JP2007134449A - 半導体装置のリード切断装置および半導体装置のリード切断方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部リード切断時の半田の再付着によるリード間の短絡不良を防止する。
【解決手段】リード切断装置5はパンチ12およびダイ10を有し、これらを外部リード3の厚さ方向に交差するように相対的に移動させて、外部リード3の先端を切断する。パンチ12およびダイ10の側面(切刃面)には、外部リード3の切断面の摺動方向とほぼ平行に研削加工が施され、これらの部分には、ダイヤモンド膜11b、11aがコーティングされている。このような構造とすることにより、外部リード3を切断する際に、半田が剥離することを抑制し、再付着することを防止することができる。
【選択図】図2
【解決手段】リード切断装置5はパンチ12およびダイ10を有し、これらを外部リード3の厚さ方向に交差するように相対的に移動させて、外部リード3の先端を切断する。パンチ12およびダイ10の側面(切刃面)には、外部リード3の切断面の摺動方向とほぼ平行に研削加工が施され、これらの部分には、ダイヤモンド膜11b、11aがコーティングされている。このような構造とすることにより、外部リード3を切断する際に、半田が剥離することを抑制し、再付着することを防止することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は半導体装置のリード切断装置、および半導体装置のリード切断方法に関し、特に、半導体装置のリード成形後の外部リード切断に用いられるリード切断装置、およびリード切断方法に関するものである。
樹脂封止型の半導体装置の製造工程では、通常、半導体チップが樹脂封止された後に、リードが成形される。その後、外部リードの先端部が規定長に切断される。この工程には、例えば、パンチおよびダイを有する切断工具が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
上記従来のリード切断装置を用いて外部リードを切断する際、外部リード表面に形成された鉛半田、又は鉛フリー半田からなるめっき膜が切刃面に付着し、堆積する。このめっき膜がリードに再付着すると、外部リード間が短絡し、電気特性不良となり得る。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、半導体装置の外部リードを切断する際に、めっき膜が再付着して外部リード間が短絡することを抑制することを目的とする。
本発明に係る半導体装置のリード切断装置は、半導体装置の外部リードを挟持するパンチおよびダイを有し、前記パンチと前記ダイとを前記外部リードの厚さ方向で交差するように相対的に移動させて前記外部リードを切断する半導体装置の外部リード切断装置であって、前記外部リード切断後に前記外部リードの切断面と摺動する前記ダイの側面に、前記摺動する方向に沿って所定幅の溝が設けられ、前記溝の幅は、前記摺動の前記溝の幅方向の移動距離以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体装置のリード切断方法は、半導体装置の外部リードを挟持するパンチおよびダイを有し、前記外部リードの切断後に前記外部リードの切断面と摺動する前記ダイの側面に、前記摺動する方向に沿って所定幅の溝が設けられ、前記溝の幅は、前記摺動の前記溝の幅方向の移動距離以上である半導体装置の外部リード切断装置を用いて、半導体装置の外部リードを前記パンチおよび前記ダイにより挟持し、前記パンチと前記ダイとを前記外部リードの厚さ方向で交差するように相対的に移動させて前記外部リードを切断することを特徴とする。本発明のその他の特徴については、以下において詳細に説明する。
本発明によれば、半導体装置の外部リードを切断する際に、めっき膜が再付着して外部リード間が短絡することを抑制することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において同一または相当する部分には同一符号を付して、その説明を簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
本実施の形態に係る半導体装置のリード切断装置(以下、単に「リード切断装置」という)について説明する。まず、リード切断装置により外部リードが切断される半導体装置の形状について説明する。この半導体装置の側面図を図1に示す。半導体装置1の内部には半導体チップ(図示しない)が搭載され、封止樹脂2により覆われている。封止樹脂2の側面には、外部リード3が設けられている。外部リード3は、半導体チップと接続され、封止樹脂2の側面からリード先端部3aに向かって、ガルウィング型に成形されている。外部リード3の表面には、鉛半田、または鉛フリー半田(以下、単に「半田」という)からなるめっき膜4が形成されている。
