JP2004357506A - ペット用サプリメント - Google Patents
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Abstract
【課題】ペットの様々な健康面に必要とされる各種ビタミンおよびミネラルを、安全でかつ有効量摂取するという観点から配合し、また十分に嗜好性を検討することにより、ペットが嫌がることなく継続的に摂取できるペット用サプリメントを提供すること。
【解決手段】カロチノイド系化合物、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB6類、ビタミンB12類、ビタミンC類、ビタミンD類、ビタミンE類、パントテン酸類、ニコチン酸類、葉酸、ビオチン、CoQ10等の各種ビタミン、及びドロマイト、天然カルシウム、ヘム鉄、ミネラル酵母、海藻粉末等のミネラルを最少栄養素要求量の比率に応じて配合し、さらにエキス末、香料、ビール酵母の配合により嗜好性を高めたペット用サプリメント。
【選択図】 なし
【解決手段】カロチノイド系化合物、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB6類、ビタミンB12類、ビタミンC類、ビタミンD類、ビタミンE類、パントテン酸類、ニコチン酸類、葉酸、ビオチン、CoQ10等の各種ビタミン、及びドロマイト、天然カルシウム、ヘム鉄、ミネラル酵母、海藻粉末等のミネラルを最少栄養素要求量の比率に応じて配合し、さらにエキス末、香料、ビール酵母の配合により嗜好性を高めたペット用サプリメント。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、各種ビタミンおよびミネラルに関し、ペットの最少栄養素要求量に合わせた、嗜好性の高いペットサプリメント、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
様々な疫学調査や研究結果より、疾病予防および改善に対するビタミンやミネラルの重要性、有効性が明らかになってきている。
【0003】
一般的に知られるように、老化や多くの疾病の原因として、活性酸素があげられる。この活性酸素を除去する働きを持つ抗酸化成分としては、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、セレン、亜鉛、カテキンといった、ビタミンやミネラル、ポリフェノール類が知られている。
【0004】
これらビタミンやミネラル類は、抗酸化効果だけでなく、生体における様々な機能調整に関わっているが、食生活における偏り、食品自体における栄養素含有量の低下、大気汚染などの環境悪化、現代社会におけるストレスなどが原因となり、通常の食生活では、十分なビタミンやミネラル等の栄養素を摂取することができず、心身ともに健康な状態を維持し難い状況になってきているのである。
【0005】
その解決策として考えられるのがサプリメントの補助的利用であり、そうすることによって、効率良く各種ビタミンやミネラル等の栄養素を摂取することができるのである。
【0006】
このことは人間社会に限ったことではなく、ペットに関しても同様で、疾病予防および改善に対する各種ビタミンやミネラルの重要性、有効性が重要視されてきている。
【0007】
従来から使用されてきたペットフードは、各種ビタミンやミネラル等が十分に満たされた完全栄養食として認知されている。しかしながら、近年における生活環境の変化は、ペットの健康にも様々な面から影響を与えており、事実、糖尿病・心臓疾患のようないわゆる生活習慣病に罹るペットが、非常に増えてきている。
【0008】
このような状況から考えると、ペットがより健康で快適な生活を送り、末長く家族の一員として暮らすためには、人間における生活習慣病と同様、食生活の改善は欠かせない要件である。すなわちペットにおいても、ストレス、運動不足、食生活の乱れ等から、ペットフードだけでは十分に摂取できない各種ビタミンやミネラル等の栄養素を補うことが、これからのペットのQOLには、非常に重要となる。
【0009】
当然のことながら、ペットと人間の生理学は異なるため、必要となる成分やそのバランス、あるいはその所要量も異なる。ペットにおいても、ビタミンおよびミネラルの栄養所要量が研究されており、米国学術研究会議から「Nutrient Requirements of Dogs, 1985」では成長期の犬および成犬について、「Nutrient Requirements of Cats, 1986」では成猫について、各種ビタミンおよびミネラル等の最少栄養素要求量が発表されている(非引用文献1)。
【0010】
このように、ペットに関する栄養学が発展してきたのは、ペットを家族の一員として扱う傾向が強まってきたことが背景になっている。しかし、このようなペットの最少栄養素要求量に留意した上で、ビタミンおよびミネラルを摂取するために、ペット用栄養補助食品の提供が望まれているのである。
【0011】
一方で、ペット用食品の大きな課題として、ペットの嗜好性を満たすことが非常に重要である。栄養補助を目的にした成分は、必ずしもペットの嗜好性に合うものではない。したがって、ペットに合わせたビタミンおよびミネラル等の配合バランスをどんなに整えても、嗜好性の伴わない食品では、ペットにサプリメントを摂取させることができないため、意味がなく、逆に有効性を妥協して嗜好性を高めたのでは、本末転倒である。
【0012】
ペット用の栄養補助を目的として、嗜好性に関する検討や(特許文献1〜5)、ペットフードとしての検討(特許文献6〜25)など、数多くの技術開発が試みられている。しかし、ペットに必要な最少栄養素要求量を満たし、かつ嗜好性においても優れた技術の開発は、未だ実現していない。
【0013】
【非特許文献1】小動物の臨床栄養学第4版、株式会社学窓社、2001年、1194−1198頁
【特許文献1】特開平7−111861
【特許文献2】特開平7−228533
