても肥満、糖尿病、肝臓疾患等のヒトと同様の成人病が増大している。また、避妊手術後のホルモンバランスの狂いによって体調不良となる犬や猫が多くなっている。このような状態のペットは毛づやが良くなく、皮膚の状態も不健康である。
このような状況にあるペットに対し、健康を増進するためのペットフードが数多く開発されている。例えば、皮膚の免疫機能を改善するために、プロバイオティクスとしてペットに乳酸菌を使用すること(特許文献1)、炎症を改善するために、プロバイオティクスとしてオリゴ糖を配合した組成物(特許文献2)、ペットの活力を向上させるために、プロビオティック微生物とプレビオティックとしてフルクトオリゴ糖を組み合わせる方法(特許文献3)等の技術が提案されている。
特表2004−510740号公報 特表2004−529910号公報 特表2003−509074号公報
しかし、前述の技術は、確かにペットの健康増進の効果はある程度認められるものであるが、外観の面からより健康的に見えるかどうかという点から評価した場合には十分とはいえない。
本発明の目的は、単にペットの体調を整え、健康を増進させるのみならず、ペットの外観をより健康的に、美しくするためのペットフードを提供することにある。
そこで本発明者らは、上記目的を達成するためのペットフードを得るべく、ペットの外観を健康的に、美しくするために必要な優れた食材について検討した結果、プロバイオティクスとプレバイオティクスのある特定の組合せに、ペットの毛づやが向上する効果があることを見出した。そして、プロバイオティクスとしては、従来から提案されている乳酸菌を使用し、組み合わせるプレバイオティクスとしては、オリゴ糖の中でも従来は注目されていないマルトオリゴ糖に効果があることを見出した。
すなわち、本発明は、マルトオリゴ糖及び乳酸菌を含むペットフードを提供するものである。
本発明のペットフードは、食することにより、単にペットの体調を整え、健康を増進させるのみならず、ペットの毛づや等の外観をより健康的に、美しくするという効果がある。
本発明のペットフードに用いられるマルトオリゴ糖は、グルコースが3〜10分子、α−1,4グルコシド結合で直鎖状に重合したオリゴ糖である。グルコースが2分子重合したマルトースは、天然には麦芽水飴の主成分として存在し、3分子以上重合したマルト
オリゴ糖も水飴中に含まれる。これらのマルトオリゴ糖のうち、特にグルコースの重合度が4〜7であるもの、即ち、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘキソースが、ペットの毛づや等の外観を良くする点から好ましい。
マルトオリゴ糖の製造法としては、特に制限されないが、例えば澱粉等から酸、α−アミラーゼ等で部分加水分解する方法、特定の重合度のマルトオリゴ糖を特異的に生成する微生物起源のマルトオリゴ糖生成アミラーゼを利用する方法等により製造することができ
る。これらのマルトオリゴ糖はその用法、用途、剤型、その他目的に応じて精製すればよいが、内服する場合の投与量、あるいはその効果等を勘案して、できる限り高純度のマルトオリゴ糖を用いることが好ましい。糖全体に占めるマルトオリゴ糖の含有量は30質量%(以下、単に「%」と記載)以上、更に50%以上、特に80%以上であることが、ペットの毛づや等の外観を良くする点から好ましい。また、糖全体に占める糖の重合度が4〜7のマルトオリゴ糖の含有量が20%、更に30%、特に50%であることが、同様の点から好ましい。
このようにして得られるマルトオリゴ糖は、一般には、無色透明の液状又は白色粉末である。マルトオリゴ糖は無臭で味覚に優れ、まろやかな甘味を有し、また、耐酸性、耐熱性にも優れた糖質である。また、LD50 はラットで20g/kg以上と、安全性にも優れたものである。従って、これをそのままペットフード中に配合することができる。ペットフード中に配合される量は、ペットの年齢等によっても異なるが、マルトオリゴ糖として、体重1kg、1日あたり10〜3000mg、更に100〜1000mgが好ましく、これを1日1回又は数回摂取することが、ペットの毛づや等の外観を良くする点から好ましい。