本実施の形態に係る半導体装置のリード切断装置(以下、単に「リード切断装置」という)について説明する。まず、リード切断装置により外部リードが切断される半導体装置の形状について説明する。この半導体装置の側面図を図1に示す。半導体装置1の内部には半導体チップ(図示しない)が搭載され、封止樹脂2により覆われている。封止樹脂2の側面には、外部リード3が設けられている。外部リード3は、半導体チップと接続され、封止樹脂2の側面からリード先端部3aに向かって、ガルウィング型に成形されている。外部リード3の表面には、鉛半田、または鉛フリー半田(以下、単に「半田」という)からなるめっき膜4が形成されている。
図1に示した外部リード3を切断するためのリード切断装置の断面図を図2に示す。ここでは、半導体装置1の外部リード3の先端部が切断された直後の状態を示している。リード切断装置5の底部には、ダイプレート6が設けられている。その外周付近に、ダイプレート6を貫通するように、カス孔6aが設けられている。ダイプレート6の底面の中央部には、ネジ7が設けられ、その上にバネ8が取り付けられている。バネ8の上には、パッケージホルダー9が設けられている。パッケージホルダー9は、パッケージホルダー側面9aを有している。パッケージホルダー9の上面には凹部が設けられ、この凹部に半導体装置1が載置されている。半導体装置1は、パッケージホルダー9により位置調節されている。パッケージホルダー側面9aの外側には、ダイ10が設けられている。ダイ10は、ダイプレート6により位置調節され、保持されている。ダイ10はダイ側面10aを有し、その上端部には、切刃面が設けられている。ダイ10の外側は、ダイホルダー10cにより保持されている。
ダイ側面10aの上端部には、外部リード3が切断される際の切断面の摺動方向(ほぼ鉛直方向)に沿って、研削加工(表面粗さ0.1S以下、または表面の凹凸段差が0.1μm以下)が施されている。つまり、ダイ側面10aの切刃面には、外部リード3の切断面の摺動方向に沿って、研削加工が施されている。この部分を覆うように、ダイヤモンド膜11a(結晶粒径は1μm以下、膜厚1〜3μm)がコーティングされている。また、ダイ10を貫通するように、カス孔10bが設けられている。カス孔10bは、カス孔6aと接続されている。
パッケージホルダー9の上面の両端部上に、パンチ12が配設されている。パンチ12は、パンチ側面12aを有している。パンチ側面12aとダイ側面10aとの間には、切断クリアランス13が設けられている。外部リード3の先端を切断する前は、パンチ12およびダイ10により外部リード3が挟持されている。外部リード3を切断する際には、パンチ12とダイ10とを外部リードの厚さ方向で交差するように相対的に移動させる。
パンチ側面12aの下端部には、外部リード3が切断される際の切断面の摺動方向に沿ってほぼ平行に、研削加工(表面粗さ0.1S以下、または表面の凹凸段差が0.1μm以下)が施されている。この部分を覆うように、ダイヤモンド膜11b(結晶粒径は1μm以下、膜厚1〜3μm)がコーティングされている。パンチ12の底面と、パッケージホルダー9の上面の両端部との間に、リード先端部3aが挟まれている。外部リード3の先端部が切断された直後は、外部リード3の切断面がダイヤモンド膜11aと接触している。
半導体装置1の上面を覆うように、ストリッパーピース14が設けられている。これを貫通するように、嵌挿孔15が設けられている。ストリッパーピース14の上を覆うように、ストリッパープレート16が設けられている。これを貫通し、嵌挿孔15と接続するように、嵌挿孔17が設けられている。嵌挿孔15、17に沿って、パンチ12が緩挿されている。パンチ12はストリッパーピース14により位置調節され、保持されている。ストリッパーピース14はストリッパープレート16により位置調節され、保持されている。
上述したように、ダイ側面10a、パンチ側面12aには研削加工が施されている。この研削加工の方法について説明する。ここでは、ダイ側面10aに研削加工を行う方法について説明する。図2に示したダイ10の平面図を図3に示す。また、図3のA−A部の断面図を図4に示す。図3に示したダイ10は、ダイ10d〜10gごとにダイ側面10aが研削加工され、その後に組み合わされたものである。