【特許文献3】特開平7−322829
【特許文献4】特開2000−169370
【特許文献5】特開2002−507401
【特許文献6】特開昭59−227251
【特許文献7】特開昭60−227642
【特許文献8】特開昭62−96046
【特許文献9】特開昭62−296847
【特許文献10】特開昭63−74456
【特許文献11】特開昭63−173545
【特許文献12】特開昭63−173545
【特許文献13】特開平4−166039
【特許文献14】特開平5−130837
【特許文献15】特開平5−84041
【特許文献16】特開平6−284865
【特許文献17】特開平7−313071
【特許文献18】特開平8−205786
【特許文献19】特開平8−70787
【特許文献20】特開平9−187229
【特許文献21】特開平10−127233
【特許文献22】特開平10−147523
【特許文献23】特開平10−201428
【特許文献24】特開2000−32923
【特許文献25】特開2001−8637
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、各種ビタミンおよびミネラルに関し、ペットの最少栄養素要求量に合わせた処方設計を行った、嗜好性の高いペットサプリメントを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、各種ビタミンおよびミネラルに関し、最少栄養素要求量の比率に合わせた処方設計することによって、ペットの健康維持に有効なサプリメントが得られ、さらにエキス末、香料、ビール酵母を配合することによって、嗜好性が高まることを見出し、本発明に至った。
【0016】
即ち、本発明は、
1.ビタミン類、ミネラル類、カテキン及びフラクトオリゴ糖を含有することを特徴とするペット用サプリメント、
2.ビタミン類として、カロチノイド系化合物、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB6類、ビタミンB12類、ビタミンC類、ビタミンD類、ビタミンE類、パントテン酸類、ニコチン酸類、葉酸、ビオチン、CoQ10を含有する、1に記載のサプリメント、
3.ミネラル類として、ドロマイト、天然カルシウム、ヘム鉄、ミネラル酵母、海藻粉末を含有する1又は2に記載のサプリメント、
4.錠剤、顆粒又は粉末の固形製剤の形態であることを特徴とする1〜3のいずれかに記載のサプリメント、
に関する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明で使用するビタミンは、非油溶性ビタミン類と油溶性ビタミン類とに分けることができるが、非油溶性ビタミン類としては、塩酸チアミン、硝酸チアミン、硝酸ビスチアミン、塩酸ジセチアミン、ジベンゾイルチアミン、ジベンゾイルチアミン塩酸塩、チアミンセチル硫酸塩、チアミンチオシアン酸塩、チアミンナフタレン−1,5−ジスルホン酸塩、チアミンラウリル硫酸塩等のビタミンB1類、リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム等のビタミンB2類、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール等のビタミンB6類、塩酸ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン等のビタミンB12類、葉酸、ビオチン、パンテノール、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム等のパントテン酸類、ニコチン酸、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム等のビタミンC類、メチルヘスペリジン、ルチン等のビタミンP類等の市販されている粉末品が挙げられる。
【0018】
また、油溶性ビタミン類としては、ビタミンD1、ビタミンD2、ビタミンD3、ビタミンD4等のビタミンD類、ビタミンK1、ビタミンK2、ビタミンK3、ビタミンK4、ビタミンK5、ビタミンK6、ビタミンK7等のビタミンK類、パーム油カロチン、デュナリエラカロチン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、カンタキサンチン、β−アポ−8’−カロテナール、ビキシン、リコペン等のカロチノイド系化合物、d−α−トコフェロール、d−β−トコフェロール、d−γ−トコフェロール、d−σ−トコフェロール等のビタミンE類、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸等のビタミンF類、コリン含有レシチン、CoQ10等の市販されている粉末品が挙げられる。
前記ビタミン類の使用方法としては、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB6類、ビタミンB12類、葉酸、ビオチン、パントテン酸類、ニコチン酸類、ビタミンC類、ビタミンP類、およびビタミンD類、ビタミンK類、カロチノイド系化合物、ビタミンE類、ビタミンF類を次のような比率で粉末のプレミックスを調製しておくと、サプリメントの製造がし易くなる。
例えば100mg当たりに、倍散剤にデキストリンなどを使用して、ビタミンB1類を10〜30μg、ビタミンB2類を30〜70μg、ビタミンB6類を15〜25μg、ビタミンB12類0.3〜0.7μg、葉酸を2〜6μg、パントテン酸類を150〜250μg、ニコチン酸類を180〜300μg、ビタミンC類を50〜120μg、ビタミンD類を5〜12IU、ビタミンE類を0.2〜0.8IU含有させたプレミックス粉末を製造しておくと、犬の最少栄養素要求量に合わせた処方設計がし易くなるとともに、嗜好性にも問題が生じない。好ましくはビタミンB1類を15〜25μg、ビタミンB2類を40〜60μg、ビタミンB6類を17〜23μg、ビタミンB12類0.4〜0.6μg、葉酸を3〜5μg、パントテン酸類を170〜230μg、ニコチン酸類を200〜250μg、ビタミンC類を60〜100μg、ビタミンD類を6〜10IU、ビタミンE類を0.3〜0.7IU配合させる。特に好ましくは、ビタミンB1類を18〜22μg、ビタミンB2類を45〜55μg、ビタミンB6類を18〜22μg、ビタミンB12類0.45〜0.55μg、葉酸を3.5〜4.5μg、パントテン酸類を180〜220μg、ニコチン酸類を210〜230μg、ビタミンC類を70〜90μg、ビタミンD類を7〜9IU、ビタミンE類を0.4〜0.6IU配合させる。
