JP2019205461A - 食品組成物および使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】動物の微生物叢中の共生生物を改善する方法およびそのための食品組成物を提供する。【解決手段】イヌまたはネコに対し、共生動物の1つ以上のパラメーターを変更するために有効な量のキヌア穀物を含む食事を与え、少なくとも動物の全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを増加させる方法および食品組成物。【選択図】なし

Description

食品科学および動物健康の研究の発達に伴い、ますます多くのエビデンスが、特定の微生物が動物に有益な効果を提供しうることを示している。一般的に、共生生物は宿主動物に健康利益を提供する微生物である。イヌおよびネコなどであるがこれらに限定されない動物は、腸および結腸などであるがこれらに限定されない消化器系に、何兆個もの腸内微生物を持つ。腸内微生物、または集合的に微生物叢は、動物の健康に有益な効果を提供する共生生物を含む。
一部の場合は動物に異なる食事を与えることによって、動物の共生生物を改善することが常に望ましい。しかし、食品加工が微生物の有効性を減少させる可能性があるので、食事に、生きた微生物を直接加えることは、より難しいことがある。従って、動物の微生物叢中の共生生物を改善できる動物食品を製造する必要性がある。
本発明は、動物の共生動物の1つまたはそれ以上のパラメーターを変更する方法であって、動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、またはバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率のうちの1つまたはそれ以上を増加させるために有効な量のキヌア穀物を含む食事を動物に与える工程を含む方法に関する。
本発明は、動物が食品組成物を摂取した時、動物の共生生物の1つまたはそれ以上のパラメーターを増加させるために有効な量のキヌア穀物を含む食品組成物にも関し、ここで1つまたはそれ以上のパラメーターは全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、およびファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率から成る群から選択される。
本発明は、(a)生地を形成するために湿った成分および乾燥した成分を高温で混合して前処理する工程と、(b)高温および高圧で生地を押し出して押し出されたキブルを形成する工程と、(c)押し出されたキブルを乾燥する工程と、(d)乾燥したキブルに局所的に液体および/または乾燥した成分をかぶせる工程とを含むペットフード組成物の製造方法にも関連し、ここで動物が食品組成物を摂取した時、動物の共生生物の1つまたはそれ以上のパラメーターを増加させるために有効な量のキヌア穀物が、工程(a)および/または(d)でキブルに適用され、1つまたはそれ以上のパラメーターは、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、およびファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率から成る群から選択される。
本発明が適用可能であるさらなる領域は、以下に提供される発明を実施するための形態から明らかになるであろう。発明を実施するための形態及び特定の実施例は、本発明の好ましい実施形態を示しているものの、例示の目的のみを意図しており、本発明の範囲を限定することを意図していないと理解されるべきである。
本発明は、詳細な説明および添付図面からより完全に理解されるであろう。
アミノ酸の統計的ヒートマップ。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物代謝に関連した生化学物質の 統計的ヒートマップである。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物の代謝に関連した生化学物質 の箱ひげ図(1)である。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物の代謝に関連した生化学物質 の箱ひげ図(2)である。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物の代謝に関連した生化学物質 の箱ひげ図(3)である。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物の代謝に関連した生化学物質 の箱ひげ図(4)である。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物の代謝の略図(1)である。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物の代謝の略図(2)である。 二次胆汁酸の箱ひげ図(1)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(2)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(3)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(4)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(5)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(6)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(7)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(8)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(1)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(2)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(3)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(4)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(5)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(6)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(7)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(8)。 脂質関連生化学物質の統計的ヒートマップ(1)。 脂質関連生化学物質の統計的ヒートマップ(2)。 脂質関連生化学物質の統計的ヒートマップ(3)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(1)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(2)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(3)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(4)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(5)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(6)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(7)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(8)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(9)。 アミノ酸および脂肪酸の統計的ヒートマップ(1)。 アミノ酸および脂肪酸の統計的ヒートマップ(2)。 アミノ酸および脂肪酸の統計的ヒートマップ(3)。 20−ヒドロキシエクジソンの箱ひげ図。 3,4−ジヒドロキシフェニルアセテート(DOPAC)の箱ひげ図。 ゲニステートの箱ひげ図。 脂肪酸の統計的ヒートマップ(1)。 脂肪酸の統計的ヒートマップ(2)。 脂肪酸の統計的ヒートマップ(3)。 リボフラビンの箱ひげ図。 FADの箱ひげ図。 微生物叢関連代謝物の統計的ヒートマップ(1)。 微生物叢関連代謝物の統計的ヒートマップ(2)。 微生物叢関連代謝物の統計的ヒートマップ(3)。 20−ヒドロキシエクジソンおよびゲニステートの箱ひげ図。
ある一定の実施形態(複数可)の以下の記述は、本質的に単に例示的であり、かついかなる点においても本発明、その用途、または使用を制限することは意図されていない。全体を通して使用されている通り、範囲は、その範囲内にある各値及びすべての値を示すための省略表現として使用される。範囲内の任意の値を、その範囲の上下限として選択することができる。さらに、本明細書内で引用される参照文献はすべて、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。本開示における定義と、引用された参照文献における定義に矛盾がある場合、本開示が律する。
本明細書で使用する場合、特に断らない限り、本明細書の割合及び量は全て、重量パーセントを指すものと理解されなければならない。与えられている量は材料の活性重量に基づく。特定のパラメーターに関する変化のパーセント(例えば、増加)を指す場合、パーセントは変化量を、分母として示された量で割ったものに基づいて計算される。例えば、全微生物叢に占めるラクトバチルスのベースラインパーセントが12.91%で、有効量のキヌア穀物を含む食事の摂取後の全微生物叢に占めるラクトバチルスの測定パーセントが17.44%の場合、増加は(17.44−12.91)/12.91=35%となる。
本明細書で使用される場合、「動物」という用語は動物界に属する任意の非ヒト生物体を意味する。「ペット」という用語は家畜を意味し、家畜化されたイヌ、ネコ、ウマ、ウシ、フェレット、ウサギ、ブタ、ラット、マウス、アレチネズミ、ハムスター、ウマ、ミンクなどを含むがこれらに限定されない。家畜化されたイヌおよびネコはペットの特定例である。一部のペットは異なる栄養ニーズを持ち、一部のペットは類似の栄養ニーズを持つことを当業者であれば理解するであろう。
