JP2007134840A - 移動通信システム、基地局装置及びそれらに用いる消費電力低減方法並びにそのプログラム - Google Patents

移動通信システム、基地局装置及びそれらに用いる消費電力低減方法並びにそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 負荷急変への耐性や処理の分散に優れた消費電力低減方法を実現可能な移動通信システムを提供する。
【解決手段】 リソース割り当て部121は伝送路I/F部を介して転送される上位局からの新規の呼について各BB処理ユニットへの割り当てを行い、割り当ての状況を記憶部122に格納する。リソース割り当て部121は各BB処理ユニットの負荷状況が均一となるようにリソースの割り当てを行う。レジスタ部142は監視制御部を介して上位局からの制御情報が設定され、電源制御を行うための閾値、電源制御のON/OFF制御等の情報が格納される。演算部181は記憶部122からのBB処理ユニットのリソース使用状況と、レジスタ部182に設定された閾値情報とから電源制御の実行の要否を判断し、電源制御部183はその判断結果に基づいて各BB処理ユニットの電源のON/OFFを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は移動通信システム、基地局装置及びそれらに用いる消費電力低減方法並びにそのプログラムに関し、特にW−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式の移動通信システムにおける省電力化に関する。
従来、この種の移動通信システムに用いられる基地局装置においては、図8に示すように、伝送路I/F(インタフェース)部11と、呼処理制御部42と、監視制御部13と、BB(BaseBand:ベースバンド)処理部41と、多重分離部15と、変復調部16と、無線部17とを含んで構成されており、通信路100を通して上位局2に接続されている。
BB処理部41はW−CDMA方式に基づき、上位局2からのユーザデータ信号に対する誤り訂正符号化、フレーム化、データ変調等や、無線部17からの受信信号に対する逆拡散、チップ同期、誤り訂正復号等のBB信号処理を担う。
W−CDMA方式に基づくBB信号処理は、時分割ではなく、多重処理であるため、各ユーザの符号化、復号化を並列に処理する必要があり、膨大な演算を必要とする。このため、BB処理部41は特定数のユーザを同時に処理可能な複数のBB処理ユニット411〜41Nで構成することで、処理を分散し、装置の高容量化を実現している。
BB処理ユニット411〜41Nは、必要なリソース量にあわせて各装置に実装することが可能とされている。通常は、各装置に対して、当該エリアに推定される最大ユーザ数が考慮され、それを許容することが可能なリソース分が実装される。これによって、トラフィックが増大しても、ユーザに対して安定した通信を供給することができるようにシステムが構成されている。
しかしながら、基地局装置4の最大負荷時のリソースを考慮してBB処理ユニット数が構成されているため、低トラフィック状態ではリソースに空きが生じている。従来、基地局装置4では、通信に必要なリソース数に関係なく、全てのBB処理ユニット411〜41Nに電源が供給されている。このため、従来の移動通信システムは、低負荷時ほど効率が悪く、結果的に処理に関係ない無駄な消費電力を必要とするシステムとなっている。
近年、移動体通信のマルチメディア化、通信速度の高速化、高容量化に伴い、通信コストの低廉化の要求が高まっており、移動通信システムの省電力化の問題が大きな課題となっている。
この問題の解決手段としては、無線基地局装置の省電力方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1記載の無線基地局装置では、端末数推定部がサービスエリアに在圏する移動端末数を、移動端末の位置登録数、移動端末からのアクセス要求メッセージ数、または移動端末への着信通知メッセージ数に基づいて推定し、制御部が移動端末推定数に基づいて不要な信号処理部(上記のBB処理部41、多重・分割部15、変復調部16が該当)の電源をオフにする処置がとられている。
特開2003−247985号公報
しかしながら、上述した従来の移動通信システムでは、電源制御について、推定した端末数からの電源OFF処理のみが開示しており、電源のON/OFFに伴うリソースの割り当てや、変動する呼数に対する吸収がなされていないため、バースト的に短時間で発生する呼数の変動に対しては、呼損が発生し得る構成となっており、通話品質を下げてしまうという問題がある。よって、従来の移動通信システムでは、多数のユーザに対して並列に処理され、変動する負荷に対しても柔軟に対応する必要がある場合に、それに適応することができない。
上述したW−CDMA方式の基地局装置4は、BB処理について、高トラフィック時を想定した設置となっているため、低トラフィック時に無駄な消費電力を必要とするという問題がある。この問題の解決を目的として、上記の特許文献1が提案されているが、上記の特許文献1に記載の移動通信システムでは、常に変動をするシステムのトラフィック状態に対応することができず、W−CDMA方式の基地局装置への適応が不可能であるという問題がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、負荷急変への耐性や処理の分散に優れた消費電力低減方法を実現することができる移動通信システム、基地局装置及びそれらに用いる消費電力低減方法並びにそのプログラムを提供することにある。
本発明による移動通信システムは、呼に対して自装置内のリソースの割り当てを行う呼処理制御手段と、自装置内の監視及び制御を行うための監視制御手段と、ベースバンドの処理を行う複数のベースバンド処理ユニットからなるベースバンド処理手段とを含む基地局装置を用いて移動通信を行う移動通信システムであって、
