JP2007134855A - 画像処理装置、および画像処理装置の制御方法 - Google Patents

画像処理装置、および画像処理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 情報表示用の光源として、機器内に本来は表示用途以外の目的で設けられた光源を共用し、表示すべき情報の種類の数よりも表示用の光源の数を減少させる。
【解決手段】 原稿に沿って副走査移動を行ないつつ、LEDアレイ104により原稿を照明しフォトダイオード102で原稿の画像データを読み取るCIS101を所定の表示ポジションへ移動し、LEDアレイ104を駆動して装置状態に関する情報ないし警告情報を表示する。たとえば表示手段の表示ポジション(b1〜b5)を、原稿の読取可能な副走査範囲に沿って配置し、実行中の画像読取位置に関する情報を表示する。また、表示ポジション(a1〜a4)を原稿の読取可能な副走査範囲外に配置し、インクやトナーなどの画像処理に必要な資源に関する情報や警告情報を表示する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、原稿に沿って副走査移動を行ないつつ、光源により原稿を照明し原稿の画像データを読み取る画像読取手段、および前記画像読取手段の副走査移動を行なうための駆動手段を有する画像処理装置、および画像処理装置の制御方法に関するものである。
従来、電子機器や情報処理装置のオペレーションパネルにおいて、文字表現などを必要としない装置情報(装置の状態(ステータス)情報や警告情報などを含む)の表示には、発光手段ないし表示用の光源が用いられている。現在では、このような発光手段ないし表示用の光源として最も多く用いられているのはLED(発光ダイオード)である。
そして、この種の表示用途では、表示情報の種類に対してそれぞれ専用のLEDを配置するのが普通である。たとえばよく使われるものとして電源ON/OFF用LED、エラーLEDなどがある。またプリンタ、スキャナ、ファクシミリやその複合機等では次のようなLEDが使われている。例えばコピー、スキャン、プリント、FAX等のモード選択用LED、カラー、モノクロを選択するLED、スキャン解像度を選択するLED、記録紙を選択するLED、インク残量を示すLED等がある。このように、プリンタ、スキャナ、ファクシミリやその複合機等では、さまざまな種類の表示をそれぞれ別々に配置したLEDで表現していた。
また、LEDの点灯と点滅、あるいはさらに表示色の組合わせで、異なる情報(たとえば携帯電話の複数の着信状態)を表示する構成も知られている(下記の特許文献1および2)。このような構成によれば点灯/消灯の2値よりも多い数の表示状態を形成できる。
特開平10−164664号公報 特開2002−198567号公報
ところが、従来方式では、それぞれ2値あるいはそれ以上の数の表示状態を必要とするさまざまな情報表示のために表示用途専用のLEDをそれぞれ1つづつ設けなければならない。
このため、上記特許文献1および2におけるように、点灯状態や表示色による表示制御を行ないLEDの数を減らすにしても限界があり、LEDの使用数が多くなりがちである。たとえばコスト削減のためLEDの数を減らしたくても、従来方式では表示すべき情報の種類の数よりもLEDの数を少なくすることは殆んど不可能である。
また、消費電力について考えても、LED1つでおよそ10〜15mAの点灯電流を消費し、使用数量が多くなるほど、消費電力もこれに応じて増加することになる。
なお、以上では発光手段ないし表示用の光源として、LEDを示したが、上記の問題は他の素子が発光手段ないし表示用の光源として用いられる場合にも共通するものである。
本発明の課題は、上記の問題に鑑み、情報表示用の光源として、機器内に本来は表示用途以外の目的で設けられた光源を共用することにより、表示すべき情報の種類の数よりも表示用の光源の数を減少させることができるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明においては、原稿に沿って副走査移動を行ないつつ、光源により原稿を照明し原稿の画像データを読み取る画像読取手段、および前記画像読取手段の副走査移動を行なうための駆動手段を有する画像処理装置、および画像処理装置の制御方法において、前記駆動手段により前記画像読取手段を所定の表示ポジションへ移動し、前記画像読取手段の光源を駆動して装置状態に関する情報ないし警告情報を表示する構成を採用した。