本明細書で使用する場合、「共生生物」という用語は、その宿主動物に健康利益を提供する生きた微生物を指す。一部の実施形態では、「共生生物」は、宿主の体の、例えば、腸および/または結腸などであるがこれらに限定されない消化管にいる有益な生きた微生物である。宿主動物に健康利益を提供する生きた微生物の例には、細菌が含まれるがこれに限定されない。
本明細書で使用する場合、「微生物叢」という用語は、動物の消化管に宿る微生物の集まりを指す。動物の微生物叢は、動物消化管の共生生物などであるがこれに限定されない異なる微生物を含む。
本明細書で使用する場合、「ラクトバチルス」という用語はグラム陽性通性嫌気性菌または微好気性桿菌であるラクトバチルス属に属する微生物を指し、ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・サリバリウス、およびラクトバチルス・ロイテリなどの種を含むがこれらに限定されない。一部の実施形態では、「ラクトバチルス」は、ラクトバチルス属に属する微生物叢の共生生物を指す。
明細書で使用する場合、「ビフィドバクテリア」という用語はグラム陽性、非運動性で、しばしば枝分かれした嫌気性菌であるビフィドバクテリウム属に属する微生物を指し、ビフィドバクテリウム・ビフィドゥム、ビフィドバクテリウム・ブレーベ、およびビフィドバクテリウム・ロングムなどの種を含むがこれらに限定されない。一部の実施形態では、「ビフィドバクテリア」はビフィドバクテリウム属に属する微生物叢の共生生物を指す。
本明細書で使用する場合、「クロストリジウム」という用語は、芽胞を生産することができるグラム陽性偏性嫌気性菌であるクロストリジウム属に属する微生物を指し、クロストリジウム・ボツリヌム、クロストリジウム・ディフィシル、クロストリジウム・パーフリンジェンス、クロストリジウム・テタニおよびクロストリジウム・ソルデリなどの種が含まれるがこれらに限定されない。一部の実施形態では、「クロストリジウム」は、クロストリジウム属に属する微生物叢の共生生物を指す。
本明細書で使用する場合、「ファーミキューテス」という用語は、そのほとんどがグラム陽性菌であるファーミキューテス門に属する微生物を指し、メガスファエラ、ペクチナタス、セレノモナスおよびザイモフィラスなどの属が含まれるがこれらに限定されない。
一部の実施形態では、「ファーミキューテス」はファーミキューテス門に属する微生物叢の微生物を指す。
本明細書で使用する場合、「バクテロイデス」という用語は、そのほとんどがグラム陰性、非芽胞形成、嫌気性の桿菌であるバクテロイデス門に属する微生物を指し、バクテロイデスなどの属を含むがこれに限定されない。一部の実施形態では、「バクテロイデス」はバクテロイデス門に属する微生物叢の微生物を指す。
本明細書で使用する場合、「キヌア」という用語はC.キヌア(C. quinoa)種に属する古代穀類作物を指す。一部の実施形態では、特定のキヌア品種が使用される。特定の実施形態では、キヌア品種は白色である。一つの特定の実施形態では、キヌア穀物はチェリーバニラ(cherry vanilla)品種からのものではない。一部の実施形態では、「キヌア穀物」は、種、粉砕製品またはキヌアの種から由来する粉末を指す。
本明細書で使用される場合、特定のパラメーターに対して特に指定のない限り、「約」という用語は、サンプリング誤差を含む、解析またはプロセス制御における固有変動性についての、産業上許容可能な範囲を包含する範囲を指す。AAFCOのモデルガイダンスと一致して、固有変動性は、ずさんな仕事または欠陥のある手順に関連する変動を包含することを意図せず、むしろ、優れた実践および技術であっても付随する固有変動に対処するものである。
本明細書で使用される場合、「食事」という用語は、動物のための食品および飲料の調整された選択を指す。食事は、固定されたもしくは変動する組み合わせまたは食品および/または飲料組成物を含みうる。本発明の食事は本発明の食品組成物を含みうる。本発明の食品組成物は、本明細書に開示された食事の成分および構成要素を含みうる。
食品組成物は、ペットを含むがこれに限定されない動物に、ペットフードの形態で提供することができる。一般的に知られているさまざまなタイプのペットフードをペットの飼い主は入手することができる。ペットフードの選択としては、ウェットペットフード、セミモイストペットフード、ドライペットフード、およびペットのおやつが挙げられるがこれらに限定されない。ウェットペットフードは、一般的に約65%を超える含水量を持つ。セミモイストペットフードは一般的に約20%〜約65%の含水量を持ち、湿潤剤、ソルビン酸カリウム、および微生物増殖(細菌およびカビ)を防ぐためのその他の成分を含む場合がある。食品キブルを含むがこれに限定されないドライペットフードは、一般的に約15%未満の含水量を持つ。ペットのおやつは、典型的には、セミモイスト、かむことができるおやつ、任意の数の形態の乾燥したおやつ、かむことができる骨または焼いたか、押し出されたか、もしくは打ち抜かれたおやつ、糖菓おやつ、または当業者に知られているその他の種類のおやつであってもよい。
本明細書で使用される場合、「キブル」または「食品キブル」という用語は、イヌおよびネコの餌など、動物の餌の特定のペレット状構成要素を指す。一部の実施形態では、食品キブルは15重量%未満の含水量または水分を持つ。食品キブルは、硬いものから柔らかいものまでの広い範囲の質感に及びうる。食品キブルは、膨らんだものから高密度のものまで広い範囲の内部構造に及びうる。食品キブルは押し出しプロセスまたは焼成プロセスによって形成されうる。非限定的な例では、食品キブルは均一な内部構造または変動する内部構造を持ちうる。例えば、食品キブルは、被覆されたキブルを形成するようにコアおよび被覆部(コーティング)を含んでもよい。「キブル」または「食品キブル」という用語が使用される時、それは被覆されていないキブルまたは被覆されたキブルを指すことができることを理解すべきである。
本明細書で使用される場合、「押し出す」または「押し出し」という用語は、前処理され、かつ/または調製された成分混合物を、押出機を通して送るプロセスを指す。押し出しの一部の実施形態では、食品キブルは押し出しプロセスによって形成され、湿った成分および乾燥した成分の混合物を含むキブル生地を、食品キブル形成するために熱および圧力下で押し出すことができる。任意のタイプの押出機を使用することができ、その例としては、単軸スクリュー押出機および二軸スクリュー押出機が挙げられるがこれらに限定されない。以下に記述される供給源、成分、および構成要素のリストは、その組み合わせおよび混合物も企図され、本明細書の範囲内となるようにリストされている。
本発明は、動物が食品組成物を摂取した時、動物の共生生物の1つまたはそれ以上のパラメーターを増加させるために有効な量のキヌア穀物を含む食品組成物に関し、ここで1つまたはそれ以上のパラメーターは全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、およびファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率から成る群から選択される。
さらに、本発明は、動物の共生動物の1つまたはそれ以上のパラメーターを変更する方法であって、動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、またはバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率のうちの1つまたはそれ以上を増加させるために有効な量のキヌア穀物を含む食事を動物に与える工程を含む方法にも関する。
一部の実施形態では、動物はペットである。特定の実施形態では、動物は飼いネコなどであるがこれに限定されないネコである。その他の実施形態では、動物は飼いイヌなどであるがこれに限定されないイヌである。
一部の実施形態では、「共生生物の1つまたはそれ以上のパラメーターを増加させる」という語句は、例えば、有効量のキヌア穀物を含む食品組成物の摂取前の同じ動物の1つまたはそれ以上のパラメーターレベルと比較して、本発明の有効量のキヌア穀物を含む食品組成物を動物が摂取する期間の間の動物の1つまたはそれ以上のパラメーターレベルの増加を指すために使用される。あるいは、一部の実施形態では、「共生生物の1つまたはそれ以上のパラメーターを増加させる」という語句は、例えば、同じ期間に対照食品組成物を摂取した対照動物の1つまたはそれ以上のパラメーターレベルと比較して、有効量の本発明のキヌア穀物を含む食品組成物を動物が摂取した期間後の、動物の1つまたはそれ以上のパラメーターレベルの増加を指すために使用される。一実施形態では、対照食品組成物はキヌア穀物を含まない。
方法は、有効量のキヌア穀物を含む食事を動物に与える前に動物の1つまたはそれ以上の因子のレベルを測定する工程をさらに含みうる。一部の実施形態では、動物の1つまたはそれ以上の因子のベースラインレベルが確立される。一実施形態では、ベースラインレベルは、有効量のキヌア穀物を含む食事を動物に与える前の、1つまたはそれ以上のパラメーターのそれぞれの単一測定値の集まりである。一実施形態では、ベースラインレベルは、有効量のキヌア穀物を含む食事を動物に与える前の、1つまたはそれ以上のパラメーターのそれぞれのレベルに対する多数の測定値の平均である。
方法は、異なる時点で有効量のキヌア穀物を含む食事を動物が摂取した後の、同じ動物の1つまたはそれ以上のパラメーターのレベルを測定する工程をさらに含みうる。さらに、方法は、有効量のキヌア穀物を含む食事を動物に与える前の動物の1つまたはそれ以上のパラメーターのベースラインレベルを、有効量のキヌア穀物を含む食事を動物が一定期間摂取した後の同じ動物の1つまたはそれ以上のパラメーターのレベルと比較する工程をさらに含みうる。本発明によると、食事中のキヌア穀物は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、およびバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率などであるがこれらに限定されない、1つまたはそれ以上のパラメーターのレベルを増加させるために有効である。
一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを増加させるために有効である。一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントを増加させるために有効である。一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを増加させるために有効である。一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効である。
