JP2008522472A - 柔軟性のあるマルチキャリアシステムでのページングを最適化する方法および装置 - Google Patents
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Abstract
本発明の一態様では、アイドル状態の移動局にキャリアを割り当てる方法を有するマルチキャリア(MC)無線ネットワークを提供する。この方法には、移動局のMC無線ネットワークへの登録に応じて、少なくとも1つの基準に基づき、利用可能なN本のキャリアからアイドル状態の移動局に割り当てられるキャリアを1本選択すること、およびそれに続いて利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた1本のキャリアでアイドル状態の移動局をページングすることが含まれる。本発明の別の態様では、さらに、本発明の方法に基づいて動作するMC無線ネットワーク、無線通信機およびMC無線ネットワーク内で動作するコントローラを有する移動局を提供する。このコントローラは、アイドル状態のときにMC無線ネットワークから無線通信機を介して受信されるオーダーメッセージに対応して、オーダーメッセージにより特定されたキャリアへ移動し、さらに割り当てられたキャリアにおいてページングメッセージをモニタする。また、このコントローラは、割り当てられたキャリアを通して後から受信されるオーダーメッセージが特定する、対象のセル内の別のキャリアの1つへのアイドルハンドオフ、または対象のセル内の同一キャリアへのアイドルハンドオフを実行する。
【選択図】図3
【選択図】図3
Description
本発明の現時点における好適な実施形態は、全般的に無線通信システムに関し、特に無線周波(RF:radio frequency)キャリアを複数用いるRF通信システム(マルチキャリアシステム)に関する。マルチキャリアシステムの例としては、現在一般にcdma2000 3X EV−DVとして知られ、cdma2000マルチキャリア(MC:Multi−Carrier)とも称される、マルチキャリア符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)システムやその変形物があるが、これらに限定はされない。
cdma2000 MCシステムは、ダウンリンクトラフィック(基地局(BS:base station)から移動局(MS:mobile station)に流れるトラフィック)を各順方向リンクキャリア(設定されている1.25MHzのキャリア3つ)に均等に分配するものとして、現在定義されている。また、現在の定義によると、要求されるサービス品質(QoS:Quality of Service)に基づいて、データ受信のためにMSに対して1本または3本のキャリアを割り当てることができる。
現在定義されている無線システム標準では、シングルキャリア(1X EV−DV)システムとスリーキャリア(3X EV−DV)システムのどちらの場合も、配信システム選択後、優先リストで指定されているCDMAチャネル番号が示す中心周波数のシステムを、MSが確保する必要がある。次に、MSはそのキャリア上に「停留」し(つまり、そのキャリアに変更した状態のままとなり)、ページングチャネルをモニタする。システムはこのページングチャネルを介してMSに着信を通知する。言い換えれば、MSはアイドル状態(データの送受信が行われていない状態)のとき、MSの優先リストにあるCDMAチャネル番号が示す中心周波数によって、より具体的には選択された優先CDMA配信システム(SERVSYS:serving system)用の優先CDMAチャネル番号(CDMACHs:CDMA channel numbers)が示す中心周波数によって特定されるキャリアに停留するようになっている。そのため、アイドル状態のMSすべてが同一のキャリアに停留することになる。この既存の標準では、アイドル状態のMSが別のキャリアに停留する可能性、およびMSなどをページングする方法についての検討がなされていない。また、現在の標準では、アイドル状態のMSを1本のキャリアから別のキャリアへ移動させることができるかどうかについても検討されていない。
現時点での本発明の好適な実施形態において、前述の課題および他の課題が解決され、その他の利点が実現される。
本発明の一態様では、キャリアをアイドル状態の移動局に割り当てる方法を有するMC無線ネットワークを提供する。この方法には、移動局のMC無線ネットワークへの登録に続いて、アイドル状態の移動局に割り当てるキャリアを少なくとも1つの基準に基づいて利用可能なN本のキャリアから1本選択すること、その後、利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた1本のキャリア上にあるアイドル状態の移動局をページングすることが含まれる。
本発明の別の態様では、キャリアをアイドル状態の移動局に割り当てるキャリア割り当て機能を含むMC無線ネットワークを提供する。このキャリア割り当て機能には、移動局のMC無線ネットワークへの登録に続いて、アイドル状態の移動局に割り当てるキャリアを少なくとも1つの基準に基づいて利用可能なN本のキャリアから1本選択するためのキャリアセレクタ、およびその後に、利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた1本のキャリア上にあるアイドル状態の移動局をページングするためのページング機能が含まれる。