【0019】
必要に応じて、ビオチン、カロチノイド系化合物、CoQ10、ビタミンP類、ビタミンF類、ビタミンK類を配合すると良い。
ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB6類、ビタミンB12類、葉酸、パントテン酸類、ニコチン酸類、ビタミンC類、ビタミンD類、ビタミンE類の配合量が上記範囲内を越えると、犬の最少栄養素要求量のバランスが崩れるとともに、嗜好性が低下するため、上記範囲内であることが望ましい。
【0020】
本発明で使用するミネラルは、カルシウム、マグネシウム、ヘム鉄、海藻から得られるヨウ素、マンガン、銅、モリブデン、鉄、マグネシウム、亜鉛、セレン、クロム、ヨウ素等を高濃度に添加した培地で培養したミネラル酵母類等の市販されている粉末品が挙げられる。
【0021】
カルシウムとマグネシウムの原料としては、例えばドロマイトが挙げられるが、卵殻カルシウム、サンゴカルシウム、ウニ殻カルシウム、石化海藻カルシウム、真珠カルシウム、牛骨カルシウム、貝殻カルシウム、魚骨粉カルシウム、魚鱗片カルシウム、ミルクカルシウム等の食品で使用可能な全ての天然カルシウムによって、カルシウム含量を調節することができる。
【0022】
ドロマイトは一般的に、ドロマイト原石を粗砕、加熱殺菌した後、粉砕して得られる。市販のものを使用することができる。ドロマイトは、固形製剤中に2〜10質量%、好ましくは3〜8質量%、特に好ましくは4〜7質量%配合させる。
【0023】
カルシウム含量を調節する目的で配合する天然カルシウム、例えばサンゴカルシウムは一般的に、サンゴ化石を洗浄し、異物の除去、加熱殺菌、乾燥、粉砕の工程を経て得られる。市販のものを使用することができる。貝殻カルシウムは一般的に、ホタテ、カキ等の殻を粗砕、篩別、加熱殺菌した後、粉砕して得られ、市販のものを使用することができる。
【0024】
卵殻カルシウム、サンゴカルシウム、ウニ殻カルシウム、石化海藻カルシウム、真珠カルシウム、牛骨カルシウム、貝殻カルシウム、魚骨粉カルシウム、魚鱗片カルシウム、ミルクカルシウム等の食品で使用可能な全ての天然カルシウムは、固形製剤中に15〜35質量%、好ましくは20〜30質量%、特に好ましくは22〜28質量%配合させる。
【0025】
ヘム鉄は、肉類・魚類、内臓類に含まれる鉄の約40%を占めており、非ヘム鉄と比較して腸管吸収が良い。ヘム鉄は、ヘモグロビンを酵素処理した後、限外濾過もしくは等殿点沈殿を行い乾燥して得られるのが一般的であるが、市販のものを使用できる。ヘム鉄は、固形製剤中に2〜8質量%、好ましくは3〜7質量%、特に好ましくは4〜6質量%配合させる。
【0026】
ヨウ素が得られる海藻としては、褐藻類、紅藻類等、またはこれらの混合物を使用することができ、これらは乾燥物、または粉砕物として配合することができる。乾燥物、その粉砕物は市販されている。海藻は、固形製剤中に0.3〜1.7質量%、好ましくは0.5〜1.5質量%、特に好ましくは0.8〜1.3質量%配合させる。
【0027】
酵母類としては、ミネラル(マグネシウム、マンガン、銅、モリブデン、鉄、マグネシウム、亜鉛、セレン、クロム、ヨウ素等)を高濃度に添加した培地で酵母を培養することにより、菌体内にミネラルを吸収させた酵母のことである。これらは、ミネラルを添加した培地で酵母を培養し、集菌した後、濃縮・殺菌・乾燥等の工程を経て得られ、市販されているものを用いることができる。
【0028】
酵母としてはパン酵母やビール酵母が通常汎用されている。具体的には、マンガン酵母、銅酵母、モリブデン酵母、鉄酵母、マグネシウム酵母、亜鉛酵母、セレン酵母、クロム酵母、ヨウ素酵母等を挙げることができる。
【0029】
このようなミネラル酵母は、ミネラルが酵母の菌体内に取り込まれている為、金属味を感じること無く摂取できる。さらに、ミネラル酵母は、酵母菌体内にミネラルを取り込ませることにより、ミネラルがタンパク質と結合して有機体となっていて、体内での吸収が無機ミネラルと比べて良くなる。ミネラル酵母のうち亜鉛酵母は、固形製剤中に0.6〜2.1質量%、好ましくは0.8〜1.9質量%、特に好ましくは1.0〜1.6質量%配合させる。
【0030】
セレン酵母は、固形製剤中に0.10〜0.30質量%、好ましくは0.12〜0.25質量%、特に好ましくは0.15〜0.20質量%配合させる。
【0031】
銅酵母は、固形製剤中に0.05〜0.16質量%、好ましくは0.07〜0.14質量%、特に好ましくは0.10〜0.13質量%配合させる。
【0032】
マンガン酵母は、固形製剤中に0.12〜0.26質量%、好ましくは0.14〜0.22質量%、特に好ましくは0.16〜0.21質量%配合させる。
【0033】
ドロマイト、天然カルシウム、ヘム鉄、海藻、亜鉛酵母、セレン酵母、銅酵母、マンガン酵母の配合量が上記範囲内を越えると、犬の最少栄養素要求量のバランスが崩れるとともに、嗜好性が低下するため、上記範囲内であることが望ましい。
【0034】