前記基地局装置は、前記呼処理制御手段及び前記監視制御手段各々の処理結果を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源のON/OFF制御を行うリソース電源管理手段を備えている。
本発明による基地局装置は、呼に対して自装置内のリソースの割り当てを行う呼処理制御手段と、自装置内の監視及び制御を行うための監視制御手段と、ベースバンドの処理を行う複数のベースバンド処理ユニットからなるベースバンド処理手段とを含む基地局装置であって、前記呼処理制御手段及び前記監視制御手段各々の処理結果を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源のON/OFF制御を行うリソース電源管理手段を備えている。
本発明による消費電力低減方法は、呼に対して自装置内のリソースの割り当てを行う呼処理制御手段と、自装置内の監視及び制御を行うための監視制御手段と、ベースバンドの処理を行う複数のベースバンド処理ユニットからなるベースバンド処理手段とを含む基地局装置を用いて移動通信を行う移動通信システムに用いる消費電力低減方法であって、
前記基地局装置が、前記呼処理制御手段及び前記監視制御手段各々の処理結果を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源のON/OFF制御を行うリソース電源管理処理を実行している。
本発明による消費電力低減方法のプログラムは、呼に対して自装置内のリソースの割り当てを行う呼処理制御手段と、自装置内の監視及び制御を行うための監視制御手段と、ベースバンドの処理を行う複数のベースバンド処理ユニットからなるベースバンド処理手段とを含む基地局装置を用いて移動通信を行う移動通信システムに用いる消費電力低減方法のプログラムであって、前記基地局装置のコンピュータに、前記呼処理制御手段及び前記監視制御手段各々の処理結果を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源のON/OFF制御を行うリソース電源管理処理を実行させている。
すなわち、本発明の移動通信システムは、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式に準ずるシステムにおいて、基地局装置が、上位局と接続された伝送路に基づく物理レイヤの処理を行う伝送路I/F(インタフェース)処理部と、呼に対して自装置内のリソースの割り当てを行う呼処理制御部と、自装置内の監視及び制御を行うための監視制御部と、W−CDMA方式に基づいたBB(BaseBand:ベースバンド)の処理を行う複数のBB処理ユニットからなるBB処理部と、BB信号の多重及び分離を行う多重分離部と、ベースバンド信号の変調と復調とを行う変復調部と、無線信号の変換及び送受信を担う無線部と、呼処理制御部及び監視制御部各々の処理結果を基に複数のBB処理ユニット各々の電源のON/OFFを制御するリソース電源管理部とから構成されている。
一般に、W−CDMA方式の無線基地局装置は、伝送路I/F部と、呼処理制御部と、監視制御部と、BB処理部と、多重分離部と、変復調部と、無線部とを含んで構成されており、本発明の移動通信システムでは、これにリソース電源管理部を追加し、BB処理ユニットの電源を個別に制御することを可能としている。
これによって、本発明の移動通信システムでは、呼処理制御部から得たトラフィック量(呼数)を基にBB処理ユニットの電源を制御することで、低トラフィック時の無駄な消費電力を低減させている。
また、本発明の移動通信システムでは、上記のBB処理ユニットの電源管理について、トラフィック量に応じた柔軟な対応を可能としているので、負荷急変への耐性や処理の分散に優れたシステムを提供するが可能となる。
より具体的に説明すると、本発明の移動通信システムでは、W−CDMA方式の基地局装置のベースバンド処理において、特定数の呼を同時処理可能なBB処理ユニットを複数個で構成することで、多くの呼の並列処理を実現している。この場合、本発明の移動通信システムでは、高容量化、処理の高速化を実現するために多くの演算素子を搭載しているため、装置内の電力に対するBB処理ユニットの占める割合は非常に大きい。
BB処理ユニットのリソース管理は呼処理制御部にて実施されており、呼処理制御部は上位局から転送されてきた新規の呼に対して、BB処理ユニットのリソース使用状況を加味し、その呼を処理するBB処理ユニットを割り当てる。割り当てられた呼の通信データ(音声やパケットデータ等)は、そのBB処理ユニットによるベースバンド処理を経て移動端末への転送がなされている。
本発明の移動通信システムでは、リソース電源管理部を新たに設け、リソース電源管理部が呼処理制御部からBB処理ユニットの使用状況を確認する機能を有し、その使用状況に応じてBB処理ユニットの電源のON/OFF制御を行う。また、リソース電源管理部は呼処理機能部に対して、呼の移動(再割り当て)を要求するための機能を有し、電源制御に伴うBB処理ユニットの負荷のバラツキを分散させることを可能としている。
リソース電源管理部は上位局が基地局装置を制御するための装置の監視と制御てを担う監視制御部とのインタフェースと、電源制御を行うためのユーザ数の閾値を設定する機能部を有し、上位局からその閾値を設定可能とする。本発明の移動通信システムでは、設置状況にあわせて負荷の変動を考慮したマージンをもった最適な閾値を設定することで、バースト的に発生する負荷(呼数)の変動に対応することを可能としている。
上記のように、本発明の移動通信システムでは、W−CDMAに準ずる基地局装置に適応させ、電源制御を行う対象をBB処理部とすることで、基地局装置内でのリソースの管理を電源制御に反映させることを可能とし、負荷急変への耐性や処理の分散に優れた消費電力低減方法を提供している。