本発明のさらに別の態様では、MC無線ネットワークで機能する移動局が提供される。移動局には無線通信機およびコントローラが含まれ、このコントローラはアイドル状態のとき、無線通信機を介してMC無線ネットワークからオーダーメッセージが受信されると、オーダーメッセージにより特定されたキャリアへ変更し、さらにページングメッセージ受信のためにキャリアをモニタする。
また、コントローラは、割り当てられたキャリアを通して後から受信したオーダーメッセージにより特定される、同一セル内または対象のセル内にある別のキャリアへのアイドルハンドオフ、または対象のセル内にある同一のキャリアへのアイドルハンドオフを実行するためにも機能する。
本発明の実施形態の前述した態様およびその他の態様は、後述の好適な実施形態の詳細な説明を添付の作図と併せて読むことで、より明確になる。
以下に説明する本発明の実施形態の態様は、マルチキャリア無線ネットワークおよび同システム内にあるMSをページングするための方法および装置に関する。本発明の、限定的な意味を持たない現時点における好適な実施形態では、マルチキャリアシステムによってMSへのキャリアの割り当ておよび再割り当てに柔軟性がもたらされる。そこでまず、柔軟性のあるマルチキャリア無線システムおよびネットワークの、限定的な意味を持たない現時点における好適な実施形態について説明し、続いてマルチキャリアシステムおよびネットワークで使用するページング方法およびページング装置の現時点における好適な実施形態について説明する。
現時点における好適なマルチキャリアシステムでは、MSは1つまたは複数のキャリアを使用でき、かつMSはどのキャリアにでも停留できる。したがって、本発明の一態様は、マルチキャリアシステム内の適切なキャリアに停留する様、アイドル状態のMSを割り当てる方法である。
現時点における好適な、柔軟性のあるマルチキャリア(MC)無線ネットワークでは、初期段階でM本のキャリア(単数または複数)が移動局に割り当てられる。ここでMは、MC無線ネットワーク内のキャリアの合計数Nと同数か、それより少ない。柔軟性のあるMC無線ネットワークの、限定的な意味を持たない現時点における好適な実施形態において、少なくとも1つの基準に基づいてMの値を変更することによって、または移動局を少なくとも1つの別のキャリアへ移動させることによって、若しくはその両方によって、MC無線ネットワークは後から移動局にキャリアを再割り当てできる。
MSがアイドル状態のときに、いずれか1本のキャリアに停留できることが理想的である。しかし、アイドル状態のMSすべてを特定された単一のキャリアにとどまらせた場合、例えば電話の発信、電話への応答、または何らかの移動処理などのために過剰な数のMSが同時にそのアクセスチャネルを使用する状態となり、アクセスチャネルに負担をかける可能性がある。さらに、多くの用途では音声サービスなどの単一のキャリアしか必要とされないため、その単一キャリアが飽和状態になる可能性を避けるには、ネットワークがサービスの開始前にMSを別のキャリアに移動させなければならない。ただ、そうすると待ち時間を増大させる可能性がある。
当然のことながら、アイドル状態のMSを異なる複数のキャリアに停留させると、MC無線ネットワークが特定のMSの停留するキャリアを認識していない限り、ネットワークはすべてのキャリアでそのMSをページングしなければならなくなる。
本発明の現時点における好適な実施形態では、マルチキャリアシステム内でのMSのページングに関連して生じるこれらの課題およびその他の潜在的な課題に対処し、解決する。
移動局がアクティブ状態で、かつトラフィックの送信または受信、若しくはその両方を実行しているときに、1つまたは複数のキャリアを柔軟に割り当てる方法および装置についての説明が、本明細書と同日付けで同一出願人により提出された、レネ・パーナディ(Rene Purnadi)、ハイホン・チェン(Haihong Zheng)、ナヴィーン・カカニ(Naveen Kakani)、およびエイドリアン・ボアリウ(Adrian Boariu)の「柔軟性のあるマルチキャリアシステムでのキャリアの利用を最適化する方法およびシステム(Method and Apparatus to Optimize the Utilization of the Carriers in a Flexible Multi-Carrier System)」と題する、米国特許出願第10/ 号明細書において提供されている。一方、本発明の現時点における好適な実施形態において重視されているのは、アイドル状態での移動局の操作および制御についてである。そのため、当然のことながら、その内容全体を参照によって本願明細書に引用したものとする、前述の同一出願人による米国特許出願において説明されている柔軟性のあるマルチキャリアシステムにも本発明の実施形態が用いられてもよいが、本発明の実施形態は、アクティブ状態でのマルチキャリアの柔軟な選択および割り当てに対応していない従来型のシステムを含む、他の種類のマルチキャリアシステムにも用いることができる。