本発明において、オリゴ糖としては、ラフィノース、イソラフィノース、ラクチュロース、マルチュロース、トレハロース、パラチノース、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、ペクチンオリゴ糖が挙げられ、1つまたは複数を組み合わせることができる。原料としては市販品を用いることができ、例えばラフィノースは、甜菜糖蜜からクロマト処理でラフィノース区分を分離した後、その区分を濃縮し結晶化するといった製造方法により得ることができる。オリゴ糖は、固形製剤中に0.1〜30質量%、好ましくは0.5〜20質量%、特に好ましくは1〜10質量%配合させる。オリゴ糖の配合量が30質量%を越えると、ペットの嗜好性が低下し、かつ、必要に応じて配合する不活性成分等の配合量が減り、固形製剤への加工適性が低下する。また、オリゴ糖の配合量が0.1質量%に満たないと、胃腸状態の改善効果などが不充分になるため、上記範囲内であることが望ましい。
【0035】
さらに、カテキンとして緑茶抽出物を0.1〜5質量%配合することにより、活性酸素除去能を高めることができ、ペットの体調調整にさらに有効である。
【0036】
本発明においては、製造性を高める目的で、前記活性成分の他に、下記のような不活性成分を含有させることもできる。本発明における不活性成分としては、小麦澱粉、米澱粉、とうもろこし澱粉、馬鈴薯澱粉、α化澱粉、部分α化澱粉、乳糖、麦芽糖、還元乳糖、還元麦芽糖、ソルビトール、マンニトール、エリスリトール、キシリトール、白糖、ブドウ糖、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム、トラガントガム、プルラン、寒天、ゼラチン、大豆食物繊維、結晶セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ−ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、ポリビニルピロリドン、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、植物硬化油、植物油脂末、カルナウバロウ、カカオ脂末、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、二酸化ケイ素、タルク、ケイ酸アルミニウム、リン酸水素カルシウム等の市販品を挙げることができる。
【0037】
本発明において嗜好性を高める目的で、ビーフエキスパウダーやポークエキスパウダー、チキンエキスパウダー等のエキス末、ビーフフレーバーパウダーやポークフレーバーパウダー、チキンフレーバーパウダー等の香料、およびビール酵母等の市販品を配合しても良い。
【0038】
エキス末の配合量としては、5〜25質量%、好ましくは10〜20質量%、特に好ましくは12〜16質量%である。また、香料の配合量としては、0.3〜1.8質量%。好ましくは0.5〜1.5質量%、特に好ましくは0.8〜1.2質量%である。エキス末および香料がこれらの範囲を逸脱すると、ペットの嗜好性が低下するため、上記範囲内であることが望ましい。
【0039】
更にビール酵母の配合量としては、2〜25質量%、好ましくは5〜22質量%、特に好ましくは8〜18質量%である。ビール酵母の配合量が25質量%を越えると、錠剤の場合は成形が高まらず、摩損度が高い錠剤になり、顆粒および粉末の場合には飛散性が高くなり、ペットに与え難くなる。また、ビール酵母の配合量が2質量%に満たないと、ペットの嗜好性が低下するため、上記範囲内であることが望ましい。
【0040】
本発明の固形製剤は錠剤、顆粒、粉末の形態であることができ、その形状および重量に左右されることはなく、これらは一般的な製造方法に準じて製造される。
【0041】
例えば錠剤は、前記ビタミン、ミネラル等の活性成分、および必要に応じて前記不活性成分とを混合したものを常法に従って圧縮成形するか、または、前記ビタミン、ミネラル等の活性成分、および必要に応じて前記不活性成分とを適当な方法で顆粒状とした後、前記カルシウム素材を加え、常法に従って圧縮成型して製造できる。
【0042】
顆粒の場合は、ビタミン、ミネラル等の活性成分、および必要に応じて前記不活性成分とを適当な方法で顆粒状にすることによって得られる。
【0043】
粉末の場合には、ビタミン、ミネラル等の活性成分、および必要に応じて前記不活性成分とを混合したものを常法にしたがって、分包充填することによって得られる。
【0044】
【実施例】
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
[ビタミンプレミックス粉末の調製]
製剤設計を行うに際し、下記原料計量した後、マイクロスピードミキサー(MS−10型、室工機製)を用いて1000rpmの速度で1分間混合した。
【0045】
【表1】
【0046】
【実施例】
上記ビタミンプレミックス粉末8.5kg、ドロマイト6kg、ホタテカルシウム26kg、ヘム鉄5kg、銅酵母0.1kg、マンガン酵母0.2kg、海藻粉末1.5kg、カテキン0.8kg、フラクトオリゴ糖3kg、CoQ100.2kg、パーム油カロテン0.1kg、ポークエキスパウダー8.9kg、チキンエキスパウダー6kg、チキンフレーバーパウダー1kg、ビール酵母17kg、結晶セルロース6kg、部分α化澱粉6.7kgをV型混合機(MIX WELL BLENDER V−800、徳寿工作所製)に投入し、10分間混合した。更に、ショ糖脂肪酸エステル3kgを投入し、更に5分間混合した。続いて、ロータリー打錠機(畑鐡工所社製)を用いて、一粒(直径11φ、碁石R)が650mgになるように打錠した。
【0047】
[試験例:モニター試験]
ビーグル3匹、チワワ2匹、ヨークシャーテリア2匹、フレンチブルドッグ1匹、柴犬3匹、ウェルシュコーギー1匹、雑種5匹の計17匹に対して、実施例1の錠剤を通常の食餌と一緒に、一日3粒(一ヶ月間)与え、その効果および嗜好性を調査した。
その結果、本発明の錠剤によれば、犬種に拘わらず17匹の犬全匹において食い付きは良く、17名の飼い主のうち、13名の飼い主が犬の体調が良くなったと回答した。また、2名の飼い主において、犬の毛艶が良くなったと回答した。
【0048】