本発明のペットフードに用いられる乳酸菌は、プロバイオティクスとして使用できるものであることが好ましい。即ち、ペットの腸内細菌の均衡を改良することができるものである。具体的には、ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・サーモフィルス菌、ラクトバチルス・ブルガリカス、ラクトバチルス・カゼイ、エンテロコッカス・フィカリス、ビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・ブレーベ等が挙げられ、これらから選択される1種又は2種以上を用いることが好ましいが、中でもエンテロコッカスを含有することが、ペットの毛づや等の外観を良くする点から好ましい。なお、プロバイオティクスとして使用できる乳酸菌は、生菌、死菌のいずれでも良い。
乳酸菌は、ペットフード中に108個/100g以上、更に109個/100g以上、特に1010個/100g以上%であることが、ペットの毛づや等の外観を良くする点から好ましい。
本発明のペットフードが、マルトオリゴ糖と乳酸菌を含有する場合、油脂の構成脂肪酸中にω3系の不飽和脂肪酸を2.5%以上、好ましくは3%以上、更に5%以上含む油脂を8%以上含有するのが、皮膚被毛の健康を維持する点から好ましい。好ましいω3系不飽和脂肪酸の含有量は2.5〜12%であり、より好ましくは3〜10%、特に好ましくは5〜10%である。またこのような油脂のペットフード中の含有量は8〜20%、特に9〜18%が好ましい。
本発明のペットフードは、更に油脂を含むことが好ましい。油脂としては、サフラワー油、オリーブ油、綿実油、コーン油、ナタネ油、大豆油、パーム油、ひまわり油、亜麻仁油、ごま油、鶏脂、ラード、牛脂、魚油、乳脂等が挙げられるが、油脂として配合したものに限られず、他の植物原料、又は動物原料中に油脂が含有されている場合にはこれも含む。油脂は本発明のペットフード中1〜50%、更に3〜40%、特に5〜30%含有するのが、食後の血中インシュリン濃度、血中中性脂肪濃度の上昇を抑制し、肥満防止効果が高く、摂取性が良く、及び外観を健康的に美しくする点で好ましい。
また、ペットフードの全油脂中にジアシルグリセロールを20%以上含有することが好ましい。また、ジアシルグリセロールは、食後の血中中性脂肪濃度上昇抑制、肥満防止効果、肉由来の不快臭を低減する点から、好ましくは全油脂中20〜85%、更に25〜50%含有することが好ましい。
ジアシルグリセロールは、その構成脂肪酸の80〜100%が不飽和脂肪酸(UFA)であることが好ましく、より好ましくは90〜100%、更に93〜100%、特に93〜98%、殊更94〜98%であるのが食後の血中中性脂肪濃度上昇抑制、肥満防止効果が高く、外観を健康的に美しくする点で好ましい。ここで、この不飽和脂肪酸の炭素数は14〜24、更に16〜22であるのが好ましい。
ジアシルグリセロールを構成する脂肪酸のうち、オレイン酸の含有量は20〜65%、好ましくは25〜60%、特に30〜50%、特に30〜45%であるのが肥満防止効果、摂取性、及び外観を健康的に美しくする点で好ましい。
ジアシルグリセロールを構成する脂肪酸のうち、リノール酸の含有量は15〜65%、好ましくは20〜60%、特に30〜55%、特に35〜50%であるのが肥満防止効果、摂取性、及び外観を健康的に美しくする点で好ましい。更に、酸化安定性、肥満防止効果の点から、ジアシルグリセロール中のリノール酸/オレイン酸の含有質量比が0.01〜2.0、更に0.1〜1.8、特に0.3〜1.7であることが好ましい。
ジアシルグリセロールを構成する脂肪酸のうち、リノレン酸の含有量は15%未満、好ましくは0〜13%、更に1〜10%、特に2〜9%であるのが肥満防止効果、摂取性、及び酸化安定性の点で好ましい。リノレン酸には、異性体としてα−リノレン酸とγ−リノレン酸が知られているが、α−リノレン酸が好ましい。