図1は、上述の同一出願人による米国特許出願において構成、運用された、MC無線システムまたはネットワークに関連する無線層プロトコルスタック(radio layer protocol stack)10の実例を示すブロック図である。メディアアクセス制御(MAC:Medium Access Control)層12はキャリアセレクタ機能(CSF:carrier selector function)14を含み、CSF14は本発明の実施形態に基づいて動作するリソース管理機能(RMF:Resource Management Function)16を含む。上層シグナリングブロック18は、直接MAC12につながれているか、SRBP(シグナリング無線バーストプロトコル(Signaling Radio Burst Protocol))ブロック17およびLAC(リンクアクセス制御(Link Access Control)18Aを介して、間接的にMAC12につながれている。パケット交換(PS:Packet Switched)サービス機能22は、複数の無線リンクプロトコル(RLP:Radio Link Protocol)ブロック20を介してMAC12につながれている。さらに、回線交換(CS:Circuit Switched)サービス機能24もMAC12につながれている。3本のキャリアはそれぞれ関連のMAC機能(X1、X2、X3)26A、26B、26Cを有し、これらMAC機能も関連の多重化(MUX:multiplexing)・サービス品質(QoS)機能をそれぞれ有する。また、MAC機能26A、26B、26Cは、それぞれ関連信号、PS、およびCSの入出力を有し、これらの信号、PS、CS入出力は間にあるキャリアセレクタ機能14を介して上層シグナリング機能18、PSサービス22、およびCSサービス24につながれている。MAC機能26A、26B、26Cはそれぞれ、MC無線層プロトコルスタック10にある対応する物理(PHY:physical)層(X1、X2、X3)28A、28B、28C、およびまとめてキャリア30と称される3本のキャリア(X1、X2、X3)30A、30B、30Cの1つに関連している。キャリア30は、それぞれ複数の無線チャネルで通信できる。MAC26A、26B、26CとPHY28A、28B、28Cとの間のシグナリング部分は、27A、27B、27Cと示されている送信パケットデータチャネル制御機能(Forward Packet Data Channel Control Function(FPDChCF))を含む送信パケットデータ制御チャネル(Forward Packet Data Control Channel(FPDCCH))を通して伝達される。
また、図1には、パケット交換および/または回線交換サービスを使用するためにキャリア30A、30B、30Cと双方向につながれた、複数の移動局(MS)40も示されている。MS40には、セル方式の無線電話、携帯情報端末(PDA:personal digital assistants)、携帯用コンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャ機器、ゲーム機器、音楽記録再生機器、インターネットへのアクセスおよびそのブラウジングができるインターネット機器、ならびにこれらのような機能の組み合わせを搭載した携帯可能な装置または端末など、これらの例に限定されないさまざまなものが含まれる。各MS40は少なくとも、MC対応の無線通信機40A、およびMC無線ネットワークのプロトコルスタック10からのメッセージ受信およびそれに対する返信のために機能するコントローラ40Bを含むことが前提となっている。
上述の同一出願人による米国特許出願では、ダウンリンクトラフィックを1つまたは複数のキャリア30に動的に割り当てることにより、キャリア30を最適な形で使用する手段が説明されている。キャリアにおける負荷条件および無線条件、ユーザバッファ42(図3を参照のこと)の条件(空、満杯、ほぼ空、ほぼ満杯、半分空きなど)、および更新されたQoS要求などの特定のシステムパラメータがトリガとなり、MC無線ネットワーク10のRMF16が、特定のユーザのMS40を別のキャリアに移動させることによるキャリア30の割り当ての変更、および/または特定のMS40が使用するキャリア(単数または複数)の追加または削減を実行することもできる。
限定的な意味を持たない実施形態において、アクティブ状態のMS40は要求されるQoSに応じて、データの受信時に1本のキャリア30か、または複数のキャリア30を使用するように設定することができる。一般的に、QoS要求が高い(高い処理能力、少ない遅延などが要求される)と、複数のキャリア30がMS40に割り当てられる結果となる。RMF16によるモニタが可能なQoS要求には、帯域幅、遅延、損失率が含まれるが、これらに限定されず、さまざまである。例えば、CS音声電話は1本のキャリアで実行し、ビデオストリーミングサービスは2本または3本のキャリアで実行するということも可能である。
MC無線ネットワークのプロトコルスタック10の少なくとも一部分が、特定のシステムパラメータをモニタする。限定的な意味を持たない例として、プロトコルスタック10、具体的にはRMF16が、各キャリア30の負荷条件および無線条件、各種MS40に関連するバッファ42のレベルまたは状態、およびQoS要求の更新および修正の発生をモニタしている。例えば、キャリア30の各キャリア間で不均衡な負荷条件が生じた場合、および/またはキャリア30の特定のキャリアで無線条件が悪化した場合、それがトリガとなって、RMF16はMS40のうちMC対応のものを別のキャリア(単数または複数)30に再割り当てする。例えば、MS40のネットワークバッファ42が上限値/下限値の範囲外になった場合、またはQoSパラメータが更新された場合に、それがトリガとなって、RMF16がキャリア30の1つにおいて(予備の)チャネル(単数または複数)を追加または削除し、さらに必要に応じてそれとは別のキャリア(単数または複数)30において無線チャネル(単数または複数)を追加または削除することが起こりえる。