上述したダイ10d〜10gのダイ側面10aの研削加工を施す例について説明する。ここでは、ダイ10eのダイ側面10aを研削加工する例を説明する。ダイ10eのダイ側面10aに研削加工を行う際の平面図を図5に示す。また、図5のB−B部の断面図を図6に示す。図6に示すように、円柱状の砥石18をその中心軸の周りに回転させながら、矢印Cの方向にシフトさせて研削を行う。このようにして、ダイ側面10aに研削加工が施される。このとき、研削加工される方向が、外部リード3の切断面の摺動方向とほぼ平行となるようにする。
上記研削加工後、ダイ10eの研削加工された部分の平面拡大図を図7に示す。ダイ10eのダイ側面10aには、隣接する山部19a-19b間に、幅がW0の溝20が形成されている。このような加工は、ダイ10を従来の一体式から分割式としたことにより可能となった。また、上記加工はダイ側面10aの加工について説明したが、パンチ側面12aの加工についても同様に行うことができる。
図7のD方向から見たダイ側面10aの拡大図を図8に示す。上記研削加工は、外部リード3の切断面の摺動方向とほぼ平行に施されているが、上記摺動方向と、溝20の方向との間には、僅かなずれが生じている。図8に示すように、外部リード3が切断された直後、外部リード3の切断面の任意の点は、摺動範囲21で、ダイ側面10aと摺動する。このとき、摺動範囲21の溝20の幅方向の移動距離をW1とすると、溝20の幅W0が、W1以上となるようにする。すなわち、
W1≦W0 (式1)
の関係を満たすようにする。このようにすることにより、外部リード3の切断直後に、外部リード3から半田が剥離し、図7に示したいずれかの山部に半田が付着した場合であっても、この半田が隣接する山部を乗り越えることを防ぐことができる。従って、剥離した半田が外部リード3の切断面に付着するのを抑制することができる。
W1≦W0 (式1)
の関係を満たすようにする。このようにすることにより、外部リード3の切断直後に、外部リード3から半田が剥離し、図7に示したいずれかの山部に半田が付着した場合であっても、この半田が隣接する山部を乗り越えることを防ぐことができる。従って、剥離した半田が外部リード3の切断面に付着するのを抑制することができる。
前述したように、摺動範囲21の方向と、溝20の方向との間には、僅かなずれが生じている。これらの方向のなす角度と、溝20の幅W0との関係について説明する。図9に示すように、摺動範囲21の方向と溝20の方向とのなす角度がθの場合について考える。摺動範囲21の長さをS、W1=W0のときのθをθ0とすると、
W1=S・sinθ (式2)
W0=S・sinθ0 (式3)
となる。(式1)〜(式3)より、θとθ0の関係は、sinθ≦sinθ0、つまり
θ≦θ0 (式4)
である。ここで、(式3)より
θ0=sin-1(W0/S) (式5)
であるから、(式4)、(式5)により、θは、
θ≦sin-1(W0/S) (式6)
の関係を満たせば良いことになる。
W1=S・sinθ (式2)
W0=S・sinθ0 (式3)
となる。(式1)〜(式3)より、θとθ0の関係は、sinθ≦sinθ0、つまり
θ≦θ0 (式4)
である。ここで、(式3)より
θ0=sin-1(W0/S) (式5)
であるから、(式4)、(式5)により、θは、
θ≦sin-1(W0/S) (式6)
の関係を満たせば良いことになる。
すなわち、(式6)より、摺動範囲21の方向と、研削により形成された溝20とのなす角度は、溝20の幅W0と、摺動範囲21の長さSとの関係で決まる。たとえば、W0=5μm、摺動範囲21の長さSが500μmのとき、上記角度は、(式6)により、0.57°以下とすれば良いことが分かる。
次に、図2に示したリード切断装置5を用いて、外部リード3を切断する工程について説明する。外部リード3が切断される前は、外部リード3は、ダイ側面10aの上端部よりも上方に位置している。外部リード3を切断する際には、パンチ12、ストリッパーピース14、ストリッパープレート16を下降させる。すると、ストリッパープレート16はダイホルダー10cと当接し、下降が停止する。次に、パンチ12を嵌挿孔15、17と当接させ、ほぼ鉛直方向に摺動させながら、底面を外部リード部3に接触させる。さらに、パンチ12を下降させると、外部リード3の先端部が、ダイ側面10aの上端部により切断される。このように、リード切断装置5は、パンチ12およびダイ10を外部リード3の厚さ方向で交差するように相対的に移動させて、外部リード3を切断することができる。