この結果から、本発明のサプリメントが、犬の体調が改善に有効であることと、嗜好性が高いことが分かった。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、各種ビタミンおよびミネラル等に関し、最少栄養素要求量に合わせた、嗜好性の高いペットサプリメントを提供することができる。
【発明が属する技術分野】
本発明は、各種ビタミンおよびミネラルに関し、ペットの最少栄養素要求量に合わせた、嗜好性の高いペットサプリメント、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
様々な疫学調査や研究結果より、疾病予防および改善に対するビタミンやミネラルの重要性、有効性が明らかになってきている。
【0003】
一般的に知られるように、老化や多くの疾病の原因として、活性酸素があげられる。この活性酸素を除去する働きを持つ抗酸化成分としては、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、セレン、亜鉛、カテキンといった、ビタミンやミネラル、ポリフェノール類が知られている。
【0004】
これらビタミンやミネラル類は、抗酸化効果だけでなく、生体における様々な機能調整に関わっているが、食生活における偏り、食品自体における栄養素含有量の低下、大気汚染などの環境悪化、現代社会におけるストレスなどが原因となり、通常の食生活では、十分なビタミンやミネラル等の栄養素を摂取することができず、心身ともに健康な状態を維持し難い状況になってきているのである。
【0005】
その解決策として考えられるのがサプリメントの補助的利用であり、そうすることによって、効率良く各種ビタミンやミネラル等の栄養素を摂取することができるのである。
【0006】
このことは人間社会に限ったことではなく、ペットに関しても同様で、疾病予防および改善に対する各種ビタミンやミネラルの重要性、有効性が重要視されてきている。
【0007】
従来から使用されてきたペットフードは、各種ビタミンやミネラル等が十分に満たされた完全栄養食として認知されている。しかしながら、近年における生活環境の変化は、ペットの健康にも様々な面から影響を与えており、事実、糖尿病・心臓疾患のようないわゆる生活習慣病に罹るペットが、非常に増えてきている。
【0008】
このような状況から考えると、ペットがより健康で快適な生活を送り、末長く家族の一員として暮らすためには、人間における生活習慣病と同様、食生活の改善は欠かせない要件である。すなわちペットにおいても、ストレス、運動不足、食生活の乱れ等から、ペットフードだけでは十分に摂取できない各種ビタミンやミネラル等の栄養素を補うことが、これからのペットのQOLには、非常に重要となる。
【0009】
当然のことながら、ペットと人間の生理学は異なるため、必要となる成分やそのバランス、あるいはその所要量も異なる。ペットにおいても、ビタミンおよびミネラルの栄養所要量が研究されており、米国学術研究会議から「Nutrient Requirements of Dogs, 1985」では成長期の犬および成犬について、「Nutrient Requirements of Cats, 1986」では成猫について、各種ビタミンおよびミネラル等の最少栄養素要求量が発表されている(非引用文献1)。
【0010】
このように、ペットに関する栄養学が発展してきたのは、ペットを家族の一員として扱う傾向が強まってきたことが背景になっている。しかし、このようなペットの最少栄養素要求量に留意した上で、ビタミンおよびミネラルを摂取するために、ペット用栄養補助食品の提供が望まれているのである。
【0011】
一方で、ペット用食品の大きな課題として、ペットの嗜好性を満たすことが非常に重要である。栄養補助を目的にした成分は、必ずしもペットの嗜好性に合うものではない。したがって、ペットに合わせたビタミンおよびミネラル等の配合バランスをどんなに整えても、嗜好性の伴わない食品では、ペットにサプリメントを摂取させることができないため、意味がなく、逆に有効性を妥協して嗜好性を高めたのでは、本末転倒である。
【0012】
ペット用の栄養補助を目的として、嗜好性に関する検討や(特許文献1〜5)、ペットフードとしての検討(特許文献6〜25)など、数多くの技術開発が試みられている。しかし、ペットに必要な最少栄養素要求量を満たし、かつ嗜好性においても優れた技術の開発は、未だ実現していない。
【0013】
【非特許文献1】小動物の臨床栄養学第4版、株式会社学窓社、2001年、1194−1198頁
【特許文献1】特開平7−111861
【特許文献2】特開平7−228533
【特許文献3】特開平7−322829
【特許文献4】特開2000−169370
【特許文献5】特開2002−507401
【特許文献6】特開昭59−227251
【特許文献7】特開昭60−227642
【特許文献8】特開昭62−96046
【特許文献9】特開昭62−296847
【特許文献10】特開昭63−74456
【特許文献11】特開昭63−173545
【特許文献12】特開昭63−173545
【特許文献13】特開平4−166039
【特許文献14】特開平5−130837
【特許文献15】特開平5−84041
【特許文献16】特開平6−284865
【特許文献17】特開平7−313071
【特許文献18】特開平8−205786
【特許文献19】特開平8−70787
【特許文献20】特開平9−187229
【特許文献21】特開平10−127233
【特許文献22】特開平10−147523
【特許文献23】特開平10−201428
【特許文献24】特開2000−32923
【特許文献25】特開2001−8637