上述の同一出願人による米国特許出願において、RMF16はMC無線システムの特定のパラメータをモニタする。パケット交換セッションの場合、RMF16がキャリアを再割り当てする必要性および/またはキャリアの割り当てを変更する必要性を検出すると、RMF16はキャリア変更指示をFPDCCHを通して現在の(ソース)キャリアのFPDChCF27に送信する。回線交換セッションの場合は、RMF16はキャリア変更指示を上層シグナリングブロック18の一部である第3層(L3)に送信し、f−dsch(送信専用シグナリングチャネル(forward dedicated signaling channel))を通じて、または基本f−dtch(送信専用トラフィックチャネル(forward dedicated traffic channel)で多重化して、L3のメッセージをMSに直接送信し、他のキャリア(単数または複数)30に移動するように、および/またはキャリア(単数または複数)30を追加または削除するよう信号を送る。RMF16からFPDChCF27へ送信されるメッセージに含まれるパラメータは、FPDChCF27により解釈され、MS40に送信される。RMF16からL3へ送信されるメッセージに含まれるパラメータは、上層シグナリング18の一部であるL3により解釈され、MS40に送信される。
図1の実施形態に示すように各キャリア30がそれぞれ別のFPDChCF27を有する場合、RMF16は、さらに移動先の(対象の)キャリア(単数または複数)30のFPDChCFに(第2の)メッセージを送信し、対象のFPDChCF27に対して対象のキャリアに適切な無線リソースを準備するよう指示する。一方、複数のキャリア30が単一のFPDChCF27により制御されている場合は、そのFPDChCF27により対象のキャリア(単数または複数)30に適切な無線リソースが準備され、その後のメッセージの使用を必要としないこともある。
上述の同一出願人による米国特許出願では、柔軟性のあるマルチキャリアシステム導入の実施形態について、具体的な例が2つ説明されている。第1の実施形態では、図1に示したとおり、cdma2000のMAC層12内のキャリアセレクタ機能14を基礎とし、第2の実施形態では、図2に示し以下でさらに論じるとおり、物理層28内へのキャリアセレクタ機能14の設置を基礎としている。
すでに少なくとも部分的には論じたが、第1の実施形態では、RMF16はMAC層12内に位置し、キャリアセレクタ機能14に隣接している。下(副)層(単数または複数)26、28は、例えば各キャリア30の負荷条件、各キャリア30の無線条件、各QoSカテゴリのユーザのMAC PDU(パケットデータユニット(Packet Data Unit))バッファ42の状態など、キャリアに関する情報を継続的にRMF16へ送信する。さらに、上層18が変更または更新されたQoS情報をRMF16に送信することもできる(層22および層24はペイロードを含むのであって、シグナリングそのものは含まない)。この情報の受信がトリガとなり、RMF16が特定のMS40を別のキャリア(単数または複数)に移動すること、および/または1つまたは複数のキャリア30を追加または削除することができる。図1に示すとおり、RMF16がMS40に別のキャリアを使用するよう、および/または1つまたは複数のキャリア30を追加または削除するよう指示するときには、CSセッションの場合は上層(L3)シグナリングエンティティを通して、PSセッションの場合はFPDChCF27を通して信号を送る。上述のとおり、上層シグナリングエンティティがf−dschをとおして、または基本f−dtchにおいて多重化してMS40に指示を送信する一方、FPDChCF27はF−PDCCHを通してMS40に指示を送信する。
また、RMF16は、上層シグナリングエンティティおよび/または対象のFPDChCF27に通知して、MS40用にリソースを準備するよう、または開放するよう(対象の)キャリア(単数または複数)に指示することもできる。
図2を参照すると、上述の同一出願人による米国特許出願にて開示されている第2の実施形態では、MC無線層プロトコルスタック10'において、PHY層28内のRMF16は、同じくPHY層内に位置するキャリアセレクタ機能14に隣接している。図1の実施形態と同様に、下(副)層(単数または複数)28は、例えば各キャリア30における負荷条件、各キャリア30における無線条件、ユーザの無線フレームバッファ42'などのキャリアに関する情報を、継続的にRMF16へ送信する。なお、この実施形態におけるバッファは無線フレームバッファであり、スケジューリングがMAC12で実施されるため、QoSカテゴリは認識されない。さらに、上層18は、変更または更新されたQoS情報などをRMF16に送信することもできる。この情報の受信がトリガとなり、別のキャリア(単数または複数)への特定のMS40の移動、および/または1つまたは複数のキャリア30の追加または削除が、RMF16により実行されることもできる。図2に示すとおり、CSセッションの場合は上層(L3)シグナリングエンティティをとおして、PSセッションの場合はFPDChCF27(ここではシングルインスタンス)を通して、別のキャリアを使用するよう、および/またはキャリア30を1つまたは複数追加または削除するよう、RMF16からMS40に指示が送信される。前述のとおり、上層シグナリングエンティティがf−dschを通して、または基本f−dtchにおいて多重化してMS40に指示を送信する一方、FPDChCF27はF−PDCCHを通してMS40に指示を送信する。また、図1の実施形態と同様に、RMF16の指示を受けた上層シグナリングエンティティおよび/または対象のFPDChCF27から(対象の)キャリア(単数または複数)に対して、MS40にリソースを準備または開放するよう指示が出されることもある。限定的な意味を持たない現時点における好適な実施形態では、各キャリアごとにFPDChCF27が1つずつ用意される。