これによって、本発明の移動通信システムでは、W−CDMA方式の基地局装置にて、BB処理を行うBB処理ユニットについて、リソースの状況(BB処理ユニットの使用状況)に応じて未使用ユニットの電源をOFFにすることで、消費電力を低減し、通信コストの低廉化を可能としている。
また、本発明の移動通信システムでは、電源制御に対してリソースの使用状況を反映する手段に閾値を設定可能とすることによって、不規則的に短時間で発生する負荷の変動を吸収することが可能となる。よって、本発明の移動通信システムでは、設置場所にて異なる負荷状態に柔軟に対応することを可能とし、ユーザの通信に影響を与えることのない安定した消費電力の低減を可能としている。
さらに、本発明の移動通信システムでは、処理を行っている呼に対して、電源制御に伴ってリソースの再割り当てを実施することで、BB処理ユニット間の負荷の偏りや極端に高負荷となることを防止し、高速化に影響を及ぼす処理遅延を抑制することが可能となる。
さらにまた、本発明の移動通信システムでは、電源制御の閾値について、電源OFFの閾値と電源ONの閾値とを個別に設定可能とすることで、閾値付近の細かな負荷の変動を許容し、電源のON/OFF制御のバタつきを抑制可能としている。
本発明は、上記の構成及び動作とすることで、負荷急変への耐性や処理の分散に優れた消費電力低減方法を実現することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による移動通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による移動通信システムは基地局装置1と、上位局2と、それら基地局装置1と上位局2とを接続する通信路100とから構成されている。
基地局装置1は伝送路I/F(インタフェース)部11と、呼処理制御部12と、監視制御部13と、BB(BaseBand:ベースバンド)処理部14と、多重分離部15と、変復調部16と、無線部17と、リソース電源管理部18とから構成されている。
伝送路I/F部11は上位局2と接続された伝送路(通信路100)の規格に基づく物理レイヤの処理を担う。伝送路I/F部11は上位局2からの受信データについて物理レイヤのフレーム変換処理を行い、通信データを呼処理制御部12へ、基地局装置制御用のメッセージを監視制御部13へそれぞれスイッチングする。また、伝送路I/F部11は呼処理制御部12と監視制御部13とからの受信データについて、伝送路規格のフレーム化を行い、上位局2へと転送する。
呼処理制御部12は呼に対するBB処理部14のリソースの管理と、それに基づいた通信データの転送処理を担う。呼処理制御部12は上位局2から転送された新規の呼に対して、BB処理ユニット141〜14Nのリソース使用状況を加味し、その呼を処理するBB処理ユニット141〜14Nを割り当てる。以降、呼処理制御部12はその割り当てに基づいて、通信データのスイッチング処理を行う。
監視制御部13は上位局2が基地局装置1を制御するための装置の監視と制御とを担う。監視制御部13は上位局2と制御用のメッセージのやり取りを行い、上位局2からの指示に基づいて基地局装置1の制御を行い、また、基地局装置1の運用状態を上位局へと報告する。
BB処理部14は呼処理制御部12と分離多重部15とから受信した通信データについて、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式に基づくBB信号処理を担う。BB処理部14は多くの呼の処理を並列に実施して高容量化を実現するために、特定数の呼を同時処理可能な複数のBB処理ユニット141〜14Nにて構成されている。
リソース電源管理部18は呼処理制御部12からのリソース使用状況に応じ、BB処理ユニット141〜14Nの電源のON/OFF制御を担う。リソース電源管理部18は呼処理制御部12との間のインタフェースを有し、BB処理ユニット141〜14Nの使用状況の確認と、電源制御に伴う呼の移動(再割り当て)の要求を行う。また、リソース電源管理部18内には、監視制御部13との間のインタフェースを有し、上位局2からリソース電源管理部18の制御を可能としている。
多重分離部15はBB処理部14からのベースバンド信号の多重処理と、変復調部(109)からの信号の分離処理とを担う。変復調部16は多重分離部15からの信号と無線部17からの信号とに対し、W−CDMA方式に基づく変調処理と復調処理とを担う。無線部17は無線信号の変換処理と移動端末との送信処理及び受信処理とを担う。
図2は図1の呼処理制御部12及びリソース電源管理部18の構成を示すブロック図である。図2において、呼処理制御部12はリソース割り当て部121と記憶部122とから構成されている。
リソース割り当て部121は伝送路I/F部11を介して転送される上位局2からの新規の呼について、BB処理ユニット141〜14Nへの割り当てを行う。割り当ての状況(リソースの使用状況)は記憶部122に格納され、リソース割り当て部121は各BB処理ユニット141〜14Nの負荷状況(処理呼数)が均一となるようにリソースの割り当てを行う。また、リソース割り当て部121は割り当てた呼の情報を基に、伝送路I/F部11からの通信データを各BB処理ユニット141〜14Nにスイッチングする。
リソース電源管理部18は演算部181とレジスタ部182と電源制御部183とから構成されている。レジスタ部142は監視制御部13との間のインタフェースを有し、監視制御部13を介して上位局2からの制御情報が設定される。レジスタ部182には電源制御を行うための閾値、電源制御のON/OFF制御等の情報が格納される。
演算部181は記憶部122からBB処理ユニット141〜14Nのリソース使用状況を確認する手段を有し、記憶部122から得たリソース使用状況とレジスタ部182に設定された閾値情報とから、電源制御の実行の要否を判断する。演算部181は電源制御の実行と判断した場合にリソース割り当て部121に電源制御に伴うリソースの再割り当て(移動)を要求する手段を有し、電源制御部183に対してBB処理ユニット141〜14Nの電源ON/OFF制御の実行を指示する。