ジアシルグリセロールを構成する脂肪酸のうち、飽和脂肪酸(SFA)の含有量は20%未満であることが好ましく、より好ましくは0〜10%、更に0〜7%、特に2〜7%、殊更2〜6%であるのが肥満防止効果、摂取性、及び酸化安定性の点で好ましい。飽和脂肪酸としては、炭素数14〜24、特に16〜22のものが好ましく、パルミチン酸、ステアリン酸が特に好ましい。
ジアシルグリセロールを構成する脂肪酸中、炭素数12以下の脂肪酸の含有量は、風味、摂取性の点で5%以下であるのが好ましく、更に0〜2%、特に0〜1%、実質的に含まないのが殊更好ましい。残余の構成脂肪酸は炭素数14〜24、特に16〜22であるのが好ましい。
また、食後の血中中性脂肪濃度上昇抑制、肥満防止効果の点から、ジアシルグリセロール中の1,3−ジアシルグリセロールの割合が50%以上、より好ましくは52〜100%、更に54〜90%、特に56〜80%であるジアシルグリセロールを用いるのが好ましい。
ジアシルグリセロールは、上述した天然油脂中に含有されるものを含んでいても良いが、ジアシルグリセロールの含有量を調整するために、上述した油脂由来の脂肪酸とグリセリンとのエステル化反応、油脂とグリセリンとのエステル交換反応等により得たものを配合することが好ましい。なお、ジアシルグリセロールは、アルカリ触媒等を用いた化学反応によっても得ることができるが、1,3−位選択的リパーゼ等の酵素を経て温和な条件の反応によって得たものであることが、酸化安定性、嗜好性の点で好ましい。
本発明のペットフードにおける油脂中には、その他にトリアシルグリセロールが含まれていても良く、また、若干のモノアシルグリセロール、遊離脂肪酸等が含まれていても良い。これらは、上述した天然油脂中に含有されるものの他、製造したジアシルグリセロール含有油脂、配合される植物原料、又は動物原料中に含まれる油脂に含有されるものも含む。
本発明のペットフードには、更に、マルトオリゴ糖以外のその他の炭水化物を含むことが好ましい。その他の炭水化物源としては、単糖類、多糖類、食物繊維、デンプン類等が含まれる。デンプン類としては、ワキシーコーンデンプン、コーンデンプン、小麦デンプン、米デンプン、糯米デンプン、馬鈴薯デンプン、甘露デンプン、タピオカデンプン、サゴデンプン、又はこれらに化学的処理を施したものや化学修飾した加工デンプン等が挙げられる。また炭水化物は、穀物類として含有させてもよく、穀物類としては、小麦、ライ麦、マイカ、大麦、グレインソルガム、玄米、コーン、米、ひえ、あわ、アマランサス、キヌア等が挙げられる。炭水化物は、ペットフード中に10〜70%、更に20〜60%、特に30〜50%含有するのが、経済性、肥満防止効果、摂取性、便の状態、及び外観を健康的に美しくする点から好ましい。
加工デンプン類としては、アセチル化デンプン、オクテニルコハク酸化デンプン、ヒドロキシプロピル化デンプン、アセチル化アジピン酸架橋デンプン、アセチル化リン酸架橋デンプン、酢酸デンプン、酸化デンプン、リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン、リン酸化デンプン、リン酸架橋デンプン、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン等が挙げられるが、デンプンから簡単な工程で、高純度で比較的安価に製造できる点、食後の血糖値上昇抑制、食後のインシュリン濃度上昇抑制、肥満防止効果、摂食性、安全性の点から、アセチル化デンプン、オクテニルコハク酸化デンプン、ヒドロキシプロピル化デンプンが好ましい。