あるいはさらに、前記表示手段の前記表示ポジションが前記画像読取手段の原稿の読取可能な副走査範囲に沿って配置され、前記画像読取手段の画像読取中に駆動される光源の発光を用いて実行中の画像読取位置に関する情報を前記表示手段により表示する構成を採用した。
あるいはさらに、前記表示手段の前記表示ポジションが前記画像読取手段の原稿の読取可能な副走査範囲外に配置され、前記駆動手段により前記画像読取手段を当該表示ポジションへ移動し、前記画像読取手段の光源を駆動して前記装置状態に関する情報ないし警告情報の表示を行なう構成を採用した。
あるいはさらに、前記画像読取手段の光源がそれぞれ異なる色で発光する複数の光源から構成され、発光させる光源を選択することにより前記表示に複数色の発光色表現を用いる構成を採用した。
あるいはさらに、前記画像読取手段の光源を点滅制御する、あるいはその点灯時間を制御する発光制御を行なうことにより、それぞれの発光制御において異なる情報を表示する構成を採用した。
上記構成によれば、情報表示に、機器内の表示用途以外の光源、特に画像読取手段の光源を共用するようにしているので、表示すべき情報の種類の数よりも表示用の光源の数を減少させ、装置のハードウェアのコストおよび消費電力を削減することができる。
画像読取手段の光源を用いた表示手段により表示する情報としては、装置状態に関する情報ないし警告情報を含む。装置状態に関する情報としてはたとえば、実行中の画像読取位置に関する情報や、画像処理に必要な資源、たとえば、メモリ容量(残量)、インクやトナーの残量などが考えられる。また、警告情報としては、メモリ容量(残量)、インクやトナーなどの画像処理に必要な資源それらが僅少となった場合に発生(ユーザに通知)する警告情報が考えられる。
そして、たとえば上記のように、画像読取手段の光源を用いた表示手段の表示ポジションを画像読取手段の原稿の読取可能な副走査範囲に沿って配置する構成においては、画像読取手段の画像読取中に駆動される光源の発光を用いて実行中の画像読取位置に関する情報を表示することができる。
また、画像読取手段の光源を用いた表示手段の表示ポジションを画像読取手段の原稿の読取可能な副走査範囲外に配置する構成においては、駆動手段により前記画像読取手段を当該表示ポジションへ移動し、画像読取手段の光源を駆動して装置状態に関する情報ないし警告情報(たとえば上記のメモリ容量(残量)、インクやトナーなどの画像処理に必要な資源の残量やそれに関する情報ないし警告情報)の表示を行なうことができる。
以下、本発明を実施する最良の形態を説明するため、画像読取装置に関する実施例を示す。
この種の画像読取装置は、たとえば複写機、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、およびこれらの複合機等の画像形成装置本体に、画像形成装置の構成要素の一部として設けられる。画像読取装置で読み取った読取情報は、外部のパーソナルコンピュータなどに画像が転送される他、画像形成装置の画像形成部(画像形成手段)や、外部のプリンタにより紙などのシート材料に画像形成される。
図1は本発明を採用した画像読取装置の主要部の構成を示している。図1において、符号101は読み取った原稿画像を電気的な画像信号に変換する密着型イメージセンサ(CIS)であり、フォトダイオード102、マイクロレンズアレイ103、LEDアレイ104から構成されている。
CIS101は、後述の走査手段(ステッピングモータ119、モータ制御回路120)により原稿台ガラス105下部でスキャン方向(原稿の副走査方向)に1ライン毎に移動走査しつつ画像読取を行なう。
原稿ガラス台105の原稿面には白黒基準マーク106が設けられている。この白黒基準マーク106は原稿ガラス台105端部の原稿読取開始位置に配置されている。
CIS101に一体化されたRed、Green、BlueからなるLEDアレイ104は読取光源として用いられるものである。そして、CIS制御回路107にて1ライン毎に各色のLEDを切り替えて点灯させることにより、R、G、Bの順序でカラー画像を読み取ることが可能である。
符号108はA/D変換器(A/Dコンバータ)で、CIS101の出力を増幅する不図示の増幅器を含み、この増幅器により増幅されたCIS101の出力をA/D変換(アナログ−デジタル変換)し、たとえば8ビットのデジタル画像データを出力する。
符号109はシェーディング補正回路で、たとえば白黒基準マーク106から均一濃度を読み込んだときの画像読取出力レベルのバラつきを補正する。