電源制御部183は各BB処理ユニット141〜14Nの電源を管理し、演算部181からの指示を基に、各BB処理ユニット141〜14Nの電源のON/OFFを行う。
図3は本発明の一実施例による基地局装置1の電源制御の動作を示すフローチャートであり、図4及び図5は本発明の一実施例による基地局装置1の電源制御の動作を示す図である。これら図1〜図5を参照して電源制御をOFFからONとした場合の動作について説明する。図3に示す処理は基地局装置1のCPU(中央処理装置)が図示せぬメモリに格納されたプログラムを実行することで実現される。
リソース電源管理部18による電源制御は、上位局2の設定によってON、OFFを可能とする。電源制御のON、OFFによって、OFF時には、従来の基地局装置として動作する。電源制御のON、OFFは、リソース電源管理部18のレジスタ部182を設定することで行われる。レジスタ部182は監視制御部13との間のインタフェースを有し、監視制御部13から制御される。
上位局2は監視制御部13にリソース電源管理部18のON、OFFを制御するメッセージを送信し、メッセージに基づいて監視制御部13がレジスタ部182を設定することで、電源制御のON、OFFが決定される。これによって、基地局装置1の立ち上げ時等、負荷が急激に変動することが確実な間は、電源制御をOFFとすることが可能となる。
以下、説明を簡単にするために、基地局装置1には、6枚のBB処理ユニット141〜146が実装されているものとする。BB処理ユニット141〜146各々で処理可能な呼数を「10」とし、基地局装置1全体で「60」の呼を処理可能とする。
電源制御がOFFで基地局装置1が運用状態の時(基地局装置運用状態)(図3ステップS1)、基地局装置1は従来装置と同様の動作となる。基地局装置1内で「29」の呼を処理していると想定すると、呼処理制御部12の動作によって、各BB処理ユニット141〜146に呼が均一となるように割り当てられて処理されている(図4のa1参照)。処理されている呼の総数及び各BB処理ユニット141〜146で処理されている個数の情報は記憶部122に格納される。
上位局2は基地局装置1に対して電源制御のONを指示する制御用メッセージを送信する。メッセージは伝送路I/F部11で監視制御部13へとスイッチングされる。制御用メッセージを受信した監視制御部13はリソース電源管理部18のレジスタ部182に電源制御のONを設定する。レジスタ部182の設定によって、リソース電源管理部18は電源制御に移行する(電源制御のON)(図3ステップS2)。
リソース電源管理部18にて、レジスタ部182から電源制御のONを受けた演算部181は呼処理制御部12の記憶部122からリソース使用状況(総呼数、各BB処理ユニット141〜146の処理個数)をリードするとともに、レジスタ部182に設定された電源制御の閾値情報をリードする。
演算部181は記憶部122からリードしたリソース使用状況と,レジスタ部182からリードした電源OFF制御の閾値とからBB処理ユニット141〜146の電源OFF制御の要否を判定する(図3ステップS3)。
電源OFF制御の閾値には、1つのBB処理ユニット当たりで処理可能と判断する呼数が設定されるが、短時間で発生するバースト的な負荷(呼数)の変動を吸収するために、実際に1つのBB処理ユニットで処理可能な呼数よりも低い値を設定する。ここでは、実際の処理可能呼数「10」に対して、OFF制御の閾値の設定を「8」とする。
電源OFF制御の要否を判定するために、演算部181は電源制御部183から現在電源ONしているBB処理ユニットの数を確認する(図3ステップS4)。ここでは、電源制御がOFF状態からスタートしているため、「6」となる。もし、現在電源ONしているBB処理ユニットの数が「1」である場合には、電源OFFすることが可能なBB処理ユニットが存在しないことを意味するため、ステップS9に移行し、BB処理ユニット141〜146の電源をONする必要があるかの判定に移る。
現在電源ONしているBB処理ユニットの数が「1」以外の場合には、閾値と現在電源ONしているBB処理ユニットの数との2つから、電源OFF制御の要否を判断するための基準値を算出する。基準値は、
基準値=閾値×(電源ONしているBB処理ユニットの数−1)
(例)基準値=8×(6−1)=40
というように、閾値に現在電源ONしているBB処理ユニットの数から「1」を引いた数を乗じることで算出される。この基準値と現在基地局装置1内にて処理している総呼数とを比較することで、1つ少ないBB処理ユニット数で、呼を処理することが可能か否かを判断することが可能である(図3ステップS5)。
上記の例では、基準値は「40」となる。この場合、総呼数が「40」以下であれば、BB処理ユニット141〜146のいずれかの電源をOFFしても処理が可能と判断される。演算部181は記憶部122からリードした総呼数が「29」であるため、処理可能と判断し(図4のa2参照)、ステップS6へ移行する。
電源OFFが可能と判断された場合、演算部181は現在の総呼数の処理するために必要なBB処理ユニットの数(処理に必要ないBB処理ユニットの数)の算出を行う(図3ステップS6)。必要なBB処理ユニットの数は、
必要BB処理ユニット数=記憶部からリードした総呼数÷閾値
(例)必要BB処理ユニット数=29÷8=3.625≒4
というように、記憶部122からリードした総呼数を閾値で除算することで求まる。この場合には、除算の結果を整数単位で切り上げした値が必要数となる。
上記の例では、必要BB処理ユニット数は「4」となる。必要BBユニット数からは、不要なBBユニット数が「2」であることが判断できる。BB処理ユニット141〜146には予め使用優先順位が割り当てられており、優先順位の低いものから電源OFFをする。本実施例では、若番のBB処理ユニット#1(BB処理ユニット141)から順に優先度が割り当てられているものとする。