一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントおよび全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントを増加させるために有効である。一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントおよび全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを増加させるために有効である。一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、および、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効である。一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、および、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを増加させるために有効である。一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、および、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効である。一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、および、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効である。一部の特定実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、ネコの全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントおよび全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを増加させるために有効である。一部の特定実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、ネコの全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントおよび全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを増加させるために有効であるが、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントは増加しない。
本発明の一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、および全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを増加させるために有効である。一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントおよび全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、および、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効である。一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、および、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効である。一部の特定実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、イヌの全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントおよび全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、および、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効である。一部の特定実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、イヌの全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、および、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効であるが、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントは増加しない。
本発明の一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、および、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効である。
一部の実施形態では、共生生物の特定パラメーターは、実施例1および2に記述の方法、またはそれらの任意の変形などであるがこれらに限定されない、一連のヌクレオチド抽出、増幅およびシーケンシングを用いた方法で測定しうる。例えば、特定の微生物のパーセントは、所与の試料/動物のその微生物と関連する配列リード(sequence reads)の数を、全微生物叢と関連する配列リードの数で割って計算することができる。「配列リード」という用語は本技術分野で理解されており、所与の試料の特定の種に属する1つまたはそれ以上の遺伝子配列の発生頻度を指す。Hand D. et al., PLoS ONE, 8(1): e53115, 2013 and Middelbos S. et al., PLoS ONE, 5(3): e9768, 2010(両方とも参照により組み込まれる)を参照。特に、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントは、所与の試料/動物のラクトバチルスと関連する配列リードの数を、全微生物叢と関連する配列リードの数で割って測定することができる。全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントは、所与の試料/動物のビフィドバクテリアと関連する配列リードの数を、全微生物叢と関連する配列リードの数で割って測定することができる。全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントは、所与の試料/動物のクロストリジウムと関連する配列リードの数を、全微生物叢と関連する配列リードの数で割って測定することができる。ファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率は、所与の試料/動物のファーミキューテスと関連する配列リードの数を、バクテロイデスと関連する配列リードの数で割って測定することができる。
一部の実施形態では、本発明の方法は共生生物で治療可能な動物の状態または疾患を治療するために使用することができ、この方法は、共生生物の1つまたはそれ以上のパラメーターを増加させるために有効な量のキヌア穀物を含む食事を動物に与える工程を含み、ここで1つまたはそれ以上のパラメーターは全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、および、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率から成る群から選択される。このような状態または疾患には、下痢、歯牙感染、鼻腔コロニー形成、クロストリジウム・ディフィシル腸炎、ヘリコバクター・ピロリ感染、炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、腸炎、関節リウマチ、胃に関連する癌などであるがこれに限定されない癌、および移植片対宿主病が含まれうるがこれらに限定されない。
一部の実施形態では、本発明の方法は共生生物で治療可能な動物の状態または疾患の発病の可能性を減少させるために使用することができ、この方法は、共生生物の1つまたはそれ以上のパラメーターを増加させるために有効な量のキヌア穀物を含む食事を動物に与える工程を含み、ここで1つまたはそれ以上のパラメーターは全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、および、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率から成る群から選択される。このような状態または疾患には、下痢、歯牙感染、鼻腔コロニー形成、クロストリジウム・ディフィシル腸炎、ヘリコバクター・ピロリ感染、炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、腸炎、関節リウマチ、癌、および移植片対宿主病が含まれうるがこれらに限定されない。
食事中のキヌア穀物は、動物が食事を一定期間摂取した後、同じ動物のベースラインレベルと比べて、動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、または、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率の1つまたはそれ以上を増加させるために有効な量でありうる。例えば、食事中のキヌア穀物の量は、動物が有効量のキヌア穀物を含む食事を、約または少なくとも約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、101、105、110、113、115、120、125、130、135、140、145または150日間摂取した後、同じ動物のベースラインレベルと比べて、動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、またはファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率を増加させるために有効でありうる。一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、動物が有効量のキヌア穀物を含む食事を、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、101、105、110、113、115、120、125、130、135、140、145または150日以内の間摂取した後、同じ動物のベースラインレベルと比べて、動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、またはファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率を増加させるために有効でありうる。