符号110はシェーディングRAMで、シェーディング補正処理のために白黒基準マーク106の白領域、黒領域を別々に読み取って、各々のデータを演算処理することにより得られたシェーディング補正用データを記憶する。シェーディング補正回路109はこのシェーディングRAM110内のデータに基づいて、CIS101で読み取った画像データのシェーディング補正を行なうのである。
符号111はデジタル画像ピーク値検出回路であり、A/D変換器108が出力するデジタル画像データの1ラインのピーク値をホールドし、1ライン毎にCPU115が読み取ることができるように構成されている。
符号112は画像処理回路で、誤差拡散処理、エッジ強調処理、スムージング処理、ガンマ変換処理、変倍処理等の画像処理を行なう。
この画像処理後の画像データを記憶するバッファメモリとしてはRAM117を使用する。RAM117へのデータ転送はRAM制御回路116を経由して行なう。
符号113はインターフェース回路で、外部のホストコンピュータ114に画像データを送信したり、ホストコンピュータ114の指示を受け付け、CPU115が命令を受信する。
符号115はたとえばマイクロコンピュータ形態のCPUであり、処理手順を格納したROM118の手順にしたがって各部の制御を行ない、これにより画像読取動作全体を制御する。すなわち、CPU115はCIS制御回路107を介したCIS101のLEDアレイ104の発光制御を行なう。また、CPU115は、ステッピングモータ119を制御するモータ制御回路120を介してCIS101の移動制御を行なう。
符号116はRAM制御回路であり、たとえばDMAコントローラなどから構成され、上記各処理手段の動作に際し、RAM117へのアクセスに関するアービテーション制御を行なうようにしている。符号117、118はそれぞれ上述のRAMとROMである。
符号119は、上述のようにCISを副走査方向に移動させるためのステッピングモータであり、120はステッピングモータ119の駆動を制御するためのモータ制御回路である。
本実施例では、符号121、122、123で示された3つの表示手段を設けている。このうち、表示手段1(121)は表示専用のLEDにより構成するが、表示手段2(122)および表示手段3(123)はCIS101のLEDアレイ104を利用して表示動作を行なう。
まず、符号121は表示手段1で、表示専用LEDを使用した表示手段で、電源ON/OFF、モノクロ/カラーモードの選択状態、読取解像度選択状態などを表示するために用いられる。表示手段1(121)は、単数、あるいは上記の表示機能を実現するに足りる数の表示専用のLEDにより構成する。
符号122は表示手段2で、CIS101のLEDアレイ104を使って表示する表示手段で、エラー表示とインク残量を表示するために使用する。この表示手段2(122)は、CIS101を原稿読取範囲外に移動させてCIS101のLEDアレイ104を駆動することにより表示発光を行なうが、表示手段2(122)の位置関係については図2、3を用いて後述する。
表示手段2(122)で表示すべきエラーは種類がいくつかあるが、従来はこのようなエラー表現に専用LEDを用い、たとえば点滅回数やそのインターバルを制御することによりエラー表示を行なっていた。
これに対して、本実施例ではCIS101のLEDアレイ104の3色LEDを使用することが可能であり、これにより少なくとも7種類の色を表示することができ、エラー内容についてもより分かり易くユーザに伝えることができる。また、このように点灯/消灯だけでなく点滅表示も使用する、あるいはさらに表示色を制御することにより、さらに多くの表現が可能になる。
表示手段2(122)で表示すべきインク残量表示であるが、本実施例ではインク残量に応じて3つの表示位置で表示を行なうことによりインク残量を表現する。つまりインクの残量に応じて、CIS101の停止位置を変えることで表示内容を変化させるようにしている。この場合もさらにインク残量に応じてLEDの点灯/消灯、点滅表示、色などを変化させることによって、より多くのインク残量表示を行なうことができる。
さらに、符号123は表示手段3であるが、本実施例ではこの表示手段3(123)は後述のように原稿読取範囲内の異なる表示位置においてCIS101の走査(読取)位置をユーザに伝えるための表示手段として機能する。