不要なBB処理ユニット数を算出すると、演算部181は呼処理制御部12のリソース割り当て部121に対して、電源OFF対象のBB処理ユニット[ここでは、BB処理ユニット#5,#6(BB処理ユニット145,146)]から、必要なBB処理ユニット141〜144へのリソースの移動(再割り当て)を要求する。リソースの再割り当ての要求を受けたリソース割り当て部121は、処理を継続させる優先度の高いBB処理ユニット141〜144に電源OFFするBB処理ユニット145,146の呼を処理が均一になるように割り当てる(図3ステップS7)。
割り当てが完了し、電源OFFするBB処理ユニット145,146にて処理している呼がなくなると、リソース割り当て部121は演算部181にリソース割り当ての完了を通知する。電源OFF対象となるBB処理ユニット145,146は呼処理制御の対象からはずし、呼の割り当てを不可とする(図4のa3参照)。
本実施例では、上記のリソースの再割当てをすることによって、BB処理ユニット141〜146の負荷(呼数)の偏りや高負荷よって発生する遅延をなくし、高速化に対応した安定した消費電力低減を実現することが可能となる。
リソース割り当て部121からの完了通知を受信すると、演算部181は電源制御部183に対して不要なBB処理ユニット145,146の電源のOFFを指示する(図3ステップS8)。電源制御部183は演算部181の指示にしたがって、不要なBB処理ユニット145,146の電源をOFFにする(図4のa4参照)。
本実施例では、上述したステップS1〜S8の手順で不要なBB処理ユニット145,146の電源をOFFとすることで、基地局装置1の消費電力を低減することが可能となる。
次に、処理呼数の増加に伴う必要なBB処理ユニット141〜146の電源のON動作(追加)について説明する。本実施例による基地局装置1の消費電力低減方法では、負荷(呼数)の増加に伴い、電源OFFしている未使用BB処理ユニット145,146を稼動させて処理容量を増加させる処置を必要とする。
基地局装置1は上記のステップS1〜S8を完了すると、ステップS13に移行する。演算部181は内部にハードタイマ(図示せず)を有し、一定時間経過後にステップS3へと戻り、電源制御の要否確認へと移行する。これによって、周期的に電源制御が実施される。演算部181のハードタイマ(待機時間)は、レジスタ部182の設定によって設定可能としている。
ここで、例として、ステップS8までに説明した総処理呼数「29」、BB処理ユニットの稼動数「4」から、ステップS13の待機中に呼数が「8」増加した場合(総処理呼数が「37」に増加した場合)を想定する。
一定時間経過後、ステップS3に移行し、上述した処理と同様に、演算部181にて記憶部122から取得した処理状況とレジスタ部182からリードした閾値とから電源制御の要否判定がなされる。まず、ステップS4,S5にて電源OFF制御の要否が判定される。例では、総処理呼数は「37」に増加している。稼動しているBB処理ユニットは「4」であるため、基準値は「24」となり、総処理呼数が基準値より大きいことから、電源OFF制御は不可と判定される。電源OFF制御が不可と判定されると、次に電源ON制御の要否確認ステップS9に移行する。
演算部181は記憶部122からリードしたリソース使用状況と、レジスタ部182からリードした閾値とからBB処理ユニットの電源ON制御の要否を判定する(図3ステップS9)。閾値には、1つのBB処理ユニット当たりで処理可能と判断する呼数が設定されるが、電源OFFの時と同様に、短時間で発生するバースト的な負荷(呼数)の変動を吸収するために、実際に1つのBB処理ユニットで処理可能な呼数よりも低い値を設定する。閾値は、上記のOFF制御の場合の閾値と同じとしてもよいが、別々に設定することも可能とする。
これによって、閾値付近で呼数が変動する場合に、電源制御がバタつく(ON、OFFを繰り返す)ことを防止することが可能となる。ここでは、実際の処理可能呼数「10」に対して、ON制御の閾値の設定を「9」とする。
電源ON制御の要否を判定するために、演算部181はステップS4にてリードした現在電源ONしているBB処理ユニットの数を使用する。ここでは、電源OFF制御後の状態であるため、「4」となる。もし、現在電源ONしているBB処理ユニットの数が最大数(ここでは、「6」)である場合には、電源をONすることが可能なBB処理ユニットが存在しないことを意味するため、ステップS13に移行する。
現在電源ONしているBB処理ユニットの数が最大数以外の場合には、閾値と現在電源ONしているBB処理ユニットの数との2つから、電源ON制御の要否を判断するための基準値を算出する。基準値は、
基準値=閾値×電源ONしているBB処理ユニットの数
(例)基準値=9×4=36
というように、閾値に現在電源ONしているBB処理ユニットの数を乗じることで算出される。これと現在装置内にて処理している総処理呼数とを比較することで、現在のBB処理ユニット数で、呼を処理することが可能か否か(追加する必要があるか)を判断することが可能である(図3ステップS10)。
上記の例では、基準値が「36」となる。この場合、総呼数が「36」より大きい場合に、BB処理ユニットの電源をOFFしても処理が可能と判断される。演算部181は記憶部122からリードした総呼数が「37」であるため、制御が必要と判断し(図5のa5参照)、ステップS11へ移行する。
電源ONが必要と判断された場合、演算部181は電源制御部183に対して、現在未使用で優先度が一番高いBB処理ユニットの電源を1つONにするように指示する。電源制御部183は演算部181の指示にしたがって、必要なBB処理ユニットの電源をONにする[例では、BB処理ユニット#5(BB処理ユニット145)](図5のa6参照)。