食事中のキヌア穀物は、動物が食事を一定期間摂取した後、対照食品組成物を同じ期間摂取した対照動物の同じパラメーターのレベルと比べて、動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、またはファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率の1つまたはそれ以上を増加させるために有効な量でありうる。例えば、食事中のキヌア穀物の量は、動物が有効量のキヌア穀物を含む食事を、約または少なくとも約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、101、105、110、113、115、120、125、130、135、140、145または150日間摂取した後、対照食品組成物を同じ期間摂取した対照動物の同じパラメーターのレベルと比べて、動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、またはファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率を増加させるために有効でありうる。一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、動物が有効量のキヌア穀物を含む食事を、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、101、105、110、113、115、120、125、130、135、140、145または150日以内の間摂取した後、対照食品組成物を同じ期間摂取した対照動物の同じパラメーターのレベルと比べて、動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、またはファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率を増加させるために有効でありうる。
一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物は、食事を摂取している動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを、同じ動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのベースラインパーセントと比べて、または対照食事を摂取している対照動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントと比べて、増加させるために有効な量である。例えば、有効量のキヌア穀物を含む食事を一定期間摂取した後、動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントは、有効量のキヌア穀物を含む食事を摂取する前の動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのベースラインパーセントと比べて、または対照食事を摂取している対照動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントと比べて、約または少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、100%、105%、110%、115%、120%、125%、130%、135%、140%、145%、150%、155%、160%、165%、170%、175%、180%、185%、190%、195%、200%、205%、210%、215%、220%、225%、230%、235%、240%、245%、または250%増加しうる。一実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを約または少なくとも約35%増加させるために有効である。一実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、イヌの全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを約または少なくとも約35%増加させるために有効である。別の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを約200%または少なくとも約200%増加させるために有効である。別の実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、ネコの全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを約200%または少なくとも約200%増加させるために有効である。例えば、全微生物叢に占めるラクトバチルスのベースラインパーセントが12.91%で、有効量のキヌア穀物を含む食事の摂取後の全微生物叢に占めるラクトバチルスの測定パーセントが17.44%の場合、増加は(17.44−12.91)/12.91=35%となる。
一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物は、食事を摂取している動物の全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントを、同じ動物の全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのベースラインパーセントと比べて、または対照食事を摂取している対照動物の全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントと比べて、増加させるために有効な量である。例えば、有効量のキヌア穀物を含む食事を一定期間摂取した後、動物の全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントは、有効量のキヌア穀物を含む食事を摂取する前の動物の全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのベースラインパーセントと比べて、または対照食事を摂取している対照動物の全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントと比べて、約または少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、100%、105%、110%、115%、120%、125%、130%、135%、140%、145%、150%、155%、160%、165%、170%、175%、180%、185%、190%、195%、200%、205%、210%、215%、220%、225%、230%、235%、240%、245%、または250%増加しうる。一実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントを約80%または少なくとも約80%増加させるために有効である。一実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、イヌの全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントを約80%または少なくとも約80%増加させるために有効である。例えば、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのベースラインパーセントが1.15%で、有効量のキヌア穀物を含む食事の摂取後の全微生物叢に占めるビフィドバクテリアの測定パーセントが2.09%の場合、増加は(2.09−1.15)/1.15=81.7%となる。
一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物は、食事を摂取している動物の全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを、同じ動物の全微生物叢に占めるクロストリジウムのベースラインパーセントと比べて、または対照食事を摂取している対照動物の全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントと比べて、増加させるために有効な量である。例えば、有効量のキヌア穀物を含む食事を一定期間摂取した後、動物の全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントは、有効量のキヌア穀物を含む食事を摂取する前の動物の全微生物叢に占めるクロストリジウムのベースラインパーセントと比べて、または対照食事を摂取している対照動物の全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントと比べて、約または少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、100%、105%、110%、115%、120%、125%、130%、135%、140%、145%、150%、155%、160%、165%、170%、175%、180%、185%、190%、195%、200%、205%、210%、215%、220%、225%、230%、235%、240%、245%、または250%増加しうる。一実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを約175%または少なくとも約175%増加させるために有効である。一実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、ネコの全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを約175%または少なくとも約175%増加させるために有効である。例えば、全微生物叢に占めるクロストリジウムのベースラインパーセントが1.89%で、有効量のキヌア穀物を含む食事の摂取後の全微生物叢に占めるクロストリジウムの測定パーセントが5.22%の場合、増加は(5.22−1.89)/1.89=176%となる。