上述の同一出願人による米国特許出願で説明されている実施形態では、N本のサブキャリアを有するシステムにおいてM本のサブキャリアを通してのユーザデータの順方向リンク送信が可能となっている。ここでM≦Nである。一般性を制限するわけではないが、N=3の場合、そのネットワークは3x方式ネットワークまたは3x方式システムと称される。例えば、cdma2000 MCシステムでは、ユーザデータを1本、2本、または3本のサブキャリア30を通して伝達でき、3本すべてのサブキャリア30に均等に分散させる方式とは異なったものとなっている。使用するサブキャリア(単数または複数)およびその数を決定するエンティティは、キャリアセレクタ機能(CSF)14と呼ばれ、RMF16をその構成要素として含んでいる。
以上、本発明のページングに関する態様を実施するにあたり適切な環境を備えたMC無線ネットワーク10および10'の、限定的な意味を持たない実施形態を説明してきた。ここからは本発明の好適な実施形態についてさらに詳細に説明する。
本発明の実施形態では、アイドル状態のMS40を特定のキャリアに割り当てる技術を提供し、好適には、MS40が割り当てられた(そして留まった)キャリアを追跡する(明確な記録を維持する)ための技術も提供する。
以下でさらに詳しく説明するとおり、本発明の実施形態において、MS40は無線通信機40Aおよびコントローラ40Bを用いて、キャリアを通してオーダーメッセージを受信し、別のキャリアへ移動してページングメッセージ受信のために留まるよう指示を受けたり、同一または別のページング領域内の同一または別のキャリアへのアイドルハンドオフを実行するよう指示を受けたり、任意ではあるが、MC無線ネットワークのプロトコルスタック10、10'などのプロトコルスタックに対し、MS40がこれらを受信するページングメッセージの新しいキャリアの識別情報を通知する場合もある。
第一の実施形態では、例えばIMSI(国際移動端末識別番号(International Mobile Subscriber Identifier))のようなMS40の一意の識別子など、特定のパラメータに基づいてアイドル状態のMS40にキャリアが割り当てられる。IMSIが使用される場合は、このIMSIの特定部分が或るキャリアに割り当てられるか、関連付けられる。全MS40に対してIMSI(またはその他の一意または準一意の識別子)が無作為に割り振られていると仮定すると、すべてのMS40が実質的に均一な状態で利用可能な各キャリアに割り振られることになる。
さらに図4を参照すると、MS40が無線ネットワークを取得して必要な登録を済ませると(動作6A)、ネットワークは基地局(BS)29を介してMS40にキャリアを割り当て、必要に応じてページングチャネル(PCH:paging channel)などを通して、割り当てられたキャリアに留まるようMS40に指示を出している(動作6B)。この場合、MS40の識別子(IMSIなど)によりそのMS40が留まるキャリアが特定されるため、アイドル状態のMS40が位置するキャリアをネットワークが追跡する必要はない。
第2の実施形態では、ネットワークは、各キャリアの負荷条件に基づいて動的にキャリアを割り当て、アイドル状態のMS40が留まるキャリアを追跡する。MS40がネットワークを取得して必要な登録を済ませると、ネットワークはMS40にキャリアを割り当て、必要に応じてPCHなどを通して割り当てられたキャリアに留まるようMS40に指示を出す。ネットワークがMS40の留まるキャリアを追跡することで、割り当てられているキャリアとページング領域の識別子とが明らかになる。アイドル状態のMS40を別のキャリアに再割り当てする必要がある場合は、ネットワークはMS40に別のキャリアに移動するよう指示を出す。上記のRMF16をこの実施形態に取り入れ、負荷基準および/またはその他の基準に基づいてキャリアを選択させることが可能である。
なお、QoSパラメータ(単数または複数)は一般的にアクティブ状態のMSと関連しており、アイドル状態のMSとは関連していないため、RMF16がQoS入力(単数または複数)を検知しないこともある。
どちらの場合においても、確認メッセージがMS40から返送される場合があり(動作6C)、このメッセージにはMSの識別子を含むこともできる。
第3の実施形態は第2の実施形態に類似しているが、アイドル状態のMS40が現在留まっているキャリアをネットワークが追跡しないという点で異なる。代わりに、ネットワークは利用可能なキャリア30すべてにおいてMS40をページングする。
ここでさらに図5も参照すると、アイドル状態のMS40がアイドルハンドオフを実行すると(動作7A)、ネットワークはMS40の留まるキャリアを知らせるよう要求する(対象のBS29において)。上述のページングに関わる第一の実施形態では、MS40の一意の識別子など、少なくとも1つの特定のパラメータに基づいてキャリアが割り当てられるため、MS40は現在割り当てられているキャリアと同一のキャリアにしかハンドオフできないように制限される。この場合、アイドルハンドオフ処理は、現在使用されている従来型のアイドルハンドオフ処理と類似のものとなり得る。