電源ONが完了すると、電源制御部183は、演算部181に対して処理の完了を通知する。通知を受けた演算部181は、リソース割り当て部121に対して、BB処理ユニットの増加に伴ってリソースの再割り当てを要求する。要求を受けたリソース割り当て部121は、追加されたBB処理ユニット145を含めて処理の負荷(呼数)が均一となるように、BB処理ユニット141〜145に呼の再割り当てを行う。再割り当てが完了後、ステップS13に移行する(図5のa7参照)。
本実施例では、上述したステップS9〜S12の処理によって、負荷(呼数)の増加に伴い、それを処理するために最適なリソース(BB処理ユニット)の数となるように、BB処理ユニットの電源ONによって調整することが可能となる。
次に、閾値設定による負荷変動の吸収について説明する。本実施例では、上記のステップS1〜S13において、電源ON、OFFを判断するための閾値を設定可能とすることで、短時間で発生するバースト的な負荷(呼数)の変動を吸収することを可能としている。
不要なBB処理ユニットを電源ON、OFFするための一連の手順(ステップS1〜S13)の実施には、それぞれの手順にて遅延の発生を伴う。電源制御の要否判定が一定の周期で実施されるのに対して、負荷(呼数)の変動には規則性がなく、常時変化が発生している。このため、判定周期内の短時間で発生する負荷(呼数)の変動を許容する必要がある。変動に対する許容がない場合、運用しているBB処理ユニットの実力(処理可能な最大呼数)を超える呼が発生した場合に呼損が発生することとなる。
図6は本発明の一実施例による基地局装置1の動作を示す図である。図6においては、閾値設定がなく、電源ON、OFFの可否をBB処理ユニットの最大処理可能数で判断していた場合のリソースの状況を示している。上記の例と同じく総呼数「29」で動作している時に、電源制御をONした場合とする(図6のb1参照)。この動作は、ステップS3,S4,S5にて閾値「8」としている部分を、最大処理可能数「10」に置き換えた場合に等しい。
ステップS6にて必要なBB処理ユニットの数は「3」と判断され、リソースが再割当てされる(図6のb2参照)。電源OFF処理(図6のb3参照)後、ハードタイマで一定時間経過した後に、ステップS3からの繰り返しとなる。この時に、上記の例と同じく、ステップS13の待機中に呼数が「8」増加したとする。上記の例では、閾値設定によって確保したマージンに呼が割り当てられて、通信に影響を及ぼすことなく、処理可能であったが、閾値設定がない場合には、変動分のマージンが確保されていないため、呼が損じることとなり、通信への影響が発生する(図6のb4参照)。したがって、閾値設定がない場合には、常に変動をする移動通信システムのトラフィック状態に対応することができず、基地局装置1への適応が不可能である。
本実施例では、閾値設定を追加したことによって、上記のような呼損(通信への影響)を発生させることなく、負荷(呼数)の変動を許容した安定した消費電力の低減を実現することができる。また、本実施例では、閾値を上位局2から設定可能とすることによって、設置場所のエリア状況、ユーザ数に応じて柔軟に対応することが可能となる。
次に、閾値設定における電源ON、OFF制御の幅について説明する。本実施例では、閾値設定について、電源OFFの閾値と電源ONの閾値とを個別に設定可能としている。
仮に、閾値をON、OFF制御で共通とした場合に、総呼数「16」で動作していた装置に対して閾値「8」の電源OFF制御が働いたとする。この場合、必要なBB処理ユニットの数は「2」と判断されて電源OFF制御がなされる。ここで、ステップS13の待機状態にて呼数が「1」増加したとする。電源ONの閾値がOFFの閾値と同じ「8」で動作する場合、ステップS10にて電源ONが必要と判断され、電源ONに伴う起動電力が発生することとなる。また、次に「17」から「16」に個数が減少した場合には、逆に電源OFF制御を必要とすることとなる。
上記のように、閾値をON、OFFで共通とした場合には、閾値付近の呼数の変動に対して、電源ON,OFF制御がバタついて発生することとなり、起動電力による消費電力により消費電力の低減効果が小さくなってしまう。本実施例では、これに対して閾値をON、OFFで個別に設定することで、閾値付近で変動する小規模の変動を吸収することを可能とし、変動が予想されるトラフィック状態に柔軟に対応することを可能としている。
これによって、本実施例では、電源制御を行う対象をBB処理部14として、基地局装置1内でのリソースの管理を電源制御に反映させることで、負荷急変への耐性や処理の分散に優れた消費電力低減方法を実現することができる。
このように、本実施例では、W−CDMA方式の基地局装置1にて、ベースバンドの処理を行うBB処理ユニット141〜14Nについて、リソースの状況(BB処理ユニットの使用状況)に応じて未使用ユニットの電源をOFFすることで消費電力を低減し、移動通信システムの通信コストを低廉化することができる。
また、本実施例では、電源制御に対してリソースの使用状況を反映する手段に閾値を設定可能とすることによって、不規則的に短時間で発生する負荷の変動を吸収することができる。これによって、本実施例では、設置場所にて異なる負荷状態に柔軟に対応することを可能とし、ユーザの通信に影響を与えることのない安定した消費電力の低減を図ることができる。
さらに、本実施例では、処理を行っている呼に対して、電源制御に伴ってリソースの再割り当てを実施することで、BB処理ユニット141〜14N間の負荷の偏りや、極端に高負荷となることを防止し、高速化に影響を及ぼす処理遅延を抑制することが可能となる。
さらにまた、本実施例では、電源制御の閾値について、電源OFFの閾値と電源ONの閾値とを個別に設定可能とすることで、閾値付近の細かな負荷の変動を許容し、電源のON/OFF制御のバタつきを抑制することができる。