たとえば、本実施例のようないわゆるフラットベッド構成のスキャナ装置では、オートシートフィーダが設けられていない場合には、原稿コピー動作を行なう場合は、読み取りごとにユーザが原稿台ガラス105上の原稿を1枚づつ交換していく。多くの装置では原稿台ガラス105上には遮光および原稿と原稿台ガラス105の密着性を考慮して原稿カバー(ないし圧板:不図示)が配置されるのが普通である。そして、この原稿カバーを閉じてしまうと、通常CIS101の動きは殆んど視認できなくなる(原稿カバーを閉じてもCIS101のLEDアレイ104の光が楽に見えるようであれば遮光性に問題がある、ということになる)。
したがって、従来ではこのような読取操作を行なう場合、ユーザは1枚の原稿に対するCIS101の読取がいつスタートし、いつ終了するかを殆ど知ることができない。そしてユーザは、原稿台ガラス105の縁部分からわずかに漏れるCIS101の照明光などを頼りに原稿の交換時期を判断していかなければならない。そして、このような従来構成では、原稿の除去タイミングなどを間違えることにより読み取りに失敗する可能性がかなりある。
しかしながら、本実施例では、CIS101のLEDアレイ104の照明光を利用して、表示手段3(123)を介してCIS101の読み取り中の走査位置を表示するようにしている。これにより、CIS101の読み取りがいつスタートし、いつ終了するか、現在どの位置を読み取っているかなどをユーザが認識することができる。表示手段3の配置位置についても後でさらに詳細に説明する。
図2は画像読取装置の断面を図1と同じ方向からさらに詳細に示した図、図3は画像読取装置の上面を示した図である。以下、図2および図3を参照してCIS101を用いて上記の表示手段2および3(122、123)をどのように構成するか、特にCIS101の位置(ポジション)についてさらに説明する。
CIS101は主走査方向の1ライン毎のデータを図2および図3の矢印A方向に移動しながら順次読み込むようになっている。
図2において、符号202はCIS101を保持しているホルダである。203はばねで、CIS101とホルダ202との間に設けてあり、スペーサ204を介してCIS101を原稿台ガラス105に押圧している。スペーサ204は、CIS101と原稿台ガラス105との距離を一定に保って、CIS101のピントを調節している。
符号207はベルトで、ホルダ202にステッピングモータ119の回転力を不図示の減速ギア、プーリなどからなる駆動系を介して伝達するようになっている。
白黒基準マーク106は、原稿台ガラス105の上面に貼り付けて形成、あるいは原稿台ガラス6に所定色(所定濃度)の塗料を塗布することなどにより構成される。また、白黒基準マーク106は、原稿が載置される領域外(原稿の読取範囲外)に配置してある。
ホルダ202は、ベルト207の一方の側に固定してある。ホルダ202は、ステッピングモータ119の駆動によって、矢印A方向と矢印B方向とに移動するようになっている。画像読み取り時は、ホルダ202をCIS101とともに、画像読取ポジション212から矢印A方向に移動させて、原稿を読み取るようにしている。208は画像読取装置の筐体である。
図3において、符号209は画像読取装置のオペレーションパネルである。このオペレーションパネル209上には電源キー、スタートキー、解像度選択キー等の各種キー301が設けられる。
また、オペレーションパネル209上には、さらに電源ON/OFF、解像度選択等の表示として専用LEDを使用する表示手段1(121)が配置される。これとともに、エラー表示、インク残量表示としてCIS101のLEDアレイ104を光源として使用する表示手段2(122)もオペレーションパネル209に配置される。
図2の210はLED光ガイドで、表示ポジションa1〜a4の各位置に設けられており、CIS101のLEDアレイ104とともに表示手段2(122)を構成する。各LED光ガイド210は、LEDアレイ104の光をオペレーションパネル209上でユーザが視認できるよう伝達する。
もし、画像読取装置の動作中にエラーが発生した場合には、表示手段2(122)を使用してユーザに対してエラー内容を伝えることになる。このとき、CIS101をステッピングモータ119の駆動によって表示ポジションa1に移動して、CIS制御回路107を介してLEDアレイ104のRed、Green、ないしBlueの3つのLEDに対して点灯あるいは点滅制御を行い、エラー表示を行なう。