本発明のペットフードにおいては、加工デンプンの他に、高アミロースデンプン、コーン、大麦及びソルガムから選択される1種又は2種以上の炭水化物源を含有することが、食後の血糖値の急激な上昇を抑制し、肥満防止又は抑制効果、体重増加抑制効果、摂取性、及び外観を健康的に美しくする点から好ましい。特に、血糖値の上昇がインシュリンの分泌を促進することが知られており、またインシュリンが血中の中性脂肪を体脂肪に蓄積するホルモンであることから、前記の好ましい炭水化物と同時に配合する油脂として、食後の血中中性脂肪濃度上昇を抑制する効果のある前記ジアシルグリセロール含有油脂を組み合わせることが好ましい。
高アミロースデンプンとは、アミロース含量が40〜99%であるデンプンであり、特にハイアミロースコーンスターチ、六条皮麦のGlacier AC38、su2トウモロコシ等が挙げられる。市販品としては、ハイアミロースコーンスターチアミロメイズV(アミロース含量が50〜60%)、アミロメイズVI(アミロース含量が60〜70%)、アミロメイズVII(アミロース含量が70〜80%)以上日本食品加工社製、ファイボーズ(同約70%)日澱化学社製、等のハイアミロースコーンスターチが挙げられる。
これらの高アミロースデンプンは、炭水化物中に3%以上、更に3〜30%、特に3〜20%含有するのが、経済性、食後の血糖値上昇抑制、食後のインシュリン濃度上昇抑制、肥満防止効果、摂取性及び便の状態の点から好ましい。
コーンとは通常のトウモロコシをいうが、これを粉にしたトウモロコシ粉のみならず、コーンスターチも含む。コーンは、炭水化物源中に3%以上、更に3〜60%、特に5〜50%含有するのが、経済性、肥満防止効果、摂取性及び便の状態の点から好ましい。
大麦は二条大麦、又は六条大麦のどちらでも良く、飼料用として使用されているこれらの混合物をも含む。大麦は炭水化物源中に5%以上、更に5〜80%、特に10〜70%含有するのが、経済性、食後の血糖値上昇抑制、食後のインシュリン濃度上昇抑制、肥満防止効果、摂取性及び便の状態の点から好ましい。
ソルガムとは、イネ科の植物であり別名コウリャンと称されるものの他、別名ホウキモロコシと称されるブルームコーン、別名サトウモロコシと称されるスウィートソルガム、別名マイロと称されるグレインソルガム等がある。ソルガムは、炭水化物源中に3%以上、更に3〜60%、特に5〜50%含有するのが、経済性、食後の血糖値上昇抑制、食後のインシュリン濃度上昇抑制、肥満防止効果、摂取性及び便の状態の点から好ましい。
本発明のペットフードにおいては、更に動物性又は植物性のタンパク質を含むことが、肥満防止効果、摂取性、栄養バランス、及び外観を健康的に美しくする点から好ましいが、摂食性の点から動物性タンパク質が好ましい。動物性タンパク質としては、カゼイン等の乳タンパク質も挙げられるが、肥満防止効果及び摂取性の点から、動物性肉類タンパク質が好ましい。このような動物性肉類タンパク質としては、牛、豚、羊、うさぎ、カンガルーなどの畜肉及び獣肉、ならびにその副生成物及び加工品;鶏、七面鳥、うずらなどの鳥肉ならびにその副生物及び加工品;魚、白身魚などの魚肉ならびにその副生物及び加工品;ミートミール、ミートボーンミール、チキンミール、フィッシュミール等の上記原料のレンダリング等が挙げられる。このうち肥満防止効果の点で鶏肉、魚肉が特に好ましい。複数の肉類タンパク質を混合して用いる場合には、鶏肉及び/又は魚肉を肉類中の30〜100%、特に50〜100%含有させるのが好ましい。
植物性タンパク質としては、大豆タンパク質、小麦タンパク質、小麦グルテン、コーングルテン等が好ましい。
本発明ペットフード中に動物性又は植物性タンパク質は、乾燥減量で5〜70%、更に10〜60%、特に15〜40%含有するのが好ましい。
本発明のペットフードには、更に植物ステロールを含有してもよい。植物ステロールは、ペットフード中に、コレステロール低下効果の点で0.1%以上、更に0.5%以上含有するのが好ましい。また植物ステロール含量の上限は、0.1〜30%の範囲であればよい。ここで植物ステロールとしては、例えばα−シトステロール、β−シトステロール、スチグマステロール、カンペステロール、α−シトスタノール、β−シトスタノール、スチグマスタノール、カンペスタノール、シクロアルテノール等のフリー体、及びこれらの脂肪酸エステル、フェルラ酸エステル、桂皮酸エステル等のエステル体が挙げられる。