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、各種ビタミンおよびミネラルに関し、ペットの最少栄養素要求量に合わせた処方設計を行った、嗜好性の高いペットサプリメントを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、各種ビタミンおよびミネラルに関し、最少栄養素要求量の比率に合わせた処方設計することによって、ペットの健康維持に有効なサプリメントが得られ、さらにエキス末、香料、ビール酵母を配合することによって、嗜好性が高まることを見出し、本発明に至った。
【0016】
即ち、本発明は、
1.ビタミン類、ミネラル類、カテキン及びフラクトオリゴ糖を含有することを特徴とするペット用サプリメント、
2.ビタミン類として、カロチノイド系化合物、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB6類、ビタミンB12類、ビタミンC類、ビタミンD類、ビタミンE類、パントテン酸類、ニコチン酸類、葉酸、ビオチン、CoQ10を含有する、1に記載のサプリメント、
3.ミネラル類として、ドロマイト、天然カルシウム、ヘム鉄、ミネラル酵母、海藻粉末を含有する1又は2に記載のサプリメント、
4.錠剤、顆粒又は粉末の固形製剤の形態であることを特徴とする1〜3のいずれかに記載のサプリメント、
に関する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明で使用するビタミンは、非油溶性ビタミン類と油溶性ビタミン類とに分けることができるが、非油溶性ビタミン類としては、塩酸チアミン、硝酸チアミン、硝酸ビスチアミン、塩酸ジセチアミン、ジベンゾイルチアミン、ジベンゾイルチアミン塩酸塩、チアミンセチル硫酸塩、チアミンチオシアン酸塩、チアミンナフタレン−1,5−ジスルホン酸塩、チアミンラウリル硫酸塩等のビタミンB1類、リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム等のビタミンB2類、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール等のビタミンB6類、塩酸ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン等のビタミンB12類、葉酸、ビオチン、パンテノール、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム等のパントテン酸類、ニコチン酸、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム等のビタミンC類、メチルヘスペリジン、ルチン等のビタミンP類等の市販されている粉末品が挙げられる。
【0018】
また、油溶性ビタミン類としては、ビタミンD1、ビタミンD2、ビタミンD3、ビタミンD4等のビタミンD類、ビタミンK1、ビタミンK2、ビタミンK3、ビタミンK4、ビタミンK5、ビタミンK6、ビタミンK7等のビタミンK類、パーム油カロチン、デュナリエラカロチン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、カンタキサンチン、β−アポ−8’−カロテナール、ビキシン、リコペン等のカロチノイド系化合物、d−α−トコフェロール、d−β−トコフェロール、d−γ−トコフェロール、d−σ−トコフェロール等のビタミンE類、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸等のビタミンF類、コリン含有レシチン、CoQ10等の市販されている粉末品が挙げられる。
前記ビタミン類の使用方法としては、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB6類、ビタミンB12類、葉酸、ビオチン、パントテン酸類、ニコチン酸類、ビタミンC類、ビタミンP類、およびビタミンD類、ビタミンK類、カロチノイド系化合物、ビタミンE類、ビタミンF類を次のような比率で粉末のプレミックスを調製しておくと、サプリメントの製造がし易くなる。
例えば100mg当たりに、倍散剤にデキストリンなどを使用して、ビタミンB1類を10〜30μg、ビタミンB2類を30〜70μg、ビタミンB6類を15〜25μg、ビタミンB12類0.3〜0.7μg、葉酸を2〜6μg、パントテン酸類を150〜250μg、ニコチン酸類を180〜300μg、ビタミンC類を50〜120μg、ビタミンD類を5〜12IU、ビタミンE類を0.2〜0.8IU含有させたプレミックス粉末を製造しておくと、犬の最少栄養素要求量に合わせた処方設計がし易くなるとともに、嗜好性にも問題が生じない。好ましくはビタミンB1類を15〜25μg、ビタミンB2類を40〜60μg、ビタミンB6類を17〜23μg、ビタミンB12類0.4〜0.6μg、葉酸を3〜5μg、パントテン酸類を170〜230μg、ニコチン酸類を200〜250μg、ビタミンC類を60〜100μg、ビタミンD類を6〜10IU、ビタミンE類を0.3〜0.7IU配合させる。特に好ましくは、ビタミンB1類を18〜22μg、ビタミンB2類を45〜55μg、ビタミンB6類を18〜22μg、ビタミンB12類0.45〜0.55μg、葉酸を3.5〜4.5μg、パントテン酸類を180〜220μg、ニコチン酸類を210〜230μg、ビタミンC類を70〜90μg、ビタミンD類を7〜9IU、ビタミンE類を0.4〜0.6IU配合させる。
【0019】
必要に応じて、ビオチン、カロチノイド系化合物、CoQ10、ビタミンP類、ビタミンF類、ビタミンK類を配合すると良い。
ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB6類、ビタミンB12類、葉酸、パントテン酸類、ニコチン酸類、ビタミンC類、ビタミンD類、ビタミンE類の配合量が上記範囲内を越えると、犬の最少栄養素要求量のバランスが崩れるとともに、嗜好性が低下するため、上記範囲内であることが望ましい。
【0020】