同様に、表示ポジションa2〜表示ポジションa4はインク残量表示用のポジションで、インク残量に応じて、CIS101をステッピングモータ119の駆動によって表示ポジションa2〜表示ポジションa4のいずれかの位置に移動し、停止させる。そして、CIS制御回路107を介してLEDアレイ104のRed、Green、ないしBlueの3つのLEDに対して点灯を行なう。このときに表示ポジションの位置によって表示する色を変えてもよい。たとえばインクがほとんど無くなったときにはその表示ポジションに移動して、RedのLEDを点灯することで、インクが少なくなっていることを分かり易く警告することができる。
さらに、CIS101のLEDアレイ104の制御に関しては、Red、Green、Blueのいずれかが複数点灯する場合において、各LEDの点灯時間を各々変えることで表示手段2および3(122、123)の色表現をさらに細かく変化させることもできる。
なお、図2に示すように、表示手段(2)122の表示ポジションa1〜表示ポジションa4は画像読み取りのための副走査方向に相互に離間して配置されているので、CIS101をエラー表示にて使用している時は、インク残量表示としてCIS101を使用することはできない。したがって、インク残量表示はあくまでも装置がエラー状態でない時に有効である。
一方、原稿読取範囲内にある表示手段3(123)は、CIS101が原稿をスキャンしている時にCIS101がどの位置にあるかすなわち、原稿のどの位置を読み取っているかがユーザに判るようにするための表示手段として機能する。
このため、CIS101のLEDアレイ104とともに表示手段3(123)を構成する各LED光ガイド211は、副走査方向に沿って相互に離間して5箇所の表示ポジションb1〜b5に点在するよう配置してある。
また、図3に示すように各LED光ガイド211は、当然ながら原稿台ガラス105の外側に配置される。また、各LED光ガイド211の寸法は原稿を上から押さえるための原稿カバー(不図示)が原稿上にある状態でも、十分表示手段3(123)の表示状態を見ることができるような長さにしている。
また、LED光ガイド211から外光がCIS101に入射すると画像出力データに影響が出るので、図3の原稿読取装置のLED光ガイド211部分の断面(C)部分を拡大した図4に示すように、外光防止壁401(遮光板)をCIS101内に設けてある。外光防止壁401は、LED光ガイド211から入射した外光が、CIS101(図4では不図示)のフォトダイオード102の方向へ入射しないように遮光するもので、CIS101内部の寸法などの条件に応じてできる限り大きなサイズとする。当然ながら、外光防止壁401は、反射防止など必要な措置を講じた樹脂や金属などの材料から構成する。
このような構成により、外光がCIS101のフォトダイオード102に入射して画像出力データが劣化するのを防止することができる。
上記構成により、画像読み取り走査の際、ユーザはCIS101のLEDアレイ104の光を各LED光ガイド211を介して視認できる。すなわち、画像読み取り走査につれてCIS101のLEDアレイ104の光が見える表示ポジションb1〜b5の各LED光ガイド211が切り替っていくのを視認することができる。これにより、表示手段2(123)を介して、ユーザはCIS101が原稿のどの位置を読み取っているかを容易に識別でき、原稿の交換などの作業を効率よく、また誤操作なしに行なえる。
表示手段2(123)の場合は、読み取り中の表示であるため、点灯色や点滅/消灯などの制御が不可能である。それでも、たとえばLEDアレイ104の各色のLEDを個別に点灯させて行なうカラー読み取りの場合には、現在の読み取り色をユーザは認識することができる。
なお、本実施例では、上述のような位置関係で画像読取装置を構成したが、本発明を実施するに際しては、もちろん、上述のような詳細態様に限定されることなく画像読取装置の形状、大きさ等に合わせて各部の位置関係を変更可能である。
たとえば、表示手段2および3(122、123)を構成するLED光ガイド210、211の個数や寸法などは任意である。
特にLED光ガイド211の場合は、図示のように副走査方向に離間して配置するのではなく、副走査方向に延びる長尺の1部材から構成することも考えられる。この場合は、LEDの発光位置を識別しやすくするためと、また外光の影響をできるだけ低減するためにLED光ガイド211の材料に透過率の小さい材料、あるいは散乱の大きい半透明材料などを用いるようにする。このような構成によれば、CIS101の連続的に変化する読み取り位置をより詳細に把握することができる。