一部の実施形態では、食事中のキヌア穀物は、食事を摂取している動物のファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率を、同じ動物のファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率と比べて、または対照食事を摂取している対照動物のファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率と比べて、増加させるために有効な量である。例えば、有効量のキヌア穀物を含む食事を一定期間摂取した後、動物のファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率は、有効量のキヌア穀物を含む食事を摂取する前の動物のベースラインのファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率と比べて、または対照食事を摂取している対照動物のファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率と比べて、約または少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、100%、105%、110%、115%、120%、125%、130%、135%、140%、145%、150%、155%、160%、165%、170%、175%、180%、185%、190%、195%、200%、205%、210%、215%、220%、225%、230%、235%、240%、245%、または250%増加しうる。一実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、ファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率を約110%または少なくとも約110%増加させるために有効である。一実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、イヌのファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率を約110%または少なくとも約110%増加させるために有効である。例えば、ベースラインのファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率が39.2で、有効量のキヌア穀物を含む食事の摂取後のファーミキューテスのバクテロイデスに対する測定比率が82.6の場合、増加は(82.6−39.2)/39.2=110.7%となる。
一実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを約または少なくとも約35%、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントを約または少なくとも約80%、およびファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率を約または少なくとも約110%増加させるために有効である。一つの特定実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、同じイヌのベースラインレベルと比べて、食事を摂取しているイヌの全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを約または少なくとも約35%、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントを約または少なくとも約80%、およびファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率を約または少なくとも約110%増加させるために有効である。別の特定実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、対照食事を摂取している対照イヌの全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、およびファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率と比べて、食事を摂取しているイヌの全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを約35%または少なくとも約35%、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントを約80%または少なくとも約80%、およびファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率を約110%または少なくとも約110%増加させるために有効である。
一実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを約200%または少なくとも約200%、および全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを約175%または少なくとも約175%増加させるために有効である。一つの特定実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、同じネコのベースラインレベルと比べて、ネコの全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを約200%または少なくとも約200%、および全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを約175%または少なくとも約175%増加させるために有効である。別つの特定実施形態では、食事中のキヌア穀物の量は、対照食事を摂取している対照ネコの全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントおよび全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントと比べて、ネコの全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを約200%または少なくとも約200%、および全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを約175%または少なくとも約175%増加させるために有効である。
本発明の食品組成物はキヌア穀物を含みうる。一部の実施形態では、キヌア穀物は、重量基準でトータルの食品組成物の約0.001%、0.01%、0.1%、0.2%、0.3%、0.4%、0.5%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%、1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%または80%以下でありうる。一部の実施形態では、キヌア穀物は、重量基準でトータルの食品組成物の約0.001%、0.01%、0.1%、0.2%、0.3%、0.4%、0.5%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%、1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%または80%を超えうる。一部の実施形態では、キヌア穀物は、重量基準でトータルの食品組成物の約1〜30%、2〜30%、3〜30%、4〜30%、5〜30%、1〜25%、2〜25%、3〜25%、4〜25%、5〜25%、1〜20%、2〜30%、3〜20%、4〜20%、5〜20%、5〜19%、5〜18%、5〜17%、5〜16%、5〜15%、5〜14%、5〜13%、5〜12%、5〜11%、5〜10%、10〜20%、10〜19%、10〜18%、10〜17%、10〜16%、10〜15%、10〜14%、10〜13%、10〜12%、または10〜11%でありうる。
有効量のキヌア穀物を含む食品組成物は、キヌア穀物を含まない食品組成物と組み合わされてもよく、または混合されてもよい。例えば、有効量のキヌア穀物を含む食品組成物は、重量基準でトータルの食品組成物の約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%または99%を超えてもよい。一部の実施形態では、有効量のキヌア穀物を含む食品組成物は、重量基準でトータルの食品組成物の約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%または100%未満であってもよい。一部の実施形態では、本発明の食事は、有効量のキヌア穀物を含む食品組成物、およびキヌア穀物を含まないその他の食品組成物を含みうる。
有効量のキヌア穀物を含む食品組成物は、異なる種類の食品製品を含みうる。例えば、有効量のキヌア穀物を含む食品組成物は、ドライフード(例えば、ペレットまたはキブル)、セミモイストフード、またはウェットフードの1つ以上のタイプを含みうる。異なる種類の食品は異なる量のキヌア穀物を含んでもよく、一部の食品はキヌア穀物を含まなくてもよい。例えば、食品組成物は、キヌア穀物を含むドライフードと、キヌア穀物を含まないセミモイストフードおよび/またはキヌア穀物を含まないウェットフードと、を含みうる。一実施形態では、キヌア穀物を含むドライフードは、重量基準でトータルの食品組成物の約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%を超えうる。別の実施形態では、キヌア穀物を含むドライフードは、重量基準でトータルの食品組成物の約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%未満でありうる。一部の実施形態では、キヌア穀物を含むドライフードは、これもキヌア穀物を含むセミモイストフードまたはウェットフードと、同じ量もしくは異なる量で組み合わされてもよく、または混合されてもよい。一部の実施形態では、キヌア穀物を含むドライフードは、重量基準でトータルの食品組成物の約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%を超えうる。一部の実施形態では、キヌア穀物を含むドライフードは、重量基準でトータルの食品組成物の約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%未満でありうる。
本発明は、ペットフード組成物の製造方法にも関し、食品組成物は、動物が食品組成物を摂取した後、動物の1つまたはそれ以上のパラメーターを増加させるために有効な量のキヌア穀物を含み、ここで1つまたはそれ以上のパラメーターは全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、およびバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率から成る群から選択される。
一部の実施形態では、本発明は、(a)生地を形成するために湿った成分および乾燥した成分を高温で混合して前処理する工程と、(b)高温および高圧で生地を押し出して押し出されたキブルを形成する工程と、(c)押し出されたキブルを乾燥する工程と、(d)乾燥したキブルに局所的に液体および/または乾燥した成分をかぶせる工程とを含むペットフード組成物の製造方法にも関連し、ここで動物が食品組成物を摂取した時、動物の共生生物の1つまたはそれ以上のパラメーターを増加させるために有効な量のキヌア穀物が、工程(a)および/または(d)でキブルに適用され、1つまたはそれ以上のパラメーターは、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、およびバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率から成る群から選択される。