図7は本発明の他の実施例による呼処理制御部及びリソース電源管理部の構成を示すブロック図である。本発明の他の実施例による移動通信システムは上記の図1に示す本発明の一実施例による移動通信システムと同様の構成となっている。但し、本発明の他の実施例では、リソースの使用状況による電源制御を、装置内温度の空冷機能を担うファン(FAN)ユニット(#1〜#3)31〜33に適応している点が上述した本発明の一実施例とは異なる。
BB処理ユニット(図示せず)は高容量な処理を行うための演算素子を複数搭載しているため、処理による発熱も大きい。そのため、基地局装置にはファンユニット(#1〜#3)31〜33が搭載され、各機能ユニットの処理による熱を空冷し、装置内の温度を低下させる役割を担う場合が多い。
図8において、ファンユニット(#1)31はBB処理ユニット#1,#2の空冷を、ファンユニット(#2)32はBB処理ユニット#3,#4の空冷を、ファンユニット(#3)33はBB処理ユニット#5,#6の空冷を担っているものとする。
本実施例では、上述した本発明の一実施例と同様に、BB処理ユニット#1〜#6のリソース使用状況が低い場合、必要なBB処理ユニット#1〜#6を算出し、不要なユニットの電源をOFFする制御を行っている。BB処理ユニット#1〜#6には使用優先度が付加されており、優先度にしたがって不要なBB処理ユニット#1〜#6の電源をOFFしている。
この場合に、本実施例による電源制御が働き、BB処理ユニット#5,#6の電源がOFFされて、BB処理ユニット#1〜#4に稼動している状態とすると、ファンユニット(#3)33は空冷対象のBB処理ユニット#5,#6の電源がOFFされているため、動作を必要としない。そこで、電源制御部183からの制御信号をファンユニット(#3)33に接続し、BB処理ユニット#5,#6に連動させて電源制御を行うことで、消費電力の低減を行うことが可能となる。
本発明の一実施例による移動通信システムの構成を示すブロック図である。 図1の呼処理制御部及びリソース電源管理部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例による基地局装置の電源制御の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による基地局装置1の電源制御の動作を示す図である。 本発明の一実施例による基地局装置1の電源制御の動作を示す図である。 本発明の一実施例による基地局装置1の動作を示す図である。 本発明の他の実施例による呼処理制御部及びリソース電源管理部の構成を示すブロック図である。 従来の移動通信システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 基地局装置
2 上位局
11 伝送路I/F部
12 呼処理制御部
13 監視制御部
14 BB処理部
15 多重分離部
16 変復調部
17 無線部
18 リソース電源管理部
100 通信路
121 リソース割り当て部
122 記憶部
141〜14N BB処理ユニット
181 演算部
182 レジスタ部
183 電源制御部

Claims (28)

  1. 呼に対して自装置内のリソースの割り当てを行う呼処理制御手段と、自装置内の監視及び制御を行うための監視制御手段と、ベースバンドの処理を行う複数のベースバンド処理ユニットからなるベースバンド処理手段とを含む基地局装置を用いて移動通信を行う移動通信システムであって、
    前記基地局装置は、前記呼処理制御手段及び前記監視制御手段各々の処理結果を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源のON/OFF制御を行うリソース電源管理手段を有することを特徴とする移動通信システム。
  2. W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式に準ずるシステムであることを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 前記複数のベースバンド処理ユニット各々は、特定数の呼を同時処理可能なユニットであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の移動通信システム。
  4. 前記リソース電源管理手段は、前記呼処理制御手段から得たトラフィック量を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源を制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の移動通信システム。
  5. 前記リソース電源管理手段は、前記呼処理制御手段から得た前記ベースバンド処理ユニットの使用状況に応じて前記電源のON/OFF制御を行うことを特徴とする請求項4記載の移動通信システム。
  6. 前記リソース電源管理手段は、上位局から設定されかつ前記電源の制御を行うためのユーザ数の閾値を設定する機能を含み、
    前記閾値を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源を制御することを特徴とする請求項4または請求項5記載の移動通信システム。
  7. 前記電源の制御の閾値の設定に際して前記電源OFFの閾値と前記電源ONの閾値とを個別に設定可能とすることを特徴とする請求項6記載の移動通信システム。
  8. 前記リソース電源管理手段は、前記ベースバンド処理ユニットの使用状況に応じて未使用ユニットの電源をOFFにすることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか記載の移動通信システム。
  9. 前記基地局装置は、処理を行っている呼に対して前記電源の制御に伴って前記リソースの再割り当てを実施することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか記載の移動通信システム。