本発明で使用するミネラルは、カルシウム、マグネシウム、ヘム鉄、海藻から得られるヨウ素、マンガン、銅、モリブデン、鉄、マグネシウム、亜鉛、セレン、クロム、ヨウ素等を高濃度に添加した培地で培養したミネラル酵母類等の市販されている粉末品が挙げられる。
【0021】
カルシウムとマグネシウムの原料としては、例えばドロマイトが挙げられるが、卵殻カルシウム、サンゴカルシウム、ウニ殻カルシウム、石化海藻カルシウム、真珠カルシウム、牛骨カルシウム、貝殻カルシウム、魚骨粉カルシウム、魚鱗片カルシウム、ミルクカルシウム等の食品で使用可能な全ての天然カルシウムによって、カルシウム含量を調節することができる。
【0022】
ドロマイトは一般的に、ドロマイト原石を粗砕、加熱殺菌した後、粉砕して得られる。市販のものを使用することができる。ドロマイトは、固形製剤中に2〜10質量%、好ましくは3〜8質量%、特に好ましくは4〜7質量%配合させる。
【0023】
カルシウム含量を調節する目的で配合する天然カルシウム、例えばサンゴカルシウムは一般的に、サンゴ化石を洗浄し、異物の除去、加熱殺菌、乾燥、粉砕の工程を経て得られる。市販のものを使用することができる。貝殻カルシウムは一般的に、ホタテ、カキ等の殻を粗砕、篩別、加熱殺菌した後、粉砕して得られ、市販のものを使用することができる。
【0024】
卵殻カルシウム、サンゴカルシウム、ウニ殻カルシウム、石化海藻カルシウム、真珠カルシウム、牛骨カルシウム、貝殻カルシウム、魚骨粉カルシウム、魚鱗片カルシウム、ミルクカルシウム等の食品で使用可能な全ての天然カルシウムは、固形製剤中に15〜35質量%、好ましくは20〜30質量%、特に好ましくは22〜28質量%配合させる。
【0025】
ヘム鉄は、肉類・魚類、内臓類に含まれる鉄の約40%を占めており、非ヘム鉄と比較して腸管吸収が良い。ヘム鉄は、ヘモグロビンを酵素処理した後、限外濾過もしくは等殿点沈殿を行い乾燥して得られるのが一般的であるが、市販のものを使用できる。ヘム鉄は、固形製剤中に2〜8質量%、好ましくは3〜7質量%、特に好ましくは4〜6質量%配合させる。
【0026】
ヨウ素が得られる海藻としては、褐藻類、紅藻類等、またはこれらの混合物を使用することができ、これらは乾燥物、または粉砕物として配合することができる。乾燥物、その粉砕物は市販されている。海藻は、固形製剤中に0.3〜1.7質量%、好ましくは0.5〜1.5質量%、特に好ましくは0.8〜1.3質量%配合させる。
【0027】
酵母類としては、ミネラル(マグネシウム、マンガン、銅、モリブデン、鉄、マグネシウム、亜鉛、セレン、クロム、ヨウ素等)を高濃度に添加した培地で酵母を培養することにより、菌体内にミネラルを吸収させた酵母のことである。これらは、ミネラルを添加した培地で酵母を培養し、集菌した後、濃縮・殺菌・乾燥等の工程を経て得られ、市販されているものを用いることができる。
【0028】
酵母としてはパン酵母やビール酵母が通常汎用されている。具体的には、マンガン酵母、銅酵母、モリブデン酵母、鉄酵母、マグネシウム酵母、亜鉛酵母、セレン酵母、クロム酵母、ヨウ素酵母等を挙げることができる。
【0029】
このようなミネラル酵母は、ミネラルが酵母の菌体内に取り込まれている為、金属味を感じること無く摂取できる。さらに、ミネラル酵母は、酵母菌体内にミネラルを取り込ませることにより、ミネラルがタンパク質と結合して有機体となっていて、体内での吸収が無機ミネラルと比べて良くなる。ミネラル酵母のうち亜鉛酵母は、固形製剤中に0.6〜2.1質量%、好ましくは0.8〜1.9質量%、特に好ましくは1.0〜1.6質量%配合させる。
【0030】
セレン酵母は、固形製剤中に0.10〜0.30質量%、好ましくは0.12〜0.25質量%、特に好ましくは0.15〜0.20質量%配合させる。
【0031】
銅酵母は、固形製剤中に0.05〜0.16質量%、好ましくは0.07〜0.14質量%、特に好ましくは0.10〜0.13質量%配合させる。
【0032】
マンガン酵母は、固形製剤中に0.12〜0.26質量%、好ましくは0.14〜0.22質量%、特に好ましくは0.16〜0.21質量%配合させる。
【0033】
ドロマイト、天然カルシウム、ヘム鉄、海藻、亜鉛酵母、セレン酵母、銅酵母、マンガン酵母の配合量が上記範囲内を越えると、犬の最少栄養素要求量のバランスが崩れるとともに、嗜好性が低下するため、上記範囲内であることが望ましい。
【0034】
本発明において、オリゴ糖としては、ラフィノース、イソラフィノース、ラクチュロース、マルチュロース、トレハロース、パラチノース、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、ペクチンオリゴ糖が挙げられ、1つまたは複数を組み合わせることができる。原料としては市販品を用いることができ、例えばラフィノースは、甜菜糖蜜からクロマト処理でラフィノース区分を分離した後、その区分を濃縮し結晶化するといった製造方法により得ることができる。オリゴ糖は、固形製剤中に0.1〜30質量%、好ましくは0.5〜20質量%、特に好ましくは1〜10質量%配合させる。オリゴ糖の配合量が30質量%を越えると、ペットの嗜好性が低下し、かつ、必要に応じて配合する不活性成分等の配合量が減り、固形製剤への加工適性が低下する。また、オリゴ糖の配合量が0.1質量%に満たないと、胃腸状態の改善効果などが不充分になるため、上記範囲内であることが望ましい。
【0035】
さらに、カテキンとして緑茶抽出物を0.1〜5質量%配合することにより、活性酸素除去能を高めることができ、ペットの体調調整にさらに有効である。
【0036】