一部の実施形態では、キヌア穀物は工程(a)でその他の成分と混合して生地を形成することにより、生地に適用される。一実施形態では、キヌア穀物は工程(a)で乾燥した成分として適用される。一実施形態では、キヌア穀物はキヌアの種から得られる粉末の形態で適用される。
生地を、例えば、タンパク質源、炭水化物源、脂肪源、および動物またはペットの栄養に適したその他任意の成分などの、任意の適切な成分から任意の適切な手段で調製することができる。
同様に、生地にかぶせるために使用される局所的な液体および/または乾燥した成分は、例えば、タンパク質源、炭水化物源、脂肪源、および動物またはペットの栄養に適したその他任意の成分など、任意の適切な成分から任意の適切な手段で調製することができる。
一部の実施形態では、本発明の食品組成物は、アマ、トウモロコシ、リムブルーワー(rim brewers)、エンドウ豆、鶏肉、ダイズ、トマト、セルロース、小麦、ビーツ、リジン、塩化カリウム、メチオニン、塩化ナトリウム、ニンジン、第二リン酸カルシウム、ビタミンプレミックス、カルニチン、αリポ酸、ミネラルプレミックス、炭酸カルシウム、タウリン、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、穀物ブレンド、乳酸、塩化コリン、穀物ブレンド、パラタント、魚油、ココナッツ油、ビタミンE油、デンプン、家禽、魚、乳製品、豚肉、牛肉、羊肉、鹿肉、およびウサギなどであるがこれらに限定されない1つ以上の成分を含む。
一部の実施形態では、本発明の食品組成物は、アルギニン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、バリン、タウリン、カルニチン、アラニン、アスパラギン酸塩、シスチン、グルタミン酸塩、グルタミン、グリシン、プロリン、セリン、チロシン、およびヒドロキシプロリンなどであるがこれらに限定されない1つ以上のアミノ酸を含む。
一部の実施形態では、本発明の食品組成物は、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、マルガリン酸、マルガロレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、g−リノレン酸、a−リノレン酸、ステアリドン酸、アラキジン酸、ガドレイン酸、DHGLA、アラキドン酸、エイコサテトラ酸、EPA、ベヘン酸、エルカ酸、ドコサテトラ酸、およびDPAなどであるがこれらに限定されない1つ以上の脂肪酸を含む。
一部の実施形態では、本発明の食品組成物は、水分、タンパク質、脂肪、粗繊維、灰分、食物繊維、可溶性繊維、不溶性繊維、ラフィノース、およびスタキオースなどであるがこれらに限定されない1つ以上の多量栄養素を含む。
一部の実施形態では、本発明の食品組成物は、β−カロテン、α−リポ酸、グルコサミン、硫酸コンドロイチン、リコペン、ルテイン、およびケルセチンなどであるがこれらに限定されない1つ以上の微量栄養素を含む。
一部の実施形態では、本発明の食品組成物は、カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨード、セレン、コバルト、硫黄、フッ素、クロム、ホウ素、およびシュウ酸塩などであるがこれらに限定されない1つ以上の無機物を含む。
一部の実施形態では、本発明の食品組成物は、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、、キヌア穀物、ビタミンK、ビタミンC、チアミン、リボフラビン、ナイアシン、ピリドキシン、パントテン酸、葉酸、ビタミンB12、ビオチン、およびコリンなどであるがこれらに限定されない1つ以上のビタミンを含む。
キヌア穀物を含む穀物の、共生生物および特定代謝物の特定パラメーターに対する効果を実証するために、イヌおよびネコで試験を実施した。試験のイヌは、3歳3ヵ月〜8歳4ヵ月の年齢の成犬であり、知られている健康問題は持っていなかった。イヌはキヌア穀物またはその他のタイプの穀物を含む食事を、夜間に45分間、14日間与えられた。試験のネコは、3歳8ヵ月〜12歳10ヵ月の年齢の成猫であり、知られている健康問題は持っていなかった。ネコはキヌア穀物またはその他のタイプの穀物を含む食事を、毎日20時間、14日間与えられた。イヌおよびネコは、特に収集期間中は標的体重を維持した。イヌおよびネコの全糞排泄を11日目〜15日目に収集し、実施例1〜4に示すように糞便試料の測定を行った。異なる食事を与えた動物の群を表1に示す。
Figure 2019205461
表1で、イヌの対照は、赤全粒小麦9.5%、ひき割り大麦9.5%、ホールコーン9.5%、全粒ソルガム9.5%および酒米13%を含む対照食事を与えたイヌの群を指す。ネコの対照は、赤全粒小麦22%および酒米11%を含む食事を与えたネコの群を指す。イヌおよびネコのその他の群には、対照の炭水化物源に加えて、キヌア穀物などの異なるタイプの穀物を含む食事を与えた。イヌおよびネコの両方の非対照群に対して、表1に規定された穀物は、それぞれの対照食事の炭水化物源を、均等に置き換えることによって添加した。試験のキヌア穀物は白キヌアであった。各非対照群は、表1に規定される穀物を5%、10%または20%含む3つの下位群を含む。表1は各群および下位群のイヌまたはネコの数も示す。
表1Aは、表1のイヌおよびネコの群の食物摂取量を示す。
Figure 2019205461
表1Aでは、結果は平均食物摂取量(グラム)を動物の体重(BW、キログラム)で割ったものとして示されている。「食物/BW−met」は、体重キログラムあたりの摂取量グラムの3/4乗を指し、これは代謝体重であり、体重に対する摂取量についての、より適切な尺度となっている。これらのパラメーターのどれに対しても、穀物の、統計的に有意な効果はなかった。
実施例1の結果は、キヌア穀物が共生生物に対する特定のパラメーターを増加させられることを示す。イヌに、対照食事、または、表1に記述の、異なるタイプの穀物を含む6つの食事のうちの1つを与えた。糞便試料を採取し、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、および、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を解析した。
MOBIO POWERFECAL DNAキットを使用して、全糞便DNAを冷凍糞便試料から抽出した。全DNA抽出に続いて、V3およびV5超可変領域にまたがるプライマーセット(イヌ)を使用したPCRを用いて16s rRNAアンプリコンを試料から作成し、次にAGILENT 2100バイオアナライザーで定性的に解析した。アンプリコン品質を検証した後、インデックスPCRを実施してからライブラリ定量、正規化および試料のプールを行った。プールされた試料の最終的ライブラリをMISEQ v2(イヌ用)試料充填カートリッジキットに充填し、試料をシーケンシングするためにカートリッジをMISEQ ILLUMINAシーケンサーに配置した。ライブラリ配列ファイルをMISEQ ILLUMINAレポーターでさらに処理し、Greengenesデータベースを使用して配列リードを分類した。分類ファイルの作成後、属または門レベルでの特定微生物の存在量(パーセントまたは比率で表される)について、所与の属または門と関連する配列リードの数を、所与の試料/動物の全微生物叢と関連する配列リードの数で割って算出した。
表2〜5で、示された結果は、異なる穀物を含む異なる食事を与えられた被験動物から得られた測定値の平均を示すものである。表2〜5で、LSMEANは最小二乗平均を指し、Prは確率を指す。
全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントに対する結果を表2に示す。
Figure 2019205461
食事中のキヌアの存在は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントについての35%の増加をもたらした。
全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントに対する結果を表3に示す。
Figure 2019205461
食事中のキヌアの存在は、対照と比べて、微生物叢のビフィドバクテリアのパーセントについての80%増加をもたらした。キヌアは、試験したその他の種々の穀物とも異なっていた:アマランス(0.0076)、大麦(0.0054)、ソバ(0.0883)、粗挽きブルグル(0.0152)、および細挽きブルグル(0.0298)。一方、その他の穀物は互いに異なっていなかった。
全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントに対する結果を表4に示す。
Figure 2019205461
バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率についての結果を表5に示す。
Figure 2019205461
食事中のキヌアの存在は、バクテロイデスに対するファーミキューテスの比率についての110%の増加をもたらした。
キヌア穀物が共生生物の特定のパラメーターを増加させられることを示すために、試験を実施した。ネコに、対照食事、または、表1に記述の、異なるタイプの穀物を含む6つの食事のうちの1つを与えた。糞便試料を採取し、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、および全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセンを解析した。
MOBIO POWERFECAL DNAキットを使用して、全糞便DNAを冷凍糞便試料から抽出した。全DNA抽出に続いて、V3およびV5超可変領域にまたがるプライマーセット(ネコ)を使用したPCRを用いて16s rRNAアンプリコンを試料から作成し、次にAGILENT 2100バイオアナライザーで定性的に解析した。アンプリコン品質を検証した後、インデックスPCRを実施してからライブラリ定量、正規化および試料のプールを行った。プールされた試料の最終的ライブラリをMISEQ v3(ネコ用)試料充填カートリッジキットに充填し、試料をシーケンシングするためにカートリッジをMISEQ ILLUMINAシーケンサーに配置した。MOTHURに続いて標準方法を使用して試料配列ファイルを処理し、Greengenesデータベースを使用して配列リードを分類した。分類ファイルの作成後、属または門レベルでの特定微生物の存在量(パーセントで表される)について、所与の属または門と関連する配列リードの数を、所与の試料/動物の全微生物叢と関連する配列リードの数で割って算出した。