また、本実施例ではCIS101のLEDアレイ104を使用した表示手段を画像読取範囲内に位置させて表示を行なう表示手段2(122)と、画像読取範囲外に位置させて表示を行なう表示手段3(123)の2種類が使用可能な構成を示した。もちろんこれらは両方とも設ける必要はなく、装置の仕様などに応じていずれか一方のみを用いるような構成でもよい。
ここで、図5にCIS101のLEDアレイ104を表示手段として使用する場合の処理手順を示す。図示の手順はCPU115の制御プログラムとしてたとえばROM118に格納しておくことができる。
図5において、装置の電源キーをオン(ステップS501)すると、装置のイニシャライズがスタートする(ステップS502)。この時にエラーがあれば(ステップS503)、CIS101をエラー表示ポジションa1(図2)に移動して(ステップS504)、LEDアレイ104のRed_LEDを点滅させる(ステップS505)。このときの点滅回数については、エラー内容に応じて変化させるようにする。
また、イニシャライズ時にエラーがなければ、インク残量チェックを行なう(ステップS506)。そして、インク残量レベル3(ステップS507)であればCIS101を表示ポジションa2(図2)に移動させる(ステップS508)。インク残量レベル2(ステップS509)であればCIS101を表示ポジションa3(図2)に移動させる(ステップS510)。インク残量レベル1(ステップS511)であればCIS101を表示ポジションa4に移動させる(ステップS512)。そして、CIS101のLEDアレイ104のBlueを点灯させ(ステップS513)、その後装置をスタンバイ状態にする(ステップS514)。
また、インク残量チェック時にインク残量レベル1〜3のいずれにも該当せず、インク無しと判断した場合には、CIS101をエラー表示ポジションa1(図2)に移動させる(ステップS504)。そして、LEDアレイ104のRed_LEDを所定の回数点滅させる(ステップS505)。
以上のようにして、表示手段2(122)を用いて、起動時のエラー、およびインク残量レベル1〜3の報知、ないしインク残量なしなどの情報表示を行なうことができる。
以上の説明から明らかなように、表示手段2(122)および表示手段3(123)には、専用のLEDを用いる必要がなく、部品点数の節約、およびハードウェアコストおよび消費電力低減、などの効果を期待できる。
また、表示手段3(123)に関しては、何ら余計な表示制御を必要とせず、画像読取動作を実行するだけで、CIS101が原稿のどの位置を読み取っているかを容易に識別でき、ユーザの操作を的確に補助できる。これにより、ユーザは原稿の交換などの作業を効率よく、また誤操作なしに行なえる、極めてユーザフレンドリな製品を提供できる、という優れた利点がある。
なお、本実施例では、画像読取手段の光源を用いて表示手段を構成するが、この表示手段により表示する装置状態に関する情報としては、実行中の画像読取位置に関する情報や、インク残量などを示した。他にも、この表示手段により表示する装置状態に関する情報としては、メモリ容量(残量)や用紙の残量などに関する情報が考えられる。また、上記表示手段により表示する警告情報としては、メモリ容量(残量)に関する警告情報を考えたが、この警告情報は、もちろん他の資源、たとえばメモリ容量(残量)や用紙の残量などに関する警告情報であってもよい。
また、以上では、画像読み取りおよび表示のための光源として、LEDを例示したが、他の適当な駆動方式の光源を画像読み取りおよび表示のために設ける構成においても、本発明が有用であることはいうまでもない。
本発明は、画像読み取り手段を有する種々の画像処理装置(MFPやイメージスキャナ)において実施することができる。画像処理装置の出荷時から画像処理装置のROMなどのメディアに格納しておく他、種々の外部記憶媒体(CDROM、フレキシブルディスクなど)からこれらの装置に供給することができる。あるいは本発明を実施するのに必要な制御プログラムは、任意のサーバからネットワーク経由で供給(インストールあるいはアップデート)することもできる。
本発明を採用した画像処理装置の要部構成を示した説明図である。 本発明を採用した画像処理装置の要部構成をより詳細に示した断面図である。 本発明を採用した画像処理装置の要部構成をより詳細に示した上面図である。 図3のCIS端部の構成をより詳細に示した断面図である。 本発明を採用した画像処理装置の制御例を示したフローチャート図である。
符号の説明
a1〜a4 表示ポジション
b1〜b5 表示ポジション
101 CIS