本発明のペットフードには、更に、ぬか類、粕類、野菜、ビタミン類、ミネラル類等を配合することができる。ぬか類としては、米ぬか、ふすま等が、粕類としては、大豆粕等が挙げられる。野菜類としては野菜エキス等が挙げられる。ビタミン類としては、A、B1、B2、D、E、ナイアシン、パントテン酸、カロチン等が挙げられ、0.05〜10質量%含有するのが好ましい。ミネラル類としては、カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、鉄等が挙げられ、0.05〜10%含有するのが好ましい。この他、一般的にペットフードに使用されるゲル化剤、保型剤、pH調整剤、調味料、防腐剤、栄養補強剤等も含有することができる。なお製造過程において、油脂の酸化を抑制する目的で、容器内の空気を窒素などの不活性ガスで置換したり脱気しながら製造することが、特に加熱工程で有効であるため好ましい。また、本発明のペットフードとしては、ドライタイプ、ウェットタイプ、セミモイストタイプ、ジャーキータイプ、ビスケットタイプ、ガムタイプ、粒状、粉状、スープ状等いずれの形態であってもよい。
実施例1、及び比較例1〜3
表1に示す組成の試験食を、表2に示す家庭飼育犬16頭(4群に分け、各試験食4頭とした)に、28日間、自由摂食で給餌した。乳酸菌は、エンテロコッカスフィカリスEC−12株(コンビ社)、マルトオリゴ糖は、フジオリゴ450P(日本食品加工(株)、グルコース重合度4〜7のマルトオリゴ糖70%)を使用した。28日後の各ペットの「毛づや」、及び「全体評価」を下記基準で評価し、各群で平均値を求めた。結果を表1及び図1に示した。
〔毛づやの評価基準〕
質問項目として「本試験食に変更する前に比べて「毛づや」はどのように変化しましたか。」という質問に関し、下記基準から1つを選択させた。
5:良くなった
4:やや良くなった
3:変わらない
2:やや悪くなった
1:悪くなった
〔全体評価の評価基準〕
質問項目として「本試験食に変更する前に比べて健康的に見えますか。」という質問に関し、下記基準から1つを選択させた。
5:健康的に見える
4:やや健康的に見える
3:変わらない
2:やや不健康に見える
1:不健康に見える
Figure 2007135586
Figure 2007135586
表1及び図1に示すように、乳酸菌及びマルトオリゴ糖いずれも含まない試験食(比較例1)に比べ、乳酸菌のみの試験食(比較例2)、マルトオリゴ糖のみの試験食(比較例3)を与えたペットは、「毛づや」、「全体評価」ともにやや良い結果となったが、乳酸菌及びマルトオリゴ糖の両物質を含む試験を与えたペットは(実施例1)、「毛づや」、「全体評価」ともに大幅に良くなることが分かった。
表1に示す試験食給餌後の毛づや及び全体評価の結果を示す図である。

Claims (6)

  1. マルトオリゴ糖及び乳酸菌を含むペットフード。
  2. マルトオリゴ糖が、グルコース重合度が4〜7のものである請求項1記載のペットフード。
  3. 糖全体に占めるグルコース重合度が4〜7のマルトオリゴ糖の含有量が20質量%以上である請求項1又は2に記載のペットフード。
  4. 乳酸菌がエンテロコッカスである請求項1〜3のいずれか1項に記載のペットフード。
  5. 油脂の構成脂肪酸中にω3系の不飽和脂肪酸を2.5質量%以上含む油脂を8質量%以上含む請求項1〜4のいずれか1項に記載のペットフード。
  6. ペットが食することにより、ペットの毛づやが改善するものである請求項1〜5のいずれか1項に記載のペットフード。
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