表6〜8で、示された結果は、異なる穀物を含む異なる食事を与えられた被験動物から得られた測定値の平均を反映する。表6〜8で、LSMEANは最小二乗平均を指し、Prは確率を指す。
全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントに対する結果を表6に示す。
Figure 2019205461
食事中のキヌアの存在は、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントについての206%の増加をもたらした。
全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントに対する結果を表7に示す。
Figure 2019205461
全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントに対する結果を表8に示す。
Figure 2019205461
食事中のキヌアの存在は、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントについての176%の増加をもたらした。
イヌに、対照食事、または、表1に記述の5%、10%または20%の濃度で異なるタイプの穀物を含む6つの食事のうち1つを与えた。糞便試料を採取し代謝物について解析した。
図1に示すように、キヌアまたはソバの食事のいずれかを与えられたイヌから得られた糞便試料は、対照およびその他の食事群と比べて、有意に高いレベルのアミノ酸およびそれらの関連代謝物を含んでおり、キヌアおよびソバが、より多くの量のタンパク質を含みうる、および/またはイヌに異なったタンパク質代謝を誘発しうることを示唆している。
図2に示すように、キヌアの食事を与えられたイヌは対照と比べて、インドール酢酸およびカテコール硫酸のレベルが有意に増加した一方、3−インドキシル硫酸およびメチル−4−ヒドロキシベンゾエートのレベルは減少した。ソバおよびアマランスは、高濃度で与えられた時、カテコール硫酸のレベルを増加させると思われた。
図3に示すように、キヌアの食事を与えられたイヌはいくつかの二次胆汁酸に有意な変化があった。
図4Aおよび図4Bに示すように、キヌアの食事を与えられたイヌは、グルコース、グリコーゲンおよびスクロースのレベルが減少した一方、解糖系およびペントースリン酸経路の中間体のレベルが減少しており、エネルギーおよびヌクレオチド生産のためのグルコースの利用が増加したことを示唆している。その一方で、アマランスの食事を与えられたイヌは、ペントース中間体およびマンノースのレベルが減少したが、マルトテトラオース、マルトトリオースおよびマルトースなどのグリコーゲン関連代謝物のレベルが増加しており、アマランスがグルコース貯蔵に好都合であることを示唆し、おそらくアマラント食事中の二糖およびオリゴ糖含量が高いことを反映している。
図5に示すように、キヌアの食事を与えられたイヌは長鎖脂肪酸(LCFA)のレベルが増加した一方、多価不飽和脂肪酸(PUFA)およびモノアシルグリセロール(MAG)のレベルは減少した。その一方で、20%大麦の食事を与えられたイヌはこれらすべてのクラスの脂質代謝物のレベルが増加しており、やや反対の効果を示している。
図6Aおよび6Bに示すように、キヌアおよびソバの食事を与えられたイヌは、トコフェロールおよびトコフェロール異化産物のレベルが比較的高かった。粗挽きブルグルを与えられたイヌは、対照およびその他の食事群と比べてニコチンアミドおよびニコチンアミドリボヌクレオチドが増加した。キヌアの食事を与えられたイヌはリボフラビン(ビタミンB2)のレベルが増加したが、フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)のレベルが減少し、キヌア摂取時のリボフラビンからのFAD合成の減少を示している。その一方で、ソバおよび大麦を与えられたイヌはFADのレベルが増加した。電子伝達系、脂肪酸酸化および葉酸合成などの過程はすべて補因子としてFADを必要とするので、FADの変化はこれらの過程に大きく影響する可能性がある。
図6Aおよび6Bは、キヌアの食事を与えられたイヌではパンテチンも減少したがパントテン酸は増加したことを示す。パンテチンはパントテン酸塩(ビタミンB5)の前駆体であり、パンテチンおよびパントテン酸の両方がコエンザイムAno生合成経路に関与し、キヌアがコエンザイムAの合成に影響しうることを示唆している。
図7に示すように、キヌアの食事を与えられたイヌは、タンパク質合成および筋肉強化に関与する可能性がある20−ヒドロキシエクジソンの量が増加した(対照群と比べて200〜1800倍の増加)。図7は、キヌア、ソバおよびアマランスは、チロシンおよび安息香酸塩代謝の副産物ゲンチジン酸のレベルを増加させ、抗炎症、抗リウマチおよび抗酸化特性を持つ可能性があることも示す。さらに、キヌアは、特定の癌系で抗増殖作用に関与する可能性があるドーパミンの代謝物3,4−ジヒドロキシフェニルアセテートのレベルを増加させた。
ネコに、対照食事または表1に記述の5%、10%または20%の濃度で異なるタイプの穀物を含む6つの食事のうち1つを与えた。糞便試料を採取し代謝物について解析した。
図8に示すように、いくつかのタイプの穀物の食事はネコ糞便試料のアミノ酸のレベルを誘発した。特に、20%キヌアの食事を与えられたネコには、対照群と比べて5倍の差を示すアミノ酸があった。
図9に示すように、キヌアの食事(10%)はネコの脂肪酸レベルの減少をもたらした。さらに、大麦の食事(20%)はネコの脂肪酸レベルの増加をもたらした。図9は、粗挽きブルグルを与えられたネコは脂質代謝に大幅な変化を示したことも示す。20%粗挽きブルグルを与えられたネコは、対照と比べてLCFAおよびPUFAのレベルが増加し、粗挽きブルグルが脂質吸収、異化作用または分泌に影響する可能性があることを示唆している。
図10に示すように、キヌアの食事を与えられたネコはリボフラビン(ビタミンB2)のレベルが増加し、FADのレベルが減少した。FADレベルは対照群と比べて、キヌア5%群では50%、キヌア20%群では88%減少し、キヌアがFAD代謝に影響し、これがさらにFAD依存性経路に影響する可能性を示唆している。
図11は、その代謝がネコの微生物叢と関連しうる多くの生化学物質を掲載している。
図11に示すように、異なる濃度の異なる食事はこれらの生化学物質にさまざまな影響を与えた。
図12に示すように、キヌアの食事を与えられたネコは、タンパク質合成および筋肉強化に関与する可能性がある20−ヒドロキシエクジソンの量が増加した(対照群と比べて200〜1800倍の増加)。図12は、キヌア、ソバおよびアマランスは、チロシンおよび安息香酸塩代謝の副産物ゲンチジン酸のレベルを増加させ、抗炎症、抗リウマチおよび抗酸化特性を持つ可能性があることも示す。
アミノ酸の統計的ヒートマップ。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物代謝に関連した生化学物質の統計的ヒートマップである。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物の代謝に関連した生化学物質の箱ひげ図(1)である。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物の代謝に関連した生化学物質の箱ひげ図(2)である。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物の代謝に関連した生化学物質の箱ひげ図(3)である。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物の代謝に関連した生化学物質の箱ひげ図(4)である。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物の代謝の略図(1)である。 トリプトファンおよびポリフェノール化合物の代謝の略図(2)である。 二次胆汁酸の箱ひげ図(1)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(2)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(3)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(4)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(5)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(6)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(7)。 二次胆汁酸の箱ひげ図(8)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(1)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(2)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(3)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(4)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(5)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(6)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(7)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(8)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(9)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(10)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(11)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(12)。 グルコース関連代謝物の箱ひげ図(13)。 脂質関連生化学物質の統計的ヒートマップ(1)。 脂質関連生化学物質の統計的ヒートマップ(2)。 