第2の実施形態では、アイドルハンドオフにおいて少なくとも2つの選択肢がある。第1の選択肢では、MS40は同一のページング領域内の同一キャリアにハンドオフするよう制限される。この場合、この処理は現在使用されている従来型のアイドルハンドオフ処理と類似のものとなり得る。一方、1つのページング領域内におけるあるキャリアの負荷条件の変化がトリガとなり、ネットワークが現在割り当てられているキャリア上にある特定のMS40または複数のMS40をページングし、別の(より負荷の低い)キャリアに移動するよう指示を出すこともでき(動作7C)、さらにその指示に対しMS40が確認メッセージで応答することもできる(動作7D)。第2の選択肢では、アイドル状態のMS40は、優先CDMAチャネルリスト、または最も強い信号/パイロット信号強度を基準にしてどのキャリアにでも留まることができる。アイドル状態のMS40がキャリアを変更すると、MS40はアクセスチャネルを使用して、アイドルハンドオフの発生、ならびに取得したキャリアの識別情報(動作7Bのように、キャリアが変更されたかどうか)を通知する。ネットワークは、MS40が留まることになったキャリアの識別情報を記録し、キャリアの負荷および/または他のパラメータによって必要であれば、別のキャリアへ移動するようMS40に指示を出すことができる(動作7C)。この第2の実施形態では、MS40が対象のセルでキャリアを変更するときおよび/またはネットワークがMS40に対象のセルでキャリアを変更するよう指示したときに、MS40がウェイクアップ状態(wake up)であることが好ましい。
第3の実施形態では、アイドル状態のMS40はアイドルハンドオフの実行時にキャリアを変更できる。この実施形態では、ネットワークはすべてのキャリアにおいてMS40をページングすることになっているため、アイドル状態のMS40が留まるキャリアがネットワークにより記録されることはない。そのため、アイドル状態のMS40が対象のセルでキャリアを変更しても、MS40がネットワークに通知する必要はない。
好適な実施形態では、MS40の電源が入り、あるキャリアに留まって登録処理を完了すると、MS40はそのキャリアが伝送するページングチャネルからの信号を待つことを開始する。ネットワークは、MS40の識別子またはページング領域内の各キャリアの負荷条件など、少なくとも1つのパラメータを評価した後、ページングチャネルを介してオーダーメッセージを送信し、MS40に異なるキャリアへ移動するよう要求すればよい。第1および第2の実施形態では、ネットワークがアイドル状態の各MS40について、キャリア(および関連のページング領域)を追跡する。第3の実施形態では、ネットワークはページング領域内のすべてのキャリアでMS40をページングするため、記録するのはページング領域のみで良い。
キャリアがキャリアの負荷条件全体または一部に基づいて割り当てられる場合、負荷条件の変化がトリガとなって、ネットワークがページングチャネルを介してアイドル状態のMS40(単数または複数)にオーダーメッセージを送信し、キャリアを変更することもできる(動作6Bおよび7C)。MS40の識別子に基づいてキャリアが割り当てられている場合は、MS40が適切なキャリアを取得した後に、ネットワークからMS40に対するキャリア変更の指示が出されないことが好ましい。
動作6Bおよび/または7Cにおいてキャリア変更のためにMS40へ送信されるオーダーメッセージには、例えばCDMAチャネル番号など、移動先の(対象の)キャリアに関する明確な情報が必ず含まれる。
アイドルハンドオフの場合(図5)、MS40は対象のセル内の同一キャリアまたは任意のキャリアにハンドオフするよう制限を受ける。アイドルハンドオフ時にMS40が同一のキャリアにハンドオフするよう制限されている場合、その処理は従来型の処理と類似したものとなる。MS40が対象のセル内で別のキャリアを取得した場合には、MS40の新たに関連したキャリアをネットワークが記録できるよう、MS40がアクセスチャネル(ACH:access channel)を介して確認メッセージを送信し(動作7B)、ネットワーク40に新しいキャリアの識別情報を通知する場合と、確認メッセージがネットワークに送信されず、後にネットワークがすべてのキャリアにおいてMS40をページングする場合とがある。
本発明の好適な実施形態では、限定的な意味を持たない例として、例えばMS40の識別子または利用可能なキャリア(単数または複数)の負荷条件など、少なくとも1つのパラメータに基づいてアイドル状態のMS40にキャリアを割り当てることが可能である。これを実現するには、MS40に別のキャリアへ移動するよう指示するためにBS29からMS40へ送信されるオーダーメッセージを新たに規定することが望ましいかもしれない。MS40が優先CDMAチャネルに基づいて対象のセルでキャリアを取得する場合は、アイドルハンドオフの完了時にMS40からBS29へ送信される確認メッセージを新たに規定することが望ましいかもしれない。
前述の説明は、本発明の実施に最良であると現時点において発明者が考える方法および装置について、十分に情報を提供するための具体例であり、限定的な意味はない。また、当業であれば、添付の図および請求項と併せて前述の説明を読むことで、さまざまな変更および適応が可能であることがすぐにわかるであろう。例示以外の、類似または等価な他のメッセージング形式、および/または上層および/または下層シグナリング構造の使用を、当業者が試行することも可能である。さらに、上記において言及したとおり、先に参照した同一出願人による米国特許出願で説明されている柔軟性のあるMCシステムの使用形態は、本発明の好適な実施形態を実践するうえで要求されるものでも、制限を加えるものでもない。
したがって、ここで言及した様な本発明の教示に対する変更、および類似の変更は、すべて本発明の範囲内に入る。
さらに、本発明の特徴の一部を他の特徴を省いて使用し、役立てることも可能であろう。以上述べたとおり、前述の説明は本発明を制限するものではなく、その原理を説明するだけのものとして見なされる必要がある。
Claims (45)
- マルチキャリア(MC)無線ネットワークにおいてアイドル状態の移動局にキャリアを割り当てる方法であり、