外部リード3の切断後の長さは、前述した切断クリアランス13により規定される。外部リード3の切断された部分3bは、カス孔10b、6aを経由して外部に排出される。さらに、パンチ12は下降端まで下降し、バネ8が圧縮される。その後、パッケージホルダー9は、圧縮されたバネ8の反力により上昇する。外部リード3の切断直後にパンチ12が下降する間と、上昇する間は、外部リード3の切断面はダイ側面10aの上端部と当接しながら、ほぼ鉛直方向に摺動する。このようにして、外部リード3の切断工程が完了する。
上記切断工程において、外部リード3の先端部が切断された後は、外部リード3の切断面がダイ側面10aの上端部と当接しながら、摺動する。この間、めっき膜4から半田が剥離しやすい状態となる。前述したように、ダイ側面10aの上端部、パンチ側面12aの下端部には、外部リード3の切断面の摺動方向に沿って、ほぼ平行に研削加工(表面粗さ0.1S以下、または表面の凹凸段差が0.1μm以下)が施されている。このため、外部リード3が切断される際に、外部リード3の切断面と、ダイ側面10aとの間の摺動抵抗を小さくすることができる。その結果、外部リード3の切断時に外部リード3の切断面から、めっき膜4の半田が剥離することを抑制できる。これにより、ダイ側面10a、パンチ側面12aに半田が再付着することを抑制できる。従って、外部リード間の電気特性不良を抑制できる。
前述したように、ダイ側面10aに形成された溝20は、摺動範囲21の溝20の幅方向の移動距離をW1とすると、溝20の幅W0が、W1以上となるようにした(図8参照)。このようにすることにより、外部リード3の切断直後に、外部リード3から半田が剥離し、図7に示したいずれかの山部に半田が付着した場合であっても、この半田が隣接する山部を乗り越えることを防ぐことができる。従って、剥離した半田が外部リード3の切断面に付着するのを抑制することができる。
また、前述したように、ダイ側面10aの上端部にはダイヤモンド膜11aがコーティングされ、パンチ側面12aの下端部には、ダイヤモンド膜11bがコーティングされている。これらのダイヤモンド膜は、半田との親和性が小さい。このため、上記切断工程において、めっき膜4の半田が剥離した場合であっても、外部リード3、ダイ側面10a、パンチ側面12aに半田が再付着することを抑制できる。従って、外部リード間が短絡することを抑制し、電気特性不良となることを、さらに効果的に抑制できる。
また、前述したように、ダイヤモンド膜11a、11bは、結晶粒径が1μm以下で、膜厚が1〜3μmの範囲となるようにした。このため、これらの膜が形成された部分の硬度Hvは100GPa以上となり、天然ダイヤモンドとほぼ同等の硬度を有する。これにより、パンチ12やダイ10の耐磨耗性が向上し、寿命を長くすることができる。従って、これらの部品費用を削減することができる。
実施の形態2.
本実施の形態に係るリード切断装置を図10に示す。本実施の形態では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。図10では、外部リード3が切断された直後の状態を示している。ダイ10が接触するパッケージホルダー9と、ダイヤモンド膜11aとの間に、所定幅を有するガイド孔22aが設けられている。上記構造とすることにより、リード切断工程において、ダイヤモンド膜11aは、パッケージホルダー側面9aと接触することがない。これにより、ダイヤモンド膜11aが剥がれるのを防止することができる。
本実施の形態に係るリード切断装置を図10に示す。本実施の形態では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。図10では、外部リード3が切断された直後の状態を示している。ダイ10が接触するパッケージホルダー9と、ダイヤモンド膜11aとの間に、所定幅を有するガイド孔22aが設けられている。上記構造とすることにより、リード切断工程において、ダイヤモンド膜11aは、パッケージホルダー側面9aと接触することがない。これにより、ダイヤモンド膜11aが剥がれるのを防止することができる。
また、パンチ12が接触するストリッパーピース14と、ダイヤモンド膜11bとの間に、所定幅を有するガイド孔22bが設けられている。上記構造とすることにより、リード切断工程において、ダイヤモンド膜11bが、ストリッパーピース14と接触することがない。これにより、ダイヤモンド膜11bが剥がれるのを防止することができる。その他の構成、リード切断方法については、実施の形態1と同様である。
本実施の形態に係るリード切断装置によれば、実施の形態1の効果に加えて、ダイヤモンド膜11a、11bの剥離を防止し、部品費用を削減することができる。
実施の形態3.