脂質関連生化学物質の統計的ヒートマップ(3)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(1)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(2)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(3)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(4)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(5)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(6)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(7)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(8)。 ビタミン関連性化学物質の箱ひげ図(9)。 アミノ酸および脂肪酸の統計的ヒートマップ(1)。 アミノ酸および脂肪酸の統計的ヒートマップ(2)。 アミノ酸および脂肪酸の統計的ヒートマップ(3)。 20―ヒドロキシエクジソンの箱ひげ図。 3,4―ジヒドロキシフェニルアセテート(DOPAC)の箱ひげ図。 ゲニステートの箱ひげ図。 脂肪酸の統計的ヒートマップ(1)。 脂肪酸の統計的ヒートマップ(2)。 脂肪酸の統計的ヒートマップ(3)。 リボフラビンの箱ひげ図。 FADの箱ひげ図。 微生物叢関連代謝物の統計的ヒートマップ(1)。 微生物叢関連代謝物の統計的ヒートマップ(2)。 微生物叢関連代謝物の統計的ヒートマップ(3)。 20―ヒドロキシエクジソンおよびゲニステートの箱ひげ図。

Claims (24)

  1. 動物の共生動物の1つまたはそれ以上のパラメーターを変更する方法であって、前記動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、またはバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率のうちの1つまたはそれ以上を増加させるために有効な量のキヌア穀物を含む食事を前記動物に与える工程を含む方法。
  2. 前記キヌア穀物の前記量が、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを増加させるために有効である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記キヌア穀物の前記量が、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントおよび全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントを増加させるために有効である、請求項1または2のいずれか一項に記載の方法。
  4. 前記キヌア穀物の前記量が、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、およびバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記動物がイヌである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記キヌア穀物の前記量が、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントおよび全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを増加させるために有効である、請求項1または2のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記動物がネコである、請求項6に記載の方法。
  8. キヌア穀物の前記量が、前記動物に、少なくとも20%、30%、40%、50%、100%、150%、および200%から成る群から選択される量で前記食事を与える前の前記動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントと比べて、前記動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントを増加させるために有効である、請求項2に記載の方法。
  9. キヌア穀物の前記量が、前記動物の全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントを増加させるために有効である、請求項1に記載の方法。
  10. キヌア穀物の前記量が、前記動物に、少なくとも50%、60%、70%および80%から成る群から選択される量で前記食事を与える前の前記動物の全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントと比べて、前記動物の全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセントを増加させるために有効である、請求項9に記載の方法。
  11. キヌア穀物の前記量が、前記動物の全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを増加させるために有効である、請求項1に記載の方法。
  12. キヌア穀物の前記量が、前記動物に、少なくとも50%、75%、100%、125%、150%、および175%から成る群から選択される量で前記食事を与える前の前記動物の全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントと比べて、前記動物の全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを増加させるために有効である、請求項11に記載の方法。
  13. キヌア穀物の前記量が、前記動物におけるバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効である、請求項1に記載の方法。
  14. キヌア穀物の前記量が、前記動物に、少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、100%、および110%から成る群から選択される量で前記食事を与える前の前記動物のファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率と比べて、ファーミキューテスのバクテロイデスに対する比率を増加させるために有効である、請求項13に記載の方法。
  15. 全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、またはバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率についての前記動物のベースラインを確立する工程をさらに含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. キヌア穀物を含む前記食事を前記動物に与えた後の1つまたはそれ以上の時点で前記動物の全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、またはバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を測定する工程、および前記測定量を前記ベースラインと比較する工程をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記動物に、有効量のキヌア穀物を含む食事を少なくとも10日、12日、14日および20日から成る群から選択される期間与えた時、キヌア穀物の前記量が、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、またはバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効である、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記動物が食品組成物を摂取した時、動物の共生生物の1つまたはそれ以上のパラメーターを増加させるために有効な量のキヌア穀物を含む食品組成物であって、前記1つまたはそれ以上のパラメーターが全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、およびバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率から成る群から選択される食品組成物。
  19. 前記キヌア穀物の前記量が、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、およびバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率を増加させるために有効である、請求項18に記載の食品組成物。
  20. 前記動物がイヌである、請求項19に記載の食品組成物。
  21. 前記キヌア穀物の前記量が、全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセントおよび全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセントを増加させるために有効である、請求項18に記載の食品組成物。
  22. 前記動物がネコである、請求項21に記載の食品組成物。
  23. ペットフード組成物を作製する方法であって、
    (a)生地を形成するために湿った成分および乾燥した成分を高温で混合して前処理する工程と、
    (b)前記生地を高温および高圧で押し出して押し出しキブルを形成する工程と、
    (c)前記押し出されたキブルを乾燥する工程と、
    (d)前記乾燥したキブルに局所的に液体および/または乾燥成分をかぶせる工程と、を含み、
    キヌア穀物が工程(a)および/または(d)で適用され、前記動物が食品組成物を摂取した時、動物の共生生物の1つまたはそれ以上のパラメーターを増加させるために有効な量のキヌア穀物を含む食品組成物であって、前記1つまたはそれ以上のパラメーターが全微生物叢に占めるラクトバチルスのパーセント、全微生物叢に占めるビフィドバクテリアのパーセント、全微生物叢に占めるクロストリジウムのパーセント、およびバクテロイデスに対するファーミキューテスの比率から成る群から選択される方法。
  24. 前記キヌア穀物が工程(a)で乾燥した成分として適用される、請求項23に記載の方法。
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