102 フォトダイオード
103 マイクロレンズアレイ
104 LEDアレイ
105 原稿台ガラス
106 白黒基準マーク
107 CIS制御回路
109 シェーディング補正回路
110 シェーディングRAM
114 ホストコンピュータ
115 CPU
116 RAM制御回路
117 RAM
119 ステッピングモータ
120 モータ制御回路
210、211 LED光ガイド

Claims (10)

  1. 原稿に沿って副走査移動を行ないつつ、光源により原稿を照明し原稿の画像データを読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段の副走査移動を行なうための駆動手段と、
    前記駆動手段により前記画像読取手段を所定の表示ポジションへ移動し、前記画像読取手段の光源を駆動して装置状態に関する情報ないし警告情報を表示する表示手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記表示手段の前記表示ポジションが前記画像読取手段の原稿の読取可能な副走査範囲に沿って配置され、前記画像読取手段の画像読取中に駆動される光源の発光を用いて実行中の画像読取位置に関する情報を前記表示手段により表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記表示手段の前記表示ポジションが前記画像読取手段の原稿の読取可能な副走査範囲外に配置され、前記駆動手段により前記画像読取手段を当該表示ポジションへ移動し、前記画像読取手段の光源を駆動して前記装置状態に関する情報ないし警告情報の表示を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像読取手段の光源がそれぞれ異なる色で発光する複数の光源から構成され、発光させる光源を選択することにより前記表示に複数色の発光色表現を用いることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像読取手段の光源を点滅制御する、あるいはその点灯時間を制御する発光制御を行なうことにより、それぞれの発光制御において異なる情報を表示することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 原稿に沿って副走査移動を行ないつつ、光源により原稿を照明し原稿の画像データを読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段の副走査移動を行なうための駆動手段を有する画像処理装置の制御方法において、
    前記駆動手段により前記画像読取手段を所定の表示ポジションへ移動し、前記画像読取手段の光源を駆動して装置状態に関する情報ないし警告情報を表示することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  7. 前記表示手段の前記表示ポジションが前記画像読取手段の原稿の読取可能な副走査範囲に沿って配置され、前記画像読取手段の画像読取中に駆動される光源の発光を用いて実行中の画像読取位置に関する情報を前記表示手段により表示することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置の制御方法。
  8. 前記表示手段の前記表示ポジションが前記画像読取手段の原稿の読取可能な副走査範囲外に配置され、前記駆動手段により前記画像読取手段を当該表示ポジションへ移動し、前記画像読取手段の光源を駆動して前記装置状態に関する情報ないし警告情報の表示を行なうことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置の制御方法。
  9. 前記画像読取手段の光源がそれぞれ異なる色で発光する複数の光源から構成され、発光させる光源を選択することにより前記表示に複数色の発光色表現を用いることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
  10. 前記画像読取手段の光源を点滅制御する、あるいはその点灯時間を制御する発光制御を行なうことにより、それぞれの発光制御において異なる情報を表示することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
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