本実施の形態に係る半導体装置の外部リード切断装置の断面図を図11に示す。本実施の形態では、実施の形態2と異なる点を中心に説明する。図11は、リード切断装置の一部の拡大断面図である。この断面図は、外部リード3が切断された直後の状態を示している。図示しないが、外部リード3が切断される前は、外部リード3は、パンチ12の底面と、ダイ10の上面の端部との間で挟持されている。本実施の形態の外部リード切断装置では、図11に示すように、ダイ10の上面とダイ側面10aとの間に、90°未満の所定角度が設けられている。つまり、外部リード3の切断面の摺動方向と、ダイ側面10aとの間に、所定の逃がし角度23(θ2)が設けられている。例えば、ダイ10の上面とダイ側面10aとの角度が約85°の場合、逃がし角度23は、5°程度となる。その他の構成については、実施の形態2と同様である。
本実施の形態に係る半導体装置の外部リード切断装置の断面図を図11に示す。本実施の形態では、実施の形態2と異なる点を中心に説明する。図11は、リード切断装置の一部の拡大断面図である。この断面図は、外部リード3が切断された直後の状態を示している。図示しないが、外部リード3が切断される前は、外部リード3は、パンチ12の底面と、ダイ10の上面の端部との間で挟持されている。本実施の形態の外部リード切断装置では、図11に示すように、ダイ10の上面とダイ側面10aとの間に、90°未満の所定角度が設けられている。つまり、外部リード3の切断面の摺動方向と、ダイ側面10aとの間に、所定の逃がし角度23(θ2)が設けられている。例えば、ダイ10の上面とダイ側面10aとの角度が約85°の場合、逃がし角度23は、5°程度となる。その他の構成については、実施の形態2と同様である。
上記構造とすることにより、リード切断工程において、外部リード3が切断された後は、ダイ側面10aは、外部リード3の切断面から速やかに分離される。従って、上記逃がし角度23を設けない場合と比較して、外部リード3の切断面とダイ側面10aとの摺動長さを短くすることができる。これにより、半田がダイ側面10aに付着することを、実施の形態2よりも効果的に抑制することができる。
本実施の形態に係るリード切断装置によれば、実施の形態2の効果に加えて、外部リード3、ダイ側面10aへの半田の再付着をさらに効果的に抑制できる。従って、外部リード間の短絡を防止し、電気特性不良をさらに効果的に抑制できる。
1 半導体装置、3 外部リード、4 めっき膜、5 リード切断装置、6 ダイプレート、9 パッケージホルダー、10、10d〜10g ダイ、10a ダイ側面、11a、11b ダイヤモンド膜、12 パンチ、14 ストリッパーピース、18 砥石、20 溝、23 逃がし角度。
Claims (6)
- 半導体装置の外部リードを挟持するパンチおよびダイを有し、前記パンチと前記ダイとを前記外部リードの厚さ方向で交差するように相対的に移動させて前記外部リードを切断する半導体装置の外部リード切断装置であって、
前記外部リード切断後に前記外部リードの切断面と摺動する前記ダイの側面に、前記摺動する方向に沿って所定幅の溝が設けられ、前記溝の幅は、前記摺動の前記溝の幅方向の移動距離以上であることを特徴とする半導体装置の外部リード切断装置。 - 前記溝の段差は、0.1μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の外部リード切断装置。
- 前記ダイの側面に、結晶粒径が1μm以下、膜厚が1〜3μmのダイヤモンド膜が被覆されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の外部リード切断装置。
- 前記ダイの側面が接触する部材と、前記ダイヤモンド膜との間に、所定幅の隙間が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の外部リード切断装置。
- 前記ダイの前記外部リードを挟持する面と前記ダイの側面との間に、90°未満の所定角度を設けたことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の外部リード切断装置。
- 半導体装置の外部リードを挟持するパンチおよびダイを有し、前記外部リードの切断後に前記外部リードの切断面と摺動する前記ダイの側面に、前記摺動する方向に沿って所定幅の溝が設けられ、前記溝の幅は、前記摺動の前記溝の幅方向の移動距離以上である半導体装置の外部リード切断装置を用いて、
半導体装置の外部リードを前記パンチおよび前記ダイにより挟持し、前記パンチと前記ダイとを前記外部リードの厚さ方向で交差するように相対的に移動させて前記外部リードを切断することを特徴とする半導体装置の外部リード切断方法。
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