本発明においては、製造性を高める目的で、前記活性成分の他に、下記のような不活性成分を含有させることもできる。本発明における不活性成分としては、小麦澱粉、米澱粉、とうもろこし澱粉、馬鈴薯澱粉、α化澱粉、部分α化澱粉、乳糖、麦芽糖、還元乳糖、還元麦芽糖、ソルビトール、マンニトール、エリスリトール、キシリトール、白糖、ブドウ糖、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム、トラガントガム、プルラン、寒天、ゼラチン、大豆食物繊維、結晶セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ−ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、ポリビニルピロリドン、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、植物硬化油、植物油脂末、カルナウバロウ、カカオ脂末、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、二酸化ケイ素、タルク、ケイ酸アルミニウム、リン酸水素カルシウム等の市販品を挙げることができる。
【0037】
本発明において嗜好性を高める目的で、ビーフエキスパウダーやポークエキスパウダー、チキンエキスパウダー等のエキス末、ビーフフレーバーパウダーやポークフレーバーパウダー、チキンフレーバーパウダー等の香料、およびビール酵母等の市販品を配合しても良い。
【0038】
エキス末の配合量としては、5〜25質量%、好ましくは10〜20質量%、特に好ましくは12〜16質量%である。また、香料の配合量としては、0.3〜1.8質量%。好ましくは0.5〜1.5質量%、特に好ましくは0.8〜1.2質量%である。エキス末および香料がこれらの範囲を逸脱すると、ペットの嗜好性が低下するため、上記範囲内であることが望ましい。
【0039】
更にビール酵母の配合量としては、2〜25質量%、好ましくは5〜22質量%、特に好ましくは8〜18質量%である。ビール酵母の配合量が25質量%を越えると、錠剤の場合は成形が高まらず、摩損度が高い錠剤になり、顆粒および粉末の場合には飛散性が高くなり、ペットに与え難くなる。また、ビール酵母の配合量が2質量%に満たないと、ペットの嗜好性が低下するため、上記範囲内であることが望ましい。
【0040】
本発明の固形製剤は錠剤、顆粒、粉末の形態であることができ、その形状および重量に左右されることはなく、これらは一般的な製造方法に準じて製造される。
【0041】
例えば錠剤は、前記ビタミン、ミネラル等の活性成分、および必要に応じて前記不活性成分とを混合したものを常法に従って圧縮成形するか、または、前記ビタミン、ミネラル等の活性成分、および必要に応じて前記不活性成分とを適当な方法で顆粒状とした後、前記カルシウム素材を加え、常法に従って圧縮成型して製造できる。
【0042】
顆粒の場合は、ビタミン、ミネラル等の活性成分、および必要に応じて前記不活性成分とを適当な方法で顆粒状にすることによって得られる。
【0043】
粉末の場合には、ビタミン、ミネラル等の活性成分、および必要に応じて前記不活性成分とを混合したものを常法にしたがって、分包充填することによって得られる。
【0044】
【実施例】
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
[ビタミンプレミックス粉末の調製]
製剤設計を行うに際し、下記原料計量した後、マイクロスピードミキサー(MS−10型、室工機製)を用いて1000rpmの速度で1分間混合した。
【0045】
【表1】
【0046】
【実施例】
上記ビタミンプレミックス粉末8.5kg、ドロマイト6kg、ホタテカルシウム26kg、ヘム鉄5kg、銅酵母0.1kg、マンガン酵母0.2kg、海藻粉末1.5kg、カテキン0.8kg、フラクトオリゴ糖3kg、CoQ100.2kg、パーム油カロテン0.1kg、ポークエキスパウダー8.9kg、チキンエキスパウダー6kg、チキンフレーバーパウダー1kg、ビール酵母17kg、結晶セルロース6kg、部分α化澱粉6.7kgをV型混合機(MIX WELL BLENDER V−800、徳寿工作所製)に投入し、10分間混合した。更に、ショ糖脂肪酸エステル3kgを投入し、更に5分間混合した。続いて、ロータリー打錠機(畑鐡工所社製)を用いて、一粒(直径11φ、碁石R)が650mgになるように打錠した。
【0047】
[試験例:モニター試験]
ビーグル3匹、チワワ2匹、ヨークシャーテリア2匹、フレンチブルドッグ1匹、柴犬3匹、ウェルシュコーギー1匹、雑種5匹の計17匹に対して、実施例1の錠剤を通常の食餌と一緒に、一日3粒(一ヶ月間)与え、その効果および嗜好性を調査した。
その結果、本発明の錠剤によれば、犬種に拘わらず17匹の犬全匹において食い付きは良く、17名の飼い主のうち、13名の飼い主が犬の体調が良くなったと回答した。また、2名の飼い主において、犬の毛艶が良くなったと回答した。
【0048】
この結果から、本発明のサプリメントが、犬の体調が改善に有効であることと、嗜好性が高いことが分かった。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、各種ビタミンおよびミネラル等に関し、最少栄養素要求量に合わせた、嗜好性の高いペットサプリメントを提供することができる。
Claims (4)
- ビタミン類、ミネラル類、カテキン及びフラクトオリゴ糖を含有することを特徴とするペット用サプリメント。
- ビタミン類として、カロチノイド系化合物、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB6類、ビタミンB12類、ビタミンC類、ビタミンD類、ビタミンE類、パントテン酸類、ニコチン酸類、葉酸、ビオチン、CoQ10を含有する、請求項1に記載のサプリメント。
- ミネラル類として、ドロマイト、天然カルシウム、ヘム鉄、ミネラル酵母、海藻粉末を含有する請求項1又は2に記載のサプリメント。
- 錠剤、顆粒又は粉末の固形製剤の形態であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサプリメント。
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