前記移動局が前記MC無線ネットワークに登録すると、前記アイドル状態の移動局に割り当てられるキャリアを、少なくとも1つの基準に基づき、利用可能なN本のキャリアから1本選択することと;
その後に、前記利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた1本のキャリアで、前記アイドル状態の移動局をページングすることと
を含む方法。 - 前記少なくとも1つの基準が前記移動局の識別情報を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの基準が前記利用可能なN本のキャリアそれぞれにおける負荷量を含む、請求項1に記載の方法。
- その後に、少なくとも1つの再割り当て基準に基づいて、前記アイドル状態の移動局に別のキャリアを割り当てることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの再割り当て基準が、前記利用可能なN本のキャリアそれぞれにおける負荷量を含む、請求項4に記載の方法。
- 前記割り当てられたキャリアのページングチャネルを介してページングが発生する、請求項1に記載の方法。
- 別のキャリアを再割り当てすることが、前記現在割り当てられているキャリアのページングチャネルを介して前記移動局をページングすることを含む、請求項4に記載の方法。
- 前記移動局から前記MC無線ネットワークへ確認メッセージを送信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記現在割り当てられているキャリアのアクセスチャネルを介して前記確認メッセージが送信される、請求項8に記載の方法。
- 前記利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた前記1本のキャリアから対象のセル内の同一キャリアへ、前記移動局のアイドルハンドオフを実行することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記利用可能なN本のキャリア中から割り当てられた前記1本のキャリアから、対象のセル内の別のキャリアへ、前記移動局のアイドルハンドオフを実行することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記移動局が前記MC無線ネットワークに前記別のキャリアの識別を通知することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
- 前記利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた前記1本のキャリアで前記アイドル状態の移動局を後にページングすることが、前記利用可能なN本のキャリアそれぞれで前記アイドル状態の移動局をページングすることを含む、請求項1に記載の方法。
- マルチキャリア(MC)無線ネットワークであって、
キャリアをアイドル状態の移動局に割り当てるためのキャリア割り当て機能であって、前記移動局が前記MC無線ネットワークに登録すると、前記アイドル状態の移動局に割り当てられるキャリアを、少なくとも1つの基準に基づき、利用可能なN本のキャリアの中から1本選択するキャリアセレクタを含むキャリア割り当て機能;および、その後に、前記利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた前記1本のキャリアで前記アイドル状態の移動局をページングするページング機能を含む、MC無線ネットワーク。 - 前記少なくとも1つの基準が前記移動局の識別情報を含む、請求項14に記載のMC無線ネットワーク。
- 前記少なくとも1つの基準が、前記利用可能なN本のキャリアそれぞれにおける負荷量を含む、請求項14に記載のMC無線ネットワーク。
- 前記キャリアセレクタが、その後に、少なくとも1つの再割り当て基準に基づいて、前記アイドル状態の移動局に別のキャリアを割り当てるよう動作する、請求項14に記載のMC無線ネットワーク。
- 前記少なくとも1つの再割り当て基準が、前記利用可能なN本のキャリアそれぞれにおける負荷量を含む、請求項17に記載のMC無線ネットワーク。
- 前記ページング機能が、前記割り当てられたキャリアの前記ページングチャネルを通して送信されるオーダーメッセージを使用する、請求項14に記載のMC無線ネットワーク。
- 前記ページング機能が、前記現在割り当てられているキャリアの前記ページングチャネルを通して送信されるオーダーメッセージを使用する、請求項17に記載のMC無線ネットワーク。
- 前記移動局が、前記MC無線ネットワークに確認メッセージを送信するためのコントローラを含む、請求項14に記載のMC無線ネットワーク。
- 前記確認メッセージが、前記現在割り当てられているキャリアのアクセスチャネルを介して送信される、請求項21に記載のMC無線ネットワーク。
- 前記移動局が、前記利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた前記1本のキャリアから対象のセル内の同一キャリアへ、前記移動局のアイドルハンドオフを実行するよう動作可能なコントローラおよび無線通信機を含む、請求項14に記載のMC無線ネットワーク。
- 前記コントローラが、前記割り当てられたキャリアを通して後から受信されたオーダーメッセージにより特定された、対象のセル内の別のキャリアへアイドルハンドオフを実行するようにさらに動作可能である、請求項23に記載のMC無線ネットワーク。