  10. 呼に対して自装置内のリソースの割り当てを行う呼処理制御手段と、自装置内の監視及び制御を行うための監視制御手段と、ベースバンドの処理を行う複数のベースバンド処理ユニットからなるベースバンド処理手段とを含む基地局装置であって、前記呼処理制御手段及び前記監視制御手段各々の処理結果を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源のON/OFF制御を行うリソース電源管理手段を有することを特徴とする基地局装置。
  11. W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式に準ずる装置であることを特徴とする請求項10記載の基地局装置。
  12. 前記複数のベースバンド処理ユニット各々は、特定数の呼を同時処理可能なユニットであることを特徴とする請求項10または請求項11記載の基地局装置。
  13. 前記リソース電源管理手段は、前記呼処理制御手段から得たトラフィック量を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源を制御することを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか記載の基地局装置。
  14. 前記リソース電源管理手段は、前記呼処理制御手段から得た前記ベースバンド処理ユニットの使用状況に応じて前記電源のON/OFF制御を行うことを特徴とする請求項13記載の基地局装置。
  15. 前記リソース電源管理手段は、上位局から設定されかつ前記電源の制御を行うためのユーザ数の閾値を設定する機能を含み、
    前記閾値を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源を制御することを特徴とする請求項13または請求項14記載の基地局装置。
  16. 前記電源の制御の閾値の設定に際して前記電源OFFの閾値と前記電源ONの閾値とを個別に設定可能とすることを特徴とする請求項15記載の基地局装置。
  17. 前記リソース電源管理手段は、前記ベースバンド処理ユニットの使用状況に応じて未使用ユニットの電源をOFFにすることを特徴とする請求項14から請求項16のいずれか記載の基地局装置。
  18. 処理を行っている呼に対して前記電源の制御に伴って前記リソースの再割り当てを実施することを特徴とする請求項10から請求項17のいずれか記載の基地局装置。
  19. 呼に対して自装置内のリソースの割り当てを行う呼処理制御手段と、自装置内の監視及び制御を行うための監視制御手段と、ベースバンドの処理を行う複数のベースバンド処理ユニットからなるベースバンド処理手段とを含む基地局装置を用いて移動通信を行う移動通信システムに用いる消費電力低減方法であって、
    前記基地局装置が、前記呼処理制御手段及び前記監視制御手段各々の処理結果を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源のON/OFF制御を行うリソース電源管理処理を実行することを特徴とする消費電力低減方法。
  20. 前記移動通信システムは、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式に準ずるシステムであることを特徴とする請求項19記載の消費電力低減方法。
  21. 前記複数のベースバンド処理ユニット各々が、特定数の呼を同時処理可能なユニットであることを特徴とする請求項19または請求項20記載の消費電力低減方法。
  22. 前記リソース電源管理処理において、前記呼処理制御手段から得たトラフィック量を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源を制御することを特徴とする請求項19から請求項21のいずれか記載の消費電力低減方法。
  23. 前記リソース電源管理処理において、前記呼処理制御手段から得た前記ベースバンド処理ユニットの使用状況に応じて前記電源のON/OFF制御を行うことを特徴とする請求項22記載の消費電力低減方法。
  24. 前記リソース電源管理処理は、上位局から設定されかつ前記電源の制御を行うためのユーザ数の閾値を設定する処理を含み、
    前記閾値を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源を制御することを特徴とする請求項22または請求項23記載の消費電力低減方法。
  25. 前記電源の制御の閾値の設定に際して前記電源OFFの閾値と前記電源ONの閾値とを個別に設定可能とすることを特徴とする請求項24記載の消費電力低減方法。
  26. 前記リソース電源管理処理において、前記ベースバンド処理ユニットの使用状況に応じて未使用ユニットの電源をOFFにすることを特徴とする請求項23から請求項25のいずれか記載の消費電力低減方法。
  27. 前記基地局装置が、処理を行っている呼に対して前記電源の制御に伴って前記リソースの再割り当てを実施することを特徴とする請求項19から請求項26のいずれか記載の消費電力低減方法。
  28. 呼に対して自装置内のリソースの割り当てを行う呼処理制御手段と、自装置内の監視及び制御を行うための監視制御手段と、ベースバンドの処理を行う複数のベースバンド処理ユニットからなるベースバンド処理手段とを含む基地局装置を用いて移動通信を行う移動通信システムに用いる消費電力低減方法のプログラムであって、前記基地局装置のコンピュータに、前記呼処理制御手段及び前記監視制御手段各々の処理結果を基に前記複数のベースバンド処理ユニット各々の電源のON/OFF制御を行うリソース電源管理処理を実行させるためのプログラム。
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