- 前記移動局が、前記利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた前記1本のキャリアから対象のセル内の別のキャリアへ、前記移動局のアイドルハンドオフを実行するよう動作可能なコントローラおよび無線通信機を含む、請求項14に記載のMC無線ネットワーク。
- 前記コントローラが、前記別のキャリアの識別を前記MC無線ネットワークに通知するようにさらに動作可能である、請求項25に記載のMC無線ネットワーク。
- 前記ページング機能が、その後に、前記利用可能なN本のキャリアそれぞれにおいて前記アイドル状態の移動局をページングする、請求項14に記載のMC無線ネットワーク。
- マルチキャリア(MC)無線ネットワークで動作し、無線通信機およびコントローラを含む移動局であって、アイドル状態のときに前記無線通信機を介して前記MC無線ネットワークから受信されるオーダーメッセージに前記コントローラが対応して、前記オーダーメッセージにより特定されたキャリアへ移動し、前記割り当てられたキャリアにおけるページングメッセージをモニタする移動局。
- 前記コントローラが、前記MC無線ネットワークに確認メッセージを送信するようさらに動作可能である、請求項28に記載の移動局。
- 前記コントローラが、前記割り当てられたキャリアを通して後から受信されたオーダーメッセージにより特定された対象のセル内の別のキャリア、または前記対象のセル内の同一キャリアへアイドルハンドオフを実行するようにさらに動作可能である、請求項28に記載の移動局。
- 実体のあるデータ記憶媒体に具現化されたコンピュータプログラムであって、その実行によりアイドル状態の移動局にキャリアを割り当てる動作をコントローラに実行させ、
前記移動局が前記MS無線ネットワークに登録すると、少なくとも1つの基準に基づき、前記アイドル状態の移動局に割り当てられるキャリアを、利用可能なN本のキャリアから1本選択すること;および
その後に、前記利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた前記1本のキャリアで前記アイドル状態の移動局をページングすること;
を含む、コンピュータプログラム。 - 前記少なくとも1つの基準が、前記移動局の識別情報および前記利用可能なN本のキャリアそれぞれにおける負荷量のうち少なくとも1つを含む、請求項31に記載の前記コンピュータプログラム。
- その後に、少なくとも1つの再割り当て基準に基づいて、前記アイドル状態の移動局に別のキャリアを割り当てることをさらに含む、請求項31に記載の前記コンピュータプログラム。
- 前記少なくとも1つの再割り当て基準が、前記利用可能なN本のキャリアそれぞれにおける負荷量を含む、請求項33に記載の前記コンピュータプログラム。
- 前記割り当てられたキャリアのページングチャネルを介してページングが発生する、請求項31に記載の前記コンピュータプログラム。
- 別のキャリアの再割り当てが、前記現在割り当てられているキャリアのページングチャネルを介して前記移動局をページングすることを含む、請求項33に記載の前記コンピュータプログラム。
- 前記移動局から前記MC無線ネットワークへ確認メッセージを送信することをさらに含む、請求項31に記載の前記コンピュータプログラム。
- 前記確認メッセージが前記現在割り当てられているキャリアのアクセスチャネルを介して送信される、請求項37に記載の前記コンピュータプログラム。
- 前記利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた前記1本のキャリアから対象のセル内の同一キャリアへ、前記移動局のアイドルハンドオフを実行することをさらに含む、請求項31に記載の前記コンピュータプログラム。
- 前記利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた前記1本のキャリアから対象のセル内の別のキャリアへ、前記移動局のアイドルハンドオフを実行することをさらに含む、請求項31に記載の前記コンピュータプログラム。
- 前記移動局が前記MC無線ネットワークに前記別のキャリアの識別を通知することをさらに含む、請求項40に記載の前記コンピュータプログラム。
- 前記利用可能なN本のキャリアの中から割り当てられた前記1本のキャリアで前記アイドル状態の移動局を後にページングするページングが、前記利用可能なN本のキャリアそれぞれで前記アイドル状態の移動局をページングすることを含む、請求項31に記載の前記コンピュータプログラム。
- 実体のあるデータ記憶媒体に具現化されたコンピュータプログラムであって、その実行により移動局のコントローラに以下の動作:
アイドル状態のときにマルチキャリア無線ネットワークから受信されたオーダーメッセージに対応し、前記オーダーメッセージにより特定されたキャリアへ移動すること;および
前記特定されたキャリアにおいてページングメッセージをモニタすること
を含む動作を実行させるコンピュータプログラム。 - 前記無線ネットワークへ確認メッセージを送信することをさらに含む、請求項43に記載の前記コンピュータプログラム。
- 前記特定されたキャリアを通して後から受信されたオーダーメッセージにより特定された対象のセル内の別のキャリア、または前記対象のセル内の同一キャリアへアイドルハンドオフを実行することをさらに含む、請求項43に記載の前記コンピュータプログラム。
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---|---|---|---|
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